JP2008221586A - タイヤ加硫用モールド - Google Patents
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Abstract
【課題】セクターの背面に設けられたコンテナ取付け用ネジの位置に関わらず、セクターの最適な位置に適切なベントホールを形成することを可能にしたタイヤ加硫用モールドを提供する。
【解決手段】トレッド成形面2aにほぼ直交するようにして、セクター2のトレッド成形面2a側から背面2bに連通するように形成するベントホール6が、取付け用ネジ5の位置と重複する場合には、取付け用ネジ5の円筒外周面に、取付け用ネジ5の円筒軸方向に延びる連通孔6aを設け、タップ穴4の先端くぼみ部4aに一端を開口するベントホール6を、連通孔6aを通じてセクター2のトレッド成形面2aから背面2bに連通させて、ガスGを排出する。
【選択図】 図2
【解決手段】トレッド成形面2aにほぼ直交するようにして、セクター2のトレッド成形面2a側から背面2bに連通するように形成するベントホール6が、取付け用ネジ5の位置と重複する場合には、取付け用ネジ5の円筒外周面に、取付け用ネジ5の円筒軸方向に延びる連通孔6aを設け、タップ穴4の先端くぼみ部4aに一端を開口するベントホール6を、連通孔6aを通じてセクター2のトレッド成形面2aから背面2bに連通させて、ガスGを排出する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、タイヤ加硫用モールドに関し、さらに詳しくは、セクショナルタイプのタイヤ加硫用モールドを構成するセクターの背面に設けられたコンテナ取付け用ネジの位置に関わらず、セクターの最適な位置に適切なベントホールを形成することを可能にしたタイヤ加硫用モールドに関するものである。
セクショナルタイプのタイヤ加硫用モールドを構成するセクターは、通常、加工性に優れ軽量なアルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成され、コンテナに備わるバックセグメントに着脱可能に構成されている(例えば、特許文献1参照)。図1に例示するように、タイヤ加硫用モールド1のセクター2の背面2bには、バックセグメント7との着脱のため、コンテナ取付け用タップ穴4が形成され、このタップ穴4には、円筒状で円筒内周面および円筒外周面にネジ溝を有する鋼鉄製のコンテナ取付け用ネジ5(いわゆる親子ネジ)が固設されている。このコンテナ取付け用ネジ5の内周面ネジ溝5aにバックセグメント7側からボルト8を螺合し、また、この螺合したボルト8を取外すことにより、セクター2をバックセグメント7に対して着脱するようにして、材質の比較的柔らかいセクター2の損傷を防止し、耐用期間の長期化を図るようにしている。
このバックセグメント7側のボルト位置は、既に決まっていて、この位置に対応するコンテナ取付け用タップ穴4の位置、即ち、コンテナ取付け用ネジ5を固設する位置も必然的に決まっている。一方、セクター2のトレッド成形面2aから背面2bに貫通するベントホールは、トレッド成形面2aに対してほぼ直交するように形成することが好ましい。しかしながら、ベントホールを形成する位置が、コンテナ取付け用ネジ5を固設する位置と重複する場合には、図12に例示するように、本来、点線で示すようにベントホール6を形成すべきところを、セクター2のトレッド成形面2a側におけるベントホール6の開口位置はそのままにして、背面2b側における開口位置を移動させて、ベントホール6の形成角度を変更するようにしていた。それでも対処できない場合は、図13に例示するように、本来、点線で示したように形成すべきベントホール6を、トレッド成形面2a側における開口位置も移動させて、ベントホール6を形成する位置自体を変更するようにしていた。
図12に例示したように、ベントホール6の形成角度を変更して傾けるようにすると、ベント切れが発生し易くなるという問題があった。また、図13に例示したように、トレッド成形面2aの設定どおりの最適な位置にベントホール6を開口できずに、トレッド成形面2a上の他の位置に移動させると、加硫時のガス抜きが不十分になり、加硫したタイヤ表面にいわゆるライトという不具合が発生し易くなるという問題があった。
特開2002−59426号公報
本発明の目的は、セクターの背面に設けられたコンテナ取付け用ネジの位置に関わらず、セクターの最適な位置に適切なベントホールを形成することを可能にしたタイヤ加硫用モールドを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のタイヤ加硫用モールドは、トレッド成形面をタイヤ周方向に複数に分割して形成するセクターと、両側のサイドウォール成形面を形成するサイドプレートとを備え、前記セクターの背面に設けたコンテナ取付け用タップ穴に、円筒状で円筒内周面および円筒外周面にネジ溝を有するコンテナ取付け用ネジを固設したタイヤ加硫用モールドにおいて、ベントホールを、前記セクターのトレッド成形面から前記コンテナ取付け用ネジの円筒外周面に沿ってまたは前記コンテナ取付け用ネジを通じて、セクターの背面に連通するように形成したことを特徴とするものである。
ここで、前記コンテナ取付け用ネジの円筒外周面または該円筒外周面に隣接するセクターの面に連通孔を設けることにより、前記ベントホールをセクターのトレッド成形面から背面に連通させることもできる。また、前記コンテナ取付け用ネジの周壁面に円筒軸方向に貫通する連通孔を設けることにより、前記ベントホールをセクターのトレッド成形面から背面に連通させることもできる。
本発明のタイヤ加硫用モールドによれば、セクターの背面に設けたコンテナ取付け用タップ穴に、円筒状で円筒内周面および円筒外周面にネジ溝を有するコンテナ取付け用ネジを固設したタイヤ加硫用モールドにおいて、ベントホールを、セクターのトレッド成形面からコンテナ取付け用ネジの円筒外周面に沿ってまたはコンテナ取付け用ネジを通じて、セクターの背面に連通するように形成したので、ベントホールを形成しようとする位置が、コンテナ取付け用ネジの位置と重複する場合であっても、コンテナ取付け用ネジを回避するようにベントホールの形成角度を変更したり、ベントホールを形成する位置を変更する必要がなく、最適な位置で適切なベントホールを形成することが可能になる。
これにより、加硫工程におけるベント切れやライト等の不具合の発生を防止することができ、タイヤ品質の向上を図ることができる。
以下、本発明のタイヤ加硫用モールドを図に示した実施形態に基づいて説明する。図1に例示するように、加硫機に装着されたセクショナルタイプのタイヤ加硫用モールド1は、トレッド成形面2aをタイヤ周方向に複数に分割して形成するセクター2と、サイドウォール成形面3aを形成する環状の両側のサイドプレート3、3とから構成される。セクター2の背面2aにはコンテナに備わるバックセグメント7が固定されている。セクター2は、バックセグメント7ともにタイヤ円周放射方向に拡縮スライドし、収縮側にスライドした際に環状に締結され、両側のサイドプレート3、3とともに内周側にタイヤ成形面が形成される。
アルミニウムまたはアルミニウム合金製のセクター2の背面2bには、コンテナ取付け用タップ穴4(以下、タップ穴4という)が設けられ、このタップ穴4には、鋼鉄製のコンテナ取付け用ネジ5(以下、取付け用ネジ5という)が固設されている。この取付け用ネジ5は、円筒状で円筒内周面および円筒外周面にネジ溝を有する、いわゆる親子ネジである。
この取付け用ネジ5を利用して、ボルト8によるセクター2とバックセグメント7の着脱をするので、アルミニウム等の比較的柔らかい材質で形成されるセクター2が、バックセグメント7に繰り返し着脱されても損傷を受けにくくなり、長期間使用できるようになっている。
本発明では、図2および3に例示するように、トレッド成形面2aにほぼ直交するようにして、セクター2のトレッド成形面2a側から背面2bに連通するように形成するベントホール6が、取付け用ネジ5の位置と重複する場合には、取付け用ネジ5の外周面に、取付け用ネジ5の円筒軸方向に延びる連通孔6aを設けるようにする。この連通孔6aはタップ穴4の円錐状の先端くぼみ部4aを介して、この先端くぼみ部4aに一端を開口するベントホール6を、セクター2のトレッド成形面2aから背面2bに連通させる。この実施形態では、取付け用ネジ5に連通孔6aを設けるので、セクター2には加工をする必要がない。
或いは、図4および5に例示するように、取付け用ネジ5の円筒外周面に隣接するセクター2の面に、取付け用ネジ5の円筒軸方向に延びる連通孔6aを設けるようにする。この連通孔6aはタップ穴4の円錐状の先端くぼみ部4aを介して、この先端くぼみ部4aに一端を開口するベントホール6を、セクター2のトレッド成形面2aから背面2bに連通させる。この実施形態では、取付け用ネジ5に特別な加工をする必要がなくなる。
タップ穴4の先端がフラットで先端くぼみ部4aを有していない場合は、図6および7に例示するように、取付けネジ5の先端面上にまで連通孔6aを延長するようにして、連通孔6aを通じてベントホール6を、セクター2のトレッド成形面2aから背面2bに連通させる。
また、図8および9に例示するように、トレッド成形面2aにほぼ直交するようにして、セクター2のトレッド成形面2a側から背面2bに連通するように形成するベントホール6が、取付け用ネジ5の位置と重複する場合には、取付け用ネジ5の筒状の周壁面に、取付け用ネジ5の円筒軸方向に貫通する連通孔6aを設けることもできる。この連通孔6aはタップ穴4の円錐状の先端くぼみ部4aを介して、この先端くぼみ部4aに一端を開口するベントホール6を、セクター2のトレッド成形面2aから背面2bに連通させる。
タップ穴4の先端がフラットで先端くぼみ部4aを有していない場合は、図10および11に例示するように、取付けネジ5の先端面上にまで連通孔6aを延長するようにして、連通孔6aを通じてベントホール6を、セクター2のトレッド成形面2aから背面2bに連通させる。
このように、取付け用ネジ5の周壁面に連通孔6aを設ける構造にすると、セクター2には加工をする必要がなくなる。
以上のように本発明では、従来のように、取付け用ネジ5を回避するためにベントホール6の背面2b側における開口位置を移動させて、ベントホール6の形成角度を変更したり、ベントホールの背面2b側およびトレッド成形面2a側における開口位置を移動させて、ベントホール6を形成する位置を変更する必要がなく、取付け用ネジ5が固設されている位置に関わらず、セクター2の最適な位置で、トレッド成形面2aに略直交する適切なベントホール6を形成することができる。
このように、連通孔6aを設けることによりセクター2の最適な位置で適切な形状に形成されたベントホール6は、タイヤ加硫時のガスGをセクター2の外部に排出するとともに、ベント切れやライト等の不具合の発生を防止することができるので、品質の優れたタイヤを製造することに寄与する。
尚、取付け用ネジ5の円筒外周面や、この円筒外周面に隣接するセクター2の面または取付け用ネジ5の周壁面に設ける連通孔6aは、1つの取付け用ネジ5に対して例えば、1〜2箇所設ける。
1 タイヤ加硫用モールド
2 セクター
2a タイヤ成型面
2b 背面
3 サイドプレート
4 コンテナ取付け用タップ穴
4a 先端くぼみ部
5 コンテナ取付け用ネジ
5a 内周面ネジ溝
6 ベントホール
6a 連通孔
7 バックセグメント
8 ボルト
2 セクター
2a タイヤ成型面
2b 背面
3 サイドプレート
4 コンテナ取付け用タップ穴
4a 先端くぼみ部
5 コンテナ取付け用ネジ
5a 内周面ネジ溝
6 ベントホール
6a 連通孔
7 バックセグメント
8 ボルト
Claims (3)
- トレッド成形面をタイヤ周方向に複数に分割して形成するセクターと、両側のサイドウォール成形面を形成するサイドプレートとを備え、前記セクターの背面に設けたコンテナ取付け用タップ穴に、円筒状で円筒内周面および円筒外周面にネジ溝を有するコンテナ取付け用ネジを固設したタイヤ加硫用モールドにおいて、ベントホールを、前記セクターのトレッド成形面から前記コンテナ取付け用ネジの円筒外周面に沿ってまたは前記コンテナ取付け用ネジを通じて、セクターの背面に連通するように形成したタイヤ加硫用モールド。
- 前記コンテナ取付け用ネジの円筒外周面または該円筒外周面に隣接するセクターの面に連通孔を設けることにより、前記ベントホールをセクターのトレッド成形面から背面に連通させた請求項1に記載のタイヤ加硫用モールド。
- 前記コンテナ取付け用ネジの周壁面に円筒軸方向に貫通する連通孔を設けることにより、前記ベントホールをセクターのトレッド成形面から背面に連通させた請求項1に記載のタイヤ加硫用モールド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007062486A JP2008221586A (ja) | 2007-03-12 | 2007-03-12 | タイヤ加硫用モールド |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008026562A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Canon Inc | 撮像装置及び撮像ユニット |
JP2017065231A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 東洋ゴム工業株式会社 | タイヤ加硫用金型及びタイヤ製造方法 |
JP2017065233A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 東洋ゴム工業株式会社 | タイヤ加硫用金型及びタイヤ製造方法 |
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- 2007-03-12 JP JP2007062486A patent/JP2008221586A/ja active Pending
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