JP2008218717A - 超電導コイル装置、誘導子型同期機、及び変圧装置 - Google Patents

超電導コイル装置、誘導子型同期機、及び変圧装置 Download PDF

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Abstract

【課題】各超電導コイルに流れる交流電流の位相、大きさを自在に調整して、コイル間に均一な交流電流を流すことができる超電導コイル装置、誘導子型同期機、及び変圧装置を提供すること。
【解決手段】超電導部材が巻回され、かつ並列に配された複数の超電導コイルを有する電機子コイルと、超電導コイルに交流電流を通電させ、又は、超電導コイルから交流電流が通電する電線部材17を複数有する交流電気配線18と、交流電気配線18の途中に配された電流調整器20とを備え、電流調整器20が、電機子コイルから遠位側にて電線部材17がともに巻回されて形成された第一巻線部23の各々が直列に接続された第一巻線部群25と、電機子コイルに対して近位側にて第一巻線部群25と直列に接続され、電線部材17の各々が第一巻線部23と逆方向に巻回されて形成された第二巻線部26の各々が、第一巻線部23の各々の近傍に順次配された第二巻線部群27とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、超電導コイル装置及びこれを備えて電機子の極性変化と回転軸の回転とが同期して回転する誘導子型同期機、並びに、超電導コイル装置における交流電圧を変更する変圧装置に関する。
超電導部材が巻回されてなる超電導コイルに通電した場合、超電導コイルに生じる磁場の磁束線が超電導コイル自身を貫通する。そのため、特にビスマス系の超電導部材を使用した場合、磁束密度が大きくなるにつれて流れる電流量が減少してしまい、電流が流れにくくなる。そこで、ビスマス系の超電導部材が極低温度(液体ヘリウム温度)で金属系材料よりも遙かに高い臨界磁界を有することから、超電導コイル全体を液体ネオンや液体ヘリウムによって極低温度に冷却したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このような超電導コイル装置は、磁束密度が大きくなっても超電導コイルの温度を好適に維持して電流量を維持することができる。
このような超電導コイルを複数隣接させて並列に配し、各超電導コイルに又は超電導コイルから交流電流を流した場合、偏流が発生して各コイルに流れる電流の大きさや位相に差又はズレが生じる。この際には、超電導コイル間で出力又は発電量に差が生じるため、所望の性能が得られなくなる。そこで、このような偏流を抑制するために、超電導部材の様々な巻き方が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000-323321号公報 特開平10-308306号公報
しかしながら、上記従来の超電導コイル装置では、超電導コイルの相互インダクタンスの影響によって未だ偏流が生じてしまい、各コイルに均一の電流を流すことが十分にできない。また、超電導コイル自身を流れる交流電流のため、コイルに磁束線が鎖交して超電導コイルが発熱してしまい、超電導コイルの交流電流が低下してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、各超電導コイルに流れる交流電流の位相、大きさを自在に調整して、コイル間に均一な交流電流を流すことができる超電導コイル装置、誘導子型同期機、及び変圧装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る第1の解決手段として、超電導部材が巻回され、かつ並列に配された複数の超電導コイルを有する超電導コイル群と、前記超電導コイルに交流電流を通電させ、又は、前記超電導コイルから交流電流が通電する電線部材を複数有する電線部材群と、前記電線部材群の途中に配された電流調整器と、を備えていることを特徴とする超電導コイル装置を採用する。
また、本発明に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記電流調整器が、前記超電導コイル群から遠位側にて前記電線部材がともに巻回されて形成された第一巻線部の各々が直列に接続された第一巻線部群と、前記超電導コイル群に対して近位側にて前記第一巻線部群と直列に接続され、前記電線部材の各々が前記第一巻線部と逆方向に巻回されて形成された第二巻線部の各々が、前記第一巻線部の各々の近傍に順次配された第二巻線部群と、を備えていることを特徴とする超電導コイル装置を採用する。
この発明は、第一巻線部及び第二巻線部における電線部材の巻き数を調整することによって、第一巻線部と第二巻線部とに生じる磁束を打ち消し合うように、第一巻線部及び第二巻線部を流れる電流の大きさをそれぞれ異ならせることができる。この際、第二巻線部側の磁束が変動しても、変動を打ち消す方向の電流を第二巻線部に発生させることができ、磁束の変動を抑えることができる。
また、本発明に係る第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記第一巻線部における前記電線部材の巻き数と交流電流の大きさとの積が、前記第二巻線部における前記電線部材の巻き数と交流電流の大きさとの積と同一であることを特徴とする超電導コイル装置を採用する。
この発明は、第一巻線部と第二巻線部とに発生する磁束の大きさを同じにすることができ、相互に打ち消すことができる。従って、第一巻線部と第二巻線部との間の磁束が変動した場合、より好適に変動を打ち消す方向の電流を第二巻線部に発生させることができる。
また、本発明に係る第4の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記電流調整器が、強磁性を有し、第一側脚部及び第二側脚部と、これら側脚部の端部をそれぞれ結合する連結部とを有するコア部を複数備え、前記コア部の前記第一側脚部に前記第一巻線部が配され、前記コア部の前記第二側脚部に前記第二巻線部が配されていることを特徴とする超電導コイル装置を採用する。
この発明は、第一巻線部の磁束を第一側脚部に収束させ、かつ、第二巻線部の磁束を第二側脚部に収束させることができ、電流調整器における出力の損失を好適に抑えることができる。そして、連結部を介してコア部内に交流電流を流すことができる。
また、本発明に係る第5の解決手段として、上記第4の解決手段において、前記コア部は、複数の薄板部材が積層されて構成されていることを特徴とする超電導コイル装置を採用する。
この発明は、コア部内に発生する渦電流を各層間で打ち消すことができ、より安定した磁束を発生させることができる。
また、本発明に係る第6の解決手段として、上記第2から第5の何れか一つの解決手段において、前記超電導コイルを貫通する柱状磁性体を備えていることを特徴とする超電導コイル装置を採用する。
この発明は、超電導コイルから発生する磁束を柱状磁性体に流すことができ、超電導コイルと鎖交する磁束を減らすことができる。従って、超電導コイルの発熱を抑えて、交流電流の大きさを好適に維持することができる。
また、本発明に係る第7の解決手段として、上記第2から第5の何れか一つの解決手段において、前記超電導コイルは、前記超電導部材がダブルパンケーキ巻き又はシングルパンケーキ巻きされていることを特徴とする超電導コイル装置を採用する。
この発明は、超電導部材の巻き数を超電導コイル毎に調節することができ、各コイルを流れる交流電流をより好適に均一化することができる。
また、本発明に係る第8の解決手段として、上記第2から第7の何れか一つの解決手段において、前記電線部材が、超電導材からなることを特徴とする超電導コイル装置を採用する。
また、本発明に係る第9の解決手段として、上記第1から第8の何れか一つの解決手段において、前記電流調整器が、インバータ装置を有する交流電源装置と、誘導子型同期機又は変圧装置と、の間に配されていることを特徴とする超電導コイル装置を採用する。
また、本発明に係る第10の解決手段として、上記第2から第8の何れか一つの解決手段に係る超電導コイル装置を備えていることを特徴とする誘導子型同期機を採用する。
また、本発明に係る第11の解決手段として、上記第2から第8の何れか一つの解決手段に係る超電導コイル装置を備えていることを特徴とする変圧装置を採用する。
本発明によれば、並列に配された複数の超電導コイルの各々を流れる交流電流の大きさを均一にし、かつ、位相を揃えることができる。
本発明の一実施形態について、図1から図5を参照して説明する。
本発明に係る超電導電動機(誘導子型同期機)1は、超電導コイル装置2を備えて中心部に回転軸3を有するアキシャルギャップ構造の超電導電動機であって、磁性体からなるヨーク5と、ヨーク5から回転軸3の軸方向に突出して設けられ、径方向にN極及びS極を形成する界磁コイル6とを有して、回転軸3方向に互いに対向するように左右対称に配された一対の界磁側固定子7A,7Bと、界磁コイル6によって形成されるN極に対向するように配されて磁化されるN極誘導子8と、界磁コイル6によって形成されるS極に対向するように配されて磁化されるS極誘導子10と、を有して、回転軸3方向に互いに対向するように左右対称に配された一対の回転子11A,11Bと、回転軸3を回転自在、かつ、貫通可能に支持し、超電導コイル装置2が配された一対の回転子11A,11Bに挟まれた電機子側固定子12とを備えている。
超電導コイル装置2は、内周面13a及び外周面13bを有する円筒状の電機子用断熱冷媒容器(コイル容器)13と、ビスマス系、イットリウム系といった超電導部材が巻回された超電導コイル15を例えば18個有し、これらの超電導コイル15が並列に配されて電機子用断熱冷媒容器13に収納されて冷却される電機子コイル(超電導コイル群)16と、各超電導コイル15に交流電流を通電させる18本の電線部材17を有する交流電気配線(電線部材群)18と、交流電気配線18の途中に配された電流調整器20と、電機子用断熱冷媒容器13の内周面13aと嵌合された円柱状の柱状磁性体21と、を備えている。各超電導コイル装置2は、柱状磁性体21の両端面21a,21bが、N極誘導子8及びS極誘導子10と対向するように、回転軸3を中心とする電機子側固定子12の同一円周上に所定の間隔を設けて埋設されている。
超電導コイル15は、超電導部材が渦巻き状に巻回された第一パンケーキ部15Aと、第一パンケーキ部15Aに対面して配され、第一パンケーキ部15Aと逆方向に巻回された第二パンケーキ部15Bとを備えてダブルパンケーキ巻きに構成されている。各超電導コイル15は、発生する磁場の大きさに合わせて、両端に配されたコイルとそれ以外のコイルとで超電導部材の異なる巻き数となっている。なお、超電導コイルは、シングルパンケーキ巻き、或いはレーストラック巻き、又はこれらが直列接続に構成されていても構わない。
電流調整器20は、電機子コイル16から遠位側となる交流電源22側にて電線部材17がともに巻回されて形成された第一巻線部23の各々が直列に接続された第一巻線部群25と、電機子コイル16に対して近位側にて第一巻線部群25と直列に接続され、電線部材17の各々が第一巻線部23と逆方向に巻回されて形成された第二巻線部26の各々が、第一巻線部23の各々の近傍に順次配された第二巻線部群27と、強磁性を有し、第一側脚部28A及び第二側脚部28Bと、これら側脚部28A,28Bの端部をそれぞれ結合する二つの連結部28Cと、を有して複数配されたコア部28と、を備えている。
第一巻線部23における電線部材17は、例えば一回巻きとされ、第二巻線部26における電線部材17は、例えば超電導コイルの数と同一の18回巻きとなっている。なお、電線部材17の巻き数は、第一巻線部23における電線部材17の巻き数と交流電流の大きさとの積が、第二巻線部26における電線部材17の巻き数と交流電流の大きさとの積と同一になるようなものであれば、上記巻き数に限定されない。
コア部28の第一側脚部28Aには第一巻線部23が配され、コア部28の第二側脚部28Bには第二巻線部26が配されている。
コア部28は、複数の薄板部材28aが積層されて構成されている。
柱状磁性体21は、パーメンダー、珪素鋼板、鉄、パーマロイ等の高透磁性材料からなる図示しない柱状片が、一つの板状片の周囲に配置されて組み合わされることによって構成されている。柱状磁性体21の両端面21a,21bとなる周縁部は、柱状磁性体21の外径よりも大きい外径を有している。
ヨーク5は、パーメンダー、珪素鋼板、鉄、パーマロイ等の磁性体からなり、回転軸3方向に所定の厚さを有する円盤状に形成されている。ヨーク5の中心部には、回転軸3が貫通可能な径の貫通孔5aが設けられている。ヨーク5の互いに対向する内側の面には、回転軸3を中心として環状に形成された界磁用断熱冷媒容器35が、それぞれ回転軸3方向に突出して設けられている。界磁用断熱冷媒容器35内には、液体窒素が充填されており、界磁コイル6が内部に収納されている。
界磁コイル6は、ビスマス系、イットリウム系といった超電導材から構成されており、回転軸3回りに巻回されるようにして界磁用断熱冷媒容器35内に収納されている。このため、界磁コイル6を励磁した際には、外周側と内周側との径方向に分かれて磁極が発生する。
一対の回転子11A,11Bは、FRPやステンレス等の非磁性体からなり、中心部に設けられた嵌合孔30aにて回転軸3を固定支持する回転子本体30をそれぞれ備えている。
ヨーク5と対向する回転子本体30の外側の面には、界磁コイル6が係合される係合溝11aが、回転軸3を中心として環状に形成されている。そして、係合溝11aを囲むように設けられてN極誘導子8又はS極誘導子10を内部に収納する収納凹部11b,11cが、周方向に複数形成されている。
N極誘導子8には、図7に示すように、界磁用断熱冷媒容器35と径方向外方又は内方から対向可能に曲面状に形成された一端面8aと、柱状磁性体21と対向した際に、回転子本体30の周方向に長く、径方向に短い楕円板状又は略円板状に形成された他端面8bとが設けられている。N極誘導子8は、図8及び図9に示すように、回転子本体30の中心に対して点対称となる位置に回転軸3方向に貫通して複数配されている。この際、N極誘導子8の一端面8aは、界磁コイル6のN極発生位置に対向配置され、かつ、他端面8bは、電機子コイル15に対向配置されている。
S極誘導子10には、図10に示すように、界磁用断熱冷媒容器35と径方向外方又は内方から対向可能に曲面状に形成された一端面10aと、柱状磁性体21と対向した際に、回転子本体30の周方向に長く、径方向に短い楕円板状又は略円板状に形成された他端面10bとが設けられている。S極誘導子10は、図8及び図9に示すように、回転子本体30の中心に対して点対称となる位置、かつ、N極誘導子8とは所定の位相差を有する位置に回転軸3方向に貫通してN極誘導子8と同数配されている。この際、S極誘導子10の一端面10aは、界磁コイル6のS極発生位置に対向配置され、かつ、他端面10bは、電機子コイル15に対向配置されている。N極誘導子8及びS極誘導子10は、パーメンダー、珪素鋼板、鉄、パーマロイ等の磁性体から構成されている。
電機子側固定子12は、FRPやステンレス等の非磁性体からなる固定子本体31を備えている。固定子本体31の中心部には、回転軸3が貫通する貫通孔31aが配されている。固定子本体31には、所定の間隔を設けて同一円周上に複数の超電導コイル装置2が複数埋設されている。
界磁コイル6には、直流電気配線32を介して直流電源33が接続されている。また、界磁用断熱冷媒容器35及び電機子用断熱冷媒容器13には、冷却配管36を介して液体窒素を冷媒とする冷却器37が接続されている。この冷却器37は、液体窒素を冷却し、循環させるための不図示の駆動電源と接続されている。
次に、本実施形態に係る超電導コイル装置2及びこれを備える超電導電動機1の作用について説明する。
まず、冷却器37を駆動して、冷却配管36を介して界磁用断熱冷媒容器35及び電機子用断熱冷媒容器13に液体窒素を供給する。そして、界磁用断熱冷媒容器35及び電機子用断熱冷媒容器13内に配された界磁コイル6及び電機子コイル15をそれぞれ冷却して超電導状態とする。
次に、直流電源33から直流電流を界磁コイル6にそれぞれ給電する。このとき、直流電流の向きに応じて、界磁側固定子7Aには、例えば、界磁コイル6の径方向外側にN極及び径方向内側にS極がそれぞれ形成される。これによって、N極誘導子8の電機子側固定子12と対向する他端面8bにN極が導出される。一方、S極誘導子10の電機子側固定子12と対向する他端面10bにS極が導出される。界磁側固定子7Bについても直流電流の向きに応じて同様の磁極が形成され、N極誘導子8及びS極誘導子10のそれぞれの他端面8b,10bにそれぞれN極、S極が導出される。
この状態で、交流電源22から三相交流を電機子コイル15に給電する。
このとき、三相間の位相差によって、電機子コイル15には回転軸3まわりに回転する回転磁界が発生する。そして、磁束線が柱状磁性体21を軸方向に通過して、柱状磁性体21の両端面21a,21bには互いに異なる磁極が交流周期に合わせて交互に現れる。この回転磁界がN極誘導子8及びS極誘導子10のそれぞれの他端面8b,10bとの間で吸引・反発を繰り返して、一対の回転子11A,11B間で同一方向の回転軸線回りの回転力を発生させ、回転軸3が回転する。
ここで、第一巻線部23は、18本の電線部材17が1回巻回されてなり、第二巻線部26は、そのうちの何れか1本が18回巻回されている。また、電線部材17の巻き方向は第一巻線部23と第二巻線部26とでは互いに異なる方向となる。従って、第一巻線部23に生じる磁束と第二巻線部26に生じる磁束とは、大きさが同一、向きが逆方向となり、コア部28内で打ち消される。
また、超電導コイル15に発生する磁場の大きさに応じて、両端部の超電導コイル15とそれ以外の中央部の超電導コイル15とでは超電導部材の巻き数が異なっているので、両端部の超電導コイル15とそれ以外の中央部の超電導コイル15とでは発生する磁束の大きさが異なる。しかし、負荷によっては、超電導コイル15に発生する磁束のバランスが崩れて電機子コイル16に偏流が発生する場合がある。
この際、電流調整器20の第二巻線部26に流れる電流が増減する。例えば、第二巻線部26を流れる電流が増加した場合、第二巻線部26に生じる磁束も増加する。このとき、第一巻線部23に生じた磁束との差を打ち消す方向に電流が流れて、第一巻線部23の磁束を増加させる一方、第二巻線部26の磁束を減少させて、再び磁束を打ち消し合う。
従って、コア部28毎に磁束を打ち消し合う好適な巻き数と電流とを調整することによって、電機子コイル16内では、超電導コイル15間の磁束の差が解消されて、均一な電流が流れる状態となる。こうして、電機子コイル16内の超電導コイル15間の出力が均一となる。
この超電導コイル装置2及び超電導電動機1によれば、電流調整器20の第一巻線部23及び第二巻線部26における電線部材17の巻き数を調整することによって、第一巻線部23と第二巻線部26とに生じる磁束を打ち消し合うように、第一巻線部23及び第二巻線部26を流れる電流の大きさをそれぞれ変動させることができる。この際、第二巻線部26側の磁束が変動しても、変動を打ち消す方向の電流を第二巻線部26に発生させることができ、磁束の変動を抑えることができる。従って、並列に配された複数の超電導コイル15の各々を流れる交流電流の大きさを均一にし、かつ、位相を揃えることができる。
また、超電導コイル装置2が柱状磁性体21を備えているので、電機子コイル15自身を通過する磁束線を柱状磁性体21にも通過させて、電機子コイル15自身を通過する磁束線を少なくすることができる。このため、従来のように、電機子コイル15を液体ネオンや液体ヘリウム等でなく液体窒素の温度で冷却しても、電機子コイル15に十分な電流を流すことができる。しかもこのときの最大磁束密度は、柱状磁性体21の最大磁束密度で制約されるが、柱状磁性体21が冷却されていないので、磁束密度を維持することができる。
この際、柱状磁性体21からはみ出した一部の磁束線が、超電導コイル15の超電導部材を鎖交することを完全には抑えられない。そのため、超電導コイル15の温度が上昇して流れる電流の大きさが減少する場合もある。このときには、超電導コイル15の巻き数を減らして鎖交する超電導部材を減らせばよい。一方、電流調整器20の第二巻線部26の巻き数を削減して交流電流の大きさを増加させることにより、巻き数減による出力低下を抑えて超電導コイル15の出力を維持させることができる。
また、第一巻線部23における電線部材17の巻き数と交流電流の大きさとの積が、第二巻線部26における電線部材17の巻き数と交流電流の大きさとの積と同一なので、第一巻線部23と第二巻線部26とに発生する磁束の大きさを同じにすることができ、相互に打ち消すことができる。従って、第一巻線部23と第二巻線部26との間の磁束が変動した場合、より好適に変動を打ち消す方向の電流を第二巻線部26に発生させることができる。
さらに、電流調整器20のコア部28の第一側脚部28Aに第一巻線部23が配され、コア部28の第二側脚部28Bに第二巻線部26が配されている。従って、第一巻線部23の磁束を第一側脚部28Aに収束させ、かつ、第二巻線部26の磁束を第二側脚部28Bに収束させることができ、電流調整器20における出力の損失を好適に抑えることができる。そして、連結部28Cを介してコア部28内に交流電流を流すことができる。
また、コア部28は、複数の薄板部材28aが積層されて構成されているので、コア部28内に発生する渦電流を各層間で打ち消すことができ、より安定した磁束を発生させることができる。
さらに、超電導コイル15を貫通する柱状磁性体21を備えているので、超電導コイル15から発生する磁束を柱状磁性体21に流すことができ、超電導コイル15と鎖交する磁束線を減らすことができる。従って、超電導コイル15の発熱を抑えて、交流電流の大きさを好適に維持することができる。
また、超電導コイル15が、超電導部材がダブルパンケーキ巻きとされているので、超電導部材の巻き数を超電導コイル15毎に調節することができ、各コイルを流れる交流電流をより好適に均一化することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、誘導子型同期機を超電導電動機としているが、回転軸3を回転することにより発電させる発電機として使用しても構わない。この場合、交流電源22の代わりに図示しない変圧装置等が配される。
この際、上述した超電導コイル装置2を備えた変圧装置を配しても構わない。この場合、変圧装置における偏流が好適に抑えられる。
また、電線部材は、常電導材に限らず、ビスマス系、イットリウム系といった超電導材からなるものとしても構わない。
本発明の一実施形態に係る超電導コイル装置及び超電導電動機の内部構造を示す断面概略図である。 本発明の一実施形態に係る超電導電動機の電機子コイルを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る超電導コイル装置の電流調整器を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る超電導コイル装置の電流調整器におけるコア部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る超電導電動機の電流調整器の作用を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る超電導電動機の回転子本体を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る超電導電動機のN極誘導子を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る超電導電動機のN極誘導子及びS極誘導子の配置状態を示す構成斜視図である。 本発明の一実施形態に係る超電導電動機のN極誘導子及びS極誘導子の配置状態を示す構成斜視図である。 本発明の一実施形態に係る超電導電動機のS極誘導子を示す斜視図である。
符号の説明
1 超電導電動機(誘導子型同期機)、2 超電導コイル装置、15 電機子コイル(超電導コイル)、16 電機子コイル(超電導コイル群)、17 電線部材、18 交流電気配線(電線部材群)、20 電流調整器、23 第一巻線部、25 第一巻線部群、26 第二巻線部、27 第二巻線部群、28 コア部、28A 第一側脚部、28B 第二側脚部、28C 連結部、28a 薄板部

Claims (11)

  1. 超電導部材が巻回され、かつ並列に配された複数の超電導コイルを有する超電導コイル群と、
    前記超電導コイルに交流電流を通電させ、又は、前記超電導コイルから交流電流が通電する電線部材を複数有する電線部材群と、
    前記電線部材群の途中に配された電流調整器と、
    を備えていることを特徴とする超電導コイル装置。
  2. 前記電流調整器が、
    前記超電導コイル群から遠位側にて前記電線部材がともに巻回されて形成された第一巻線部の各々が直列に接続された第一巻線部群と、
    前記超電導コイル群に対して近位側にて前記第一巻線部群と直列に接続され、前記電線部材の各々が前記第一巻線部と逆方向に巻回されて形成された第二巻線部の各々が、前記第一巻線部の各々の近傍に順次配された第二巻線部群と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の超電導コイル装置。
  3. 前記第一巻線部における前記電線部材の巻き数と交流電流の大きさとの積が、前記第二巻線部における前記電線部材の巻き数と交流電流の大きさとの積と同一であることを特徴とする請求項2に記載の超電導コイル装置。
  4. 前記電流調整器が、強磁性を有し、第一側脚部及び第二側脚部と、これら側脚部の端部をそれぞれ結合する連結部とを有するコア部を複数備え、
    前記コア部の前記第一側脚部に前記第一巻線部が配され、
    前記コア部の前記第二側脚部に前記第二巻線部が配されていることを特徴とする請求項2に記載の超電導コイル装置。
  5. 前記コア部は、複数の薄板部材が積層されて構成されていることを特徴とする請求項4に記載の超電導コイル装置。
  6. 前記超電導コイルを貫通する柱状磁性体を備えていることを特徴とする請求項2から5の何れか一つに記載の超電導コイル装置。
  7. 前記超電導コイルは、前記超電導部材がダブルパンケーキ巻き、シングルパンケーキ巻き、或いはレーストラック巻き、又はこれらが直列接続されていることを特徴とする請求項2から5の何れか一つに記載の超電導コイル装置。
  8. 前記電線部材が、超電導材からなることを特徴とする請求項2から7の何れか一つに記載の超電導コイル装置。
  9. 前記電流調整器が、インバータ装置を有する交流電源装置と、誘導子型同期機又は変圧装置と、の間に配されていることを特徴とする請求項1から8に記載の超電導コイル装置。
  10. 請求項2から8の何れか一つに記載の超電導コイル装置を備えていることを特徴とする誘導子型同期機。
  11. 請求項2から8の何れか一つに記載の超電導コイル装置を備えていることを特徴とする変圧装置。
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