JP5824815B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
立体装飾体は、遊技盤の盤面から遊技盤の前面をカバーするガラス板近傍まで立ち上がっており、遊技盤の意匠性を高めるほか、側壁が球が落下する経路を画したり、球を撥ね返す球受け面としても機能する。
しかしながら、他の立体装飾体など盤面取付け部材が隣接する場合に、ネジ止め位置が当該隣接する盤面取付け部材との間に設定されたときには、そのネジ止め位置を含むスペースにフランジを張り出させなければならないので、当然のことながら立体装飾体の本体である立体部と隣接盤面取付け部材との間隔が広いものとならざるを得ない。
このため、意匠的な観点や球受け面の位置設定の観点から立体装飾体の立体部を拡大して例えば隣接の盤面取付け部材側へ近づけようとしてもその自由度が制限されるという問題があった。
まず、実施の形態のパチンコ機の基本構成について説明する。
図1はパチンコ機の正面図、図2は遊技盤の正面図、そして図3はパチンコ機の背面図である。
パチンコ機10は、図1に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。
外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために図1における左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。
また、上皿17の上面には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、後掲の第3図柄表示装置81(図2参照)で表示される変動表示の演出パターンを変更したり、リーチ演出時の演出内容を変更したりする場合などに、遊技者により操作される。
例えば、窓部14cの周縁には、LEDを内蔵した電飾部29〜33が設けられている。これら電飾部29〜33は大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時やリーチ演出時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨が報知される。
また、前面枠14の図1における左上部には、同様にLED等が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
さらに、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
パチンコ機10の側方に配置される不図示のカードユニット(球貸しユニット)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。
球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。
返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしてもよい。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、操作ハンドル51の内部には、球発射ユニット112aの駆動を許可するための不図示のタッチセンサと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する不図示の可変抵抗器とが内蔵されている。
可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、一般入賞口63、第1入球口64a、64bおよび第1特定入賞口65aも貫通穴内で対応する通路につながるように配設され、いずれも遊技盤13の前面側からネジ等により固定されている。第2特定入賞口65bは後述する立体装飾体に設置されている。
遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14cを通じて内枠12の前面側から視認することができる。
この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラス板16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。
遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61、62および後述するセンターフレーム83のトンネル84部分と立体装飾体150とにより区画して形成される略円形状の領域である。
内レール61は遊技領域の右下部から下端部を経て左上部まで延び、外レール62は内レール61の外側に間隔を置いて下端近傍から左側を延び、遊技領域の頂部を越えて先端が右上部に位置している。
内レール61の上端部分には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。
遊技盤13には外レール62の先端部(図2における右上部)に続いて、図柄表示ボックス70が設けてある。
可変表示装置ユニット80には、後述する第3図柄を表示する液晶ディスプレイ(以下「LCD」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、役物装置82とが設けられ、第3図柄表示装置81の外周を囲むセンターフレーム83を備える。LCDとしては、例えば大型の8インチサイズが採用される。
図2において、センターフレーム83はその右外縁から頂部までを内レール61の延長弧線上に沿わせている。
前述の図柄表示ボックス70はセンターフレーム83の外縁に接しており、外レール62の先端とセンターフレーム83との間隙を横切る壁面を有し、壁面には返しゴム69が取り付けられている。所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって勢いが減衰されつつ後述するトンネル84へ誘導される。
一般入賞口63は遊技領域の左下縁にそって複数配設されており、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される。
前述の第1特定入賞口(大開放口)65aは第1入球口64a、64bの下方に横長矩形状に設けられ、第2特定入賞口65bはセンターフレームの右下に設けられている。
また、遊技領域の最下端にはアウト口66aが設けられ、遊技領域の右縁近傍でセンターフレームの直下にはアウト口66bが設けられて、いずれの入賞口63、64a、64b、65a、65bにも入球しなかった球はアウト口66aあるいは66bを通って図示しない主排出路へと案内される。
第1図柄表示装置37は複数のLED37aと7セグメント表示器37bとからなり、第2図柄表示装置38は一方の前面に「○」の図柄と他方の前面に「×」の図柄のマスクを付した2つのLEDからなっている。
第1図柄表示装置37は、後述する主制御装置110で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
複数のLED37aは、パチンコ機10が「確変中」か「時短中」か「通常中」であるかを点灯状態により示したり、変動中であるか否かを点灯状態により示したり、停止図柄が確変大当たりに対応した図柄か通常大当たりに対応した図柄か外れ図柄であるかを点灯状態により示したり、保留球数を点灯状態により示すものである。
7セグメント表示装置37bは、大当たり中のラウンド数やエラー表示を行うものである。なお、LED37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
また、パチンコ機10が「時短中」とは、大当たり確率がそのままで第2図柄の当たり確率のみがアップして第1入球口64bへ球が入球し易い遊技の状態である。
また、パチンコ機10が「通常中」とは、確変中でも時短中でもない遊技の状態(大当たり確率も第2図柄の当たり確率もアップしていない状態)である。なお、パチンコ機10の遊技状態に応じて、第1入球口64bに付随する電動役物(図示せず)が開放する時間や、1回の当たりで電動役物が開放する回数を変更するものとしてもよい。
球の第2入球口67の通過回数は最大4回まで保留され、その保留回数が上述した第1図柄表示装置37により表示されると共に、可変表示装置ユニット80に備えられた第3図柄表示装置81の一部においても点灯表示される。
また、第2入球口67の通過は、最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。また、第1図柄表示装置37により保留回数が示されるので、第3図柄表示装置81により点灯表示を行わないものとしてもよい。
第3図柄表示装置81は、後述する表示制御装置114によって表示内容が制御され、例えば左、中及び右の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列毎に横スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上で第3図柄が可変表示されるようになっている。
主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37で行われるのに対して、第3図柄表示装置81はその第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を行うものである。
なお、LCDに代えて、例えば、リール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしてもよい。
なお、第1入球口64a、64bへの入賞の最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。また、第1入球口64a、64bへの入賞に基づく変動表示の保留回数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留回数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしてもよい。
あるいは、第1図柄表示装置37により保留回数が示されるので、逆に、第3図柄表示装置81により点灯表示を行わないものとしてもよい。
また、第1入球口64a、64bは、球が入ると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
閉状態では球は開閉板の前側をアウト口66aへ向かって下方に落下する。
第2特定入賞口65bも同様に開状態と閉状態とを交互に繰り返すように作動するが、構造の詳細については追って詳述する。
制御基板ユニット90は、主制御装置110と音声ランプ制御装置113と表示制御装置114とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御装置111と発射制御装置112と電源装置115とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
各制御装置を形成する基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。
基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。
操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。
RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラム(例えば、遊技者に対して多くの賞球を付与する大当たりの抽選処理など)や固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。
なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。
RAM203への書き込みはメイン処理によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理において実行される。
なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理が即座に実行され、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。
RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理が即座に実行され、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。
また、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための不図示の賞球検出スイッチも接続されている。
球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサにより検出し、発射を停止させるための発射停止スイッチが操作されていないことを条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを備えている。
なお、演出許可フラグは、主制御装置110の初期設定の処理後に送信される演出許可コマンドを音声ランプ制御装置113を介して受信するとオンされ、電源断の発生によりオフされる。
また、変動開始フラグは、主制御装置110から出力された変動パターンコマンドに対応するコマンドを音声ランプ制御装置113から受信した場合にオンされ、第3図柄表示装置81において変動表示が開始されるとオフされる。
なお、本実施の形態では、キャラクタ情報は約1024Mバイトで構成されており、その約1024Mバイトのキャラクタ情報が、約768Mバイトに圧縮されてキャラクタ情報メモリに記憶されている。キャラクタ情報メモリに圧縮形式のデータとして記憶されているキャラクタ情報は、読み出されると、解凍された後にビデオRAM234のキャラクタ情報記憶領域に書き込まれる。
キャラクタ情報記憶領域には、背景図柄や装飾図柄などの素材となるキャラクタデータが記憶され、このキャラクタ情報記憶領域から第3図柄表示装置81に表示するための必要なデータが読み出されて表示用記憶領域に書き込まれる。
電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208や、ソレノイド209、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これらの電圧を制御装置110〜114等に対して供給する。
停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111へ出力する。
停電信号SG1を受けて、主制御装置110及び払出制御装置111はNMI割込処理を実行する。
なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理を正常に実行し、電源断の発生情報がRAM203及びRAM213に記憶して完了することができる。
主制御装置110及び払出制御装置111は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM消去信号SG2を入力した場合に、それぞれのバックアップデータをクリアすると共に、払出制御装置111においてバックアップデータをクリアさせるための払出初期化コマンドを払出制御装置111に対して送信する。
なお、センターフレーム83の前面にはトンネル84部分も含めて装飾が施されている。
センターフレーム83の右下方には近接して立体装飾体150が配置されている。立体装飾体150は、内レール61の右上方への延長弧線上に沿わせた外縁壁154を有し、延長弧線に沿った上端角部がセンターフレーム83に近接している。
立体装飾体150は、盤面(ベース板60)から遊技盤13の前面をカバーするガラス板16近傍まで立ち上がっている立体部151と、盤面に接して立体部周辺外方へ延びるフランジ152とからなっている。
立体装飾体150の上端部153は、立体部として前面がガラス板近傍に沿ったままセンターフレーム83におけるトンネル84の下開口84b近傍まで延 びて、第1上壁155が当該下開口84bに面している。
第1上壁155は遊技領域の中央側へ下方傾斜している。第1上壁155は外側が急斜面156a、内側(遊技領域中央側)が緩斜面156bの2段傾斜となっているが、いずれも球受け面となってトンネル84を抜け出た球を遊技領域中央側へ撥ね飛ばす。
第1上壁155の下側には側壁156を経てアウト口66bが開口し、図示しない球排出路につながっている。
センターフレーム83にはトンネル84の下開口84b近傍(すなわち第1上壁155に対向する位置)から第2上壁157に対向する部位まで延びる区画プレート85が取り付けられて、当該区画プレートと立体装飾体150の間に球の流通可能空間が区画されている。
第2上壁157のアウト口66b寄り部分は切除されて横長の開口部と形成され、この開口部を開閉する開閉板290およびその開閉板を盤面方向に退避させるための開閉機構とともに第2特定入賞口65bを形成している。第2特定入賞口65bは立体装飾体150の上部に位置している。
立体装飾体150は盤面に直接取り付けられるベース装飾部160と、このベース装飾部の所定部位に重ねて取り付けられるカバー装飾部180とからなっている。
ベース装飾部160は、前方視において一辺を内レール61の延長弧線上に沿わせた略3角形をなし、その外周に沿って形成された壁部の内側に、前面が平坦な底板部161と底板部よりも前方に膨出して前面を三次元模様とした立体模様部162を上下に配置している。
壁部としてまず、外縁壁167aと外縁壁半部167bが延長弧線上を下から上へ順に延びている。
外縁壁167aは下部の立体模様部162に対応し、外縁壁半部167bは上部の底板部161に対応して、互いに連なっている。
外縁壁167aの下端につながって上方へ延びる壁部が前述の側壁158であり、当該側壁158の上端につながって横方向に延びる壁部が第2上壁157である。
立体模様部162はその前面に模様型を用いて一体成型してもよく、あるいは後述するような別途の模様部材を接着、嵌め込み、ネジ結合等により重ねて形成することもでき、さらに併用することもできる。
第2上壁157よりも下方において、底板部161と立体模様部162とを区画する境界壁163が外縁壁167a上端と側壁158の間を横方向に延びている。境界壁163は側壁158から外縁壁半部167b近傍まで略直線状に延びた後、下方へ折れて外縁壁167aと外縁壁半部167bの接続点に連なっている。
底板部161に対応する外縁壁半部167bの高さは下部の外縁壁167aよりも、すなわち基準高さよりも所定量低くなっている。
なお、ベース装飾部160における各壁部の高さは、フランジ152の裏面をベース板60の前面に着座させたときの当該ベース板60からの高さを指す。
また、底板部161の境界壁163と第2上壁157との間には第2特定入賞口65bに入賞した球の通路穴176が設けられるとともに、上端部168における横壁半部166の直下には、アウト口66bを不図示の球排出路に接続する排出穴177が設けられている。排出穴177はスリット穴169よりも上方に位置し、筒状に後方へ所定長さ延びている。なお、球排出路はベース装飾部160の裏面側を下方に延びて、アウト口66aにつながる主排出路に接続する。
また、とくに上方に張り出したフランジ152aの上端縁部からは、第2上壁157からスリット穴169にかかる所定幅に対向して案内プレート172が前方へ張り出し、球の通過経路の一つを区画するようになっている。
底板部161の前面複数箇所にはカバー装飾部180の後述するボス197の先端を受ける凹部形状のボス受け部173が形成され、ボス受け部173の底壁にはネジを通す小穴174が設けてある。ここでは、ボス受け部173は境界壁163直上における外縁壁半部167b近傍と側壁158近傍、そして上端部168の第1上壁半部164、側壁半部165、横壁半部166および外縁壁半部167bに囲まれた領域の最上端部の3箇所に設けられている。
ベース装飾部160の裏面にはさらに、入賞球通路や球排出路が接続されるとともに、開閉板を駆動する駆動ユニットなどが設置される。これらを取り付けるため、先端にネジねじ込み用の孔を有する複数のボスが後方に向けて立ち上がっている。
リブ壁はベース板60の貫通穴に嵌め込まれ、また、駆動ユニット等はベース板60の裏側に突出することになる。
図8に示すように、まず円弧に沿った外縁壁半部182はベース装飾部160の上部における外縁壁半部167bと整合し、その高さは外縁壁半部167bを下部の外縁壁167aよりも低くした分に対応させ、ベース装飾部160にカバー装飾部180を重ねたとき、カバー装飾部前面の高さがベース装飾部160における下部の外縁壁167aの高さ(基準高さ)と同一となるように設定されている。
主板181の下縁には、ベース装飾部160の境界壁163に沿って横方向一直線に延びる入賞穴案内壁190が後方に立ち上がっている。
入賞穴案内壁190の外方(外縁壁半部182側)端は縦壁191で土手部189につながり、内方(遊技領域中央側)端は縦壁192で支持壁193につながっている。
入賞穴案内壁190、縦壁191、192および支持壁193の高さ(後方)は排出穴案内壁187の高さ、すなわち基準高さと同一である。
ベース装飾部160に重ねて結合した状態において、カバー装飾部180の土手部189から第2上壁157の先端までの区間は第2特定入賞口65bの開口部となり、主板181のこの区間の上縁には裏面側角が面取りされて球が盤面から入りやすい傾斜面195となっている。
スライド支持部194aと194bは主板181における上記傾斜面195が形成された上縁の直線区間との距離が同一でかつ平行とされ、これにより、ベース装飾部160のスリット穴169から進出、後退する開閉板290がスライド支持部194a、194b上をスライド可能となる。
なお、ベース装飾部160における立体模様部162においてもカバー装飾部180と同様の模様部材408を重ねて複層の模様を形成することができる。この際、当該模様部材408を例えば下端部の外縁壁167aから側壁158の所定範囲に被せたり当該壁部(167a、158)からはみ出させる場合には、当該所定範囲に模様部材408の板厚分だけの切り欠き159b(図7参照)を設けることにより、立体模様部162の高さ(前方向)を側壁158等の基準高さ以下に抑えることができる。
主板181の外縁壁半部182、第1上壁半183部、側壁半部184および横壁半部185に囲まれた上端部186にはベース装飾部160の小穴175に中心を整合させて、当該小穴175に挿し込まれるネジのヘッドが通過可能な円形の大径穴199が設けてある。
大径穴199の穴縁には対向する2箇所に内方に向かう板状の支持突起199aが形成してある。支持突起199aの板厚は主板181の板厚よりも薄く、その後面を主板181の裏面と一致させてあるので、前面は主板181の前面よりも引っ込んでいる。
この結合状態において、外縁壁半部167bと外縁壁半部182とで下部の外縁壁167aと同じ基準高さの壁部が形成され、外縁壁167aとともに立体装飾体150の外縁壁154を構成する。
また、第1上壁半部164と第1上壁半部183とで第1上壁155を構成し、側壁半部165と側壁半部184とで側壁156を構成する。
なお、立体装飾体の上端部153は、カバー装飾部の前面の大径穴199を含む領域とガラス板16との間隙が球の直径よりも小さくなるように前後方向高さが設定されている。
図9は開閉機構を立体装飾体の裏面側から見た斜視図である。
開閉機構は前述のように開閉板290と駆動ユニット300とからなっている。
駆動ユニット300は、開閉板290に連結されるレバー部材310と、レバー部材310を回動駆動する大開放口ソレノイド320を主構成とし、開閉板290とレバー部材310の連結部分がケース内に収容されている。
ケース301はユニットベース302とカバー303からなり、それぞれ側方に張り出した不図示のフランジをベース装飾部160の裏面側に形成された前述のボスにネジで固定される。ただし、図9では簡単化のためベース装飾部160とカバー303を取り除いている。
ユニットベース302にレバー部材310が回動可能に支持され、レバー部材310のアーム313先端に開閉板290の後端が支持されている。そして、大開放口ソレノイド320によりレバー部材310を回動させることにより、開閉板290が前後方向に移動する。
以下、詳細に説明する。
アーム313a、313bはそれぞれ先端に丸胴部314(図10参照)を備え、両丸胴部314の軸は一直線上にあって軸部311と平行になっている。
軸部311は、軸受け部305に支持される部分を除くほぼ全長にわたって、連結リンクの移動方向と略並行にフランジ312を軸対称に張り出させている。
なお、軸受け部305は後方に切り欠かれているが、カバー303をユニットベース302に結合したときユニットベース302の側壁の後端と突合せになるカバー303の側壁の前端により閉じられ、軸部311が軸受け部305から抜けることはない。
係合カム315は上方にV字形に開いたカム縁をもつスロット316を有している。
後掲の図10に示すように、スロット316のロッド322が縮長する際に突起部325と係合する後側カム縁317は、軸部311から略放射方向の直線をなしている。一方、ロッド322が伸長する際に突起部325と係合する前側は、軸部311から略放射方向に所定量延びた折れ点Pまでの前側カム縁318aと、折れ点Pからスロット316の口を大きく拡大する方向に延びる前側カム縁318bからなっている。
開閉板290の下面には前後方向の側縁に沿って突条294が設けられ、ベース装飾部160のスリット穴169から進出、後退する際にスライド支持部194a、194b上に位置するように設定してある。
平面部291の後辺は軽量化のため連結部292、292間を切り欠いてある。
ロッド322の先端に連結リンク324がピン323で連結されている。連結リンク324はロッド322の伸び方向と同方向にレバー部材310の軸部311上方を横切って延び、横方向に突き出る突起部325を有している。
連結リンク324は突起部325よりも前方側に一体のガイドロッド326を有している。ガイドロッド326の前端はユニットベース302の前壁に形成されたガイド穴306(図10参照)に挿入されて支持されている。
連結リンク324の突起部325は係合カム315のスロット316に嵌り込み、大開放口ソレノイド320のロッド322が伸縮することにより、突起部325が係合カム315を前後方向に付勢して、これによりレバー部材310をその軸部311回りに回動させる。
すなわち、ロッド322が縮長するときには、突起部325が係合カム315の後側カム縁317を押してレバー部材310を反時計方向に回動させ、これにより、レバー部材310のアーム313先端に連結した開閉板290を後方移動させる。
そして、ロッド322が最短位置となったとき、実線で示すように、開閉板290の前端をベース装飾部160のスリット穴169に後退させて第2特定入賞口65bの開口部を開く。
なお、この後退位置において、開閉板290の前端はスライド支持部194a、194bの後端に支持されているように設定されている。
ここで、係合カム315の前側カム縁318aは折れ点Pで前側カム縁318bに続いており、係合カム315が所定角度まで回動して突起部325との係合点が折れ点Pに達したあとは、突起部325の前方移動にかかわらず係合カム315が当該所定角度に停止するようになっている。すなわち、上記所定角度において折れ点Pから外方の前側カム縁318bが突起部325(連結リンク324)の前後移動方向と平行となるように設定してある。
ロッド322が最長位置までさらに伸長しても、レバー部材310は所定角度以上に回動せず、開閉板290は第2特定入賞口65bを閉じている位置を保持する。
したがって、大開放口ソレノイド320は係合カム315を少なくとも所定角度まで回動させるに十分であれば、ロッド322の伸縮量を厳密に設定する必要はない。
なお、レバー部材310の軸部311は、連結リンクの移動方向と略並行にフランジ312を張り出させているので、当該移動方向における曲げ剛性が高く、連結リンクの突起部325により係合カム315が付勢されても軸部311が撓むことなく、開閉板290の安定した進出、後退動作が確保される。
第2特定入賞口65bは、通常時は球が入賞できない閉状態になっている。大当たりの際には大開放口ソレノイド320を駆動して開閉板290を盤面側に退避させ、球が入賞しやすい開状態を一時的に形成し、その開状態と通常時の閉状態との状態を交互に繰り返すように作動する。
まず、カバー装飾部180とベース装飾部160とを結合する。
すなわち、カバー装飾部180の主板181のボス197先端をベース装飾部160のボス受け部173に落とし込んで、カバー装飾部180を底板部161相当部位に重ね、それから、ベース装飾部160の裏面側からネジを小穴174を通してボス197の孔198にねじ込んで、カバー装飾部180とベース装飾部160を結合し、立体装飾体150とする。
これと平行して、大開放口ソレノイド320を固定したカバー303とからなるケース301内に開閉板290、レバー部材310および連結リンク324を仮組みして駆動ユニット300を準備する。
とくに図示しないが、ベース装飾部160の裏面にはさらに入賞球通路等も固定される。
以上のようにして開閉板290と駆動ユニット300その他を立体装飾体150に取り付けた組立体としたあと、それら裏面取付け部品である駆動ユニット300等をベース板60の貫通穴に貫通させて、立体装飾体150をベース板60の前面に着座させる。
ここでは、立体装飾体150のフランジ152a、152bおよび上端部153におけるベース装飾部160の底板部161がベース板60に着座するから、これらに設けた小穴175からネジをねじ込んで立体装飾体150を固定する。
キャップ400は図11に示すように、大径穴199の穴縁に整合する外形をもつ本体部401の外周縁裏面から係止部402を2本後方に延ばしており、2本の係止部402は周方向で対向する位置に配置され、それぞれ外方に突出する爪403を先端に備えている。
本体部401の裏面から爪403の係止面404までの距離は、大径穴199の内縁に設けられた支持突起199aの板厚と同等に設定してある。
本体部401には係止部402の根元を周方向に挟んで所定長さのスリット405が形成され、係止部402が撓みやすくなっている。
ベース装飾部160の第1上壁半部164および外縁壁半部167bとカバー装飾部180の第1上壁半部183および外縁壁半部182とが互いに突合せして重ねられ、第1上壁155と外縁壁154を形成している。
前述のとおり、底板部161をネジ410によりベース板60に固定したあと、まず係止部402を撓ませ爪403を大径穴199に進入させてキャップ400を挿入する。キャップ400の本体部401の後部が大径穴199内に沈んで、裏面が支持突起199aに着座すると、係止部402の撓みが解放されて爪403が主板181の裏面に係止する。これにより、キャップ400は前後方向(図12では上下方向)の移動が規制され、大径穴199に嵌め込まれた状態を保持する。
なお、キャップ400の取り外しが必要な場合のため、大径穴199の穴縁の一部にマイナスドライバなどを挿し込める不図示の切り込みを形成して、係止部402を撓ませ可能とすることができる。
また、キャップ400の前面にも周辺模様に馴染む装飾模様を付せば、キャップ自体の存在も目立たなくなる。
アウト口66bに入った球は、排出穴177から立体装飾体150の裏面側に配設された球排出路によりアウト口66aの主排出路に合流する。
ベース装飾部160とカバー装飾部180を互いに結合した後に、カバー装飾部の作業穴199から遊技盤への取り付けができる。
とくに、作業穴199には主板181の裏面寄りに支持突起199aが設けられ、キャップ400はその本体401の外形が作業穴199に整合するとともに、本体401の裏面から延びて主板181の裏面に係止する係止部402を備えて、支持突起199aに着座して作業穴199内に保持されるようにしたので、キャップ400が小サイズにでき、しかも支持突起199aに着座するまで作業穴199内に沈むため、突出感も生じさせない。
なお、上端部153の前後方向高さは、カバー装飾部180の前面と遊技盤13の前面に配置されたガラス板16との間隙が球の直径より小さくなるように設定されているので、この間隙に球は進入できず、球がキャップ400に当たってキャップ400が外れるような事態は生じない。
第2特定入賞口65bを立体装飾体150の上部に設け、ここに入賞できなかった球を左右に排出しようとする場合、左側と同様に、右側でも盤面上立体装飾体150の右側にアウト口66aへの経路を形成しようとすれば、その経路幅分だけ立体装飾体150のサイズが小さくなってしまう。
そこで、本実施の形態では、立体装飾体150における第2特定入賞口65bの右方にアウト口66bを配設して、その排出穴177を立体装飾体150の裏面側で球排出路によりアウト口66aの主排出路に合流させるものとした。盤面上に球の流下経路が不要で、第2特定入賞口65bから左右両方向に球を排出可能としながら、不要な流下経路の分だけ立体装飾体150を大きくすることができた。また、立体装飾体150に電飾等を自由に配設することができる。
第2特定入賞口65bは、立体装飾体150の第2上壁157に形成した開口部において、とくに開閉板290を前後方向にスライドさせて、開状態と閉状態を切り替えるので、球の詰まりにより作動不可となるおそれがなく、信頼性が高い。
そして、大開放口ソレノイド320はレバー部材310に設けた係合カム315と係合してレバー部材を回動させるよう配置されるとともに、係合カム315は開閉板290の前端がカバー装飾部180の傾斜面195に達して開口部を閉じるまでの間は大開放口ソレノイド320のロッド322の伸長に応じてレバー部材310を回動させ、その後は大開放口ソレノイド320の変位にかかわらずレバー部材を回動させないカム形状を有するものとしたので、ロッドの伸縮量を厳密に設定する必要はない。
立体装飾体150の盤面への着座面、すなわち底板部161の裏面は上端部168において平坦なものとしたが、所定の剛性を確保できる限りにおいて小穴175まわりを残して裏面に肉抜きを形成してもよい。その他フランジ152a、152bの裏面等においても同様である。
また、カバー装飾部180はベース装飾部の一部のみに重なるものとしたが、カバー装飾部180が立体部の略全領域をカバーするものとしてもよい。
キャップ400はその本体401の外形を作業穴199に整合させて小サイズのものとしたが、意匠の観点から作業穴199よりも大径としたり、あるいは異形としてもよい。
(1)遊技盤の盤面に立体装飾体を配置した遊技機において、
前記立体装飾体は他の盤面取付け部材に隣接する部位に立体部を有し、該立体部において前記遊技盤に固定されていることを特徴とする遊技機。
立体装飾体の立体部を他の盤面取付け部材に近接する位置まで拡大することができ、しかも他の盤面取付け部材に近接した位置で遊技盤に固定されるから取付け剛性が高く、例えば立体部が球の当たる頻度の高い部位であっても確実な取り付け状態が得られる。
遊技盤に対して可変入賞装置が立体装飾体と一体に取り付けられるので、遊技盤への取付け部品点数が少なくなり、組立作業の工数が低減する。
前記底板部がネジを通す穴を有して前記遊技盤にネジ固定されることを特徴とする(1)または(2)に記載の遊技機。
立体装飾体の他の盤面取付け部材から離間した部位では例えば底板部と同厚のフランジを遊技盤にネジで固定してもよく、そのネジを立体部での固定にも用いることができるから、部品の共通化ができ、組立工程も簡単化される。
(4)前記ベース装飾部は前記底板部の外周縁から延びる壁半部を有し、
前記カバー装飾部は主板と該主板の外周縁から延びる壁半部を有し、
前記ベース装飾部とカバー装飾部はそれぞれの前記壁半部を突合せして重ねられ、
前記カバー装飾部の主板には、前記底板部の穴に対応させた作業穴が設けてあることを特徴とする(3)に記載の遊技機。
突合せした壁半部により立体部としての壁部が形成され、内部に空間を有するものとしたので、立体部を形成するための材料が少なくて済む。
また、カバー装飾部に作業穴を設けたので、ベース装飾部とカバー装飾部を互いに結合した後に、遊技盤に取り付けることができる。
キャップの取り付けにより底板部のネジが隠されるとともに、カバー装飾部の前面全体を装飾面とすることができる。
(6)前記作業穴には前記主板の裏面寄りに支持突起が設けられ、
前記キャップはその本体の外形が前記作業穴に整合するとともに、本体の裏面から延びて前記主板の裏面に係止する係止部を備えて、前記支持突起に着座して前記作業穴内に保持されることを特徴とする(5)に記載の遊技機。
キャップが小サイズにでき、しかも支持突起に着座するまで作業穴内に沈むため、突出感も生じさせない。
(7)遊技機がパチンコ機であって、
前記遊技盤の前面には前記盤面から所定の間隙をおいてガラス板が設置されており、
前記立体部における前記カバー装飾部の前面と前記ガラス板との間隙が球の直径より小さく設定されていることを特徴とする(5)または(6)に記載の遊技機。
カバー装飾部の前面とガラス板との間隙に球が進入してキャップに当たることがないので、キャップ外れが回避される。
該可変入賞装置の横方向一側では前記遊技盤の下部に設けられた第1の排出口へ前記立体装飾体の側壁に沿った流下経路で球が流下可能に構成され、横方向他側では第2の排出口が前記立体装飾体の上部に設けられていることを特徴とする(2)から(7)のいずれか1に記載の遊技機。
立体装飾体に設けた可変入賞装置から横方向両側に球を排出可能としながら、横方向他側では排出される球の流下経路を立体装飾体の側壁に沿って形成する必要がないので、広い領域を占める立体装飾体を配置することができる。
前記可変入賞装置は、前記上壁に形成した開口部に設けた開閉板と該開閉板を駆動する駆動機構とを備え、
前記開閉板が前記転動面の一部を形成することを特徴とする(8)に記載の遊技機。
開閉板が転動面となることにより、可変入賞装置が閉じているとき球を滑らかに横方向へ誘導可能となる。
(10)前記可変入賞装置の前記駆動機構は、前記開口部を横切る方向に前記開閉板をスライドさせて、開状態と閉状態を切り替えることを特徴とする(9)に記載の遊技機。
開閉板が開口部を例えば前後方向に進退するので、球の詰まりにより作動不可となるおそれがなく、信頼性が高い。
前記立体装飾体は立体部を有して、該立体部において前記遊技盤に固定され、
前記立体装飾体にはさらに可変入賞装置が設けられ、
該可変入賞装置は、前記立体装飾体に形成した開口部に開閉板を配置し、前記開口部を横切る方向に前記開閉板をスライドさせて、開状態と閉状態を切り替える駆動機構を備えることを特徴とする遊技機。
遊技盤に対して可変入賞装置が立体装飾体と一体に取り付けられるので、遊技盤への取付け部品点数が少なくなり、組立作業の工数が低減する。
前記駆動機構は、前記立体装飾体の裏面に固定された支持部材に軸部を支持され回動端を前記開閉板に連結したレバー部材と、該レバー部材を回動させるソレノイドとを有して、
前記レバー部材を一方向へ回動させることにより前記開閉板を開口部へ進出させて閉状態とし、他方向へ回動させることにより前記開閉板を開口部から退避させて開状態とすることを特徴とする(10)または(11)に記載の遊技機。
(13)前記ソレノイドはレバー部材に設けた係合カムと係合して前記レバー部材を回動させ、
前記係合カムは、前記開閉板が前記開口部の所定位置まで進出する間前記ソレノイドの変位に応じて前記レバー部材を回動させ、前記所定位置に達した後は前記ソレノイドの変位にかかわらず前記レバー部材を回動させないカム形状を有していることを特徴とする(12)に記載の遊技機。
したがって、ソレノイドは係合カム315を少なくとも開閉板が所定位置に達するまでレバー部材を回動させるに十分であれば、その伸縮量を厳密に設定する必要はなく、他の部位に用いられるソレノイドとの共用化も図れる。
開閉板が安定した姿勢で滑らかに開閉移動できる。
第2特定入賞口65bの左側が可変入賞装置の横方向一側に対応し、右側が横方向他側に対応する。
底板部161の小穴175がネジを通す穴に該当し、第1上壁半部164、側壁半部165、横壁半部166、外縁壁半部167bが底板部の外周縁から延びる壁半部を構成し、第1上壁半部183、側壁半部184、横壁半部185、外縁壁半部が主板の外周縁から延びる壁半部を構成している。
アウト口66aが第1の排出口に該当する。
駆動ユニット300が発明における駆動機構に該当し、そのユニットベース302とカバー303からなるケース301が支持部材に該当し、大開放口ソレノイド320がソレノイドに該当する。
11 外枠
12 内枠
13 遊技盤
14 前面枠
14c 窓部
15 下皿ユニット
16 ガラス板
17 上皿
18 ヒンジ
19 ヒンジ
20 シリンダ錠
21 鍵穴
22 枠ボタン
29、30、31、32、33 電飾部
34 表示ランプ
35 小窓
36 メッキ部材
37 第1図柄表示装置
37a LED
37b 7セグメント表示器
38 第2図柄表示装置
40 貸球操作部
41 度数表示部
42 球貸しボタン
43 返却ボタン
50 下皿
51 操作ハンドル
52 球抜きレバー
60 ベース板
61 内レール
62 外レール
63 一般入賞口
64a、64b 第1入球口
65a 第1特定入賞口
65b 第2特定入賞口
66a アウト口
66b アウト口
67 第2入球口
68 戻り球防止部材
69 返しゴム
70 図柄表示ボックス
80 可変表示装置ユニット
81 第3図柄表示装置
82 役物装置
82a 第1役物
82b 第2役物
83 センターフレーム
84 トンネル
84a 上開口
84b 下開口
85 区画プレート
90、91 制御基板ユニット
92 裏パック
93 払出ユニット
94 裏パックユニット
100、101、102、103、104 基板ボックス
110 主制御装置
111 払出制御装置
112 発射制御装置
112a 球発射ユニット
113 音声ランプ制御装置
114 表示制御装置
115 電源装置
116 カードユニット接続基板
120 状態復帰スイッチ
121 操作つまみ
122 RAM消去スイッチ
130 タンク
131 タンクレール
132 ケースレール
133 払出装置
134 バイブレータ
150 立体装飾体
151 立体部
152、152a、152b フランジ
153 上端部
154 外縁壁
155 第1上壁
155a 急斜面
155b 緩斜面
156 側壁
157 第2上壁
158 側壁
159a、159b 切り欠き
160 ベース装飾部
161 底板部
162 立体模様部
163 境界壁
164 第1上壁半部
165 側壁半部
166 横壁半部
167a 外縁壁
167b 外縁壁半部
168 上端部
169 スリット穴
170 支持部受け
172 案内プレート
173 ボス受け部
174、175 小穴
176 通路穴
177 排出穴
180 カバー装飾部
181 主板
182 外縁壁半部
183 第1上壁半部
184 側壁半部
185 横壁半部
187 排出穴案内壁
188 傾斜部
189 土手部
190 入賞穴案内壁
191、192 縦壁
193 支持壁
194a、194b スライド支持部
195 傾斜面
196 リブ
197 ボス
198 孔
199 大径穴
199a 支持突起
201、211 MPU
205、215、225、237 入出力ポート
208 各種スイッチ
209 ソレノイド
213、213 RAM
216 払出モータ
221、231 MPU
222、232 ROM
223 RAM
224、239、240 バスライン
225 入出力ポート
226 音声出力装置
227 ランプ表示装置
233 ワークRAM
234 ビデオRAM
235 キャラクタROM
236 画像コントローラ
237 入力ポート
238 出力ポート
251 電源部
252 停電監視回路
253 RAM消去スイッチ回路
290 開閉板
291 平面部
292 連結部
293 凹部
294 突条
300 駆動ユニット
301 ケース
302 ユニットベース
303 カバー
305 軸受け部
306 ガイド穴
310 レバー部材
311 軸部
312 フランジ
313、313a、313b アーム
314 丸胴部
315 係合カム
316 スロット
317 後側カム縁
318a、318b 前側カム縁
320 大開放口ソレノイド
321 取付けブラケット
322 ロッド
323 ピン
324 連結リンク
325 突起部
326 ガイドロッド
400 キャップ
401 本体部
402 係止部
403 爪
404 係止面
405 スリット
408 模様部材
410 ネジ
K1 貼着スペース
SG2 RAM消去信号
Claims (1)
- 遊技盤に配置される盤面と、
前記盤面に着座する底板部の外周縁から立ち上がる壁部より内側に、前記壁部から離間して設けられるビス穴を有し、前記ビス穴にビスを挿通することにより前記盤面に固定されるベース装飾部と、
前記ビス穴に対応する位置に設けられる作業穴を有し、前記ベース装飾部に重ねて結合されるカバー装飾部と、
前記作業穴を塞ぐキャップと、
を備える遊技機。
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