JP2008221373A - 打撃工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スイッチ操作部材を操作位置に固定して所定の加工作業を行うことが可能な打撃工具において、コストの低減を図るとともに、モータ通電駆動用の電気スイッチに関する配線の取り回しを容易にして組立性の向上に資する技術を提供する。
【解決手段】 本発明の打撃工具は、モータ111と、モータ通電駆動用の単一の電気スイッチ151と、第1のスイッチ操作部材153と、第2のスイッチ操作部材155と、工具ビットの駆動モードの切替えを行なうモード切替部材165を有する。モード切替部材165の第1の駆動モードに切り替えられた状態では、第1のスイッチ操作部材153が固定され、第2のスイッチ操作部材155による電気スイッチ151のオン・オフ動作が許容される。モード切替部材165が第2の駆動モードに切り替えられた状態では、第2のスイッチ操作部材155が固定され、第1のスイッチ操作部材153によつ電気スイッチ151のオン・オフ動作が許容される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、工具ビットに打撃動作を行わせることにより、被加工材(コンクリート)に対しハンマ作業を遂行することが可能な打撃工具に関する。
打撃工具、例えば電動ハンマドリルを用いて作業をする場合において、工具ビットが長軸方向に打撃動作するハンマモードでのハンマ作業は、作業者の負担を軽減する観点からトリガを電源スイッチが投入状態(オン状態)とされる操作位置に固定できることが好ましく、一方、工具ビットが打撃動作と長軸回りの回転動作とを行うハンマドリルモードでのドリル作業では、作業の性格上、トリガを操作位置に固定することなく作業者が自由に初期位置と操作位置間で任意に操作できることが好ましい。このような要請に応える機構を備えた電動ハンマドリルは、例えば特開2006−957号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1に記載の電動ハンマドリルにおいては、モータを通電駆動するために2個の電気スイッチを有する。そしてモード切替部材がハンマモードに切り替えられたときには、当該モード切替部材によってトリガが操作位置へと押し移動されて固定され、これにより一方の電気スイッチが投入状態に切り替えられる。この状態で、作業者がスイッチ操作部材を操作して他方のスイッチを投入状態に切り替えると、モータが通電駆動される。このときは、作業者はトリガを手指により引き操作位置に固定する(引き続ける)ことなく、モータを連続運転してハンマビットによるハンマ作業を行うことができる。一方、モード切替部材がハンマドリルモードに切り替えられたときには、モード切替部材によってスイッチ操作部材が他方のスイッチを投入状態とする位置へと強制的に操作されて固定される。この状態では作業者がトリガを初期位置と操作位置間で自由に操作し、モータを任意に駆動あるいは停止してハンマドリル作業を行うことができる。
上記したように、特許文献1に記載の電動ハンマドリルでは、トリガを引き操作位置に固定してハンマ作業を行う、いわゆるトリガロックオン機構につき、複数の電気スイッチを用いて実現している。そして複数の電気スイッチは、工具本体内部空間、あるいは作業者が握るハンドグリップの内部空間に収容配置され、モータの駆動・停止を制御するコントローラと配線で接続されるが、電気スイッチが複数であることから、接続のための配線が複雑である。また複数の電気スイッチを用いるため、コストが高いという点で問題があり、このような点でなお改良の余地がある。
特開2006−957号公報
本発明は、かかる点に鑑み、スイッチ操作部材を操作位置に固定して所定の加工作業を行うことが可能な打撃工具において、コストの低減を図るとともに、モータ通電駆動用の電気スイッチに関する配線の取り回しを容易にして組立性の向上に資する技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る打撃工具の好ましい形態は、工具ビットを駆動するモータと、単一の電気スイッチと、第1のスイッチ操作部材と、付勢部材と、第2のスイッチ操作部材と、モード切替部材と、を有する。単一の電気スイッチは、モータに電流を通電する投入状態と電流を通電しない非投入状態との間での切り替えが可能とされる。第1のスイッチ操作部材は、初期位置と当該初期位置から所定の距離を隔てた操作位置との間での手指による操作が可能とされる。付勢部材は、第1のスイッチ操作部材を初期位置に維持するべく当該第1のスイッチ操作部材に付勢力を作用する。なお「付勢部材」としては、典型的にはバネがこれに該当する。第2のスイッチ操作部材は、第1の操作位置と当該第1の操作位置から所定の距離を隔てた第2の操作位置との間で操作可能とされ、第1の操作位置および第2の操作位置に操作されたときは、それぞれの位置で反対側への操作をしない限り操作された当該位置に維持される。モード切替部材は、工具ビットに打撃動作のみによる加工作業を行わせる第1の駆動モードと、工具ビットに打撃動作と回転動作とによる加工作業、打撃動作のみによる加工作業、および回転動作のみによる加工作業のうちの少なくとも1つを行わせる第2の駆動モードとの間でモードの切替えを行なう。
モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられたときには、第1のスイッチ操作部材が操作位置に固定され、かつ第2のスイッチ操作部材の移動動作が許容された状態に置かれる。そしてこの状態では、第2のスイッチ操作部材による電気スイッチの投入状態と非投入状態間での切替操作が可能とされる。すなわち、手指による第2のスイッチ操作部材の第2の操作位置への移動操作により電気スイッチが投入状態に切り替えられ、第2のスイッチ操作部材の第1の操作位置への移動操作により電気スイッチが非投入状態に切り替えられる。一方、モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられた状態では、第2のスイッチ操作部材が第2の操作位置に固定され、かつ第1のスイッチ操作部材の移動動作が許容された状態に置かれる。そしてこの状態では、第1のスイッチ操作部材による電気スイッチの投入状態と非投入状態間での切替操作が可能とされる。すなわち、手指による第1のスイッチ操作部材の操作位置への操作により電気スイッチが投入状態に切り替えられ、第1のスイッチ操作部材の付勢部材の付勢力による初期位置への戻り動作により電気スイッチが非投入状態に切り替えられる。
本発明の好ましい形態によれば、モータに電流を通電する投入状態と電流を通電しない非投入状態との間で切り替えられる単一の電気スイッチを設け、そしてモード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられた状態では、第2のスイッチ操作部材の操作のみが許容される。第2のスイッチ操作部材は、反対側への操作をしない限り操作された当該操作位置に維持される構成である。このため、第1の駆動モードにおいては、作業者は電気スイッチを投入状態とする第2の操作位置に第2のスイッチ操作部材を操作してモータを通電駆動すれば、その後、当該第2のスイッチ操作部材を手指により第2の操作位置に固定する(保持し続ける)ことなく、工具ビットを駆動して所定の加工作業を連続的に行うことができる。
一方、第2の駆動モードに切り替えられた状態では、電気スイッチが、常時に操作位置側から初期位置側に付勢される方式、つまり初期位置に自動復帰する方式の第1のスイッチ操作部材によって切替操作される構成としている。このため、第2の駆動モードでは、作業者は第1のスイッチ操作部材を初期位置と操作位置との間で自由に操作し、工具ビットによる所定の加工作業を行うことができる。
上記のように、本発明によれば、工具ビットが第1の駆動モードで駆動される際に、自動復帰式の第1のスイッチ操作部材を、電気スイッチを投入状態とする位置に固定して当該投入状態を維持する機構(トリガロックオン機構)を単一の電気スイッチを用いて実現できる。このため、複数のスイッチを利用する形式の従来に比べて、電気スイッチとコントローラとを接続するための配線が容易になる。その結果として、モータ、工具ビットを駆動する駆動機構等の各種部品を工具本体内に組み付けて打撃工具を組み立てる際の組立性を向上することができる。
また本発明によれば、モード切替部材によって駆動モードの切り替えを行なった後、一つのスイッチ操作部材を操作するだけで工具ビットを駆動して所定の加工作業を行うことができるため、操作性が向上する。
本発明に係る打撃工具の更なる形態では、モード切替部材のモードの切替操作によって動作される操作形態切替部を有する。操作形態切替部は、第1および第2のスイッチ操作部材に関し、第1のスイッチ操作部材を操作位置へと移動して当該操作位置に固定し、かつ第2のスイッチ操作部材の第2の操作位置における固定を解除して手指による移動操作を許容する状態に切り替える第1の切替位置と、第2のスイッチ操作部材を第2の操作位置へと移動して当該第2の操作位置に固定し、かつ第1のスイッチ操作部材の操作位置における固定を解除して手指による移動操作を許容する状態に切り替える第2の切替位置との間で動作しこれによってスイッチ操作部材の操作形態の切り替えを行なう構成とされる。また電気スイッチを投入状態に切り替える第1の動作位置と、電気スイッチを非投入状態に切り替える第2の動作位置との間で移動可能とされた動作部材を有する。
そして動作部材は、モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられ、これによって操作形態切替部が第1の切替位置に動作された状態では、手指により操作される第2のスイッチ操作部材とのみ連動して第1の動作位置と第2の動作位置間で移動され、これにより電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行う。また動作部材は、モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられ、これによって操作形態切替部が第2の切替位置に動作された状態では、手指により操作される第1のスイッチ操作部材とのみ連動して第1の動作位置と第2の動作位置間で移動され、これにより電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行う構成とされる。
なお本発明における「動作部材による電気スイッチの投入状態あるいは非投入状態への切り替え」については、動作部材が直接に電気スイッチを切り替える態様あるいは中間部材を介して間接的に切り替える態様のいずれも包含する。また本発明における「のみ連動する」とは、典型的にはモード切替部材のモード切替動作に基づいて、動作部材が第1および第2のスイッチ操作部材のうちの一方のスイッチ操作部材に対しては接続され、他方のスイッチ操作部材に対しては接続が切り離される、あるいは動作部材の動作が当該他方のスイッチ操作部材に影響を及ぼさない(干渉しない)状態とされる態様がこれに該当する。また「連動」の態様としては、動作部材が第1のスイッチ操作部材あるいは第2のスイッチ操作部材に対して直接に接続される態様、あるいは中間部材を介して間接的に接続される態様のいずれも好適に包含する。
本発明によれば、第1の駆動モードでは、動作部材が第2のスイッチ操作部材とのみ連動して電気スイッチを投入状態あるいは非投入状態に切り替え、第2の駆動モードでは、動作部材が第1のスイッチ操作部材とのみ連動して電気スイッチを投入状態あるいは非投入状態に切り替えることができる構成としている。このような構成としたことにより、モード切替部材による駆動モードの切り替えに対応して、第1のスイッチ操作部材あるいは第2のスイッチ操作部材を用いての単一の電気スイッチの投入状態と非投入状態間での切り替えが実現される。
本発明に係る打撃工具の更なる形態では、第1のスイッチ操作部材は、工具ビット長軸方向と交差する方向の第1の軸線回りに回動自在とされ、当該第1の軸線回りに回動することで初期位置と操作位置間で移動可能とされる。第2のスイッチ操作部材は、第1の軸線と平行な第2の軸線回りに回動自在とされ、当該第2の軸線回りに回動動作することで第1の操作位置と第2の操作位置間で移動可能とされる。動作部材は、第1の軸線と平行な第3の軸線回りに回動可能に前記第2のスイッチ操作部材に取り付けられる。また棒状部材を有し、当該棒状部材は、第1のスイッチ操作部材と動作部材との間に延在され、延在方向一端が第1のスイッチ操作部材に相対回動自在に連結され、延在方向他端が動作部材に相対回動自在に連結される。
そして動作部材は、モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられ、これによって操作形態切替部が第1の切替位置に動作された状態では、手指により第2のスイッチ操作部材が第1の操作位置と第2の操作位置との間で回動操作される際、当該第2のスイッチ操作部材と共に移動することで電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行う。また動作部材は、モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられ、これによって操作形態切替部が第2の切替位置に動作された状態では、手指により第1のスイッチ操作部材が初期位置と操作位置間で操作される際、棒状部材を介して第1のスイッチ操作部材と連動して第3の軸線回りに回動動作することで電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行うように構成されている。
本発明によれば、動作部材を第2のスイッチ操作部材に回動自在に取り付けるともに、当該動作部材と第1のスイッチ操作部材とを棒状部材を介して相対回動自在に連結する構成としたものであり、このような構成を採用することにより、簡単な構成でありながら、モード切替部材による駆動モードの切り替えに対応して、第1のスイッチ操作部材あるいは第2のスイッチ操作部材を用いての単一の電気スイッチの投入状態と非投入状態間での切り替えが実現される。
本発明に係る打撃工具の更なる形態では、動作部材と常時に連係された状態において、第1のスイッチ操作部材に対しては非連係とされるとともに、第2のスイッチ操作部材に対しては連係される第1の連係状態と、第1のスイッチ操作部材に対しては連係されるとともに、第2のスイッチ操作部材に非連係とされる第2の連係状態との間で連係状態が切り替えられる連係部材を更に有する。なお「連係」とは、動作の伝達が可能な状態がこれに該当し、したがって「非連係」とは、動作の伝達が不可能な状態がこれに該当する。そして連係部材は、モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられたときには第1の連係状態に切り替えられ、モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられたときには第2の連係状態に切り替えられる。
そして動作部材は、モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられ、これによって操作形態切替部が第1の切替位置に動作されるとともに、連係部材が第1の連係状態に切り替えられた状態では、手指により第2のスイッチ操作部材が第1の操作位置と第2の操作位置間で移動操作される際、連係部材を介して第2のスイッチ操作部材と連動して第1の動作位置と第2の動作位置間で移動し、これにより電気スイッチの投入状態と非投入状態間での切り替えを行う。また動作部材は、モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられ、これによって操作形態切替部が第2の切替位置に動作されるとともに、連係部材が前記第2の連係状態に切り替えられた状態では、手指により第1のスイッチ操作部材が初期位置と操作位置間で移動操作される際、連係部材を介して第1のスイッチ操作部材と連動して第1の動作位置と第2の動作位置間で移動し、これにより電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行うように構成されている。
本発明によれば、モード切替部材のモード切替動作を利用して第1の連係状態と第2の連携状態との間で状態の切り替えが行なわれる連係部材を設け、当該連係部材を介して動作部材を第1あるいは第2のスイッチ操作部材の一方に連係し、他方とは連係を切り離す構成としている。このような構成を採用したことにより、モード切替部材による駆動モードの切り替えに対応して、第1のスイッチ操作部材あるいは第2のスイッチ操作部材を用いての単一の電気スイッチの投入状態と非投入状態間での切り替えが実現される。
本発明に係る打撃工具の更なる形態では、第1のスイッチ操作部材は、ハンドグリップ側に配置されて当該ハンドグリップの延在方向と同方向に延在されるとともに、当該延在方向中間部において工具ビット長軸方向と交差する方向の第1の軸線回りに回動自在に取り付けられて初期位置と操作位置間での回動操作が可能とされている。第2のスイッチ操作部材は、工具本体部側に配置されてハンドグリップの延在方向と同方向に延在されるとともに、当該延在方向中間部において第1の軸線と平行な第2の軸線回りに回動自在に取り付けられて第1の操作位置と第2の操作位置間での回動操作が可能とされている。ハンドグリップの一端側における工具本体部とハンドグリップとの連接部位には、連接部材が配置され、当該連接部材は、第1のスイッチ操作部材延在方向と交差する方向に延在するとともに、当該延在方向一端部が第1のスイッチ操作部材の延在方向一端部と相対回動自在に連結される。動作部材は、工具本体部側において、第2のスイッチ操作部材の延在方向と同方向でかつ連接部材の延在方向と交差する方向に延在されるとともに、その延在方向一端部が連接部材の延在方向他端部と相対回動自在に連結され、延在方向他端部が第2のスイッチ操作部材の延在方向一端部と相対回動自在に連結されている。
そして動作部材は、モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられ、これによって操作形態切替部が第1の切替位置に動作された状態では、手指により第2のスイッチ操作部材が第1の操作位置と第2の操作位置間で回動操作される際、連接部材との連結点を回動支点にして第1の動作位置と第2の動作位置間で回動され、これにより電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行う。また動作部材は、モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられ、これによって操作形態切替部が第2の切替位置に動作された状態では、手指により第1のスイッチ操作部材が初期位置と操作位置と間で操作されるとき、第2のスイッチ操作部材との連結点を回動支点にして第1の動作位置と第2の動作位置間で回動され、これにより電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行うように構成されている。
本発明によれば、上記のように、ハンドグリップの一端側において、工具本体部とハンドグリップとの連接部位に連接部材を配置し、当該連接部材を介してハンドグリップ側の第1のスイッチ操作部材と、工具本体部側の動作部材とを連結(連動)させる構成としたことにより、防振構造のハンドグリップを有する打撃工具への適用が可能となった。なお「防振構造のハンドグリップ」とは、打撃工具の駆動時に当該打撃工具の本体部に発生した振動のハンドグリップへの伝達を防止あるいは低減するべく、工具本体部に対し、工具ビットの長軸方向と交差する方向に延在して配置された作業者が握るハンドグリップを、延在方向一端側においては、回動軸を介して工具ビット長軸方向に相対回動自在に連接し、延在方向他端側においては、例えばバネやゴム等の弾性体を介して少なくとも工具ビットの長軸方向(打撃動作方向)に相対移動可能に連接した構成のハンドグリップをいう。
本発明によれば、スイッチ操作部材を操作位置に固定して所定の加工作業を行うことが可能な打撃工具において、モータ通電駆動用の電気スイッチに関する配線の取り回しを容易にして組立性の向上に資する技術が提供されることとなった。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1〜図10に基づいて説明する。本実施の形態は、打撃工具の一例として電動ハンマドリルを用いて説明する。図1には電動ハンマドリルの全体構成が示され、図2には電動ハンマドリルの主要部の構成が示されている。図1に示すように、本実施の形態に係る電動ハンマドリル101は、概括的に見て、電動ハンマドリル101の外郭を形成する本体部103、当該本体部103の長軸方向における一端領域(図示左側)に接続されたツールホルダ117、当該ツールホルダ117に着脱自在に取付けられたハンマビット119、本体部103の長軸方向における他端部(図示右側)に連接された作業者が握るハンドグリップ109を主体として構成される。本体部103は、本発明における「工具本体部」に対応し、ハンマビット119は、本発明における「工具ビット」に対応する。なおハンマビット119は、ツールホルダ117に対し、その長軸方向(本体部103の長軸方向)への相対的な往復動が可能に、かつその周方向への相対的な回動が規制された状態で保持される。なお説明の便宜上、ハンマビット119側を前、ハンドグリップ109側を後という。
本体部103は、駆動モータ111を収容したモータハウジング105と、運動変換機構113、打撃要素115、および動力伝達機構141を収容したギアハウジング107とを主体として構成されている。駆動モータ111は本発明における「モータ」に対応する。駆動モータ111は、回転軸が本体部103の長軸方向(すなわち、ハンマビット119の長軸方向)と概ね直交する縦方向(図1において上下方向)となるように配置される。駆動モータ111の回転出力は、運動変換機構113によって直線運動に適宜変換された上で打撃要素115に伝達され、当該打撃要素115を介してハンマビット119の長軸方向(図1における左右方向)への衝撃力を発生する。また駆動モータ111の回転出力は、動力伝達機構141によって適宜減速された上でハンマビット119に回転力として伝達され、当該ハンマビット119が周方向に回転動作される。
図2に示すように、運動変換機構113は、駆動モータ111の回転運動を直線運動に変換して打撃要素115に伝達するものであり、駆動モータ111を介して駆動されるクランク軸121、クランクアーム123、ピストン125等からなるクランク機構によって構成される。ピストン125は、いわゆる打撃要素115を駆動する駆動子を構成するものであり、シリンダ127内をハンマビット119の長軸方向と同方向に摺動可能とされる。
打撃機構115は、シリンダ127のボア内壁に摺動自在に配置されてピストン125の摺動動作により当該シリンダボア内の空気バネの作用を介して直線状に駆動される打撃子としてのストライカ129と、ツールホルダ117に摺動自在に配置されるとともに、ストライカ129の運動エネルギをハンマビット119に伝達する中間子としてのインパクトボルト131を主体として構成される。
一方、ツールホルダ117は、回転可能に構成され、駆動モータ111から動力伝達機構141を介して回転される構成とされる。図2に示すように、動力伝達機構141は、駆動モータ111によって回転駆動される中間ギア133と、中間軸135と、中間軸135と共に回転する第1ベベルギア137と、当該第1ベベルギア137と噛み合い係合し、本体部103の長軸回りに回転する第2ベベルギア139等からなり、駆動モータ111の回転をツールホルダ117に伝達し、更には当該ツールホルダ117に保持されたハンマビット119へと伝達する。
また中間ギア133と中間軸135との間には、駆動モータ111の回転出力をハンマビット119に伝達あるいは遮断するクラッチ部材143が介装されている。クラッチ部材143は、中間軸135上に摺動可能に取り付けられ、当該中間軸135に沿って摺動することで、中間ギア133のクラッチ歯と噛み合い係合する動力伝達状態と、当該噛み合い係合が解除される動力遮断状態との間で切り替えられる。
クラッチ部材143の切り替えは、ハンマビット119の駆動モードを切り替えるモード切替ダイヤル165の操作によって行なわれる。モード切替ダイヤル165は、本発明における「モード切替部材」に対応する。モード切替ダイヤル165は、モータハウジング105に水平面内での回動操作可能に取り付けられており、その回動操作によって本体部103(ギアハウジング107)の内部空間に配置された便宜上図示を省略するクラッチ切替機構が動作し、クラッチ部材143を中間軸135に沿って摺動させ、動力伝達状態あるいは動力遮断状態に切り替える。
したがって、クラッチ部材143が動力遮断状態に切り替えられた状態で駆動モータ111が通電駆動されたときは、運動変換機構113のみが駆動される。駆動モータ111の回転出力は、運動変換機構113に伝達され、当該運動変換機構113のピストン125がシリンダ127のボア内で往復直線運動を行う。そしてピストン125の直線運動に伴い当該ピストン125からストライカ129、インパクトボルト131を経てハンマビット119が打撃動作を行う。このように、クラッチ部材143が動力遮断状態に切り替えられた状態では、ハンマビット119が打撃動作(ハンマ動作)のみを行い、被加工材(コンクリート)にハンマ作業を遂行する。以下、ハンマビット119が打撃動作のみを行う駆動モードを、ハンマモードという。
一方、クラッチ部材143が動力伝達状態に切り替えられた状態で駆動モータ111が通電駆動されたときは、運動変換機構113に加えて動力伝達機構141が駆動する。駆動モータ111の回転出力は、中間ギア133、クラッチ部材143、中間軸135、第1および第2ベベルギア137,139を介してツールホルダ117およびこのツールホルダ117にて保持されるハンマビット119に伝達される。かくして、ハンマビット119が軸方向の打撃動作と周方向の回転動作(ドリル動作)を行い、被加工材(コンクリート)にハンマドリル作業を遂行する。以下、ハンマビット119が打撃動作と回転動作とを行なう駆動モードを、ハンマドリルモードという。
なお本実施の形態においては、便宜上図示を省略するが、少なくともハンマビット119に打撃動作のみを行わせる第1ハンマモードおよび第2ハンマモードと、ハンマビット119に打撃動作と回転動作とを行わせるハンマドリルモードとの間で切替可能とされている。すなわち、モード切替ダイヤル165の周方向につき、第1ハンマモード位置、第2ハンマモード位置、ハンマドリルモード位置が設定されている。
次に駆動モータ111(ハンマビット119)を駆動・停止を操作するための操作部につき、図3〜図10を主体にして説明する。図4〜図7には駆動モータ111を駆動・停止を操作するための操作部が拡大断面図として示されている。駆動モータ111は、単一の電気スイッチ151がオン状態とされることで通電駆動され、オフ状態とされることで停止されるように構成される。電気スイッチ151のオン状態は、本発明における「投入状態」に対応し、オフ状態は、本発明における「非投入状態」に対応する。電気スイッチ151は、便宜上図示を省略するスプリングにより常時にオフ状態へと付勢される自動復帰式スイッチであり、本体部103内の後端領域(ハンドグリップ109との対向領域)において、駆動モータ111を制御するコントローラ112に近接状に配置されている。そして電気スイッチ151のオン状態あるいはオフ状態の電気信号がコントローラ112に出力され、その電気信号に基づきコントローラ112が駆動モータ111の駆動・停止を制御する。
電気スイッチ111を切替操作するべく、2つのスイッチ153,155が設けられている。一方のトリガ状の第1スイッチ153は、ハンドグリップ109側に配置され、他方の第2スイッチ155は、本体部103側に配置される。すなわち、第1スイッチ153と第2スイッチ155は、ハンマビット119の長軸方向(本体部103の長軸方向)、すなわち前後方向において、概ね対向するように配置される。第1スイッチ153は、本発明における「第1のスイッチ操作部材」に対応し、第2スイッチ155は、本発明における「第2のスイッチ操作部材」に対応する。ハンドグリップ109は、ハンマビット長軸方向と交差する上下方向に延在されるとともに、その上部および下部において本体部103の後端とそれぞれ連接されている。
第1スイッチ153は、ハンドグリップ109に対する取付軸154を中心として前後方向に回動自在とされるとともに、上方に向かって延在されている。取付軸154は、本発明における「第1の軸線」に対応する。第1スイッチ153は、電気スイッチ151をオフ状態に切り替えることが可能なオフ位置と、作業者の手指による引き操作によって電気スイッチ151をオン状態に切り替えることが可能なオン位置との間での回動操作が可能とされ、常時にスプリング156によってオン位置からオフ位置へと付勢されている。したがって、第1スイッチ153は、引き操作されていないときは、ハンドグリップ109の前面から前方へと突出するオフ位置に保持され、引き操作されたオン位置では、グリップ前面の外側表面と概ね面一となる。第1スイッチ153のオフ位置は、本発明における「初期位置」に対応し、オン位置は、本発明における「操作位置」に対応する。またスプリング156は、本発明における「付勢部材」に対応する。
また第1のスイッチ153は、モード切替ダイヤル165の第1ハンマモードへの切替に基づき動作されるスライドプレート167によってオン位置に固定可能に構成される。このことについては後述する。つまり第1のスイッチ153は、作業者が手指によりオン位置とオフ位置との間で自由に操作できる操作形態(以下の説明でトリガモードということもある)と、スライドプレート167によってオン位置に固定される操作形態(以下の説明でトリガロックオンモードということもある)との間での切り替えが可能とされている。
第2のスイッチ155は、本体部103に対する取付軸157を中心として前後方向に回動自在とされるとともに、下方に向って延在されている。取付軸157は、本発明における「第2の軸線」に対応する。第2スイッチ155は、電気スイッチ151をオフ状態に切り替えることが可能なオフ位置と、電気スイッチ151をオン状態に切り替えることが可能なオン位置との間での手指による回動操作が可能とされる。第2スイッチ155のオフ位置は、本発明における「第1の操作位置」に対応し、オン位置は、本発明における「第2の操作位置に対応する。第2スイッチ155は、前面側が開口する断面略U字形の縦長に形成されるとともに、第2スイッチ155の手指により引かれる、あるいは押される外面領域が側方から見て概ね逆L字状に形成され、水平部155aを引き操作することでオフ位置に回動され、垂直部155bを押し操作することでオン位置に回動される。
また第2スイッチ155には、下方に向って延在するアーム部155cが形成されるとともに、当該アーム部155cの先端部が板バネ158に係合される。板バネ158には半円弧状の係合部158aが形成されており、当該係合部158aは、第2スイッチ155がオフ位置からオン位置あるいはオン位置からオフ位置へと回動操作される際、アーム部155cの先端部で押されて弾性変形することで、第2スイッチ155の回動を許容する。これにより第2スイッチ155は、反対側への操作をしない限り係合部158aによって操作された位置に維持される。板バネ158は、第2スイッチ155を操作された位置に保持する位置保持部材を構成する。なお板バネ158は本体部103とハンドグリップ109の下部同士をつなぐ下部連接領域109aの内部空間に配置されている。
第2スイッチ155には、電気スイッチ151を切替動作するスイッチレバー159が取付軸161を中心として前後方向に回動自在に取り付けられている。スイッチレバー159は、本発明における「動作部材」に対応し、取付軸161は、本発明における「第3の軸線」に対応する。スイッチレバー159は上下方向に延在されるとともに、その一端(上端)がロッド163の一端と相対回動自在に連結され、他端(下端)が電気スイッチ151の動作突起151aの後端面に対して当接可能に対向されている。ロッド163は、第2スイッチ155の上部後壁に設けた開口部を貫通して後方(ハンドグリップ109側)へと延在され、その他端が第1スイッチ153の上端部と相対回動自在に連結されている。ロッド163は、本発明における「棒状部材」に対応する。
本体部103とハンドグリップ109をつなぐ上部連接領域109bには、モード切替ダイヤル165の回動操作によって工具ビット長軸方向(前後方向)に直線状にスライド動作されるスイッチ固定部材としてのスライドプレート167が配置されている。スライドプレート167は、後方への移動によって第1スイッチ153をオン位置へと回動させて当該オン位置に固定するとともに、第2スイッチ155のオン位置固定を解除し、前方への移動によって第2スイッチ155をオン位置へと回動させて当該オン位置に固定するとともに、第1スイッチ153のオン位置固定を解除する。すなわち、スライドプレート167は、第1スイッチ153と第2スイッチ155に関する操作形態を切り替える操作形態切替部材として機能するものであり、本発明における「操作形態切替部」に対応する。
モード切替ダイヤル165には、その回動中心から所定量だけ偏心した位置に偏心軸部165aが設けられている。スライドプレート167は、移動方向の一端側(前端側)に偏心軸部165aが係合するハンマビット長軸方向と交差する方向の長孔167aを有し、当該偏心軸部165aの回動による前後方向成分で前後方向に移動される。すなわち、スライドプレート167は、モード切替ダイヤル165が第1ハンマモード位置に切替操作されたときに後方へ移動(図8参照)され、モード切替ダイヤル165がハンマドリルモード位置および第2ハンマモード位置に切替操作されたときに前方へ移動(図9参照)されるように設定されている。
スライドプレート167の後方(図4〜図7において右方向)への移動時には、当該スライドプレート167の他端部(後端部)が第1スイッチ153の上端係止部153aを後方へ押すことで第1スイッチ153をオン位置へと回動させて当該オン位置に固定する。この状態では、第2スイッチ155はオン位置固定が解除されており、オフ位置とオン位置間での手指による操作が許容される。スライドプレート167の後方位置は、本発明における「第1の切替位置」に対応する。この状態が図4および図5に示される。一方、スライドプレート167の前方への移動時には、当該スライドプレート167のカム部168が第2スイッチ155の突起155dを上方から押すことで第2スイッチ155をオン位置へと回動させて当該オン位置に固定する。スライドプレート167の前方位置は、本発明における「第2の切替位置」に対応する。この状態では、第1スイッチ153はスライドプレート167による固定が解除され、オフ位置とオン位置間での手指による操作が許容される。この状態が図6および図7に示される。
スライドプレート167は、第2スイッチ155の上部後壁の開口部を貫通して後方へ延在されるとともに、図3の断面図に示すように、その延在部分が略帽子状の断面形状に形成されている。すなわち、スライドプレート167の両側に移動方向に所定長さで延在する縁部が設けられ、この縁部が第2スイッチ155の上部後壁内面に形成された上下の突起155d,155e間を通るカム部168として設定される。カム部168の下面(カム面)には、スライドプレート167の移動方向につき、第2スイッチ155の下側の突起155dを上方から押圧するための移動方向に傾斜する加圧領域168aと、突起155dの押圧を維持継続する移動方向に平行な加圧維持領域168bと、突起155dを押圧しない非加圧領域168cが形成されている。加圧領域168aの後方に加圧維持領域168bが連なり、前方に非加圧領域168cが連なっている。このため、第2スイッチ155は、スライドプレート167の前方への移動時には、下側の突起155dを加圧領域168aで押されてオン位置へと回動された後、加圧維持領域168bでオン位置に固定される。つまり加圧維持領域168bは、第2スイッチ155をオン位置に固定する固定領域である。一方、スライドプレート167の前方への移動時には、下側の突起155dが非加圧領域168cと対向することで固定が解除され、オン位置とオフ位置間での手指による回動操作が許容される。つまり非加圧領域168cは、第2スイッチ155の回動を許容する回動操作許容領域である(図10のA参照)。
またカム部158の上面には、スライドプレート167が後方から前方へと移動される移動途中において、第2スイッチ155をオフ位置へと回動される突部168dが設けられている。この突部168dは、第2スイッチ155のオン位置の固定が解除されたときに、当該第2スイッチ155の上側の突起155eを上方へ押し上げることによって、第2スイッチ155をオフ位置へと回動される(図10のB参照)。つまり突部168dと前述の加圧領域168aとによって、第2スイッチ155の位置をオフ位置とオン位置との間で切り替える位置切替領域を構成する。なおオフ位置へと回動された第2スイッチ155は、前述したように、アーム部155cの端部が板バネ158の係合部158aを弾性変形させつつ乗り越える結果、オフ位置に維持される。この状態が図4に示される。
次に上記のように構成された電動ハンマドリル101の作用を、特にスイッチ操作を中心として説明する。図8はモード切替ダイヤル165がハンマビット119にハンマ作業を行わせる第1ハンマモードに切り替られた状態を示す。モード切替ダイヤル165が図9に示すハンマドリルモードまたは第1ハンマモードから第1ハンマモードへと切替操作されたときは、スライドプレート167が後方へと移動される。すると、スライドプレート167の後端部により第1スイッチ153が上端係止部153aを押されてオン位置へ回動されて固定される。このとき、第2スイッチ155の下側の突起155dは、スライドプレート167のカム部168の加圧維持領域168b、加圧領域168aを経由して非加圧領域168cと対向する。また第2スイッチ155は、スライドプレート167の後方への移動途中で、カム部168の突部168dによって上側の突起155eを押されてオフ位置へ移動される。このとき、スイッチレバー159は、その先端が電気スイッチ151の動作突起151aから離間した位置に置かれる。このときのスイッチレバー159の位置が本発明における「第2の動作位置」に対応する。この状態が図4に示される。
この状態において、第2スイッチ155の垂直部155bを手指で前方に押すと、当該第2スイッチ155は、取付軸157を回動中心としてオン位置へと回動されるとともに、アーム部155cの先端が板バネ158の係合部158aを弾性変形させつつ乗り越えることでオン位置に保持される。第2スイッチ155がオン位置に回動されると、当該第2スイッチ155に取り付けられているスイッチレバー159(取付軸161)も当該第2スイッチ155と共に移動(取付軸157を回動中心として回動)する。このとき、ロッド163を介して第1スイッチ153と連結されているスイッチレバー159は、第1スイッチ153とロッド163の連結点を中心とする相対回動、ロッド163とスイッチレバー159の連結点を中心とする相対回動、および取付軸161を中心とする相対回動を伴いつつ移動し、その先端によって電気スイッチ151の動作突起151aを押してオン状態に切り替える。すなわち、第2スイッチ155のオン位置への回動操作に連動してスイッチレバー159が電気スイッチ151をオン状態に切り替える位置へと移動される。このときのスイッチレバー159の位置が、本発明における「第1の動作位置」に対応する。この状態が図5に示される。
電気スイッチ151がオン状態に切り替えられると、当該電気スイッチ151から出力される電気信号(オン信号)に基づきコントローラ112が駆動モータ111を通電駆動する。ハンマモードでは、動力伝達機構141のクラッチ部材143が動力遮断状態に切り替えられているため、ハンマビット119は打撃動作のみによるハンマ作業を行う。そしてオン位置に回動された第2スイッチ155が板バネ158の係合部158aによってオン位置に保持され、第2スイッチ155から手指を離しても電気スイッチ151のオン状態が固定(維持継続)される操作形態(すなわち、トリガロックオンモード)とされるため、作業者はスイッチ操作を継続することなく被加工材に対してハンマビット119の打撃動作によるハンマ作業を連続的に行うことができる。
次に図9はモード切替ダイヤル165がハンマビット119にハンマドリル作業を行わせるハンマドリルモードまたはハンマ作業を行わせる第2ハンマモードに切り替られた状態を示す。モード切替ダイヤル165が図8に示す第1ハンマモードからハンマドリルモードまたは第2ハンマモードへと切替操作されたときは、スライドプレート167が前方へと移動される。すると、第2スイッチ155は、下側の突起155dがカム部168の加圧領域168aで押されてオン位置へと移動された後、加圧維持領域168bにより押圧状態が継続されることでオン位置に固定される。一方、第1スイッチ153は、スライドプレート167の後端による上端係止部153aの押圧(固定)が解除され、スプリング156の付勢力によってオフ位置に戻される。このとき、スイッチレバー169は、その先端が電気スイッチ151の動作突起151aから離間した位置に置かれる。このときのスイッチレバー159の位置が本発明における「第2の動作位置」に対応する。この状態が図6に示される。
この状態において、作業者が手指により第1スイッチ153をスプリング156の付勢力に抗してオン位置へ引き操作すると、ロッド163を介してスイッチレバー159が取付軸161回りに回動し、その先端によって電気スイッチ151の動作突起151aを押してオン状態に切り替える。このときのスイッチレバー159の位置が、本発明における「第1の動作位置」に対応する。この状態が図7に示される。
電気スイッチ151がオン状態に切り替えられると、当該電気スイッチ151から出力される電気信号(オン信号)に基づきコントローラ112が駆動モータ111を通電駆動する。このときハンマドリルモードに切り替えられている場合であれば、動力伝達機構141のクラッチ部材143が動力伝達状態に切り替えられているため、ハンマビット119は打撃動作と回転動作とによるハンマドリル作業を行い、第2ハンマモードに切り替えられている場合であれば、動力伝達機構141のクラッチ部材143が動力遮断状態に切り替えられているため、ハンマビット119は打撃動作によるハンマドリル作業を行う。手指による第1スイッチ153の引き操作を解除すれば、第1スイッチ153は、スプリング156の付勢力によってオフ位置に戻され、それに連動してスイッチレバー159も電気スイッチ151をオフ状態とする位置に戻る。すなわち、ハンマドリルモードまたは第2ハンマモードでは、作業者は第1スイッチ153をオン位置とオフ位置間で自由に操作して自由に操作し、ハンマビット119を任意に駆動あるいは停止して被加工材にハンマドリル作業またはハンマ作業を断続的に行うことができる。
本実施の形態によれば、電気スイッチ151を作動する単一のスイッチレバー159に対して、第1スイッチ153および第2スイッチ155を、一方のスイッチを固定した状態で他方のスイッチを操作したとき、当該操作に連動してスイッチレバー159が所定の動作、すなわち電気スイッチ151をオン状態とオフ状態との間で切り替える動作を行うように連結している。また第1スイッチ153については、操作力が除かれると操作前の初期位置に復帰する自動復帰式とし、第2スイッチ155については、操作された位置に保持される位置保持式としている。このような構成とすることで、第1スイッチ153を、電気スイッチ151を投入状態とするオン位置に固定してハンマ作業を行う操作形態(トリガロックオンモード)を、単一の電気スイッチ151を用いて実現することができた。このため、複数のスイッチを利用してトリガロックオン機構を構成する従来の形式に比べて、電気スイッチ151とモータ制御用のコントローラ112とを接続する配線数が減少し、その取り回しが容易になる。
また本実施の形態では、スイッチレバー159を本体部103側に配置し、ハンドグリップ109側に配置された第1スイッチ153とロッド163により連結したことにより、電気スイッチ151をコントローラ112に近接して配置できるので、配線も短くなる。このように、配線数が少ないこと、配線距離が短いこと等から、駆動モータ111あるいはハンマビット119の駆動機構等の各種部品を本体部103内に組み付けてハンマドリルを組み立てる際、配線が邪魔にならず組立性を向上することができる。また本実施の形態では、第1スイッチ153と第2スイッチ155とを対向状に配置する構成としたので、片手での操作が可能となり、操作し易い。
要するに、本実施の形態においては、本発明における第1の駆動モードに対応する第1ハンマモードでは、第1スイッチ153がオン位置に固定され、この状態では第2スイッチ155の手指による操作が許容され、電気スイッチ151のオン・オフの切り替えが可能とされる。
一方、本発明における第2の駆動モードに対応するハンマドリルモードおよび第2ハンマモードでは、第2スイッチ155がオン位置に固定され、この状態では第1スイッチ153の手指による操作が許容され、電気スイッチ151のオン・オフの切り替えが可能とされる。
(本発明の第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態に係る電動ハンマドリルにつき、図11〜図18を参照しつつ説明する。本実施の形態に係る電動ハンマドリルは、駆動モータの操作部を除いては、前述した第1の実施形態において説明した電動ハンマドリル101と同様に構成されるため、その図示および説明については、これを省略する。
第1スイッチ253は、ハンドグリップ209側に配置されるとともに、取付軸254を中心として前後方向に回動自在とされ、電気スイッチ251をオフ状態に切り替えることが可能なオフ位置と、電気スイッチ251をオン状態に切り替えることが可能なオン位置との間での回動操作が可能とされる。第1スイッチ253は、オフ位置は、本発明における「初期位置」に対応し、オン位置は、本発明における「操作位置に対応する。そして常時にスプリング256によってオン位置からオフ位置へと付勢されている。第2スイッチ255は、本体部203側に配置され、取付軸257を中心にして前後方向に回動自在とされ、オフ位置とオン位置との間で回動操作可能とされる。オフ位置は、本発明における「第1の操作位置」に対応し、オン位置は、本発明における「第2の操作位置」に対応する。
スライドプレート267は、移動方向の一端側(前端側)にモード切替ダイヤル265の偏心軸部265aが係合するハンマビット長軸方向と交差する方向の長孔267aを有し、当該偏心軸部265aの回動による前後方向成分で前後方向に直線状に移動される。すなわち、スライドプレート267は、モード切替ダイヤル265が第1ハンマモード位置に切替操作されたときに後方へ移動(図11参照)され、モード切替ダイヤル265がハンマドリルモード位置または第2ハンマモード位置に切替操作されたときに前方へ移動(図15参照)されるように設定されている。スライドプレート267の後方位置は、本発明における「第1の切替位置」に対応し、前方位置は、本発明における「第2の切替位置」に対応する。また第1スイッチ253は、後方へ移動されるスライドプレート267の後端部で上端係止部253aを押されてオン位置へ回動して固定され、スライドプレート267の前方への移動によって当該固定が解除される構成とされる。
一方、第2スイッチ255には、スライドプレート267の側面部268に向って延在するアーム部271が設けられ、その先端に設けたローラ272がスライドプレート267の側面部268に形成された移動方向(前後方向)に延びる第1カム溝273に係合されている。第1カム溝273は、スライドプレート267の後方から前方あるいは後方から前方への移動途中において、第2スイッチ255をオン位置からオフ位置あるいはオフ位置からオン位置へと回動させる位置切替領域273aと、スライドプレート267が後方に移動された移動端において、第2スイッチ255の手指による回動操作を許容する回動操作許容領域273bと、スライドプレート267が前方に移動された移動端において、第2スイッチ255をオン位置に固定する固定領域273cと、を有する。
第1カム溝273の回動操作許容領域273bには、コイルバネ275によって弾発状に付勢されてローラ272を保持する位置決め用の保持体276が設けられ、当該保持体276のローラ272との係合面に突部276aが形成されている。ローラ272は、第2スイッチ255がオフ位置とオン位置間で回動操作されるとき、保持体276をコイルバネ275の付勢力に抗して後退動作させつつ突部276aを乗り越えた後、乗り越えた位置に保持される。つまり保持体276は、反対側に操作されない限り第2スイッチ255を操作された位置に保持する位置保持部材を構成する。
電気スイッチ251をオン状態あるいはオフ状態に切替動作させるスイッチレバー259は、本体部203に取り付けられ、その取付軸261を中心として前後方向に回動自在とされる。スイッチレバー259は、上方へ延在されるとともに、延在方向中間部が電気スイッチ251の動作突起251aと当接または当接可能に対向され、先端(上端)259aがオフ位置に置かれた第2スイッチ255の下端部255cと前後方向に所定の隙間を置いて対向される。なお隙間については、連係レバー277の下端部277aが、第2スイッチ255の下端部255cの前面に重なるように、スイッチレバー259の先端259aと第2スイッチ255の下端部255cとの間に進入することを許容する大きさに設定されている。
また本体部203側には、スイッチレバー259に対しては常時に連係された状態で、第1スイッチ253と第2スイッチ255とに対して選択的に連係あるいは切り離される連係レバー277が設けられる。連係レバー277は、本発明における「連係部材」に対応する。連係レバー277は、棒状部材であり、概ね上下方向に延在されるとともに、延在方向中間部において球面軸受278を介して本体部203に揺動自在に取り付けられている。連係レバー277の下端部277aは、スイッチレバー259の先端後面に対し後方から当接または近接するように配置され、上端部277bはスライドプレート267の下方に配置された連動プレート279を介して第1スイッチ253と連結されている。
連動プレート279の前端部には、スライドプレート267の移動方向(前後方向)に延びる縦長領域281aと、それに交差する左右方向に延びる横長領域281bとを有する略L型の長孔281を有し、この長孔281に連係レバー277の上端部277bが貫通されている。すなわち、連動プレート279と連係レバー277は、前後方向および左右方向に関し相対移動可能に連結されている。これにより、連係レバー277は、スライドプレート267が後方へ移動されたときには、上端部277bが長孔281の横長領域281bに置かれ、その状態では第1スイッチ253の回動動作が連係レバー277に伝達される連係状態とされ、スライドプレート267が前方へ移動されたときには、上端部277bが長孔281の縦長領域281aに置かれ、その状態では第1スイッチ253の回動動作が伝達されない非連係状態(切り離された状態)とされる。なお連動プレート279と第1スイッチ253は左右方向の軸線回りに相対回動自在に連結されている。
連係レバー277の上端部277bは、連動プレート279の長孔281を貫通して更に上方へ延びるとともに、スライドプレート267に形成された第2カム溝274に係合されている。第2カム溝274は、スライドプレート267の前後方向の移動時において、連係レバー277を概ね左右方向に揺動させることによって、連係レバー277の下端部277aを、第2スイッチ255の下端部255cの前面に進入あるいは脱出させることができる形状に形成されている。図13に示すように、第2カム溝274は、連係レバー277の下端部277aを第2スイッチ255の下端部255c前面に進入あるいは脱出させるための、スライドプレート267の移動方向に対して所定の角度で傾斜する位置切替領域274aと、進入状態を維持する進入維持領域274bと、脱出状態を維持する脱出維持領域27cとを有する。これにより、連係レバー277は、スライドプレート267の前方あるいは後方への移動に基づき、その下端部277aが第2スイッチ255の下端部255c前面に進入する位置と脱出する位置との間で切り替えられる。
そして連係レバー277は、スライドプレート267が前方へ移動されたときには、進入する位置に置かれ、その状態では第2スイッチ255のオン位置への回動動作が連係レバー277に伝達される連係状態とされ、スライドプレート267が後方へ移動されたときには、脱出する位置に置かれ、その状態では第2スイッチ255のオン位置への回動動作が伝達されない非連係状態(切り離された状態)とされる。なおスイッチレバー259の上端部は、連係レバー277の下端部277aが脱出する位置に置かれた状態でも当接状態が維持される長さ(幅)を有する。かくして、連係レバー277は、スイッチレバー259に対し常時に連係された状態において、スライドプレート267の後方への移動時には、第1スイッチ253に対しては非連係状態とされ、第2スイッチ255に対しては連係状態とされる位置へ揺動される。このときの状態が本発明における「第1の連係状態」に対応する。またスライドプレート267の前方への移動時には、第1スイッチ253に対しては連係状態とされ、第2スイッチ255に対しては非連係状態とされる位置へ揺動される。このときの状態が本発明における「第2の連係状態」に対応する。
次に上記のように構成された第2の実施形態のスイッチ操作につき説明する。図14はモード切替ダイヤル265がハンマビットにハンマ作業を行わせるべく第1ハンマモードに切り替られた状態を示す。モード切替ダイヤル265が図18に示すハンマドリルモードまたは第2ハンマモードから第1ハンマモードへと切替操作されたときは、スライドプレート267が後方へと移動される。すると、スライドプレート267の後端部により第1スイッチ253が上端係止部253aを押されてオン位置へ回動されて固定される。この状態が図11に示される。
一方、第2スイッチ255のアーム部271のローラ272は、スライドプレート267の後方への移動により、第1カム溝273に対し相対移動し、固定領域273cから位置切替領域273aを経て回動操作許容領域273bに至る。これにより第2スイッチ255はオン位置からオフ位置へと回動されるとともに、位置決め用の保持体276によってオフ位置に保持される。かくして、第2スイッチ255の手指による回動操作が許容される。この状態が図11に示される。
このとき、連係レバー277の上端部277bは、スライドプレート267の第2カム溝274に対して相対移動し、脱出領域274cから位置切替領域274aを経て進入維持領域277bに至る(図14参照)。これにより連係レバー277は、球面軸受278を支点にして右方向(図14において上方)へと揺動し、その下端部277aが第2スイッチ255の下端部255c前面に進入する。この状態が図13に示される。
また連係レバー277の上端部277bは、図14に示すように、第2カム溝274の切替領域274aを相対移動する際、連動プレート279の長孔281の横長領域281bを相対移動し、第2カム溝274の進入維持領域274bを相対移動する際、長孔281の縦長領域281aを相対移動して前端に至る。このため、第1スイッチ253のオン位置への回動動作が連係レバー277に伝達されず、連係レバー277が前後方向に揺動されない。この状態が図11に示される。
この状態において、第2スイッチ255の垂直部255bを手指で前方に押すと、当該第2スイッチ255は、取付軸257を回動中心としてオン位置へと回動されるとともに、アーム部271先端のローラ272が保持体276の突起276aを乗り越えることでオン位置に保持される。第2スイッチ255がオン位置に回動されると、当該第2スイッチ255の下端部255cが連係レバー277の下端部277aを介してスイッチレバー259を前方へ押す。これによりスイッチレバー259が取付軸261回りに回動して電気スイッチ251の動作突起251aを押してオン状態に切り替える。この状態が図12に示される。
電気スイッチ251のオン状態に切り替えられた後の動作については、前述した第1の実施形態と同様であり、ハンマビットの打撃動作のみによるハンマ作業が行われる。オン位置に回動操作された第2スイッチ255は、保持体276によってオン位置に保持されるため、第2スイッチ255から手指を離しても電気スイッチ251のオン状態が固定(維持継続)される操作形態(すなわち、トリガロックオンモード)とされるため、作業者はスイッチ操作を継続することなく被加工材に対してハンマビット119の打撃動作によるハンマ作業を連続的に行うことができる。
次にモード切替ダイヤル265が図14に示す第1ハンマモードから図18に示すハンマドリルモードまたは第2ハンマモードへと切替操作されたときは、スライドプレート267が前方へと移動される。すると、第1スイッチ253は、スライドプレート267の後端による上端係止部255aの押圧(固定)が解除され、スプリング256の付勢力によってオフ位置に戻される。このとき、連係レバー277は、その上端部277bが第2カム溝274内を進入維持領域274bから位置切替領域274aを経て脱出領域274cへと相対移動することで、左方向(図18において下方)へと揺動され、その下端部277aが第2スイッチ255の下端部255cの前面から脱出する。この状態が図17に示される。また連係レバー277は、第1スイッチ255がオフ位置へと復帰動作する際、当該第1スイッチ253とともに前方へと移動する連動プレート279の長孔281に対し、その上端部277bが相対移動して縦長領域281aから横長領域281bに至る(図18参照)。
一方、第2スイッチ255は、スライドプレート267の前方への移動に伴い、アーム部271のローラ272が第1カム溝273内を回動操作許容領域273bから位置切替領域273aを経て固定領域273cへと相対移動することで、オフ位置からオン位置へと回動されてオン位置に固定される。このとき、連係レバー277はその下端部277aが第2スイッチ255の下端部255c前面から脱出している。このため、スイッチレバー259が作動されない。この状態が図15に示される。
この状態において、作業者が手指により第1スイッチ253をスプリング256の付勢力に抗してオン位置へ引き操作すると、連動プレート279および連係レバー277を介してスイッチレバー259が取付軸261回りに回動し、電気スイッチ251の動作突起251aを押してオン状態に切り替える。この状態が図16に示される。
電気スイッチ251がオン状態に切り替えられた後の動作については、前述した第1の実施形態と同様であり、このときハンマドリルモードに切り替えられている場合であれば、ハンマビットの打撃動作と回転動作とによるハンマドリル作業が行われ、第2ハンマモードに切り替えられている場合であれば、ハンマビットの打撃動作によるハンマドリル作業が行われる。手指による第1スイッチ253の引き操作を解除すれば、当該第1スイッチ253は、スプリング256の付勢力によってオフ位置に戻され、それに連動してスイッチレバー259も電気スイッチ251をオフ状態とする位置に戻る。すなわち、ハンマドリルモードまたは第2ハンマモードでは、作業者は第1スイッチ253をオン位置とオフ位置間で自由に操作し、ハンマビットを任意に駆動あるいは停止して被加工材にハンマドリル作業またはハンマ作業を断続的に行うことができる。
上記のように、本実施の形態によれば、前述した第1の実施形態の場合と同様に、第1スイッチ253を、電気スイッチ251を投入状態とするオン位置に固定してハンマ作業を行う操作形態(トリガロックオンモード)を、単一の電気スイッチ251を用いて実現することができる。このため、複数のスイッチを利用してトリガロックオン機構を構成する従来の形式に比べて、電気スイッチ251とモータ制御用のコントローラとを接続する配線数が減少し、その取り回しが容易になる。また電気スイッチ251をコントローラに近接して配置することが可能となって、配線も短くなる。このように、配線数が少なく配線距離も短いこと等から、駆動モータあるいはハンマビットの駆動機構等の各種部品を本体部203内に組み付けてハンマドリルを組み立てる際、配線が邪魔にならず組立性を向上することができる。また本実施の形態では、第1スイッチ253と第2スイッチ255とを対向状に配置する構成としたので、片手での操作が可能となり、操作し易い。
要するに、本実施の形態においては、第1の実施形態と同様に、本発明における第1の駆動モードに対応する第1ハンマモードでは、第1スイッチ253がオン位置に固定され、この状態では第2スイッチ255の手指による操作が許容され、電気スイッチ251のオン・オフの切り替えが可能とされる。
一方、本発明における第2の駆動モードに対応するハンマドリルモードおよび第2ハンマモードでは、第2スイッチ255がオン位置に固定され、この状態では第1スイッチ253の手指による操作が許容され、電気スイッチ251のオン・オフの切り替えが可能とされる。
(本発明の第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態に係る電動ハンマドリルにつき、図19〜図22を参照しつつ説明する。図19および図20は第1スイッチがオン位置に固定され、第2スイッチの回動操作が許容された(オン位置固定が解除された)状態を示し、図21および図22は第1スイッチがオン位置に固定され、第2スイッチの回動操作が許容された(オン位置固定が解除された)状態を示す。本実施の形態に係る電動ハンマドリルは、防振構造のハンドグリップを備えた形式のものに適用したものであり、当該防振構造および駆動モータの操作部を除いては、前述した第1の実施形態において説明した電動ハンマドリルと同様に構成されるため、その図示および説明については、これを省略する。
図19〜図22に示すように、本実施の形態における防振構造のハンドグリップ309は、ハンマビット長軸方向と交差する上下方向に延在するとともに、本体部303に対する下部連接領域309bが取付軸311回りを中心として前後方向に回動自在に取り付けられ、上部連接領域309bにおいては、コイルスプリング313を介して弾発状に連接されている。取付軸311は、本発明における「回動軸」に対応し、コイルスプリング313は、本発明における「弾性体」に対応する。
第1スイッチ353は、ハンドグリップ309側に配置されて当該ハンドグリップ309の延在方向と同方向に延在されるとともに、当該延在方向中間部において取付軸354を中心として前後方向に回動自在とされ、電気スイッチ351をオフ状態に切り替えることが可能なオフ位置と、電気スイッチ351をオン状態に切り替えることが可能なオン位置との間での回動操作が可能とされる。そして常時にスプリング356によってオン位置からオフ位置へと付勢されている。オフ位置は、本発明における「初期位置」に対応し、オン位置は、本発明における「操作位置」に対応する。
第2スイッチ355は、本体部303に第1スイッチ353と対向するように配置されてハンドグリップ309の延在方向と同方向に延在される。第2スイッチ355は、延在方向中間部において取付軸357を中心として前後方向に回動自在とされ、電気スイッチ351をオフ状態に切り替えることが可能なオフ位置と、電気スイッチ351をオン状態に切り替えることが可能なオン位置との間での回動操作が可能とされる。オフ位置は、本発明における「第1の操作位置」に対応し、オン位置は、本発明における「第2の操作位置」に対応する。
本体部303とハンドグリップ309とをつなぐ下部連接領域309aの内部空間には、ハンマビット長軸方向(前後方向)に延在する連結ロッド383が配置されている。連結ロッド383は、本発明における「連接部材」に対応する。そして第1スイッチ353は、ハンドグリップ309の内部空間を下方へと延在し、その延在端部が連結ロッド383の一端と相対回動自在に連結されている。電気スイッチ351をオフ状態とオン状態との間で切り替えるスイッチレバー359は、上下方向に延在されるとともに、延在方向中間部が電気スイッチ351の動作突起351aに当接するように配置される。そして延在方向下端部が連結ロッド383の他端と相対回動自在に連結されるとともに、延在方向上端部が第2スイッチ355の下端部と相対回動自在に連結されている。
上記のように、第1スイッチ353、第2スイッチ355、連結ロッド383およびスイッチレバー359によって、第1スイッチ353の取付軸354と、第2スイッチ355の取付軸357を固定点とする5節リンク機構が構成されている。そして第1スイッチ353がオン位置に固定された状態で、第2スイッチ355が手指によりオフ位置とオン位置間で回動操作されたときには、スイッチレバー359が連結ロッド383との連結点359bを支点にして前方あるいは後方向へと回動されることで電気スイッチ351のオフ状態とオン状態との間での切替動作を行う。一方、第2スイッチ355がオン位置に固定された状態で、第1スイッチ353が手指によりオフ位置とオン位置間で回動操作されたときには、スイッチレバー359が第2スイッチ355との連結点359aを支点にして前方あるいは後方向へと回動されることで電気スイッチ351のオフ状態とオン状態との間での切替動作を行う構成とされる。
スライドプレート367は、モード切替ダイヤル365の偏心軸部365aと長孔を介して係合し、当該偏心軸部365aの回動による前後方向成分で前後方向に直線状に移動される。これにより、スライドプレート367は、モード切替ダイヤル365が第1ハンマモード位置に切替操作されたときに前方へ移動され、モード切替ダイヤル365がハンマドリルモード位置および第2ハンマモード位置に切替操作されたときに後方へ移動されるように構成されている。そしてスライドプレート367の前方への移動時には、第1スイッチ353をオン位置に固定するとともに第2スイッチ355のオン位置固定を解除し、後方への移動時には第2スイッチ355をオン位置に固定するとともに第1スイッチ353のオン位置固定を解除し、更にはスイッチレバー359の回動支点を切り替えるべく、第1レバー385および第2レバー387が設けられている。スライドプレート367、第1レバー385および第2レバー387が、本発明における「操作形態切替部」に対応し、スライドプレート367の前方位置は、本発明における「第1の切替位置」に対応し、後方位置は、本発明における「第2の切替位置」に対応する。
第1レバー385は、上下方向に延在されて延在方向中間部が第2スイッチ355と共通の取付軸357を支点として本体部303および第2スイッチ355に対して相対回動自在に取り付けられるとともに、一端(上端)がスライドプレート367の後端部と長孔を介して相対回動自在に連結され、他端(下端)が第2レバー387の一端と上下方向の長孔を介して相対回動自在に連結されている。第2レバー387は、上下方向に延在されて延在方向中間部が取付軸389を支点として前後方向に回動自在に本体部303に取り付けられるとともに、その下端部387aがスイッチレバー359と連結ロッド383との連結点359bに対して後方から当接可能に対向状に置かれる。
したがって、スライドプレート367が前方へと移動されたときは、第1レバー385が取付軸357を支点として図中で左回りに回動され、それに伴い第2レバー387が取付軸389を支点として図中で右回りに回動されるとともに、当該第2レバー387の下端部387aがスイッチレバー359と連結ロッド383との連結点359bに当接してこれを前方へと移動させる。これにより連結ロッド383が前方へと移動され、第1スイッチ353がオン位置に回動されて当該オン位置に固定される。と同時に第1レバー385と共に第2スイッチ355が取付軸361を支点としてオフ位置側へと図中で左回りに回動される。第1レバー385が回動されるとき、第2スイッチ355は、後述するトーションバネ391の付勢力によって第1レバー385と一体化された状態でオフ位置へと回動されてオン位置固定が解除される。と同時に第2スイッチ355の回動によりスイッチレバー359の第2スイッチ355との連結点359aが後方へと移動される。すなわち、第1スイッチ353がオン位置に固定されるとき、スイッチレバー359は、概ね電気スイッチ351の動作突起351aとの当接点付近を中心として第2スイッチ355に対する連結点359aと、連結ロッド383に対する連結点359bがそれぞれ前後方向に変位する。そして第1スイッチ353がオン位置に固定された状態では、第2スイッチ355が手指により回動操作される際のスイッチレバー359の回動支点が連結ロッド383との連結点359b側に切り替えられる。この状態が図19、図20に示される。
一方、スライドプレート367が後方へと移動されたときは、第1レバー385が取付軸357を支点として図中で右回りに回動する際、第2スイッチ355は、トーションバネ391の付勢力によって第1レバー385と一体化された状態でオン位置へと回動されて固定される。また第2スイッチ355の回動動作に伴いスイッチレバー359の第2スイッチ355との連結点359aが前方へと移動する。また第1レバー385を介して第2レバー387が取付軸389を支点として図中で左回りに回動されるとともに、当該第2レバー387の下端部387aがスイッチレバー359と連結ロッド383との連結点359bから離間し、これにより第1スイッチ353のオン位置固定が解除される。当該固定を解除された第1スイッチ353がスプリング356でオフ位置へと回動されることでスイッチレバー359と連結ロッド383の連結点359bが後方へ移動される。そして第2スイッチ355がオン位置に固定された状態では、第1スイッチ353が手指により回動操作される際のスイッチレバー359の回動支点が第2スイッチ355との連結点359a側に切り替えられる。この状態が図21、図22に示される。
また第1レバー385は、第2スイッチ355のオン方向およびオフ方向の回動範囲を規制している。すなわち、第2スイッチ355が手指によりオフ位置へと回動操作された際には、当該第1レバー385の上端側後面と当接することでオフ方向の回動規制を行い、第2スイッチ355がオン位置へと回動操作された際には、第1レバー385の下部側後面と当接することでオン方向の回動規制を行う構成とされる。そして第1レバー385と第2スイッチ355は、位置保持用としてのトーションバネ391を介して連結されている。トーションバネ391は、第2スイッチ355がオン位置とオフ位置間で回動される際、第2スイッチ355に対する取付点と取付軸357とを結ぶ直線Pに対し、第1レバー385に対する取付点の位置が反転することによって付勢力の作用方向が反転する、すなわち反転バネとして機能するものであり、これにより第2スイッチ355をオン位置またはオフ位置に保持する。すなわち、トーションバネ391は、第2スイッチ355を操作された位置に保持する位置保持部材を構成する。図19には第2スイッチ355がオン位置に保持された状態が示され、図20にはオフ位置に保持された状態が示される。
上記のように構成された第3の実施形態においては、モード切替ダイヤル365がハンマビットにハンマ作業を行わせるべく第1ハンマモードに切り替られ、スライドプレート267が前方へと移動されたときには、前述したように、第1スイッチ353がオン位置に固定されるとともに、第2スイッチ355のオン位置固定が解除され、更にはスイッチレバー359の回動支点が連結ロッド383との連結点359b側に切り替わる。この状態が図19および図20に示される。
この状態において、第2スイッチ355の垂直部355bの上側を手指で前方に押すと、当該第2スイッチ355は、トーションバネ391の付勢力に抗して取付軸357を回動中心としてオン位置へと回動され、トーションバネ391の反転された付勢力によってオン位置に保持される。第2スイッチ355がオン位置に回動されると、スイッチレバー359が連結点359bを支点として回動して電気スイッチ351の動作突起351aを押してオン状態に切り替える。この状態が図20に示される。
電気スイッチ251のオン状態に切り替えられた後の動作については、前述した第1の実施形態と同様であり、ハンマビットの打撃動作のみによるハンマ作業が行われる。オン位置に回動操作された第2スイッチ355は、トーションバネ391によってオン位置に保持されるため、第2スイッチ355から手指を離しても電気スイッチ351のオン状態が固定(維持継続)される操作形態(すなわち、トリガロックオンモード)とされるため、作業者はスイッチ操作を継続することなく被加工材に対してハンマビット119の打撃動作によるハンマ作業を連続的に行うことができる。
次にモード切替ダイヤル365が第1ハンマモードからハンマドリルモードまたは第2ハンマモードへと切替操作され、スライドプレート367が後方へと移動されたときは、前述したように、第2スイッチ355がオン位置に固定されるとともに、第1スイッチ353のオン位置固定が解除され、更にスイッチレバー359の回動支点が第2スイッチ355との連結点359a側に切り替わる。この状態が図21および図22に示される。
この状態において、作業者が手指により第1スイッチ353をスプリング356の付勢力に抗してオン位置へ引き操作すると、連結ロッド383を介してスイッチレバー359が連結点359aを支点として回動し、電気スイッチ351の動作突起351aを押してオン状態に切り替える。この状態が図22に示される。
電気スイッチ351がオン状態に切り替えられた後の動作については、前述した第1の実施形態と同様であり、このときハンマビットの駆動モードがハンマドリルモードに切り替えられている場合であれば、ハンマビットの打撃動作と回転動作とによるハンマドリル作業が行われ、第2ハンマモードに切り替えられている場合であれば、ハンマビットの打撃動作によるハンマドリル作業が行われる。手指による第1スイッチ353の引き操作を解除すれば、当該第1スイッチ353は、スプリング356の付勢力によってオフ位置に戻され、それに連動してスイッチレバー359も電気スイッチ351をオフ状態とする位置に戻る。すなわち、ハンマドリルモードまたは第2ハンマモードでは、作業者は第1スイッチ353をオン位置とオフ位置間で自由に操作して自由に操作し、ハンマビットを任意に駆動あるいは停止して被加工材にハンマドリル作業またはハンマ作業を断続的に行うことができる。
要するに、本実施の形態においては、第1および第2の実施形態と同様に、本発明における第1の駆動モードに対応する第1ハンマモードでは、第1スイッチ353がオン位置に固定され、この状態では第2スイッチ355の手指による操作が許容され、電気スイッチ351のオン・オフの切り替えが可能とされる。
一方、本発明における第2の駆動モードに対応するハンマドリルモードおよび第2ハンマモードでは、第2スイッチ355がオン位置に固定され、この状態では第1スイッチ353の手指による操作が許容され、電気スイッチ351のオン・オフの切り替えが可能とされる。
上記のように、本実施の形態によれば、前述した第1の実施形態あるいは第2の実施形態と同様、第1スイッチ353を、電気スイッチ351を投入状態とするオン位置に固定してハンマ作業を行う操作形態(トリガロックオンモード)を、単一の電気スイッチ351を用いて実現することができる。そして配線の取り回しの容易化、配線の短縮化、あるいはそれに伴うハンマドリルの組立性の向上といった効果を得ることができる。
特に本実施の形態では、ハンドグリップ309の下部側において、本体部303とハンドグリップ309とをつなぐ下部連接領域309aに連結ロッド383を配置し、当該連結ロッド383を介してハンドグリップ309側の第1スイッチ353と、本体部303側のスイッチレバー359とを連結させる構成とし、更にはスイッチレバー359の回動支点を、第1ハンマモードでは連結ロッド359との連結点359bに切り替え、ハンマドリルモードと第2ハンマモードでは第2スイッチ355との連結点359aに切り替える構成としたことにより、防振構造のハンドグリップ309を有するハンマドリルに適用することができる。
なお上述した実施の形態は、第2の駆動モードとして、ハンマドリルモードと第2のハンマモードを有する場合で説明したが、ハンマビットに回転動作のみによるドリル作業を行わせるドリルモードを有する構成であっても構わない。
第1の実施形態に係る電動ハンマドリルの全体構成を示す断面図である。 電動ハンマドリルの主要部の構成を示す断面図である。 図1のA−A線に基づく断面図である。 駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第1スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第2スイッチがオフ位置に操作された状態を示す。 駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第1スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第2スイッチがオン位置に操作された状態を示す。 駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第2スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第1スイッチがオフ位置に操作された状態を示す。 駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第2スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第1スイッチがオン位置に操作された状態を示す。 モード切替ダイヤルおよびスライドプレートを示す平面図であり、第1ハンマモードに切り替えられた状態を示す。 モード切替ダイヤルおよびスライドプレートを示す平面図であり、ハンマドリルモードまたは第2ハンマモードに切り替えられた状態を示す。 カム部による第2スイッチの説明を説明する部分図である。 第2の実施形態に係る駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第1スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第2スイッチがオフ位置に操作された状態を示す。 駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第1スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第2スイッチがオン位置に操作された状態を示す。 図11のB矢視図である モード切替ダイヤルおよびスライドプレートを示す平面図であり、第1ハンマモードに切り替えられた状態を示す。 駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第2スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第1スイッチがオフ位置に操作された状態を示す。 駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第2スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第1スイッチがオン位置に操作された状態を示す。 図15のC矢視図である。 モード切替ダイヤルおよびスライドプレートを示す平面図であり、ハンマドリルモードまたは第2ハンマモードに切り替えられた状態を示す。 第3の実施の形態に係る駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第1スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第2スイッチがオフ位置に操作された状態を示す。 駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第1スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第2スイッチがオン位置に操作された状態を示す。 駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第2スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第1スイッチがオフ位置に操作された状態を示す。 駆動モータの操作部を主体に示す断面図であり、第2スイッチがオン位置に固定された状態で、かつ第1スイッチがオン位置に操作された状態を示す。
符号の説明
101 電動ハンマドリル(打撃工具)
103 本体部(工具本体部)
105 モータハウジング
107 ギアハウジング
109 ハンドグリップ
109a 下部連接領域
109b 上部連接領域
111 駆動モータ
112 コントローラ
113 運動変換機構
115 打撃要素
117 ツールホルダ
119 ハンマビット(工具ビット)
121 クランク軸
123 クランクアーム
125 ピストン
127 シリンダ
129 ストライカ
131 インパクトボルト
133 中間ギア
135 中間軸
137 第1ベベルギア
139 第2ベベルギア
141 動力伝達機構
143 クラッチ部材
151 電気スイッチ
151a 動作突起
153 第1スイッチ(第1のスイッチ操作部材)
153a 上端係止部
154 取付軸(第1の軸線)
155 第2スイッチ(第2のスイッチ操作部材)
155a 水平部
155b 垂直部
155c アーム部
155d 下側の突起
155e 上側の突起
156 スプリング(付勢部材)
157 取付軸(第2の軸線)
158 板バネ
158a 係合部
159 スイッチレバー(動作部材)
161 取付軸(第3の軸線)
163 ロッド
165 モード切替ダイヤル(モード切替部材)
165a 偏心軸部
167 スライドプレート(操作形態切替部)
167a 長孔
168 カム部
168a 加圧領域
168b 加圧維持領域
168c 非加圧領域
168d 突部
203 本体部(工具本体部)
209 ハンドグリップ
251 電気スイッチ
251a 動作突起
253 第1スイッチ(第1のスイッチ操作部材)
253a 上端係止部
254 取付軸
255 第2スイッチ(第2のスイッチ操作部材)
255a 水平部
255b 垂直部
255c 下端部
256 スプリング
257 取付軸
259 スイッチレバー(動作部材)
259a 上端部
261 取付軸
265 モード切替ダイヤル(モード切替部材)
265a 偏心軸部
267 スライドプレート(操作形態切替部)
267a 長孔
268 側面部
271 アーム部
272 ローラ
273 第1カム溝
273a 位置切替領域
273b 回動操作許容領域
273c 固定領域
274 第2カム溝
274a 位置切替領域
274b 進入維持領域
274c 脱出領域
275 コイルバネ
276 保持体
276a 突部
277 連係レバー
277a 下端部
277b 上端部
278 球面軸受
279 連動プレート
281 長孔
281a 縦長領域
281b 横長領域
303 本体部(工具本体部)
309 ハンドグリップ
311 取付軸
313 コイルスプリング
351 電気スイッチ
351a 動作突起
353 第1スイッチ(第1のスイッチ操作部材)
354 取付軸
355 第2スイッチ(第2のスイッチ操作部材)
355b 垂直部
356 スプリング
357 取付軸
359 スイッチレバー(動作部材)
359a 連結点
359b 連結点
365 モード切替ダイヤル(モード切替部材)
365a 偏心軸部
367 スライドプレート(操作形態切替部)
383 連結ロッド(連接部材)
385 第1レバー(操作形態切替部)
387 第2レバー(操作形態切替部)
387a 下端部
389 取付軸
391 トーションバネ

Claims (5)

  1. 工具ビットの長軸方向の打撃動作と長軸方向回りの回転動作により被加工材に所定の加工作業を行う打撃工具であって、
    前記工具ビットを駆動するモータと、
    前記モータに電流を通電する投入状態と電流を通電しない非投入状態との間での切り替えが可能とされた単一の電気スイッチと、
    初期位置と当該初期位置から所定の距離を隔てた操作位置との間で手指による移動操作が可能とされた第1のスイッチ操作部材と、
    前記第1のスイッチ操作部材を前記初期位置に維持するべく当該第1のスイッチ操作部材に付勢力を作用する付勢部材と、
    第1の操作位置と当該第1の操作位置から所定の距離を隔てた第2の操作位置との間で手指による移動操作が可能とされ、第1の操作位置および第2の操作位置に操作されたときは、それぞれの位置で反対側への操作をしない限り操作された当該位置に維持される第2のスイッチ操作部材と、
    前記工具ビットに打撃動作のみによる加工作業を行わせる第1の駆動モードと、前記工具ビットに打撃動作と回転動作とによる加工作業、打撃動作のみによる加工作業、および回転動作のみによる加工作業のうちの少なくとも1つを行わせる第2の駆動モードとの間でモードの切替えを行なうモード切替部材と、を有し、
    前記モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられたときには、前記第1のスイッチ操作部材が前記操作位置に固定され、かつ前記第2のスイッチ操作部材の移動動作が許容された状態に置かれ、この状態では前記第2のスイッチ操作部材の手指操作による前記電気スイッチの投入状態と非投入状態間での切り替えが可能とされ、
    前記モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられたときには、前記第2のスイッチ操作部材が前記第2の操作位置に固定され、かつ前記第1のスイッチ操作部材の移動動作が許容された状態に置かれ、この状態では前記第1のスイッチ操作部材の手指操作による前記電気スイッチの投入状態と非投入状態間での切り替えが可能とされることを特徴とする打撃工具。
  2. 請求項1に記載の打撃工具であって、
    前記第1および第2のスイッチ操作部材に関し、前記第1のスイッチ操作部材を前記操作位置へと移動して当該操作位置に固定し、かつ前記第2のスイッチ操作部材の前記第2の操作位置における固定を解除して手指による移動操作を許容する状態に切り替える第1の切替位置と、前記第2のスイッチ操作部材を前記第2の操作位置へと移動して当該第2の操作位置に固定し、かつ前記第1のスイッチ操作部材の前記操作位置における固定を解除して手指による移動操作を許容する状態に切り替える第2の切替位置との間で、前記モード切替部材のモードの切替操作によって動作され、これによってスイッチ操作部材の操作形態の切り替えを行なう操作形態切替部と、
    前記電気スイッチを投入状態に切り替える第1の動作位置と、前記電気スイッチを非投入状態に切り替える第2の動作位置との間で移動可能とされた動作部材と、を有し、
    前記動作部材は、
    前記モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられ、これによって前記操作形態切替部が前記第1の切替位置に動作された状態では、手指により操作される前記第2のスイッチ操作部材とのみ連動して前記第1の動作位置と第2の動作位置間で移動され、これにより前記電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行い、
    前記モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられ、これによって前記操作形態切替部が前記第2の切替位置に動作された状態では、手指により操作される前記第1のスイッチ操作部材とのみ連動して前記第1の動作位置と第2の動作位置間で移動され、これにより前記電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行うように構成されていることを特徴とする打撃工具。
  3. 請求項2に記載の打撃工具であって、
    前記第1のスイッチ操作部材は、前記工具ビット長軸方向と交差する方向の第1の軸線回りに回動自在とされ、当該第1の軸線回りに回動することで前記初期位置と前記操作位置間で移動可能とされ、
    前記第2のスイッチ操作部材は、前記第1の軸線と平行な第2の軸線回りに回動自在とされ、当該第2の軸線回りに回動動作することで前記第1の操作位置と前記第2の操作位置間で移動可能とされ、
    前記動作部材は、前記第1の軸線と平行な第3の軸線回りに回動可能に前記第2のスイッチ操作部材に取り付けられ、
    前記第1のスイッチ操作部材と前記動作部材との間に延在され、延在方向一端が前記第1のスイッチ操作部材に相対回動自在に連結され、延在方向他端が前記動作部材に相対回動自在に連結された棒状部材を有し、
    前記動作部材は、
    前記モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられ、これによって前記操作形態切替部が前記第1の切替位置に動作された状態では、手指により前記第2のスイッチ操作部材が前記第1の操作位置と前記第2の操作位置との間で回動操作される際、当該第2のスイッチ操作部材と共に移動することで前記電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行い、
    前記モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられ、これによって前記操作形態切替部が前記第2の切替位置に動作された状態では、手指により前記第1のスイッチ操作部材が前記初期位置と操作位置間で操作される際、前記棒状部材を介して前記第1のスイッチ操作部材と連動して前記第3の軸線回りに回動動作することで前記電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行うように構成されていることを特徴とする打撃工具。
  4. 請求項2に記載の打撃工具であって、
    前記動作部材と常時に連係された状態において、前記第1のスイッチ操作部材に対しては非連係とされ、かつ前記第2のスイッチ操作部材に対しては連係される第1の連係状態と、前記第1のスイッチ操作部材に対しては連係され、かつ前記第2のスイッチ操作部材に対しては非連係とされる第2の連係状態との間で連係状態が切り替えられる連係部材を更に有し、
    前記連係部材は、前記モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられたときには前記第1の切替位置に動作される前記操作形態切替部によって前記第1の連係状態に切り替えられ、前記モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられたときには前記第2の切替位置に動作される前記操作形態切替部によって前記第2の連係状態に切り替えられように構成され、
    前記動作部材は、
    前記モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられ、これによって前記操作形態切替部が前記第1の切替位置に動作されるとともに、前記連係部材が前記第1の連係状態に切り替えられた状態では、手指により前記第2のスイッチ操作部材が第1の操作位置と第2の操作位置間で移動操作される際、前記連係部材を介して前記第2のスイッチ操作部材と連動して前記第1の動作位置と第2の動作位置間で移動し、これにより前記電気スイッチの投入状態と非投入状態間での切り替えを行い、
    前記モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられ、これによって前記操作形態切替部が前記第2の切替位置に動作されるとともに、前記連係部材が前記第2の連係状態に切り替えられた状態では、手指により前記第1のスイッチ操作部材が初期位置と操作位置間で移動操作される際、前記連係部材を介して前記第1のスイッチ操作部材と連動して前記第1の動作位置と第2の動作位置間で移動し、これにより前記電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行うように構成されていることを特徴とする打撃工具。
  5. 請求項2に記載の打撃工具であって、
    前記第1のスイッチ操作部材は、前記ハンドグリップ側に配置されて当該ハンドグリップの延在方向と同方向に延在されるとともに、当該延在方向中間部において前記工具ビット長軸方向と交差する方向の第1の軸線回りに回動自在に取り付けられて前記初期位置と操作位置間での回動操作が可能とされており、
    前記第2のスイッチ操作部材は、前記工具本体部側に配置されて前記ハンドグリップの延在方向と同方向に延在されるとともに、当該延在方向中間部において前記第1の軸線と平行な第2の軸線回りに回動自在に取り付けられて前記第1の操作位置と第2の操作位置間での回動操作が可能とされており、
    前記ハンドグリップの一端側における前記工具本体部と前記ハンドグリップとの連接部位には、前記第1のスイッチ操作部材延在方向と交差する方向に延在するとともに、当該延在方向一端部が前記第1のスイッチ操作部材の延在方向一端部と相対回動自在に連結された連接部材が配置され、
    前記動作部材は、前記第2のスイッチ操作部材の延在方向と同方向でかつ前記連接部材の延在方向と交差する方向に延在されるとともに、その延在方向一端部が前記連接部材の延在方向他端部と相対回動自在に連結され、延在方向他端部が前記第2のスイッチ操作部材の延在方向一端部と相対回動自在に連結され、
    前記動作部材は、
    前記モード切替部材が第1の駆動モード側に切り替えられ、これによって前記操作形態切替部が前記第1の切替位置に動作された状態では、手指により前記第2のスイッチ操作部材が第1の操作位置と第2の操作位置間で回動操作される際、前記連接部材との連結点を回動支点にして前記第1の動作位置と第2の動作位置間で回動され、これにより前記電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行い、
    前記モード切替部材が第2の駆動モード側に切り替えられ、これによって前記操作形態切替部が前記第2の切替位置に動作された状態では、手指により前記第1のスイッチ操作部材が初期位置と操作位置と間で操作される際、前記第2のスイッチ操作部材との連結点を回動支点にして前記第1の動作位置と第2の動作位置間で回動され、これにより前記電気スイッチの投入状態と非投入状態との間での切り替えを行うように構成されていることを特徴とする打撃工具。
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