JP2008219506A - 光通信システム - Google Patents

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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
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Abstract

【課題】本発明は、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減できる光通信システムを提供できる。
【解決手段】本発明に係る光通信システムは、前記符号は巡回性があり、前記符号器は、前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に巡回的に付加し、前記復号器は、前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に巡回的に付加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、巡回性のある符号で信号を符号化する光通信システムに関する。
コヒーレント光を用いた光周波数(波長)領域又は光周波数(波長)−時間領域で符号化する従来の光通信システムは、符号器又は復号器で隣接するチップの漏れ込みが無視できる程度にチップの光周波数間隔を離して符号化及び復号化していた(例えば、非特許文献1,2を参照。)。ここで、光周波数の利用効率を上げるためにチップの光周波数間隔を狭くすると、光信号に応じてチップを分岐する符号器及び復号器の光周波数特性を急峻にする必要があった。符号器及び復号器の光周波数特性を急峻にしていくと、信号伝達に必要となる帯域、例えば、3dB減衰の帯域が次第に狭くなっていき、高速伝達が困難になる問題があった。また、光源の光周波数変動に対する耐性が劣化する問題があった。さらに、符号器又は復号器が、例えば、グレーティング(回折格子)を含む場合、グレーティング長が次第に長くなってしまい、実用性に欠ける問題があった。
一方、符号器及び復号器の光周波数特性を急峻にしないと、隣接するチップの漏れ込みが発生し、符号間干渉が無視できない問題があった。光周波数領域で符号化された光信号を構成するチップの光周波数間隔を狭めた場合について説明する。図52は、従来の復号器と反射する周波数の関係を示し、(a)は従来の復号器の概略図であり、(b)は隣接するチップの漏れ込みがある場合の光周波数fのチップnの反射の模式図である。図52(b)の縦軸は反射強度、横軸は光周波数、白抜き矢印は各チップに対応するグレーティング92における光周波数fのチップの反射強度である。復号器90は、例えば、特定の光周波数を有するチップに対応するグレーティング92を直列に接続した1対のファイバグレーティング91、分岐器93、分岐器93の出力を各ファイバグレーティング91に入力し、各ファイバグレーティング91の出力をそれぞれ光差動検波器95に入力するサーキュレーター94及び光差動検波器95を備える。ここで、隣接する1チップ以外の漏れ込みは無視でき、1対のファイバグレーティング91で反射するチップは互いに相補的である。隣接するチップの漏れ込みが無視できないとき、漏れ込みによる他光周波数のチップの反射により望ましくない副次的な復号器(不図示)が並存するとみなすことができる。この副次的な復号器は、低周波数側及び高周波数側にそれぞれ1チップ分のチップシフトを行い、かつ、それぞれ高周波数側、低周波数側の1チップが欠落した符号を復号する復号器とみなせる。M系列符号を復号する復号器「0010111」を例にすると、復号器「001011−」と「−001011」が副次的な復号器で発生する。ここで、「0」,「1」の数値は、それぞれ検波後に減算するチップと加算するチップを意味し、チップの光周波数順に示している。また、「−」は、当該チップは復号に関与せずに加減算が共にないことを意味する。副次的な復号器では、チップシフトして直交する符号であっても光信号長より1チップ不足するので符号間の直交性が崩れ、これを原因とする符号間干渉が無視できない問題があった。
従来の光通信システムは、チップが重ならない前提であった。非特許文献1で開示される技術では、例えば、チップのスペクトル成分は、重複しない。また、非特許文献2で開示される技術では、波長分散による影響をさけるために光信号として用いる波長範囲を狭めるが、その際に符号間干渉を避けるために、チップが重ならないようにしている。非特許文献2で開示される技術では、例えば、各チップの波長幅が0.28nmであるが、チップ間隔を0.8nmから0.4nmに狭めることで、各チップが相互に重ならないようにしている。
「An Optical CDMA System Based on Spectral Encoding of LED」,D.Zaccarin他,IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS,VOL.4,NO.4,APRIL 1993 「FBG based Optical Code En/Decorder for long distance transmission without dispersion compensating devices」,Hideyuki Iwamura他,OFC 2004,WK6,vol.1,Feb 2004,pp.23−27
本発明は、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる光通信システムを提供することを目的とする。
本発明者らは、隣接するチップからの漏れ込みによって直交化のために不足するチップを、符号の巡回性を利用して光信号に付加することで、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。具体的には、本発明に係る光通信システムは、複数の光周波数チップで構成される光を出力する光源と、光周波数領域又は光周波数−時間領域で符号化するための符号を用いて前記光源から出力される前記光を符号化し、複数のチップで構成される光信号を出力する符号器と、前記符号器によって符号化された前記光信号を復号化する復号器と、を備える光通信システムにおいて、前記符号は、巡回的にチップシフトしたときに前記光通信システムで使用する他の符号との間で直交性が保たれる巡回性があり、前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップに加え、対応しない前記光周波数チップも選択して符号化又は復号化し、前記符号器は、前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に巡回的に付加し、前記復号器は、前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に巡回的に付加することを特徴とする。
上記の光通信システムは、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。
具体的には、本発明に係る光通信システムは、複数の光周波数チップで構成される光を出力する光源と、光周波数領域又は光周波数−時間領域で符号化するための符号を用いて前記光源から出力される前記光を符号化し、複数のチップで構成される光信号を出力する符号器と、前記符号器によって符号化された前記光信号を復号化する復号器と、を備える光通信システムにおいて、前記符号は、巡回的にチップシフトしたときに前記光通信システムで使用する他の符号との間で直交性が保たれる巡回性があり、前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップに加え、対応しない前記光周波数チップも選択して符号化又は復号化し、前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に付加する前記光源と、前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを高周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを低周波数側に巡回的に付加する前記符号器と、であるか、又は、前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に付加する前記光源と、前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを高周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを低周波数側に巡回的に付加する前記復号器と、であることを特徴とする。
上記の光通信システムは、前記符号器又は前記復号器のいずれか一方のみを備える場合であっても、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。
本発明に係る光通信システムでは、前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップを透過又は反射して選択するフィルタを含み、前記フィルタは、前記チップに対応する光周波数の昇順又は降順に配置されていることが好ましい。
上記の光通信システムは、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。特に、フィルタを直列に配置した場合、他のチップによる反射強度の分布を同型に保ち、配置による反射強度のばらつきによる符号間干渉を低減することができる。
具体的には、本発明に係る光通信システムは、複数の光周波数チップで構成される光を出力する光源と、光周波数領域又は光周波数−時間領域で符号化するための符号を用いて前記光源から出力される前記光を符号化し、複数のチップで構成される光信号を出力する符号器と、前記符号器によって符号化された前記光信号を復号化する復号器と、を備える光通信システムにおいて、前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップに加え、前記符号を構成するチップに対応しない前記光周波数チップを透過又は反射して選択するフィルタを含み、前記対応する光周波数チップを選択する前記フィルタより前に、該光周波数チップを前記対応しない前記光周波数チップとして選択する前記フィルタを配置しないことを特徴とする。
上記の光通信システムは、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。さらに、上記の光通信システムは、巡回性のない符号であっても漏れ込みを無視できる。
本発明は、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる光通信システムを提供することができる。特に、フィルタを直列に配置した場合、フィルタにおける対応するチップの反射強度が十分大きいときに後置するフィルタによる漏れ込みの影響を防ぐことができる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。また、同一機器及び同一部材には同一符号を付した。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る光通信システムは、複数の光周波数チップで構成される光を出力する光源と、光周波数領域又は光周波数−時間領域で符号化するための符号を用いて前記光源から出力される前記光を符号化し、複数のチップで構成される光信号を出力する符号器と、前記符号器によって符号化された前記光信号を復号化する復号器と、を備える光通信システムにおいて、前記符号は、巡回的にチップシフトしたときに前記光通信システムで使用する他の符号との間で直交性が保たれる巡回性があり、前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップに加え、対応しない前記光周波数チップも選択して符号化又は復号化し、前記符号器は、前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に巡回的に付加し、前記復号器は、前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に巡回的に付加する。
図1に、第1実施形態に係る光通信システムの概略図を示す。光通信システム100は、例えば、光源111及び符号器110を含む送信器113と、復号器120を含む受信器122が、光ファイバ又は光導波路等の光伝送路150を介して接続される。また、光通信システム100は、送信器113と受信器122を複数備えても良い(不図示)。第1実施形態に係る光通信システムでは、光周波数領域で符号化する符号の1例を説明するが、符号は少なくとも漏れ込みのあるチップの数までチップシフトして直交性を失わない巡回性を有すれば良い。
図2に、復号器のみチップを透過するフィルタがそれ以外のチップも透過する場合(漏れ込みが発生する場合)の第1実施形態の復号器の概略図を示す。復号器120は、例えば、入力した光信号を光周波数のチップ毎に分岐する分岐器132、分岐したチップを符号の値に応じて合波する合波器134及び合波器134からの出力を光検波して、検波した信号同士を加減算する光差動検波器136を備える。分岐器132としては、例えば、AWG(Arrayed Waveguide Grating)、FBG(Fiber Bragg Grating)又は誘電体多層膜がある。分岐器132は、特定の光周波数チップを透過しても良く、特定の光周波数チップを反射しても良い。また、図2では、透過したチップを合波した後に光検波しているが、チップを光検波した後に出力を加減算しても良い(不図示)。ここでは、分岐器132は透過する例で示したが、反射する場合も同様である。光差動検波器136は直接検波する例で示したが、光差動検波器136でコヒーレント検波して、その中間周波数信号を加減算して出力しても良い(不図示)。
図3を用いて、副次的な復号器における巡回するチップの補充を説明する。図3は、符号光入力(符号器の行f=1,f=0,f=1,f=1,f=1,f=0,f=0)、復号器及び副次的な復号器の各チップの反射又は透過の強度比(復号器の各行)、各復号器の各チップの符号光に対する出力比(出力の各行)を示し、(a)は従来の復号器であり、(b)は第1実施形態の復号器である。図3において、チップ番号は、各光周波数のチップが符号を構成するチップの何番目に位置するかを示す。符号器は、符号化に用いる符号のチップの値を示す。復号器は、復号化に用いる符号に従って、光差動検波器で加算するチップを+1で示し、光差動検波器で減算するチップを−1で示す。また、副次的な復号器1,2の場合、サイドロープによりチップの強度が小さいことを示す為、0.1を乗算している。出力は、光信号に対する復号器の出力を示す。出力の和は、各復号器の全チップの出力の強度の和である。図3(a)に示すように、従来の復号器は、副次的な復号器2の強度の和が−0.1であり、符号間干渉(MAI)が発生している。ここで、漏れ込みは高周波数側と低周波数側に各1チップある例で示している。一方、図3(b)に示すように、第1実施形態の復号器は、低周波数側及び高周波数側にそれぞれ漏れ込むチップの数の分、高周波数側及び低周波数側に巡回した光周波数チップを付加して副次的な復号器で不足するチップを補充していることから、副次的な復号器2の強度の和が0となり、符号間干渉が発生しない(図3(b)の太枠内を参照。)。以上のように、第1実施形態に係る光通信システムは、チップの漏れ込みを許容するためにチップの間隔を近接することが可能であり、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。
図4は、復号器の各チップの出力の強度の和を示す図であり、(a)は従来の復号器であり、(b)〜(d)は第1実施形態の復号器である。図4において、復号器で加算する光周波数チップを「1」、減算する光周波数チップを「0」で示し、光信号1〜7は、その符号化に用いた符号の各チップの値を示す。出力の強度の和は、当該チップの強度を0.8、低周波数側又は高周波数側にそれぞれ1チップ分チップシフトしたチップの強度を0.1とし、各チップの出力の強度の合計である。図4(a)に示す従来の復号器では、符号間干渉が無視できない。図4(b)に示す復号器1は、例えば、チップシフトしたM系列符号で符号化された光信号1「0010111」を復号対象とし、漏れ込みのある両側のチップを隣接する1チップとする。このため、図4(b)に示すように、復号器は、例えば、符号の巡回性を利用して符号の両端に巡回したチップを左右にそれぞれ1チップずつ付加して、加減算する光周波数チップを「100101110」とする。付加するチップ数は追加しても良い。ここで、各チップの光周波数に対する透過特性は相似形であり、隣接するチップの漏れ込みは同一としている。また、漏れ込みがチップの一方のみが無視できない場合、復号器は、片端のチップのみ付加して加減算する光周波数チップを「10010111」又は「00101110」としても良い(不図示)。ここで、加減算対象外のチップを「−」とすると、元々の符号が「−0010111−」、第1実施形態の例が「100101110」、左側に漏れ込みがある例が「10010111−」、右側に漏れ込みがある例が「−0010111」となる。また、漏れ込みのあるチップ数以上、チップを付加しても良い。
第1実施形態に係る光通信システムは、漏れ込みのあるチップ数の範囲内でチップシフトして同じ符号となるもの及び直交性を失う符号を符号化及び復号化の対象としないことが好ましい。例えば、図4(c)に示す復号器3は光信号3「1011100」を復号対象とし、図4(d)に示す復号器5は光信号5「1110010」を復号対象とする。図4(c)及び図4(d)に示すように、これら光信号は相互相関が0であることが明らかであり、符号間干渉が無視できる。隣接するチップの漏れ込みが無視できない場合、漏れ込みのあるチップ数の範囲内でチップシフトして同じ符号を用いる光信号による干渉は避けられないので、両側で1チップ、チップシフトしたM系列符号の場合、漏れ込みの有るチップまでチップシフトした光信号は干渉するので、符号化及び復号化の対象となる光信号数は、符号数の2の商の整数部分となる。
なお、他の巡回性のある符号、例えば、ウォルシュアダマール符号の場合も、隣接するチップの漏れ込みが無視できないときは、漏れ込みのあるチップ数の範囲内でチップシフトして同じ符号となるもの及び直交性を失うものは符号化及び復号化の対象としないことは同様である。チップを並列に透過する復号器の例で示したが、チップを並列に反射する又は直列に透過若しくは反射する復号器であっても同様である。ここで、復号器の例で示したが、符号器でも同様の効果が得られる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る光通信システムについて、第1実施形態に係る光通信システムと異なる点を中心に説明する。第2実施形態の復号器は、第1実施形態の復号器と異なる。第1実施形態の復号器はチップを並列に透過しているが、第2実施形態の復号器はチップを直列に反射している。図5は、第2実施形態の復号器と反射する周波数の関係を示し、(a)は第2実施形態の復号器の概略図であり、(b)は隣接する1チップに漏れ込みがある場合の光周波数fのチップnの反射の模式図である。図5(b)の縦軸は反射強度、横軸は光周波数、白抜き矢印は各チップに対応するグレーティング142における光周波数fのチップの反射強度である。復号器120は、例えば、各チップに対応するグレーティング142を直列に接続した1対のファイバグレーティング141、分岐器132、分岐器132の出力を各ファイバグレーティング141に入力し、各ファイバグレーティング141の出力を光差動検波器136に入力するサーキュレーター144及び光差動検波器136を備える。対応するグレーティング142で反射される当該チップの反射率を符号A及び当該チップに隣接するチップの反射率を符号Bで示す。また、例えば、隣接する1チップ以外の漏れ込みは無視できるとし、1対のファイバグレーティング141で反射するチップは互いに相補的である。
グレーティング142への光入力はチップ番号の昇順とし、当該チップの反射率をA及び隣接するチップの反射率をBとする場合、光周波数fn−1の隣接するチップn-1のグレーティング142による光周波数fに対する反射強度は、Bと表せる。光周波数fの当該チップnのグレーティング142による光周波数fに対する反射強度は、A(1−B)と表せる。また、光周波数fn+1の隣接するチップn+1のグレーティング142による光周波数fに対する反射強度は、(1−A)(1−B)Bと表せる。当該チップを反射するグレーティング142の前段に位置するグレーティング142による当該チップに対する漏れ込みが無視できる場合は、第1実施形態に係る光通信システムと同様に、当該チップのグレーティング142による当該チップの反射強度はAとなる。なお、本発明では、低周波数側、高周波数側のそれぞれに、チップシフトして副次的な符号器及び復号器毎に直交性を保つチップを補充しているので、昇順又は降順で符号器と復号器のそれぞれを構成するファイバグレーティング141毎に配置すれば、他のチップのグレーティング142による反射を考慮のうえ、光周波数に対する反射分布を同型に保ち、各復号器の出力の強度のばらつきを平準化し、副次的な符号器及び復号器の出力の強度差によらず直交性を保つことができる。その例として、図3に対応する図53を示す。図53では、図3と同様に直交性を保つことができる。
以下、当該チップを反射するグレーティング142の後段に位置するグレーティング142にて、当該チップに隣接するチップの漏れ込みが無視できる例について説明する。例えば、当該チップの反射率Aが略1となる場合があげられる。このとき、副次的な復号器は、前段に位置するチップのグレーティング142による光周波数fに対する反射率Bに対応する光周波数を有する場合に副次的な復号器による符号間干渉が発生する。従って、チップに対応するグレーティング142の昇順又は降順の配置に応じて「10010111」又は「00101110」、即ち、「10010111−」又は「−00101110」のように配置すれば良い。
図6に、チップ間隔に対する符号間干渉を示す。図6では、チップの光周波数特性の半値全幅をF、チップの光周波数間隔をDとし、横軸がF/Dであり、縦軸が光信号の強度に対する符号間干渉の強度である。ここで、グレーティングで反射するチップの光周波数特性はガウシアンで、当該チップの反射率を1とする。また、図6において、実線は符号系列を構成する全符号の符号数の2の商の整数部分の数の符号を用いた従来の復号器での比を示し、一点鎖線は連続する符号数の2の商の整数部分の数の符号を用いた第2実施形態の復号器の値での比を示し、及び、鎖線は1つおきの符号を用いた第2実施形態の復号器での比を示す。図6に示すように、漏れ込みのあるチップ数よりもチップシフトした光信号を復号対象とする第2実施形態の復号器では、隣接するチップの漏れ込みによる符号間干渉は無視できる。以上のように、第2実施形態に係る光通信システムは、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。
第1実施形態及び第2実施形態に係る光通信システムでは、前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップを透過又は反射して選択するフィルタを含み、前記フィルタは、前記チップに対応する光周波数の昇順又は降順に配置されていることが好ましい。このフィルタについては、後述する。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る光通信システムについて、第1実施形態に係る光通信システムと異なる点を中心に説明する。第3実施形態に係る光通信システムは、隣接するチップでの漏れ込みによって直交化のために不足するチップを光源及び符号器が付加することが第1実施形態に係る光通信システムと異なる。第3実施形態に係る光通信システムは、複数の光周波数チップで構成される光を出力する光源と、光周波数領域又は光周波数−時間領域で符号化するための符号を用いて前記光源から出力される前記光を符号化し、複数のチップで構成される光信号を出力する符号器と、前記符号器によって符号化された前記光信号を復号化する復号器と、を備える光通信システムにおいて、前記符号は、巡回的にチップシフトしたときに前記光通信システムで使用する他の符号との間で直交性が保たれる巡回性があり、前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップに加え、対応しない前記光周波数チップも選択して符号化又は復号化し、前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に付加する前記光源と、前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを高周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを低周波数側に巡回的に付加する前記符号器と、であるか、又は、前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に付加する前記光源と、前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを高周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを低周波数側に巡回的に付加する前記復号器と、である。
図7に、第3実施形態の符号器の概略図を示す。符号器110は、例えば、入力した光信号をチップ毎に分岐する分岐器112及び分岐したチップを符号の値に応じて合波する合波器114を備える。第3実施形態の符号器では、M系列符号の「0010111」で符号化し、漏れ込みのある隣接するチップとして、低周波数側又は高周波数側にそれぞれ1チップとし、符号化及び復号化の対象となる符号の両側に巡回したチップ、即ち、両端に位置するチップを付加した「100101110」の符号に従う光信号としている。ここで、漏れ込みのあるチップ数に応じて付加するチップ数は増減させても良い。第3実施形態において、復号器(不図示)は、元の符号「0010111」を復号化する構成のままである。
図8を用いてチップを付加することについて説明する。図8は、第3実施形態の復号器の出力の模式図であり、図3と同様の意味を有する。チップ番号のfが記入されているのは当該チップを光源が出力することを意味している。図8に示すように、第3実施形態の光源及び符号器は、漏れ込みによる副次的な復号器の漏れ込みの方向に漏れ込んだチップの数、巡回的、即ち、ここでは、符号の両側に位置するチップを符号の端に付加することから、副次的な復号器2の強度の和が0となる(図8の太枠内を参照。)。以上のように、第3実施形態に係る光通信システムは、第1実施形態に係る光通信システムと同様に、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。ここで、復号器の例で示したが、符号器と復号器を入れ替えしても同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る光通信システムについて、第2実施形態に係る光通信システムと異なる点を中心に説明する。第4実施形態に係る光通信システムは、復号器の構成が第2実施形態に係る光通信システムと異なる。第4実施形態に係る光通信システムは、複数の光周波数チップで構成される光を出力する光源と、光周波数領域又は光周波数−時間領域で符号化するための符号を用いて前記光源から出力される前記光を符号化し、複数のチップで構成される光信号を出力する符号器と、前記符号器によって符号化された前記光信号を復号化する復号器と、を備える光通信システムにおいて、前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップに加え、前記符号を構成するチップに対応しない前記光周波数チップを透過又は反射して選択するフィルタを含み、前記対応する光周波数チップを選択する前記フィルタより前に、該光周波数チップを前記対応しない前記光周波数チップとして選択する前記フィルタを配置しない。フィルタは、高周波数側又は低周波数側の片側のチップのみに漏れ込みがあり、対応する光周波数チップはその強度の略100%を選択し、漏れ込む側と反対側のチップから順となるように、前記チップに対応する光周波数の昇順又は降順に配置されている。第4実施形態の復号器は、例えば、フィルタとしてのグレーティングを周波数fnの昇順に配置したFBGを用いる。これによって、第4実施形態に係る光通信システムは、巡回性のない符号であっても漏れ込みを無視できる。
当該チップの反射率をA及び隣接するチップの反射率を0とBとする場合、周波数fn−1の隣接するチップn-1のグレーティングによる光周波数fに対する反射強度は、0と表せる。周波数fの当該チップnのグレーティングによる光周波数fに対する反射強度は、Aと表せる。また、周波数fn+1の隣接するチップn+1のグレーティングによる光周波数fに対する反射強度は、(1−A)Bと表せる。第4実施形態に係る光通信システムでは、反射率Aが略1でチップに対応しないが当該チップを反射するグレーティングを配置しない構成とすることにより、隣接するチップの漏れ込みが無視できるので、第2実施形態に係る光通信システムと異なり、復号器がチップを代用する必要がない。以上のように、第3実施形態に係る光通信システムは、第2実施形態に係る光通信システムと同様に、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。
なお、符号器と復号器の組合せによっては、符号間干渉が低減できない場合があることに注意する。図9に、第3実施形態の光源と符号器と第1実施形態の復号器の組合せた場合の復号器の出力の図を示す。図9に示すように、復号器の強度の和が+1であり、さらに、副次的な復号器2の強度の和が−0.1となり、符号間干渉が大きくなる場合がある(図9の太枠内を参照。)。
第1実施形態及び第3実施形態に示したように、副次的な符号器及び復号器による直交性の崩れは、例えば、副次的な符号器及び符号器のチップであって、かつ、符号器及び復号器で直交化のために不足するチップを補うことで解消できる。この解消方法は、以下の2種類がある。
第1の解消方法は、副次的な符号器及び復号器で直交化のために不足するチップを、不足する符号器自身及び復号器自身のチップで補うことである。漏れ込みが符号器又は復号器の一方に有る場合は、漏れ込みがある方の符号器又は復号器でチップを補えば良い。なお、漏れ込みのない方の符号器及び復号器でチップを補っても、そのチップを光差動検波器に伝達するためのチップが光源で発光していないため、漏れ込みのある方の符号器及び復号器だけでチップを補うのと同等の出力を得ることができるので問題とならない。
第2の解消方法は、副次的な符号器及び復号器で直交化のために不足するチップを、符号の巡回性を利用して、漏れ込みによってはみ出した副次的な符号器及び復号器のチップで代用して補うことである。漏れ込みが符号器又は復号器の一方で発生する場合、直交化のためのチップが不足する副次的な符号器及び復号器の反対の符号器及び復号器(副次的な符号器でチップが不足する場合は復号器、副次的な復号器でチップが不足する場合は符号器)、及び、光源に、漏れ込みのあるチップ数のチップを補う。なお、符号器及び復号器の両方で漏れ込みがある場合、符号器及び復号器の両方でチップを補わず、符号器又は復号器の一方でチップを補う。ここで、光源で補うチップ数は、チップを補わない方の漏れ込みによってはみ出した副次的な符号器又は復号器のチップ数となる。チップを補う方の符号器又は復号器で補うチップ数は、補う方で直交化のために不足するチップ数と補わない方で漏れ込みによってはみ出したそれぞれ最遠の副次的な符号器及び復号器のチップ数の和となる。
従って、符号器及び復号器の低周波数側又は高周波数側の同じ側にチップ数、例えば、3チップの漏れ込みがある場合、チップを補う方の符号器及び復号器は、両側にそのチップ数、3チップを補う。また、符号器と復号器で低周波数側及び高周波数側の反対側に同じチップ数、例えば、3チップの漏れ込みがある場合、チップを補う符号器及び復号器は、片側にそのチップ数の倍、6チップを補う。符号器及び復号器の両側で低周波数側及び高周波数側の両側に漏れ込み、例えば、符号の低周波数側に2チップ、符号の高周波数側に1チップの漏れ込みがある場合、チップを補う方の符号器及び復号器は、両側にそのチップ数、例えば、低周波数側で3チップ(チップを補う方1チップ、チップを補わない方2チップ)及び高周波数側で3チップ(チップを補う方2チップ、チップを補わない方1チップ)、合計6チップを補う。符号器及び復号器の両側で低周波数側及び高周波数側の両側に漏れ込み、例えば、チップを補う方の符号器及び復号器の低周波数側に2チップ及び高周波数側に1チップ、並びに、チップを補わない方の符号器及び復号器の低周波数側に1チップ及び高周波数側に2チップがある場合、低周波数側で2チップ(チップを補う方1チップ、チップを補わない方1チップ)及び高周波数側で4チップ(チップを補う方2チップ、チップを補わない方2チップ)、合計6チップを補う。なお、不連続に漏れ込みが発生している場合は、符号の端に位置するチップに漏れ込みが発生している場合と同様に扱うことができる。
図10から図21は、8チップのアダマール符号のうち、漏れ込みがあるチップの分、巡回性が保たれる符号を用いた復号器の出力の従来例を示す図である。ここで、図10から図13では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の片側に3チップの漏れ込みがある。図10に、従来例において、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図11に、従来例において、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図12に、従来例において、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図13に、従来例において、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。出力は、各復号器の出力であり、それぞれ上行から順に各符号器からの出力に対応する復号器の出力を意味する。最右列は、各符号器の出力に対応する各復号器の出力強度の和であり、0は直交していることを意味する。
図14から図17では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の両側、片側に2チップ、もう片側に1チップの漏れ込みがある。図14に、従来例において、符号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図15に、従来例において、復号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図16に、従来例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で同じ側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図17に、従来例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で反対側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。
図18から図21では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の片側の2チップ目と3チップ目に漏れ込みがある。図18に、従来例において、図10と比べ、副次的な符号器1の出力が欠け、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図19に、従来例において、図11と比べ、副次的な復号器1の出力が欠け、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図20に、従来例において、図12と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図21に、従来例において、図13と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図10から図21に示すように、従来例では、出力の和が0以外であり符号間干渉が発生する。
図22から図33は、本発明の符号器のみ、本発明の復号器のみ、又は、本発明の符号器と本発明の復号器を組み合わせた第1例である。図22から図25では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の片側に3チップの漏れ込みがある。図22に、符号器のみとし、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図23に、復号器のみとし、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図24に、符号器と復号器を組み合わせ、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図25に、符号器と復号器を組み合わせ、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。
図26から図29では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の両側、片側に2チップ、もう片側に1チップの漏れ込みがある。図26に、符号器のみとし、符号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図27に、復号器のみとし、復号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図28に、符号器と復号器を組み合わせ、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で同じ側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図29に、符号器と復号器を組み合わせ、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で反対側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。
図30から図33では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の片側の2チップ目と3チップ目に漏れ込みがある。図30に、符号器のみとし、副次的な符号器1の出力が欠け、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図31に、復号器のみとし、副次的な復号器1の出力が欠け、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図32に、符号器と復号器を組み合わせ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図33に、符号器と復号器を組み合わせ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図22から図33に示すように、第1例では、対応する従来例の図10から図21に示す直交性のために不足するチップを補充することにより各符号器に対する復号器の出力の和が0であり符号間干渉が発生せず、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。
図34から図42は、直交化のために不足するチップに対応する光周波数を有する光を出力する光源と本発明の符号器を組み合わせた第2例である。図34から図36では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の片側に3チップの漏れ込みがある。図34に、第2例において、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図35に、第2例において、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図36に、第2例において、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。
図37から図39では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の両側、片側に2チップ、もう片側に1チップの漏れ込みがある。図37に、第2例において、復号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図38に、第2例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で同じ側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図39に、第2例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で反対側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。
図40から図42では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の片側の2チップ目と3チップ目に漏れ込みがある。図40に、第2例において、図34と比べ、副次的な復号器1の出力が欠け、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図41に、第2例において、図35と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図42に、第2例において、図36と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図34から図42に示すように、第2例では、従来例と比べ、直交性のために不足するチップを補充する方の符号器ではチップの補充により、対応する復号器では光源と符号器のチップの補充により補う。復号器の補充では、漏れ込みによりはみ出した分をチップとし代用して利用する。そのため、各復号器の出力の和が0であり符号間干渉が発生せず、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。さらに、第2例では、復号器で漏れ込みが有る場合でも本発明の符号器と従来の復号器を組み合わせることができ、復号器の選択の幅を広くすることができる。
図43から図51は、直交化のために不足するチップに対応する光周波数を有する光を出力する光源と本発明の復号器を組み合わせた第3例である。図43から図49では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の片側に3チップの漏れ込みがある。図43に、第3例において、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図44に、第3例において、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図45に、第3例において、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。
図46から図48では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の両側、片側に2チップ、もう片側に1チップの漏れ込みがある。図46に、第3例において、符号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図47に、第3例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で同じ側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図48に、第3例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で反対側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。
図49から図51では、符号器及び/又は復号器の低周波数側又は高周波数側の片側の2チップ目と3チップ目に漏れ込みがある。図49に、第3例において、図43と比べ、副次的な符号器1の出力が欠け、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図50に、第3例において、図44と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。また、図51に、第3例において、図45と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図を示す。図43から図51に示すように、第3例では、第2例からチップを補充する符号器と復号器を入れ替えて同様の効果が得られる。そのため、各復号器の出力の和が0であり符号間干渉が発生せず、光周波数の利用効率が高く、符号間干渉を低減することができる。さらに、第3例では、符号器で漏れ込みが有る場合でも本発明の復号器と従来の符号器を組み合わせることができ、符号器の選択の幅を広くすることができる。
なお、図10から図51では、チップ番号にf1,f2等とあるものは、光源からチップが発光していることを示し、各符号器及び各復号器は、そのチップが存在していることを示す。また、副次的な符号器及び復号器で数値が1未満となっているのは、チップの強度が弱いことを示す。また、出力の和が0であれば直交しており、出力の和が0以外であれば直交していないことを示す。太字で示す数値はチップを補ったことを示し、斜線で示す数値は補ったチップであるが、光源からの光がないために復号器の出力に関与しないことを示す。不足A、不足A1及び不足A2は、副次的な符号器の側でのチップの不足を示す。また、不足B、不足B1及び不足B2は、副次的な復号器の側でのチップの不足を示す。なお、符号器でチップを付加する場合、付加したチップのうち、端に相当するチップでその値が0であるチップは、復号器の出力に関与しないため補わなくとも良い。
本発明に係る光通信システムは、光CDM(Code Division multiplex)を利用した光通信システムに利用することができる。
第1実施形態に係る光通信システムの概略図である。 復号器のみチップを透過するフィルタがそれ以外のチップも透過する場合の第1実施形態の復号器の概略図である。 符号光入力、復号器及び副次的な復号器の各チップの反射又は透過の強度比(復号器の各行)、各復号器の各チップの符号光に対する出力比(出力の各行)を示し、(a)は従来の復号器であり、(b)は第1実施形態の復号器である。 復号器の各チップの出力の強度の和を示す図であり、(a)は従来の復号器であり、(b)〜(d)は第1実施形態の復号器である。 第2実施形態の復号器と反射する周波数の関係を示し、(a)は第2実施形態の復号器の概略図であり、(b)は隣接する1チップに漏れ込みがある場合の光周波数fのチップnの反射の模式図である。 チップ間隔に対する符号間干渉を示す図である。 第3実施形態の符号器の概略図である。 第3実施形態の復号器の出力の模式図である。 第3実施形態の光源と符号器と第1実施形態又は第4実施形態の復号器の組合せた場合の復号器の出力の図である。 従来例において、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、符号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、復号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で同じ側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で反対側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、図10と比べ、副次的な符号器1の出力が欠け、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、図11と比べ、副次的な復号器1の出力が欠け、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、図12と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来例において、図13と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 符号器のみとし、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 復号器のみとし、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 符号器と復号器を組み合わせ、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 符号器と復号器を組み合わせ、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 符号器のみとし、符号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 復号器のみとし、復号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 符号器と復号器を組み合わせ、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で同じ側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 符号器と復号器を組み合わせ、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で反対側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 符号器のみとし、副次的な符号器1の出力が欠け、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 復号器のみとし、副次的な復号器1の出力が欠け、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 符号器と復号器を組み合わせ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 符号器と復号器を組み合わせ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第2例において、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第2例において、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第2例において、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第2例において、復号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第2例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で同じ側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第2例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で反対側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第2例において、図34と比べ、副次的な復号器1の出力が欠け、復号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第2例において、図35と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第2例において、図36と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第3例において、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第3例において、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第3例において、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第3例において、符号器で低周波数側及び高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第3例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で同じ側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第3例において、符号器の低周波数側及び高周波数側と復号器の低周波数側及び高周波数側で反対側に同じチップ数の漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第3例において、図43と比べ、副次的な符号器1の出力が欠け、符号器で低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第3例において、図44と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の低周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 第3例において、図45と比べ、副次的な符号器1及び副次的な復号器1の出力が欠け、符号器の低周波数側及び復号器の高周波数側に漏れ込みがある場合の復号器の出力の図である。 従来の復号器と反射する周波数の関係を示し、(a)は従来の復号器の概略図であり、(b)は隣接するチップの漏れ込みが有る場合の光周波数fのチップnの反射の模式図である。 本発明の復号器の出力の図である。
符号の説明
90,120 復号器
91,141 ファイバグレーティング
92,142 グレーティング
93,112,132 分岐器
94,144 サーキュレーター
95,136 光差動検波器
100 光通信システム
110 符号器
111 光源
113 送信器
114,134 合波器
122 受信器
150 光伝送路
A 当該チップの反射率
B 隣接するチップの反射率

Claims (4)

  1. 複数の光周波数チップで構成される光を出力する光源と、
    光周波数領域又は光周波数−時間領域で符号化するための符号を用いて前記光源から出力される前記光を符号化し、複数のチップで構成される光信号を出力する符号器と、
    前記符号器によって符号化された前記光信号を復号化する復号器と、
    を備える光通信システムにおいて、
    前記符号は、巡回的にチップシフトしたときに前記光通信システムで使用する他の符号との間で直交性が保たれる巡回性があり、
    前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップに加え、対応しない前記光周波数チップも選択して符号化又は復号化し、
    前記符号器は、前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に巡回的に付加し、
    前記復号器は、前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に巡回的に付加することを特徴とする光通信システム。
  2. 複数の光周波数チップで構成される光を出力する光源と、
    光周波数領域又は光周波数−時間領域で符号化するための符号を用いて前記光源から出力される前記光を符号化し、複数のチップで構成される光信号を出力する符号器と、
    前記符号器によって符号化された前記光信号を復号化する復号器と、
    を備える光通信システムにおいて、
    前記符号は、巡回的にチップシフトしたときに前記光通信システムで使用する他の符号との間で直交性が保たれる巡回性があり、
    前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップに加え、対応しない前記光周波数チップも選択して符号化又は復号化し、
    前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に付加する前記光源と、前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを高周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを低周波数側に巡回的に付加する前記符号器と、であるか、又は、
    前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを高周波数側に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数の前記チップを低周波数側に付加する前記光源と、前記対応する光周波数チップの高周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの低周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを高周波数側に巡回的に付加し、かつ、前記対応する光周波数チップの低周波数側で符号化される前記対応しない光周波数チップの数と前記対応する光周波数チップの高周波数側で復号化される前記対応しない光周波数チップの数との和の前記チップを低周波数側に巡回的に付加する前記復号器と、であることを特徴とする光通信システム。
  3. 前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップを透過又は反射して選択するフィルタを含み、
    前記フィルタは、前記チップに対応する光周波数の昇順又は降順に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光通信システム。
  4. 複数の光周波数チップで構成される光を出力する光源と、
    光周波数領域又は光周波数−時間領域で符号化するための符号を用いて前記光源から出力される前記光を符号化し、複数のチップで構成される光信号を出力する符号器と、
    前記符号器によって符号化された前記光信号を復号化する復号器と、
    を備える光通信システムにおいて、
    前記符号器又は前記復号器の少なくとも一方は、前記符号を構成するチップに対応する前記光周波数チップに加え、前記符号を構成するチップに対応しない前記光周波数チップを透過又は反射して選択するフィルタを含み、
    前記対応する光周波数チップを選択する前記フィルタより前に、該光周波数チップを前記対応しない前記光周波数チップとして選択する前記フィルタを配置しないことを特徴とする光通信システム。
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