JP2008218793A - 電子部品の実装装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属バネなどを用いずに、低荷重で電子部品を回路基板などに実装する実装装置を提供する。
【解決手段】一端に電子部品18を吸着保持するための吸着部21を有し、他端にコイル部30と位置規制板とを有するヘッド部22と、磁石部31と磁気回路32とを有して、前記コイル部30と磁気的に結合することで、前記ヘッド部22を始点から終点まで移動させる付勢力を与えるボイスコイルモータ24とを備えた実装装置であって、前記位置規制板は磁性体からなる規制板28とスペーサ29とからなり、このスペーサ29を介して前記磁石部31に吸引させることで、その始点の位置を決定する。
【選択図】図2
【解決手段】一端に電子部品18を吸着保持するための吸着部21を有し、他端にコイル部30と位置規制板とを有するヘッド部22と、磁石部31と磁気回路32とを有して、前記コイル部30と磁気的に結合することで、前記ヘッド部22を始点から終点まで移動させる付勢力を与えるボイスコイルモータ24とを備えた実装装置であって、前記位置規制板は磁性体からなる規制板28とスペーサ29とからなり、このスペーサ29を介して前記磁石部31に吸引させることで、その始点の位置を決定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子部品を搬送、実装するための実装装置に関するものである。
実装装置は、供給された電子部品を、吸着治具で吸着した後、この吸着治具を多層基板などの回路基板上に搬送して位置決め、実装する。吸着治具は、搬送、位置決めのために水平および垂直に移動する機構を備えている。さらに、実装時に電子部品にかかる衝撃などを小さくするために、特に垂直移動機構には、吸着ヘッドの自重を相殺して、低荷重で実装するための機構を備えている。
図3は、実装時の荷重を測定することでその値を一定以下に制御する機構を有した搬送装置の、特にヘッド部を説明するための要部断面図である。電磁コイル1が収納される筒状体2の内側に、非磁性体を介して軸方向に移動可能なセンターポール3を設ける。さらに、筒状体2の外周にセンターポール3と同一方向に移動可能な複数のヨーク4を設けて、センターポール3を一方向に付勢する第一の付勢手段5を設けるとともに、各ヨーク4をセンターポール3と同一方向に付勢する第二の付勢手段6を設ける。そして、センターポール3とヨーク4の少なくとも一方の移動量を検知し、センターポール3およびヨーク4による電子部品への荷重を制限するセンサ7を設けている。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平4−338097号公報
上記のヘッド部は、第一、第二の付勢手段5、6に金属バネなどの弾性体を用いているので、実装装置などの、動作頻度の高い装置においては、金属疲労などが原因でバネ定数が経時変化して、その結果、実装する電子部品へ過大な荷重を与えてしまう課題があった。
そこで本発明は、実装装置の、特にバネなどの機構を有さないヘッド部を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、一端に電子部品を吸着保持するための吸着部を有し、他端にコイル部と位置規制板とを有するヘッド部と、磁石部と磁気回路とを有して、前記コイル部と磁気的に結合することで、前記ヘッド部を始点から終点まで移動させる付勢力を与えるボイスコイルモータとを備えた実装装置であって、前記位置規制板は磁性体からなる規制板とスペーサとからなり、このスペーサを介して前記磁石部に吸引させることで、その始点の位置を決定するものである。
本発明に係る実装装置によれば、一端に電子部品の吸着部を有したヘッド部の他端に、位置規制板とコイル部とを設ける。このコイル部を、磁石部と磁気回路とを有するボイスコイルモータに磁気的に結合することで、始点から終点まで前記ヘッド部を移動させる付勢力を与える。このとき、位置規制板は、磁性体からなる規制板とスペーサとからなり、このスペーサを介して、ボイスコイルモータの磁石部に吸引させることで始点の位置を決定する。そして、ヘッド部はその終点位置であっても、自重よりも大きな吸引力で磁石部に吸引されているので、ヘッド部の自重は常にこの吸引力で相殺されて、ボイスコイルモータの付勢力のみで、低荷重で回路基板などに電子部品を実装できる作用効果を奏するものである。また、突然の停電に対しても、ヘッド部は磁石部に吸引されることで、実装位置から回避するため、他の部位との衝突による破損を防止することができる。さらに、このスペーサを銅や亜鉛などの反磁性体とすることで、磁化を防ぎ、コイルに通電したときに始点位置からの規制板の離れを容易にして動作を滑らかに行うことができる作用効果も同時に奏するものである。
以下に、図を用いて発明の詳細を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を説明する実装装置の斜視図である。
本実施の形態における実装装置は、基台8上に、駆動モータ9とボールネジ10などのガイドとからなる移動機構を有し、導電性ペーストや半田クリームなどの実装材料を塗布するための水平方向(x、y方向)に移動可能な塗布部11と、この塗布部11に対向して設けられた電子部品の実装部12と、この塗布部11と実装部12との間を、キャリアテープなどに固定されたセラミックや樹脂のパッケージ、回路基板などの実装用基板13を搬送するための搬送部14とを備えている。塗布部11は、垂直方向(z方向)に移動可能なシリンジ15と、このシリンジ15からの吐出量を制御する制御ユニット16とをさらに備えており、このシリンジ15を移動機構により実装用基板13上に移動させて、所定の位置に実装材料を塗布する。一方、実装部12は、移動機構の端部に設けたパレット17から、実装する電子部品18を吸着して搬送するための実装ヘッド部19を有している。実装ヘッド部19は垂直、水平方向に移動可能な移動機構と、実装ヘッド部19全体を回動させる回動機構20とを有している。下端(一端)に有する吸着部21で、パレット17上に整列された電子部品18を吸引した後、その電子部品18を搬送部14上に搬送する。そして、移動機構および回動機構20とで実装用基板13との位置を微調整した後、実装ヘッド部19を降下させて決められた位置に低荷重で電子部品18を実装する。
次に、図2を用いて、実装ヘッド部19の詳細とその動作を説明する。
図2は、実装ヘッド部19の要部断面図を示している。
実装ヘッド部19は、下端(一端)に電子部品18を吸着するための吸着部21を有するヘッド部22と、このヘッド部22の外側面を上下動可能に支持する玉軸受け23と、ボイスコイルモータ24とから構成されている。そして、この実装ヘッド部19全体は、他の玉軸受け25を介してフレーム26に回動可能に支持されており、さらにこのフレーム26は、リニアガイド27に固定されることで、実装ヘッド部19全体を上下動させる。
ヘッド部22の上端(他端)には、規制板28とスペーサ29とからなる位置規制板とコイル部30とを有しており、磁石部31と磁気回路32と、このコイル部30とでボイスコイルモータ24を構成している。この磁気回路32は、磁石部31とともにコイル部30を挟むように配置されている。磁気回路32には、所定の電流を供給することにより、コイル部30を貫く貫通磁界を発生するものである。コイル部30は供給される電流と、この貫通磁界との相互作用により生じる力により、接続されたヘッド部22を付勢して上下動させる。
本実施の形態ではヘッド部22を、図2(a)に示す上死点、図2(b)に示す下死点を有する一定の距離Aで上下動させる。下死点は、フレーム26の一部をヘッド部22の下端にせり出して当接させることで決定する。上死点は、ヘッド部22の上端に設けた位置規制板と、ボイスコイルモータ24を構成する磁石部31とを用いて規制する。尚、位置規制板は、鉄、ニッケル、コバルトなどからなる磁性体からなる規制板28と、この規制板28上に固定した非磁性体からなるスペーサ29とから構成されている。そのため、ヘッド部22の上死点は、規制板28を磁石部31で吸引させ、スペーサ29を磁石部31に当接させることで決定するものである。このとき、磁石部31の磁力は、ヘッド部22の重量と玉軸受けなどの摺動抵抗と、ヘッド部22の移動距離Aを考慮して決定する。すなわち、ヘッド部22の下死点における磁石部31の吸引力が、玉軸受けの摺動抵抗とヘッド部22の重量以上となるように決定するものである。こうすることで、金属バネなどの弾性体を使用せずにヘッド部22の自重を相殺することができるので、繰り返し動作による金属疲労で生じるバネ定数の変化がなく、常に一定の荷重で安定した動作を実現することができる。また、突然の停電に対しても、ヘッド部22は磁石部31に吸引されることで、実装位置から回避できるため、他の部位との衝突による破損を防止することができる。
また、スペーサ29を樹脂材料などの非磁性体とすることで、磁石部31による磁界で磁化することはなく、特に磁気回路32に電流を供給して上死点にあるヘッド部22を下方に移動させる付勢力を与える場合に、動作を引っかかりなく滑らかに行うことができる。スペーサ29に金属材料を用いる必要がある場合は、常磁性体であるアルミニウム、クロム、白金などを選択することで、磁性体である規制板28による磁化を最小限に抑えることができる。
また、スペーサ29を金、銀、銅、亜鉛などの反磁性体とすることで、当接面には磁石部31と同じ磁極が形成されることで弱い反発力が働くので、上死点にあるヘッド部22を、当接している磁石部31から容易に離すことができ、ヘッド部22の動作をより滑らかに行うことができる。
尚、本実施の形態では、ヘッド部22を非磁性体として規制板28を別体としたが、ヘッド部22を磁性体とすることで一体構造としてもよい。
上述した電子部品の実装装置は、ヘッド部22の動作を上下動方向として説明しているが、水平方向に動作させる場合であっても適用可能である。
本発明に係る実装装置によれば、一端に電子部品の吸着部を有したヘッド部の他端に、位置規制板とコイル部とを設ける。このコイル部を、磁石部と磁気回路とを有するボイスコイルモータに磁気的に結合することで、始点から終点まで前記ヘッド部を移動させる付勢力を与える。このとき、位置規制板は、磁性体からなる規制板とスペーサとからなり、このスペーサを介して、ボイスコイルモータの磁石部に吸引させることで始点の位置を決定する。そして、ヘッド部はその終点位置であっても、自重よりも大きな吸引力で磁石部に吸引されているので、ヘッド部の自重は常にこの吸引力で相殺されて、ボイスコイルモータの付勢力のみで、低荷重で回路基板などに電子部品を実装できる作用効果を奏するものである。また、突然の停電に対しても、ヘッド部は磁石部に吸引されることで、実装位置から回避するため、他の部位との衝突による破損を防止することができる。さらに、このスペーサを銅や亜鉛などの反磁性体とすることで、磁化を防ぎ、コイルに通電したときに始点位置からの規制板の離れを容易にして動作を滑らかに行うことができる作用効果も同時に奏するので、電子部品を搬送、実装するための実装装置に有用である。
18 電子部品
21 吸着部
22 ヘッド部
24 ボイスコイルモータ
28 規制板
29 スペーサ
30 コイル部
31 磁石部
32 磁気回路
21 吸着部
22 ヘッド部
24 ボイスコイルモータ
28 規制板
29 スペーサ
30 コイル部
31 磁石部
32 磁気回路
Claims (4)
- 一端に電子部品を吸着保持するための吸着部を有し、他端にコイル部と位置規制板とを有するヘッド部と、磁石部と磁気回路とを有して、前記コイル部と磁気的に結合することで、前記ヘッド部を始点から終点まで移動させる付勢力を与えるボイスコイルモータとを備えた実装装置であって、前記位置規制板は磁性体からなる規制板とスペーサとからなり、このスペーサを介して前記ヘッド部を磁石部に吸引させることで、その始点の位置を決定する電子部品の実装装置。
- スペーサは非磁性体からなる請求項1に記載の電子部品の実装装置。
- スペーサは反磁性体からなる請求項1に記載の電子部品の実装装置。
- 終点において、ヘッド部はその重さ以上の吸引力で磁石部に吸引されている請求項2または請求項3に記載の電子部品の実装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007055589A JP2008218793A (ja) | 2007-03-06 | 2007-03-06 | 電子部品の実装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007055589A JP2008218793A (ja) | 2007-03-06 | 2007-03-06 | 電子部品の実装装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=39838464
Family Applications (1)
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JP2007055589A Pending JP2008218793A (ja) | 2007-03-06 | 2007-03-06 | 電子部品の実装装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014096543A (ja) * | 2012-11-12 | 2014-05-22 | Alpha- Design Kk | 部品実装装置、部品実装装置による部品の実装方法及びプログラム |
CN107613686A (zh) * | 2017-09-21 | 2018-01-19 | 成都驹月科技有限公司 | 一种调制光信号的脉冲信号产生器 |
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2007
- 2007-03-06 JP JP2007055589A patent/JP2008218793A/ja active Pending
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CN107613686B (zh) * | 2017-09-21 | 2020-03-17 | 成都驹月科技有限公司 | 一种调制光信号的脉冲信号产生器 |
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