JP2008220683A - 内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造 - Google Patents

内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造 Download PDF

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雅彦 佐々木
Eiji Tozawa
栄司 戸澤
Hiroto Watanabe
博人 渡邉
Kunikiyo Kaneko
邦清 金子
Satoshi Takami
敏 高見
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Abstract

【課題】簡単な構造でありながら、携帯用光源装置を内視鏡に確実に着脱でき、しかも確実に装着されたか否かを目視により確認できる内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造を得る。
【解決手段】携帯用光源装置30の挿入部43に設けた出没可能かつ突出方向に付勢された係止部材45と、内視鏡10に突設した筒状の光源接続筒状部15の内周面に形成した案内溝18及び係止部材を保持可能な貫通保持孔22と、光源接続筒状部に設けた、貫通保持孔に嵌合する係止部材を係止部材の端面が光源接続筒状部の内周面より径方向内側に移動するまで押圧可能な離脱操作部26と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造に関する。
携帯用光源装置を着脱可能な携帯型の内視鏡の従来例としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
この内視鏡1の操作部3の側面には雄ねじ部3cが設けてあり、携帯用光源装置(バッテリ型光源)5はこの雄ねじ部3cに螺合可能な取付けネジ24を具備している。
従って、携帯用光源装置5の取付けネジ24のねじ部(内周面)を内視鏡1の雄ねじ部3cに螺合すれば、携帯用光源装置5を内視鏡1に装着することができる。
特許第3708387号公報
しかし、特許文献1のように携帯用光源装置5の取付けネジ24を内視鏡1の雄ねじ部3cに螺合する作業及び螺合を解除する作業は決して容易ではなく、特に術者が補助者をおかずに一人で内視鏡1を操作する場合は確実に螺合及び解除を行うのが難しい。
さらに、携帯用光源装置5の取付けネジ24と内視鏡1の雄ねじ部3cの螺合時に、雄ねじ部3c及び取付けネジ24のねじ部(内周面)が取付けネジ24の外周部によって隠されてしまうので、術者は螺合状態を全く目視できない。
本発明は、簡単な構造でありながら、携帯用光源装置を内視鏡に確実に着脱でき、しかも確実に装着されたか否かを目視により確認できる内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造は、内視鏡に形成した光源接続筒状部と、この光源接続筒状部に挿脱される発光挿入部を有する携帯用光源装置と、該発光挿入部の外周面から径方向に出没可能にかつ突出方向に付勢させて設けた係止部材と、上記光源接続筒状部の内周面に設けられ、一端部が該光源接続筒状部の開放端部に開口する、突出状態の上記係止部材を案内する案内溝と、上記案内溝の他端部に形成した、該案内溝を介して光源接続筒状部に挿入された上記係止部材を嵌合保持可能な貫通保持孔と、該貫通保持孔内に該貫通保持孔の径方向外方から移動自在に挿入され、該貫通保持孔に嵌合する上記係止部材を該貫通保持孔から上記径方向内側に脱出するまで押圧可能な離脱操作部と、を備えることを特徴としている。
上記光源接続筒状部に、上記係止部材が上記貫通保持孔に嵌合したときに上記離脱操作部が該係止部材の上記径方向外側の端面に当接するように、該離脱操作部材を上記径方向内側に移動付勢する付勢手段を設けるのが好ましい。
付勢手段を設ける場合に、上記係止部材を突出方向に付勢する付勢力を該付勢手段の付勢力より強くするのがよい。
さらに、上記係止部材の上記突出方向の移動端を、該係止部材によって上記径方向外側に押圧された上記離脱操作部が上記貫通保持孔に止まる位置で規制するのがよい。
上記案内溝が貫通溝であるのが好ましい。
上記離脱操作部における上記係止部材の上記径方向外側の端面との対向端部が、該係止部材が上記案内溝から上記貫通保持孔に移動したときに該係止部材と接触する、先端に向かうにつれて縮径する縮径部であるのが好ましい。
上記縮径部が球体の一部をなす形状であるのが好ましい。
本発明によると、内視鏡に形成した光源接続筒状部に携帯用光源装置に形成した発光挿入部を挿入し、発光挿入部に設けた係止部材を光源接続筒状部の内周面に形成した案内溝を介して貫通保持孔に導くと、貫通保持孔に係止部材が嵌合することにより携帯用光源装置が内視鏡に固定される。従って、内視鏡に携帯用光源装置を簡単に取り付けることができる。
さらに、係止部材が貫通保持孔に嵌合した状態で離脱操作部を径方向内側に押し込み、該離脱操作部の先端部によって係止部材の先端を光源接続筒状部の内周面より径方向内側まで移動させると、係止部材と貫通保持孔の嵌合が解除されるので、発光挿入部を光源接続筒状部の軸線方向に移動させることにより、携帯用光源装置を内視鏡から簡単に取り外すことができる。
しかも、携帯用光源装置の光源接続筒状部に対する相対位置を目視により確認できるので、術者(作業者)は携帯用光源装置と内視鏡の接続状態を容易に把握することができる。
さらに、本発明の取付構造は簡単な構造なので、低コストで実現できる。
請求項2のように構成すれば、係止部材が貫通保持孔に嵌合したときに、離脱操作部の係止部材との対向端部が付勢手段の付勢力によって係止部材の先端面に当接するので、離脱操作部材のがたつきをなくすことができる。従って、離脱操作部材による係止部材と貫通保持孔の嵌合解除作業を容易に行えるようになる。
請求項3のように構成すれば、係止部材が貫通保持孔と重なる位置に達したときに、係止部材が離脱操作部を径方向外側に押圧しながら貫通保持孔に自動的に嵌合するので、内視鏡と携帯用光源装置の結合作業が容易になる。
請求項4のように構成すれば、係止部材が貫通保持孔に嵌合したときに、離脱操作部が貫通保持孔から外れない。そのため、その後に離脱操作部によって係止部材を貫通保持孔から脱出させる作業を容易に行うことが可能である。
請求項5のように構成すれば、係止部材が案内溝のどこに位置するかを目視できるので、内視鏡と携帯用光源装置の着脱作業をより一層容易に行えるようになる。
請求項6のように構成すれば、係止部材が案内溝から貫通保持孔に移動したときに、係止部材が離脱操作部の縮径部を押圧することにより、離脱操作部が径方向外側に自動的に移動するので、内視鏡と携帯用光源装置の装着作業をより一層容易に行えるようになる。
請求項7のように構成すれば、係止部材が離脱操作部の縮径部に接触したときの抵抗をより小さくできるので、内視鏡と携帯用光源装置の装着作業をより一層容易に行えるようになる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の内視鏡10は医療用の携帯型の内視鏡であり、操作者が把持する操作部11と、操作部11から前方に延出する可撓性のある挿入部12と、操作部11の後端部に連続する接眼部13と、を備えている。挿入部12の先端面には図示を省略した照明用レンズと対物レンズが設けてあり、操作部11及び挿入部12の内部にはその先端が照明用レンズに接続する導光ファイバ14と、その先端が対物レンズに接続し後端が接眼部13に接続するイメージガイドファイバ(図示略)が配設してある。後述するランプ36から導光ファイバ14に光が供給されると、この光は導光ファイバ14及び照明用レンズを介して挿入部12の先端面から外部に照射される。さらに、対物レンズで被写体(患者の患部等)を観察すると、この被写体像が対物レンズ及びイメージガイドファイバを介して接眼部13に伝わるので、術者は接眼部13を覗くことにより被写体像を観察できる。
図示するように操作部11の側面には端部が開口する筒状の光源接続筒状部15が突設してある。図3に示すように、光源接続筒状部15の内部には互いに同心をなす大径空間部16及び小径空間部17が同軸的に形成してあり、小径空間部17の底部には導光ファイバ14の端部に接続する集光レンズL1が設けてある。
図1、図2及び図3等に示すように、光源接続筒状部15の内周面にはその開口端部から延びるカム溝(案内溝)18が貫通溝として周方向に180°間隔で一対形成してある。両カム溝18は、光源接続筒状部15の軸線と平行な導入部19と、導入部19から操作部11側に向かって傾斜しながら延びる傾斜部20と、傾斜部20の先端から光源接続筒状部15の開口端部側に僅かに戻りながら延びる戻り部21と、を具備している。さらに戻り部21の先端には戻り部21に連続する略円形の貫通保持孔22が形成してある。
さらに、光源接続筒状部15の外周面には周方向に180°間隔で一対の板ばね24の基端部が固定ピン23によって固定してある。両板ばね24の略円形の先端部は貫通保持孔22と対向しており、この先端部から光源接続筒状部15の径方向内側に向かって一対の当接片25が突設してある。板ばね24の先端部は板ばね24の付勢力によって常に光源接続筒状部15の径方向内側に付勢されているので、常時は一対の当接片25が光源接続筒状部15の外周面に当接し板ばね24のそれ以上の光源接続筒状部15側への弾性変形を規制している。さらに、板ばね24の先端部の光源接続筒状部15との対向面には貫通保持孔22に対して出没可能な略円柱形状のリリースピン(離脱操作部)26が突設してある。リリースピン26の先端部は球体の一部を切り取った形状の縮径部27となっている。
光源接続筒状部15に着脱される携帯用光源装置30は、図2、図3及び図7に示すように中空の筒状体である。携帯用光源装置30は大きな構成要素として基部31と、基部31の開口端部に着脱自在な蓋部32と、を有している。基部31の内部には乾電池Bを収納するための電池収納空間33が形成してあり、電池収納空間33の一方の端部には乾電池Bの陽極と接触する陽極側電気接片35が設けてある。基部31の光源接続筒状部15側の端部には3枚のレンズからなる集光レンズL2が設けてある。さらに、基部31の内部空間には、集光レンズL2と陽極側電気接片35の間に位置するランプ36が設けてある。このランプ36の陽極は陽極側電気接片35と電気的に接続している。
蓋部32の内部には、蓋部32を基部31に装着したときに乾電池Bの陰極と接触する陰極側電気接片37が設けてある。さらに蓋部32の内部には、陰極側電気接片37及びランプ36の陰極と接続する内部スイッチ39が設けてある。この内部スイッチ39は、そのボタン40が一回押し込まれるごとに、ランプ36の陰極と陰極側電気接片37の間の電気の流れを許容するON状態と、ランプ36の陰極と陰極側電気接片37の間の電気の流れを遮断するOFF状態とに切り替わる。蓋部32の端部には、蓋部32に対して蓋部32の軸線方向にスライド可能なスライドスイッチ42が設けてある。このスライドスイッチ42はコイル圧縮ばねS1によって常に突出方向に付勢されている。このスライドスイッチ42をコイル圧縮ばねS1の付勢力に抗して押し込むと、スライドスイッチ42によってボタン40が押し込まれるので、スライドスイッチ42を一回押し込むごとに内部スイッチ39がON状態とOFF状態に切り替わる。
基部31の光源接続筒状部15側の端部近傍部分である挿入部(発光挿入部)43には、周方向に180°間隔で一対の凹部44が凹設してある。両凹部44には略円柱形状のカムピン(係止部材)45が凹部44内に出没自在(径方向に移動自在)として設けてある。さらに、カムピン45と凹部44の底部の間にはカムピン45を突出方向に付勢するコイル圧縮ばねS2が縮設してある。このカムピン45の径は光源接続筒状部15の貫通保持孔22より小径である。さらに、図4〜図6に詳しく示すように、両カムピン45の端部にはカムピン45より大径の円盤部46(規制手段)が設けてあり、この円盤部46の外周部が、凹部44の開口端部に挿入部43と一体的に形成された環状突部47(規制手段)に当接することにより、両カムピン45の径方向外側の移動端は図4〜図6に示す位置に規制されている。さらに、基部31の挿入部43は光源接続筒状部15の大径空間部16より小径であり、基部31の挿入部43より先端側の部分(発光挿入部の一部)は光源接続筒状部15の小径空間部17より小径である。
次に内視鏡10と携帯用光源装置30の着脱要領及び、装着時における携帯用光源装置30の使用要領について説明する。
最初に携帯用光源装置30の内視鏡10への装着要領について説明する。
まず、基部31から蓋部32を取り外した状態で基部31の電池収納空間33に乾電池Bを収納し、その後に基部31に蓋部32を接続する。そして、図3に示すように携帯用光源装置30を内視鏡10の光源接続筒状部15に接近させて、基部31の挿入部43を光源接続筒状部15の大径空間部16に挿入し、基部31の挿入部43より先端側の部分を光源接続筒状部15の小径空間部17に挿入する。
このとき、携帯用光源装置30の一対のカムピン45と光源接続筒状部15の一対のカム溝18の導入部19の周方向位置を一致させ、一対のカムピン45を一対の導入部19にそれぞれ嵌合する。一対のカムピン45が一対の導入部19に嵌合した状態で、携帯用光源装置30を捻りながらさらに光源接続筒状部15側に移動させると、一対のカムピン45が対応する傾斜部20及び戻り部21に案内され最終的に貫通保持孔22に嵌合する。このとき、図4及び図5に示すように、カムピン45が戻り部21から貫通保持孔22に嵌合しようとすると、カムピン45がリリースピン26の縮径部27に当接し、板ばね24より強いコイル圧縮ばねS2の付勢力によってカムピン45が縮径部27を径方向外側に押圧する。縮径部27は球体の一部を切り取った形状なので、この際のカムピン45と縮径部27の接触抵抗は極めて小さく、従ってリリースピン26及び板ばね24は板ばね24の付勢力に抗して径方向外側に極めて円滑に移動する。そして、カムピン45が貫通保持孔22に嵌合すると板ばね24の付勢力によって縮径部27がカムピン45の端面に弾性的に接触する。このとき、カムピン45の径方向外側の移動端は円盤部46と環状突部47によって図4〜図6に示す位置に規制されているので、図5に示すようにリリースピン26の径方向内側の端部は貫通保持孔22内に止まる。このようにして一対のカムピン45が対応する貫通保持孔22に嵌合すると、貫通保持孔22によってカムピン45が貫通保持孔22から抜け出すのが防止される。
この状態で、携帯用光源装置30のスライドスイッチ42をコイル圧縮ばねS1に抗して一回押し込めば内部スイッチ39がOFF状態からON状態に切り替わるのでランプ36が点灯する。ランプ36で発生した光は集光レンズL2及び集光レンズL1を介して導光ファイバ14に伝わり、内視鏡10の挿入部12の先端に設けた上記照明用レンズから外部に照射される。
次に、携帯用光源装置30の内視鏡10からの取り外し要領について説明する。
この場合は術者が手で一対の板ばね24の先端部を径方向内側に押し込む。すると、図6に示すように一対の板ばね24と一体化しているリリースピン26の縮径部27が一対のカムピン45及び円盤部46をコイル圧縮ばねS2の付勢力に抗して凹部44内に押し込むので、カムピン45の先端面位置が光源接続筒状部15の大径空間部16の内周面より内周側に移動する。従って、この状態で携帯用光源装置30を図7の矢線方向に直線的に移動させれば、一対のカムピン45の先端面が大径空間部16の内周面に接触しながら携帯用光源装置30が光源接続筒状部15に対してスライドし、カムピン45が光源接続筒状部15の外側に移動すると、コイル圧縮ばねS2の付勢力によって一対のカムピン45が元の突出状態に復帰し、携帯用光源装置30をさらに矢印方向に移動させれば携帯用光源装置30を光源接続筒状部15から完全に抜き取ることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、携帯用光源装置30を光源接続筒状部15に対して簡単に着脱できるので、仮に術者が補助者を伴わずに一人で診察を行う場合であっても、術者は携帯用光源装置30を内視鏡10に簡単かつ円滑に着脱できる。
しかも、カムピン45が板ばね24の裏側に隠れる位置まで移動すれば、カムピン45は貫通保持孔22に嵌合することになるので、術者はカムピン45が板ばね24の裏側に隠れる位置まで移動することを目視することにより、携帯用光源装置30と内視鏡10の接続状態を容易に把握することができる。
さらに、本発明の内視鏡10と携帯用光源装置30の取付構造は簡単な構造なので、低コストで実現することができる。
さらに、カムピン45が貫通保持孔22に嵌合したときに板ばね24の付勢力によってリリースピン26(縮径部27)がカムピン45の先端面に弾性的に接触するので、リリースピン26のがたつきをなくすことができる。しかも、携帯用光源装置30に光源接続筒状部15を接続した際にリリースピン26がカムピン45によって径方向外側に押圧されても、リリースピン26の径方向内側の端部は貫通保持孔22内に止まる。そのため、携帯用光源装置30が光源接続筒状部15に接続した状態において板ばね24及びリリースピン26を利用したカムピン45と貫通保持孔22の嵌合解除作業を容易に行なうことができる。
さらに、カム溝18を貫通溝として成形したので、携帯用光源装置30の光源接続筒状部15への着脱作業時にカムピン45がどこに位置しているかを目視により確認でき、しかも、携帯用光源装置30の内視鏡10への装着時にカムピン45によってリリースピン26を自動的に径方向外側に移動させることができるので、携帯用光源装置30と光源接続筒状部15の着脱作業をより一層容易に行なうことが可能である。
以上、上記実施形態を利用して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更を施しながら実施可能である。
例えば、リリースピン26の縮径部27を円錐形状として実施してもよい。
さらに、カムピン45全体あるいはカムピン45の外側端面(縮径部27との接触面)の色を、板ばね24と明確に区別できる板ばね24とは異なる色に着色してもよい。このようにすれば術者はカムピン45が板ばね24の裏側に隠れたことをより確実に認識できるので、携帯用光源装置30と内視鏡10の接続状態を容易に把握できるようになる。
また、カム溝18、貫通保持孔22、板ばね24(固定ピン23)、カムピン45及び圧縮コイルばねS2を周方向に180°間隔で一対としたが、これらを3つ以上の複数とし周方向に等角度間隔で設けても良い。さらに、光源接続筒状部15による携帯用光源装置30の保持力が低下してしまうが、カム溝18、貫通保持孔22、板ばね24(固定ピン23)、カムピン45及び圧縮コイルばねS2を一つのみとして実施してもよい。
さらに、カム溝18を貫通溝として成形したが、光源接続筒状部15の内周面に有底溝として成形してもよい。
さらに、本実施形態の内視鏡10は医療用の内視鏡であるが、工業用の内視鏡等、用途の異なる内視鏡に適用できるのは勿論である。
本発明の一実施形態の内視鏡の全体図である。 光源取付部に携帯用光源装置を接続した状態の平面図である。 光源取付部から携帯用光源装置を取り外したときの横断平面図である。 携帯用光源装置の光源取付部への接続が完了する直前における光源取付部及び携帯用光源装置を展開した状態で示す横断面図である。 携帯用光源装置の光源取付部への接続が完了したときの光源取付部及び携帯用光源装置を展開した状態で示す横断面図である。 板ばね及びリリースピンを径方向内側に押し込むことにより、カムピンを貫通保持孔から径方向内側に脱出させた状態を示すための光源取付部及び携帯用光源装置を展開した状態で示す横断面図である。 光源取付部に携帯用光源装置を装着したときの横断平面図である。
符号の説明
10 内視鏡
11 操作部
12 挿入部
13 接眼部
14 導光ファイバ
15 光源接続筒状部
16 大径空間部
17 小径空間部
18 カム溝(案内溝)
19 導入部
20 傾斜部
21 戻り部
22 貫通保持孔
23 固定ピン
24 板ばね(付勢手段)
25 当接片
26 リリースピン(離脱操作部)
27 縮径部
30 携帯用光源装置
31 基部
32 蓋部
33 電池収納空間
35 陽極側電気接片
36 ランプ
37 陰極側電気接片
39 内部スイッチ
40 ボタン
42 スライドスイッチ
43 挿入部(発光挿入部)
44 凹部
45 カムピン(係止部材)
46 円盤部(規制手段)
47 環状突部(規制手段)
B 乾電池
L1 集光レンズ
L2 集光レンズ
S1 S2 圧縮コイルばね

Claims (7)

  1. 内視鏡に形成した光源接続筒状部と、
    この光源接続筒状部に挿脱される発光挿入部を有する携帯用光源装置と、
    該発光挿入部の外周面から径方向に出没可能にかつ突出方向に付勢させて設けた係止部材と、
    上記光源接続筒状部の内周面に設けられ、一端部が該光源接続筒状部の開放端部に開口する、突出状態の上記係止部材を案内する案内溝と、
    上記案内溝の他端部に形成した、該案内溝を介して光源接続筒状部に挿入された上記係止部材を嵌合保持可能な貫通保持孔と、
    該貫通保持孔内に該貫通保持孔の径方向外方から移動自在に挿入され、該貫通保持孔に嵌合する上記係止部材を該貫通保持孔から上記径方向内側に脱出するまで押圧可能な離脱操作部と、
    を備えることを特徴とする内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造。
  2. 請求項1記載の内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造において、
    上記光源接続筒状部に、上記係止部材が上記貫通保持孔に嵌合したときに上記離脱操作部が該係止部材の上記径方向外側の端面に当接するように、該離脱操作部材を上記径方向内側に移動付勢する付勢手段を設けた内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造。
  3. 請求項2記載の内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造において、
    上記係止部材を突出方向に付勢する付勢力が上記付勢手段の付勢力より強い内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造。
  4. 請求項3記載の内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造において、
    上記係止部材の上記突出方向の移動端を、該係止部材によって上記径方向外側に押圧された上記離脱操作部が上記貫通保持孔に止まる位置で規制する規制手段を備える内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造において、
    上記案内溝が貫通溝である内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造において、
    上記離脱操作部における上記係止部材の上記径方向外側の端面との対向端部が、該係止部材が上記案内溝から上記貫通保持孔に移動したときに該係止部材と接触する、先端に向かうにつれて縮径する縮径部である内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造。
  7. 請求項6記載の内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造において、
    上記縮径部が球体の一部をなす形状である内視鏡と携帯用光源装置の着脱構造。
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