JP2008221618A - 気泡サイズ判定装置、メンテナンス装置及び流体噴射装置 - Google Patents

気泡サイズ判定装置、メンテナンス装置及び流体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】流路内を流動する流体中に存在する気泡のサイズを検出できる気泡サイズ判定装置、メンテナンス装置及び流体噴射装置を提供する。
【解決手段】供給針23及び連通流路22内を記録ヘッド30のノズル開口34Aに向けて流動するインク中に存在する気泡Bが予め設定された気泡限界サイズ以上であるか否かを判定する気泡サイズ判定装置であって、供給針23内を流動するインク中に含まれる気泡を捕捉するフィルタ27と、連通流路22に連通するリザーバ32内の負圧を検出するための圧力センサ40と、該圧力センサ40からの信号に基づきリザーバ32内の負圧を検出する制御装置とを備え、該制御装置は、検出したリザーバ32内の負圧の絶対値が圧力閾値を超えた場合に、気泡Bのサイズが気泡限界サイズ以上であると判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、流路内を流動する流体中に存在する気泡のサイズを判定する気泡サイズ判定装置、流体噴射装置のメンテナンスを行なうメンテナンス装置、及び、該メンテナンス装置と気泡サイズ判定装置とを備える流体噴射装置に関する。
一般に、記録ヘッド(流体噴射ヘッド)のノズルの開口(以下、「ノズル開口」という。)からターゲットに対してインク(流体)を噴射する流体噴射装置として、インクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)が知られている。このようなプリンタには、インクを貯留するインクカートリッジ(流体貯留手段)が着脱可能に装着され、このインクカートリッジからインク供給路(流路)を介して供給されたインクが記録ヘッドのノズル開口から用紙(ターゲット)に噴射されることにより印刷が実行されるようになっている。また、印刷時における記録ヘッドのインクの噴射不良を低減するために、こうしたプリンタでは、記録ヘッドのノズル開口から増粘したインクや気泡などを強制的に排出させるクリーニングが実行されるようになっている。
すなわち、インク供給路内には、該インク供給路内を下流側(ノズル開口側)に流動するインクに含まれる気泡を捕捉するフィルタ(気泡捕捉手段)が設けられている。そして、インクカートリッジから供給されたインクは、フィルタのうち気泡によって塞がれていない部分(以下、「通過許容部分」という。)を通過することにより、記録ヘッドのノズル開口側に供給されるようになっている。そのため、フィルタによって捕捉されている気泡が大きくなり過ぎた場合には、フィルタの通過許容部分が狭くなってしまい、記録ヘッドのノズル開口側へインクカートリッジ側からインクを供給しにくくなることがあった。そこで、近時のプリンタでは、前回のクリーニングが終了してから所定時間が経過した場合、インク供給路内においてフィルタによって捕捉されている気泡のサイズが該インク供給路内におけるインクの流動の妨げとなり得るサイズである気泡限界サイズになったと判断し、クリーニング(いわゆるタイマークリーニング)が実行されるようになっていた(例えば特許文献1)。
特開2000−238295号公報
ところで、上記タイマークリーニングを実行するための所定時間は、プリンタの製造時に予め設定される時間であって、プリンタ毎の実際の使用環境や使用状況などが考慮された時間ではない。そのため、インク供給路内においてフィルタに捕捉されている気泡のサイズが上記気泡限界サイズに比して小さい場合であっても、前回のクリーニングが実行されてからの経過時間が所定時間を超えることによりタイマークリーニングが不必要に実行され、インクが無駄に消費されることがあった。
その一方で、インク供給路内においてフィルタに捕捉されている気泡のサイズが上記気泡限界サイズを超えた場合であっても、前回のクリーニングが実行されてからの経過時間が所定時間未満であるときにはタイマークリーニングが実行されないこともあった。このような場合、記録ヘッド内に十分なインクが供給されない結果、印刷不良が発生してしまうおそれがあった。したがって、特許文献1に記載のプリンタでは、インク供給路内の気泡のサイズを的確に検出できないため、適切なタイミングでクリーニングが実行されるとは限らないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、流路内を流動する流体中に存在する気泡のサイズを検出できる気泡サイズ判定装置、メンテナンス装置及び流体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の気泡サイズ判定装置は、上流側から下流側に向けて流体を流動させる流路内の流体中に存在する気泡のサイズが予め設定された気泡限界サイズ以上であるか否かを判定する気泡サイズ判定装置であって、前記流路内を流動する流体中に含まれる気泡を捕捉する気泡捕捉手段と、該気泡捕捉手段よりも下流側で前記流路内の圧力を検出する圧力検出手段と、該圧力検出手段によって検出された圧力の絶対値が前記流路内での流体の流動を妨げる値として予め設定された圧力閾値を超えた場合に、前記気泡のサイズが前記気泡限界サイズ以上であると判定する判定手段とを備えた。
この発明によれば、流路内における流体の流動方向において気泡捕捉手段よりも下流側の圧力(以下、「下流側圧力」ともいう。)は、気泡捕捉手段の流路抵抗と対応関係にある。すなわち、気泡捕捉手段によって捕捉されている気泡のサイズが大きくなるに連れて気泡捕捉手段のうち気泡によって塞がれていない部分(通過許容部分)が狭くなって単位流速当りの圧力損失が大きくなる結果、下流側圧力の絶対値(即ち、流路外の圧力を基準とした負圧)が大きくなる。そして、この下流側圧力の絶対値が圧力閾値を超えた場合に、気泡捕捉手段によって捕捉されている気泡のサイズが気泡限界サイズ以上になったと判定する。したがって、流路内を流動する流体中に存在する気泡のサイズを検出できる。
本発明の気泡サイズ判定装置において、前記流路の下流側が流体を噴射可能な流体噴射ヘッドのノズル開口に連通しており、前記流路における前記気泡捕捉手段と前記ノズル開口との間には、前記気泡捕捉手段を通過した流体が貯留される第1貯留部と、該第1貯留部の下流側において該第1貯留部と連通路を介して連通する第2貯留部とが形成され、該第2貯留部は前記ノズル開口と連通しており、前記圧力検出手段は、前記第1貯留部内の圧力を検出する。
一般に、流路における気泡捕捉手段よりも下流側では、気泡捕捉手段に遠いほうよりも近いほうが、気泡捕捉手段の流路抵抗の変化に基づく圧力の変化を検出しやすい。この点、本発明では、第2貯留部よりも流体の流動方向における上流側に位置する第1貯留部内の圧力が検出され、該圧力の絶対値が圧力閾値よりも大きいか否かが判定される。そのため、気泡捕捉手段によって捕捉されている気泡のサイズが気泡限界サイズ以上になったか否かを正確に判定することが可能になる。
本発明の気泡サイズ判定装置において、前記圧力閾値は、前記ノズル開口からの流体の噴射に伴い前記第1貯留部内の流体が前記連通路を介して前記第2貯留部内に流入不能となる場合の前記第2貯留部内の圧力の絶対値よりも小さくなるように設定されており、前記判定手段は、前記ノズル開口からの流体の非噴射時に前記圧力検出手段によって検出された圧力の絶対値が前記圧力閾値を超えたか否かを判定する。
この発明によれば、ノズル開口からの流体の噴射が行なわれた場合に、第1貯留部内の流体を第2貯留部内に連通路を介して供給できなくなる前に、気泡捕捉手段によって捕捉されている気泡のサイズが気泡限界サイズ以上になったと判定することが可能になる。
本発明のメンテナンス装置は、流体をノズル開口から噴射可能な流体噴射ヘッドを備える流体噴射装置に搭載され、前記流体噴射ヘッドの前記ノズル開口から流体を吸引して排出させるクリーニングを実行するクリーニング手段と、上記気泡サイズ判定装置の前記判定手段によって前記気泡のサイズが前記気泡限界サイズ以上であると判定された場合に、前記クリーニング手段によるクリーニングを許可する許可手段とを備えた。
この発明によれば、流路内において気泡のサイズが気泡限界サイズ未満である間は、クリーニング手段によるクリーニングが許可されない。そのため、不必要なタイミングでのクリーニングの実行が抑制される。
本発明の流体噴射装置は、流体を貯留する流体貯留手段と、流体をノズル開口から噴射する流体噴射ヘッドと、前記流体貯留手段内の流体が下流側となる前記流体噴射ヘッドのノズル開口に向けて流動する流路と、上記気泡サイズ判定装置と、上記メンテナンス装置とを備えた。
この発明によれば、適切なタイミングでクリーニングが実行されるため、流体噴射ヘッドによる流体の噴射時に噴射不良が発生することが良好に抑制される。
以下、本発明の気泡サイズ判定装置、メンテナンス装置及び流体噴射装置を具体化した一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。なお、以下における本明細書中の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は図1に矢印で示す前後方向(副走査方向)、左右方向(主走査方向)、上下方向をそれぞれ示すものとする。
図1に示すように、流体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ11は、略矩形箱状をなすフレーム12を備えている。フレーム12内の下部には、その長手方向である左右方向に沿ってプラテン13が設けられている。プラテン13上には、フレーム12の背面下部に設けられた紙送りモータ14の駆動に基づき、図示しない紙送り機構により用紙Pが後方側から給送されるようになっている。
また、フレーム12内におけるプラテン13の上方には、該プラテン13の長手方向に沿ってガイド軸15が架設されている。ガイド軸15には、キャリッジ16が、該ガイド軸15の軸線方向(左右方向)に沿って往復移動可能に支持されている。すなわち、キャリッジ16は左右方向に貫通形成された支持孔16aにガイド軸15が挿通されることにより、このガイド軸15の長手方向に沿って往復移動自在に支持されている。
また、フレーム12の後壁内面においてガイド軸15の両端部と対応する位置には、駆動プーリ17a及び従動プーリ17bが回転自在に支持されている。駆動プーリ17aにはキャリッジ16を往復移動させる際の駆動源となるキャリッジモータ18の出力軸が連結されると共に、これら一対のプーリ17a,17b間には、キャリッジ16に連結された無端状のタイミングベルト17が掛装されている。したがって、キャリッジ16は、ガイド軸15にガイドされながら、キャリッジモータ18の駆動力により無端状のタイミングベルト17を介して左右方向に移動可能となっている。
図2に示すように、キャリッジ16の底壁部の後端側には、第1凹部19が形成されており、流体としてのインクを貯留するインクカートリッジ(流体貯留手段)20がキャリッジ16に着脱可能な状態で搭載された場合には、インクカートリッジ20の供給部20aが第1凹部19内に収容されるようになっている。また、第1凹部19の底壁部には、該第1凹部19よりも径が小さい第2凹部21が形成されると共に、キャリッジ16の底壁部には、第2凹部21の底壁から下方に向けて延びる連通流路22が貫通形成されている。
また、キャリッジ16の底壁部の後端側には、先端が円錐状に形成された中空構造の供給針23が上方を指向するように設けられ、該供給針23の先端には、供給針23内と外部とを連通するための連通孔24が複数(図2では2つのみ図示)形成されている。また、供給針23の基端部(下端部)25は、末広がり状に形成されると共に、該基端部25から先端までの延設部26は、円筒形状をなすように形成されている。そして、供給針23は、その基端部25が第2凹部21内に嵌入されることにより、キャリッジ16の底壁部に固定されている。また、供給針23の基端部25内における下端には、多数の網目を有するフィルタ(気泡捕捉手段)27が供給針23内の空間を塞ぐように配設されている。
そして、キャリッジ16にインクカートリッジ20が搭載される場合には、該インクカートリッジ20の供給部20aを介して供給針23の先端がインクカートリッジ20内に進入するようになっている。そのため、インクカートリッジ20内のインクは、各連通孔24を介して供給針23内に流入し、フィルタ27を通過して連通流路22内に流入するようになっている。この際において、供給針23内をフィルタ27(下流)に向けて流動するインク内に気泡Bが含まれている場合、インクはフィルタ27を通過する一方で、気泡Bはフィルタ27によって捕捉される。そして、フィルタ27によって捕捉された気泡Bは、供給針23の基端部25の内側面28によって浮力に基づく上方への移動が規制され、供給針23の基端部25内に滞留するようになっている。
なお、フィルタ27によって捕捉されている気泡Bのサイズが比較的小さい場合、図3(a)に示すように、フィルタ27のうち気泡Bによって塞がれていない通過許容部分29(即ち、フィルタ27の周縁と気泡Bの周縁との間の部分であって、インクが通過可能な部分のことを示す。)は、十分に広く、フィルタ27の流路抵抗が比較的低い。そのため、インクがフィルタ27を通過する際の圧力損失が比較的少なく、供給針23側から連通流路22側へのインクの流動は、円滑に行なわれることになる。しかし、図3(b)に示すように、フィルタ27によって捕捉されている気泡Bのサイズ(図3(b)において実線で示した気泡)が図3(a)に示す気泡B(図3(b)において二点鎖線で示した気泡)よりも大きい場合、フィルタ27のうち気泡Bによって塞がれていない通過許容部分29は、図3(a)に示す通過許容部分29よりも狭くなり、フィルタ27の流路抵抗が高くなる。そのため、インクがフィルタ27を通過する際の圧力損失が多くなり、供給針23側から連通流路22側へのインクの円滑な流動が損なわれる。なお、本実施形態では、図3(b)に示す気泡Bのサイズのことを、「気泡限界サイズ」というものとする。
キャリッジ16の下面側には、図2に示すように、流体噴射ヘッドとしての記録ヘッド30が設けられており、該記録ヘッド30には、上方が開口した四角箱状をなすヘッド本体31が設けられている。このヘッド本体31内には、キャリッジ16の底壁部に形成された連通流路22に後側が連通する第1貯留部としてのリザーバ32と、複数(図2では1つのみ図示)の圧力室(第2貯留部)33とが区画形成されており、各圧力室33の底壁には、該各圧力室33内と外部とを連通するノズル34がそれぞれ形成されている。また、各圧力室33は、連通孔としての細孔35を介してリザーバ32の前側にそれぞれ連通している。
また、記録ヘッド30には、リザーバ32及び各圧力室33の上側の各開口を閉塞するための可撓性を有する壁部36が設けられており、該壁部36とキャリッジ16の下面との間には、空間37が形成されている。また、壁部36には、連通流路22内とリザーバ32内とを連通させるための貫通孔38が貫通形成されており、供給針23内及び連通流路22内を流動してきたインクは、貫通孔38を介してリザーバ32内に流入するようになっている。また、壁部36においてリザーバ32に対応する部位には、他の部位に比して肉薄となる肉薄部39が形成されており、該肉薄部39上には、圧力センサ40が配設されている。
この圧力センサ40は、図4(a)(b)に示すように、圧電材料からなる圧電体41を備え、該圧電体41の下面側には、板状をなす第1電極部材42が貼着されると共に、圧電体41の上面側には、板状をなす第2電極部材43が貼着されている。これら各電極部材42,43のうち何れか一方の電極部材は、グランド(アース)に電気的に接続されると共に、他方の電極部材は、後述する制御装置60(図6参照)に電気的に接続されている。そして、リザーバ32内の圧力が変化した場合(即ち、減圧された場合)、図4(b)に示すように、壁部36の肉薄部39が撓むことにより、圧力センサ40の圧電体41が歪むことになる。このように圧電体41が歪んだ場合には、その歪み量に応じた大きさの電流(即ち、電気信号)が圧力センサ40から制御装置60に出力されるようになっている。
また、壁部36上において各圧力室33に対応する各位置には、圧電素子44がそれぞれ設けられている。これら各圧電素子44が伸縮動作することにより該各圧電素子44に個別対応する圧力室33内のインクが、ノズル34に供給されて該ノズル34の開口(以下、「ノズル開口34A」という。)から噴射(吐出)されるようになっている。したがって、本実施形態では、供給針23、連通流路22、貫通孔38、リザーバ32、細孔35及び圧力室33により、インクカートリッジ20内のインクが記録ヘッド30のノズル開口34Aに向けて流動する流路が構成されている。なお、記録ヘッド30の下面のうち、ノズル開口34Aが形成された部分のことを「ノズル形成面30a」というものとする。
また、図1に示すように、フレーム12内の右端部、すなわち、用紙Pが至らない非印刷領域には、記録ヘッド30をメンテナンスする場合にキャリッジ16を位置させるためのホームポジションが設けられている。そして、このホームポジションの下方には、記録ヘッド30からの用紙Pに対するインク噴射が良好に維持されるように、各種のメンテナンス動作(例えば、クリーニング)を実行するメンテナンス装置45が設けられている。
次に、メンテナンス装置45について図5に基づき以下説明する。
図5に示すように、メンテナンス装置45は、記録ヘッド30のノズル形成面30aに各ノズル開口34Aを囲うようにして当接可能な上側が開口した有底四角箱状をなす合成樹脂製のキャップ46を備えている。キャップ46内には、該キャップ46の内底面全体を覆うように、可撓性を有する多孔質材料からなる四角板状のインク吸収材47が敷設されている。キャップ46の上面全体には、ゴム等の可撓性部材よりなる四角枠状のシール部材48が設けられている。
また、キャップ46には、該キャップ46を昇降させるための昇降装置49が連結されている。そして、キャリッジ16を非印刷領域のホームポジションに移動させた状態で、キャップ46を昇降装置49によって上昇させることで、キャップ46はシール部材48の上面が記録ヘッド30のノズル形成面30aに密着し、各ノズル開口34Aを囲んだ状態となって記録ヘッド30に当接するようになっている。なお、このようにキャップ46がノズル形成面30aにシール部材48を密着させるようにして記録ヘッド30に当接した状態のことを以下では「当接状態」ともいい、この当接状態では、インク吸収材47の上面は、ノズル形成面30aから僅かに離間するようになっている。
キャップ46の下面には、該キャップ46内からキャップ46外へインクを排出させる排出通路50aを内部に有する筒状の排出部50が下側に延びるように設けられている。排出部50には、可撓性材料よりなる排出チューブ51の一端部51a(上流側の端部)が接続されると共に、排出チューブ51の他端部51b(下流側の端部)は、タンク52(「廃インクタンク」ともいう。)内に挿入されている。したがって、キャップ46内とタンク52内とは、排出チューブ51を介して連通されている。そして、タンク52内に流入したインクは、タンク52内に収容されたインク吸収材53に吸収されるようになっている。
また、排出チューブ51の中間部には、キャップ46内に吸引力を及ぼす際に駆動する吸引ポンプ54(本実施形態ではチューブポンプ)が配設されている。そして、記録ヘッド30のノズル形成面30aにキャップ46のシール部材48が各ノズル34を囲うようにして密着した当接状態で吸引ポンプ54を駆動することで、各ノズル開口34A内から増粘したインクが気泡等と共に吸引され、キャップ46及び排出チューブ51を介してタンク52内に排出される、いわゆるクリーニングが行われるようになっている。したがって、本実施形態では、キャップ46、排出チューブ51及び吸引ポンプ54により、クリーニング手段が構成されている。
次に、上記インクジェット式プリンタ11の電気的構成について図6に基づき以下説明する。
図6に示すように、インクジェット式プリンタ11は、該プリンタ11全体を制御する制御装置60を備えている。この制御装置60の入力側インターフェースには、圧力センサ40、及びメンテナンス装置45によるクリーニング開始の契機を付与するために操作される操作部61などが電気的に接続されている。一方、制御装置60の出力側インターフェースには、紙送りモータ14、キャリッジモータ18、記録ヘッド30、昇降装置49及び吸引ポンプ54などが電気的に接続されている。そして、制御装置60は、圧力センサ40や操作部61からの入力信号などに応じて、紙送りモータ14、キャリッジモータ18、記録ヘッド30、昇降装置49及び吸引ポンプ54などの駆動を各別に制御するようになっている。
また、制御装置60内には、CPU62、ROM63、RAM64、タイマ65、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)66などが設けられている。ROM63には、インクジェット式プリンタ11を制御するための各種の制御プログラム(後述するクリーニング実行判定処理等)、及び各種閾値(後述する圧力閾値等)などが予め記憶されている。また、RAM64には、インクジェット式プリンタ11の駆動中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶されるようになっている。なお、タイマ65は、図示しないクロック回路からのクロック信号等に基づき計数処理を行うカウンタを用いたタイマである。
次に、本実施形態の制御装置60が実行する各処理ルーチンのうちクリーニングに関するクリーニング実行判定処理ルーチンについて図7に示すフローチャート及び図8に示すタイミングチャートに基づき以下説明する。
さて、制御装置60は、用紙Pに対する印刷を実行する際の前処理としてクリーニング実行判定処理ルーチンを実行する。そして、このクリーニング実行判定処理ルーチンにおいて、制御装置60は、クリーニングが実行された場合に「オン」にセットされるクリーニングフラグFLGが「オフ」であるか否かを判定する(ステップS10)。このクリーニングフラグFLGは、インクジェット式プリンタ11への電力供給が遮断された場合には、次回に電力供給が開始されたときに「オフ」にセットされるフラグである。ステップS10の判定結果が否定判定(FLG=「オン」)である場合、制御装置60は、電力供給が開始されてから既にクリーニングが実行されたものと判断し、クリーニング実行判定処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS10の判定結果が肯定判定(FLG=「オフ」)である場合、制御装置60は、圧力センサ40から入力した信号の大きさに基づきリザーバ32内の負圧NPを検出する(ステップS11)。したがって、本実施形態では、圧力センサ40及び制御装置60により、流路においてフィルタ27よりも下流側で流路(リザーバ32)内の圧力(負圧NP)を検出するための圧力検出手段が構成されている。なお、圧力センサ40からの信号に基づき検出される負圧NPは、上記空間37内の圧力を基準とした負圧である。
続いて、制御装置60は、ステップS11にて検出したリザーバ32内の負圧NPの絶対値が予め設定された圧力閾値KNP(例えば4.5KPa)を超えたか否かを判定する(ステップS12)。この点で、本実施形態では、制御装置60が、判定手段として機能する。
ここで、リザーバ32内の負圧NPの絶対値とフィルタ27によって捕捉されている気泡Bのサイズとの関係について説明する。フィルタ27によって捕捉されている気泡Bのサイズが大きくなると、フィルタ27のうち気泡Bに覆われる部分が広くなるため、通過許容部分29が狭くなっていく。すると、インクがフィルタ27を通過する際における圧力損失(即ち、単位流速当りの圧力損失)が大きくなり、インクがリザーバ32内に供給されにくくなる。すなわち、インクカートリッジ20からリザーバ32内への単位時間当りにおけるインクの供給量は、気泡Bのサイズが大きくなるに連れて次第に少なくなる。
また、用紙Pの印刷時のように各ノズル開口34Aからインクが噴射された場合、各ノズル開口34Aから噴射された分だけ圧力室33内におけるインクの貯留量が減少するため、該圧力室33内には、大気に対して負圧が発生することになる。すると、圧力室33内に発生した大気を基準とした負圧を解消するために、リザーバ32内のインクが細孔35を介して圧力室33内に流入することになる。その結果、圧力室33内の圧力は、インクの噴射前と同等になる。
しかしながら、図8に示すように、各ノズル開口34Aからインクが噴射されて圧力室33内に負圧が発生している場合に、リザーバ32内の負圧NPの絶対値が噴射不能圧力値NPng(例えば5KPa)以上になると、この状態の圧力室33内の圧力値(即ち、大気を基準とした負圧)とリザーバ32内の圧力値(即ち、空間37を基準とした負圧NP)との差が、この状態の圧力室33内の圧力値よりも小さくなる。そのため、圧力室33内には、リザーバ32からではなく、該圧力室33に連通するノズル34内のインクが流入(即ち、逆流)することになる。その結果、ノズル34内のメニスカスが破壊され、次回の印刷時においてインクの噴射不良が発生するおそれがある。そこで、本実施形態において、圧力閾値KNPは、リザーバ32側から圧力室33内へのインクの流動を妨げ得る値として、上記NPngよりも小さい値(具体的には、噴射不能圧力値NPngの90%程度の大きさ)に予め設定されている。
そして、ステップS12の判定結果が否定判定(NPの絶対値≦KNP)である場合、制御装置60は、クリーニングの実行を許可することなくクリーニング実行判定処理ルーチンを終了する。一方、ステップS12の判定結果が肯定判定(NPの絶対値>KNP)である場合、制御装置60は、気泡Bのサイズが気泡限界サイズ(図4(b)に示すサイズ)以上になったと判断し、クリーニングの実行を許可する。したがって、本実施形態では、気泡捕捉手段(フィルタ27)、圧力検出手段(圧力センサ40及び制御装置60)及び判定手段(制御装置60)により、気泡サイズ判定装置が構成される。また、本実施形態では、制御装置60が、メンテナンス装置45の許可手段としても機能する。そして、制御装置60は、クリーニングを実行させるべくメンテナンス装置45の駆動を制御する(ステップS13)。
続いて、制御装置60は、メンテナンス装置45によるクリーニングが終了したか否かを判定する(ステップS14)。この判定結果が否定判定である場合、制御装置60は、ステップS14の判定結果が肯定判定になるまで該ステップS14の判定処理を繰り返し実行する。一方、ステップS14の判定結果が肯定判定である場合、制御装置60は、クリーニングフラグFLGを「オン」にセットし(ステップS15)、その後、クリーニング実行判定処理ルーチンを終了する。
すなわち、図8に示すように、リザーバ32内の負圧NPが圧力閾値KNPを超えた場合、供給針23内においてフィルタ27に捕捉されている気泡Bのサイズが気泡限界サイズに近づいてきたと判断される。そして、このタイミングでクリーニングが実行されることにより、供給針23内の気泡Bは、フィルタ27を通過して各ノズル開口34Aからインクと共に強制的に排出される。その結果、フィルタ27における通過許容部分29がクリーニング前に比して広くなるため、リザーバ32内にはインクカートリッジ20側からインクが円滑に流入するようになる。すなわち、リザーバ32内の負圧NPの絶対値は、クリーニング実行前に比して十分に小さくなる。したがって、その後の印刷時にノズル開口34Aからインクが噴射された場合、圧力室33内には、リザーバ32から細孔35を介して確実にインクが供給され、インクの噴射不良が回避される。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)インク(流体)の流動方向においてフィルタ(気泡捕捉手段)27よりも下流側で検出された負圧NPは、フィルタ27をインクが通過する際の該フィルタ27の流路抵抗と対応関係にある。すなわち、フィルタ27によって捕捉されている気泡Bのサイズが大きくなる(即ち、通過許容部分29が狭くなる)に連れてフィルタ27を通過する単位時間当りのインクの量が少なくなる結果、インクがフィルタ27を通過する際の圧力損失が大きくなるため、検出される負圧NPの絶対値が大きくなる。そして、検出される負圧NPの絶対値が圧力閾値KNPを超えた場合に、フィルタ27によって捕捉されている気泡Bのサイズが気泡限界サイズ以上になったと判定する。したがって、流路内を流動するインク中に存在する気泡Bのサイズを検出できる。
(2)一般に、流路におけるフィルタ(気泡捕捉手段)27よりも下流側では、フィルタ27に遠いほうよりも近いほうが、フィルタ27を通過する単位時間当りのインク(流体)の量の変化に基づく負圧(圧力)NPの変化を検出しやすい。この点、本実施形態では、圧力室(第2貯留部)33よりもインクの流動方向における上流側に位置するリザーバ(第1貯留部)32内の負圧NPが検出され、該負圧NPの絶対値が圧力閾値KNPよりも大きいか否かが判定される。そのため、フィルタ27によって捕捉されている気泡Bのサイズが気泡限界サイズ以上になったか否かを正確に判定することができる。
(3)圧力閾値KNPは、噴射不能圧力値NPngの絶対値よりも小さい値に設定されている。そのため、ノズル開口34Aからのインク(流体)の噴射が行なわれた場合に、リザーバ(第1貯留室)32内のインクを圧力室(第2貯留部)33内に細孔(連通路)35を介して供給できなくなる前に、フィルタ27によって捕捉されている気泡Bのサイズが気泡限界サイズ以上になったと判定することができる。
(4)供給針(流路)23内においてフィルタ(気泡捕捉手段)27によって捕捉されている気泡Bのサイズが気泡限界サイズ未満である間は、メンテナンス装置45によるクリーニングが許可されない。そのため、不必要なタイミングでのクリーニングの実行を抑制できる。
(5)また、インクカートリッジ20内には、脱気されたインク(以下、「脱気インク」という。)が貯留されていることもある。しかしながら、脱気インクは、インクカートリッジ20がキャリッジ16上に装着されてからの経過時間に応じて、その脱気度が徐々に変化していく。そのため、インクカートリッジ20がキャリッジ16上に装着されてからの経過時間が長くなるほど、供給針23内に気泡Bが溜まりやすくなる、すなわち、気泡Bが大きくなりやすくなる。したがって、予め設定された所定周期毎にクリーニングを実行する、いわゆるタイマークリーニングでは、適切なタイミングでクリーニングを実行できなくなるおそれがある。そこで、本実施形態では、供給針23内においてフィルタ(気泡捕捉手段)27によって捕捉されている気泡Bのサイズが気泡限界サイズ以上になったときにクリーニングが実行されるようになっている。したがって、インクの脱気度の変化の点も考慮した最適なタイミングでクリーニングを実行することができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、クリーニング実行判定処理ルーチンを、電力供給が開始されてから最初に印刷を開始する際にのみ実行するようにしてもよい。
・上記実施形態において、リザーバ32内の負圧NPの絶対値が圧力閾値KNPを超えた場合には、図示しない報知手段(表示装置やスピーカ)にてクリーニングを促す旨の報知を行なうようにしてもよい。この場合、ユーザによって操作部61が操作されたことに起因してクリーニングが実行されたときに、報知手段による報知を終了させるようにすることが望ましい。このように構成しても、上記(1)(2)(3)(5)と同等の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、圧力センサ40を、フィルタ27よりも下流側であれば任意の位置に設けてもよい。例えば、図9に示すように、圧力センサ40を、連通流路22内の圧力(負圧)を検出可能な位置に設けてもよい。この場合、キャリッジ16には、連通流路22と連通する空間70と、該空間70と連通流路22とを区画する可撓性を有する区画板71とを設け、空間70内において区画板71に取着された状態で圧力センサ40を設けることが望ましい。このように構成した場合、上記実施形態に比して、フィルタ27により近い位置の負圧NPの検出が可能となるため、気泡Bのサイズの変化に起因してフィルタ27を通過する単位時間当たりのインクの流量を正確に検出することができると共に、気泡Bのサイズを正確に検出できる。
・上記実施形態において、圧力センサ40は、リザーバ32内の負圧NPを検出可能な構成であれば、任意の圧力センサ(例えば半導体素子を用いた圧力センサ)であってもよい。
・上記実施形態において、圧力閾値KNPを、噴射不能圧力値NPngよりも小さい値であれば任意の値(例えば噴射不能圧力値NPngの95%程度の大きさ)に設定してもよい。
・上記実施形態において、キャップ46は、その一部が記録ヘッド30に当接した状態で吸引ポンプ54が駆動した場合に、記録ヘッド30からインクが吸引されるような構成であればよい。例えば、キャップ46は、その上側部が記録ヘッド30の側面に当接可能な構成であってもよい。
・上記実施形態において、流体噴射装置を、用紙Pの搬送方向(前後方向)と交差する方向において記録ヘッド30が用紙Pの幅方向(左右方向)の長さに対応した全体形状をなす、いわゆるフルラインタイプのプリンタに具体化してもよい。
・上記実施形態において、流体噴射装置を、インクカートリッジ20をキャリッジ16とは別の位置に配置するいわゆるオフキャリタイプのインクジェット式プリンタに具体化してもよい。この場合、キャリッジ16に搭載された記録ヘッド30には、インクカートリッジ20から供給チューブ(流路)を介してインクが供給される。
・上記各実施形態では、流体噴射装置をインクジェット式プリンタ11に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体を含む)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは気体のみからなる流体及び粉粒体(粒体、粉体を含む)のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体などが含まれる。
本実施形態におけるインクジェット式プリンタの概略斜視図。 キャリッジ及び記録ヘッドの一部を示す概略断面図。 (a)(b)は供給針の概略断面図。 (a)(b)はリザーバ内の圧力が変化した様子を示す概略断面図。 メンテナンス装置の模式図。 電気的構成を示すブロック回路図。 クリーニング実行判定処理ルーチンを説明するフローチャート。 時間の経過に基づきリザーバ内の負圧の変化を説明するタイミングチャート。 別の実施形態におけるキャリッジの一部を示す概略断面図。
符号の説明
11…インクジェット式プリンタ(流体噴射装置)、20…インクカートリッジ(流体貯留手段)、22…連通流路(流路)、23…供給針(流路)、27…フィルタ(気泡サイズ判定装置、気泡捕捉手段)、30…記録ヘッド(流体噴射ヘッド)、32…リザーバ(流路、第1貯留部)、33…圧力室(流路、第2貯留部)、34A…ノズル開口、35…細孔(流路、連通路)、38…貫通孔(流路)、40…圧力センサ(気泡サイズ判定装置、圧力検出手段)、45…メンテナンス装置、46…キャップ(クリーニング手段)、51…排出チューブ(クリーニング手段)、54…吸引ポンプ(クリーニング手段)、60…制御装置(気泡サイズ判定装置、圧力検出手段、判定手段、許可手段)、B…気泡、KNP…圧力閾値、NP…負圧(流路内の圧力)。

Claims (5)

  1. 上流側から下流側に向けて流体を流動させる流路内の流体中に存在する気泡のサイズが予め設定された気泡限界サイズ以上であるか否かを判定する気泡サイズ判定装置であって、
    前記流路内を流動する流体中に含まれる気泡を捕捉する気泡捕捉手段と、
    該気泡捕捉手段よりも下流側で前記流路内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    該圧力検出手段によって検出された圧力の絶対値が前記流路内での流体の流動を妨げる値として予め設定された圧力閾値を超えた場合に、前記気泡のサイズが前記気泡限界サイズ以上であると判定する判定手段と
    を備えた気泡サイズ判定装置。
  2. 前記流路の下流側が流体を噴射可能な流体噴射ヘッドのノズル開口に連通しており、前記流路における前記気泡捕捉手段と前記ノズル開口との間には、前記気泡捕捉手段を通過した流体が貯留される第1貯留部と、該第1貯留部の下流側において該第1貯留部と連通路を介して連通する第2貯留部とが形成され、該第2貯留部は前記ノズル開口と連通しており、前記圧力検出手段は、前記第1貯留部内の圧力を検出する請求項1に記載の気泡サイズ判定装置。
  3. 前記圧力閾値は、前記ノズル開口からの流体の噴射に伴い前記第1貯留部内の流体が前記連通路を介して前記第2貯留部内に流入不能となる場合の前記第2貯留部内の圧力の絶対値よりも小さくなるように設定されており、
    前記判定手段は、前記ノズル開口からの流体の非噴射時に前記圧力検出手段によって検出された圧力の絶対値が前記圧力閾値を超えたか否かを判定する請求項2に記載の気泡サイズ判定装置。
  4. 流体をノズル開口から噴射可能な流体噴射ヘッドを備える流体噴射装置に搭載され、前記流体噴射ヘッドの前記ノズル開口から流体を吸引して排出させるクリーニングを実行するクリーニング手段と、
    請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の気泡サイズ判定装置の前記判定手段によって前記気泡のサイズが前記気泡限界サイズ以上であると判定された場合に、前記クリーニング手段によるクリーニングを許可する許可手段と
    を備えたメンテナンス装置。
  5. 流体を貯留する流体貯留手段と、
    流体をノズル開口から噴射する流体噴射ヘッドと、
    前記流体貯留手段内の流体が下流側となる前記流体噴射ヘッドのノズル開口に向けて流動する流路と、
    請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の気泡サイズ判定装置と、
    請求項4に記載のメンテナンス装置と
    を備えた流体噴射装置。
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