JP2008220847A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第二液晶表示装置12を、その図柄表示部が、第一液晶表示装置11の図柄表示部の右側に隣接し、且つ、遊技盤10の前面に対して、第一液晶表示装置11の図柄表示部から遠くなるにしたがい前方へせり出すように遊技盤10の後方から前方にわたり傾斜させて設置した。また、遊技球通路27の正面視で開口部内に位置する中間部は遊技盤10の前面よりも後方に位置する凹状に形成した。したがって、第二液晶表示装置12にて、より多彩で迫力のある映像演出を実施することができるし、遊技者が第二液晶表示装置12の表示を視認する際に、遊技球通路27が邪魔になったりしない。
【選択図】図5
Description
また、遊技領域内に複数の図柄表示部を設ける場合、図柄表示部が遊技領域の中央部から左右又は上下に離れるにつれ、遊技者の視野角から外れやすく、該図柄表示部における表示内容が視認しづらくなるといった問題もある。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域が形成されており、遊技に係る演出を行う複数の液晶表示装置を、それぞれの図柄表示部が前記遊技領域内に開設された開口部から露出するように設置してなるパチンコ機であって、第一の液晶表示装置を、その図柄表示部が前記遊技盤の前面に対して略平行となるように設置する一方、第二の液晶表示装置を、その図柄表示部が前記第一の液晶表示装置の図柄表示部の左側又は右側に隣接し、且つ、前記遊技盤の前面に対して、前記第一の液晶表示装置の図柄表示部から遠くなるにしたがい前方へせり出すように前記遊技盤の後方から前方にわたり傾斜させて設置するとともに、上下方向へ長い筒状の遊技球通路を、前記開口部を上下にわたって前記第一の液晶表示装置の図柄表示部と前記第二の液晶表示装置の図柄表示部とを仕切るように設け、さらに、当該遊技球通路の中間部の少なくとも一部を、前記第二の液晶表示装置の図柄表示部の前方位置まで突出する膨出状に形成したことを特徴とする。
尚、請求項1及び2における「前記遊技盤の後方から前方にわたり傾斜させて設置する」とは、図柄表示部の最前部が、遊技盤の前面と同平面に位置する状態をも含むものとする。また、請求項1及び2における「遊技に係る演出を行う」とは、所謂「大当たり抽選」の結果表示に用いる数字や絵柄等からなる「特別図柄」を変動及び確定表示したりすることに加え、キャラクターの動画等を用いた「キャラクター演出」等をも含む。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、遊技球通路の膨出部に、反膨出側へ突出して第一の液晶表示装置の図柄表示部の周囲を支持する支持フレームの前方を覆う透明な板状のフランジ部を設けるとともに、該フランジ部に、遮光性を有して前記支持フレームを遮蔽する遮蔽部を設けたことを特徴とする。
また、特に請求項1に記載の発明によれば、第一の液晶表示装置の図柄表示部と第二の液晶表示装置の図柄表示部とを仕切るように設けられた遊技球通路の中間部を、遊技盤の前面よりも後方に位置する凹状に形成しているため、遊技者が第二の液晶表示装置の図柄表示部を視認する際、遊技球通路が邪魔となったりしない。
一方、請求項2に記載の発明によれば、遊技球通路の中間部の少なくとも一部を、第二の液晶表示装置の図柄表示部の前方位置まで突出する膨出状に形成している。このように膨出部を設けることで、遊技者が、第二の液晶表示装置の図柄表示部の、第一の液晶表示装置の図柄表示部との隣接位置における表示を容易に視認することができ、第一の液晶表示装置と第二の液晶表示装置とによる表示演出の一体感、及び第二の液晶表示装置の図柄表示部を傾斜させて設置したことによる立体感を最大限に発揮させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、遊技球通路の中間部を、遊技盤の前面よりも後方に位置する凹状に形成しているため、上記効果に加えて、遊技者が第二の液晶表示装置の図柄表示部を視認する際、遊技球通路が邪魔にならない、といった効果がある。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、遊技球通路の膨出部に、反膨出側へ突出して第一の液晶表示装置の図柄表示部の周囲を支持する支持フレームの前方を覆う透明な板状のフランジ部を設けるとともに、該フランジ部に、遮光性を有して支持フレームを遮蔽する遮蔽部を設けている。したがって、第一の液晶表示装置の支持フレームが見えることによる美観の低下等といった問題が生じない。
加えて、上記第一表示窓23の右方の開口窓を、仕切部により上下に仕切って第二表示窓24a、24bが形成されているとともに、該第二表示窓24a、24bの右側部により、第二液晶表示装置12の表示部周囲を支持する支持フレーム12cを遊技者から遮蔽するようにしている。尚、27cは、遊技領域13内を流下する遊技球の第二表示窓24a、24b側への進入を防止するための防止壁であり、透明な合成樹脂により一体成形されている。
第一液晶表示装置11は、図柄表示部が遊技盤10の前面と略平行になるような姿勢で開口部21から露出するように、取付部材51を介して遊技盤10の後面に取り付けられている。そして、当該図柄表示部内の第一表示窓23内に位置する所定領域が表示部11aとして、後述する液晶制御基板32aの液晶制御MPU32bにて設定されている。一方、第二液晶表示装置12は、第一液晶表示装置11の右方において、その図柄表示部が、遊技盤10の前面に対して所定角度傾斜するような姿勢で開口部21から露出するように取り付けられている。そして、図5に示す如く、図柄表示部の一方側端部が、第一液晶表示装置11よりも後方に位置し、他方側端部が遊技盤10の前面よりも前方へ突出するようになっている。また、該第二液晶表示装置12の図柄表示部内の上部領域が表示部12aとして、下部領域が表示部12bとして液晶制御MPU32bにて夫々設定されている。尚、第二液晶表示装置12の図柄表示部の傾斜方向は、遊技領域13の中央から周縁部へ向かって、徐々に前方へせり出す方向である。また、取付部材51に右部には、第二液晶表示装置12を支持するための取付部材52を取付可能な固定部53が設けられており、第二液晶表示装置12は、取付部材52を介して遊技盤10の後面及び取付部材51に取り付けられる。
パチンコ機1の後方部には、遊技に係る制御(チューリップ式電動役物16を開動作させるか否かを判定する所謂「当たり判定」や大入賞装置17の扉部材を断続的に開成させるか否かを判定する所謂「大当たり抽選」等)を行う主制御基板31aを収納した主制御装置31が設置されている。また、第一液晶表示装置11及び第二液晶表示装置12における図柄表示動作を制御する液晶制御基板32a、スピーカからの効果音発生動作等を制御する音制御基板33a、主制御基板31aの指令のもとで液晶制御基板32aや音制御基板33a等を統合して制御するサブ統合基板37a、普通図柄表示部8及び保留数表示部9における表示動作を制御する表示制御基板34a等が、夫々ケース部材内に収納された状態で設置されている。さらに、供給皿4へ賞品球を払い出すための払出装置35、及び発射ハンドル6の回動操作に伴って遊技球を発射する発射装置36等が設置されている。
主制御基板31aは、ROMやRAMといった記憶手段やCPU等を内蔵したメインMPU(Micro Processing Unit)31b、インターフェイス31c、タイマ31d等を搭載してなり、インターフェイス31cを介して、遊技球のゲート部材14の通過を検出する通過検出スイッチ14a、チューリップ式電動役物16への遊技球の入賞を検出する入賞検出スイッチ16a、チューリップ式電動役物16の爪片15、15を開閉動作させる駆動装置16b、大入賞装置17への遊技球の入賞を検出する入賞検出スイッチ17a、大入賞装置17の扉部材を開閉動作させる駆動装置17b、払出装置35、及び表示制御基板34a等と電気的に接続されている。また、主制御基板31aは、サブ統合基板37aを介して、液晶制御基板32a及び音制御基板33aと電気的に接続されている。
また、詳細変動態様テーブルと同様に、サブ統合MPU37bには第一音声テーブル及び第二音声テーブルも記憶されており、各音テーブルには、複数の「音声パターン(各種効果音や音声)」が「特別変動態様」に対応付けて設定されている。
加えて、音制御基板33aは、音MPU33b及びインターフェイス33cを備えており、インターフェイス33cを介してサブ統合基板37aやスピーカと電気的に接続されている。そして、サブ統合基板37aからの指令にもとづき、スピーカからの音声の発生動作を制御する。
遊技者によって発射ハンドル6が回動操作されると、発射装置36が作動して、遊技球が遊技領域13内へ打ち込まれる。遊技領域13内へ打ち込まれた遊技球がゲート部材14を通過すると、通過検出スイッチ14aにより当該通過が検出される。そして、メインMPU31bは、当該通過検出のタイミングでループカウントしているaカウンタから1つの数値を取得し、当該取得数値が所定の「当たり数値(たとえば“7”)」であるか否かを判定するといった「当たり判定」を実施する。そして、「当たり判定」の結果、「当たり」である(すなわち、取得数値が「当たり数値」である)場合、普通図柄表示部8において「普通図柄」を所定時間にわたり変動表示させた後、「当たり図柄」を確定表示するとともに、チューリップ式電動役物16の爪片15、15を所定の時間(たとえば、0.5秒間)だけ開動作させる。一方、「当たり判定」の結果、「はずれ」である場合には、変動表示後、普通図柄表示部8に「はずれ図柄」を確定表示する。
尚、「普通図柄」の変動表示中に、遊技球がゲート部材14を通過した場合には、当該通過検出のタイミングで取得されたaカウンタの数値が保留情報として記憶されることになる。
さらに、主制御基板31aは、「特別図柄」が確定表示となった後、大入賞装置17を動作させ、扉部材が所定回数にわたり断続的に開成するといった「大当たり状態」を生起させる。
また、「特別変動態様」が「リーチ態様」でない場合、サブ統合MPU37bは、d〜fカウンタに対応する「特別図柄」を左右方向へ確定表示する。尚、dカウンタの取得数値に対応する「特別図柄」とeカウンタの取得数値に対応する「特別図柄」とで「リーチ態様」に該当するような確定表示態様が構成されることを防止すべく、当該場合には、予めメインMPU31bにおいて、eカウンタの取得数値に「1」を加えた「特別図柄」が読み出され、サブ統合基板37aへ出力されることになる。
尚、「特別図柄」の当該変動表示中に、遊技球がチューリップ式電動役物16へ入賞した場合には、該入賞検出のタイミングで取得された各カウンタの数値が保留情報として記憶されることになる。
さらに、第二液晶表示装置12を、その図柄表示部が遊技盤の後方から前方へわたるように設置しているため、従来よりも立体感のある演出が可能となるし、第一液晶表示装置11に隣接設置しているため、両液晶表示装置11、12にて一体感の高い表示演出を行うことができる。加えて、第二液晶表示装置12の図柄表示部の一方側端部を、第一液晶表示装置11よりも後方に位置させているため、第二液晶表示装置12の第一液晶表示装置11側の支持フレームを遊技者から遮蔽する部材を別途設ける必要がなく、部材点数の削減、省スペース化を図ることができる。
またさらに、第一表示窓23と第二表示窓24a、24bとを仕切るように筒状の遊技球通路27を設けており、センター部材22の上面に到達して入球口27aから進入した遊技球をセンター部材22の下部まで導くようにしている。したがって、遊技球の流下態様が多様なパチンコ機1とすることができる。加えて、センター部材22に遊技球通路27を設けることにより、遊技領域13内に袋小路となるような部分が形成されず、球詰まり等が生じにくい。さらに、遊技球通路27を設けることにより、遊技者は、遊技領域内13へ打ち込む全ての遊技球を遊技球通路27へ導いていたのでは興趣に欠けるため、遊技領域13内への打ち込み強度を適切な強度に調整することになる。したがって、特に最大打ち込み強度で遊技球が同一箇所に長時間にわたり衝突するといった事態の発生を防止することができ、センター部材22やレール部材等の遊技部材の損傷を防止することができる。
さらに、該中間部の一部を第二液晶表示装置12側へ膨出させるとともに、該膨出部28の内方へ透明なフランジ部29を突設することにより、膨出部28に隣接した位置に開口部21内を視認可能な視認部29aを設けている。したがって、遊技者に、開口部21内に露出する第二液晶表示装置12の図柄表示部の最も後方部分における表示内容を視認させ得ることができ、傾斜させて設置したことにより生じる立体感を最大限生かした表示演出を実施することができる。
またさらに、センター部材22に第一表示窓23と第二表示窓24a、24bとを設けている、すなわち第一液晶表示装置11の表示部周囲を被覆する部材と第二液晶表示装置12の表示部周囲を被覆する部材とを一体成形しているため、部材点数を少なくすることができ、設置作業の容易化、低コスト化等を図ることができる。
加えて、第一液晶表示装置11を設置する取付部材51に、第二液晶表示装置12を設置する取付部材52を固定可能な固定部53を設けているため、第二液晶表示装置12を限られた固定スペース内で確実に固定することができるし、空間の有効利用による構成の合理化を図ることができ、固定スペースがとれないため第二液晶表示装置を小型化しなければならないといった事態も生じない。
また、図柄表示部を傾斜させた状態で液晶表示装置を設置するにあたり、上記実施例では図柄表示部が遊技盤の前方から後方にわたって位置するように液晶表示装置を設置しているが、図柄表示部の最前部が遊技盤の前面と同平面内に位置するように設置することも可能である。
さらに、フランジ部に遮蔽部を形成するにあたり、塗料を塗布する等してもよく、上記実施例に記載したようなシール部材を貼着して遮蔽部を形成する構成に何ら限定されることはない。
加えて、上記実施例では開口部の周縁に固定されるセンター部材に遊技球通路を一体的に設ける構成としているが、センター部材と遊技球通路とを別体成形し、夫々別個の部材として構成してもよい。
Claims (4)
- 遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域が形成されており、遊技に係る演出を行う複数の液晶表示装置を、それぞれの図柄表示部が前記遊技領域内に開設された開口部から露出するように設置してなるパチンコ機であって、
第一の液晶表示装置を、その図柄表示部が前記遊技盤の前面に対して略平行となるように設置する一方、第二の液晶表示装置を、その図柄表示部が前記第一の液晶表示装置の図柄表示部の左側又は右側に隣接し、且つ、前記遊技盤の前面に対して、前記第一の液晶表示装置の図柄表示部から遠くなるにしたがい前方へせり出すように前記遊技盤の後方から前方にわたり傾斜させて設置するとともに、
上下方向へ長い筒状の遊技球通路を、前記開口部を上下にわたって前記第一の液晶表示装置の図柄表示部と前記第二の液晶表示装置の図柄表示部とを仕切るように設け、さらに、当該遊技球通路を、その入球口及び排出口は前記遊技盤の前面側に位置する一方、正面視で前記開口部内に位置する中間部は前記遊技盤の前面よりも後方に位置する凹状に形成したことを特徴とするパチンコ機。 - 遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域が形成されており、遊技に係る演出を行う複数の液晶表示装置を、それぞれの図柄表示部が前記遊技領域内に開設された開口部から露出するように設置してなるパチンコ機であって、
第一の液晶表示装置を、その図柄表示部が前記遊技盤の前面に対して略平行となるように設置する一方、第二の液晶表示装置を、その図柄表示部が前記第一の液晶表示装置の図柄表示部の左側又は右側に隣接し、且つ、前記遊技盤の前面に対して、前記第一の液晶表示装置の図柄表示部から遠くなるにしたがい前方へせり出すように前記遊技盤の後方から前方にわたり傾斜させて設置するとともに、
上下方向へ長い筒状の遊技球通路を、前記開口部を上下にわたって前記第一の液晶表示装置の図柄表示部と前記第二の液晶表示装置の図柄表示部とを仕切るように設け、さらに、当該遊技球通路の中間部の少なくとも一部を、前記第二の液晶表示装置の図柄表示部の前方位置まで突出する膨出状に形成したことを特徴とするパチンコ機。 - 遊技球通路を、その入球口及び排出口は前記遊技盤の前面側に位置する一方、膨出状に形成された中間部は遊技盤の前面よりも後方に位置する凹状に形成したことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機。
- 遊技球通路の膨出部に、反膨出側へ突出して第一の液晶表示装置の図柄表示部の周囲を支持する支持フレームの前方を覆う透明な板状のフランジ部を設けるとともに、該フランジ部に、遮光性を有して前記支持フレームを遮蔽する遮蔽部を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載のパチンコ機。
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JPH0898930A (ja) * | 1995-09-18 | 1996-04-16 | Sophia Co Ltd | パチンコ機 |
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JP2006180940A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Samii Kk | 表示装置および遊技機 |
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