JP2008220803A - 眼科装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定形状のパターンを角膜に投影し、その角膜からの角膜反射光を受光し、角膜形状を測定する眼科装置の構成を単純化し眼科装置を小型化することができるとともに、眼科装置にかかる費用を低減することができる。
【解決手段】被検眼Eの角膜形状を測定するために所定形状のパターンを被検眼Eの角膜ECに投影するプラチドパターン投影系100と、プラチドパターン投影系100からの所定形状のパターンの光束が被検眼Eの角膜ECで反射された角膜反射光を受光するエリアセンサ18により被検眼Eを観察する前眼部観察光学系10と、エリアセンサ18の出力に基づき被検眼Eの角膜形状を演算する演算制御装置203とを備え、所定形状のパターンは、側面が発光する光ファイバー部102で形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、被検眼の角膜形状を測定する眼科装置に関する。
従来、角膜形状を精密に測定するための眼科装置は、平面状で円形のパターン板に同心円状の光透過部、すなわち透光リングパターン(プラチドパターン)を設け、パターン板の背面側の保持板上に透光リングパターンに沿って複数の光源を配設している。
このような構成の眼科装置は、透光リングパターンを介して光源から射出された光を多数の同心円状の透光リングパターンの光束にし、この同心円状の透光リングパターンの光束を被検眼の角膜に向けて投影する。そして、この同心円状の透光リングパターンの被検眼の角膜から反射される角膜反射光の反射形状が投影パターン形状と比較してどの程度変化しているか否かを認識させて、この形状変化から角膜形状を測定する(例えば、特許文献1参照)。
特許第3497006号公報
しかしながら、従来の眼科装置では、パターン板の背面側の保持板上に透光リングパターンに沿って複数の光源を配設しているため、眼科装置の構成が複雑となっていた。また、保持板や複数の光源などを配設しているため、眼科装置にかかる費用が高くなっていた。
そこで、本発明は、所定形状のパターンを角膜に投影し、その角膜からの角膜反射光を受光し、角膜形状を測定する眼科装置の構成を単純化し眼科装置を小型化することができるとともに、眼科装置にかかる費用を低減することができる技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、被検眼の角膜形状を測定するために所定形状のパターンを前記被検眼の角膜に投影する投影系と、前記投影系からの前記所定形状のパターンの光束が前記被検眼の角膜で反射された角膜反射光を受光する受光手段により前記被検眼を観察する観察光学系と、前記受光手段の出力に基づき前記被検眼の角膜形状を演算する演算手段とを備え、前記所定形状のパターンは、側面が発光する光ファイバー部で形成されていることを特徴とする眼科装置である。
請求項1に記載の発明によれば、所定形状のパターンは、側面が発光する光ファイバー部で形成されている。そのため、複数の光源および複数の光源を保持する保持板などを必要としないので、眼科装置の構成を単純化し眼科装置を小型化することができる。また、複数の光源を備えるためのコストおよび複数の光源を点灯させるための費用を低減することができるので、眼科装置にかかる費用を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記光ファイバー部は、リングパターンを形成する円周部と、前記円周部を連絡する連絡部とを有し、前記円周部は側面が発光し、前記連絡部は側面が発光しないことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、光ファイバー部の円周部は側面が発光し、連絡部は側面が発光しない。そのため、被検眼の角膜にリングパターンを投影することができるので、角膜形状を測定する場合において角膜形状を精密にかつ容易に測定することができる。
本発明によれば、所定形状のパターンを被検眼の角膜に投影するために複数の光源を備える必要がない。そのため、眼科装置の構成を単純化し眼科装置を小型化することができるとともに、眼科装置にかかる費用を低減することができる。
以下、本発明にかかる角膜形状を測定する角膜形状測定装置を一体化した眼科装置の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明にかかる眼科装置と被検者との関係を示す斜視図である。図2は、眼科装置の光学系の配置を示した光学配置図である。図3は、プラチドパターン投影系の構成を示した断面図である。図4(a)は、プラチドパターン投影系のパターン板を示した正面図である。図4(b)は、プラチドパターン投影系のパターン板を示した断面図である。図5(a)は、光ファイバー部を拡大した正面図である。図5(b)は、光ファイバー部の一部を拡大した断面図である。図6は、モニタに表示された画像を示した説明図である。図7は、眼科装置の制御系の構成を示したブロック図である。図8は、眼科装置の動作を示したフロー図である。
まず、眼科装置1の構成について説明する。
眼科装置1は、図1に示すように、ベース3と、ベース3上に前後・左右動可能に装着された装置本体4と、装置本体4に装着されて装置本体4を前後・左右動操作するジョイステック5と、ベース3の前端部に装着されたフレーム6と、フレーム6に上下動可能に設けられた顎受け7と、フレーム6に保持されて顎受け7を上下動操作する操作ノブ8とを備えている。
また、この眼科装置1は、図2に示すように、被検眼Eの前眼部を観察する前眼部観察光学系(観察光学系)10と、被検眼Eに固視標を投影する固視標投影光学系50と、被検眼Eの眼底Erに眼屈折度を測定するための測定光を投影する測定投影光学系70と、眼底Erで反射される測定光を受光する受光光学系90と、被検眼Eの角膜ECに角膜形状を測定するためのプラチドパターン(リングパターン)を投影するプラチドパターン投影系(投影系)100と、作動距離検出用のマークを角膜ECに向けて投影するマーク投影光学系120とを備えている。
前眼部観察光学系10は、対物レンズ11と、ダイクロイックミラー60と、ミラー13と、リレーレンズ14と、ダイクロイックミラー15と、リレーレンズ16と、結像レンズ17と、角膜反射光を受光するCCDからなるエリアセンサ(受光手段)18とを備えている。
また、前眼部観察光学系10には、エリアセンサ18上に十字状のスケール像P(図6参照)を形成するスケール投影系20が設けられている。スケール投影系20は、光源21と、コンデンサレンズ22と、図示省略したスケールが形成されたスケール板23とを備え、光源21から射出された光はコンデンサレンズ22に集光されてスケール板23を照射し、これによりスケール板23から十字形状の光束が後述するダイクロイックミラー15,92を介して結像レンズ17に達し、この結像レンズ17よりエリアセンサ18上にスケール像Pが結像される。そして、このスケール像Pが前眼部とともにモニタ202(図6参照)に表示される。
固視標投影光学系50は、光源51と、赤外をカットするフィルタFと、コンデンサレンズ52と、固視標板53と、リレーレンズ54と、ミラーM1と、ダイクロイックミラー55と、リレーレンズ56と、ミラーM2と、リレーレンズ57と、ミラーM3と、ダイクロイックミラー60と、対物レンズ11とを備えている。固視標板53は眼底Erと共役位置にあり、固視標板53には固視標となる図示省略したマークが形成され、このマークが眼底Erに投影されるものである。このマークの投影により被検眼Eを所定方向に向けるとともに雲霧視させる。
測定投影光学系70は、光源71と、コンデンサレンズ72と、円錐プリズム73と、図示省略したリング開口が形成されたリング開口板74と、リレーレンズ75と、ミラー76と、リレーレンズ77と、ダイクロイックミラー78と、ミラー79と、ダイクロイックミラー80と、ダイクロイックミラー60と、対物レンズ11とを備えている。
円錐プリズム73は、コンデンサレンズ72によって集光された光源71から光をリング開口板74のリング開口に集光させるものである。リング開口板74と眼底Erとは共役位置にあり、リング開口板74のリング開口を透過する光束により図示省略したリング像が眼底Erに投影される。
この眼底Erに投影されたリング像の反射光束は、対物レンズ11,ダイクロイックミラー60,ダイクロイックミラー80,ミラー79,ダイクロイックミラー78,ダイクロイックミラー91,リレーレンズ57,ミラーM2,リレーレンズ56,ダイクロイックミラー55,ダイクロイックミラー92,結像レンズ17を介してエリアセンサ18に結像してリング像が形成される。このリング像から眼屈折度を後述する演算制御装置203が演算して求める。
そして、受光光学系90は、対物レンズ11と、ダイクロイックミラー60と、ダイクロイックミラー80と、ミラー79と、ダイクロイックミラー78,91と、リレーレンズ57と、ミラーM2と、リレーレンズ56と、ダイクロイックミラー55,92と、結像レンズ17と、エリアセンサ18とを備えている。
プラチドパターン投影系100は、図3または図4に示すように、パターン板101と、光ファイバー部102と、可視カットフィルタ103と、光源104とを備えている。
このパターン板101は、図4(a),(b)に示すように、円板状に形成されており、光を透過可能な透明アクリル板101bと、光ファイバー部102と、支持板101cから構成されている。このパターン板101は、図1に示すように、装置本体4の前端部の円筒部4aに装着されていると共に、図3に示すように、被検眼EC(一方の眼)を眼科装置1の光軸Oに合わせた状態で、縁部近傍の部分が他方の眼(反対眼)EC´に臨む大きさに形成されている。これにより、被検者2の両方の眼(両眼)EC,EC´がパターン板101に臨んでいる。
このパターン板101は、透明アクリル板101bに図示省略した溝部を形成し、その溝部に光ファイバー部102を嵌めている。このように、光ファイバー部102を保持する部材をアクリルなどの透明板とすることにより、被検眼Eの角膜ECに向けてプラチドパターンを投影することができる。また、被検者2に圧迫感を与えることもなく、動物眼の測定で調節の介入しない測定をすることができる。さらに、透明アクリル板101bの透明部分から光を透過させ、角膜形状の測定以外の測定をすることができる。
また、このパターン板101の支持板101cは、図4(b)に示すように、光ファイバー部102を透明アクリル板101bと支持板101cとで挟んだ位置に設けられている。すなわち、このプラチドパターン板101は、被検眼E方向から順に透明アクリル板101b、光ファイバー部102、支持板101cとなる。
このパターン板101は、図4(a)に示すように、中心部に円形の孔101aが開いている。すなわち、透明アクリル板101bおよび支持板101cに孔が形成されている。また、このパターン板101は、孔101aの周囲に所定形状のパターンの一例である同心円状の5つのリングパターンが光ファイバー部102により形成されている。
さらに、このパターン板101には、図4(a)に示すように、水平方向に並んだ2つの円形のマークQ1,Q2が形成されている。このマークQ1,Q2は、支持板101cの表面に図示省略した黒色塗料層を形成していない部分である。すなわち、支持板101cには、透明アクリル板101b側の支持板101cの表面に図示省略した黒色塗料層を形成しているが、マークQ1,Q2の部分には黒色塗料層を形成していないので、2つの円形のマークQ1,Q2として形成される。
光源104は、近赤外光を射出する装置であり、光源104にファイバー部102の一端を接続し、光ファイバー部102に近赤外光を射出している。この光源104によりパターン板101のプラチドパターンが被検眼Eに投影されても、プラチドパターンは近赤外光で投影されるため、被検眼Eの注意を喚起するようなことはない。なお、光源104とファイバー部102との間にリレーレンズを挿入する場合もある。
光ファイバー部102は、図4(a)に示すように、光源104に接続され、径の異なる複数の同心円状のリング(円周部)C1〜C5を形成している。そのリングC1〜C5および光源104は、複数の連絡部J1〜J5で繋がっている。すなわち、連絡部J1は光源104とリングC5とを連絡し、連絡部J2はリングC5とリングC4とを連絡し、連絡部J3はリングC4とリングC3とを連絡し、連絡部J4はリングC3とリングC2とを連絡し、連絡部J5はリングC2とリングC1とを連絡している。
また、光ファイバー部102は、側面が発光する光ファイバーで形成されており、光ファイバー部102のリングC1〜C5の側面から近赤外光が放射される。一方、光ファイバー部102の連絡部J1〜J5の側面から近赤外光が放射されない。すなわち、リングC1〜C5は発光し、連絡部J1〜J5は発光しない。そのため、被検眼Eには、略円形の複数のリングC1〜C5のプラチドパターンが投影される。
光ファイバー部102は、図5(a),(b)に示すように、光ファイバー部102の中心部にコア102bと、そのコア102bの周縁部に管状クラッド102cおよび反射層102dと、反射体102eから構成されている。光ファイバー部102は、光ファイバー部102のリングC1〜C5の側面に、光ファイバー部102内の近赤外光を散乱させる散乱手段を設けている。すなわち、光ファイバー部102のリングC1〜C5の側面は粗面となっている。この粗面は、図5(a),(b)に示すように、光ファイバー部102のリングC1〜C5の側面に切込102aを入れることにより形成されている。
この切込102aは、図5(b)に示すように、コア102bに達するように管状クラッド102cおよび反射層102dを貫いて設けられている。この切込102aを設けることにより、光ファイバー部102内を伝播し反射層102dに入射する近赤外光が散乱され、光ファイバー部102のリングC1〜C5の側面から放射される。
このように、光ファイバー部102のリングC1〜C5の側面に散乱手段を設けているため、光源104から光ファイバー部102に射出された近赤外光を散乱手段により拡散し、光ファイバー部102のリングC1〜C5の側面から効率よく放射することができる。また、この切込102aは、図5(a)に示すように、光源104から遠いほど配置密度が高くなっているため、光ファイバー部102の長手方向で近赤外光の放射量を均等化することができる。したがって、くっきりとしたプラチドパターンを被検眼Eの角膜ECに向けて投影することができる。
さらに、光源104と接続している光ファイバー部102の他端に設けた反射体102eによって、光ファイバー部102の他端に達した少量の近赤外光は反射され、その後光ファイバー部102の側面から放射される。そのため、光源104から射出された近赤外光の実質的に全量が光ファイバー部102の側面から放射され、近赤外光のロスを少なくすることができる。
なお、反射体102eを設けず、例えば、光ファイバー部102の両端に光源104を設けてもよい。この場合には、切込102aは、光ファイバー部102の両端に設けた光源104から遠いほど配置密度が高くなる。すなわち、切込102aは、光ファイバー部102の両端に設けた光源104の中間地点に向かっていくほど配置密度が高くなる。
可視カットフィルタ103は、可視光を通さず近赤外光のみを通すフィルタである。なお、可視透過率の低いフィルタでもよい。また、可視カットフィルタ103の被検眼E側の表面には、反射防止コーティング層103aが施されている。しかも、この様な可視カットフィルタ103は、被検眼Eとパターン板101との間に配設されていて、室内照明光等の外光によりパターン板101のプラチドパターンが見えるのを防止していると共に、反射防止コーティング層103aにより被検者2自身が可視カットフィルタ103に映って反射するのを防止している。
これにより、眼屈折測定に際して、プラチドパターンや被検者2の像が被検眼Eの注意を惹いて、被検眼Eの調節作用が発生するようなことはなくなり、正確な眼屈折測定が可能となる。なお、仕様によっては、この可視カットフィルタ103を装着しなくてもよい。
尚、本実施形態では、パターン板101を透明アクリル板から形成しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、透明アクリル板を透明とはせずにアクリル板の被検眼E側の表面に白色塗装層および黒色塗装層を設けてもよい。この場合には、リングC1〜C5およびマークQ1,Q2に対応する位置には白色塗装層および黒色塗装層を設けず、支持板101cを反射板とする。
これにより、光ファイバー部102のリングC1〜C5の側面から放射された一部の近赤外光は白色塗装層および黒色塗装層を設けていない部分から被検眼E側に放射され、その他の近赤外光は白色塗装層で反射されさらに反射板で反射された後、白色塗装層および黒色塗装層を設けていない部分から被検眼E側に放射される。そのため、光ファイバー部102から放射された近赤外光は無駄なくプラチドパターンの投影のために利用されることで、均一なプラチドパターンを投影することができる。
マーク投影光学系120は、パターン板101に形成されたマークQ1,Q2と、同一水平面に配設された一対の平行投影ユニット121,131(図2参照)とを備え、各平行投影ユニット121,131は赤外発光ダイオード122,132と、この赤外発光ダイオード122,132から射出された近赤外光を平行光束にしてマークQ1,Q2に向けて射出する投影レンズ123,133とを鏡筒125,135にそれぞれ備えている。
平行投影ユニット121,131の光軸121a,131aはマークQ1,Q2を通って被検眼Eの角膜ECに向けられており、投影レンズ123,133による平行光束によってマークQ1,Q2を無限遠の距離から被検眼Eの角膜ECに向けて投影する状態となっている。すなわち、パターン板101と異なる距離からマークQ1,Q2を被検眼Eの角膜ECに向けて投影するものである。
平行投影ユニット121のケース125は、鏡筒部106にネジNにより固定されている。平行投影ユニット131のケース135も平行投影ユニット121のケース125と同様に鏡筒部106に固定されている。
図7において201はエリアセンサ18が受光する画像を記憶するフレームメモリ、202はエリアセンサ18が受光する画像を表示するモニタ、203はフレームメモリ201に記憶された画像の各リング像Ca〜Ce(図6参照)から角膜形状を演算して求めるとともに、リング像Caの径L1とマーク像Qa,Qb間の距離L2との比から装置本体4の作動距離を検出したり、この作動距離を基にして角膜形状を補正したりする演算制御装置(演算手段)である。そして、演算制御装置203は角膜形状演算手段と作動距離検出手段と補正手段としての機能を有している。
そして、プラチドパターン投影系100と、マーク投影光学系120と、前眼部観察光学系10と、演算制御装置203とで角膜形状を測定する角膜形状測定装置が構成される。
また、この演算制御装置203は、操作部205の操作に基づいてプリンタ206,記憶装置207,光源21,51,71,104,122,132等の制御を行う。また、演算制御装置203は、眼底Erに投影されたリング像から眼屈折度を演算する。
次に、上記眼科装置1の動作について説明する。
操作部205の操作によりプラチドパターン投影系100の光源104と、マーク投影光学系120の赤外発光ダイオード122,132を点灯する。また、スケール投影系20の光源21を点灯する。
光源104の点灯によりパターン板101のリングC1〜C5から可視カットフィルタ103を介して近赤外光によるリング光束が射出され、このリング光束が被検眼Eの角膜ECに投影されてリングC1〜C5による反射像が形成される。
同様に、赤外発光ダイオード122,132から射出された近赤外光は投影レンズにより平行光束となってマークQ1,Q2を照射し、このマークQ1,Q2により円形の平行光束となって被検眼Eの角膜ECに投影されてマークQ1,Q2による反射像が形成される。
そして、被検眼Eの角膜ECの反射によるリング反射像およびマーク反射像の光束は、対物レンズ11,ダイクロイックミラー60,ミラー13,リレーレンズ14,ダイクロイックミラー15,リレーレンズ16,ダイクロイックミラー92,結像レンズ17を介してエリアセンサ18に前眼部像とともに結像される。そして、モニタ202には、図6に示すように、前眼部像Eaとともにリング反射像Ca〜Ceおよびマーク反射像Qa,Qbが表示される。
また、スケール投影系20の光源21の点灯によりエリアセンサ18上にスケール像が結像されるので、モニタ202にスケール像Pも表示される。
検者はモニタ202に表示されるスケール像Pとリング反射像Caとを見ながら、スケール像Pの交点Paがリング反射像Caの中心に位置するように装置本体4を上下左右に移動させてXY方向のアライメントを行う。また、マーク反射像Qa,Qbがリング反射像Caとほぼ一致するように装置本体4を前後方向に移動させてZ方向のアライメントを行う。
これは、マークQ1,Q2が無限遠から投影されていることにより、装置本体4のZ方向の距離に拘らずマーク反射像Qa,Qb間の距離L2は一定であり、他方、リング反射像Caの径L1がZ方向の距離によって変化するので、図6に示したマーク反射像Qa,Qb間の距離L2とリング反射像Caの径L1の大きさとを比較することにより、Z方向のアライメントを行うことができ、作動距離を求めることができる。
このように、モニタ202にスケール像Pが表示されているので、アライメントはそのスケール像Pを見て行えばよいため大変行い易いものとなる。
これらアライメントが完了したら、図8に示すように、操作部205の図示省略した測定スイッチを押すと(ステップS1)、ステップS2では図6に示す画像がフレームメモリ201に記憶される。
演算制御部203は、フレームメモリ201に記憶されたリング反射像Caの径L1とマーク反射像Qa,Qb間の距離L2との比を求め、この比から装置本体4の作動距離を演算する。そして、この作動距離と予め設定されている設定作動距離との差、すなわちZ方向におけるアライメントの誤差を演算する(ステップS3)。この誤差が所定範囲内であるか否かがステップS4で判断され、イエスであれば、フレームメモリ201に記憶されたリング反射像Ca〜Ceから角膜形状を求め、さらに、上記誤差に応じてその角膜形状を補正する(ステップS5)。この補正により、Z方向のアライメントが正確に行われなくとも正確な角膜形状が求められることとなる。
補正前の角膜形状と補正後の角膜形状と作動距離とがモニタ202に表示されるとともに、これらデータはプリンタ206によってプリントアウトされ、記憶装置207に図6に示す画像とともに記録される(ステップS6)。
このように、Z方向のアライメントが正確に行われなくとも、アライメントの誤差が求められてその誤差に基づいて角膜形状が補正されて正確な角膜形状が求められるので、作動距離が短くてもアライメントの許容範囲を広く設定することができ、しかも、正確な角膜形状を求めることができる。
眼屈折度を測定する場合は、固視標投影光学系50の光源51を点灯させて被検眼Eを所定方向に向けさせるとともに雲霧視させる。そして、測定投影光学系70の光源71を点灯して眼底Erに図示省略したリング像を投影し、このリング像を対物レンズ11,ダイクロイックミラー60,ダイクロイックミラー80,ミラー79,ダイクロイックミラー78,ダイクロイックミラー91,リレーレンズ57,ミラーM2,リレーレンズ56,ダイクロイックミラー55,ダイクロイックミラー92,結像レンズ17を介してエリアセンサ18に結像させ、このリング像から眼屈折度を演算制御装置203が演算して求める。
なお、上記実施形態では、眼屈折度装置にプラチドパターン投影系100を一体的に設けたものであるが、例えば眼底カメラ等の眼科装置にプラチドパターン投影系100を一体的に設けてもよいし、上記眼科装置から眼屈折測定の為の光学系を除いてプラチドパターンによる角膜形状のみを測定する角膜形状測定装置としてもよい。
また、上記実施形態では、フレームメモリ201にスケール像Pも記憶させているが、測定スイッチを押した際に、スケール投影系20の光源21を消灯させてスケール像Pがフレームメモリ201に記憶されないようにしてもよい。このようにすることにより、角膜形状や作動距離を演算する際にスケール像Pが邪魔とならずに済む。また、マークQ1,Q2を無限遠の距離から被検眼Eの角膜ECに向けて投影しているが、パターン板101と異なる距離からマークQ1,Q2を被検眼Eの角膜ECに向けて投影するものでもよい。
また、上記実施形態では、測定スイッチを押した際にフレームメモリ201に画像を取り込んで角膜形状や作動距離を演算しているが、測定スイッチを押さずに、常に画像を取り込むようにして、作動距離を演算し、この作動距離が適正な範囲にあるとき、角膜形状を演算して出力するようにしてもよい。
(第1変形例)
第1変形例は、上記実施形態の光ファイバー部102を変形させたものである。したがって、光ファイバー部102のみについて説明し、上記実施形態と同様な作用を有する構成要素の説明は省略する。
図9(a)は、光反射溝の形状を説明するための概略断面図である。図9(b)は、光反射溝の形状を説明するための斜視図である。第1変形例における光ファイバー部102の光反射溝102fは、光反射面102iの両端に溝壁102h,102hを設けている。すなわち、溝底102gに交差する溝壁102h,102hを両端に有するものである。また、溝底102gは、光ファイバー部102の軸方向に対し略法線方向に延設している。さらに、溝壁102hは、溝底102gに対し略法線方向に位置している。
第1変形例の光ファイバー部102によれば、光反射面102iの両端に溝壁102hを設けたことにより、光ファイバー部102の側面から近赤外光を高指向性で放射させることができる。また、軸方向の射出光の角度分布と周方向の射出光の角度分布の双方ともを最適化することができる。したがって、第1変形例の光ファイバー部102を備えた眼科装置では、くっきりとしたプラチドパターンを被検眼Eの角膜ECに向けて投影することができる。
(第2変形例)
第2変形例は、上記実施形態の光ファイバー部102を変形させたものである。したがって、光ファイバー部102のみについて説明し、上記実施形態と同様な作用を有する構成要素の説明は省略する。
図10は、光ファイバー部の断面を模式的に示す図である。第2変形例における光ファイバー部102は、光ファイバー部102の中央部にコア102jと、そのコア102jの周縁部にクラッド102kとを備えている。コア102jの直径は好適には6〜27mm、特に好適には7〜20mmである。クラッド102kは、コア102jと接する透明な第1層102lと第1層102lの外側に形成された光拡散性の第2層102mとからなり、かつ両層が一体的に成形されている。また、クラッド102kの第1層102lの厚さは、好適には50〜300mmである。
第2変形例の光ファイバー部102によれば、比較的長い光ファイバー部102であっても、長さ方向にわたる側面発光の輝度の均一性を高めることができる。したがって、第2変形例の光ファイバー部102を備えた眼科装置では、くっきりとしたプラチドパターンを被検眼Eの角膜ECに向けて投影することができる。
本発明は、例えば、所定形状のパターンを角膜に投影し、その角膜からの角膜反射光を受光し、角膜形状を測定する眼科装置の改良技術として利用することができる。
本発明にかかる眼科装置と被検者との関係を示す斜視図である。 眼科装置の光学系の配置を示した光学配置図である。 プラチドパターン投影系の構成を示した断面図である。 (a)はプラチドパターン投影系のパターン板を示した正面図、(b)はプラチドパターン投影系のパターン板を示した断面図である。 (a)は光ファイバー部を拡大した正面図、(b)は光ファイバー部の一部を拡大した断面図である。 モニタに表示された画像を示した説明図である。 眼科装置の制御系の構成を示したブロック図である。 眼科装置の動作を示したフロー図である。 (a)光反射溝の形状を説明するための概略断面図、(b)は光反射溝の形状を説明するための斜視図である。 光ファイバー部の断面を模式的に示す図である。
符号の説明
10…前眼部観察光学系、18…エリアセンサ、100…プラチドパターン投影系、102…光ファイバー部、203…演算制御装置、C1〜C5…リング、E…被検眼、EC…角膜、J1〜J5…連絡部。

Claims (2)

  1. 被検眼の角膜形状を測定するために所定形状のパターンを前記被検眼の角膜に投影する投影系と、
    前記投影系からの前記所定形状のパターンの光束が前記被検眼の角膜で反射された角膜反射光を受光する受光手段により前記被検眼を観察する観察光学系と、
    前記受光手段の出力に基づき前記被検眼の角膜形状を演算する演算手段と
    を備え、
    前記所定形状のパターンは、側面が発光する光ファイバー部で形成されていることを特徴とする眼科装置。
  2. 前記光ファイバー部は、リングパターンを形成する円周部と、
    前記円周部を連絡する連絡部と
    を有し、
    前記円周部は側面が発光し、
    前記連絡部は側面が発光しないことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。

















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