JP2008220994A - 人工心臓ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ロータと固定体との間隙を最適な距離とするために、簡単に永久磁石の設置位置を決定することのできる人工心臓ポンプを提供することを目的とする。
【解決手段】スリーブ5の両端面と、固定体3,8それぞれの端面との間隙を最適な距離とするために、永久磁石3a,5b,5c,8aそれぞれによる磁気反発力を調整する。固定体3、8は、固定体用部品31、81と、固定体用部品31、81に挿入されるとともに先端部分が隆起したコーン32、82とによって構成される。
【選択図】図6

Description

本発明は、人工心臓ポンプに関するもので、特に、血液を圧送する軸流ポンプを使用した人工心臓ポンプに関する。
従来より、医療用の代替又は補助心臓として、羽根車の回転を利用して血液を圧送する人工心臓ポンプが用いられている。この人工心臓ポンプとして、ローラポンプ又は遠心ポンプを利用するものと、軸流ポンプを利用するものとが提供されている。これらの各種類の人工心臓ポンプにおいて、軸流ポンプを利用したものの方が、ローラポンプ又は遠心ポンプに利用するものに比べて、サイズを小さく出来る。
この軸流ポンプを利用した従来の人工心臓ポンプは、ハウジングにモータステータが内含されるとともに、インペラを周囲に備えたロータにモータステータと磁気的な反応を行う永久磁石が内含される。このような人工心臓ポンプとして、図14のように、ハウジング101に固定された固定体102,103の間に、インペラ105を外周面に備えたロータ104が設置され、この固定体102,103とロータ104とが対抗する面にピボット軸受106a,106bが設置されたものが提供されている。即ち、ロータ104において固定体102,103側に対抗する面の中心を突起させることで、ピボット軸受106a,106bが形成される。
又、図15のように、固定体102,103の内部に磁力の発生を行う電磁コイル111,112を設けるとともに、この電磁コイル111,112に対抗するように、ロータ104内部の両端側に永久磁石113,114を設けることで、ロータ104を磁力により支持する磁気軸受を備えたものが提供されている。この図15の人工心臓ポンプおいて、固定体102に位置センサ115を設けることで、ロータ104の位置を検出して、ロータ104が最適な位置となるように電磁コイル111,112の電流量が設定されるアクティブ磁気軸受が構成される。
又、図16のように、固定体102,103を固定軸121で接続し、この固定軸121の外周に沿って回転するような円筒形状としたロータ122が設けられるとともに、ロータ122と固定体102,103それぞれとが対面するそれぞれの面に溝を設けて動圧軸受を構成したものが提供されている。即ち、ロータ122が回転することで、ロータ122と固定体102,103それぞれとが対面するそれぞれの面に設けられた溝による微少間隙に血液が流れ込むことで発生する動圧により、ロータ122と固定体102,103との接触を防ぎ、スラスト軸受として動作する。
しかしながら、図14のようにピボット軸受106a,106bによって支持する場合、ピボット軸受106a,106bにおいて摩耗粉が生成されることがある。又、固定体102,103とロータ104との間隙が狭くなるため、血栓が形成されやすかったり、赤血球が破壊(溶血)される可能性がある。又、図15のようにアクティブ磁気軸受を用いた場合、非接触支持は可能であるものの、能動制御のための電力が必要となる上、その構成が複雑化するとともに、装置が大型化する。更に、図16のように動圧軸受を構成した場合、動圧を発生するための狭い間隙が必要となり、この間隙により、血栓が形成されやすかったり、溶血される可能性がある。
このような問題を回避するために、本出願人は、動圧軸受を構成するだけでなく、インペラにかかるハイドロスラスト荷重に釣り合う磁気反発力を利用した受動型反発磁気軸受により、ロータと固定体との接触を防ぐ人工心臓ポンプを提案している(特許文献1参照)。この受動型反発磁気軸受を備えた人工心臓ポンプは、図17のように、図16のような構成に、ロータ122と固定体103のそれぞれに永久磁石131,132を設置することで、ハイドロスラスト荷重に釣り合う磁気反発力による受動型反発磁気軸受が構成される。
又、図14のようなピボット軸受による支持だけでなく、ロータ前後の固定体とロータのそれぞれに永久磁石を設けて軸方向に浮遊させた人工心臓ポンプが提供されている(特許文献2参照)。この人工心臓ポンプでは、ロータの2つの固定体それぞれに面した位置と、2つの固定体のロータに面した位置とに、永久磁石を設置することで、ロータの前後それぞれに2組の磁気反発力を与えることで、ロータを浮遊させて支持させる。
特開2004−346930号公報 特開2004−351213号公報
特許文献1のような受動型反発磁気軸受を備えた人工心臓ポンプの場合、図16のように動圧軸受のみとする場合よりも隙間を広くできるため、血栓及び溶血の発生を低減できるが、ハイドロスラスト荷重の小さい運転条件や、起動・停止時において、磁気反発力によりロータ部とロータ前後の固定体との間で接触が生じてしまう。それにより、ロータ及び固定体の接触による摩耗粉や、血栓及び溶血の発生の可能性がある。
又、特許文献1及び特許文献2のような構成の人工心臓ポンプでは、永久磁石の設置される位置が固定される。よって、ロータと固定体との間隙を最適な距離とするように、ロータ及び固定体それぞれに対して、永久磁石を設置するための加工を施す必要があり、その加工による距離の制御は困難である。
このような問題を鑑みて、本発明は、ロータと固定体との間隙を最適な距離とするために、簡単に永久磁石の設置位置を決定することのできる人工心臓ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の人工心臓ポンプは、ハウジングと、該ハウジング内の中心位置に固定された固定軸と、前記ハウジングと接続されるとともに前記固定軸の両端それぞれに接続された2つの固定体と、当該固定軸に嵌合したスリーブと、当該スリーブの外壁面から突出した複数のインペラと、前記ハウジング内で、前記スリーブを取り囲む位置に内含され回転磁界を発生するモータステータと、前記スリーブ内に内含されるとともに前記スリーブの外壁面に対して垂直な磁界を発生する異方性永久磁石と、を備える人工心臓ポンプにおいて、前記固定体の少なくとも一方の前記固定軸との接続部側近傍に内含されるとともに前記スリーブとの接触を防ぐ磁界を発生する第1磁界発生部と、前記スリーブに内含されるとともに前記第1磁界発生部と反応する磁界を発生して前記固定体との接触を防ぐ第2磁界発生部と、を備え、前記第1及び第2磁界発生部間の距離を調整することで、前記第1及び第2磁界発生部による磁力を調整する調整部と、を備え、前記調整部が、前記固定体内の前記第1磁界発生部の設置位置を前記固定軸の軸方向と平行な方向に移動させて設定する部品であり、当該部品により前記第1磁界発生部の設置位置を調整することで、前記前記第1及び第2磁界発生部間の距離を調整するように構成され、前記固定体が、前記固定軸と接続されるとともに前記固定軸と接続する面と反対の面に前記第1磁界発生部が挿入される環状の穴が形成された第1部品と、該第1部品に接続されることで前記環状の穴を覆う第2部品と、で構成され、前記調整部となる部品がリング状の部品であるとともに、前記固定体の前記第1部品における前記環状の穴に、前記リング状の部品が前記第1磁界発生部と共に挿入され、前記第1磁界発生部よりも前記固定軸側に設置された前記リング状の部品の数により前記第1及び第2磁界発生部間の距離が調整されることを特徴とする。尚、このように構成するとき、前記第1及び第2部品の接続部分には、流体が前記固定体に侵入しないようにシール部材が設置される。
又、上述の人工心臓ポンプにおいて、前記調整部が、前記固定軸と前記固定体との間に設置される部品であり、当該部品により前記固定軸及び前記固定体それぞれの対向する端面間の距離を調整することで、前記前記第1及び第2磁界発生部間の距離を調整するものとしても構わない。
このとき、前記固定体が、前記固定軸との接続部分の中心位置に前記固定軸に向かって突起した突起部分を備え、前記固定軸が、前記固定体の突起部分が挿入される穴を備え、前記調整部となる部品が前記突起部分に環装される輪形状であり、前記突起部分に環装された部品の数により前記第1及び第2磁界発生部間の距離が調整されるものとしても構わないし、前記固定軸が、前記固定体との接続部分の中心位置に前記固定体に向かって突起した突起部分を備え、前記固定体が、前記固定軸の突起部分が挿入される穴を備え、前記調整部となる部品が前記突起部分に環装される輪形状であり、前記突起部分に環装された部品の数により前記第1及び第2磁界発生部間の距離が調整されるものとしても構わない。
更に、上述の人工心臓ポンプにおいて、前記固定体の少なくとも一方の前記スリーブと対向する端面に、流体が流れ込むことで動圧を発生するスラスト動圧溝が形成されるものとしても構わない。又、前記固定体内に、前記スリーブの端面との距離を測定するギャップセンサを備えるものとしても構わない。
そして、上述の人工心臓ポンプにおいて、前記第1及び第2磁界発生部が、同一極を対面させて反発磁力を発生する永久磁石であっても構わないし、前記固定体と前記固定軸を含む固定部材を構成する材料と、前記スリーブを含む回転部材を構成する材料とを、硬度の異なる材料としても構わない。
本発明によると、第1及び第2反発磁気軸受用磁石間の距離を調整する調整部を備えるものとしたので、スリーブと固定体とが接触しないように、スリーブの両端に発生する第1及び第2反発磁気軸受用磁石による反発磁力を簡単に調整することができる。又、固定体の第1部品における環状の穴に、リング状の部品が第1磁界発生部と共に挿入され、第1磁界発生部よりも固定軸側に設置されているので、リング状の部品の数により第1及び第2磁界発生部間の距離を調整して固定体間の距離を変更せずに、第1及び第2反発磁気軸受用磁石による反発磁力を簡単に調整することができる。又、固定軸と固定体との間に設置される部品により調整部を構成することで、スリーブの両端に発生する反発磁力を簡単に調整することができる。
<第1の参考例>
本発明の第1の参考例について、図面を参照して説明する。図1は、本参考例における人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。尚、以下では、血液の流れに従って、前方(上流側)、後方(下流側)として説明する。
図1の人工心臓ポンプは、円筒状のハウジング1と、ハウジング1の内壁面に接合された複数のディフューザ2と、複数のディフューザ2が外壁面から突出しており、これによってハウジング1に支持された固定体3と、固定体3の前方に設置された固定軸4と、固定軸4に環装されるように設置されて固定軸4の外周を回転するスリーブ5と、スリーブ5の外壁面から突出した複数のインペラ6と、インペラ6よりも前方に設けられるとともにハウジング1の内壁面に接合された複数の整流板7と、固定軸4と接続されるとともに整流板7が外壁面から突出しており、これによってハウジング1に支持された固定体8と、を備える。
この人工心臓ポンプは、スリーブ5内部に極異方性永久磁石5aが備えられるとともに、ハウジング1内部にスリーブ5の外壁面にその磁極が面する電磁コイルより成るモータステータ1aが備えられる。又、極異方性永久磁石5aは、人工心臓ポンプの中心軸Xを中心として放射状に複数設けられるとともに、その磁束の方向がハウジング1の内壁面に対して垂直な方向とされる。更に、隣接する極異方性永久磁石5aのハウジング1の内壁面に面する磁極を逆極性にする。よって、モータステータ1aを構成する磁気コイルに3相電流など位相の異なる電流を流すことで、極異方性永久磁石5aに回転する動力が働き、スリーブ5及びインペラ6がモータロータとして回転する。
そして、スリーブ5の前方先端部分内部に、リング状の永久磁石5bが内含されるとともに、固定体8内部に、後方の面が永久磁石5bの前方の面と対向する永久磁石8aが内含される。このとき、永久磁石5bの前方側の面における磁極と永久磁石8aの後方側の面における磁極が同じ極性とされるため、永久磁石5b,8aによる磁気反発力が働く。又、スリーブ5の後方先端部分内部に、リング状の永久磁石5cが内含されるとともに、固定体3内部に、前方の面が永久磁石5cの後方の面と対向する永久磁石3aが内含される。このとき、永久磁石5cの後方側の面における磁極と永久磁石3aの前方側の面における磁極が同じ極性とされるため、永久磁石5c,3aによる磁気反発力が働く。
この永久磁石5b,8a及び永久磁石5c,3aが、中心軸Xの軸方向に対するスラスト軸受として機能し、永久磁石5b,8a及び永久磁石5c,3aそれぞれによる磁気反発力が、人工心臓ポンプの駆動時にインペラ6よりも後方の圧力が高くなることによりスリーブ5が前方に移動する力となるハイドロスラスト荷重と釣り合うように調整される。これにより、スリーブ5の回転時における、スリーブ5の後方端面5xと固定体3の前方端面3xとの接触、及び、スリーブ5の前方端面5yと固定体8の後方端面8xとの接触を防ぐことができる。又、起動・停止時やハイドロスラスト荷重の小さい運転条件においても、永久磁石5b,8a及び永久磁石5c,3aそれぞれの磁気反発力により、スリーブ5の後方端面5xと固定体3の前方端面3xとの接触、及び、スリーブ5の前方端面5yと固定体8の後方端面8xとの接触を防ぐことができる。
又、固定体8の外壁面とハウジング1の内壁面とに両縁が接合された整流板7が、中心軸Xを中心として周方向に等間隔に配置され、更に、固定体3の外壁面とハウジング1の内壁面とに両縁が接合されたディフューザ2が、中心軸Xを中心として周方向に等間隔に配置される。そして、固定体8の前端及び固定体3の後端それぞれが、その中央部が隆起した構造となる。よって、固定体8の前端の隆起により取り込んだ血液を抵抗なく分岐させて整流板7に導き、固定体3の後端の隆起によりディフューザ2により整流されて流れる血液を抵抗なく合流させるように導く。
更に、固定体3,8と固定軸4とは、固定軸4の両端面4x,4yそれぞれの中心位置に設けられた穴4a,4bに、固定体3,8それぞれの端面3x,8xそれぞれの中心位置に設けられた突起部3b,8bが挿入されることで、接続される。この穴4a,4bそれぞれと突起部3b,8bそれぞれがねじ切られた形状とされ、穴4a,4bに突起部3b,8bが回転されて挿入されることで、スリーブ5が環装された固定軸4に固定体3,8が固定される。
又、固定体3の前方端面3xと固定軸4の後方端面4xとの間に、スリーブ5の後方端面5xと固定体3の前方端面3xとの間隙を調整する1枚以上の調整リング9が設置され、固定体8の後方端面8xと固定軸4の前方端面4yとの間に、スリーブ5の前方端面5yと固定体8の前方端面8xとの間隙を調整する1枚以上の調整リング9が設置される。このとき、調整リング9が、固定体3,8それぞれの突起部3b,8bに環装され、この調整リング9が環装された固定体3,8が固定軸4に挿入されることで、固定体3,8とスリーブ5との間隙が調整される。
このように構成されるとき、製造時において試運転を行い、調整リング9による固定体3,8とスリーブ5との間隙を計測することで、調整リング9による固定体3,8とスリーブ5との間隙の調整が行われる。この調整リング9の調整により、使用する運転条件で固定体3,8とスリーブ5とが接触しないように、固定体3,8とスリーブ5との間隙が調整される。このとき、固定体3又は固定体8内部の端面3x,8x側それぞれにギャップセンサ10が、図1のように設置されることで、起動・停止時、ハイドロスラスト荷重が小さい運転条件における、固定体3,8とスリーブ5との間隙が計測される。よって、固定体3内部のギャップセンサ10によって固定体3とスリーブ5との間隙が計測され、固定体8内部のギャップセンサ10によって固定体8とスリーブ5との間隙が計測される。
尚、このギャップセンサ10は、固定体3,8のいずれか一方のみに設置されるものとしても構わない。即ち、ギャップセンサ10が固定体3の内部に設置されている場合、ギャップセンサ10によって固定体3とスリーブ5との間隙が計測される。そして、計測された固定体3とスリーブ5との間隙と、設置された調整リング9の枚数と、固定軸4及びスリーブ5の軸方向の長さとによって、固定体8とスリーブ5との間隙が求められる。
この調整リング9を用いて、固定体3,8とスリーブ5との間隙が適当な距離に設定されると、固定体3又は固定体8を固定軸4から取り外した後、固定体3又は固定体8のいずれかに内含していたギャップセンサ10を取り外しても構わない。そして、確認された枚数の調整リング9を突起部3b,8bに環装した固定体3,8を、スリーブ5が環装された固定軸4に接続し直す。尚、固定体3,8とスリーブ5との適当な距離の間隙の計測については、ギャップセンサ10によるものでなく、固定体3,8とスリーブ5との接触を外部から計測するものであっても構わない。
更に、本参考例において、固定体3,8の両方が突起部3b,8bを備えるとともに、固定軸4の両端面4x,4yに穴4a,4bを設けるものとしたが、固定体3,8の一方が突起部を備え、突起部を備えた固定体が接続される側となる固定軸4の端面に穴が設けられるものとしても構わない。即ち、固定体3が突起部3bを備えて固定体8が突起部8bのない構成とされるとき、固定軸4の端面4xのみに穴4aが設けられて端面4yが直接固定体8の端面8xに接続され、又、固定体8が突起部8bを備えて固定体3が突起部3bのない構成とされるとき、固定軸4の端面4yに穴4bが設けられて端面4xが直接固定体3の端面3xに接続される。
<第2の参考例>
本発明の第2の参考例について、図面を参照して説明する。図2は、本参考例における人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。尚、図2において、図1と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図2の人工心臓ポンプは、図1の人工心臓ポンプの構成から永久磁石5c,3aを省いた構成とするとともに、調整リング9による調整可能な構成を固定体8側のみとする。即ち、固定体8の備える突起部8bに環装される調整リング9の枚数及び厚みによって固定体3,8とスリーブ5との間隙が調整されることで、使用する運転条件で、永久磁石5b,8aがスラスト軸受として機能するように、永久磁石5b,8aの磁気反発力がハイドロスラスト荷重と釣り合うように調整される。
このような人工心臓ポンプでは、ハウジング1に外縁が接続されたディフューザ2の内縁に接続されることでハウジング1に固定された固定体2に、固定軸4が接続されることで、固定軸4が固定体2を介してハウジング1に固定される。そして、調整リング9が突起部8bに環装された固定体8が、その突起部8bが固定軸4の穴4bに挿入されるようにして固定軸4に接続される。このように調整リング9が固定軸4と固定体8との間に設置されて、固定体3,8の間の距離が調整されることで、使用する運転条件で固定体3,8とスリーブ5とが接触しないように、固定体3,8とスリーブ5との間隙が調整される。
尚、本参考例において、スラスト軸受として機能する永久磁石8aを備えた固定体8側を調整可能な構成としたが、永久磁石のない固定体3側を調整可能な構成としても構わない。即ち、固定体3に突起部3bを設けるとともに、固定軸4の端面4xに穴4aを設けることで、突起部3bに環装する調整リング9によって固定体3,8とスリーブ5との間隙を調整するものとしても構わない。
<第3の参考例>
本発明の第3の参考例について、図面を参照して説明する。図3は、本参考例における人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。尚、図3において、図1と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図3の人工心臓ポンプは、図1の人工心臓ポンプの構成における永久磁石3a,5b,5c,8aの代わりに磁性体3cを永久磁石3aの設置位置に設置し、磁性体3cと極異方性永久磁石5aとによる吸引力をスラスト軸受の機能として利用するとともに、調整リング9による調整可能な構成を固定体3側のみとする。即ち、固定体3の備える突起部3bに環装される調整リング9の枚数及び厚みによって固定体3,8とスリーブ5との間隙が調整されることで、使用する運転条件で、磁性体3cと極異方性永久磁石5aとがスラスト軸受として機能するように、磁性体3c及び極異方性永久磁石5aの吸引力がハイドロスラスト荷重と釣り合うように調整される。
このような人工心臓ポンプでは、ハウジング1に外縁が接続された整流板7の内縁に接続されることでハウジング1に固定された固定体8に、固定軸4が接続されることで、固定軸4が固定体8を介してハウジング1に固定される。そして、調整リング9が突起部3bに環装された固定体3が、その突起部3bが固定軸4の穴4aに挿入されるようにして固定軸4に接続される。このように調整リング9が固定軸4と固定体8との間に設置されて、固定体3,8の間の距離が調整されることで、使用する運転条件で固定体3,8とスリーブ5とが接触しないように、固定体3,8とスリーブ5との間隙が調整される。
尚、本参考例において、スラスト軸受として機能する磁性体3cを備えた固定体3側を調整可能な構成としたが、磁性体のない固定体8側を調整可能な構成としても構わない。即ち、固定体8に突起部8bを設けるとともに、固定軸4の端面4yに穴4bを設けることで、突起部8bに環装する調整リング9によって固定体3,8とスリーブ5との間隙を調整するものとしても構わない。
尚、第1〜第3の参考例において、ディフューザ2及び整流板7が共に、その内縁が固定体3,8の外壁面に接続され、その外縁がハウジング1の内壁面に接続される構成とされるものとしたが、ディフューザ2及び整流板7のいずれか一方において、その内縁又は外縁の一方で接続されて固定されるものとしても構わない。
即ち、第1又は第2の参考例のように構成された場合、図4(a)のように、整流板7の内縁を固定体8に接続して固定するとともに整流板7の外縁を分離するものとしても構わないし、図4(b)のように、整流板7の外縁をハウジング1に接続して固定するとともに整流板7の内縁を分離するものとしても構わない。これにより、整流板7の内縁及び外縁を共に接続した場合と比べて、固定体8の分離が容易であるため、調整リング9による調整が容易になる。
又、第1又は第3の参考例のように構成された場合、図4(c)のように、ディフューザ2の内縁を固定体3に接続して固定するとともにディフューザ2の外縁を分離するものとしても構わないし、図4(d)のように、ディフューザ2の外縁をハウジング1に接続して固定するとともにディフューザ2の内縁を分離するものとしても構わない。これにより、ディフューザ2の内縁及び外縁を共に接続した場合と比べて、固定体3の分離が容易であるため、調整リング9による調整が容易になる。
更に、第1又は第2の参考例のように構成された場合、固定体8に突起部8bを設けて固定軸4の穴4aに挿入して固定する構成としたが、図5(a)のように、固定軸4の固定体8側の端面4yの中心位置に突起部4cを設けるとともに、この突起部4cが挿入される穴8cを固定体8の後方端面8xの中心位置に設けるものとしても構わない。このとき、突起部4cに調整リング9が環装されて穴8cに挿入される。同様に、第1又は第3の参考例のように構成された場合においても、図5(b)のように、固定軸4の固定体3側の端面4xの中心位置に突起部4dを設けるとともに、この突起部4dが挿入される穴3dを固定体3の前方端面3xの中心位置に設けるものとしても構わない。このとき、突起部4dに調整リング9が環装されて穴3dに挿入される。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図6は、本実施形態における人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。尚、図6において、図1と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図6の人工心臓ポンプは、図1の人工心臓ポンプと異なり、固定体3,8それぞれが複数の部品に分割可能な構造とされるとともに、調整リング9が固定体3,8と固定軸4との間に設置される代わりに、固定体3,8における永久磁石3a,8aそれぞれの設置位置を決定するスペーサ11が用いられる。この人工心臓ポンプにおいて、固定体3が、外周面にディフューザ2が設置された固定体用部品31と、固定体用部品31に挿入されるとともに後方先端部分が隆起した吐出コーン32とによって構成され、固定体8が、外周面に整流板7が設置された固定体用部品81と、固定体用部品81に挿入されるとともに前方先端部分が隆起した吸込コーン82とによって構成される。
そして、固定体用部品31は、後方の端面から前方に向かって内部が階段状に削られた構造とされ、即ち、後方の端面側に内径の広い穴33が形成されるとともに、この穴33の底面部分に穴33より内径の狭い穴34が形成される。又、穴33の底面部分において、穴34の周囲に、輪形状の溝35が形成され、この輪形状の溝35にスペーサ11及び永久磁石3aが挿入されて、設置される。更に、穴34の底面と固定体用部品31の前方端面3xとの間にギャップセンサ10が設置される。
又、吐出コーン32は、穴34に挿入される突起部36が形成されるとともに、この突起部36より後方側には穴33に挿入されるとともに穴33の内径と略等しい外径となる円筒部37と、円筒部37の外壁面の一部に輪形状に形成された溝38と、この溝38に嵌められた弾性体で構成されたOリング39と、を備える。そして、固定体用部品31の穴34及び吐出コーン32の突起部36それぞれがねじ切られた形状とされ、穴34に突起部36が回転されて挿入されることで、固定体用部品31に吐出コーン32が設置される。
同様に、固定体用部品81は、前方の端面から後方に向かって、内径の広い穴83及び内径の狭い穴84が形成された階段状の構造とされるとともに、穴83の底面部分において、穴84の周囲に、輪形状の溝85が形成される。そして、この溝85にスペーサ11及び永久磁石8aが挿入され、穴84の底面と固定体81の後方端面8xとの間にギャップセンサ10が設置される。又、吸込コーン82は、穴84,83それぞれに挿入される突起部86及び円筒部87と、円筒部87の外壁面の一部に形成された溝88と、この溝88に嵌められたOリング89と、を備える。そして、固定体用部品81の穴84及び吸込コーン82の突起部86それぞれがねじ切られた形状とされ、穴84に突起部86が回転されて挿入されて、固定体用部品81に吸込コーン82が設置される。
このように、固定体3,8が形成されるとき、スリーブ5が環装された固定軸4に固定体用部品31,81が接続された後、固定体用部品31,81それぞれの溝35,85に、複数のスペーサ11と永久磁石3a,8aが挿入される。このとき、溝35の中心軸Xの軸方向に対する深さと、溝35に挿入された複数のスペーサ11及び永久磁石3aそれぞれの中心軸Xの軸方向に対する長さの合計とが等しく、又、溝85の中心軸Xの軸方向に対する深さと、溝85に挿入された複数のスペーサ11及び永久磁石8aそれぞれの中心軸Xの軸方向に対する長さの合計とが等しい。
そして、このスペーサ11及び永久磁石3aが設置された固定体用部品31の穴34に吐出コーン32の突起部36がお互いのネジ溝に嵌合するように挿入され、固定体用部品31に吐出コーン32を固定する。同様に、スペーサ11及び永久磁石8aが設置された固定体用部品81の穴84に吸込コーン82の突起部86がお互いのネジ溝に嵌合するように挿入され、固定体用部品81に吸込コーン82を固定する。このとき、吐出コーン32の円筒部37における溝38に設置されたOリング39により固定体用部品31の内壁面と吐出コーン32の外壁面との間隙がシールされるとともに、吸込コーン82の円筒部87における溝88に設置されたOリング89により固定体用部品81の内壁面と吸込コーン82の外壁面との間隙がシールされる。これにより、固定体3,8内部への血液の流入が防がれる。
このように構成されるとき、永久磁石3aよりも前方に設置されたスペーサ11の数により、永久磁石3a,5cの距離が設定されて、永久磁石3a,5cによる磁気反発力が決定されるとともに、永久磁石8aよりも後方に設置されたスペーサ11の数により、永久磁石8a,5bの距離が設定されて、永久磁石8a,5bによる磁気反発力が決定される。
よって、製造時において上述のように構成すると、第1の参考例と同様、試運転を行い、ギャップセンサ10によって、スリーブ5の起動・停止時、ハイドロスラスト荷重が小さい運転条件における、固定体3,8とスリーブ5との間隙が計測される。そして、固定体3,8とスリーブ5との間隙が適当な距離となるように、固定体3では、永久磁石3aの前方に設置するスペーサ11の枚数が、又、固定体8では、永久磁石8aの後方に設置するスペーサ11の枚数が、それぞれ設定され、永久磁石3a,8aの設置位置が決定される。このようにして、永久磁石3a,8aの設置位置が決定されると、固定体用部品31,81それぞれからギャップセンサ10が取り外された後、再び、吐出コーン32及び吸込コーン82が固定体用部品31,81に設置される。又、製品段階では、Oリング39,89を設置する代わりに、吐出コーン32の溝38と固定用部品31の内壁面による空間を溶接するとともに、吸込コーン82の溝88と固定用部品81の内壁面による空間を溶接ことによって、固定体3,8の内部をシールする。
尚、本実施形態において、固定体用部品31,81それぞれにギャップセンサ10が設置されるものとしたが、固定体用部品31,81のいずれか一方のみにギャップセンサ10が設置されるものとしても構わない。即ち、ギャップセンサ10が固定体用部品31の内部に設置されている場合、ギャップセンサ10によって固定体3とスリーブ5との間隙が計測される。そして、計測された固定体3とスリーブ5との間隙と、固定軸4及びスリーブ5の軸方向の長さとによって、固定体8とスリーブ5との間隙が求められる。又、固定体3,8とスリーブ5との適当な距離の間隙の計測については、ギャップセンサ10によるものでなく、固定体3,8とスリーブ5との接触を外部計測するものであっても構わない。
このように、本実施形態によると、スペーサ11により容易に永久磁石3a,8aそれぞれの設置位置の調整を行うことができ、永久磁石3a,8a,5b,5cによって働くスラスト力を容易に調整することができる。又、本実施形態に置いては、第1の参考例と異なり、固定体3,8内部での永久磁石3a,8aの設置位置を変更するため、固定体3の前方端面3xと固定体8の後方端面8xとの間の距離を一定に保ったまま、スラスト力の調整を行うことができる。
尚、本実施形態において、永久磁石3a,8a,5b,5cを備えるとともに、固定体3,8の両方で永久磁石3a,8aの位置調整可能な構成としたが、固定体3,8のいずれか一方のみ位置調整可能な構成とするものとしても構わない。
<第2の実施形態>
図7は、本発明の第2の実施形態の構成を示す図である。
第2の実施形態に係る人工心臓ポンプは、第2の参考例と同様、図7に示すように、図6の人工心臓ポンプの構成から永久磁石5c,3aを省いた構成とするとともに、スペーサ11による調整可能な構成を固定体8側のみとする構成とされている。
<第3の実施形態>
図8は、本発明の第3の実施形態の構成を示す図である。
第3の実施形態に係る人工心臓ポンプは、第3の参考例と同様、図8に示すように、図6の人工心臓ポンプの構成の永久磁石3a,8a,5b,5cの代わりに磁性体3cを備えるとともに、スペーサ11による調整可能な構成を固定体3側のみとして磁性体3cの位置調整がされるように構成されている。
<第4の参考例>
本発明の第4の参考例について、図面を参照して説明する。図9は、本参考例における人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。尚、図9において、図6と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図9の人工心臓ポンプは、図6の人工心臓ポンプと、固定体3,8の構造が異なるものであり、スペーサ11による永久磁石3a,8aの設置位置の設定でなく、ネジ部を備えた調整ロット12により永久磁石3a,8aの設置位置の設定を行う。この人工心臓ポンプにおいて、固定体3が、後方側が開口された固定体用部品301と、固定体用部品301の後方側の開口部に挿入される吐出コーン静止部302と、吐出コーン静止部302に設けられた穴に挿入される吐出コーン先端部303と、永久磁石3aが接続された調整ロット12と、を備える。又、固定体8が、固定体3と同様に、前方側が開口された固定体用部品801と、固定体用部品801の開口部に挿入される吸込コーン静止部802と、吸込コーン静止部802に設けられた穴に挿入される吸込コーン先端部803と、永久磁石8aが接続された調整ロット12と、を備える。
そして、固定体用部品301,801がそれぞれ円筒形状であり、固定体用部品301が前方側に底面を備えるとともに、固定体用部品801が後方側に底面を備える。又、固定体用部品301の後方側の開口部に挿入される吐出コーン静止部302は、その前方側において、固定体用部品301の開口部に挿入される部分の外径が固定体用部品301の開口部の内径と略等しく、且つ、固定体用部品301の開口部に挿入されない部分の外径が固定体用部品301の外径と等しくなる、段構造とされる。この吐出コーン静止部302が、固定体用部品301の開口部の端面と接触する部分で溶接されることで、固定体用部品301と一体となるように接続される。
又、吐出コーン静止部302は、その後方側においては、中心に向かって湾曲した構造となるとともに、吐出コーン先端部303の前方側端面と接触するように、中心位置付近では平坦な端面304が形成されている。この吐出コーン静止部302には、中心軸Xの軸方向に貫通した穴が形成され、この穴の後方側から、吐出コーン先端部303が挿入されるとともに、穴の前方側から調整ロット12が挿入される。吐出コーン先端部303は、後方部分が中心に向かって湾曲して中心部分が隆起した構造であり、前方部分に突起した突起部307が設けられ、この突起部307が吐出コーン静止部302の穴に挿入される。更に、吐出コーン静止部302の後方部の端面304に輪形状の溝305が設けられ、この溝305に弾性体によるOリング306が嵌合されることで、吐出コーン先端部303と吐出コーン静止部304の接触面におけるシールが成される。
吸込コーン静止部802は、吐出コーン静止部302と同様、その前方側において、中心に向かって湾曲した構造となるとともに、中心位置付近では平坦な端面804が形成され、又、中心軸Xの軸方向に貫通した穴が形成される。吸込コーン先端部803は、吐出コーン先端部303と同様、後方部分に突起した突起部807が設けられ、この突起部807が吸込コーン静止部802の穴に挿入される。又、吸込コーン静止部802の端面804に輪形状の溝805が設けられるとともに、この溝805に弾性体によるOリング806が嵌合される。
更に、吐出コーン静止部302の前方の穴及び吸込コーン静止部802の後方の穴から挿入される調整ロット12は、径の異なる二つの円柱構造121,122が中止軸X方向に重なった構成とされ、吐出コーン静止部302及び吸込コーン静止部802に挿入される側の円柱構造121の径が吐出コーン静止部302及び吸込コーン静止部802の穴の内径と略等しい値となる。又、固定体用部品301,801によって囲まれる円柱構造122の径は、円柱構造121の径よりも大きい。そして、円柱構造122の外周面に永久磁石3a,8aの内周面が接触するように、調整ロット12に永久磁石3a,8aが設置される。
又、吐出コーン静止部302及び吸込コーン静止部802の穴と、吐出コーン先端部303及び吸込コーン先端部803それぞれの突起部307,807及び調整ロット12の円柱構造121とがそれぞれ、ねじ切られた形状とされる。よって、吐出コーン静止部302の穴に突起部307及び円柱構造121が回転されて挿入されることで、吐出コーン静止部302に吐出コーン先端部303及び調整ロット12が固定され、又、吸込コーン静止部802の穴に突起部807及び円柱構造121が回転されて挿入されることで、吸込コーン静止部802に吸込コーン先端部803及び調整ロット12が固定される。
このように、固定体3,8が形成されるとき、まず、スリーブ5が環装された固定軸4に固定体用部品301,801が接続された後、吐出コーン静止部302及び吸込コーン静止部802それぞれの穴に、永久磁石3a,8aが設置された調整ロット12を挿入する。そして、固定用部品301,801によって調整ロット12の円柱構造122を覆うように、調整ロット12が挿入された側から、吐出コーン静止部302及び吸込コーン静止部802それぞれを固定用部品301,801の開口部に挿入する。即ち、永久磁石3aが、固定用部品301と吐出コーン静止部302とによって構成される閉空間内に設置され、永久磁石8aが、固定用部品801と吸込コーン静止部802とによって構成される閉空間内に設置される。
固定用部品301,801それぞれに吐出コーン静止部302及び吸込コーン静止部802それぞれが挿入されて、溶接されることで接続されると、吐出コーン静止部302及び吸込コーン静止部802それぞれの端面304,804に構成された穴に、吐出コーン先端部303及び吸込コーン先端部803それぞれの突起部307,807が挿入される。そして、試運転を行い、ハイドロスラスト荷重が小さい運転条件や起動・停止時における、固定体3,8とスリーブ5との間隙が計測される。
このようにして、人工心臓ポンプが製造されて、試運転による固定体3,8とスリーブ5との間隙の計測が行われると、計測した固定体3,8とスリーブ5との間隙の距離が最適になるように、永久磁石3a,8aの設置位置が設定される。このとき、吐出コーン先端部303及び吸込コーン先端部803それぞれが吐出コーン静止部302及び吸込コーン静止部802より取り外される。
そして、工具を吐出コーン静止部302及び吸込コーン静止部802それぞれの穴から挿入して、工具により調整ロット12を回転させて、中心軸Xの軸方向に調整ロット12を移動させることで、永久磁石3a,8aの設置位置を設定する。この調整ロット12の円柱構造121の端面123には、工具の先端形状と同一の形状の溝が形成され、この溝に工具の先端が挿入されて、調整ロット12を回転させる。
製品段階では、永久磁石3a,8aの設置位置を設定した後に、調整ロット12と吐出コーン静止部302の穴の内壁面とを溶接又は接着剤で固定するとともに、調整ロット12と吸込コーン静止部802の穴の内壁面とを溶接又は接着剤で固定することで、調整ロット12の廻り止めを行って固定する。その後、再び、吐出コーン先端部303及び吸込コーン先端部803それぞれを吐出コーン静止部302及び吸込コーン静止部802に挿入する。このとき、Oリング306,806を設置する代わりに、吐出コーン静止部302の溝305と吐出コーン先端部303の前方側の面による空間を溶接するとともに、吸込コーン静止部802の溝805と吸込コーン先端部803の後方側の面による空間を溶接ことによって、固定体3,8の内部をシールする。
このように、本参考例によると、工具を用いて容易に永久磁石3a,8aの設置位置の調整を行うことができる。この本参考例において、第1の実施形態と同様、ギャップセンサ10を固定体部品301,801の少なくとも一方に設置し、試運転時の固定体3,8とスリーブ5との間隙の計測に用いられるものとしても構わない。又、ギャップセンサ10によるものでなく、固定体3,8とスリーブ5との接触を外部計測するものであっても構わない。
尚、本参考例においても、第1の実施形態と同様、永久磁石3a,8a,5b,5cを備えるとともに、固定体3,8の両方で永久磁石3a,8aの位置調整可能な構成としたが、固定体3,8のいずれか一方のみ位置調整可能な構成とするものとしても構わない。又、第2の参考例と同様、図10に示すように、図9の人工心臓ポンプの構成から永久磁石5c,3aを省いた構成とするとともに、調整ロット12による調整可能な構成を固定体8側のみとするものとしても構わない。更に、第3の参考例と同様、図11に示すように、図9の人工心臓ポンプの構成の永久磁石3a,8a,5b,5cの代わりに磁性体3cを備えるとともに、調整ロット12による調整可能な構成を固定体3側のみとして磁性体3cの位置調整がされるものとしても構わない。
又、第1から第3の実施形態及び第4の参考例において、第1の参考例と同様、固定体3,8と固定軸8との接続部分において、固定体3,8に突起部3b,8bを設けるとともに、固定軸4に穴4a,4bを設けて、固定体3,8それぞれの突起部3b,8bに調整リング9が環装されるものとしても構わない。又、図5のように、固定体3,8に穴3d,8cを設けるとともに、固定軸4に突起部4c,4dを設けて、固定軸4の突起部4c,4dに調整リング9が環装されるものとしても構わない。このようにすることで、固定体3,8の距離を調整リング9を用いて調整することができる。
更に、第1から第3の実施形態及び第1から第4の参考例において、引用文献1のように、固定体3の前方端面3x及び固定体8の後方端面8xそれぞれに、図12のような渦巻き状のスラスト動圧発生溝100を複数形成するようにしても構わない。即ち、このスラスト動圧発生溝100に流動する血液にスラスト動圧が発生し、永久磁石3a,5b,5c,8aによる磁気反発力とともにスリーブ5にかかるスラスト加重を支持させる。
又、人工心臓ポンプに対して広い運転範囲を確保するために、スリーブ5と固定体3,8のいずれか一方との間隙を狭くする場合があるが、このとき、そのスリーブ5との間隙が狭くなる固定体に対してのみ、図12のようなスラスト動圧発生溝100による動圧軸受を構成するようにしても構わない。即ち、例えば、図13のように、スリーブ5と固定体8との間隙を広くして、スリーブ5と固定体3との間隙を狭くする場合、固定体3とスリーブ5との接触を防ぐために、固定体3の前方端面3xのみに図12のようなスラスト動圧発生溝100を形成する。尚、逆に、スリーブ5と固定体3との間隙を広くして、スリーブ5と固定体8との間隙を狭くする場合は、固定体8とスリーブ5との接触を防ぐために、固定体8の前方端面8xのみに図12のようなスラスト動圧発生溝100を形成する。
又、上述の各実施形態及び各参考例において構成される人工心臓ポンプにおいて、スリーブ5のように回転駆動する回転部材を構成する材料の硬度と、固定体3,8及び固定軸4のようにハウジング1に固定された固定部材を構成する材料の硬度とが異なるものとしても構わない。即ち、例えば、回転部材を構成する材料を浸炭窒化されたチタン合金とするとともに、固定部材を構成する材料を未処理のチタン合金としても構わないし、逆に、回転部材を構成する材料を未処理のチタン合金とするとともに、固定部材を構成する材料を浸炭窒化されたチタン合金としても構わない。尚、浸炭窒化とは、天然ガス、都市ガス、プロパン、ブタンガスなど変成した浸炭性ガス或いは液体を滴下し発生した浸炭性ガスに、アンモニア(NH3)を添加したガス雰囲気中で処理品を加熱し、浸炭を行うものである。
このように、固定部材と回転部材とを硬度の異なる材料で構成するため、接触時の焼き付きを防ぐことができ、その摺動特性を良好なものに保持することができる。又、各部に使用される材料をチタン合金とすることで、その生体適合性を補償するだけでなく、浸炭窒化によって処理することで硬度の異なるチタン合金を生成することで、処理時の温度雰囲気を低くし、処理される部材の熱変形を抑制することができる。
は、本発明が適用される人工心臓ポンプの第1の参考例の構成を示す断面図である。 は、本発明が適用される人工心臓ポンプの第2の参考例の構成を示す断面図である。 は、本発明が適用される人工心臓ポンプの第3の参考例の構成を示す断面図である。 は、第1〜3の参考例の人工心臓ポンプにおける整流板及びディフューザの別の構成を示す図である。 は、第1〜3の参考例の人工心臓ポンプにおける固定体と固定軸の別の構成を示す図である。 は、第1の参考例に適用した第1の実施形態の人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。 は、第2の参考例に適用した第2の実施形態の人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。 は、第3の参考例に適用した第3の実施形態の人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。 は、本発明が適用される人工心臓ポンプの第4の参考例の構成を示す断面図である。 は、本発明が適用される人工心臓ポンプの第4の参考例の別の構成を示す断面図である。 は、本発明が適用される人工心臓ポンプの第4の参考例の別の構成を示す断面図である。 は、スラスト動圧発生溝の構成を示す図である。 は、後側の固定体にスラスト動圧発生溝を設置するときの人工心臓ポンプの構成を示す図である。 は、ピボット軸受を用いた従来の人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。 は、アクティブ磁気軸受を用いた従来の人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。 は、動圧軸受を用いた従来の人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。 は、受動型反発磁気軸受を用いた従来の人工心臓ポンプの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 ディフューザ
3 固定体
4 固定軸
5 スリーブ
6 インペラ
7 整流板
8 固定体
9 調整リング
10 ギャップセンサ
11 スペーサ
12 調整ロット

Claims (8)

  1. ハウジングと、該ハウジング内の中心位置に固定された固定軸と、前記ハウジングと接続されるとともに前記固定軸の両端それぞれに接続された2つの固定体と、当該固定軸に嵌合したスリーブと、当該スリーブの外壁面から突出した複数のインペラと、前記ハウジング内で、前記スリーブを取り囲む位置に内含され回転磁界を発生するモータステータと、前記スリーブ内に内含されるとともに前記スリーブの外壁面に対して垂直な磁界を発生する異方性永久磁石と、を備える人工心臓ポンプにおいて、
    前記固定体の少なくとも一方の前記固定軸との接続部側近傍に内含されるとともに前記スリーブとの接触を防ぐ磁界を発生する第1磁界発生部と、
    前記スリーブに内含されるとともに前記第1磁界発生部と反応する磁界を発生して前記固定体との接触を防ぐ第2磁界発生部と、
    前記第1及び第2磁界発生部間の距離を調整することで、前記第1及び第2磁界発生部による磁力を調整する調整部と、
    を備え、
    前記調整部が、前記固定体内の前記第1磁界発生部の設置位置を前記固定軸の軸方向と平行な方向に移動させて設定する部品であり、
    当該部品により前記第1磁界発生部の設置位置を調整することで、前記前記第1及び第2磁界発生部間の距離を調整するように構成され、
    前記固定体が、前記固定軸と接続されるとともに前記固定軸と接続する面と反対の面に前記第1磁界発生部が挿入される環状の穴が形成された第1部品と、該第1部品に接続されることで前記環状の穴を覆う第2部品と、で構成され、
    前記調整部となる部品がリング状の部品であるとともに、
    前記固定体の前記第1部品における前記環状の穴に、前記リング状の部品が前記第1磁界発生部と共に挿入され、前記第1磁界発生部よりも前記固定軸側に設置された前記リング状の部品の数により前記第1及び第2磁界発生部間の距離が調整されることを特徴とする人工心臓ポンプ。
  2. 前記調整部が、前記固定軸と前記固定体との間に設置される部品であり、
    当該部品により前記固定軸及び前記固定体それぞれの対向する端面間の距離を調整することで、前記前記第1及び第2磁界発生部間の距離を調整することを特徴とする請求項1に記載の人工心臓ポンプ。
  3. 前記固定体が、前記固定軸との接続部分の中心位置に前記固定軸に向かって突起した突起部分を備え、
    前記固定軸が、前記固定体の突起部分が挿入される穴を備え、
    前記調整部となる部品が前記突起部分に環装される輪形状であり、前記突起部分に環装された部品の数により前記第1及び第2磁界発生部間の距離が調整されることを特徴とする請求項2に記載の人工心臓ポンプ。
  4. 前記固定軸が、前記固定体との接続部分の中心位置に前記固定体に向かって突起した突起部分を備え、
    前記固定体が、前記固定軸の突起部分が挿入される穴を備え、
    前記調整部となる部品が前記突起部分に環装される輪形状であり、前記突起部分に環装された部品の数により前記第1及び第2磁界発生部間の距離が調整されることを特徴とする請求項2に記載の人工心臓ポンプ。
  5. 前記固定体の少なくとも一方の前記スリーブと対向する端面に、流体が流れ込むことで動圧を発生するスラスト動圧溝が形成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の人工心臓ポンプ。
  6. 前記固定体内に、前記スリーブの端面との距離を測定するギャップセンサを備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の人工心臓ポンプ。
  7. 前記第1及び第2磁界発生部が、同一極を対面させて反発磁力を発生する永久磁石であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の人工心臓ポンプ。
  8. 前記固定体と前記固定軸を含む固定部材を構成する材料と、前記スリーブを含む回転部材を構成する材料とを、硬度の異なる材料とすることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の人工心臓ポンプ。
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