JP2008219744A - テレビ電話機能付き端末装置及びテレビ電話方法 - Google Patents

テレビ電話機能付き端末装置及びテレビ電話方法 Download PDF

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Abstract

【課題】既存のネットワークや一般に流通している通信端末装置を活用しながら、通話相手との間で視線に違和感を感じさせることなくテレビ電話機能を用いた通話を行うこと。
【解決手段】通話相手の画像データを表示する表示部205と、表示部205を挟んで当該表示部205の中央近傍の側方側に配設され、被写体の画像を撮像する1対のカメラ(左カメラ101L及び右カメラ101R)と、一方のカメラ(左カメラ101L)が撮像した画像データの一部と他方のカメラ(右カメラ101R)が撮像した画像データの一部とを合成した合成画像データを生成する画像合成部202と、上記合成画像データを通話相手に送信する送信部203とを具備し、画像合成部202は、1対のカメラが撮像した画像データにおける一定領域の明度分布に応じてマッチングを行った後に両者の画像データを合成した合成画像データを生成することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、テレビ電話機能付き端末装置及びテレビ電話方法に関し、特に、表示画面上で通話相手の画像を見ながら通話を可能とするテレビ電話機能付き端末装置及びテレビ電話方法に関する。
現在、携帯電話機などの移動体端末装置においては、通話相手の画像を見ながら対話を可能とするテレビ電話機能を搭載したものが普及している。このような携帯電話機において、従来、通話相手と自然に視線を合わせた対話を実現するために、左右1対のカメラを搭載し、左方側のカメラが撮影する画像と、右方側のカメラが撮影する画像とを混在させた画像を画像表示部に表示させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−48644号公報
しかしながら、上述したような従来の携帯電話機は、両眼視差による立体視を応用したものであり、これを実際に実現するためには、左右別々の画像の伝送と、特殊な光学レンズやレンチキュラーレンズ、並びに、パララックスバリア等技術を用いた特殊な立体映像ディスプレイが必要になり、現在のネットワークや一般に流通している携帯電話機で利用することは極めて困難であるという問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みて為されたものであり、既存のネットワークや一般に流通している通信端末装置を活用しながら、通話相手との間で視線に違和感を感じさせることなくテレビ電話機能を用いた通話を行うことができるテレビ電話機能付き端末装置及びテレビ電話方法を提供することを目的とする。
本発明のテレビ電話機能付き端末装置は、通話相手の画像データを表示する表示手段と、前記表示手段を挟んで当該表示手段の中央近傍の側方側に配設され、被写体の画像を撮像する1対の撮像手段と、一方の前記撮像手段が撮像した画像データの一部と他方の前記撮像手段が撮像した画像データの一部とを合成した合成画像データを生成する画像合成手段と、前記合成画像データを通話相手に送信する送信手段とを具備し、前記画像合成手段は、前記1対の撮像手段が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布に応じてマッチングを行った後に両者の画像データを合成した合成画像データを生成することを特徴とする。
このテレビ電話機能付き端末装置によれば、1対の撮像手段が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布に応じてマッチングを行った後に、一方の撮像手段が撮像した画像データの一部と他方の撮像手段が撮像した画像データの一部とを合成した合成画像データが生成され、通話相手に送信されることから、受信側の端末装置に特別な装備を必要とすることなく本テレビ電話機能付き端末装置で撮像した画像データを表示することできるので、既存のネットワークや一般に流通している通信端末装置を活用しながら、通話相手との間で視線に違和感を感じさせることなくテレビ電話機能を用いた通話を行うことが可能となる。特に、1対の撮像手段が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布に応じてマッチングが行われるため、装置本体に極めて高い処理能力を要求することなく、画像データの合成を行うことが可能となる。
上記テレビ電話機能付き端末装置において、前記一対の撮像手段は、前記表示手段に表示される通話相手の画像データの目の高さに応じた位置に配設されることが好ましい。この場合には、表示手段に表示される通話相手と視線を合わせた状態でテレビ電話機能を用いた通話を行うことが可能となる。
また、上記テレビ電話機能付き端末装置においては、装置本体の角度を検出する角度検出手段を更に具備し、前記画像合成手段は、前記角度検出手段で検出される装置本体の角度に応じて前記1対の撮像手段が撮像した画像データ又は前記合成画像データを補正するようにしても良い。この場合には、装置本体の角度に応じて1対の撮像手段が撮像した画像データ等が補正されるので、装置本体が傾いている場合においても、通話相手に自然な画像データ等を送信することが可能となる。
特に、上記テレビ電話機能付き端末装置において、前記画像合成手段は、前記1対の撮像手段が撮像した画像データ又は前記合成画像データにおける被写体の顔面の一部の面積を縮小する補正を行うことが好ましい。この場合には、被写体の顔面の一部の面積を縮小する補正が行われるので、被写体の顔面の一部の面積が不適切に広くなるような画像データ等が通話相手に送信されるのを防止することが可能となる。
例えば、上記テレビ電話機能付き端末装置において、前記画像合成手段は、前記撮像手段が被写体の顔面を上方側から撮像した場合に当該顔面における上方側の一部の面積を縮小する補正を行う。この場合には、被写体の顔面の上方側の一部の面積が不適切に広くなるような画像データ等が通話相手に送信されるのを防止することが可能となる。
また、上記テレビ電話機能付き端末装置において、前記画像合成手段は、前記撮像手段が被写体の顔面を下方側から撮像した場合に当該顔面における下方側の一部の面積を縮小する補正を行う。この場合には、被写体の顔面の下方側の一部の面積が不適切に広くなるような画像データ等が通話相手に送信されるのを防止することが可能となる。
上記テレビ電話機能付き端末装置を携帯電話機に適用しても良い。この場合には、上述したようなテレビ電話機能付き端末装置で得られる効果を携帯電話機で得ることが可能となる。
本発明のテレビ電話方法は、通話相手の画像データを表示する表示手段と、前記表示手段を挟んで当該表示手段の中央近傍の側方側に配設され、被写体の画像を撮像する1対の撮像手段とを具備する端末装置を用いたテレビ電話方法であって、前記1対の撮像手段が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布を計算し、当該明度分布に応じて一方の前記撮像手段が撮像した画像データと他方の前記撮像手段が撮像した画像データとのマッチングを行い、一方の前記撮像手段が撮像した画像データの一部と他方の前記撮像手段が撮像した画像データの一部とを合成した合成画像データを生成し、前記合成画像データを通話相手に送信することを特徴とする。
このテレビ電話方法によれば、1対の撮像手段が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布に応じてマッチングを行った後に、一方の撮像手段が撮像した画像データの一部と他方の撮像手段が撮像した画像データの一部とを合成した合成画像データが生成され、通話相手に送信されることから、受信側の端末装置に特別な装備を必要とすることなく本テレビ電話機能付き端末装置で撮像した画像データを表示することできるので、既存のネットワークや一般に流通している通信端末装置を活用しながら、通話相手との間で視線に違和感を感じさせることなくテレビ電話機能を用いた通話を行うことが可能となる。特に、1対の撮像手段が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布に応じてマッチングが行われるため、装置本体に極めて高い処理能力を要求することなく、画像データの合成を行うことが可能となる。
上記テレビ電話方法においては、前記端末装置の角度を検出し、当該端末装置の角度に応じて前記1対の撮像手段が撮像した画像データ又は前記合成画像データを補正するようにしても良い。この場合には、装置本体の角度に応じて1対の撮像手段が撮像した画像データ等が補正されるので、装置本体が傾いている場合においても、通話相手に自然な画像データ等を送信することが可能となる。
特に、上記テレビ電話方法においては、前記1対の撮像手段が撮像した画像データ又は前記合成画像データにおける被写体の顔面の一部の面積を縮小する補正を行うことが好ましい。この場合には、被写体の顔面の一部の面積を縮小する補正が行われるので、被写体の顔面の一部の面積が不適切に広くなるような画像データ等が通話相手に送信されるのを防止することが可能となる。
本発明に係るテレビ電話機能付き端末装置及びテレビ電話方法によれば、1対の撮像手段が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布に応じてマッチングを行った後に、一方の撮像手段が撮像した画像データの一部と他方の撮像手段が撮像した画像データの一部とを合成した合成画像データが生成され、通話相手に送信されることから、受信側の端末装置に特別な装備を必要とすることなく装置本体で撮像した画像データを表示することできるので、既存のネットワークや一般に流通している携帯電話機を活用しながら、通話相手との間で視線に違和感を感じさせることなくテレビ電話機能を用いた通話を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るテレビ電話機能付き端末装置が適用されるネットワークの概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施の形態に係るテレビ電話機機能付き端末装置101及び102は、IMT(International Mobile Telecommunication)網等の通信ネットワークで構成される移動通信網103に接続されている。以下においては、テレビ電話機能付き端末装置として、携帯電話機101及び102を用いて説明するが、これに限定されるものではなく、テレビ電話機機能を有する端末装置であれば、いかなる端末装置にも適用することが可能である。なお、図1は、本発明を説明するために簡素化したものであり、移動通信網103に含まれる交換機などの構成については省略している。
携帯電話機101及び102は、通話相手の画像を見ながら対話を可能とするテレビ電話機能を搭載している。この場合において、携帯電話機101及び102は、撮像手段としての1対のカメラを備えている。これらの1対のカメラで撮影した画像データを合成し、相手先の携帯電話機に送信する。具体的には、携帯電話機101は、表示画面の左方側(図1に示す右方側)に配設された左カメラ101Lと、表示画面の右方側(図1に示す左方側)に配設された右カメラ101Rとを備え、これらの左カメラ101L及び右カメラ101Rで撮影した画像データを合成する。同様に、携帯電話機102は、左カメラ102Lと、右カメラ102Rとを備え、これらの左カメラ102L及び右カメラ102Rで撮影した画像データを合成する。
本実施の形態において、携帯電話機101が備える1対のカメラ(左カメラ101L及び右カメラ101R)は、表示画面を挟んで水平に配設されている。1対のカメラ(左カメラ101L及び右カメラ101R)は、表示画面の中央近傍に配設されている。特に、テレビ電話機能を使用した場合に、表示画面上に表示される通話相手と視線が合う高さ(表示画面上に表示される通話相手の顔の目の高さ)の位置に配設されている。携帯電話機102が備える1対のカメラ(左カメラ102L及び右カメラ102R)も同様に、表示画面上に表示される通話相手と視線が合う高さの位置に配設されている。
図2は、本実施の形態に係る携帯電話機101及び102の構成を示すブロック図である。携帯電話機101及び102は、同一の構成を有するため、代表して携帯電話機101の構成について説明し、携帯電話機102の構成については省略する。なお、図2に示す携帯電話機101の構成は、本発明を説明するために簡略化したものであり、携帯電話機101は、音声通話可能な通常の携帯電話機に必要な処理機能を備えるものとする。
図2に示す携帯電話機101において、制御部201は、装置全体の制御を行うものであり、後述する各構成要素の制御を行う。画像合成部202は、画像合成手段として機能し、上述したように携帯電話機101が備える左カメラ101L及び右カメラ101Rが撮影した画像データの合成を行う。画像データを合成する際、画像合成部202は、合わせて画像データの補正を行う。なお、この画像合成部202の詳細については後述する。
送信部203は、送信手段として機能し、移動通信網103を介して他の携帯電話機102等に合成された画像データ等を送信する。受信部204は、移動通信網103を介して他の携帯電話機102等から到来する画像データ(合成された画像データを含む)を受信する。表示部205は、表示手段として機能し、受信部204で受信した画像データや、画像合成部202で合成された画像データを表示する。角度センサ(S)206は、角度検出手段として機能し、装置本体の傾きを検出し、検出した傾きに応じた角度データを、後述する画像合成部202の台形補正処理部に出力する。
画像合成部202は、画像抽出部202a、明度分布生成部202b、シフト量演算部202c、合成画像生成部202d及び台形補正処理部202eを有する。画像抽出部202aは、左カメラ101L及び右カメラ101Rが撮影した画像データの目鼻位置の近傍の一定領域の画像データをそれぞれ抽出する。明度分布生成部202bは、抽出された領域の画像データの垂直方向の画素の明度の平均値を、水平方向に並べた明度分布データを生成する。シフト量演算部202cは、それぞれ左カメラ101Lの画像データに対応する明度分布データ列と、右カメラ101Rの画像データに対応する明度分布データ列との差が最小となる、画像データのシフト量を算出する。合成画像生成部202dは、算出されたシフト量を用いて左カメラ101L及び右カメラ101Rが撮影した画像データ間のマッチング処理を行うと共に、両者の画像データ(画像データの一部)を合成した合成画像データを生成する。台形補正処理部202eは、角度センサ206から出力される角度データ、並びに、左カメラ101L及び右カメラ101Rが有するレンズと被写体との距離(以下、適宜「被写体間距離」という)に応じて、合成画像データに台形補正処理を行う。なお、被写体間距離は、シフト量演算部202cで算出されるシフト量から算出することができる。例えば、このシフト量が大きいほど、短い被写体間距離が算出されることとなる。
以下、このような構成を有する携帯電話機101でテレビ電話機能を用いた通話(以下、単に「テレビ電話」という)を行う場合の動作について説明する。図3は、本実施の形態に係る携帯電話機101でテレビ電話を行う場合の動作について説明するためのフロー図である。なお、ここでは、携帯電話機101は、携帯電話機102とテレビ電話を行う場合について示すものとする。
図示しない操作ボタンより、ユーザからテレビ電話の実行が指示されると、携帯電話機101において、左カメラ101L及び右カメラ101Rが起動され、被写体(携帯電話機101のユーザ)の画像(特に、顔画像)が撮影される(ステップ(以下、「ST」という)301)。左カメラ101L及び右カメラ101Rにより撮影された画像データは、それぞれ画像抽出部202aに渡される。
図4は、本実施の形態に係る携帯電話機101で撮影された画像データの一例を示す図である。図4(a)は、左カメラ101Lが撮影した画像データを示し、図4(b)は、右カメラ101Rが撮影した画像データを示している。一般に、テレビ電話は、表示部205に表示される通話相手の画像を見ながら行われる。この場合において、左カメラ101Lは、表示画面の左方側に配設されているため、図4(a)に示す画像データ401Lにおいては、ユーザの顔が僅かに左方側から撮影されている。従って、ユーザの視線は、僅かに右側に逸れた状態となっている。同様に、右カメラ101Rは、表示画面の右方側に配設されているため、図4(b)に示す画像データ401Rにおいては、ユーザの顔が僅かに右方側から撮影されている。このため、ユーザの視線は、僅かに左側に逸れた状態となっている。
画像データ401を受け取ると、画像抽出部202aは、画像データ401L及び401Rの目鼻位置の近傍の一定領域の画像データをそれぞれ抽出する(ST302)。ここでは、例えば、目鼻位置を中心とする上下幅約10cmの領域の画像データが抽出される。なお、このように一定領域の画像データを抽出するのは、後述するように、画像データのマッチング処理を行う際に使用するデータ量を低減するためである。画像抽出部202aにより抽出された画像データは、それぞれ明度分布生成部202bに渡される。
図5は、本実施の形態に係る携帯電話機101で撮影された画像データから抽出される領域を説明するための図である。図5(a)は、左カメラ101Lで撮影した画像データ401Lから抽出される領域501Lを示し、図5(b)は、右カメラ101Rで撮影した画像データ401Rから抽出される領域501Rを示している。図5(a)及び(b)に示すように、本実施の形態においては、ユーザの顔における眉毛の僅かに上方側の位置から鼻の僅かに下方側の位置までの領域501に対応する画像データが抽出される。
抽出された画像データを受け取ると、明度分布生成部202bは、上記領域501L及び501Rにおける垂直方向の画素の明度の平均値を、水平方向に並べた明度分布データを生成する(ST303)。そして、生成した明度分布データをシフト量演算部202cに渡す。明度分布データを受け取ると、シフト量演算部202cは、それぞれの明度分布データを左右にシフトした場合に両者の間の差が最小となるシフト量(S)を算出する(ST304)。例えば、シフト量(S)は、2乗誤差最小法等によって算出される。シフト量演算部202cにより算出されたシフト量(S)は、合成画像生成部202d及び台形補正処理部202eに渡される。
図6は、抽出された画像データから生成される明度分布データと、シフト量(S)との関係を説明するための図である。図6においては、領域501Lから抽出される画像データに応じた明度分布データ601Lと、領域501Rから抽出される画像データに応じた明度分布データ601Rとを示している。同一の被写体における同一の領域から生成されるものであるため、図6に示すように、明度分布データ601Lと、明度分布データ601Rとは近似するデータ列で構成される。シフト量演算部202cは、このように近似する明度分布データ601L及び明度分布データ601Rを左右にシフトした場合に両者の差が最小となるシフト量(S)を算出する。
算出されたシフト量(S)を受け取ると、合成画像生成部202dは、シフト量(S)を考慮しながら、左カメラ101Lで撮影した画像データ401Lの左半分と、右カメラ101Rで撮影した画像データ401Rの右半分とのマッチング処理を行うと共に、両者の画像データ401L及び401Rを合成した合成画像データを生成する(ST305)。合成画像生成部202dにより生成された合成画像データは、台形補正処理部202eに渡される。
図7は、図4(a)に示す画像データ401Lの左半分と、図4(b)に示す画像データ401Rの右半分とが合成された合成画像データ701を示している。合成画像データ701においては、図4(a)に示す画像データ401L、並びに、図4(b)に示す画像データ401Rと異なり、ユーザの視線は、通話相手の表示画面の方向に向いた状態となっている。このため、通話相手は、視線を合わせた状態でテレビ電話を行うことが可能となる。
算出されたシフト量(S)及び合成画像データ701を受け取ると、台形補正処理部202eは、角度センサ206から携帯電話機101の傾きを示す角度データを取得すると共に(ST306)、シフト量(S)から左カメラ101L及び右カメラ101Rが有するレンズと被写体との距離(被写体間距離)を算出する(ST307)。そして、これらの角度データ及び被写体間距離を考慮しながら当該合成画像データに台形補正処理を行う(ST308)。この台形補正処理においては、合成画像データにおける被写体の顔面の一部の面積を縮小する補正を行う。具体的には、携帯電話機101のカメラと被写体との位置関係に応じて、ユーザの顔面における上方側又は下方側の部分の面積が実際の顔面の面積よりも広く表示された合成画像データを、実際の顔面の面積に近づけるように補正が行われる。なお、台形補正処理部202eにおける台形補正処理は、角度データ及び被写体間距離に応じてその度合いが調整される。台形補正処理部202eにより台形補正処理が行われた合成画像データは、送信部203に渡される。
例えば、携帯電話機101のカメラが被写体よりも上方側に配置されている場合、すなわち、上方側から被写体が撮影される場合、合成顔画像データ701においては、ユーザの顔面の上方側の部分の面積が実際の顔面の面積よりも広くなってしまう。一方、携帯電話機101のカメラが被写体よりも下方側に配置されている場合、すなわち、下方側から被写体が撮影される場合、合成顔画像データ701においては、ユーザの顔面の下方側の部分の面積が実際の顔面の面積よりも広くなってしまう。このため、台形補正処理部202eは、このように広く表示される顔面の一部の面積を実際の顔面の面積に近づける台形補正処理を行う。
本実施の形態において、台形補正処理部202eは、被写体が上方側から撮影される場合と、下方側から撮影される場合に台形補正処理を行う。例えば、角度センサ206において、カメラが下方側に向いた携帯電話機101の傾きが検知されると、これに応じた角度データが台形補正処理部202eに出力される。この場合、台形補正処理部202eは、合成画像データにおける顔面の上方側の一部の面積を、実際の顔面の面積に近づける台形補正処理を行う。一方、角度センサ206において、カメラが上方側に向いた携帯電話機101の傾きが検知されると、これに応じた角度データが台形補正処理部202eに出力される。この場合、台形補正処理部202eは、合成画像データ701における顔面の下方側の面積の一部を、実際の顔面の面積に近づける台形補正処理を行う。なお、角度センサ206において、携帯電話機101の傾きが検知されない場合には、角度データが台形補正処理部202eに出力されることはない。この場合、台形補正処理部202eは、合成画像データ701に対して台形補正処理を行うことなく、当該合成画像データ701を送信部203に受け渡す。
携帯電話機101のカメラが被写体よりも上方側に配置された場合、合成画像生成部202dにより図8に示すような合成画像データ701aが生成される。図8は、携帯電話機101のカメラが被写体よりも上方側に配置された場合の合成画像データ701aを示している。図8に示す合成画像データ701aにおいては、図7に示す合成画像データ701よりも、ユーザの顔面の上方側の部分(頭部の周辺部分)の面積が広くなっていることが分かる。台形補正処理部202eは、このような合成画像データ701aにおける上方側の部分の面積を、図7に示す合成画像データ701の該当する部分の面積に近づける台形補正処理を行う。これにより、被写体の顔面の上方側の一部の面積が不適切に広くなるような画像データが通話相手に送信されるのが防止される。
一方、携帯電話機101のカメラが被写体よりも下方側に配置された場合、合成画像生成部202dにより図9に示すような合成画像データ701bが生成される。図9は、携帯電話機101のカメラが被写体よりも下方側に配置された場合の合成画像データ701bを示している。図9に示す合成画像データ701bにおいては、図7に示す合成画像データ701よりもユーザの顔面の下方側の部分(顎部の周辺部分)の面積が広くなっていることが分かる。台形補正処理部202eは、このような合成画像データ701bにおける下方側の部分の面積を、図7に示す合成画像データ701の該当する部分の面積に近づける台形補正処理を行う。これにより、被写体の顔面の下方側の一部の面積が不適切に広くなるような画像データが通話相手に送信されるのが防止される。
なお、ここでは、被写体が上方側から撮影された場合、並びに、下方側から撮影された場合に台形補正処理部202eによる台形補正処理が行われる場合について示している。しかしながら、台形補正処理が行われる場合については、これに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、被写体が上方側(下方側)から撮影された場合における携帯電話機101の角度に応じて台形補正処理を行う程度を変更することは実施の形態として好ましい。この場合には、携帯電話機101のカメラの位置と被写体との位置関係に応じてより細かく合成画像データ701における顔面の面積を補正することが可能となる。また、ここでは、シフト量演算部202cで算出されるシフト量(S)から被写体間距離を算出する場合について示しているが、被写体間距離を取得する手法についてはこれに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、被写体間距離を検出する距離センサを備え、当該距離センサの検出結果に応じて被写体間距離を取得するようにしても良い。
台形補正処理部202eから合成画像データ701を受け取ると、送信部203は、当該合成画像データ701を、移動通信網103を介して通話相手の携帯電話機102に送信する(ST309)。この場合、携帯電話機102の表示部205においては、図7に示す合成画像データ701(台形補正処理が行われた場合には、合成画像データ701に近似する画像データ)が表示されることとなる。
このように本実施の形態に係るテレビ電話機機能付き端末装置(携帯電話機101)によれば、1対のカメラ(左カメラ101L及び右カメラ101R)が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布に応じてマッチングを行った後に、一方のカメラ(例えば、左カメラ101L)が撮像した画像データの一部と、他方のカメラ(例えば、右カメラ101R)が撮像した画像データの一部とを合成した合成画像データが生成され、通話相手に送信されることから、受信側の通信端末装置に特別な装備を必要とすることなく本テレビ電話機能付き端末装置で撮像した画像データを表示することできるので、既存のネットワークや一般に流通している通信端末装置を活用しながら、通話相手との間で視線に違和感を感じさせることなくテレビ電話機能を用いた通話を行うことが可能となる。
特に、本実施の形態に係るテレビ電話機機能付き端末装置においては、1対のカメラ(左カメラ101L及び右カメラ101R)が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布に応じてマッチングが行われるため、装置本体に極めて高い処理能力を要求することなく、画像データの合成を行うことが可能となる。
また、本実施の形態に係るテレビ電話機機能付き端末装置においては、1対のカメラ(左カメラ101L及び右カメラ101R)を、表示画面に表示される通話相手の画像データの目の高さに応じた位置に配設させていることから、表示画面に表示される通話相手と視線を合わせた状態でテレビ電話機能を用いた通話を行うことが可能となる。
さらに、本実施の形態に係るテレビ電話機機能付き端末装置においては、角度センサ206が検出する装置本体の傾きに対応する角度データに応じて、合成画像データを補正するようにしたので、装置本体が傾いている場合においても、通話相手に自然な画像データ等を送信することが可能となる。なお、ここでは、角度センサ206から出力される角度データに応じて合成画像データを補正する場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、1対のカメラ(左カメラ101L及び右カメラ101R)が撮像した画像データに対して補正を行うようにしても良い。この場合にも、合成画像データを補正した場合と同等の効果を得ることが可能となる。
特に、本実施の形態に係るテレビ電話機機能付き端末装置においては、合成画像データにおける被写体の顔面の一部の面積を縮小する補正を行うようにしたので、被写体の顔面の一部の面積が不適切に広くなるような画像データが通話相手に送信されるのを防止することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内において種々変更して実施することが可能である。また、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、受信側の通信端末装置(携帯電話機102)においても、送信側の携帯電話機101と同様に、画像合成部202等の機能を有する場合について説明しているが、これに限定されるものではない。受信側の通信端末装置は、送信側の携帯電話機101から到来する画像データを表示しながら通話することができる、通常のテレビ電話機能を備えていれば、いかなる通信端末装置であっても良い。
また、上記実施の形態においては、合成画像データにおける被写体の顔面の一部の面積を縮小するために台形補正処理を行う場合について説明しているが、当該補正処理の内容についてはこれに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。合成画像データにおける被写体の顔面の一部の面積を縮小することができれば、いかなる補正処理を用いても良い。
本発明の一実施の形態に係るテレビ電話機能付き端末装置が適用されるネットワークの概略構成を示す図である。 上記実施の形態に係るテレビ電話機能付き端末装置としての携帯電話機の構成を示すブロック図である。 上記実施の形態に係る携帯電話機でテレビ電話を行う場合の動作について説明するためのフロー図である。 上記実施の形態に係る携帯電話機で撮影された画像データの一例を示す図である。 上記実施の形態に係る携帯電話機で撮影された画像データから抽出される領域を説明するための図である。 図5に示す領域から抽出された画像データから生成される明度分布データと、シフト量との関係を説明するための図である。 図4(a)に示す画像データの左半分と、図4(b)に示す画像データの右半分とが合成された合成画像データを示す図である。 上記実施の形態に係る携帯電話機のカメラが被写体よりも上方側に配置された場合の合成画像データを示す図である。 上記実施の形態に係る携帯電話機のカメラが被写体よりも下方側に配置された場合の合成画像データを示す図である。
符号の説明
101、102 携帯電話機(テレビ電話機能付き端末装置)
101L、102L 左カメラ
101R、102R 右カメラ
103 移動通信網
201 制御部
202 画像合成部
203 送信部
204 受信部
205表示部
206 角度センサ

Claims (10)

  1. 通話相手の画像データを表示する表示手段と、前記表示手段を挟んで当該表示手段の中央近傍の側方側に配設され、被写体の画像を撮像する1対の撮像手段と、一方の前記撮像手段が撮像した画像データの一部と他方の前記撮像手段が撮像した画像データの一部とを合成した合成画像データを生成する画像合成手段と、前記合成画像データを通話相手に送信する送信手段とを具備し、
    前記画像合成手段は、前記1対の撮像手段が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布に応じてマッチングを行った後に両者の画像データを合成した合成画像データを生成することを特徴とするテレビ電話機能付き端末装置。
  2. 前記一対の撮像手段は、前記表示手段に表示される通話相手の画像データの目の高さに応じた位置に配設されることを特徴とする請求項1記載のテレビ電話機能付き端末装置。
  3. 装置本体の角度を検出する角度検出手段を更に具備し、前記画像合成手段は、前記角度検出手段で検出される装置本体の角度に応じて前記1対の撮像手段が撮像した画像データ又は前記合成画像データを補正することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のテレビ電話機能付き端末装置。
  4. 前記画像合成手段は、前記1対の撮像手段が撮像した画像データ又は前記合成画像データにおける被写体の顔面の一部の面積を縮小する補正を行うことを特徴とする請求項3記載のテレビ電話機能付き端末装置。
  5. 前記画像合成手段は、前記撮像手段が被写体の顔面を上方側から撮像した場合に当該顔面における上方側の一部の面積を縮小する補正を行うことを特徴とする請求項4記載のテレビ電話機能付き端末装置。
  6. 前記画像合成手段は、前記撮像手段が被写体の顔面を下方側から撮像した場合に当該顔面における下方側の一部の面積を縮小する補正を行うことを特徴とする請求項4記載のテレビ電話機能付き端末装置。
  7. 携帯電話機であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のテレビ電話機能付き端末装置。
  8. 通話相手の画像データを表示する表示手段と、前記表示手段を挟んで当該表示手段の中央近傍の側方側に配設され、被写体の画像を撮像する1対の撮像手段とを具備する端末装置を用いたテレビ電話方法であって、
    前記1対の撮像手段が撮像した画像データにおける一定領域の明度分布を計算し、当該明度分布に応じて一方の前記撮像手段が撮像した画像データと他方の前記撮像手段が撮像した画像データとのマッチングを行い、一方の前記撮像手段が撮像した画像データの一部と他方の前記撮像手段が撮像した画像データの一部とを合成した合成画像データを生成し、前記合成画像データを通話相手に送信することを特徴とするテレビ電話方法。
  9. 前記端末装置の角度を検出し、当該端末装置の角度に応じて前記1対の撮像手段が撮像した画像データ又は前記合成画像データを補正することを特徴とする請求項8記載のテレビ電話方法。
  10. 前記1対の撮像手段が撮像した画像データ又は前記合成画像データにおける被写体の顔面の一部の面積を縮小する補正を行うことを特徴とする請求項9記載のテレビ電話方法。
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