JP2008220044A - ディスク駆動装置 - Google Patents

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Masaki Arai
正樹 荒井
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Sanyo Electric Co Ltd
Nidec Seimitsu Corp
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

【課題】別部品を用いずに接着剤溜りを確保でき、しかも熱サイクルによるロータマグネットの接着疲労が起こり難いスピンドルモータの提供。
【解決手段】スピンドルモータ(ポリゴンミラー・モータ)は、有端筒状のロータケース1と、このロータケース1の筒部1aに内嵌して接着した環状ロータマグネット2とを有する。ロータケース1は、切削加工品であり、筒部1aの内周面のうち環状ロータマグネット2の外周面と接着する領域において接着剤溜り用の3条の円周溝a〜cを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ポリゴンミラー・モータやディスク駆動装置などのスピンドルモータに関し、特に、ロータケースに対するロータマグネットの取付け構造に関する。
例えば特開平5−211735に開示のスピンドルモータにおいては、有端筒状のハブの筒部内に接するように環状のロータマグネットの内端面の奥部側にワッシャを付設し、その筒部の内周面とワッシャの外周面との間に空隙部を確保し、筒部の内周面に接着剤を塗布してからロータマグネットが筒部内に挿入されて固定される。そのロータマグネットの挿入の際、筒部の内周面に塗布された接着剤の一部がロータマグネットの外周面で摺り切りられ、その余剰量が徐々に累積しながら奥端側へ寄せ付けられて接着剤溜り用空隙部へ溜め込まれる。このため、余剰接着剤が閉空間の接着剤溜り用空隙内に常に捕捉されているので、ロータ回転時に余剰接着剤の飛散を防止できる。
特開平5−211735(図1)
上記のワッシャを環状のロータマグネットの内端面の奥部側に付設して接着剤溜り用空隙部を設ける構造では、ワッシャが別部品として必要となり、また、筒部の奥端とロータマグネットの内端との間にはコイル膨出部が収まる余裕空間が必要であるから、スピンドルモータの出力や種類毎に厚みの異なるワッシャを使用せざるを得ない。更に、ワッシャを予めロータマグネットの端面に固着してから挿入する必要もあり、生産性に劣る。加えて、接着剤の塗布厚さや塗布量のバラツキも生じることから、余剰接着剤量が接着剤溜り用空隙の容積を超える場合、ロータマグネットの軸方向の設定位置に狂いが生じ、性能のバタツキを招き易く、しかもスピンドルモータの駆動期の温度上昇では筒部奥端側の接着剤溜りから熱応力がロータマグネットの外周面軸方向へ作用するため、熱サイクルによってロータマグネットの接着疲労を招き易い。
そこで上記問題点に鑑み、本発明の課題は、別部品を用いずに接着剤溜りを確保でき、しかも熱サイクルによるロータマグネットの接着疲労が起こり難いスピンドルモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るスピンドルモータは、有端筒状のロータケースと、このロータケースの筒部に内嵌して接着した環状ロータマグネットとを有するスピンドルモータであって、ロータケースを切削加工品として形成し、ロータケースは、筒部の内周面のうち環状ロータマグネットの外周面と接着する領域において接着剤溜り用の凹部を有することを特徴とする。
ロータケースが切削加工品であるため、筒部の内周面仕上げの際、接着領域において接着剤溜り用の凹部を切削工具の制御だけで同時に切削形成できるので、ワッシャなどの別部品を必要とせず、生産性を高めることができる。また、接着剤溜り用の凹部が接着領域に形成されているため、凹部内の接着剤からの熱応力は環状ロータマグネットの径方向内方へ作用し軸方向へは作用しないので、熱サイクルによるロータマグネットの接着疲労が起こり難く、信頼性が高まる。
切削加工であるため、この凹部としては通常周回溝となる。円周溝でも螺旋溝でも構わない。ただ、円周溝の場合は、接着領域に間隔を隔てて複数条形成するのが望ましい。螺旋溝や複数条の円周溝では、余剰接着剤量の溜め容積を増やすことができることは勿論、ロータマグネットの挿入途中において余剰接着剤を溜め込み処理できるため、ロータマグネットの内端面に付着する接着剤量を減らすことができる。
周回溝の断面形状としては、切削できる断面形状に限界があるが、通常、V字状,円弧状,矩形状などで構わない。
なお、溝深さが深ければ螺旋溝のピッチや円周溝の間隔を広くし、溝深さが浅ければ螺旋溝のピッチや円周溝の間隔を狭くしても良い。溝幅は狭い方が良い。筒部の内周面の実効的な接着代を広く確保できるからである。微視的な溝になっても構わず、むしろロータマグネットを挿入し易くなる。また、ロータマグネットの内端面の外周側縁は角取り面であることが望ましい。
本発明は、別部品を用いずに接着剤溜りを確保でき、しかも熱サイクルによるロータマグネットの接着疲労が起こり難いスピンドルモータを提供できる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1(A)は本発明の実施例に係るスピンドルモータにおけるロータケースとロータマグネットの組立体を示す断面図、図1(B)は、同ロータケースに同ロータマグネットを挿入する態様を示す断面図、図2(A)〜(C)は同ロータケースの内周面に形成した接着剤溜り用の溝の各種断面形状を示す断面図である。
本例のスピンドルモータはポリゴンミラー・モータ(ブラシレスモータ)であって、図1に示す如く、有端筒状のロータケース(ロータヨーク)1と、このロータケース1の筒部1aに内嵌して接着した環状ロータマグネット2とを有する。
ロータケース1は切削加工品であり、ポリゴンミラー(図示せず)を支持する突出したハブ部1bを中央に持つ端板部1cと、ステータコイル(図示せず)等のための筒内空間Sを持つ筒部1aとを一体的に備える。この筒部1aの下端部には外鍔部1dが一体的に形成されており、また、ハブ部1bは軸孔1eと軸受ハウジング等のためのハブ内空間Sとを有する。そして、筒部1aの内周面のうち環状ロータマグネット2の外周面と接着する領域においては、接着剤溜り用の断面V字状の円周溝a〜cが間隔をあけて3条形成されており、接着領域に接着剤を塗布した後、環状ロータマグネット2が挿入されている。
このようにロータケース1が切削加工品であるため、筒部1aの内周面仕上げの際、接着領域において接着剤溜り用の円周溝a〜cを切削工具の制御だけで同時に切削形成できるので、ワッシャなどの別部品を必要とせず、生産性を高めることができる。また、接着剤溜り用の円周溝a〜cが接着領域に形成されているため、円周溝a〜c内の接着剤からの熱応力は環状ロータマグネット2の径方向内方へ作用し軸方向へは作用しないので、熱サイクルによるロータマグネット2の接着疲労が起こり難く、信頼性が高まる。
更に、3条の円周溝a〜cが形成されているため、余剰接着剤量の溜め容積を増やすことができることは勿論、ロータマグネット2の挿入途中において余剰接着剤を溜め込み処理できるので、ロータマグネット2の内端面2aに付着する接着剤量を減らすことができる。
図2(A)は図1の断面V字状の円周溝a〜cを拡大して示すものであるが、図2(B)に示す断面円弧状の円周溝a′〜c′や図2(C)に示す断面矩形状の円周溝a″〜c″でも構わない。なお、円周溝の外、螺旋溝とすることもできる。
(A)は本発明の実施例に係るスピンドルモータにおけるロータケースとロータマグネットの組立体を示す断面図、(B)は、同ロータケースに同ロータマグネットを挿入する態様を示す断面図である。 (A)〜(B)は同ロータケースの内周面に形成した接着剤溜り用の溝の各種断面形状を示す断面図である。
符号の説明
1…ロータケース
1a…筒部
1b…ハブ部
1c…端板部
1d…外鍔部
1e…軸孔
2…環状ロータマグネット
2a…内端面
…接着剤溜り用の断面V字状の円周溝
a′〜c′…接着剤溜り用の断面円弧状の円周溝
a″〜c″…接着剤溜り用の断面矩形状の円周溝
…筒内空間
…ハブ内空間

Claims (8)

  1. 有端筒状のロータケースと、このロータケースの筒部に内嵌して接着した環状ロータマグネットとを有するスピンドルモータであって、
    前記ロータケースは、切削加工品であり、前記筒部の内周面のうち前記環状ロータマグネットの外周面と接着する領域において接着剤溜り用の凹部を有することを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 請求項1に記載のスピンドルモータにおいて、前記凹部は周回溝であることを特徴とするスピンドルモータ。
  3. 請求項2に記載のスピンドルモータにおいて、前記周回溝は円周溝であることを特徴とするスピンドルモータ。
  4. 請求項3に記載のスピンドルモータにおいて、前記円周溝は前記領域に間隔を隔てて複数条形成されていることを特徴とするスピンドルモータ。
  5. 請求項2に記載のスピンドルモータにおいて、前記周回溝は螺旋溝であることを特徴とするピンドルモータ。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載のスピンドルモータにおいて、前記周回溝の断面形状はV字状であることを特徴とするスピンドルモータ。
  7. 請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載のスピンドルモータにおいて、前記周回溝の断面形状は円弧状であることを特徴とするスピンドルモータ。
  8. 請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載のスピンドルモータにおいて、前記周回溝の断面形状は矩形状であることを特徴とするスピンドルモータ。
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