JP2008220697A - 遊技媒体貸出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技媒体貸出装置4は、アンテナ501を介して、無線通信装置6と無線通信を行った結果に基づいて、遊技球を貸し出す。このアンテナ501は、カード挿入口502に挿入された無線通信装置6(非接触ICカード6A)や、ホルダー503内に置かれた無線通信装置6と無線通信を行うだけでなく、無線通信部403の側面(アンテナ501の通信範囲)に翳された無線通信装置6とも無線通信を行う。
【選択図】図6
Description
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、電子マネーとしての機能を有する種々の無線通信装置を用いて、遊技媒体の貸し出しを行えるようにすることを目的とする。
かかる構成では、遊技媒体貸出装置は、保持手段により保持された無線通信装置や、通信範囲に翳された無線通信装置と無線通信を行って、遊技媒体を貸し出すための処理を行う。したがって、保持手段に無線通信装置を保持させるだけでなく、通信範囲に無線通信装置を翳すことによっても、遊技媒体の貸し出しが可能になる。よって、電子マネーとしての機能を有する種々の無線通信装置を用いて、遊技媒体の貸し出しを行うことが可能になる。そして、保持手段により保持された無線通信装置と無線通信を行うアンテナと、通信範囲に翳された無線通信装置と無線通信を行うアンテナとを共用することにより、遊技媒体貸出装置の省スペース化を図ることができる。また、保持手段により無線通信装置を保持させておけば、遊技者は、遊技媒体の貸し出し操作を行う度に、無線通信装置を取り出す必要がなくなる。一方、通信範囲に無線通信装置を翳すようにすれば、遊技者は、無線通信装置の置き忘れを防止することができる。よって、遊技者は、自己に都合に応じて、無線通信装置を保持手段により保持させるか、通信範囲に翳すかを選択することができる。
かかる構成では、遊技機の横に取り付けられたときに露出する前面の突出部に設けられた保持手段により無線通信装置が保持されると、その保持された無線通信装置と、アンテナとが無線通信を行う。また、突出部に無線通信装置が翳されると、その翳された無線通信装置と、アンテナとが無線通信を行う。したがって、遊技媒体貸出装置をシンプルな構造にすることができると共に、遊技者が扱いやすい構造にすることができる。
かかる構成では、遊技機の扉に設けられているガラス板が突出部と接触して破損してしまうことを防止することができる。
かかる構成では、無線通信装置が内部に挿入されると、遊技媒体貸出装置は、挿入された無線通信装置と内部で無線通信を行う。したがって、遊技媒体貸出装置は、無線通信装置との無線通信をより安定して行うことができる。
かかる構成では、保持手段により保持された無線通信装置を取り外し不能状態にしたり、その無線通信装置の取り外し不能状態を解除したりすることを、遊技者による操作入力に基づいて行う。したがって、無線通信装置の盗難を防止することができる。
図1は、遊技システムの構成の一例を示す図である。尚、本実施形態では、遊技機の一例として、所謂第一種パチンコ機を例に挙げると共に、遊技媒体の一例として遊技球を例に挙げて説明する。
図1において、遊技システムは、センタサーバ1と、ネットワーク2と、店舗サーバ3a〜3cと、遊技機100a〜100iと、遊技媒体貸出装置4a〜4iとを有している。尚、ネットワーク2は、例えばインターネットやWAN等である。また、ネットワーク2には、遊技システム内で使用された電子マネーの入金や出金を管理するシステム(電子マネーを運営する会社が構築しているシステム)が接続(構築)されている。
以下に、遊技システムにおける各構成を詳細に説明する。
図2は、本実施形態の遊技機の外観構成の一例を示す正面図である。
図2において、遊技機(パチンコ機)100は、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)と、遊技盤を支持固定する遊技機枠とを備えて構成される。
遊技機枠は、外枠124、前枠125、透明板126、扉127、及び球皿ユニット128を備えている。
外枠124は、開口部分を有し、遊技機100を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠125は、外枠124の開口部分に整合する枠体であり、ヒンジ機構等により、外枠124へ開閉自在となるように取り付けられる。
透明板126は、遊技盤を保護するためのものであり、例えば透明なガラス板である。遊技者は、この透明板126を介して、遊技盤の遊技領域を透視しながら遊技を行う。
扉127は、透明板126を支持するためのものであり、ヒンジ機構等により、前枠125へ開閉自在となるように取り付けられる。
球貸出ボタン134は、後述するようにして、遊技者が所有する無線通信装置(非接触ICカードや携帯電話等)6と遊技媒体貸出装置4との無線通信が開始した後(例えば無線通信を行っている間)に、遊技者が操作するためのものである。この球貸出ボタン134の操作によって、遊技者は、遊技球の貸し出しを指示することができる。
図3は、遊技媒体貸出装置4の外観構成の一例を示す正面図である。具体的に、図3では、図1に示したようにして遊技機100の横に取り付けられた場合に露出する前面の外観構成を示している。尚、以下の説明では、遊技機100の横に取り付けられた場合に露出する前面を、必要に応じて、遊技媒体貸出装置4の前面と称する。
ランプ401は、後述するようにして、無線通信装置6による遊技球の貸し出しを行えないと遊技媒体貸出装置4が判定した場合に所定の発光動作を行い、無線通信装置6による遊技球の貸し出しを行えないことを遊技者に報知するためのものである。尚、ランプ401は、この他にも遊技媒体貸出装置4における動作状態等を報知するための発光動作を行う。
表示装置404は、例えば液晶表示装置を備えており、種々の画像情報を表示する。例えば、表示装置404は、テンキー405の操作によって暗証番号が入力されると、その暗証番号を「*」で表示することができる。この他、表示装置404は、例えば、テンキー405の操作等に基づいて、遊技媒体貸出装置4に対応する遊技機100の遊技状態(例えば前回の「大当たり」からの遊技回数)に関する画像情報を表示したり、店舗5で行われるイベントを告知するための画像情報を表示したりすることもできる。
ノズル部406は、遊技媒体貸出装置4から貸し出された遊技球を、球皿ユニット128に設けられた球皿128aに案内するためのものである。
更に、本実施形態では、無線通信部403の側面(アンテナ501の通信範囲)に、携帯電話6Bや非接触ICカード6Aが翳された場合にも、携帯電話6Bや非接触ICカード6Aと、遊技媒体貸出装置4とが無線通信を行うことができるようにしている。
以上のように本実施形態では、カード挿入口502に挿入された非接触ICカード6A及びホルダー503内に置かれた携帯電話6Bや非接触ICカード6Aと通信を行うアンテナと、無線通信部403の側面(アンテナ501の通信範囲)に翳された携帯電話6Bや非接触ICカード6Aと通信を行うアンテナとを共用するようにしている。
次に、遊技媒体貸出装置4の内部構成等のシステム構成について説明する。図5は、遊技媒体貸出装置4のシステム構成の一例を示すブロック図である。
遊技媒体貸出装置4には、CPU601、ROM602、RAM603、ランプ401、表示装置404、遊技球貸出機構604、紙幣投入/返却機構605、通信インターフェース606、入出力インターフェース607、ICカード検出センサ608、及びICカードロック機構609が設けられており、これらはバス608を介して相互に接続されている。更に、前述したように、遊技媒体貸出装置4には、アンテナ501及びテンキー405が設けられている。
ROM602には、CPU601が、後述する図10に示す処理、及びその他の遊技球の貸し出し等の制御を行うのに必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM603は、CPU601が各種の制御を行うときのワークエリア等として用いられ、データ等を一時的に記憶する。
紙幣投入/返却機構605は、紙幣投入口402に紙幣が投入されると、その紙幣を識別し、識別した紙幣を示す信号をCPU601に送信する。その後、紙幣投入口402に投入された紙幣の受け付けが、CPU601によって許可された場合には、紙幣投入/返却機構605は、投入された紙幣を、内部の所定の位置に搬送する。また、紙幣投入/返却機構605は、紙幣投入口402に投入された紙幣を受け付けが、CPU601によって許可されなかった場合には、投入された紙幣を紙幣投入口402に戻す。
入出力インターフェース607は、テンキー405の操作内容を示す信号を生成して、CPU601に送信する。
図6は、センタサーバ1及び店舗サーバ3のシステム構成の一例を示す図である。尚、本実施形態では、センタサーバ1及び店舗サーバ3は、共にパーソナルコンピュータを用いて構成される。よって、センタサーバ1及び店舗サーバ3のシステム構成は同じものとなる。
図6において、センタサーバ1及び店舗サーバ3は、CPU701と、ROM702と、RAM703と、キーボード(KB)704のキーボードコントローラ(KBC)705と、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)706のCRTコントローラ(CRTC)707と、ハードディスク(HD)708及び記録媒体(MC)712のコントローラ(DKC)709と、ネットワーク2との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)710とが、システムバス711を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
すなわち、CPU701は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムやデータを、ROM702、或いはHD708、或いは記録媒体(MC)712から読み出して実行することで、後述する動作を実現するための制御を行う。
KBC705は、KB704や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
DKC709は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、及びネットワーク管理プログラムを実行する所定の処理プログラム等を記憶するHD708や、記録媒体(MC)712のアクセスを制御する。
NIC710は、ネットワーク2上の装置、或いはLANケーブル等の通信ケーブルを介して相互に接続された装置と双方向にデータをやりとりする。
図7は、遊技媒体貸出装置4の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
(無線通信情報取得部901)
無線通信情報取得部901は、無線通信装置6を識別する識別情報と、その無線通信装置6における電子マネーの残高に関する残高情報と、その無線通信装置6における暗証番号に関する暗証番号情報とを、アンテナ501を介して取得する。
無線通信情報取得部901は、CPU601、ROM602、RAM603、及び通信インターフェース606を用いることにより実現される。
識別情報送信部902は、無線通信情報取得部901において、無線通信装置6を識別する識別情報が取得されると、その識別情報を、自身が属する店舗5内にある店舗サーバ3に送信する。
識別情報送信部902は、CPU601、ROM602、RAM603、及び通信インターフェース606を用いることにより実現される。
利用限度額情報取得部903は、識別情報送信部902から送信した識別情報と、その識別情報に対応付けられて店舗サーバ3に記憶されている利用限度額情報とを、自身が属する店舗5内にある店舗サーバ3から取得する。そして、利用限度額情報取得部903は、取得した識別情報と利用限度額情報とを対応付けて例えばRAM603に記憶する。すなわち、利用限度額情報取得部903は、無線通信装置6の識別情報と、その無線通信装置6における電子マネーの1日当たりの利用限度額(遊技球の貸し出しに関する1日当たりの利用限度額)を示す利用限度額情報とを、自身が属する店舗5内にある店舗サーバ3から取得する。
利用限度額情報取得部903は、CPU601、ROM602、RAM603、及び通信インターフェース606を用いることにより実現される。
利用金額情報取得部904は、識別情報送信部902から送信した識別情報と、その識別情報に対応付けられて店舗サーバ3に記憶されている利用金額情報とを、自身が属する店舗5内にある店舗サーバ3から取得する。そして、利用金額情報取得部904は、取得した識別情報と利用金額情報とを対応付けて例えばRAM603に記憶する。すなわち、利用金額情報取得部904は、無線通信装置6の識別情報と、その無線通信装置6における電子マネーの本日の利用金額(遊技球の貸し出しに関する本日の利用金額の総額)を示す利用金額情報とを、自身が属する店舗5内にある店舗サーバ3から取得する。
利用金額情報取得部904は、CPU601、ROM602、RAM603、及び通信インターフェース606を用いることにより実現される。
貸出判定部905は、無線通信情報取得部901で取得された残高情報に基づく残高が、遊技球の貸し出し単位に応じた金額以上であるか否かを判定する。この判定の結果、無線通信情報取得部901で取得された残高情報に基づく残高が、遊技球の貸し出し単位に応じた金額未満である場合には、遊技球の貸し出しを行えないので、そのことを示す信号を貸出不可報知指示部906に送信する。
一方、無線通信情報取得部901で取得された残高情報に基づく残高が、遊技球の貸し出し単位に応じた金額以上である場合、貸出判定部905は、無線通信情報取得部901で情報が取得されてから、現在までの間に、遊技機100(球貸出操作受付部314)から、球貸ボタン操作信号を受信したか否かを判定する。
貸出判定部905は、CPU601、ROM602、及びRAM603を用いることにより実現される。
貸出不可報知指示部906は、無線通信情報取得部901で取得された残高情報に基づく残高が、遊技球の貸し出し単位に応じた金額未満であり、遊技球の貸し出しを行えないことを示す信号が、貸出判定部905から送信されると、そのことを示すLED点灯信号を生成して、ランプ401に送信する。これにより、ランプ401は、LED点灯信号に基づく第1の表示態様でLEDを点消灯させ、遊技者が所有する無線通信装置6における電子マネーの残高が、遊技球の貸し出し単位に応じた金額未満であり、遊技球の貸し出しを行えないことを遊技者に報知する。
貸出不可報知指示部906は、CPU601、ROM602、及びRAM603を用いることにより実現される。尚、ランプ401における第1の表示態様と第2の表示態様は、同じであっても異なっていてもよい。
決済部907は、遊技球の貸し出しが可能であることを示す信号が、貸出判定部905から送信された場合と、自身が属する店舗5において、無線通信装置6が遊技媒体貸出装置4と本日初めて通信を行ったことを示す信号が、貸出判定部905から送信された場合に、遊技球の貸し出しに対する決済を行う。前述したように、本実施形態では、遊技球の貸し出し単位に応じた金額を、1000円としているので、決済金額は1000円となる。
決済部907は、CPU601、ROM602、及びRAM603を用いることにより実現される。
決済金額情報送信部908は、決済部907で決済が行われると、決済金額を示す決済金額情報を、無線通信情報取得部901で取得された識別情報で識別される無線通信装置6にアンテナ501を介して送信する。この決済金額情報に基づいて、無線通信装置6に記憶されている電子マネーの残高情報が書き換えられる。
決済金額情報送信部908は、CPU601、ROM602、RAM603、及び通信インターフェース606を用いることにより実現される。
貸出情報送信部909は、決済部907で決済が行われると、決済金額を示す決済金額情報と、無線通信情報取得部901で取得された識別情報とを含む遊技媒体貸出情報を、自身が属する店舗5内にある店舗サーバ3に送信する。
貸出情報送信部909は、CPU601、ROM602、RAM603、及び通信インターフェース606を用いることにより実現される。
利用金額書き換え部910は、決済部907で決済が行われると、利用金額情報取得部904によりRAM603に記憶された利用金額情報に基づく利用金額に、決済金額を加算して、利用金額情報を更新する。
利用金額書き換え部910は、CPU601、ROM602、及びRAM603を用いることにより実現される。
遊技球貸出指示部911は、決済部907で決済が行われると、遊技球の貸し出し単位に応じた数の遊技球を貸し出す指示を、遊技球貸出機構604に送信する。これにより、遊技球貸出機構604は、遊技球の貸し出し単位に応じた数の遊技球を、ノズル部406を介して、球皿ユニット128に設けられた球皿128aに送り出す。
遊技球貸出指示部911は、CPU601、ROM602、及びRAM603を用いることにより実現される。
ICカード検知部912は、ICカード検出センサ608から出力された信号に基づいて、カード挿入口502内に非接触ICカード6Aが載置されているか否かを判定する。
ICカード検知部912は、CPU601、ROM602、及びRAM603を用いることにより実現される。
暗証番号受付部913は、ICカード検知部912により、カード挿入口502内に非接触ICカード6Aが載置されていると判定されているときに、テンキー405の操作により入力された暗証番号と、無線通信情報取得部901により取得された暗証番号情報に基づく暗証番号とが一致するか否かを判定する。そして、テンキー405の操作により入力された暗証番号と、無線通信情報取得部901により取得された暗証番号情報に基づく暗証番号とが一致する場合、テンキー405の操作により入力された暗証番号が正規のものであると判定し、その暗証番号を受け付ける。
暗証番号受付部913は、CPU601、ROM602、及びRAM603を用いることにより実現される。
ICカードロック判定部914は、暗証番号受付部913により暗証番号が受け付けられると、ICカードロック機構609により非接触ICカード6Aがロックされているか否かを判定する。
ICカードロック判定部914は、CPU601、ROM602、及びRAM603を用いることにより実現される。
ICカードロック部915は、ICカードロック判定部914により、非接触ICカード6Aがロックされていないと判定され、且つICカード検知部912により、カード挿入口502内に非接触ICカード6Aが載置されていると判定された場合に、非接触ICカード6Aをロックするためのロック指示信号をICカードロック機構609に送信する。これにより、ICカードロック機構609は、非接触ICカード6Aをロックする。
ICカードロック部915は、CPU601、ROM602、及びRAM603を用いることにより実現される。
ICカードロック解除部916は、ICカードロック判定部914により、非接触ICカード6Aがロックされていると判定されると、非接触ICカード6Aのロックを解除するためのロック解除指示信号をICカードロック機構609に送信する。これにより、ICカードロック機構609は、非接触ICカード6Aのロックを解除する。
ICカードロック解除部916は、CPU601、ROM602、及びRAM603を用いることにより実現される。
尚、遊技媒体貸出装置4は、図7に示した機能以外の機能を有していてもよい。
図8は、店舗サーバ3の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
(識別情報取得部1001)
識別情報取得部1001は、遊技媒体貸出装置4(識別情報送信部902)から送信された無線通信装置6の識別情報を取得する。
識別情報取得部1001は、CPU701、ROM702、及びRAM703を用いることにより実現される。
利用限度額情報取得部1002は、識別情報取得部1001で取得された識別情報に対応付けられて、利用限度額情報が、利用限度額記憶部1003に記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、識別情報取得部1001で取得された識別情報に対応付けられて、利用限度額記憶部1003に利用限度額情報が記憶されていない場合、利用限度額情報取得部1002は、識別情報取得部1001で取得した識別情報をセンタサーバ1に送信して、その識別情報に対応する利用限度額情報を、センタサーバ1から取得する。すなわち、利用限度額情報取得部1002は、遊技媒体貸出装置4から取得要求のあった無線通信装置6の利用限度額情報を、センタサーバ1から取得する。
利用限度額情報取得部1002は、CPU701、ROM702、RAM703、及びNIC710を用いることにより実現される。
利用限度額記憶部1003は、無線通信装置6の識別情報と、その無線通信装置6における電子マネーの利用限度額(遊技球の貸し出しに関する1日当たりの利用限度額)を示す利用限度額情報とを対応付けて記憶するテーブルを有する。
利用限度額記憶部1003は、HD708を用いることにより実現される。
利用金額情報取得部1004は、識別情報取得部1001で取得された識別情報に対応付けられて、利用金額情報が利用金額記憶部1005に記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、識別情報取得部1001で取得された識別情報に対応付けられて、利用金額記憶部1005に利用金額情報が記憶されていない場合、利用金額情報取得部1004は、識別情報取得部1001で取得した識別情報をセンタサーバ1に送信して、その識別情報に対応する利用金額情報を、センタサーバ1から取得する。すなわち、利用金額情報取得部1004は、遊技媒体貸出装置4から取得要求のあった無線通信装置6の利用金額情報を、センタサーバ1から取得する。
利用金額情報取得部1004は、CPU701、ROM702、RAM703、及びNIC710を用いることにより実現される。
利用金額記憶部1005は、無線通信装置6の識別情報と、その無線通信装置6における電子マネーの利用金額(遊技球の貸し出しに関する本日の利用金額)を示す利用金額情報とを対応付けて記憶するテーブルを有する。
利用金額記憶部1005は、HD708を用いることにより実現される。
利用限度額情報送信部1006は、識別情報取得部1001で取得された識別情報と、その識別情報に対応付けられて利用限度額記憶部1003に記憶されている利用限度額情報とを、識別情報取得部1001で取得した情報の送信元である遊技媒体貸出装置4に送信する。
利用限度額情報送信部1006は、CPU701、ROM702、RAM703、及びNIC710を用いることにより実現される。
第1の利用金額情報送信部1007は、識別情報取得部1001で取得された識別情報と、その識別情報に対応付けられて利用金額記憶部1005に記憶されている利用金額情報とを、識別情報取得部1001で取得した情報の送信元である遊技媒体貸出装置4に送信する。
第1の利用金額情報送信部1007は、CPU701、ROM702、RAM703、及びNIC710を用いることにより実現される。
貸出情報取得部1008は、遊技媒体貸出装置4(貸出情報送信部909)から、無線通信装置6の識別情報と、その無線通信装置6に対して行った決済金額を示す決済金額情報とを含む遊技媒体貸出情報を、自身が属する店舗5内にある遊技媒体貸出装置4から取得する。
貸出情報取得部1008は、CPU701、ROM702、RAM703、及びNIC710を用いることにより実現される。
利用金額書き換え部1009は、貸出情報取得部1008により、識別情報と決済金額情報とを含む遊技媒体貸出情報が取得されると、その識別情報に対応付けられて利用金額記憶部1005に記憶されている利用金額情報に基づく利用金額に、取得された決済金額情報に基づく決済金額を加算して、利用金額情報を更新する。
利用金額書き換え部1009は、CPU701、ROM702、及びRAM703を用いることにより実現される。
第2の利用金額情報送信部1010は、利用金額書き換え部1009により、利用金額記憶部1005に記憶されている利用金額情報が更新されると、その利用金額情報と、その利用金額情報に対応付けられて利用金額記憶部1005に記憶されている識別情報とを、センタサーバ1に送信する。
第2の利用金額情報送信部1010は、CPU701、ROM702、RAM703、及びNIC710を用いることにより実現される。
尚、店舗サーバ3は、図8に示した機能以外の機能を有していてもよい。
図9は、センタサーバ1の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
(識別情報取得部1101)
識別情報取得部1101は、店舗サーバ3(利用限度額情報取得部1002、利用金額情報取得部1004、第2の利用金額情報送信部1010)から送信された識別情報を取得する。
識別情報取得部1101は、CPU701、ROM702、RAM703、及びNIC710を用いることにより実現される。
利用限度額情報送信部1102は、識別情報取得部1101で取得された識別情報と、その識別情報に対応付けられて利用限度額情報記憶部1103に記憶されている利用限度額情報を、識別情報取得部1101で取得された識別情報の送信元である店舗サーバ3に送信する。すなわち、利用限度額情報送信部1102は、利用限度額情報取得部1002から識別情報が送信された場合、その識別情報と、その識別情報に対応付けられて利用限度額情報記憶部1103に記憶されている利用限度額情報を、識別情報取得部1101で取得された識別情報の送信元である店舗サーバ3に送信する。
利用限度額情報送信部1102は、CPU701、ROM702、RAM703、及びNIC710を用いることにより実現される。
利用限度額記憶部1103は、無線通信装置6の識別情報と、その無線通信装置6における電子マネーの利用限度額(遊技球の貸し出しに関する1日当たりの利用限度額)を示す利用限度額情報とを対応付けて予め記憶するテーブルを有する。
利用限度額記憶部1103は、HD708を用いることにより実現される。
利用金額情報送信部1104は、識別情報取得部1101で取得された識別情報と、その識別情報に対応付けられて利用金額情報記憶部1105に記憶されている利用金額情報を、識別情報取得部1101で取得された識別情報の送信元である店舗サーバ3に送信する。すなわち、利用金額情報送信部1104は、利用金額情報取得部1004から識別情報が送信された場合、その識別情報と、その識別情報に対応付けられて利用金額情報記憶部1105に記憶されている利用金額情報を、識別情報取得部1101で取得された識別情報の送信元である店舗サーバ3に送信する。
利用金額情報送信部1104は、CPU701、ROM702、RAM703、及びNIC710を用いることにより実現される。
利用金額記憶部1105は、無線通信装置6の識別情報と、その無線通信装置6における電子マネーの利用金額(遊技球の貸し出しに関する本日の利用金額)を示す利用金額情報とを対応付けて予め記憶するテーブルを有する。
利用金額記憶部1105は、HD708を用いることにより実現される。
利用金額情報書き換え部1106は、識別情報取得部1101で取得された識別情報に利用金額情報が付加されている場合、その識別情報に対応付けられて利用金額記憶部1105に記憶されている利用金額情報を、取得された識別情報に付加されている利用金額情報に書き換えて、利用金額情報を更新する。すなわち、利用金額情報書き換え部1106は、第2の利用金額情報送信部1010から識別情報と利用金額情報とが送信された場合、その識別情報に対応付けられて利用金額記憶部1105に記憶されている利用金額情報を、取得された識別情報に付加されている利用金額情報に書き換える。
利用金額情報書き換え部1106は、CPU701、ROM702、及びRAM703を用いることにより実現される。
尚、センタサーバ1は、図9に示した機能以外の機能を有していてもよい。
まず、ステップS11において、無線通信情報取得部901は、無線通信装置6を識別する識別情報と、その無線通信装置6における電子マネーの残高に関する残高情報と、その無線通信装置6における暗証番号に関する暗証番号とを、アンテナ501を介して無線通信装置6から取得したか否かを判定する。この判定の結果、無線通信装置6を識別する識別情報と、その無線通信装置6における電子マネーの残高に関する残高情報と、その無線通信装置6における暗証番号に関する暗証番号とを取得していない場合には、後述するステップS23に進む。
この判定の結果、ステップS11で取得した識別情報に対応する「利用限度額情報及び利用金額情報」が記憶されていない場合には、自身が属する店舗5において、無線通信装置6が遊技媒体貸出装置4と本日初めて通信を行ったため、遊技球の貸し出しが可能であるか否かの判定を行わない。したがって、ステップS17を省略して後述するステップS18に進む。
次に、ステップS19において、決済金額情報送信部908は、決済金額を示す決済金額情報を、無線通信情報取得部901で取得された識別情報で識別される無線通信装置6にアンテナ501を介して送信する。
次に、ステップS20において、貸出情報送信部909は、決済金額を示す決済金額情報と、無線通信情報取得部901で取得された識別情報とを含む遊技媒体貸出情報を、自身が属する店舗5内にある店舗サーバ3に送信する。
次に、ステップS22において、遊技球貸出指示部911は、遊技球の貸し出し単位に応じた数の遊技球を貸し出す指示を、遊技球貸出機構604に送信する。これにより、遊技球貸出機構604は、遊技球の貸し出し単位に応じた数の遊技球を、ノズル部406を介して、球皿ユニット128に設けられた球皿128aに送り出す。そして、ステップS11に戻る。
ステップS23において、ステップS12で送信した識別情報と、その識別情報に対応付けられて店舗サーバ3に記憶されている利用限度額情報とを取得していないと判定された場合には、ステップS25に進む。ステップS25に進むと、利用金額情報取得部904は、ステップS12で送信された識別情報と、その識別情報に対応付けられて店舗サーバ3に記憶されている利用金額情報とを、自身が属する店舗5内にある店舗サーバ3から取得したか否かを判定する。この判定の結果、ステップS12で送信された識別情報と、その識別情報に対応付けられて店舗サーバ3に記憶されている利用金額情報とを取得していない場合には、後述するステップS27に進む。
ステップS30において、ICカードロック機構609により非接触ICカード6Aがロックされていないと判定された場合には、ステップS32に進む。ステップS32に進むと、ICカードロック部915は、非接触ICカード6Aをロックするためのロック指示信号をICカードロック機構609に送信する。これにより、ICカードロック機構609は、非接触ICカード6Aをロックする。そして、ステップS11に戻る。
まず、ステップS31において、識別情報取得部1001は、遊技媒体貸出装置4(識別情報送信部902)から送信された無線通信装置6の識別情報を取得したか否かを判定する。この判定の結果、無線通信装置6の識別情報を取得していない場合には、後述するステップS40に進む。
一方、無線通信装置6の識別情報を取得した場合には、ステップS32に進む。ステップS32に進むと、利用限度額情報取得部1002は、ステップS31で取得された識別情報に対応付けられて、利用限度額情報が、利用限度額記憶部1003に記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、利用限度額情報が記憶されている場合には、利用限度額情報をセンタサーバ1から取得する必要はないので、ステップS33〜S35を省略して後述するステップS36に進む。
次に、ステップS34において、利用限度額情報取得部1002は、ステップS33で取得した利用限度額情報を、ステップS31で取得した識別情報と対応させて利用限度額記憶部1003に記憶させる。
次に、ステップS38において、利用金額情報取得部1004は、ステップS37で取得した利用金額情報を、ステップS31で取得した識別情報と対応させて利用金額記憶部1005に記憶させる。
次に、ステップS42において、第2の利用金額情報送信部1010は、ステップS41で更新された利用金額情報と、その利用金額情報に対応付けられて利用金額記憶部1005に記憶されている識別情報とをセンタサーバ1に送信する。そして、ステップS31に戻る。
まず、ステップS51において、識別情報取得部1101は、店舗サーバ3(利用限度額情報取得部1002、利用金額情報取得部1004、第2の利用金額情報送信部1010)から送信された識別情報を取得するまで待機する(図11のステップS35、S39、S42を参照)。
次に、ステップS54において、利用金額情報送信部1104は、ステップS51で取得された識別情報と、その識別情報に対応付けられて利用金額情報記憶部1105に記憶されている利用金額情報を、ステップS51で取得された識別情報の送信元である店舗サーバ3に送信する。そして、ステップS51に戻る。
また、本実施形態では、遊技媒体貸出装置4から、球皿ユニット128に設けられた球皿128aに遊技球を送り出すことにより遊技球を貸し出す場合を例に挙げて説明したが、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、遊技媒体貸出装置4が遊技球を貸し出すと判断した場合に、遊技媒体貸出装置4が遊技球貸し出し指示信号を生成して、遊技機100に送信する。そして、遊技球貸し出し指示信号を受信した遊技機100が、遊技機100の内部に送り込まれている遊技球の中から、貸し出し単位に応じた数の遊技球を、球皿ユニット128に設けられた球皿128aに送り出すようにしてもよい。
また、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
2 ネットワーク
3 店舗サーバ
4 遊技媒体貸出装置
5 店舗
6 無線通信装置
6A 非接触ICカード
6B 携帯電話
100 遊技機
134 球貸出ボタン
403 無線通信部
405 テンキー
501 アンテナ
502 カード挿入口
503 ホルダー
Claims (5)
- 電子マネーとしての機能を有する無線通信装置を保持する保持手段と、
前記無線通信装置が前記保持手段により保持された場合には、その無線通信装置と無線通信を行い、前記無線通信装置が通信範囲に翳された場合には、その無線通信装置と無線通信を行うアンテナと、
前記アンテナを介した無線通信の結果に基づいて、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し出し手段とを有し、
前記保持手段により保持された無線通信装置と無線通信を行うアンテナと、前記通信範囲に翳された無線通信装置と無線通信を行うアンテナとを共用したことを特徴とする遊技媒体貸出装置。 - 遊技機の横に取り付けられたときに露出する前面に突出部を有し、
前記保持手段と前記アンテナは、前記突出部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置。 - 遊技機の横に取り付けられた場合に、その遊技機の前面に設けられている扉が、その最大回動角度で回動しても、前記扉に設けられているガラス板と、前記突出部とが接触しないことを特徴とする請求項2に記載の遊技媒体貸出装置。
- 前記保持手段は、前記無線通信装置が内部に挿入される挿入手段を有し、
前記挿入手段により挿入された無線通信装置と、前記アンテナとが、内部で互いに対向するようにして配置されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技媒体貸出装置。 - 遊技者により操作入力が行われる操作手段と、
前記保持手段により保持された無線通信装置を、遊技者による前記操作手段の操作入力に基づいて、取り外し不能状態にする取り外し不能手段と、
前記取り外し不能手段によりなされた取り外し不能状態を、遊技者による前記操作手段の操作入力に基づいて解除する取り外し不能状態解除手段とを有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の遊技媒体貸出装置。
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