JP6155471B2 - 画像生成装置、撮像装置および画像生成方法 - Google Patents

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Description

本開示は、複数の撮像部を有し、立体視用の画像を撮像可能な撮像装置に関する。
特許文献1は、主撮像部と従撮像部とを備え、3D画像を生成するデジタルカメラを開示する。このデジタルカメラは、主撮像部から得られる主画像信号と従撮像部から得られる従画像信号との間に生じる視差を抽出する。そして、抽出した視差に基づき、主画像信号から新たな従画像信号を生成し、主画像信号と新たな従画像信号とで3D画像を生成する。
特許文献2は、左右の撮影倍率が異なった状態でステレオ撮影を行うことができるステレオカメラを開示する。このステレオカメラは、第1の画像データを生成する第1の撮像手段と、第1の画像データよりも画角が広い第2の画像データを生成する第2の撮像手段とを有する。そして、第2の画像データから、第1の画像データに対応する範囲を第3の画像データとして切り出し、第1の画像データと第3の画像データとでステレオ画像データを生成する。
また、特許文献1、2は、主撮像部(第1の撮像手段)は光学ズーム機能を備え、従撮像部(第2の撮像手段)は光学ズーム機能を備えず電子ズーム機能を備えた構成を開示している。
特開2005−20606号公報 特開2005−210217号公報
本開示は、光学的特性および撮像素子の仕様が異なる一対の撮像部で撮像される一対の画像または動画から、品質の良い立体視用の画像または動画を得るのに有効な画像生成装置および撮像装置を提供する。
本開示の画像生成装置は、画角合わせ部と、補間画素生成部と、視差情報生成部と、画像生成部と、を備える。画角合わせ部は、第1画像信号と、第1画像信号よりも高解像度であって第1画像信号以上の画角を有する第2画像信号と、が入力され、第1画像信号に基づき、第2画像信号の少なくとも一部を切り出して切り出し画像信号を生成するように構成されている。補間画素生成部は、第1画像信号を高解像度化するための補間画素を生成するように構成されている。視差情報生成部は、補間画素を用いて高解像度化された第1画像信号と、切り出し画像信号と、に基づき視差情報を生成するように構成されている。画像生成部は、視差情報に基づき、高解像度化された第1画像信号から新たな画像信号を生成するように構成されている。
本開示の撮像装置は、第1撮像部と、第2撮像部と、画角合わせ部と、補間画素生成部と、視差情報生成部と、画像生成部と、を備える。第1撮像部は、第1画像を撮像して第1画像信号を出力するように構成されている。第2撮像部は、第1画像以上の画角を有する第2画像を、第1画像よりも高解像度で撮像して第2画像信号を出力するように構成されている。画角合わせ部は、第1画像信号に基づき、第2画像信号の少なくとも一部を切り出して切り出し画像信号を生成するように構成されている。補間画素生成部は、第1画像信号を高解像度化するための補間画素を生成するように構成されている。視差情報生成部は、補間画素を用いて高解像度化された第1画像信号と、切り出し画像信号と、に基づき視差情報を生成するように構成されている。画像生成部は、視差情報に基づき、高解像度化された第1画像信号から新たな画像信号を生成するように構成されている。
また、本開示の撮像装置は、補間フレーム生成部をさらに備える。そして、第1撮像部は、第1画像信号を動画信号として出力することができるように構成されている。第2撮像部は、第2画像信号を第1画像信号よりも高解像度かつ低フレームレートの動画信号として出力することができるように構成されている。補間フレーム生成部は、切り出し画像信号を高フレームレート化するための補間フレームを生成するように構成されている。視差情報生成部は、高解像度化された第1画像信号と、補間フレームを用いて高フレームレート化された切り出し画像信号と、に基づき視差情報を生成するように構成されている。
本開示の画像生成方法は、第1画像信号に基づき、第1画像信号よりも高解像度であって第1画像信号以上の画角を有する第2画像信号から、少なくとも一部を切り出して切り出し画像信号を生成し、第1画像信号を高解像度化するための補間画素を生成し、補間画素を用いて高解像度化された第1画像信号と、切り出し画像信号と、に基づき視差情報を生成し、視差情報に基づき、高解像度化された第1画像信号から新たな画像信号を生成する。
図1は、実施の形態1における撮像装置の外観図である。 図2は、実施の形態1における撮像装置の回路構成を概略的に示す図である。 図3は、実施の形態1における撮像装置の立体動画撮影時の動作を説明するフローチャートである。 図4は、実施の形態1における撮像装置の構成を機能毎にブロック分けして示す図である。 図5は、実施の形態1における撮像装置の画像信号の処理の流れの一例を概略的に示す図である。 図6Aは、実施の形態1における撮像装置で撮像された第1画像の一例を示す図である。 図6Bは、実施の形態1における撮像装置で撮像された第2画像の一例を示す図である。 図7は、実施の形態1における撮像装置で撮影された第1画像と第2画像の各画素の発生時刻の差を概略的に示す図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図7を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は、実施の形態1における撮像装置110の外観図である。撮像装置110は、モニター113と、第1レンズ部111を有する撮像部(以下、「第1撮像部」と記す)と、第2レンズ部112を有する撮像部(以下、「第2撮像部」と記す)と、を備えている。撮像装置110は、このように複数の撮像部を有し、それぞれの撮像部で静止画撮像および動画撮影が可能である。
第1レンズ部111は、第1撮像部の撮像方向が前方を向くように、撮像装置110の本体前方に設けられている。
モニター113は、開閉可能に撮像装置110本体に設けられ、撮像画像を表示するためのディスプレイ(図1には示さず)を有する。ディスプレイは、モニター113を開いたとき、第1撮像部の撮像方向とは反対側の面、すなわち撮像装置110の後方にいる使用者(図示せず)が観測できる側に、備えられている。
第2レンズ部112は、モニター113の、ディスプレイの設置側と反対側に配置され、モニター113を開いたときに第1撮像部と同じ方向を撮像できるように構成されている。
撮像装置110では、第1撮像部を主たる撮像部とし、第2撮像部を従たる撮像部とする。そして、図1に示すように、モニター113を開いた状態にすることで、これら2つの撮像部を用いて、立体視用の静止画(以下、「立体画像」と記す)の撮像および立体視用の動画(以下、「立体動画」と記す)の撮影が可能である。主たる第1撮像部は光学ズーム機能を有し、使用者は、このズーム機能を任意のズーム倍率に設定して静止画撮像または動画撮影が可能である。
本実施の形態では、右眼視点の画像を第1撮像部で撮像し、左眼視点の画像を第2撮像部で撮像する例を説明する。したがって、図1に示すように、撮像装置110では、撮像方向に向かって右側に第1レンズ部111が配置され、撮像方向に向かって左側に第2レンズ部112が配置されている。しかし、本実施の形態は何らこの構成に限定されるものではなく、第1撮像部で左眼視点の画像を撮像し、第2撮像部で右眼視点の画像を撮像するように構成してもよい。以下、第1撮像部で撮像した画像を「第1画像」とし、第2撮像部で撮像した画像を「第2画像」とする。
なお、従たる第2撮像部が有する第2レンズ部112は、第1レンズ部111と比較して口径が小さく、光学ズーム機能も備えていない。そのため、第2撮像部は、設置に必要な容積が第1撮像部と比較して小さく、モニター113に搭載することができる。
本実施の形態では、第1撮像部で撮像される右眼視点の画像を、立体画像を構成する右眼用画像としてそのまま用いることはせず、また、第2撮像部で撮像される左眼視点の画像を、立体画像を構成する左眼用画像として用いることをしない。詳細は後述するが、本実施の形態では、第1撮像部で撮像された第1画像と第2撮像部で撮像された第2画像とをそれぞれ高画質化し、高画質化した後の画像を比較することにより視差量を算出し、算出した視差量にもとづき立体画像を生成する。
この視差量とは、第1画像と第2画像とを同一画角にして重ね合わせたときに生じる被写体の位置のずれの大きさのことである。このずれは、第1撮像部と第2撮像部との配置位置の違い(視差)により生じる。自然な立体感を有する立体画像を生成するためには、第1撮像部の光軸と第2撮像部の光軸とが、人の視差方向と同様に地面に対して水平になるように、かつ左右の眼の離間幅と同程度離間するように、設定されていることが望ましい。
そのために、撮像装置110では、第1レンズ部111と第2レンズ部112とを、使用者が撮像装置110を正常に保持(立体画像を撮像する状態で保持)したときに、それぞれの光学中心が実質的に同一の水平面(地面に水平な面)上に位置するように、配置する。また、第1レンズ部111の光学中心と第2レンズ部112の光学中心との距離が、30mm以上65mm以下となるようにそれぞれの配置位置を設定する。
また、自然な立体感を有する立体画像を生成するためには、第1レンズ部111および第2レンズ部112は、それぞれの配置位置から被写体までの距離が互いに実質的に等しいことが望ましい。そのために、撮像装置110では、第1レンズ部111および第2レンズ部112を、エピポーラ拘束(Epipolar Constraint)を実質的に満足するように配置する。すなわち、第1レンズ部111および第2レンズ部112を、それぞれの光学中心が、第1撮像部が有する撮像素子または第2撮像部が有する撮像素子の撮像面に実質的に平行な1つの平面上に位置するように、配置する。
なお、これらの条件は、厳密に満たされなければならない、というわけではなく、実用上問題が生じない範囲での誤差は許容される。また、仮にこれらの条件が満足されなくとも、画像の拡大縮小、回転、平行移動等を計算で行うアフィン変換を実行することにより、これらの条件を満足する画像に変換することも可能である。そして、アフィン変換を施した画像を用いて視差量を算出すればよい。
また、撮像装置110では、第1撮像部の光軸と第2撮像部の光軸とが互いに平行になるように第1レンズ部111および第2レンズ部112を配置する(以下、「平行法」と記す)。しかし、第1撮像部の光軸と第2撮像部の光軸とが所定の一点で交差するように第1レンズ部111および第2レンズ部112を配置(以下、「交差法」と記す)してもよい。また、平行法で撮像された画像を、アフィン変換により、交差法で撮像されたかのような画像に変換することも可能である。
なお、これらの条件が満たされた状態で撮像される第1画像および第2画像では、被写体の位置はエピポーラ拘束条件を実質的に満たす。この場合、後述する立体画像の生成過程において、一方の画像(例えば、第1画像)で被写体の位置が確定すると、他方の画像(例えば、第2画像)での被写体の位置は比較的容易に算出できるので、立体画像の生成過程における演算量を軽減できる。逆に、これらの条件で満たされない項目が増えるほど、アフィン変換等の演算量が増えるので、立体画像の生成過程における演算量は増大する。
図2は、実施の形態1における撮像装置110の回路構成を概略的に示す図である。
撮像装置110は、第1撮像部である第1撮像ユニット200、第2撮像部である第2撮像ユニット210、CPU220、RAM221、ROM222、加速度センサ223、ディスプレイ225、エンコーダー226、記憶装置227、入力装置224を有する。
第1撮像ユニット200は、第1レンズ群201、第1撮像素子である第1CCD(Charge Coupled Device)202、第1A/D変換IC203、および第1アクチュエーター204を備える。
第1レンズ群201は、図1に示した第1レンズ部111に相当し、光学ズームが可能なズームレンズおよびフォーカス調節が可能なフォーカスレンズ、を含む複数のレンズで構成される光学系である。さらに、第1レンズ群201には、第1CCD202で受光する光の量(光量)を調節する光学式の絞り(図示せず)が備えられている。第1レンズ群201を通して取り込まれた光は、第1レンズ群201で光学ズーム、フォーカスおよび光量の各調節がなされた後、第1CCD202の撮像面に被写体像として結像する。この画像が第1画像である。
第1CCD202は、撮像面で受光した光を電気信号に変換して出力するように構成されている。この電気信号は、光の強さ(光量)に応じて電圧値が変化するアナログ信号である。
第1A/D変換IC203は、第1CCD202から出力されるアナログの電気信号を、デジタルの電気信号に変換するように構成されている。このデジタル信号が第1画像信号である。
第1アクチュエーター204は、第1レンズ群201に含まれるズームレンズおよびフォーカスレンズを駆動するように構成されたモータを有する。このモータは、CPU220から出力される制御信号により制御される。
本実施の形態では、第1撮像ユニット200は、第1画像を「水平方向の画素数1,920、垂直方向の画素数1,080」の画像信号にして出力するものとして、以下の説明を行う。また、第1撮像ユニット200は、静止画の撮像だけでなく、動画撮影も可能に構成されており、一般的な動画と同様のフレームレート(例えば、60Hz)での動画撮影を行うことができる。したがって、第1撮像ユニット200では、高品質で滑らかな動画を撮影することが可能である。なお、フレームレートとは、単位時間(例えば、1秒間)に撮像する画像の枚数のことであり、フレームレートを60Hzにして動画撮影すると、1秒間に60枚の画像が連続して撮像される。
なお、第1画像の画素数および動画撮影時のフレームレートは何ら上述の数値に限定されるものではなく、撮像装置110の仕様等に応じて適切に設定することが望ましい。
第2撮像ユニット210は、第2レンズ群211、第2撮像素子である第2CCD212、第2A/D変換IC213、および第2アクチュエーター214を備える。
第2レンズ群211は、図1に示した第2レンズ部112に相当し、フォーカス調節が可能なフォーカスレンズを含む複数のレンズで構成される光学系である。第2レンズ群211を通して取り込まれた光は、第2レンズ群211でフォーカスの調節がなされた後、第2CCD212の撮像面に被写体像として結像する。この画像が第2画像である。
なお、第2レンズ群211は、上述したように光学ズーム機能を備えていない。そのため、光学ズームレンズではなく単焦点レンズを有する。また、第2レンズ群211は、第1レンズ群201よりも小型のレンズ群から構成され、第2レンズ群211の対物レンズには、第1レンズ群201の対物レンズよりも口径が小さいものが用いられている。これにより、第2撮像ユニット210を第1撮像ユニット200よりも小型化し、撮像装置110全体を小型化して使い勝手(携帯性、操作性)を向上するとともに、第2撮像ユニット210の配置位置に関する自由度を高めている。これにより、図1に示したように、第2撮像ユニット210をモニター113に搭載することができる。
第2CCD212は、第1CCD202と同様に、撮像面で受光した光をアナログの電気信号に変換して出力するように構成されている。ただし、本実施の形態における第2CCD212は、第1CCD202よりも高い解像度を有する。したがって、第2画像の画像信号は、第1画像の画像信号よりも解像度が高く、画素数が多い。これは、第2画像の画像信号の一部を取り出して使用するためである。これらの詳細は後述する。
第2A/D変換IC213は、第2CCD212から出力されるアナログの電気信号を、デジタルの電気信号に変換するように構成されている。このデジタル信号が第2画像信号である。
第2アクチュエーター214は、第2レンズ群211に含まれるフォーカスレンズを駆動するように構成されたモータを有する。このモータは、CPU220から出力される制御信号により制御される。
本実施の形態では、第2撮像ユニット210は、第2画像を「水平方向の画素数7,680、垂直方向の画素数4,320」の画像信号にして出力するものとして、以下の説明を行う。また、第2撮像ユニット210は、第1撮像ユニット200と同様に、静止画の撮像だけでなく、動画撮影も可能に構成されている。ただし、第2画像信号は第1画像信号よりも解像度が高く、画素数が多いため、第2撮像ユニット210における動画撮影の際のフレームレートは、第1撮像ユニット200での動画撮影の際のフレームレートよりも低い(例えば、30Hz)。
なお、第2画像の画素数および動画撮影時のフレームレートは何ら上述の数値に限定されるものではなく、撮像装置110の仕様等に応じて適切に設定することが望ましい。
なお、本実施の形態では、撮像素子の撮像面に結像した被写体像を電気信号に変換し、A/D変換ICから画像信号として出力する一連の動作を「撮像」とする。第1撮像部では第1画像を撮像して第1画像信号を出力し、第2撮像部では第2画像を撮像して第2画像信号を出力する。
なお、本実施の形態では、第1撮像素子および第2撮像素子にCCDを用いる例を説明したが、第1撮像素子および第2撮像素子は、受光した光を電気信号に変換する撮像素子であればよく、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等であってもよい。
ROM(Read Only Memory)222は、CPU220を動作させるプログラムやパラメータ等の各種データが記憶されており、それらのデータをCPU220が任意に読み出すことができるように構成されている。ROM222は、不揮発性型の半導体記憶素子で構成され、撮像装置110の電源がオフになっても、記憶されたデータは保持される。
入力装置224は、使用者の指示を受け付けることができるように構成された入力装置の総称である。入力装置224には、例えば、使用者が操作する電源ボタンや設定ボタン等の各種ボタン、タッチパネル、レバー等が含まれる。本実施の形態では、タッチパネルがディスプレイ225に設けられている例を説明する。しかし、入力装置224は、何らこれらの構成に限定されるものではなく、例えば音声入力装置を備えていてもよく、あるいは、全ての入力操作をタッチパネルで行う構成や、逆にタッチパネルを備えず全ての入力操作をボタンやレバー等で行う構成であってもよい。
CPU(Central Processing Unit)220は、ROM222から読み出したプログラムやパラメータ、入力装置224で受け付けられた使用者の指示、等にもとづき動作し、撮像装置110全体の制御、および各種演算処理を行うように構成されている。この各種演算処理には、第1画像信号および第2画像信号に関する画像信号処理が含まれる。この画像信号処理の詳細は後述する。
本実施の形態では、CPU220にマイクロコンピューターを用いているが、例えば、マイクロコンピューターに代えてFPGA(Field Programmable Gate Array)を用い、同様の動作を行うように構成してもよい。
RAM(Random Access Memory)221は、揮発性型の半導体記憶素子で構成され、CPU220からの指示にもとづき、CPU220を動作させるプログラムの一部、プログラム実行時のパラメータ、使用者の指示、等を一時的に記憶するように構成されている。RAM221に記憶されたデータは、CPU220が任意に読み出すことができ、CPU220の指示によって任意に書き換えが可能である。
加速度センサ223は、一般的に用いられている加速度検出センサであり、撮像装置110の動きや姿勢の変化を検出するように構成されている。加速度センサ223では、例えば、撮像装置110が地面に対して平行に保たれているかどうか、が検出され、この検出結果はディスプレイ225に表示される。したがって、使用者はその表示を見ることで、撮像装置110が地面に対して水平に保たれているかどうか、すなわち、撮像装置110が立体画像の撮像に適した状態(姿勢)にあるかどうか、を判断することができる。これにより、使用者は、撮像装置110を適切な姿勢に保って立体画像の撮像や立体動画の撮影を行うことができる。
なお、撮像装置110は、加速度センサ223での検出結果にもとづき手振れ補正等の光学系制御を行う構成であってもよい。また、加速度センサ223は、3軸方向のジャイロスコープ(3軸ジャイロセンサ)であってもよく、複数のセンサを組み合わせて用いる構成であってもよい。
ディスプレイ225は、一般に用いられている液晶ディスプレイパネルで構成され、図1に示したモニター113に搭載されている。ディスプレイ225は、上述したタッチパネルが表面に取り付けられており、画像表示と使用者の指示受け付けを同時に行うことができるように構成されている。ディスプレイ225に表示される画像には、(1)撮像装置110で撮像中の画像(第1撮像ユニット200または第2撮像ユニット210から出力される画像信号にもとづく画像)、(2)記憶装置227に記憶されている画像信号にもとづく画像、(3)CPU220で信号処理された画像信号にもとづく画像、(4)撮像装置110の各種設定項目を表示するメニュー表示画面、等がある。ディスプレイ225には、これらの画像が選択的に、または複数の画像を互いに重畳した画像が、表示される。なお、ディスプレイ225は、何ら上述の構成に限定されるものではなく、薄型で低消費電力の画像表示装置であればよく、例えばEL(Electro Luminescence)パネル等で構成されていてもよい。
エンコーダー226は、撮像装置110で撮像した画像にもとづく画像信号や撮像した画像に関連する情報を、所定の方式で符号化(エンコード)するように構成されている。これは、データ量を低減して記憶装置227に記憶するためである。この符号化の方式は、一般的に用いられている画像圧縮方式であり、例えば、MPEG−2や、H.264/MPEG−4 AVC、等である。
記憶装置227は、任意に書き換えが可能な比較的大容量の記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)で構成され、エンコーダー226で符号化されたデータ等を読み出し可能に記憶するように構成されている。また、記憶装置227に記憶するデータには、CPU220で生成された立体画像の画像信号、立体画像の表示に必要な情報、が含まれる。なお、記憶装置227は、第1撮像ユニット200または第2撮像ユニット210から出力される画像信号を、符号化処理を施さずにそのまま記憶するように構成されていてもよい。また、記憶装置227は、何らHDDに限定されるものではなく、例えば、半導体記憶素子を内蔵したメモリーカードや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体に記憶する構成であってもよい。
[1−2.動作]
以上のように構成された撮像装置110について、その動作を以下に説明する。
以下、本実施の形態では、撮像装置110の第1撮像ユニット200および第2撮像ユニット210において、立体動画の撮影を行うときの動作を説明する。したがって、特に断りが無い限り、第1画像、第2画像は、ともに動画であるものとする。なお、撮像装置110で立体画像(静止画)の撮像を行うときは、第1画像、第2画像は共に静止画であるので、その場合は、後述するフレームレートの変換に関する動作は行われない。
図3は、実施の形態1における撮像装置110の立体動画撮影時の動作を説明するフローチャートである。
立体動画の撮影を行うとき、撮像装置110では主に以下の動作を行う。
第1撮像ユニット200から第1画像信号が、第2撮像ユニット210から第2画像が、それぞれ出力される(ステップS101)。
第1画像として撮像された範囲(画角)に相当する部分を第2画像信号から切り出して(ステップS103)、切り出し画像信号を生成する(ステップS105)。
第1画像信号および切り出し画像信号のそれぞれに関して動き検出を行う(ステップS107)。
切り出し画像信号にもとづき第1画像信号を高解像度化する(ステップS109)。
切り出し画像信号を、第1画像信号のフレームレートに合わせて高フレームレート化する(ステップS111)。
高解像度化された第1画像信号と、高フレームレート化された切り出し画像信号とから、視差情報を生成する(ステップS113)。
視差情報にもとづき、高解像度化された第1画像信号から新たな第2画像信号を生成する。高解像度化された第1画像信号を右眼用画像信号とし、新たな第2画像信号を左眼用画像信号とする立体画像信号を出力(または、記憶装置227に記憶)する(ステップS115)。
使用者に動画撮影の終了が指示されるまで、一連の動作を繰り返す(ステップS117)。
なお、「画角(Angle of view)」とは、画像として撮像される範囲のことであり、一般的には角度で表現される。
次に、撮像装置110で立体動画撮影をしているときに行われる主な動作を、機能毎にブロック分けして説明する。また、各機能ブロックで画像信号がどのように処理されるのかを、一例を挙げて図面に示す。
図4は、実施の形態1における撮像装置110の構成を機能毎にブロック分けして示す図である。
図5は、実施の形態1における撮像装置110の画像信号の処理の流れの一例を概略的に示す図である。
撮像装置110の構成を、立体動画の撮影をしているときに動作する主な機能で分けて示すと、撮像装置110は、図4に示すように、第1撮像部300、第2撮像部310、画像信号処理部320、表示部340、入力部350、の5つのブロックに大別することができる。
第1撮像部300は、第1光学部301、第1撮像素子302、第1A/D変換部303、第1光学制御部304、を備える。第1撮像部300は、図2に示した第1撮像ユニット200に相当する。また、第1光学部301は第1レンズ群201に、第1撮像素子302は第1CCD202に、第1A/D変換部303は第1A/D変換IC203に、第1光学制御部304は第1アクチュエーター204に、それぞれ相当する。重複するのでこれらの説明は省略する。
第2撮像部310は、第2光学部311、第2撮像素子312、第2A/D変換部313、第2光学制御部314、を備える。第2撮像部310は、図2に示した第2撮像ユニット210に相当する。また、第2光学部311は第2レンズ群211に、第2撮像素子312は第2CCD212に、第2A/D変換部313は第2A/D変換IC213に、第2光学制御部314は第2アクチュエーター214に、それぞれ相当する。重複するのでこれらの説明は省略する。
ここでは、一例として図5に示すように、第1撮像部300は、画素数が1920×1080、フレームレートが60Hzの第1画像信号を出力し、第2撮像部310は、画素数が7680×4320、フレームレートが30Hzの第2画像信号を出力するものとして、以下の説明を行う。
なお、図5に示す数値は、単に一例を挙げたものに過ぎず、本実施の形態は何らこれらの数値に限定されるものではない。
表示部340は、図2に示したディスプレイ225に相当する。入力部350は、図2に示した入力装置224に相当する。入力部350に含まれるタッチパネルは、表示部340の表面に取り付けられており、表示部340では、画像の表示と使用者の指示受け付けを同時に行うことができる。重複するのでこれらの説明は省略する。
画像信号処理部320は、図2に示したCPU220に相当する。
なお、CPU220では、撮像装置110全体の制御や各種演算処理が行われるが、図4には、撮像装置110で立体動画撮影を行うときにCPU220で行われる演算処理(画像信号処理)および制御動作に関連する主な機能のみをブロック分けして示しており、他の動作に関する機能は省略している。これは、撮像装置110で立体動画を撮影するときの動作を分かりやすく示すためである。
なお、画像信号処理部320として図4に示す各機能ブロックは、CPU220で行われる演算処理および制御動作の主なものを機能別に分けて示しているに過ぎず、CPU220の内部が図4に示す各機能ブロックに物理的に分けられているわけではない。しかし、以下では便宜的に画像信号処理部320が図4に示す各部を有するものとして説明を行う。
なお、CPU220は、図4に示す各機能ブロックに相当する電子回路を備えたICまたはFPGAで構成してもよい。
画像信号処理部320は、図4に示すように、画角合わせ部321、フレームメモリ322、323、動き検出部324、325、動き補正部326、補間画素生成部327、補間フレーム生成部328、信頼性情報生成部329、視差情報生成部330、画像生成部331、撮像制御部332、を有する。
画角合わせ部321は、第1撮像部300から出力される第1画像信号および第2撮像部310から出力される第2画像信号が入力される。そして、撮像範囲が互いに等しいと判断される画像信号を各入力画像信号から取り出す。
第1撮像部300では光学ズームによる撮像が可能であり、第2撮像部310では単焦点レンズによる撮像が行われる。第1光学部301が広角端のときの第1画像の画角が第2画像の画角以下になるように各撮像部が設定されていれば、第2画像に撮像される範囲には、常に第1画像に撮像される範囲が含まれることになる。
そこで、画角合わせ部321では、第1画像として撮像された範囲(画角)に相当する部分を第2画像信号から取り出す。以下、第2画像信号から取り出された画像信号を「切り出し画像信号」と呼称し、切り出し画像信号による画像を「切り出し画像」と呼称する。したがって、切り出し画像は、画角合わせ部321において第1画像の撮像範囲に等しいと判断された範囲の画像になる。
切り出し画像信号として第2画像信号から取り出す範囲を特定する際の手順について、図面を用いて説明する。
図6Aは、実施の形態1における撮像装置110で撮像された第1画像の一例を示す図である。図6Bは、実施の形態1における撮像装置110で撮像された第2画像の一例を示す図である。
なお、図6Aには、第1光学部301の光学ズーム機能のズーム倍率を上げて撮像された第1画像を示す。図6A、図6Bに示す通り、ズーム倍率を上げて撮像された第1画像よりも、撮像の際に光学ズームができない第2画像の方が、画角が広く、この第2画像には第1画像よりも広い範囲が撮像されている。
画像信号処理部320の撮像制御部332は、第1光学制御部304を介して第1光学部301の光学ズームを制御する。したがって、画像信号処理部320は、第1画像が撮像されたときの第1光学部301のズーム倍率を、第1画像の付帯情報として取得することができる。一方、第2光学部311では光学ズームができないので、第2画像を撮像するときのズーム倍率は固定されている。画角合わせ部321は、これらの情報に基づいて第1画像と第2画像との画角の差を算出し、その算出結果にもとづき第2画像信号から第1画像の撮像範囲(画角)に相当する領域を特定して切り出す。
このとき、画角合わせ部321は、第1画像の画角に相当する領域よりもやや広い範囲(例えば、10%程度広い範囲)をまず切り出す。これは、第1画像の中心と第2画像の中心との間に若干のずれが生じる可能性があるためである。
次に、画角合わせ部321は、この切り出した範囲に対して、一般に用いられているパターンマッチングを行い、第1画像の撮像範囲に相当する領域を特定して再度切り出す。これにより、比較的負荷の軽い演算処理で高速に切り出し画像信号を生成することができる。なお、画角や解像度が互いに異なる2枚の画像を比較して撮像範囲が互いに共通する領域を特定するパターンマッチング等の手法は、一般に知られた手法であるので、説明を省略する。
このようにして、画角合わせ部321は、第1画像信号の撮像範囲に実質的に等しい領域を第2画像信号から取り出し、切り出し画像信号を生成する。図6A、図6Bに示す例では、図6Bに破線で示す画素数3840×2160の領域が、こうして切り出された領域である。なお、この切り出し画像信号のフレームレートは、図5に示すように、第2画像信号と同じフレームレート(例えば、30Hz)である。
なお、第1光学部301と第2光学部311との配置位置の違い(視差)により、第1画像と第2画像とでは画像内における被写体の位置に差が生じる。そのため、第2画像における第1画像に対応する領域が、第1画像に完全に合致する可能性は低い。したがって、画角合わせ部321でパターンマッチングを行う際は、第1画像信号と類似度が最も大きくなる領域を第2画像信号において探索し、その領域を第2画像信号から取り出して切り出し画像信号とすることが望ましい。
そして、画角合わせ部321は、切り出し画像信号と第1画像信号を後段に出力する。なお、第1画像と第2画像の画角が互いに等しいときには、第2画像信号をそのまま切り出し画像信号として用いることもある。
なお、画角合わせ部321における動作は、何ら上述した動作に限定されるものではない。例えば、第1画像の画角が第2画像の画角より広ければ、第1画像信号から第2画像の撮像範囲に相当する領域を取り出して切り出し画像信号を生成するように動作してもよい。また、第1画像と第2画像とで撮像範囲に差があるときには、撮像範囲が互いに等しい領域を第1画像信号と第2画像信号とのそれぞれから取り出して後段に出力するように動作してもよい。
なお、本実施の形態は、画角合わせ部321において第1画像信号と第2画像信号との比較に用いる手法を、何らパターンマッチングに限定するものではなく、その他の比較・照合手法を用いて切り出し画像信号を生成してもよい。
画角合わせ部321から出力される切り出し画像信号(例えば、図6Bに示す画素数3840×2160の画像信号)はフレームメモリ323に記憶され、第1画像信号(例えば、図6Aに示す画素数1920×1080の画像信号)はフレームメモリ322に記憶される。
このとき、各画像信号は、付帯情報として、各画素の発生時刻(撮像時刻)を有する。グローバルシャッター方式(1枚の画像撮像時において、撮像部が備える全ての受光素子が同時刻に受光する方式)では、各画素の発生時刻(撮像時刻)は実質的に互いに等しい。しかし、ローリングシャッター方式(1枚の画像撮像時において、撮像部が備える行列状に配置された受光素子の一方の辺から他方の辺に向かって順次受光が行われる方式)では、画素の配置位置に応じて発生時刻(撮像時刻)に差が生じる。したがって、第1画像と第2画像の一方もしくは双方がローリングシャッター方式で撮像された場合、第1画像と第2画像とでは、同じ被写体であっても撮像時刻に差が生じる可能性がある。
この撮像時刻の差について図面を用いて説明する。
図7は、実施の形態1における撮像装置110で撮影された第1画像と第2画像の各画素の発生時刻の差を概略的に示す図である。
なお、第1画像はフレームレート60Hzで撮影された動画であり、第2画像はフレームレート30Hzで撮影された動画であり、第1画像、第2画像共にローリングシャッター方式で撮像されているものとして説明する。また、図7に「A1」で示す画素は図6Aに「A1」で示す画素を表し、図7に「A2」で示す画素は図6Bに「A2」で示す画素を表す。また、「A1」で示す画素と「A2」で示す画素は実質的に同じ被写体(領域)を表しており、互いに対応しているものとする。また、図6A、6Bでは画素「A1」、「A2」を四角い枠で囲っているが、この枠は便宜的に示しているものであり、この枠の中央にある画素が画素「A1」、「A2」であるものとする。
なお、第1画像は第2画像よりも画素数が少ないため、第1画像の1つの画素に対応する領域は第2画像では複数の画素となるが、ここでは便宜的に画素「A1」と画素「A2」とは互いに対応しているものとする。
第1画像を撮像するときに1枚目の第1画像(時刻0/60秒に撮像が開始される第1画像)において画素「A1」が発生するまでの時間t1は、第2画像を撮像するときの1枚目の第2画像(時刻0/60秒に撮像が開始される第2画像)における画素「A2」が発生するまでの時間t2よりも短い。第1画像のフレームレートが60Hz、第2画像のフレームレートが30Hzであれば、1枚の第2画像を撮像する間に2枚の第1画像が撮像されるので、実質的にt2=2×t1となる。
したがって、画素「A2」の位置によっては、1枚目の第1画像における画素「A1」の発生時刻よりも、2枚目の第1画像(時刻1/60秒に撮像が開始される第1画像)における画素「A1」の発生時刻の方が、画素「A2」の発生時刻に時間的に近くなる。
このように、フレームレートが異なる2つの画像を比較するときは、各画素の発生時刻が重要になる。そのため、本実施の形態では、付帯情報として、各画素の発生時刻(撮像時刻)を画像信号とともにフレームメモリに記憶する。
なお、フレームメモリ322、323は、複数フレーム分の画像信号を読み出し可能に記憶するように構成された画像信号用の記憶装置であり、例えばDRAM等の高速動作が可能な半導体記憶素子で構成される。また、フレームメモリ322、323は、CPU220の内部に設ける構成であってもよいが、RAM221の一部をフレームメモリ322、323として用いる構成であってもよい。
なお、各画素の発生時刻(撮像時刻)は、各画素が付帯情報として有する構成でもよいが、先頭の画素だけに発生時刻(撮像時刻)を付帯させ、残りの画素に関しては、先頭の画素からの発生順番にもとづき算出する構成としてもよい。
動き検出部324は、フレームメモリ322に記憶された第1画像信号にもとづき、動き検出を行う。動き検出部325は、フレームメモリ323に記憶された第2画像信号にもとづき、動き検出を行う。
動き検出部324、325は、1画素マッチング、または複数の画素の集まりで行うブロックマッチングにより、画素毎、またはブロック毎に、静止しているか、動いているかの判定を行う。動いていると判定された画素またはブロックに関しては、その画素またはブロックの近傍の領域を探索して、オプティカルフローや動きベクトル(ME:Motion Estimate)の検出を行う。動き検出自体は一般に知られた手法であるので、詳細な説明は省略する。
動き補正部326は、動き検出部324から出力される第1画像信号に関する動き検出の結果、および、動き検出部325から出力される切り出し画像信号に関する動き検出の結果を取得し、これらの動き検出の結果にもとづき動き補正の補正値を算出する。この補正値は、例えば、2つの動き検出の結果の加算平均から求める構成であってもよく、または2つの動き検出の結果の最大値または最小値から求める構成であってもよく、あるいはその他の手法で求める構成であってもよい。そして、本実施の形態では、この補正値にもとづき、第1画像信号および切り出し画像信号の動き補正が行われる。
補間画素生成部327は、第1画像信号と切り出し画像信号とを比較し、第1画像を高解像度化するための補間画素を生成する。補間画素生成部327は、第1画像信号と切り出し画像信号とを、互いに対応する画素毎またはブロック毎に比較し、切り出し画像信号にもとづき、第1画像信号を高解像度化するための補間画素信号を生成する。生成された補間画素信号は第1画像信号の対応する場所に挿入され、また、この補間により不自然な領域が生じないように第1画像信号にも修正を加えて、第1画像信号を高解像度化する。
これにより、第1画像信号は、切り出し画像信号と実質的に同じ解像度になるように高解像度化される。例えば、図5に示す例では、画素数1920×1080の第1画像信号は、この高解像度化処理により、切り出し画像信号と同解像度の、画素数3840×2160の画像信号に補正される。
なお、補間画素生成部327は、第1画像信号と切り出し画像信号とを互いに比較する際、上述の画像信号に付帯された各画素の発生時刻(撮像時刻)を参照し、時刻的に最も近い画素またはブロック同士を比較するように構成されることが望ましい。また、第1画像信号との比較に、動き補正部326で算出された補正値にもとづく動き補正がなされた切り出し画像信号を用い、より精度の高い補間画素信号を生成するように構成してもよい。
補間フレーム生成部328は、フレームメモリ323に記憶された切り出し画像信号を、フレームメモリ323に書き込むときの倍の速度で読み出す。これにより、読み出された切り出し画像信号の1フレーム期間は1/30秒から1/60秒に短縮される。あわせて、補間フレーム生成部328は、動き補正部326から出力される動き補正の補正値および切り出し画像信号にもとづき、2つの時間的に連続する切り出し画像信号の間に挿入する補間画像信号(補間フレーム)を生成する。
これにより、切り出し画像信号は、第1画像信号と実質的に同じフレームレートに高フレームレート化される。例えば、図5に示す例では、フレームレート30Hzの切り出し画像信号は、この高フレームレート化処理により、フレームレート60Hzの画像信号に補正される。
補間画素生成部327で高解像度化された第1画像信号は、フレームメモリ322に再度記憶され、補間フレーム生成部328で高フレームレート化された切り出し画像信号は、フレームメモリ323に再度記憶される。
動き補正、補間画素を生成して画像信号を高解像度化する手法、および補間フレームを生成して画像信号を高フレームレート化する手法は、それぞれ一般に知られた手法であるので、詳細な説明は省略する。
信頼性情報生成部329は、上述の画像信号に付帯された各画素の発生時刻(撮像時刻)および、動き補正部326から出力される動き補正の補正値を用いて、画素毎に信頼性情報を生成する。例えば、図7に示した例ではt2がt1の2倍に近い程、画素毎の信頼度を高くする。また、画素毎の動き補正の補正値が小さい程、画素毎の信頼度を高くする。こうして得られる信頼度が信頼性情報である。
なお、信頼性情報生成部329では、各画素に信頼性情報を付帯してもよいが、例えば、隣接する複数の画素で構成されるブロック毎に信頼性情報を付帯してもよい。
視差情報生成部330は、高解像度化された第1画像信号、および高フレームレート化された切り出し画像信号にもとづいて、視差情報を生成する。視差情報生成部330は、高解像度化された第1画像信号と高フレームレート化された切り出し画像信号とを互いに比較し、互いに対応する被写体が2つの画像信号間でどの程度ずれているかを、画素単位、または複数の画素からなるブロック単位で、算出する。この「ずれの量(ずれ量)」は、視差方向、例えば撮像が行われたとき地面に対して水平となる方向、で算出する。この「ずれ量」を1枚の画像(高解像度化された第1画像信号にもとづく画像、または、高フレームレート化された切り出し画像信号にもとづく画像)の全域において算出し、算出対象となる画像の画素またはブロックに対応付けたものが、視差情報(デプスマップ)となる。
撮像装置110では、高解像度化された第1画像信号(例えば、右眼用画像信号)から、視差情報にもとづき、対となる画像信号(例えば、左眼用画像信号)を生成する。したがって、視差情報に補正を加えることで、生成される立体画像の立体感を調整することが可能である。そこで、立体画像の立体感を増す、あるいは抑制する、等の立体感の調整ができるように、視差情報生成部330において、視差情報に補正を加えられるように構成してもよい。
また、例えば、上述の信頼性情報にもとづき視差情報を補正してもよい。例えば、信頼性が低い画像に関しては立体感を少なくするように視差情報を補正することで、生成される立体画像の品質をより高めることも可能である。
また、視差情報生成部330は、比較に用いる画像信号の画素を間引いて画素数(信号量)を削減し、視差情報の算出に必要な演算量を低減する構成であってもよい。
視差情報生成部330では、動き補正後の画像信号にもとづきステレオマッチング等の処理を行うことで、動きのある被写体に関しても精度を高めて視差情報を生成することができる。
画像生成部331は、視差情報生成部330から出力される視差情報にもとづいて、高解像度化された第1画像信号から新たな第2画像信号(図4、図5には、「生成画像信号」と記す)を生成する。この新たな第2画像信号は、高解像度化された第1画像信号と同仕様の画像信号、例えば、図5に示す例では画素数3840×2160、フレームレート60Hzの画像信号、として生成される。
本実施の形態では、この高解像度化された第1画像信号を右眼用画像信号とし、画像生成部331で視差情報にもとづき生成される新たな第2画像信号を左眼用画像信号とする立体画像信号を、画像信号処理部320から出力する。
この立体画像信号は、例えば記憶装置227に記憶され、また、この立体画像信号にもとづく立体画像は表示部340に表示される。
なお、視差を有する2枚の画像から視差情報(ずれ量)を算出する手法、および視差情報にもとづき新たな画像信号を生成する手法は公知であり、例えば上述の特許文献1等に記載されているので、詳細な説明は省略する。
なお、第1光学部301のズーム倍率および第2撮像素子312の解像度は、第1光学部301を望遠端(テレ端)にしたときの切り出し画像信号の解像度が第1画像信号の解像度以上となるように、設定することが望ましい。これは、第1光学部301を望遠端にしたときに、切り出し画像信号が第1画像信号よりも低解像度になることを防止するためである。しかし、本実施の形態は何らこの構成に限定されるものではない。
なお、第2光学部311は、第1光学部301を広角端(ワイド端)にしたときの画角に実質的に等しいか、さらに広い画角を有するように構成することが望ましい。これは、第1光学部301を広角端にしたときに、第1画像が第2画像よりも広い画角になることを防止するためである。しかし、本実施の形態は何らこの構成に限定されるものではなく、第1光学部301を広角端にしたときの第1画像の画角が第2画像よりも広い画角であってもよい。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、撮像装置110は、第2画像信号よりも高いフレームレートで第1画像を撮像して第1画像信号を出力するように構成された第1撮像部300と、第1画像以上の画角を有する第2画像を、第1画像よりも高解像度で撮像して第2画像信号を出力するように構成された第2撮像部310と、画像信号処理部320とを備える。画像信号処理部320は、画角合わせ部321と、補間画素生成部327と、補間フレーム生成部328と、視差情報生成部330と、画像生成部331と、を備える。画角合わせ部321は、第1画像信号に基づき、第2画像信号の少なくとも一部を切り出して切り出し画像信号を生成するように構成される。補間画素生成部327は、第1画像信号を高解像度化するための補間画素を、第1画像信号と切り出し画像信号とに基づいて生成するように構成される。補間フレーム生成部328は、切り出し画像信号を高フレームレート化するための補間フレームを生成するように構成される。視差情報生成部330は、補間画素を用いて高解像度化された第1画像信号と、補間フレームを用いて高フレームレート化された切り出し画像信号と、に基づき視差情報を生成するように構成される。画像生成部331は、視差情報に基づき、高解像度化された第1画像信号から新たな画像信号を生成するように構成される。
良好な品質の立体画像を取得(生成)するためには、対となる右眼用画像と左眼用画像とを撮像する際に、画角(撮像範囲)、解像度(画素数)、ズーム倍率等の撮像条件を互いに揃え、できるだけ等しい状態にすることが望ましい。
しかしながら、撮像素子には、光を電気信号に変える際の特性にばらつきが生じやすく、そのため、互いに同じ仕様の撮像素子同士を比較しても、明るさと出力信号との関係を示すガンマ特性等にばらつきが生じることがある。したがって、たとえ互いに等しい機能(性能)の光学系と撮像素子を用いて一対の撮像部を構成したとしても、対となる右眼用画像と左眼用画像には、明るさ、コントラスト、ホワイトバランス等に差が生じることがある。
このように、互いに等しい仕様で一対の撮像部を構成したとしても、視差を除いて完全に同じ状態となる右眼用画像と左眼用画像とを取得することは困難である。
加えて、良好な品質の立体動画を取得(生成)するためには、対となる右眼用画像と左眼用画像とを、互いに等しいフレームレートで動画撮影することが望ましい。
しかしながら、本実施の形態の撮像装置110では、上述したように、第1撮像部300と第2撮像部310とで、光学系の仕様が互いに異なる。また、第1撮像部300と第2撮像部310とでは、撮像素子の仕様も互いに異なる。さらには、第1撮像部300と第2撮像部310とで、動画撮影の際のフレームレートも互いに異なる。
したがって、撮像装置110では、第1撮像部300で撮像した第1画像をそのまま右眼用画像とし、第2撮像部310で撮像した第2画像をそのまま左眼用画像としても、良好な品質の立体画像(立体動画)を得ることは困難である。
そこで、本実施の形態では、撮像装置110を上述した構成とし、第1撮像部300で撮像した第1画像を高解像度化して右眼用画像とし、高解像度化した第1画像から視差情報を用いて生成した画像を左眼用画像として、立体画像(立体動画)を生成する。
これにより、光学的な特性、ガンマ特性、フレームレート等の撮像条件が互いに等しい理想的な一対の撮像部で撮像(または動画撮影)された右眼用画像と左眼用画像に実質的に等しい右眼用画像と左眼用画像を生成することが可能になる。したがって、本実施の形態の撮像装置110では、良好な品質の立体動画を生成することができる。
なお、視差情報は、第1画像と第2画像とを互いに比較することで生成されるが、このとき生成される視差情報の精度が高くなければ、視差情報にもとづき生成される画像の品質を高くすることは困難である。
視差情報を精度良く生成するためには、第1画像と第2画像との比較を精度良く行うことが重要であり、そのためには、比較する画像同士で、画角(撮像範囲)、解像度(画素数)、フレームレート等が互いにできるだけ等しいことが望ましい。
そこで、本実施の形態では、撮像装置110を上述した構成とし、第1画像信号にもとづき第2画像信号から切り出し画像信号を生成し、切り出し画像信号を第1画像信号のフレームレートにあわせて高フレームレート化する。また、第1画像信号を、切り出し画像信号の解像度にあわせて高解像度化する。
そして、高解像度化された第1画像信号と、高フレームレート化された切り出し画像信号とを用いて、視差情報を生成する。
これにより、撮像装置110では、精度の高い視差情報を生成することができ、質の高い視差情報にもとづき、質の高い立体画像(または立体動画)を生成することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
本実施の形態では、撮像装置110を、第1撮像部300で第1画像を撮像し、第2撮像部310で第2画像を撮像するように構成する例を説明したが、例えば、第1撮像部300に代えて第1画像入力部を備え、第2撮像部310に代えて第2画像入力部を備え、第1画像入力部を通して第1画像を取得し、第2画像入力部を通して第2画像を取得するように構成してもよい。
本実施の形態では、第1撮像部300で撮像した第1画像を高解像度化して右眼用画像とし、高解像度化した第1画像から視差情報を用いて生成した画像を左眼用画像として、立体画像(立体動画)を生成する構成を説明したが、例えば、第1撮像部300で撮像した第1画像を高解像度化して左眼用画像とし、高解像度化した第1画像から視差情報を用いて生成した画像を右眼用画像として、立体画像(立体動画)を生成する構成としてもよい。あるいは、高フレームレート化された切り出し画像信号から新たな第1画像信号を生成する構成であってもよい。
なお、第1光学部301(第1レンズ群201)および第2光学部311(第2レンズ群211)は、何ら実施の形態1に示した構成に限定されるものではない。例えば、フォーカス調節が可能なフォーカスレンズに代えて、フォーカス調節が不要なパンフォーカス(ディープフォーカス)のレンズを用いる構成でもよい。また、第2光学部311に、第2撮像素子312(第2CCD212)で受光する光量を調節する光学式の絞りを備える構成としてもよい。
また、第2光学部311に、単焦点レンズに代えて光学ズームレンズを備える構成としてもよい。その場合、例えば、撮像装置110で立体画像(立体動画)の撮像を行うときには、自動的に第2光学部311が広角端になるように構成してもよい。
また、第1光学部301を望遠端(テレ端)にしたときに、切り出し画像信号が第1画像信号よりも低解像度になるように、撮像装置110を構成してもよい。その場合、例えば、動き補正部326から出力される動き補正の補正値等にもとづき、切り出し画像信号よりも高い解像度に第1画像信号を高解像度化するように補間画素生成部327を構成してもよい。あるいは、第1光学部301のズーム倍率を上げていく過程で切り出し画像信号の解像度が第1画像信号の解像度以下となったときに、立体画像から通常画像に撮像モードが自動で変わるように撮像装置110を構成してもよい。
また、補間画素生成部327は、切り出し画像信号の解像度が所定の解像度以下になったときに、切り出し画像信号の解像度にかかわらず、第1画像信号の解像度を所定の解像度まで高解像度化する構成であってもよい。さらには、切り出し画像の解像度が所定の解像度以上であっても、第1画像信号の高解像度化を所定の解像度にとどめ、常に同じ解像度(所定の解像度)で右眼用画像信号(または左眼用画像信号)を生成する構成であってもよい。その場合、高解像度化された第1画像信号と切り出し画像信号とで解像度(画素数)が異なる状況が発生するので、高解像度化された第1画像信号と切り出し画像信号のいずれか一方の画素数を他方に合わせて削減する、あるいは、双方の画素数を共に同じにする、等の画素数補正をして視差情報の生成を行うように視差情報生成部330を構成してもよい。
なお、第2レンズ部112の配置位置は何ら図1に示した位置に限定されるものではなく、立体画像の撮像が行える範囲であればどこに配置してもよい。例えば、第2レンズ部112を第1レンズ部111の近傍に配置してもよい。
なお、モニター113が立体画像の撮像に適した位置まで開いたときにオン状態になり、それ以外ではオフになるスイッチを撮像装置110に設け、そのスイッチがオンになったときのみ立体画像の撮像または立体動画の撮影ができるように撮像装置110を構成してもよい。
なお、撮像装置110では、高解像度化された第1画像を単独の画像信号として用いてもよく、高フレームレート化された切り出し画像信号(または、第2画像信号)を単独の画像信号として用いてもよい。あるいは、第1撮像部300から出力される第1画像信号をそのまま用いてもよく、第2撮像部310から出力される第2画像信号をそのまま用いてもよい。
なお、実施の形態に示した具体的な数値は、単に実施の形態における一例を示したものに過ぎず、本開示はこれらの数値に何ら限定されるものではない。各数値は画像表示装置の仕様等にあわせて最適な値に設定することが望ましい。
本開示は、複数の撮像部を有し、立体視用の画像を撮像可能な撮像装置に適用可能である。具体的には、立体視用の画像を撮像可能な、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、カメラ機能付き携帯電話、スマートフォン等に本開示は適用可能である。
110 撮像装置
111 第1レンズ部
112 第2レンズ部
113 モニター
200 第1撮像ユニット
201 第1レンズ群
202 第1CCD
203 第1A/D変換IC
204 第1アクチュエーター
210 第2撮像ユニット
211 第2レンズ群
212 第2CCD
213 第2A/D変換IC
214 第2アクチュエーター
220 CPU
221 RAM
222 ROM
223 加速度センサ
224 入力装置
225 ディスプレイ
226 エンコーダー
227 記憶装置
300 第1撮像部
301 第1光学部
302 第1撮像素子
303 第1A/D変換部
304 第1光学制御部
310 第2撮像部
311 第2光学部
312 第2撮像素子
313 第2A/D変換部
314 第2光学制御部
320 画像信号処理部
321 画角合わせ部
322,323 フレームメモリ
324,325 動き検出部
326 動き補正部
327 補間画素生成部
328 補間フレーム生成部
329 信頼性情報生成部
330 視差情報生成部
331 画像生成部
332 撮像制御部
340 表示部
350 入力部

Claims (11)

  1. 第1画像信号と、前記第1画像信号よりも高解像度であって前記第1画像信号以上の画角を有する第2画像信号と、が入力され、前記第1画像信号に基づき、前記第2画像信号の少なくとも一部を切り出して切り出し画像信号を生成するように構成された画角合わせ部と、
    前記第1画像信号を高解像度化するための補間画素を生成するように構成された補間画素生成部と、
    前記補間画素を用いて高解像度化された前記第1画像信号と、前記切り出し画像信号と、に基づき視差情報を生成するように構成された視差情報生成部と、
    前記視差情報に基づき、前記高解像度化された第1画像信号から新たな画像信号を生成するように構成された画像生成部と、
    を備える画像生成装置。
  2. 補間フレーム生成部をさらに備え、
    前記画角合わせ部は、動画信号である前記第1画像信号と、前記第1画像信号よりも高解像度かつ低フレームレートの動画信号である前記第2画像信号を受け付けるように構成され、
    前記補間フレーム生成部は、前記切り出し画像信号を高フレームレート化するための補間フレームを生成するように構成され、
    前記視差情報生成部は、前記高解像度化された第1画像信号と、前記補間フレームを用いて高フレームレート化された前記切り出し画像信号と、に基づき前記視差情報を生成するように構成された、
    請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記補間画素生成部は、前記第1画像信号を前記切り出し画像信号の解像度と実質的に等しい解像度に高解像度化する前記補間画素、を生成するように構成され、
    前記補間フレーム生成部は、前記切り出し画像信号を前記第1画像信号のフレームレートと実質的に等しいフレームレートに高フレームレート化する前記補間フレーム、を生成するように構成された
    請求項2に記載の画像生成装置。
  4. 第1画像を撮像して第1画像信号を出力するように構成された第1撮像部と、
    前記第1画像以上の画角を有する第2画像を、前記第1画像よりも高解像度で撮像して第2画像信号を出力するように構成された第2撮像部と、
    前記第1画像信号に基づき、前記第2画像信号の少なくとも一部を切り出して切り出し画像信号を生成するように構成された画角合わせ部と、
    前記第1画像信号を高解像度化するための補間画素を生成するように構成された補間画素生成部と、
    前記補間画素を用いて高解像度化された前記第1画像信号と、前記切り出し画像信号と、に基づき視差情報を生成するように構成された視差情報生成部と、
    前記視差情報に基づき、前記高解像度化された第1画像信号から新たな画像信号を生成するように構成された画像生成部と、
    を備える撮像装置。
  5. 補間フレーム生成部をさらに備え、
    前記第1撮像部は、前記第1画像信号を動画信号として出力することができるように構成され、
    前記第2撮像部は、前記第2画像信号を前記第1画像信号よりも高解像度かつ低フレームレートの動画信号として出力することができるように構成され、
    前記補間フレーム生成部は、前記切り出し画像信号を高フレームレート化するための補間フレームを生成するように構成され、
    前記視差情報生成部は、前記高解像度化された第1画像信号と、前記補間フレームを用いて高フレームレート化された前記切り出し画像信号と、に基づき前記視差情報を生成するように構成された、
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記補間画素生成部は、前記第1画像信号を前記切り出し画像信号の解像度と実質的に等しい解像度に高解像度化する前記補間画素、を生成するように構成され、
    前記補間フレーム生成部は、前記切り出し画像信号を前記第1画像信号のフレームレートと実質的に等しいフレームレートに高フレームレート化する前記補間フレーム、を生成するように構成された
    請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第1撮像部は、光学的なズーム機能を有する第1光学部と、前記第1光学部を透過した光を電気信号に変換して前記第1画像信号を出力するように構成された第1撮像素子と、を備え、
    前記第2撮像部は、前記第1光学部以上の画角を有する第2光学部と、前記第2光学部を透過した光を前記第1撮像素子よりも高い解像度で電気信号に変換して前記第2画像信号を出力するように構成された第2撮像素子と、を備え、
    前記第1撮像部および前記第2撮像部は、前記ズーム機能を望遠端の状態にしたときに撮像される前記第1画像信号に基づき生成される前記切り出し画像信号の解像度が、前記第1画像信号の解像度以上になるように構成され、
    前記補間画素生成部は、前記第1画像信号を前記切り出し画像信号の解像度と実質的に等しい解像度に高解像度化するための前記補間画素、を生成するように構成された、
    請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記第2光学部は、前記第1光学部を広角端にしたときの画角に実質的に等しい画角を有するように構成された、
    請求項7に記載の撮像装置。
  9. 第1画像信号に基づき、前記第1画像信号よりも高解像度であって前記第1画像信号以上の画角を有する第2画像信号から、少なくとも一部を切り出して切り出し画像信号を生成し、
    前記第1画像信号を高解像度化するための補間画素を生成し、
    前記補間画素を用いて高解像度化された前記第1画像信号と、前記切り出し画像信号と、に基づき視差情報を生成し、
    前記視差情報に基づき、前記高解像度化された第1画像信号から新たな画像信号を生成する、
    画像生成方法。
  10. 動画信号である前記第1画像信号と、前記第1画像信号よりも高解像度かつ低フレームレートの動画信号である前記第2画像信号を受け付け、
    前記切り出し画像信号を高フレームレート化するための補間フレームを生成し、
    前記高解像度化された第1画像信号と、前記補間フレームを用いて高フレームレート化された前記切り出し画像信号と、に基づき前記視差情報を生成する、
    請求項9に記載の画像生成方法。
  11. 前記第1画像信号を、前記切り出し画像信号の解像度と実質的に等しい解像度に高解像度化するように、前記補間画素を生成し、
    前記切り出し画像信号を、前記第1画像信号のフレームレートと実質的に等しいフレームレートに高フレームレート化するように、前記補間フレームを生成する、
    請求項10に記載の画像生成方法。
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