JP2008221818A - 電子黒板装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、機密事項に関する会議や、学習塾などでも利用可能な電子黒板装置を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明は、上記課題を解決するため、筆記面を全面印刷する通常のモードと、所定のマーカーの筆記部分のみ非印刷とする秘密印刷モードを設けることを特徴としている。
また、所定マーカーを他のマーカーと識別可能として、電子黒板装置へ筆記する利用者に対して、マーカーが特殊なものであることを容易に認識させることが可能であると共に、秘密印刷モードを選択しない場合は、通常の電子黒板装置と変わらず、どのようなマーカーの筆記であっても、印刷動作を行うことを特徴としている。
【選択図】図2
【解決手段】本発明は、上記課題を解決するため、筆記面を全面印刷する通常のモードと、所定のマーカーの筆記部分のみ非印刷とする秘密印刷モードを設けることを特徴としている。
また、所定マーカーを他のマーカーと識別可能として、電子黒板装置へ筆記する利用者に対して、マーカーが特殊なものであることを容易に認識させることが可能であると共に、秘密印刷モードを選択しない場合は、通常の電子黒板装置と変わらず、どのようなマーカーの筆記であっても、印刷動作を行うことを特徴としている。
【選択図】図2
Description
本発明は、会議などで用いられる電子黒板装置に関するものである。
電子黒板装置は、白色の書込みシートに、マーカーで文字や図形を記入すると共に、この記入した表面を光学センサーにて画像情報として読み取り、読み取った画像情報を縮小して紙に印刷し、或いは記録する機能を有することを特徴としている。
電子黒板装置は、本来的に利用者がマーカーによって筆記するものであり、会議において検討した課題や解決手段あるいは構想や日程、計画案などを筆記し、会議終了後、会議の参加者に筆記内容を議事録として配布するため、この筆記面を画像情報として読取り、印刷する機能を有している。
上記特許文献1は、筆記面を部分的に見えなくするように、筆記面をカラーフィルタで覆う技術が示されている。
これは、電子黒板装置を見るときだけ所定の部分を見える状態と見えない状態に切り替えるものであり、印刷時は筆記面をそのまま印刷するものである。
これは、電子黒板装置を見るときだけ所定の部分を見える状態と見えない状態に切り替えるものであり、印刷時は筆記面をそのまま印刷するものである。
しかしながら、例えば、学習塾などで、問題を電子黒板に筆記し、生徒に問題を考えさせ、その後教師によりその問題に対する解答を筆記することがある。
このようなとき、復習のために問題文だけ印刷して配布したい場合、回答箇所を消去してから印刷しなければならなかった。
このようなとき、復習のために問題文だけ印刷して配布したい場合、回答箇所を消去してから印刷しなければならなかった。
上記課題を解決するため、本発明は、筆記面を全面印刷する通常のモードと、所定のマーカーの筆記部分のみ非印刷とする秘密印刷モードを設けることを特徴としている。
また、所定マーカーを他のマーカーと識別可能として、電子黒板装置へ筆記する利用者に対して、マーカーが特殊なものであることを容易に認識させることが可能であると共に、秘密印刷モードを選択しない場合は、通常の電子黒板装置と変わらず、どのようなマーカーの筆記であっても、印刷動作を行うことを特徴としている。
本発明によれば、例えば、アイソレーションブース方式と言われるような、社内でも、特定の人のみに情報を開示可能とする機密管理方式を採用している場合、その特定の人用に全て印刷された書面を配布し、その他の人には秘密情報(所定マーカーによる記載部分)のみ除いて印刷した書面を配布することを可能とする。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
以下、図に沿って本発明の一実施例を説明する。
図1は本発明の一実施例を示す正面図である。
1は電子黒板本体、2は本体の表面においてマーカーによって書き込みを行う書込みシートであり、3はこの書込みシートの移動指示や、書込みシートの書込み面を走査し、筆記画像情報の読込みを行う指示、或いは読込んだデータを図示しないプリンタで印刷する指示などを行う操作パネル、4は黒色、緑色、或いは青色のマーカー、5は非印刷が可能な赤色のマーカーである。
尚、非印刷可能マーカー5は他のマーカーと容易に区別が可能となるように、その外面におおきなXマークが記されている。
図1は本発明の一実施例を示す正面図である。
1は電子黒板本体、2は本体の表面においてマーカーによって書き込みを行う書込みシートであり、3はこの書込みシートの移動指示や、書込みシートの書込み面を走査し、筆記画像情報の読込みを行う指示、或いは読込んだデータを図示しないプリンタで印刷する指示などを行う操作パネル、4は黒色、緑色、或いは青色のマーカー、5は非印刷が可能な赤色のマーカーである。
尚、非印刷可能マーカー5は他のマーカーと容易に区別が可能となるように、その外面におおきなXマークが記されている。
操作パネル3及びこの操作パネル3に接続された処理装置を図2に示す。
操作パネル3上部には表示部6が設けられており、ここには印刷枚数などが表示される。
また、通常の印刷ボタン7と秘密印刷ボタン8、及び筆記シート2を左右に移送するためのシート送りボタン9、及び印刷濃度選択ボタン10、白黒印刷とカラー印刷の切替を行うための切替ボタン11が設けられている。
操作パネル3上部には表示部6が設けられており、ここには印刷枚数などが表示される。
また、通常の印刷ボタン7と秘密印刷ボタン8、及び筆記シート2を左右に移送するためのシート送りボタン9、及び印刷濃度選択ボタン10、白黒印刷とカラー印刷の切替を行うための切替ボタン11が設けられている。
この操作部3には、処理装置12(以下CPUと記す。)が接続されており、このCPU12は、シート送り用モータ13、光源14、筆記面の画像を読取る撮像装置15、及び画像メモリ16に接続されている。尚、CPU12、撮像装置15、及び画像メモリ16によって、画像読取り装置17が構成される。
通常の印刷ボタン7を押した場合は、CPU12によって、シート送り用モータ13が駆動され、筆記シート2は移送される。
このシート2の移送と同時に本体の裏面に配置された光源14が駆動され、筆記面が縦長に部分的に照明される。
この照明された筆記シート面は、画像読取り装置17によって順次縦長のライン状に読取られ、この読取られた筆記面は連続的に画像メモリ16に記録される。
また、筆記シート2に筆記された画像を読込むのと同時に、図示しないプリンタに、画像メモリ16の画像情報は出力され、印刷動作が行われる。
このシート2の移送と同時に本体の裏面に配置された光源14が駆動され、筆記面が縦長に部分的に照明される。
この照明された筆記シート面は、画像読取り装置17によって順次縦長のライン状に読取られ、この読取られた筆記面は連続的に画像メモリ16に記録される。
また、筆記シート2に筆記された画像を読込むのと同時に、図示しないプリンタに、画像メモリ16の画像情報は出力され、印刷動作が行われる。
秘密印刷ボタン8を押した場合は、非印刷可能マーカー5で筆記した部分を除いて筆記面が読取られ、部分的に画像が消去された状態で印刷が行われる。
秘密印刷の動作を、図3に示したフローチャートを用いて説明する。
先の操作部3で秘密印刷ボタン8が押されると、先の通常の印刷モードと同様に、CPU12によって、シート送り用モータ13が駆動され、筆記シート2は移送されると同時に本体の裏面に配置された光源14が駆動され、筆記面が縦長に部分的に照明される。
また、操作部3の印刷濃度設定ボタン10が押されている場合は、通常より濃く印刷するように、画像の読取り濃度が設定される。
具体的には、通常よりも、読取り時の撮像装置のスレッシュホールド値が低く設定される。
先の操作部3で秘密印刷ボタン8が押されると、先の通常の印刷モードと同様に、CPU12によって、シート送り用モータ13が駆動され、筆記シート2は移送されると同時に本体の裏面に配置された光源14が駆動され、筆記面が縦長に部分的に照明される。
また、操作部3の印刷濃度設定ボタン10が押されている場合は、通常より濃く印刷するように、画像の読取り濃度が設定される。
具体的には、通常よりも、読取り時の撮像装置のスレッシュホールド値が低く設定される。
照明された筆記シート面は、画像読取り装置15によって順次縦長のライン状に読取られ、この読取られた筆記面は連続的に画像メモリ16に記録される。
このとき、読取った画素の青色、緑色の成分が所定値以下であり、かつ赤色の成分が所定値以上である場合は、その画素を画像メモリ16に記録せずに破棄し、これ以外の場合は、画像メモリ16に記録する。
画像メモリ16の記録量が所定値を超えたら、その画像情報を、図示しないプリンタに出力する。
筆記シート2の移送が1ページ分終了したら読込み動作を終了すると共に、光源14を消灯し、シート2の移送が停止される。
このとき、読取った画素の青色、緑色の成分が所定値以下であり、かつ赤色の成分が所定値以上である場合は、その画素を画像メモリ16に記録せずに破棄し、これ以外の場合は、画像メモリ16に記録する。
画像メモリ16の記録量が所定値を超えたら、その画像情報を、図示しないプリンタに出力する。
筆記シート2の移送が1ページ分終了したら読込み動作を終了すると共に、光源14を消灯し、シート2の移送が停止される。
読取り装置17によって、ライン毎に読取られた画像データは、画像メモリ16で、合成されて1枚の画像データに構成されると共に、プリンタによるプリント面も合成されて1枚の画像が構成される。
筆記面は、電子黒板装置本体の裏面に移送されるが、操作パネルの移送ボタンによって、再び、本体表面に移送できる。
通常の印刷ボタンを押した場合は、この筆記面は、非印刷マーカーの筆記部分を含む全てが印刷される。
通常の印刷ボタンを押した場合は、この筆記面は、非印刷マーカーの筆記部分を含む全てが印刷される。
本発明は上記一実施例に限定されるものではなく、例えば、非印刷マーカー5は青色、緑色であってもよい。
尚、非印刷マーカーを他の色の成分を踏まない青、緑、赤の三原色の中から色を選ぶことによって、その識別が容易となり、秘密印刷モードが確実に動作可能となる。
しかしながら、識別は若干困難となるが、紫やピンク色であってもよい。また、非印刷マーカーの外形を、他のマーカーより大きくするとか、全体を赤い色で覆うなど、他のマーカーと大きく異ならせてもよい。
尚、非印刷マーカーを他の色の成分を踏まない青、緑、赤の三原色の中から色を選ぶことによって、その識別が容易となり、秘密印刷モードが確実に動作可能となる。
しかしながら、識別は若干困難となるが、紫やピンク色であってもよい。また、非印刷マーカーの外形を、他のマーカーより大きくするとか、全体を赤い色で覆うなど、他のマーカーと大きく異ならせてもよい。
本発明は、印刷せずに秘密にしたい事柄でも、電子黒板装置上に筆記することが可能となり、電子黒板装置の用途が広がると共に、会議内容の機密管理が容易となる。
2:書込みシート
3:操作パネル
5:第2のマーカー(非印刷可能マーカー)
7:秘密印刷ボタン
17:読取り装置
3:操作パネル
5:第2のマーカー(非印刷可能マーカー)
7:秘密印刷ボタン
17:読取り装置
Claims (4)
- 筆記シートにマーカーによって筆記された画像を読取装置で読取る電子黒板装置において、前記読取り装置は所定の色の筆記を選択的に読取らない機能を有することを特徴とする電子黒板装置。
- 前記所定の色は青色、緑色、又は赤色であることを特徴とする請求項1項記載の電子黒板装置。
- 前記非読取り用のマーカーは、他のマーカーと区別した外形或いは模様を付していることを特徴とする請求項1項記載の電子黒板装置。
- 前記読み取り装置は、筆記画像の画素の色成分を分析し、非読み取り色の成分が所定値以上であり、その他の色成分が所定値以下である画素を読取らないように動作することを特徴とする請求項1項記載の電子黒板装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007099845A JP2008221818A (ja) | 2007-03-09 | 2007-03-09 | 電子黒板装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007099845A JP2008221818A (ja) | 2007-03-09 | 2007-03-09 | 電子黒板装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008221818A true JP2008221818A (ja) | 2008-09-25 |
Family
ID=39840962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007099845A Pending JP2008221818A (ja) | 2007-03-09 | 2007-03-09 | 電子黒板装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008221818A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015041228A (ja) * | 2013-08-21 | 2015-03-02 | シャープ株式会社 | データ処理装置、画像形成システム及びコンピュータプログラム |
-
2007
- 2007-03-09 JP JP2007099845A patent/JP2008221818A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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