JP5824815B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機に代表される遊技機に関する。
例えばパチンコ機の遊技盤には、遊技者の興趣を高める各種表示を行う可変表示ユニットを支持したセンターフレームや、遊技領域に打ち出されたパチンコ球(以下、単に球という)を案内する多数の釘や入賞口などが配置されているとともに、遊技領域の適宜部位を埋める立体装飾体が設けられている。
立体装飾体は、遊技盤の盤面から遊技盤の前面をカバーするガラス板近傍まで立ち上がっており、遊技盤の意匠性を高めるほか、側壁が球が落下する経路を画したり、球を撥ね返す球受け面としても機能する。
特開2010−200837号公報
上記のような立体装飾体は、前方からのネジ止めにより盤面に固定されるが、側壁に球が衝撃的に当たる場合があるので、高い取り付け剛性を得るため側壁から外方へ張り出すフランジを備えて、当該フランジ部分においてネジ止めされるようになっている。
しかしながら、他の立体装飾体など盤面取付け部材が隣接する場合に、ネジ止め位置が当該隣接する盤面取付け部材との間に設定されたときには、そのネジ止め位置を含むスペースにフランジを張り出させなければならないので、当然のことながら立体装飾体の本体である立体部と隣接盤面取付け部材との間隔が広いものとならざるを得ない。
このため、意匠的な観点や球受け面の位置設定の観点から立体装飾体の立体部を拡大して例えば隣接の盤面取付け部材側へ近づけようとしてもその自由度が制限されるという問題があった。
したがって本発明は、上記の問題点等に鑑み、立体装飾体の配置の自由度を高めた遊技機を提供することを目的とする。
このため本発明の遊技機は、遊技盤に配置される盤面と、盤面に着座する底板部の外周縁から立ち上がる壁部より内側に、前記壁部から離間して設けられるビス穴を有し、前記ビス穴にビスを挿通することにより盤面に固定されるベース装飾部と、ビス穴に対応する位置に設けられる作業穴を有し、ベース装飾部に重ねて結合されるカバー装飾部と、作業穴を塞ぐキャップと、を備える。


本発明によれば、立体装飾体の立体部を他の盤面取付け部材に近接する位置まで拡大することができる。しかも他の盤面取付け部材に近接した位置で遊技盤に固定されるから取付け剛性が高く、例えば立体部が球の当たる頻度の高い部位であっても確実な取り付け状態が得られる。
発明の実施の形態にかかるパチンコ機の正面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 立体装飾体まわりの拡大斜視図である。 立体装飾体の外観斜視図である。 立体装飾体の分解斜視図である。 カバー装飾部を裏面側から見た斜視図である。 入賞口の開閉機構を立体装飾体の裏面側から見た斜視図である。 開閉機構の動作を示す説明図である。 立体装飾体の上端部に取り付けるキャップを示す斜視図である。 キャップが嵌め込まれた上端部を示す図である。
以下、本発明をパチンコ機に適用した実施の形態について詳細に説明する。
まず、実施の形態のパチンコ機の基本構成について説明する。
図1はパチンコ機の正面図、図2は遊技盤の正面図、そして図3はパチンコ機の背面図である。
パチンコ機10は、図1に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。
外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口等を有する遊技盤13(図2参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球(パチンコ球)が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図4参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する不図示の発射レール等が取り付けられている。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。
前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために図1における左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側にはガラス板16が配設され、そのガラス板16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。
前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。
上皿17の底面は図1において右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112aへと案内される。
また、上皿17の上面には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、後掲の第3図柄表示装置81(図2参照)で表示される変動表示の演出パターンを変更したり、リーチ演出時の演出内容を変更したりする場合などに、遊技者により操作される。
加えて、前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等が設けられている。
例えば、窓部14cの周縁には、LEDを内蔵した電飾部29〜33が設けられている。これら電飾部29〜33は大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時やリーチ演出時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨が報知される。
また、前面枠14の図1における左上部には、同様にLED等が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
さらに、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
右側の電飾部32の下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等がパチンコ機10の前面から視認可能とされている。
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。
パチンコ機10の側方に配置される不図示のカードユニット(球貸しユニット)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。
具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。
球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。
返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしてもよい。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。
下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、操作ハンドル51の内部には、球発射ユニット112aの駆動を許可するための不図示のタッチセンサと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する不図示の可変抵抗器とが内蔵されている。
操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が操作量に対応して変化し、可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。かかる球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。
図2に示すように、遊技盤13は、正面視略矩形状に切削加工した木製のベース板60に、球の落下方向を適宜分散、調整あるいは案内するための多数の釘や風車と、内レール61および外レール62、一般入賞口63、第1入球口64a、64b、第1特定入賞口65a、第2特定入賞口65b、可変表示装置ユニット80等を配置して構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、一般入賞口63、第1入球口64a、64bおよび第1特定入賞口65aも貫通穴内で対応する通路につながるように配設され、いずれも遊技盤13の前面側からネジ等により固定されている。第2特定入賞口65bは後述する立体装飾体に設置されている。
遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14cを通じて内枠12の前面側から視認することができる。
外レール62は帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成されて、遊技盤13の前面において盤面(ベース板60の前面)から立ち上がるように設けられ、内レール61は外レール62と同様に帯状の金属板で円弧状に形成されて、外レール62の内側位置で盤面から立ち上がるように設けられている。
この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラス板16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。
遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61、62および後述するセンターフレーム83のトンネル84部分と立体装飾体150とにより区画して形成される略円形状の領域である。
2本のレール61、62は、球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。
内レール61は遊技領域の右下部から下端部を経て左上部まで延び、外レール62は内レール61の外側に間隔を置いて下端近傍から左側を延び、遊技領域の頂部を越えて先端が右上部に位置している。
内レール61の上端部分には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。
遊技盤13には外レール62の先端部(図2における右上部)に続いて、図柄表示ボックス70が設けてある。
可変表示装置ユニット80は遊技領域の上半部分に配設されている。
可変表示装置ユニット80には、後述する第3図柄を表示する液晶ディスプレイ(以下「LCD」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、役物装置82とが設けられ、第3図柄表示装置81の外周を囲むセンターフレーム83を備える。LCDとしては、例えば大型の8インチサイズが採用される。
図2において、センターフレーム83はその右外縁から頂部までを内レール61の延長弧線上に沿わせている。
前述の図柄表示ボックス70はセンターフレーム83の外縁に接しており、外レール62の先端とセンターフレーム83との間隙を横切る壁面を有し、壁面には返しゴム69が取り付けられている。所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって勢いが減衰されつつ後述するトンネル84へ誘導される。
前述の第1入球口64、64bは可変表示装置ユニット80(センターフレーム83)の下方に配設されて球が入球し得るようになっており、そのほか第2入球口(スルーゲート)67が左側方に配設されている。
一般入賞口63は遊技領域の左下縁にそって複数配設されており、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される。
前述の第1特定入賞口(大開放口)65aは第1入球口64a、64bの下方に横長矩形状に設けられ、第2特定入賞口65bはセンターフレームの右下に設けられている。
また、遊技領域の最下端にはアウト口66aが設けられ、遊技領域の右縁近傍でセンターフレームの直下にはアウト口66bが設けられて、いずれの入賞口63、64a、64b、65a、65bにも入球しなかった球はアウト口66aあるいは66bを通って図示しない主排出路へと案内される。
図柄表示ボックス70の前面には、第1図柄表示装置37と第2図柄表示装置38が形成されている。
第1図柄表示装置37は複数のLED37aと7セグメント表示器37bとからなり、第2図柄表示装置38は一方の前面に「○」の図柄と他方の前面に「×」の図柄のマスクを付した2つのLEDからなっている。
第1図柄表示装置37は、後述する主制御装置110で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
複数のLED37aは、パチンコ機10が「確変中」か「時短中」か「通常中」であるかを点灯状態により示したり、変動中であるか否かを点灯状態により示したり、停止図柄が確変大当たりに対応した図柄か通常大当たりに対応した図柄か外れ図柄であるかを点灯状態により示したり、保留球数を点灯状態により示すものである。
7セグメント表示装置37bは、大当たり中のラウンド数やエラー表示を行うものである。なお、LED37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、上述したパチンコ機10が「確変中」とは、大当たり確率がアップして特別遊技状態へ移行し易い遊技の状態である。さらに、本実施形態における「確変中」は、第2図柄の当たり確率がアップして第1入球口64bへ球が入球し易い遊技の状態である。
また、パチンコ機10が「時短中」とは、大当たり確率がそのままで第2図柄の当たり確率のみがアップして第1入球口64bへ球が入球し易い遊技の状態である。
また、パチンコ機10が「通常中」とは、確変中でも時短中でもない遊技の状態(大当たり確率も第2図柄の当たり確率もアップしていない状態)である。なお、パチンコ機10の遊技状態に応じて、第1入球口64bに付随する電動役物(図示せず)が開放する時間や、1回の当たりで電動役物が開放する回数を変更するものとしてもよい。
第2図柄表示装置38は、球が第2入球口67を通過する毎に、表示図柄(第2図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とが交互に点灯して変動表示を行う。そして、第1入球口64bはその変動表示が所定図柄(本実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。
球の第2入球口67の通過回数は最大4回まで保留され、その保留回数が上述した第1図柄表示装置37により表示されると共に、可変表示装置ユニット80に備えられた第3図柄表示装置81の一部においても点灯表示される。
なお、第2図柄の変動表示は、第2図柄表示装置38において「○」、「×」の図柄の点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしてもよい。
また、第2入球口67の通過は、最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。また、第1図柄表示装置37により保留回数が示されるので、第3図柄表示装置81により点灯表示を行わないものとしてもよい。
第3図柄表示装置81は、第1入球口64a、64bへの入賞をトリガとして第3図柄をLCDに変動表示する。
第3図柄表示装置81は、後述する表示制御装置114によって表示内容が制御され、例えば左、中及び右の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列毎に横スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上で第3図柄が可変表示されるようになっている。
主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37で行われるのに対して、第3図柄表示装置81はその第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を行うものである。
なお、LCDに代えて、例えば、リール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしてもよい。
また、第1図柄表示装置37に停止図柄(確変大当たり図柄、通常大当たり図柄、外れ図柄のいずれか1つ)が表示されるまでの間に球が第1入球口64a、64bへ入球した場合、その入球回数はそれぞれ最大4回まで保留され、その保留回数は第1図柄表示装置37により示されると共に第3図柄表示装置81の一部においても点灯表示される。
なお、第1入球口64a、64bへの入賞の最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。また、第1入球口64a、64bへの入賞に基づく変動表示の保留回数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留回数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしてもよい。
あるいは、第1図柄表示装置37により保留回数が示されるので、逆に、第3図柄表示装置81により点灯表示を行わないものとしてもよい。
役物装置82は、LED等の発光手段(図示せず)が内蔵された第1役物82a及び第2役物82bを有し、内蔵されたLEDの点灯や点滅の発光態様が主制御装置110によって変更制御される。
第1入球口64a、64bへ球が入ると遊技盤13の裏面側に設けられる不図示の第1入球口スイッチがオンとなり、その第1入球口スイッチのオンに起因して主制御装置110で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37のLED37aで示される。
また、第1入球口64a、64bは、球が入ると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
パチンコ機10においては、主制御装置110での抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37のLED37aを点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている第1特定入賞口65aや第2特定入賞口65bが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
この第1特定入賞口65a、第2特定入賞口65bは可変入賞装置を構成しており、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その第1特定入賞口65a、第2特定入賞口65bが所定時間開放される。この特定入賞口65a、65bの開閉動作は、最高で例えば16回(16ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。
すなわち、第1特定入賞口65aはその開口部を覆う横長矩形状の開閉板と、その開閉板を開閉駆動するための大開放口ソレノイドとを備え、通常時は開閉板を縦位置として球が入賞できないか又は入賞し難い閉状態になっている。大当たりの際には大開放口ソレノイドを駆動して開閉板を下辺を軸として前方側に傾倒し、球が第1特定入賞口65aに入賞しやすい開状態を一時的に形成して、その開状態と通常時の閉状態とを交互に繰り返すように作動する。
閉状態では球は開閉板の前側をアウト口66aへ向かって下方に落下する。
第2特定入賞口65bも同様に開状態と閉状態とを交互に繰り返すように作動するが、構造の詳細については追って詳述する。
なお、特別遊技状態は上記した形態に限定されるものではない。特定入賞口65a、65bとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37において大当たりに対応したLED37aが点灯した場合に、特定入賞口65aまたは65bが所定時間開放され、その開放中に、球が特定入賞口65aまたは65b内へ入賞することを契機として特定入賞口65a、65bとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしてもよい。
遊技盤13の下側における右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35を通じて視認することができる。
図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90、91と、裏パックユニット94とが備えられている。
制御基板ユニット90は、主制御装置110と音声ランプ制御装置113と表示制御装置114とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御装置111と発射制御装置112と電源装置115とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
各制御装置を形成する基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。
主制御装置110は基板ボックス100に収納され、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114は基板ボックス101に、払出制御装置111及び発射制御装置112は基板ボックス102に、電源装置115は基板ボックス103に、そしてカードユニット接続基板116は基板ボックス104に、それぞれ収納されている。
基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100及び基板ボックス102は、ボックスベースとボックスカバーとをかしめ構造などによる図示しない封印ユニットによって開封不能に連結している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って不図示の封印シールが貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100、102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100、102が開封されたかどうかを知ることができる。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図4参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。
状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。
操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。
RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
図4はパチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラム(例えば、遊技者に対して多くの賞球を付与する大当たりの抽選処理など)や固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。
なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。
RAM203は、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを備えている。RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。
RAM203への書き込みはメイン処理によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理において実行される。
なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理が即座に実行され、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。
主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、主制御装置110へ電源を供給する電源装置115を始め、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、第1図柄表示装置37、第2図柄表示装置38や、前述の第1入球口スイッチを含む図示しないスイッチ群やセンサ群などの各種スイッチ208や、特定入賞口65a、65bの開閉板を開閉駆動するための大開放口ソレノイドや電動役物を駆動するためのソレノイドなどのソレノイド209が接続されている。
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを備えている。
払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを備えている。
RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理が即座に実行され、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、払出制御装置111へ電源を供給する電源装置115を始め、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。
また、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための不図示の賞球検出スイッチも接続されている。
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた球の打ち出し強さとなるよう球発射ユニット112aを制御するものである。
球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサにより検出し、発射を停止させるための発射停止スイッチが操作されていないことを条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、電飾部29〜33や表示ランプ34などのランプ表示装置227における点灯および消灯の出力、表示制御装置114で行われる第3図柄表示装置81の表示態様の設定などを制御する。
演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを備えている。
音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、音声ランプ制御装置113へ電源を供給する電源装置115を始め、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226やランプ表示装置227などがそれぞれ接続されている。
表示制御装置114は、第3図柄表示装置(LCD)81における第3図柄の変動表示を制御するものである。表示制御装置114は、MPU231と、ROM(プログラムROM)232と、ワークRAM233と、ビデオRAM234と、キャラクタROM235と、画像コントローラ236と、入力ポート237と、出力ポート238と、バスライン239,240とを備えている。
入力ポート237の入力側には、表示制御装置114へ電源を供給する電源装置115、及び、音声ランプ制御装置113の出力側が接続され、入力ポート237の出力側には、MPU231、ROM232、ワークRAM233、画像コントローラ236が接続されている。
画像コントローラ236には、ビデオRAM234、キャラクタROM235が接続されると共に、バスライン240を介して出力ポート238が接続されている。出力ポート238の出力側には、第3図柄表示装置81が接続されている。
表示制御装置114のMPU231は、音声ランプ制御装置113から入力された図柄表示用のコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81の表示内容を制御する。ROM232には、MPU231により実行される各種の制御プログラムや固定値データが記憶されている。
また、ワークRAM233は、演出許可がされているか否かを示す演出許可フラグや、変動表示を開始すべきか否かを示す変動開始フラグを格納している。
なお、演出許可フラグは、主制御装置110の初期設定の処理後に送信される演出許可コマンドを音声ランプ制御装置113を介して受信するとオンされ、電源断の発生によりオフされる。
また、変動開始フラグは、主制御装置110から出力された変動パターンコマンドに対応するコマンドを音声ランプ制御装置113から受信した場合にオンされ、第3図柄表示装置81において変動表示が開始されるとオフされる。
キャラクタROM235は、第3図柄表示装置81に表示される図柄(背景図柄や装飾図柄)などのキャラクタ情報が記憶されたキャラクタ情報メモリを備えている。このキャラクタ情報としては、変動表示される第3図柄の数字データ(例えば、0〜9)や、数字データ以外の図柄データ(例えば、魚やエビの図柄、背景図柄、予告キャラクタ図柄やキャラクタ図柄(例えば、女の子や男の子)などが記憶されている。
このキャラクタ情報メモリは、記憶するデータ量を少なくするために、上記のようなキャラクタ情報を圧縮形式のデータで記憶している。
なお、本実施の形態では、キャラクタ情報は約1024Mバイトで構成されており、その約1024Mバイトのキャラクタ情報が、約768Mバイトに圧縮されてキャラクタ情報メモリに記憶されている。キャラクタ情報メモリに圧縮形式のデータとして記憶されているキャラクタ情報は、読み出されると、解凍された後にビデオRAM234のキャラクタ情報記憶領域に書き込まれる。
ビデオRAM234は、第3図柄表示装置81に表示される表示内容(変動表示の演出パターンや、リーチ演出時の演出内容など)に対応する演出データが記憶される表示用記憶領域と、キャラクタROM235のキャラクタ情報メモリに記憶された圧縮形式のキャラクタ情報を解凍したデータが記憶されるキャラクタ情報記憶領域とを備えている。
表示用記憶領域は、第3図柄表示装置81に表示される演出データを記憶するためのメモリであり、その表示用記憶領域の内容を書き替えることにより、第3図柄表示装置81の表示内容が変更される。
キャラクタ情報記憶領域には、背景図柄や装飾図柄などの素材となるキャラクタデータが記憶され、このキャラクタ情報記憶領域から第3図柄表示装置81に表示するための必要なデータが読み出されて表示用記憶領域に書き込まれる。
なお、キャラクタ情報をビデオRAM234のキャラクタ情報記憶領域に記憶させるのは、一般的に処理速度がROMよりRAMの方が高速であるためであり、キャラクタ情報をキャラクタROM235から直接、表示用記憶領域に直接書き込む場合、読み出すデータ量が大きいと読み出しに時間を有しスムーズな表示ができなかったり鮮明な表示ができないからである。さらに、RAMにおいて表示データの加工(例えば、装飾図柄の大きさの変更や背景図柄の色の変更)などが容易であるためである。
画像コントローラ236は、MPU231、ビデオRAM234、出力ポート238のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きに介在するとともに、ビデオRAM234に記憶される表示データを所定のタイミングで読み出して第3図柄表示装置81に表示させるものである。
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252と、RAM消去スイッチ122(図3参照)を有するRAM消去スイッチ回路253とを備えている。
電源部251は、入出力ポート205、215、225、237に接続された電源経路を通じて、制御装置110〜114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。なお、図4において、電源部251から各入出力ポート等への電源経路は図示省略している。
電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208や、ソレノイド209、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これらの電圧を制御装置110〜114等に対して供給する。
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。
停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111へ出力する。
停電信号SG1を受けて、主制御装置110及び払出制御装置111はNMI割込処理を実行する。
なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理を正常に実行し、電源断の発生情報がRAM203及びRAM213に記憶して完了することができる。
RAM消去スイッチ回路253は、RAM消去スイッチ122が操作された場合に、主制御装置110へバックアップデータをクリアさせるためのRAM消去信号SG2を出力するための回路である。
主制御装置110及び払出制御装置111は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM消去信号SG2を入力した場合に、それぞれのバックアップデータをクリアすると共に、払出制御装置111においてバックアップデータをクリアさせるための払出初期化コマンドを払出制御装置111に対して送信する。
以上の構成になるパチンコ機10において、センターフレーム83には、図2に示すように、図柄表示ボックス70の返しゴム69が取り付けられた壁面の側方近傍に上開口84aを有して、右外縁に沿って延びるトンネル84が形成されている。トンネル84の下開口84bはセンターフレーム83の右下角部に位置して下方に向いている。
なお、センターフレーム83の前面にはトンネル84部分も含めて装飾が施されている。
センターフレーム83の右下方には近接して立体装飾体150が配置されている。立体装飾体150は、内レール61の右上方への延長弧線上に沿わせた外縁壁154を有し、延長弧線に沿った上端角部がセンターフレーム83に近接している。
図5は立体装飾体まわりの拡大斜視図である。
立体装飾体150は、盤面(ベース板60)から遊技盤13の前面をカバーするガラス板16近傍まで立ち上がっている立体部151と、盤面に接して立体部周辺外方へ延びるフランジ152とからなっている。
立体装飾体150の上端部153は、立体部として前面がガラス板近傍に沿ったままセンターフレーム83におけるトンネル84の下開口84b近傍まで延 びて、第1上壁155が当該下開口84bに面している。
第1上壁155は遊技領域の中央側へ下方傾斜している。第1上壁155は外側が急斜面156a、内側(遊技領域中央側)が緩斜面156bの2段傾斜となっているが、いずれも球受け面となってトンネル84を抜け出た球を遊技領域中央側へ撥ね飛ばす。
第1上壁155の下側には側壁156を経てアウト口66bが開口し、図示しない球排出路につながっている。
第1上壁155およびアウト口66bよりも下方にオフセットして、第2上壁157が遊技領域中央側に配置され、その遊技領域中央側の端から側壁158が下方に延びている。第2上壁157は上端部153の第1上壁155と同様に遊技領域の中央側へ下方傾斜している。側壁158は外縁壁154の下端につながる。
センターフレーム83にはトンネル84の下開口84b近傍(すなわち第1上壁155に対向する位置)から第2上壁157に対向する部位まで延びる区画プレート85が取り付けられて、当該区画プレートと立体装飾体150の間に球の流通可能空間が区画されている。
第2上壁157のアウト口66b寄り部分は切除されて横長の開口部と形成され、この開口部を開閉する開閉板290およびその開閉板を盤面方向に退避させるための開閉機構とともに第2特定入賞口65bを形成している。第2特定入賞口65bは立体装飾体150の上部に位置している。
図6は樹脂製アセンブリとして構成された立体装飾体150を示す外観斜視図であり、図7はその分解斜視図である。
立体装飾体150は盤面に直接取り付けられるベース装飾部160と、このベース装飾部の所定部位に重ねて取り付けられるカバー装飾部180とからなっている。
ベース装飾部160は、前方視において一辺を内レール61の延長弧線上に沿わせた略3角形をなし、その外周に沿って形成された壁部の内側に、前面が平坦な底板部161と底板部よりも前方に膨出して前面を三次元模様とした立体模様部162を上下に配置している。
壁部としてまず、外縁壁167aと外縁壁半部167bが延長弧線上を下から上へ順に延びている。
外縁壁167aは下部の立体模様部162に対応し、外縁壁半部167bは上部の底板部161に対応して、互いに連なっている。
外縁壁167aの下端につながって上方へ延びる壁部が前述の側壁158であり、当該側壁158の上端につながって横方向に延びる壁部が第2上壁157である。
立体模様部162は、外縁壁167aと側壁158とに挟まれて、ベース装飾部160の下部略2/3を占めている。
立体模様部162はその前面に模様型を用いて一体成型してもよく、あるいは後述するような別途の模様部材を接着、嵌め込み、ネジ結合等により重ねて形成することもでき、さらに併用することもできる。
第2上壁157よりも下方において、底板部161と立体模様部162とを区画する境界壁163が外縁壁167a上端と側壁158の間を横方向に延びている。境界壁163は側壁158から外縁壁半部167b近傍まで略直線状に延びた後、下方へ折れて外縁壁167aと外縁壁半部167bの接続点に連なっている。
側壁158と外縁壁167aとはその前方向高さが実質同等で、これを基準高さとし、立体装飾体150の各部位の高さは立体模様部162を含めて基準高さ以下に設定される。
底板部161に対応する外縁壁半部167bの高さは下部の外縁壁167aよりも、すなわち基準高さよりも所定量低くなっている。
なお、ベース装飾部160における各壁部の高さは、フランジ152の裏面をベース板60の前面に着座させたときの当該ベース板60からの高さを指す。
上部においては、外縁壁半部167bが上端まで延びて内方へ回り込み、第1上壁155の一部を形成する第1上壁半部164につながっている。第1上壁半部164は側壁156の一部を形成する側壁半部165に連なる。そして、側壁半部165の先端(下端)からは外方へ向かって外縁壁半部167bの裏面につながる横壁半部166が延びている。これにより、底板部161の上端部168の領域は閉じた壁部に囲まれた形となっている。
底板部161における第2特定入賞口65bの開口部とする部分には、開閉板290が貫通するスリット穴169が第2上壁157に連なるように形成してある。スリット穴169の長手方向両端には、カバー装飾部180の後述するスライド支持部194a、194bの先端を受ける支持部受け170が形成されている。
また、底板部161の境界壁163と第2上壁157との間には第2特定入賞口65bに入賞した球の通路穴176が設けられるとともに、上端部168における横壁半部166の直下には、アウト口66bを不図示の球排出路に接続する排出穴177が設けられている。排出穴177はスリット穴169よりも上方に位置し、筒状に後方へ所定長さ延びている。なお、球排出路はベース装飾部160の裏面側を下方に延びて、アウト口66aにつながる主排出路に接続する。
底板部161は、第2上壁157およびスリット穴169から上方、および側壁158から遊技領域中央側へ張り出して、フランジ152(152a、152b)を形成している。フランジ152の前面にも立体模様が施されている。
また、とくに上方に張り出したフランジ152aの上端縁部からは、第2上壁157からスリット穴169にかかる所定幅に対向して案内プレート172が前方へ張り出し、球の通過経路の一つを区画するようになっている。
底板部161の前面複数箇所にはカバー装飾部180の後述するボス197の先端を受ける凹部形状のボス受け部173が形成され、ボス受け部173の底壁にはネジを通す小穴174が設けてある。ここでは、ボス受け部173は境界壁163直上における外縁壁半部167b近傍と側壁158近傍、そして上端部168の第1上壁半部164、側壁半部165、横壁半部166および外縁壁半部167bに囲まれた領域の最上端部の3箇所に設けられている。
また、立体装飾体150をベース板60に固定するためのネジを通す小穴175が、側壁158に沿ったフランジ152bの最下端位置と、第2上壁157に沿ったフランジ152aの最左端位置(外縁壁154を底辺とする三角形の頂点近傍)に設けられるとともに、上端部168の中央(ボス受け部173の下方)に設けられている。なお、フランジ152a、152bを含み、底板部161の裏面には、裏面視において閉じた肉抜きを適宜形成してベース板60との間に複数の浅い空間を設けることができるが、少なくとも小穴175まわりはベース板60に密着可能なように肉抜きを避ける。上端部168における底板部161についても同様である。
ベース装飾部160の裏面には、剛性を高めるため、とくに図示しないが、排出穴177の筒壁に連なってリブ壁が形成されている。リブ壁はベース板60の貫通穴の穴縁に略沿うように形成される。
ベース装飾部160の裏面にはさらに、入賞球通路や球排出路が接続されるとともに、開閉板を駆動する駆動ユニットなどが設置される。これらを取り付けるため、先端にネジねじ込み用の孔を有する複数のボスが後方に向けて立ち上がっている。
リブ壁はベース板60の貫通穴に嵌め込まれ、また、駆動ユニット等はベース板60の裏側に突出することになる。
カバー装飾部180は、ベース装飾部160における境界壁163と第2上壁157との間の領域から上端部168までをカバーする主板181の裏面に以下の壁部を備えて構成される。また、主板181の前面には装飾模様を付してある。
図8に示すように、まず円弧に沿った外縁壁半部182はベース装飾部160の上部における外縁壁半部167bと整合し、その高さは外縁壁半部167bを下部の外縁壁167aよりも低くした分に対応させ、ベース装飾部160にカバー装飾部180を重ねたとき、カバー装飾部前面の高さがベース装飾部160における下部の外縁壁167aの高さ(基準高さ)と同一となるように設定されている。
上端部186はベース装飾部160の上端部168と前方視形状が同一で、外縁壁半部182の上端に順次連なる第1上壁半部183、側壁半部184、および側壁半部の先端(下端)から外縁壁半部182の裏面につながる横壁半部185を備えて、これらの壁半部で囲まれている。第1上壁半部183、側壁半部184および横壁半部185の高さは一定で、外縁壁半部182の高さと同一である。
横壁半部185の下方には、傾斜部188と土手部189とからなる排出穴案内壁187が設けられている。傾斜部188は主板181から後方下方へ傾斜するとともに、後端がベース装飾部160における排出穴177の開口下縁に連なるように、基準高さまで延ばして設定されている。土手部189は傾斜部188より遊技領域中央側を盛り上げた山形をなしている。
主板181の下縁には、ベース装飾部160の境界壁163に沿って横方向一直線に延びる入賞穴案内壁190が後方に立ち上がっている。
入賞穴案内壁190の外方(外縁壁半部182側)端は縦壁191で土手部189につながり、内方(遊技領域中央側)端は縦壁192で支持壁193につながっている。
入賞穴案内壁190、縦壁191、192および支持壁193の高さ(後方)は排出穴案内壁187の高さ、すなわち基準高さと同一である。
支持壁193は縦壁192の上端から外方へ延びて、その先端に開閉板290を受けるスライド支持部194aを有している。支持壁193はベース装飾部160の第2上壁157の下面に接するよう設定され、スライド支持部194aはその一部が第2上壁157の先端よりもわずかに外方へ突出するようになっている。スライド支持部194aはまた、基準高さよりもさらに所定量後方へ突出している。
ベース装飾部160に重ねて結合した状態において、カバー装飾部180の土手部189から第2上壁157の先端までの区間は第2特定入賞口65bの開口部となり、主板181のこの区間の上縁には裏面側角が面取りされて球が盤面から入りやすい傾斜面195となっている。
縦壁191は棚形状としたスライド支持部194bを有し、このスライド支持部194bも基準高さよりさらに所定量後方へ突出している。
スライド支持部194aと194bは主板181における上記傾斜面195が形成された上縁の直線区間との距離が同一でかつ平行とされ、これにより、ベース装飾部160のスリット穴169から進出、後退する開閉板290がスライド支持部194a、194b上をスライド可能となる。
支持壁193の根元(内方端)からは、ベース装飾部160の側壁158に整合させて低く立ち上げたリブ196が、主板181の下端に向かって延びている。このリブ196は側壁158と突合せさせるので、側壁158にはリブ196を受け入れる切り欠き159a(図7参照)が設けられる。
なお、ベース装飾部160における立体模様部162においてもカバー装飾部180と同様の模様部材408を重ねて複層の模様を形成することができる。この際、当該模様部材408を例えば下端部の外縁壁167aから側壁158の所定範囲に被せたり当該壁部(167a、158)からはみ出させる場合には、当該所定範囲に模様部材408の板厚分だけの切り欠き159b(図7参照)を設けることにより、立体模様部162の高さ(前方向)を側壁158等の基準高さ以下に抑えることができる。
主板181の裏面にはさらに、ベース装飾部160のボス受け部173に対応させたボス197が立ち上がっており、ボスの先端面にはボス受け部173の小穴174に整合するネジねじ込み用の孔198を有する。
主板181の外縁壁半部182、第1上壁半183部、側壁半部184および横壁半部185に囲まれた上端部186にはベース装飾部160の小穴175に中心を整合させて、当該小穴175に挿し込まれるネジのヘッドが通過可能な円形の大径穴199が設けてある。
大径穴199の穴縁には対向する2箇所に内方に向かう板状の支持突起199aが形成してある。支持突起199aの板厚は主板181の板厚よりも薄く、その後面を主板181の裏面と一致させてあるので、前面は主板181の前面よりも引っ込んでいる。
主板181のボス197先端をベース装飾部160のボス受け部173に落とし込んだ上、ネジをベース装飾部160の裏面側から小穴174を通してボス197の孔198にねじ込むことにより、カバー装飾部180とベース装飾部160が結合されて立体装飾体150となる。
この結合状態において、外縁壁半部167bと外縁壁半部182とで下部の外縁壁167aと同じ基準高さの壁部が形成され、外縁壁167aとともに立体装飾体150の外縁壁154を構成する。
また、第1上壁半部164と第1上壁半部183とで第1上壁155を構成し、側壁半部165と側壁半部184とで側壁156を構成する。
排出穴案内壁187は側壁156下に形成されるアウト口66bから排出穴177への通路底壁となり、入賞穴案内壁190は第2特定入賞口65bから通路穴176への通路底壁となる。
なお、立体装飾体の上端部153は、カバー装飾部の前面の大径穴199を含む領域とガラス板16との間隙が球の直径よりも小さくなるように前後方向高さが設定されている。
つぎに、第2特定入賞口65bを開閉する開閉機構について説明する。
図9は開閉機構を立体装飾体の裏面側から見た斜視図である。
開閉機構は前述のように開閉板290と駆動ユニット300とからなっている。
駆動ユニット300は、開閉板290に連結されるレバー部材310と、レバー部材310を回動駆動する大開放口ソレノイド320を主構成とし、開閉板290とレバー部材310の連結部分がケース内に収容されている。
ケース301はユニットベース302とカバー303からなり、それぞれ側方に張り出した不図示のフランジをベース装飾部160の裏面側に形成された前述のボスにネジで固定される。ただし、図9では簡単化のためベース装飾部160とカバー303を取り除いている。
ユニットベース302にレバー部材310が回動可能に支持され、レバー部材310のアーム313先端に開閉板290の後端が支持されている。そして、大開放口ソレノイド320によりレバー部材310を回動させることにより、開閉板290が前後方向に移動する。
以下、詳細に説明する。
ユニットベース302は、その側壁後端に軸受け部305を有する。左右の両軸受け部305を結ぶ直線はベース装飾部160のスリット穴169と平行で、スリット穴より下方に位置するように設定してある。
レバー部材310は、両端が軸受け部305に支持される軸部311と、軸部311から共通の1平面内を延びる2本のアーム313(313a、313b)と、一方のアーム313aの近傍で両アーム間の内側に設けられた係合カム315とを有している。
アーム313a、313bはそれぞれ先端に丸胴部314(図10参照)を備え、両丸胴部314の軸は一直線上にあって軸部311と平行になっている。
軸部311は、軸受け部305に支持される部分を除くほぼ全長にわたって、連結リンクの移動方向と略並行にフランジ312を軸対称に張り出させている。
なお、軸受け部305は後方に切り欠かれているが、カバー303をユニットベース302に結合したときユニットベース302の側壁の後端と突合せになるカバー303の側壁の前端により閉じられ、軸部311が軸受け部305から抜けることはない。
係合カム315は、後述する連結リンク324の突起部325と係合するためのものである。係合カム315の根元は軸部311を挟んで両側のフランジ312上まで及んで、幅広となっている。
係合カム315は上方にV字形に開いたカム縁をもつスロット316を有している。
後掲の図10に示すように、スロット316のロッド322が縮長する際に突起部325と係合する後側カム縁317は、軸部311から略放射方向の直線をなしている。一方、ロッド322が伸長する際に突起部325と係合する前側は、軸部311から略放射方向に所定量延びた折れ点Pまでの前側カム縁318aと、折れ点Pからスロット316の口を大きく拡大する方向に延びる前側カム縁318bからなっている。
開閉板290は平面形状が略矩形の平面部291を主要部とし、その後部両端の内側寄りにアーム312と連結する連結部292を有している。連結部292は平面部291から上側へ膨出し、下面が開口して丸胴部314を受容する凹部293(図10参照)を形成している。
開閉板290の下面には前後方向の側縁に沿って突条294が設けられ、ベース装飾部160のスリット穴169から進出、後退する際にスライド支持部194a、194b上に位置するように設定してある。
平面部291の後辺は軽量化のため連結部292、292間を切り欠いてある。
大開放口ソレノイド320は取付けブラケット321をケース(カバー303)に取り付けて本体部を外部に位置させ、ロッド322がケース301内に伸びる。ロッド322の伸縮方向は前後方向である。
ロッド322の先端に連結リンク324がピン323で連結されている。連結リンク324はロッド322の伸び方向と同方向にレバー部材310の軸部311上方を横切って延び、横方向に突き出る突起部325を有している。
連結リンク324は突起部325よりも前方側に一体のガイドロッド326を有している。ガイドロッド326の前端はユニットベース302の前壁に形成されたガイド穴306(図10参照)に挿入されて支持されている。
図10は上記構成になる開閉機構の動作を示す説明図である。
連結リンク324の突起部325は係合カム315のスロット316に嵌り込み、大開放口ソレノイド320のロッド322が伸縮することにより、突起部325が係合カム315を前後方向に付勢して、これによりレバー部材310をその軸部311回りに回動させる。
すなわち、ロッド322が縮長するときには、突起部325が係合カム315の後側カム縁317を押してレバー部材310を反時計方向に回動させ、これにより、レバー部材310のアーム313先端に連結した開閉板290を後方移動させる。
そして、ロッド322が最短位置となったとき、実線で示すように、開閉板290の前端をベース装飾部160のスリット穴169に後退させて第2特定入賞口65bの開口部を開く。
なお、この後退位置において、開閉板290の前端はスライド支持部194a、194bの後端に支持されているように設定されている。
一方、大開放口ソレノイド320のロッド322が伸長するときは、突起部325が係合カム315の前側カム縁318aを押してレバー部材310を時計方向に回動させ、開閉板290を前方移動させスリット穴169から進出させる。
ここで、係合カム315の前側カム縁318aは折れ点Pで前側カム縁318bに続いており、係合カム315が所定角度まで回動して突起部325との係合点が折れ点Pに達したあとは、突起部325の前方移動にかかわらず係合カム315が当該所定角度に停止するようになっている。すなわち、上記所定角度において折れ点Pから外方の前側カム縁318bが突起部325(連結リンク324)の前後移動方向と平行となるように設定してある。
そして、係合カム315が上記所定角度まで回動したとき、仮想線で示すように、開閉板290の前端がカバー装飾部180の傾斜面195に達するように設定されており、これにより、第2特定入賞口65bの開口部が閉じられる。
ロッド322が最長位置までさらに伸長しても、レバー部材310は所定角度以上に回動せず、開閉板290は第2特定入賞口65bを閉じている位置を保持する。
したがって、大開放口ソレノイド320は係合カム315を少なくとも所定角度まで回動させるに十分であれば、ロッド322の伸縮量を厳密に設定する必要はない。
以上に説明した開閉板290の前後移動において、開閉板290はその両端が立体装飾体150のスライド支持部194a、194b上に位置して滑らかに移動する。そして、開閉板290の下面には突条294が設けてあるので、移動の際の抵抗も小さい。
なお、レバー部材310の軸部311は、連結リンクの移動方向と略並行にフランジ312を張り出させているので、当該移動方向における曲げ剛性が高く、連結リンクの突起部325により係合カム315が付勢されても軸部311が撓むことなく、開閉板290の安定した進出、後退動作が確保される。
第2特定入賞口65bは、通常時は球が入賞できない閉状態になっている。大当たりの際には大開放口ソレノイド320を駆動して開閉板290を盤面側に退避させ、球が入賞しやすい開状態を一時的に形成し、その開状態と通常時の閉状態との状態を交互に繰り返すように作動する。
第2特定入賞口65bの開閉機構は上述のように構成され、第2特定入賞口65bの開口部を開閉板290が前後方向に進退するようになっているので、開閉板290が回動して開閉するものに比べて球の詰まりにより作動不可となるおそれがなく、信頼性が高い。
本実施の形態では、遊技盤13への立体装飾体150の配設は以下の順序で行われる。
まず、カバー装飾部180とベース装飾部160とを結合する。
すなわち、カバー装飾部180の主板181のボス197先端をベース装飾部160のボス受け部173に落とし込んで、カバー装飾部180を底板部161相当部位に重ね、それから、ベース装飾部160の裏面側からネジを小穴174を通してボス197の孔198にねじ込んで、カバー装飾部180とベース装飾部160を結合し、立体装飾体150とする。
これと平行して、大開放口ソレノイド320を固定したカバー303とからなるケース301内に開閉板290、レバー部材310および連結リンク324を仮組みして駆動ユニット300を準備する。
そして、駆動ユニット300から突出する開閉板290の前端をスリット穴169に挿し込むとともに、ケース301をベース装飾部160の裏面側にネジで固定する。ユニットベース302とカバー303は適宜共締めで同時にベース装飾部160に取り付けることができる。
とくに図示しないが、ベース装飾部160の裏面にはさらに入賞球通路等も固定される。
以上のようにして開閉板290と駆動ユニット300その他を立体装飾体150に取り付けた組立体としたあと、それら裏面取付け部品である駆動ユニット300等をベース板60の貫通穴に貫通させて、立体装飾体150をベース板60の前面に着座させる。
ここでは、立体装飾体150のフランジ152a、152bおよび上端部153におけるベース装飾部160の底板部161がベース板60に着座するから、これらに設けた小穴175からネジをねじ込んで立体装飾体150を固定する。
とくに上端部153における底板部161は、立体部151の底壁になるので、その小穴175には作業穴としてのカバー装飾部180の大径穴199を通してネジ410(図12参照)を挿入する。ねじ込み作業後は大径穴199にキャップ400を嵌め込む。
キャップ400は図11に示すように、大径穴199の穴縁に整合する外形をもつ本体部401の外周縁裏面から係止部402を2本後方に延ばしており、2本の係止部402は周方向で対向する位置に配置され、それぞれ外方に突出する爪403を先端に備えている。
本体部401の裏面から爪403の係止面404までの距離は、大径穴199の内縁に設けられた支持突起199aの板厚と同等に設定してある。
本体部401には係止部402の根元を周方向に挟んで所定長さのスリット405が形成され、係止部402が撓みやすくなっている。
図12はキャップ400が嵌め込まれた状態の上端部153を示し、(a)は断面図、(b)は(a)におけるA−A矢視図である。なお、(a)は(b)におけるB−B部断面に相当する。
ベース装飾部160の第1上壁半部164および外縁壁半部167bとカバー装飾部180の第1上壁半部183および外縁壁半部182とが互いに突合せして重ねられ、第1上壁155と外縁壁154を形成している。
前述のとおり、底板部161をネジ410によりベース板60に固定したあと、まず係止部402を撓ませ爪403を大径穴199に進入させてキャップ400を挿入する。キャップ400の本体部401の後部が大径穴199内に沈んで、裏面が支持突起199aに着座すると、係止部402の撓みが解放されて爪403が主板181の裏面に係止する。これにより、キャップ400は前後方向(図12では上下方向)の移動が規制され、大径穴199に嵌め込まれた状態を保持する。
カバー装飾部180の大径穴199まわりの前面の高さは、当該前面とガラス板16との間隙が球の直径よりも小さくなるように設定されているので、球がキャップ400に当たって大径穴199から脱落させるおそれもない。
なお、キャップ400の取り外しが必要な場合のため、大径穴199の穴縁の一部にマイナスドライバなどを挿し込める不図示の切り込みを形成して、係止部402を撓ませ可能とすることができる。
以上のようにして、立体部151を拡大して第1上壁155をセンターフレーム33のトンネル84開口部に接近して配置させながら、その近傍で立体装飾体150が確実にベース板60に固定される。したがって第1上壁155もトンネル84の下開口84bから跳び出す球を高い剛性をもって受け止め、跳ね飛ばすことができる。
また、キャップ400の前面にも周辺模様に馴染む装飾模様を付せば、キャップ自体の存在も目立たなくなる。
立体装飾体150が遊技盤13に配設された状態において、開閉板290がスリット穴169から開口部に進出して第2特定入賞口65bが閉じている場合には、開閉板290は第2上壁157に連なった球の通路底壁として機能する。そして、ここに至った球は遊技領域中央側の左方へ転動あるいは跳ねて他の入賞口に入るか、または立体装飾体150の側壁158と第1特定入賞口65aの間を落下して中央下端のアウト口66aに入り、あるいはまた外方側の右方へ跳ねてアウト口66bに入る。
アウト口66bに入った球は、排出穴177から立体装飾体150の裏面側に配設された球排出路によりアウト口66aの主排出路に合流する。
実施の形態は以上のように構成され、立体装飾体150が他の盤面取付け部材であるセンターフレーム83に隣接する部位に立体部としての上端部153を有し、該上端部において遊技盤13(ベース板60)に固定されているものとしたので、立体装飾体150の立体部分をセンターフレームに近接する位置まで拡大することができた。さらに、上端部153はセンターフレーム83のとくにトンネル下開口84bに面してそこから落下する球の衝撃を受けるにもかかわらず、当該上端部153でベース板60に固定されているため高い取付け剛性を保持する。
とくに、立体装飾体150の上端部153は、盤面に着座する底板部161を有するベース装飾部160と該ベース装飾部に重ねて結合されるカバー装飾部180とから構成され、底板部161の小穴175を通してネジ410で遊技盤13に固定されるので、ネジ410は底板部161と同厚のフランジ152a、152bを固定するネジと共通のものを利用でき、部品の共通化と組立工程の簡単化が促進される。
ベース装飾部160は上端部153において、底板部161の外周縁から延びる第1上壁半部164、側壁半部165、外縁壁半部167b等の壁半部を有し、カバー装飾部180は主板181と該主板の外周縁から延びる第1上壁半部183、側壁半部184、外縁壁半部182等の壁半部を有して、これらベース装飾部160とカバー装飾部180がそれぞれの壁半部を突合せして重ねられるとともに、底板部161の小穴175に対応させた作業穴199がカバー装飾部の主板181に設けてあるので、上端部153が内部に空間を有し立体部形成のための材料が少なくて済む。
ベース装飾部160とカバー装飾部180を互いに結合した後に、カバー装飾部の作業穴199から遊技盤への取り付けができる。
上記作業穴199にはキャップ400を取り付けるので、底板部161のネジ410が隠されるとともに、カバー装飾部181の前面全体を装飾面とすることができる。
とくに、作業穴199には主板181の裏面寄りに支持突起199aが設けられ、キャップ400はその本体401の外形が作業穴199に整合するとともに、本体401の裏面から延びて主板181の裏面に係止する係止部402を備えて、支持突起199aに着座して作業穴199内に保持されるようにしたので、キャップ400が小サイズにでき、しかも支持突起199aに着座するまで作業穴199内に沈むため、突出感も生じさせない。
なお、上端部153の前後方向高さは、カバー装飾部180の前面と遊技盤13の前面に配置されたガラス板16との間隙が球の直径より小さくなるように設定されているので、この間隙に球は進入できず、球がキャップ400に当たってキャップ400が外れるような事態は生じない。
可変入賞装置としての第2特定入賞口65bは立体装飾体150に設置されているので、立体装飾体150を遊技盤13に取り付けることにより第2特定入賞口65bも取り付けられたことになり、遊技盤への取付け部品点数が少なくなり、組立作業の工数が低減する。
第2特定入賞口65bは立体装飾体150の上部に設けられ、その左側では遊技盤13の下部に設けられたアウト口66aへ立体装飾体150の側壁158に沿った流下経路で球が流下する一方、右側ではアウト口66bが立体装飾体150の上部に設けられている。
第2特定入賞口65bを立体装飾体150の上部に設け、ここに入賞できなかった球を左右に排出しようとする場合、左側と同様に、右側でも盤面上立体装飾体150の右側にアウト口66aへの経路を形成しようとすれば、その経路幅分だけ立体装飾体150のサイズが小さくなってしまう。
そこで、本実施の形態では、立体装飾体150における第2特定入賞口65bの右方にアウト口66bを配設して、その排出穴177を立体装飾体150の裏面側で球排出路によりアウト口66aの主排出路に合流させるものとした。盤面上に球の流下経路が不要で、第2特定入賞口65bから左右両方向に球を排出可能としながら、不要な流下経路の分だけ立体装飾体150を大きくすることができた。また、立体装飾体150に電飾等を自由に配設することができる。
立体装飾体150の第2上壁157が球の転動面とされ、第2特定入賞口65bの開閉板290が閉じたときその転動面の一部を形成するように構成されているので、球を滑らかに左右へ誘導可能となっている。
第2特定入賞口65bは、立体装飾体150の第2上壁157に形成した開口部において、とくに開閉板290を前後方向にスライドさせて、開状態と閉状態を切り替えるので、球の詰まりにより作動不可となるおそれがなく、信頼性が高い。
この開閉機構についてはとくに、駆動ユニット300が立体装飾体150の裏面に固定されたケース301に軸部311を支持され回動端を開閉板290に連結したレバー部材310と、該レバー部材を回動させる大開放口ソレノイド320とを有して、レバー部材310を一方向または他方向へ回動させることにより、開閉板290を前後にスライドさせて開閉するようになっている。
そして、大開放口ソレノイド320はレバー部材310に設けた係合カム315と係合してレバー部材を回動させるよう配置されるとともに、係合カム315は開閉板290の前端がカバー装飾部180の傾斜面195に達して開口部を閉じるまでの間は大開放口ソレノイド320のロッド322の伸長に応じてレバー部材310を回動させ、その後は大開放口ソレノイド320の変位にかかわらずレバー部材を回動させないカム形状を有するものとしたので、ロッドの伸縮量を厳密に設定する必要はない。
立体装飾体の第2上壁157に形成した開口部には開閉板290の横方向両端をスライド可能に支持するスライド支持部194a、194bを設けてあるので、開閉板290が安定した姿勢で滑らかに前後移動できる。
なお、実施の形態では立体装飾体150を遊技盤13の右下部に配置した例を示したが、配置はこれに限定されず、任意の場所に設定することができる。また、立体装飾体150の外観形状や装飾模様も図示のものに限定されないことは当然で、遊技テーマなどに応じて適宜のデザインを採用できる。遊技盤13上の他の部材についても同様である。
立体装飾体150の盤面への着座面、すなわち底板部161の裏面は上端部168において平坦なものとしたが、所定の剛性を確保できる限りにおいて小穴175まわりを残して裏面に肉抜きを形成してもよい。その他フランジ152a、152bの裏面等においても同様である。
また、実施の形態では立体部において遊技盤13にネジ固定したのは上端部153のみで、他の部位はフランジ152a、152bにおいて立体装飾体150を固定したが、これらの部位においてもフランジを廃して、上端部と同様に立体部として固定することもできる。
また、カバー装飾部180はベース装飾部の一部のみに重なるものとしたが、カバー装飾部180が立体部の略全領域をカバーするものとしてもよい。
キャップ400はその本体401の外形を作業穴199に整合させて小サイズのものとしたが、意匠の観点から作業穴199よりも大径としたり、あるいは異形としてもよい。
なおまた、実施の形態は本発明をパチンコ機に適用したものとしたが、このほかパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機にも適用できるもので、その基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用するとともに、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されるものがある。本発明においてパチンコ機とはこのスロットマシンと融合させたパチンコ機を含むものである。
以下、上述した実施の形態から抽出される発明の特長を、必要に応じて効果等とともに示す。
(1)遊技盤の盤面に立体装飾体を配置した遊技機において、
前記立体装飾体は他の盤面取付け部材に隣接する部位に立体部を有し、該立体部において前記遊技盤に固定されていることを特徴とする遊技機。
立体装飾体の立体部を他の盤面取付け部材に近接する位置まで拡大することができ、しかも他の盤面取付け部材に近接した位置で遊技盤に固定されるから取付け剛性が高く、例えば立体部が球の当たる頻度の高い部位であっても確実な取り付け状態が得られる。
(2)前記立体装飾体に可変入賞装置を設けたことを特徴とする(1)に記載の遊技機。
遊技盤に対して可変入賞装置が立体装飾体と一体に取り付けられるので、遊技盤への取付け部品点数が少なくなり、組立作業の工数が低減する。
(3)前記立体部は、前記盤面に着座する底板部を有するベース装飾部と該ベース装飾部に重ねて結合されるカバー装飾部とから構成され、
前記底板部がネジを通す穴を有して前記遊技盤にネジ固定されることを特徴とする(1)または(2)に記載の遊技機。
立体装飾体の他の盤面取付け部材から離間した部位では例えば底板部と同厚のフランジを遊技盤にネジで固定してもよく、そのネジを立体部での固定にも用いることができるから、部品の共通化ができ、組立工程も簡単化される。
(4)前記ベース装飾部は前記底板部の外周縁から延びる壁半部を有し、
前記カバー装飾部は主板と該主板の外周縁から延びる壁半部を有し、
前記ベース装飾部とカバー装飾部はそれぞれの前記壁半部を突合せして重ねられ、
前記カバー装飾部の主板には、前記底板部の穴に対応させた作業穴が設けてあることを特徴とする(3)に記載の遊技機。
突合せした壁半部により立体部としての壁部が形成され、内部に空間を有するものとしたので、立体部を形成するための材料が少なくて済む。
また、カバー装飾部に作業穴を設けたので、ベース装飾部とカバー装飾部を互いに結合した後に、遊技盤に取り付けることができる。
(5)前記カバー装飾部の作業穴にはキャップが取り付けられていることを特徴とする(4)に記載の遊技機。
キャップの取り付けにより底板部のネジが隠されるとともに、カバー装飾部の前面全体を装飾面とすることができる。
(6)前記作業穴には前記主板の裏面寄りに支持突起が設けられ、
前記キャップはその本体の外形が前記作業穴に整合するとともに、本体の裏面から延びて前記主板の裏面に係止する係止部を備えて、前記支持突起に着座して前記作業穴内に保持されることを特徴とする(5)に記載の遊技機。
キャップが小サイズにでき、しかも支持突起に着座するまで作業穴内に沈むため、突出感も生じさせない。
(7)遊技機がパチンコ機であって、
前記遊技盤の前面には前記盤面から所定の間隙をおいてガラス板が設置されており、
前記立体部における前記カバー装飾部の前面と前記ガラス板との間隙が球の直径より小さく設定されていることを特徴とする(5)または(6)に記載の遊技機。
カバー装飾部の前面とガラス板との間隙に球が進入してキャップに当たることがないので、キャップ外れが回避される。
(8)前記可変入賞装置が前記立体装飾体の上部に設けられ、
該可変入賞装置の横方向一側では前記遊技盤の下部に設けられた第1の排出口へ前記立体装飾体の側壁に沿った流下経路で球が流下可能に構成され、横方向他側では第2の排出口が前記立体装飾体の上部に設けられていることを特徴とする(2)から(7)のいずれか1に記載の遊技機。
立体装飾体に設けた可変入賞装置から横方向両側に球を排出可能としながら、横方向他側では排出される球の流下経路を立体装飾体の側壁に沿って形成する必要がないので、広い領域を占める立体装飾体を配置することができる。
(9)前記立体装飾体の上壁が球の転動面とされ、
前記可変入賞装置は、前記上壁に形成した開口部に設けた開閉板と該開閉板を駆動する駆動機構とを備え、
前記開閉板が前記転動面の一部を形成することを特徴とする(8)に記載の遊技機。
開閉板が転動面となることにより、可変入賞装置が閉じているとき球を滑らかに横方向へ誘導可能となる。
(10)前記可変入賞装置の前記駆動機構は、前記開口部を横切る方向に前記開閉板をスライドさせて、開状態と閉状態を切り替えることを特徴とする(9)に記載の遊技機。
開閉板が開口部を例えば前後方向に進退するので、球の詰まりにより作動不可となるおそれがなく、信頼性が高い。
(11)遊技盤の盤面に立体装飾体を配置した遊技機において、
前記立体装飾体は立体部を有して、該立体部において前記遊技盤に固定され、
前記立体装飾体にはさらに可変入賞装置が設けられ、
該可変入賞装置は、前記立体装飾体に形成した開口部に開閉板を配置し、前記開口部を横切る方向に前記開閉板をスライドさせて、開状態と閉状態を切り替える駆動機構を備えることを特徴とする遊技機。
遊技盤に対して可変入賞装置が立体装飾体と一体に取り付けられるので、遊技盤への取付け部品点数が少なくなり、組立作業の工数が低減する。
(12)前記可変入賞装置は、前記遊技盤の盤面側から前記立体装飾体の開口部へ進退可能に前記開閉板を配置し、
前記駆動機構は、前記立体装飾体の裏面に固定された支持部材に軸部を支持され回動端を前記開閉板に連結したレバー部材と、該レバー部材を回動させるソレノイドとを有して、
前記レバー部材を一方向へ回動させることにより前記開閉板を開口部へ進出させて閉状態とし、他方向へ回動させることにより前記開閉板を開口部から退避させて開状態とすることを特徴とする(10)または(11)に記載の遊技機。
(13)前記ソレノイドはレバー部材に設けた係合カムと係合して前記レバー部材を回動させ、
前記係合カムは、前記開閉板が前記開口部の所定位置まで進出する間前記ソレノイドの変位に応じて前記レバー部材を回動させ、前記所定位置に達した後は前記ソレノイドの変位にかかわらず前記レバー部材を回動させないカム形状を有していることを特徴とする(12)に記載の遊技機。
したがって、ソレノイドは係合カム315を少なくとも開閉板が所定位置に達するまでレバー部材を回動させるに十分であれば、その伸縮量を厳密に設定する必要はなく、他の部位に用いられるソレノイドとの共用化も図れる。
(14)前記立体装飾体の開口部には前記開閉板の横方向両端をスライド可能に支持するスライド支持部を設けてあることを特徴とする(10)から(13)のいずれか1に記載の遊技機。
開閉板が安定した姿勢で滑らかに開閉移動できる。
実施の形態では、センターフレーム83が発明における他の盤面取付け部材に該当し、第2特定入賞口65bが可変入賞装置に該当する。
第2特定入賞口65bの左側が可変入賞装置の横方向一側に対応し、右側が横方向他側に対応する。
底板部161の小穴175がネジを通す穴に該当し、第1上壁半部164、側壁半部165、横壁半部166、外縁壁半部167bが底板部の外周縁から延びる壁半部を構成し、第1上壁半部183、側壁半部184、横壁半部185、外縁壁半部が主板の外周縁から延びる壁半部を構成している。
アウト口66aが第1の排出口に該当する。
駆動ユニット300が発明における駆動機構に該当し、そのユニットベース302とカバー303からなるケース301が支持部材に該当し、大開放口ソレノイド320がソレノイドに該当する。
本発明は遊技盤の盤面に立体装飾体を配置したパチンコ機等の遊技機に適用してとくに有用である。
10 パチンコ機
11 外枠
12 内枠
13 遊技盤
14 前面枠
14c 窓部
15 下皿ユニット
16 ガラス板
17 上皿
18 ヒンジ
19 ヒンジ
20 シリンダ錠
21 鍵穴
22 枠ボタン
29、30、31、32、33 電飾部
34 表示ランプ
35 小窓
36 メッキ部材
37 第1図柄表示装置
37a LED
37b 7セグメント表示器
38 第2図柄表示装置
40 貸球操作部
41 度数表示部
42 球貸しボタン
43 返却ボタン
50 下皿
51 操作ハンドル
52 球抜きレバー
60 ベース板
61 内レール
62 外レール
63 一般入賞口
64a、64b 第1入球口
65a 第1特定入賞口
65b 第2特定入賞口
66a アウト口
66b アウト口
67 第2入球口
68 戻り球防止部材
69 返しゴム
70 図柄表示ボックス
80 可変表示装置ユニット
81 第3図柄表示装置
82 役物装置
82a 第1役物
82b 第2役物
83 センターフレーム
84 トンネル
84a 上開口
84b 下開口
85 区画プレート
90、91 制御基板ユニット
92 裏パック
93 払出ユニット
94 裏パックユニット
100、101、102、103、104 基板ボックス
110 主制御装置
111 払出制御装置
112 発射制御装置
112a 球発射ユニット
113 音声ランプ制御装置
114 表示制御装置
115 電源装置
116 カードユニット接続基板
120 状態復帰スイッチ
121 操作つまみ
122 RAM消去スイッチ
130 タンク
131 タンクレール
132 ケースレール
133 払出装置
134 バイブレータ
150 立体装飾体
151 立体部
152、152a、152b フランジ
153 上端部
154 外縁壁
155 第1上壁
155a 急斜面
155b 緩斜面
156 側壁
157 第2上壁
158 側壁
159a、159b 切り欠き
160 ベース装飾部
161 底板部
162 立体模様部
163 境界壁
164 第1上壁半部
165 側壁半部
166 横壁半部
167a 外縁壁
167b 外縁壁半部
168 上端部
169 スリット穴
170 支持部受け
172 案内プレート
173 ボス受け部
174、175 小穴
176 通路穴
177 排出穴
180 カバー装飾部
181 主板
182 外縁壁半部
183 第1上壁半部
184 側壁半部
185 横壁半部
187 排出穴案内壁
188 傾斜部
189 土手部
190 入賞穴案内壁
191、192 縦壁
193 支持壁
194a、194b スライド支持部
195 傾斜面
196 リブ
197 ボス
198 孔
199 大径穴
199a 支持突起
201、211 MPU
205、215、225、237 入出力ポート
208 各種スイッチ
209 ソレノイド
213、213 RAM
216 払出モータ
221、231 MPU
222、232 ROM
223 RAM
224、239、240 バスライン
225 入出力ポート
226 音声出力装置
227 ランプ表示装置
233 ワークRAM
234 ビデオRAM
235 キャラクタROM
236 画像コントローラ
237 入力ポート
238 出力ポート
251 電源部
252 停電監視回路
253 RAM消去スイッチ回路
290 開閉板
291 平面部
292 連結部
293 凹部
294 突条
300 駆動ユニット
301 ケース
302 ユニットベース
303 カバー
305 軸受け部
306 ガイド穴
310 レバー部材
311 軸部
312 フランジ
313、313a、313b アーム
314 丸胴部
315 係合カム
316 スロット
317 後側カム縁
318a、318b 前側カム縁
320 大開放口ソレノイド
321 取付けブラケット
322 ロッド
323 ピン
324 連結リンク
325 突起部
326 ガイドロッド
400 キャップ
401 本体部
402 係止部
403 爪
404 係止面
405 スリット
408 模様部材
410 ネジ
K1 貼着スペース
SG2 RAM消去信号

Claims (1)

  1. 遊技盤に配置される盤面と、
    前記盤面に着座する底板部の外周縁から立ち上がる壁部より内側に、前記壁部から離間して設けられるビス穴を有し、前記ビス穴にビスを挿通することにより前記盤面に固定されるベース装飾部と、
    前記ビス穴に対応する位置に設けられる作業穴を有し、前記ベース装飾部に重ねて結合されるカバー装飾部と、
    前記作業穴を塞ぐキャップと、
    を備える遊技機。
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