JP2008217536A - インタフェース装置およびインタフェースシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔地間で、カクテルパーティ等のような複数の対話空間が存在する多地点コミュニケーション環境を実現する。
【解決手段】地点P1のインタフェース装置100の画像入力部101で得られた入力画像はネットワーク200を介して他の地点のインタフェース装置100に送信されるとともに、反転画像生成部104に送られ、左右反転した反転画像が生成され、指示位置検出部106でユーザU1が指示している位置が検出される。他のインタフェース装置のユーザの入力画像は受信部103で受信され、画像重畳部105で反転画像と重畳される。コマンド選択部107は重畳画像上で、該位置に基き、ユーザU1の指定するコマンドを選択、実行する。情報表示部108は該コマンドに基き重畳画像上に情報を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ(操作者)を含む画像(自己画像)を入力画像とし、ユーザが自己画像を見ながら、メニューの選択・実行ができるインタフェース装置およびシステムに関し、特に遠隔地にある物体(機器等)を操作・表示するインタフェース装置およびシステムに関する。
遠隔地間のコミュニケーションが可能な手法として、特許文献1に記載の手法がある。これは、ディスプレイ上に複数の地点にいるユーザ映像を、自己像を含めて重ね合わせ、その映像を各ユーザに表示することにより、各地にいるユーザが同室にいるかのような効果を持つインタフェースである。
特開2006−221550号公報
しかしながら、従来のミラーインタフェース(自己重畳表示による手法)は、システム上で同時に存在することができる対話空間は1つに限られているため、カクテルパーティ等のような複数の対話空間を同時並行的に生成することができない、という問題があった。
本発明の目的は、遠隔地間で、カクテルパーティ等のような複数の対話空間が存在する多地点コミュニケーション環境を実現できるインタフェース装置およびシステムを提供することにある。
本発明のインタフェース装置は、複数N個の地点間で映像およびコマンドを通信するシステムにおいて、各地点に設けられるインタフェース装置であって、
自己側の画像を入力した入力画像を他の地点のインタフェース装置に送信する画像送信手段と、
他の地点のインタフェース装置から送られてきた画像を受信する画像受信手段と、
画像を左右反転した反転画像を生成する反転画像生成手段と、
自己側の画像を反転した反転画像上で操作者の指示している位置を検出する指示位置検出手段と、
自己側の画像を反転した反転画像と、1個もしくは複数の他の地点のインタフェース装置から送られてきた画像とを重畳した画像を生成する画像重畳手段と、
該重畳画像上で、検出された指示位置に基づき操作者の指定するコマンドを選択して実行するコマンド選択手段と、
該指定されたコマンドに基づき該重畳画像上に情報を表示する情報表示手段と、
該指定されたコマンドを所定の地点のインタフェース装置へ送信するコマンド送信手段と、
他の地点のインタフェース装置から送られてきたコマンドを受信するコマンド受信手段と
を有する。
多地点間の接続において、複数の対話空間を同時並行的に生成させ、地点毎に表示する映像(対話空間の映像)を異なるものにできることにより、遠隔地間でこれまでできなかった、カクテルパーティ等のような複数の対話空間が存在する多地点コミュニケーション環境を実現できる。
本発明の実施態様によれば、前記画像重畳手段は、自己側の反転画像および他の地点のインタフェース装置から送信されてきた画像から、1つまたは複数の画像の組合せを選択する画像選択手段と、選択された1つまたは複数の画像の組合せを重畳し、表示する選択画像重畳処理手段を有する。各地点毎に、重畳する画像を選択する手段を持つことにより、地点毎に異なる重畳画像を表示可能となる。また、対話空間が同時に複数存在する場合についても対応することが可能になる。
本発明の実施態様によれば、前記画像重畳手段は、自己側の反転画像および他の地点のインタフェース装置から送られてきた1つまたは複数の画像を半透明化する半透明化手段と、半透明化された自己側の反転画像および他の地点のインタフェース装置から送られてきた1つまたは複数の画像を重畳する重畳手段を有する。これにより、ユーザの自己像を含む反転画像を半透明化して他の地点のインタフェース装置の画像に重畳するため、ユーザは他の地点のインタフェース装置の入力画像中の物体像と、ユーザの自己像を同時に見られるので、手指等と目的の物体を重ねる操作を行う際に、遠隔地でありながら、仮想的に同じ部屋にあるかのような操作性の高いインタフェースを実現できる。
本発明の実施態様によれば、前記画像選択手段による、重畳する画像の組合せを、指示により任意の組合せに動的に切り替える手段を有する。これにより、重畳する画像の組合せを、任意の組合せに動的に切り替えることができる。
本発明の実施態様によれば、前記選択画像重畳処理手段は、異なる地点の、同じ重畳画像を見ているユーザ同士の音声レベルと、異なる地点の、異なる画像を見ているユーザ同士の音声レベルを異なる値にする手段を有する。これにより、複数の地点において、複数の対話空間が生成されているときに、対話空間に含まれている人同士の音声は互いに大きく聴こえるが、異なる対話空間に含まれる者同士では、音声が互いに小さく聴こえるように設定できる。
本発明のインタフェースシステムは、複数N個の地点にそれぞれ設けられたインタフェース装置と、ネットワークを介して前記複数のインタフェース装置と接続された少なくとも1つの多地点情報管理装置を有し、
前記多地点情報管理装置は、
前記各インタフェース装置が送信したコマンドを、前記ネットワークを介して受信するコマンド受信手段と、
前記の受信したコマンドを、各インタフェース装置へ前記ネットワークを介して送信するコマンド送信手段と、
前記コマンド受信手段で受信されたコマンドを、該コマンドが転送されるべきインタフェース装置へ前記コマンド送信手段を介して送信するコマンド制御手段と
を含み、
前記各インタフェース装置は、
自己側の画像を入力した入力画像を他の地点のインタフェース装置に送信する画像送信手段と、
他の地点のインタフェース装置から送られてくる画像を受信する画像受信手段と、
画像を左右反転した反転画像を生成する反転画像生成手段と、
自己側の画像を反転した反転画像上で操作者の指示している位置を検出する指示位置検出手段と、
自己側の画像を反転した反転画像と、1個もしくは複数の他の地点のインタフェース装置から送信されてきた画像とを重畳した画像を生成する画像重畳手段と、
該重畳画像上で、検出された指示位置に基づき操作者の指定するコマンドを選択して実行するコマンド選択手段と、
該指定されたコマンドに基づき該重畳画像上に情報を表示する情報表示手段と、
該指定されたコマンドを前記多地点情報管理装置へ送信するコマンド送信手段と、
前記多地点情報管理装置から送られてくるコマンドを受信するコマンド受信手段と
を含む。
コマンド情報を多地点情報管理装置で一括管理するので、ネットワークの通信負荷を小さくでき、インタフェース装置の処理負荷を小さくできる。
本発明の他のインタフェースシステムは、複数N個の地点にそれぞれ設けられたインタフェース装置と、ネットワークを介して前記複数のインタフェース装置と接続された少なくとも1つの多地点情報管理装置を有し、
前記多地点情報管理装置は、
前記各インタフェース装置が送信したコマンドを、前記ネットワークを介して受信するコマンド受信手段と、
前記の受信したコマンドを、各インタフェース装置へ前記ネットワークを介して送信するコマンド送信手段と、
前記コマンド受信手段で受信されたコマンドを、該コマンドが転送されるべきインタフェース装置へ前記コマンド送信手段を介して送信するコマンド制御手段と
前記各インタフェース装置が送信した画像を、前記ネットワークを介して受信する画像受信手段と、
前記の受信した画像を、各インタフェース装置へ前記ネットワークを介して送信する画像送信手段と、
前記画像受信手段で受信された画像の中から、画像送信先のインタフェース装置が必要とする画像を選択し、該画像送信先のインタフェース装置へ前記画像送信手段を介して送信する画像制御手段と
を含み、
前記各インタフェース装置は、
自己側の画像を入力した入力画像を前記多地点情報管理装置に送信する画像送信手段と、
前記多地点情報管理装置から送られてきた画像を受信する画像受信手段と、
画像を左右反転した反転画像を生成する反転画像生成手段と、
自己側の画像を反転した反転画像上で操作者の指示している位置を検出する指示位置検出手段と、
自己側の画像を反転した反転画像と、1個もしくは複数の他の地点のインタフェース装置から送信されてきた画像とを重畳した画像を生成する画像重畳手段と、
該重畳画像上で、検出された指示位置に基づき操作者の指定するコマンドを選択して実行するコマンド選択手段と、
該指定されたコマンドに基づき該重畳画像上に情報を表示する情報表示手段と、
該指定されたコマンドを前記多地点情報管理装置へ送信するコマンド送信手段と、
前記多地点情報管理装置から送られてきたコマンドを受信するコマンド受信手段と
を含む。
コマンドに加えて画像の通信も多地点情報管理装置を介して行なうことにより、各地点のインタフェース装置における送信処理負荷をさらに低減でき、またネットワークの負荷をさらに減らせる。
本発明は下記の効果がある。
多地点間の接続において、複数の対話空間を同時並行的に生成させ、地点毎に表示する映像(対話空間の映像)を異なるものにできることにより、遠隔地間でこれまでできなかった、カクテルパーティ等のような複数の対話空間が存在する多地点コミュニケーション環境を実現できる。
多地点間の接続により、各ユーザが任意の相手の部屋の物体に対して、機器操作したり、情報表示したり、同じ物を指し示したりできる。また、任意の複数地点の映像を重畳できることにより、地点数が多くても必要な地点の映像だけ重畳できるので、機器操作したり、情報表示したり、指し示したりする際に、利便性を高められる。
コマンドの通信、さらには画像の通信も多地点情報管理装置を介して行なうことにより、各地点のインタフェース装置における送信処理負荷を低減でき、またネットワークの負荷を減らせる。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態のインタフェースシステムの構成を示す図、図2、図3はそれぞれ本インタフェースシステムを構成するインタフェース装置100の送信部102、受信部103の構成を示す図である。
本実施形態のインタフェースシステムは、複数N個の地点Pi間(i=1〜N)で映像およびコマンドを通信するシステムで、インターネット、公衆電話網等のネットワーク200を介して接続される、各地点Piに設けられた同じ構成のN個のインタフェース装置100からなる。各インタフェース装置100は当該地点Piでの操作者Ui(i=1〜N)を含む画像(自己画像)を入力画像とし、ユーザUiが自己の画像を自分で見ながら、自己の動作に基づき、遠隔地画像または自己画像中の物体に対しコマンドを実行する。遠隔地画像は、当該地点Piと異なる1つまたは2つ以上の地点で得られる画像で、図6に示すように、ネットワーク200を介して通信され、当該地点Piのインタフェース装置100に送られる。
インタフェース装置100は画像入力部101と送信部102と受信部103と反転画像生成部104と画像重畳部105と指示位置検出部106とコマンド選択部107と情報表示部108とディスプレイ109とを有している。送信部102は画像送信部102aとコマンド送信部102bで構成されている。受信部103は画像受信部103aとコマンド受信部103bで構成されている。反転画像生成部104と画像重畳部105と指示位置検出部106とコマンド選択部107は画像生成部110を構成している。また、送信部102と受信部103と反転画像生成部104と画像重畳部105と指示位置検出部106とコマンド選択部107と情報表示部108は処理部120を構成している。
以下、地点P1にある、ユーザU1のインタフェース装置100の各部について説明するが、他の地点のインタフェース装置100についても同様である。
画像入力部101は、ユーザU1を含む画像を入力するためのもので、本例では、図1のように1台のカメラを用いる。カメラは一般に用いられるビデオカメラでよく、白黒でもカラーでもよい。ただし、下記で述べる色情報を使用した方法を用いる場合はカラーカメラが必要である。
送信部102は、画像入力部101で入力された入力画像を、ネットワーク200を介して他のすべて地点のインタフェース装置100へ送信する。これはマルチキャスト送信を行えば可能である。また、送信部102は、入力画像を、同時に、ユーザU1側の反転画像生成部104へ送る。さらに、送信部102は、コマンド選択部107から送られたコマンド情報を受け取り、該コマンド情報を、ネットワーク200を介して該当するユーザのインタフェース装置100へ送信する。ユーザU1のインタフェース装置100から送られたユーザU1の入力画像は、他のすべての地点のインタフェース装置100の受信部103で受信される。画像を、ネットワークを介して送る方法は、既存の一般的なインターネットを用いた映像データ送信技術を使うことも可能であり、また一般的な映像放送等による無線を用いた送信も、有線ネットワーク上での送信も容易に可能である。さらにまた、ネットワークを介さず映像用ケーブル等で、ユーザU1のインタフェース装置100の送信部102と他のすべての地点のインタフェース装置100の受信部103を直接接続することも可能である。ユーザU1の地点P1と他のユーザの地点が比較的近い場所にある場合には、このように直接(映像ケーブル等で)接続して映像信号を送る方法も有効である。その場合は図1中のネットワーク200は省略できる。
受信部103は、地点P1以外の1つないしは複数の地点のインタフェース装置100から送られた入力画像を受信する。また、受信部103は、同様に地点P1以外の1つないしは複数の地点のインタフェース装置100から送られてくるコマンド情報を受信し、ユーザU1のインタフェース装置100のコマンド選択部107へ送る。受信した画像は、画像重畳部105へ送られるとともに、反転画像生成部104へ送られる。前述の反転画像生成部104において、地点P1以外の他の地点の画像を反転/非反転できることを述べたが、本受信部103において反転/非反転を切り換える方法も考えられる。具体的には、受信した地点P1以外の地点の画像を、画像重畳部105と反転画像生成部104のどちらに送るかを、この受信部103で切り換えることで可能である。この場合、送り先の設定を、予め初期設定、または動作中に設定変更も可能とすることにより、反転画像生成部104へ送って反転してから画像重畳部105へ送ることもできるし、非反転のまま画像重畳部105へ直接送ることも可能である。
反転画像生成部104は、送信部102から出力された、ユーザU1側の入力画像または受信部103から出力された、他のユーザ側の入力画像を入力し、左右反転し、あるいは反転せずにそのまま、画像重畳部105と指示位置検出部106に出力する。ここで、反転画像生成部104では、送信部102から送られてくるユーザU1の入力画像と、受信部103から送られてくる他の地点のユーザU2〜UNの画像に対し、画像毎に、反転画像生成処理のオン/オフは切り換えられるものとする。反転/非反転の設定は、予め初期設定、または動作中に設定変更も可能とすることにより、いずれの画像も各々反転画像を生成して出力してもよいし、非反転で(反転せずそのまま)出力してもよい。なお、画像の反転/非反転の設定は受信部103で行い、「反転」に設定されていれば反転画像生成部104に、「非反転」が設定されていれば画像重畳部105にユーザの画像が出力されるようにしてもよい。この設定も予め初期設定として行ってもよいし、動作中に行ってもよい。
画像重畳部105は、反転画像生成部104から出力された画像と、受信部103で受信された、他のユーザの入力画像を1つの画像に重ね合わせる。このとき、ユーザU1の自己像が写った反転画像からユーザU1の体の輪郭(または動作入力に必要な手指等の部分画像だけでもよい)を切り出し、他ユーザ側の入力画像の上に切り出した部分画像を重ね合わせる。ユーザU1の体の切り出しは、例えば画像処理により実現できる。切り出しの画像処理方法としては、背景差分によるユーザU1の切り出しがある。これは、例えば反転画像(またはユーザU1側の入力画像)についてユーザU1のいない場合の背景画像を予め撮影、取得しておき、ユーザU1がいる場合に、背景画像と、ユーザU1がいる場合の画像との差分画像を生成することにより行える。差分画像は、例えば、全画素値について、画素毎に、背景画像の画素値と、同じ画素位置の現画像の画素値の差の絶対値を求めることにより作成できる。または、肌色認識処理を用いることにより、手の部分だけを切り出すことも容易に可能である。これらにより、各地点P1〜PNのインタフェース装置100のディスプレイ109には、図7に示したように、同じネットワーク200に接続されているすべての地点P1〜PNの反転画像を重畳させて表示することもできる。この場合、インタフェース装置100を利用する全てのユーザU1〜UNは同じ画面を共有でき、あたかも多人数が同じ部屋で作業しているかの臨場感を提供することができる。
指示位置検出部106は、反転画像生成部104から出力された画像上において、ユーザU1が手指等の体の部位で指し示す位置(ユーザ指示位置)を検出し、コマンド選択部107と情報表示部108に出力する。
指示位置検出部106の1つ目の実現例として、ユーザU1がマーカを持ち、入力画像中のマーカを画像処理により検出する方法がある。例えば、まず、赤色(他の色でもよいが、背景画像中に少ない色が好ましい)の物体を手に持ちもしくは装着し、それをカメラの前で手振りして動かす。得られたカラー画像のRGB等色情報の値から赤色成分を抽出し、ラベリング処理(固まり毎にグループに分ける一般的な画像処理方法)を用い、その中で最も面積の大きい赤色部分を1つ選び、その位置の重心位置(x,y)を求める。得られた重心位置(x,y)座標をユーザ指示位置とする。ここで、赤色の物体の代わりに、赤色(前記物体同様、他の色でもよい)の発光ダイオード(LED)を発光させた状態で、手に持ちもしくは装着し、当該色を抽出して同様に行う方法も可能である。(x、y)は重心位置(抽出した部分の全画素値のx座標の合計値の平均値、およびy座標の合計値の平均値)でなく、中心位置(抽出した部分のx座標の最大値と最小値の中心値、およびy座標の最大値と最小値の中心値)でもよい。
指示位置検出部106の2つ目の実現例として、ユーザU1がマーカをもたずに、入力画像中の手の位置を画像処理により直接検出する方法がある。例えば、まず、得られたカラー画像のRGB等の色情報の値から肌色成分を抽出し、ラベリング処理を行う。得られた複数の肌色成分の中から、手の大きさや位置等の制約情報を利用して、目的とする手を選択する。その選択する具体的な方法例としては、ユーザが通常衣服を着ているとすると、肌色部分の候補となる可能性が高いのは両手と顔と考えられ、また最も面積が大きいのは顔と考えられるので、2つ目と3つ目に面積が大きい肌色部分を手の候補として選択する。ユーザ指定位置を両手とした場合、その2つの肌色部分の候補に対する重心位置を、2つの候補から1つ選ぶ必要があるが、予め例えば右手を指定する手としたら、体よりも右手側にある候補を(右手の可能性が高いことから)右手の肌色部分として選び、その重心位置を右手のユーザ指定位置とすればよい。左手の場合も同様である。
指示位置検出部106のこれらの実現例では、前述した検出処理をする前に、差分画像を用いた処理を加えることにより、精度を上げることもできる。差分画像は、例えば、反転画像上で、予め撮影した背景画像(ユーザのいない状態で撮影した画像)と、現在撮影している現画像(ユーザがいる状態の画像)との間で作成する。差分画像は、例えば、全画素について、画素毎に、背景画像の画素値と、(同じ画素位置の)現画像の画素値の差の絶対値を求めることにより作成できる。この差分画像を用いることにより、体等の動く物体だけを予め抽出しておき、その後前述したような画像処理(体に付けたマーカを抽出する方法や、肌色を抽出する方法等)によりユーザ指定位置を検出し、その座標を取得すれば、背景画像に含まれるマーカの色や肌色に似た色の誤検出を減らせることが容易に推測できる。
このような指示位置検出部106により、コマンド選択のために、体全体を対象とせず、マーカや手のみを接触部位判定に用いることができるので、コマンド選択のためのアイコン等を任意の位置におけるのでその位置およびユーザ動作に関して高い自由度が得られる。
コマンド選択部107は、指示位置検出部106で得られたユーザ指示位置と、ユーザU1が選択しようとするコマンド情報(U1のコマンド情報)のディスプレイ109上での表示位置(予めコマンド選択部107に設定しておけばよい)を照らし合わせ、両者の位置関係からユーザU1が指示しようとするコマンド情報を探索し、選択、実行する。また、コマンド選択部107は、受信部103から送られる地点P1以外の他の地点のコマンド情報を受け取り、ユーザU1の場合と同様に、ユーザU1側のインタフェース装置100において該コマンドを選択し実行する。さらに、コマンド選択部107は、ユーザU1側のコマンド情報を送信部102に送り、ネットワーク200を介して地点P1以外の他の地点のインタフェース装置100へ送る。ユーザが選択しようとするコマンド情報のディスプレイ109上での該表示位置は、各々予め、該遠隔地側入力画像上での表示位置を定めて記憶しておけばよい。例えば、ユーザ指示位置からある一定の距離範囲に表示位置を持つコマンドがあればそれを選択すればよい。コマンド情報の表示位置は、コマンド毎に予め任意の位置に決めておけばよい。また、地点P1以外の他の地点のユーザ(遠隔地側)のインタフェース装置100から送られるコマンド情報に関しては、設定により、実行する/実行しないを選択して切り換えるようにすることもできる。
情報表示部108は、画像重畳部105で得られた重畳画像と、コマンド選択部107で作成されたコマンド情報とをディスプレイ109に表示する。
ディスプレイ109は、コンピュータ用に使われる汎用のディスプレイでよく、コンピュータの画面とカメラ画像を表示できるものであればよい。コマンド情報とは、コマンド表示位置やコマンド内容等のコマンドに関わる情報と、ユーザU1がその中から選択したコマンドの情報であり、その表示方法は、コンピュータで作製したCGで選択可能なコマンド(群)、および選択されたコマンドを表示すればよい。また、指示位置検出部106で得られたユーザ指示位置についても、例えばマウスのカーソル表示のようにリアルタイムに明示して表示してもよい。コマンドの内容としては、遠隔地側の物体を操作したり、情報を表示するコマンドでもよいし、ユーザ側の部屋に関わる操作や情報表示を行うコマンドでもよい。遠隔地側の物体を操作したり、情報を表示するコマンドであれば、重畳画像中に遠隔地側の画像が表示されているので、ユーザU1にとって、操作の判断や、操作結果の確認が可能であり、ユーザ利便性の高いインタフェースを実現できる。
本実施形態では、ユーザは、自己画像が映った画面を見ながら、同じ画面上に表示されているCGアイコンによるコマンド情報(情報表示部の説明参照)に手指等を重ね合わせるだけで、画面に直接触らずに、自己画像中の物体に対するコマンドの選択・実行や、遠隔地画像中の物体に対するコマンドの選択・実行が可能である。このような操作方法により、分かり易く間違いの少ない指示が可能になる。
また、ユーザU1とユーザU2の2地点間を接続するだけでなく、図7に示すように、3地点以上(最大N地点)の画像を重畳することにより、3地点以上のユーザが、各々互いの部屋もしくは自分の部屋の物体等に対して、同時に、機器を操作したり、情報を表示したり、同じ物を指し示したりすることができる。例えば、地点P1にいるユーザU1が地点P2にある照明のスイッチをオン/オフしているのと同時に、地点P2にいるユーザU2が地点P3にあるTVのチャンネル操作を行ったり、地点P1の本の情報表示を行ったりできる。また、3地点以上の映像が重畳できるので、ユーザU1とユーザU2とユーザU3が一緒に同じ位置を指しあうことができるため、例えば、地点P2にある棚に置いてある本に対し、ユーザU1とユーザU3が同時に同じ位置を指しあうことにより、直感的な動作による意思伝達を行うことができる。
また、地点P1において、ユーザU1の入力画像と、地点P1以外の地点から送られてきた画像は、反転画像生成部104により、各々個別に、反転したり非反転のまま(正像のまま)にしたりすることができる。よって、ユーザU1が見るディスプレイ109に表示される画像は、例えば、P1とP2とP3の3地点のユーザU1,U2,U3を重畳した場合、U1の反転/非反転+U2の反転/非反転+U3の反転/非反転、の各々の反転/非反転の組み合わせにより8通りの重畳画像が可能である。
具体的な利用シーンを考えると、U1の反転+U2の反転+U3の反転の場合は、同じ方向を向いている隣り合った3人の前に鏡があり、鏡を介して(鏡越しに)、鏡に映っている隣の人を見ながら会話等のコミュニケーションを行う状況(すなわち例えば銭湯で鏡越しで隣に座っている人と会話する状況)と同様のシーンを実現できる(図4)。このときは、自分が反転画像、相手側の画像も反転画像であることにより、互いに相手の同じ位置を指し示すことが可能になる。
また、U1の反転+U2の非反転+U3の非反転の場合は、ディスプレイ109の中を通して(透かして)向こう側に、相手(U2とU3)がいる状況を再現できる。つまり、ユーザU1と、ユーザU2、U3の間に半透明の板(ハーフミラーまたはディスプレイ)があり、半透明板上に映った自分の像と、半透明板を透かして見える相手側の像が重なって同じ板上に表示される状況(例えば窓越しに向こうの部屋の中が見えつつ、自分も窓に薄く映っている状況)と同様のシーンを実現できる(図5)。このときは、自分が反転画像、相手側の画像が正像(非反転画像)であることにより、ユーザU1が遠隔地のユーザU2側の部屋の中の物体を半透明板上で重ね合わせて指し示すことが可能である。
[第2の実施形態]
図8は、本発明の第2の実施形態を説明する図である。
本発実施形態では、第1の実施形態で示した画像重畳部105が、地点毎に異なる重畳画像を生成し、表示する機能を備える。すなわち画像重畳部105の中にある重畳処理部が画像選択部105aと選択画像重畳処理部105bで構成されている。他の構成要素は、第1の実施形態と同じである。
画像選択部105aは、入力された複数の遠隔地画像(または半透明化処理部(後述)で半透明化された画像)から所定の1つまたは複数画像の組合せだけを選択し、その画像だけを次の選択画像重畳処理部105bへ送る。画像選択部105aにおいて、複数の入力画像から出力する画像を選択する方法としては、画像選択部105aの中に、選択すべき画像の地点情報を記録しておき、その情報に基づき出力する画像を選べばよい。選択する画像の地点情報は、予め各地点において与えておいてもよいし、他の地点からコマンドの情報として送られてもよい。
図9に自地点をP1とした場合の処理の流れの例を示す。地点P1内では、自己画像と、他地点(P2〜PN)の画像が画像選択部105aへ入力される(ステップ1001)。その中から、対話空間情報に基づき、選択すべき画像を選ぶ(ステップ1002)。対話空間情報とは、P1〜PNのN地点において、どの地点間で対話空間が生成されているかの対話状態の情報やその地点での表示状態を表す情報などである。例えば、ユーザU1とU2が対話している状態であり、かつユーザU1の表示状態がそのユーザU1とU2の対話空間を表示する状態であれば、入力された画像の中から、ユーザU1とU2の画像が選択画像重畳処理部105bへ出力される(ステップ1003,1004)。
表1から表3に対話空間情報の例を示す。
Figure 2008217536
Figure 2008217536
Figure 2008217536
表1の対話空間情報の例は、地点Piにおける表示状態SDiと対話状態SCiを持つ例である。表示状態には、どこかの対話空間を表示する状態や、どこかを視聴だけする状態や、自分自身を視聴する状態などがある。視聴の場合は、視聴しようとする地点のユーザが、どこか他の地点のユーザと対話中の場合、例えば、ユーザU1とU2が対話中の場合、ユーザU3がユーザU1を視聴しようとしたときは、ユーザU3の画面はユーザU1、U2の対話を表示すればよい(もちろんユーザU1だけを表示してもよい)。
対話状態とは、ユーザUiが誰と対話空間を構成しているか、もしくは構成していないか、の情報がある。また、表2は、対話状態の情報を、別リストとして記録する場合の方法である。また、表3は、総当たりの表を用いて、自分がどの相手とどういう対話状態であるか、およびどこを表示している状態か、の情報を持つ。いずれも、地点Piでは、自地点の表示状態と、対話状態が記録されている。このような対話空間情報を、各地点で持つ。
また、対話空間は、2者間に限らず、3者以上の(例えば、ユーザU1、U2、U5の)対話空間も可能である。また、自分の含まれない対話空間を視聴することも可能である。また、自地点(ここではP1)を含まない対話空間(例えば、ユーザU2、U3、U5の3者間の対話)も可能である。また、2者以上の対話空間が存在しない場合は、自地点のみの画像を選択したり、他の任意の1地点を選択することも可能である。さらに、そのような対話空間が同時に複数存在する場合(後述)は、対話空間情報において指定される対話空間に含まれる地点の画像を選択する。
これらの対話空間情報は、初期設定などにより、設定を変更することで、対話空間の設定や表示状態を予め任意に変更することができる。
選択画像重畳処理部105bでは、送られてきた1つまたは複数画像の組合せを重畳し、表示する重畳画像を生成する。重畳処理の具体的な方法については、第1の実施形態と同様である。
このように、各地点毎に、重畳する画像を選択する手段を持つことにより、地点毎に異なる重畳画像を表示することが可能となる。また、この方法により、対話空間が同時に複数存在する場合についても対応することが可能になる。対話空間が同時に複数存在する場合について、具体的な方法を以下に示す。
図10に、複数の対話空間を同時に生成した場合の利用例を示す。従来方式(図10(1)、例:既存TV会議システム等)では、地点の数が増えても同時に可能な対話空間は1つだけであるのに対し、本発明の方式(図10(2))では、複数の対話空間を同時に生成することができる。これにより、例えば立食パーティのような複数の対話空間が同時並行に存在するような環境を、ネットワークを通した遠隔地間においても再現することが可能となる。
図10(2)では、ユーザU1とU2の間で対話しているとき、ユーザU3とU4の間では別の対話空間が同時に生成されており、地点P1とP2における表示画面はU1とU2が重畳された画像であるのに対し、地点P3とP4における表示画面はユーザU3とU4が重畳された画像となる。これは、画像選択部105aと選択画像重畳処理部105bを、地点毎に別々に設けていることにより可能となっている。
図11では、ユーザU1とU2が対話し、同時にユーザU3とU4が対話している状態において、各地点P1〜P5での画面表示例を表している(図11(1))。対話している人は、自分と対話相手の映像が(半透明で)重畳された映像が表示される。必要に応じて、画面上には他の地点(または全地点)の画像も小さく表示することもできる。つまり、ユーザU1とU2が見ている画面には、ユーザU1とU2の重畳映像が表示されており(図11(2))、同様にユーザU3とU4の画面には、ユーザU3とU4の重畳映像が表示されている(図11(3))。ここでは、2地点の重畳を例としているが、3地点以上の対話空間の重畳も同様に可能である。
また、対話空間に参加していない地点(の人)は、自己像のみを表示したり、どこかの地点を視聴するだけしたりすることができる。図11(1)の例では、地点P5では、ユーザU1とU2の対話を視聴した状態となっている。このときは、地点P5の画面には、ユーザU1とU2の重畳映像が表示される。
図10、図11では、分かり易くするため、各地点P1〜P5は1人の絵となっているが、複数の人数でも同じである。また、図11の例では、地点数は5地点としているが、5地点以外のN地点でも同様である。
[第3の実施形態]
図12は本発明の第3の実施形態を説明する図である。
本実施形態では、第1の実施形態で示した画像重畳部105が、画像を半透明化処理する仕組みを備えている。すなわち、画像重畳部105が半透明化処理部105cと重畳処理部105dで構成されている。他の構成要素は、第1および第2の実施形態と同様に構成され、同様に動作する。
以下では主に地点P1のユーザU1側のインタフェース装置100に関する動作について説明するが、地点P2以外の他の地点のインタフェース装置100についてもユーザU1側のインタフェース装置100と同様な動作を行う。
半透明化処理部105cは、入力された画像を半透明化する。ユーザU1側の自己像と、地点P1以外の地点(遠隔地側)の画像について、いずれも各々個別に半透明化処理を行う。半透明化の度合いを自由に設定することも容易に可能である。半透明化の方法は、画像データに対し、画素ごとに透明度(アルファ値とも言われ一般的な方法である)情報を持たせることで実現できる。透明度の変更により、自己像も遠隔地側画像もいずれも各々個別に、半透明ではなく、完全な透明(すなわち非表示)にしたり、不透明にしたりすることも可能である。
重畳処理部105dは、半透明化処理した自己像と、1つないしは2つ以上の遠隔地側画像とを重ね合わせて(重畳して)1枚の画像(重畳画像)を生成する。重畳する際は、両者の透明度の割合に応じて、複数ある画像中の画素を重ね合わせればよい。例えば、ユーザU1,U2,U3のいる3地点P1、P2、P3の場合、ユーザU1の不透明度が0.6、U2の不透明度が0.3、U3の不透明度が0.1とすると、U1の画像のある画素は60%、U2の対応する画素は30%、U3の対応する画素は10%、の割合にした値を、3つ加算して求めればよい。
これにより、ユーザの自己像を含む反転画像を半透明化して遠隔地側画像に重畳するため、ユーザは遠隔地側入力画像中の物体像と、ユーザの自己像を同時に見られるので、手指等と目的の物体を重ねる操作を行う際に、遠隔地でありながら、仮想的に同じ部屋にあるかのような操作性の高いインタフェースを実現できる。また、各々の透明度(または不透明度)は自由に設定(予め初期設定も可能、または動作中に設定変更も可能とする)できるので、それぞれの入力画像の状態(撮影された照明条件、背景画像、物体・ユーザの色状態など)により、ユーザに最も操作しやすく自由に各々の透明度を変更することもできる。
また、これにより、地点P1の自己画像および地点P1以外の地点の画像をいずれも任意の透明度で半透明化して重畳することにより、ユーザU1は自己画像中の物体または地点P1以外の地点の画像中の物体の像と、ユーザU1の自己画像を同時に見られるので、手指等と目的の物体を重ねる操作を行うことで、自分の部屋の物体も、また地点P1以外の地点にある物体も、仮想的に同じ部屋にあるかのように、画面上で指差したり、触ることができ、操作性の高いインタフェースを実現できる。透明度は自由に設定できるので、重畳したときに、ユーザに最も操作しやすく自由に透明度を変更することができる。
また、ユーザ側の映像全体を半透明にして重畳することにより、ユーザは、ブルーバックによるクロマキー合成時等の特殊な環境は必要なく、任意の背景で自部屋や遠隔地の物体操作が可能である。また、遠隔地の人と自部屋のユーザが重なった場合でも透過して映るので、その場合でも互いに隠れることなく、相手の画像や物体を見ることができる。
[第4の実施形態]
本実施形態は、第1〜3の実施形態の内容に加え、地点毎に異なる重畳画像を生成・表示する手段に関し、その重畳する画像の組合せを、動的に任意の組合せに切り替える手段を備える。これは、第2の実施形態における画像選択部105aにおいて、動作中に(動的に)重畳するために選択する画像を切り替える機能を付加することにより可能である。
具体的な方法としては、第2の実施形態における対話空間情報を、動作中に変更することで可能である。処理の流れの例を図13に示す。各地点で重畳表示したい地点の画像を変更したい場合は、その地点の対話空間情報を外部(自地点からでもよいし、他の地点からでもよい)から動的に変更すればよい(ステップ1005,1006)。
図14はその具体的な組合せの切替え例を示している。ここでは、P1〜P5の5地点の場合の例であるが、5地点以外のN地点でも同様である。
はじめに、状態例1では、全員がU3の人を見ている(表示している)。
次に、状態例2では、ユーザU1〜U5のうちいずれか、もしくは外部からの入力により、ユーザU1とU2の表示画面は、ユーザU1とU2の重畳表示映像に切り替え、ユーザU4とU5の表示画面は、ユーザU4とU5の重畳表示映像に切り替えることができる。このとき、ユーザU3は、ユーザU1とU2の重畳表示を見ている例(視聴だけしている例)としているが、自分だけを見ていてもよい。このときのユーザU1、U2における対話空間情報としては、少なくともユーザU1とU2が対話している情報と、ユーザU4とU5が対話している情報と、自地点ではユーザU1とU2の対話空間を表示しようとしているという情報を持てばよい。全地点において、同じすべての対話空間情報を持っていてもよいし、表示すべき最小限(例えば地点P1、P2では、ユーザU4とU5の対話情報は持っていなくてもよい)の情報だけ持っていてもよい。
次に、状態例3では、ユーザU3が、ユーザU1とU2の対話空間に割り込み、ユーザU1とU3が対話する状態に切り替えている。ユーザU2は図ではユーザU1、U2の対話空間を視聴している例としているが、ユーザU2だけの映像になってもよいし、ユーザU1、U2、U3がすべて重畳された状態になってもよい。割り込みにより対話空間が変更されると、その変更された対話空間情報は、他の各地点にコマンドとして送信され、各地点の対話空間情報も変更される。これにより、割り込みされた側の地点(P1、P2)においても、その重畳表示画面は変更される。
次に、状態例4では、ユーザU2が、ユーザU4、U5の対話空間を視聴する表示に切り替えた例である。
この例は、ユーザU3が先生、ユーザU1、U2、U4、U5が生徒とすると、はじめに状態例1で、全体への講義を行い、続いて、状態例2で、ユーザU1とU2のグループ実習、ユーザU4とU5のグループ実習を始めさせ、その後、先生であるユーザU3は、自由に各グループを視聴したり、必要に応じて対話空間に混じったり(重畳表示)、1人になったり(自己像のみの表示)、を切り替えることができるような環境を構築した例である。
対話空間の動的な変更については、第2の実施形態で示した、各地点で持つ対話空間情報(例で示した表)を、変更のあった地点から他の地点へ情報を送受信することにより、更新を行えばよい(図15)。例えば地点P1が、ユーザU3を視聴していた表示状態から、ユーザU1、U2の対話になり、ユーザU1とU2の対話を表示する状態に変更された場合は、その切替わりのタイミングで、地点P1が他の地点へ必要な部分の対話空間情報を送り、送られた地点では、各々自地点の対話空間情報を更新する。これにより、各地点の対話空間情報を互いに更新しあうことで、内容の同期をとることができる。
これらにより、例えばユーザU1とU2が対話している状態で、ユーザU3が割り込んできた場合、ユーザU1とU2とU3の混在した対話状態として、各々の画面でユーザU1、U2、U2の対話を表示する状態としてもよい。もしくは、ユーザU3がユーザU1と対話しようとして割り込んだ場合には、ユーザU1、U3の2人の対話状態となり、地点P1、P3の各々の画面はユーザU1、U3の対話の表示状態となり、かつ、地点P2は、ユーザU1、U3を視聴するだけの状態となってもよい(またはユーザU2は自分だけを視聴する状態になってもよい)。
また、これらの対話空間の切り替えは、画面上に各地点に対応するアイコン(CGによるボタンアイコン等)を表示しておき、そのアイコンをクリックすることにより、クリックした地点との対話空間を生成したり、または視聴したりすることが可能である。このクリック(選択)時、例えば、シングルクリックではその地点の視聴、ダブルクリックではその地点との対話空間への参加、とすれば、各地点のアイコンは1つ用意しておくだけでもよい。
また、各地点の映像を小画面で表示し、それを前記アイコンの代わりにクリックして選択できるようにすることにより、その小画面の地点との対話に切り替えたり、その小画面の視聴に切り替えたりすることができる。自分の地点の映像も表示しておけば、自分の地点の映像(自己像)をクリックすることにより、対話をやめたり、視聴をやめたりすることもできる。前記同様に、シングルクリックやダブルクリックで、視聴と対話を区別することもできる。各地点の映像を見ながら切り替えられるので、ユーザは対話したい空間へ自由に移り変わることが可能である。
さらに、前記クリック動作については、汎用機器であるマウスでもよいが、実施例1のように、ユーザが自己画像が映った画面を見ながら、同じ画面上に表示されているアイコン(または各地点映像の小画面)に手指等を重ね合わせることで、画面に直接触らずに、画像処理技術により選択、切り替えを行うことも可能である。
[第5の実施形態]
本発明では、第1,2,3,4の実施形態の内容に加え、地点毎に異なる重畳画像を生成・表示する手段に関し、同じ重畳画像を見ている地点同士の音声レベルと、異なる画像を見ている地点同士の音声レベルを異なる値にする手段を備える。
これにより、第2,4の実施形態のように、複数の地点において、複数の対話空間が生成されているときに、対話空間に含まれている人同士の音声は互いに大きく聴こえるが、異なる対話空間に含まれる者同士では、音声が互いに小さく聴こえるように設定できるようになる。
隣の対話空間で話している人の会話を小さく聴こえることにより、ユーザは、より多くの情報を得ることができ、ユーザの必要(興味)に応じて、対話空間を移動していくことができる。実環境においては、立食パーティ(カクテルパーティ)のような状況を、遠隔地間で再現する。
対話空間内と対話空間同士における、各々の音声のレベルは、任意の値に設定できるようにすることで、利用する環境に応じて、ユーザが聴きやすい設定に変更することが可能である。必要であれば、対話空間同士のレベルを0にすることも可能である。
[第6の実施形態]
図16は本発明の第6の実施形態のインタフェースシステムのブロック図である。
本実施形態のインタフェースシステムは、N地点毎にあるインタフェース装置100に加えて多地点情報管理装置300を備える。
本実施形態は、映像と音声情報は、第1から第6の実施形態と同様に行うが、コマンドの通信に関してのみ、多地点情報管理装置300を介する。
多地点情報管理装置300では、各地点からコマンドが入力され、そのコマンドを送信すべき相手の地点(1地点もしくは複数地点)のインタフェース装置100へ送信する。コマンド情報としては、画面上のアイコンクリック等による遠隔地への指示情報、例えば遠隔地の機器を操作するコマンドや、重畳表示する共有ドキュメント等のCG情報の変更を行うコマンドなどである。また、第4の実施形態における対話空間を切り替える際の対話空間情報もコマンドの例である。
図17に、多地点情報管理装置300において、対話空間情報を扱う場合の具体的な構成を示す。多地点情報管理装置300は、受信部301と、送信部305と、対話空間情報303と、対話空間情報管理部304と、受信部301で受信された、インタフェース装置100からのコマンドを、該コマンドが転送されるべきインタフェース装置100へ送信部305を介して送信するコマンド制御部302を有している。各地点P1〜PNのインタフェース装置100内の処理部120では、各々個別に対話空間情報を持つが、多地点情報管理装置300でも同じ対話空間情報303を持つ。多地点情報管理装置300の対話空間情報303をマスターとすることで、対話空間情報を一括管理できる。
第4の実施形態で示したような当該情報を地点間で互いに送受信しあう方法では、特に地点数が増大した場合、ネットワーク200の通信負荷が大きくなることと、各地点のインタフェース装置100が同時に多数の地点へ送信する必要があり、また多数の地点からばらばらに情報を受信することから、インタフェース装置100の送信負荷および受信負荷が大きくなることの問題があった。これに対し、本実施形態では、対話空間情報(およびコマンド情報)を一括管理するので、ネットワーク200の通信負荷を小さくできること、インタフェース装置100の処理負荷を小さくできること、などの効果がある。具体的には、各地点P1〜PNのインタフェース装置100は、自分の地点の対話空間情報を、多地点情報管理装置300の1箇所のみへ送信するだけでよくなる。送信タイミングは、当該地点で何かイベント(対話状態等の切替り等)が発生した時に送信すればよい(定期的に送信し続けてもよい)。また、各地点での受信についても、同様に、多地点情報管理装置300の1箇所からの受信を受けるだけでよい。これにより、各地点における送信受信の頻度が減り負荷を大幅に削減できる。多地点情報管理装置300では、各地点からの情報を個別に受けて、マスター(正本)として持つ対話空間情報を更新していればよい。
また、第4の実施形態のように地点毎に随時、情報変更の送信受信が行われた場合、対話空間情報の同期がとりにくくなる問題が生じる可能性があるが、本実施形態では、多地点情報管理装置300が、マスターとなる対話空間情報を1つ持ち、各地点が常にその情報と同期をとりながら、動作させることで、全地点の当該情報が同期をとって間違いなく動作をすることが可能になる。
対話空間情報だけでなく、その他のコマンド(例えば遠隔の機器やCG操作等)の送受信についても同様に、多地点情報管理装置300で情報を一括管理できるので、同様に同期のとれた効率的な動作が実現できる。以下にコマンドの送受信に関する方法について説明する。
第1〜第5の実施形態では、コマンドは各地点で発生させ、必要な他の地点へ送信していたが、本実施形態では、各地点は、コマンドを多地点情報管理装置300へ送るだけでよい。どの地点へ送るかは多地点情報管理装置300で判断し、送信される。
第1から第5の実施形態のように、各地点が個別にコマンドを送信する方法では、コマンドを送信すべき相手の地点数が非常に多い場合や、頻繁にコマンドが送受信されるような場合には、各地点での処理量が大きくなるが、本実施形態では、各地点では1回多地点情報管理装置300へ送信するだけでよくなり、処理負荷の削減を実現できる。
また、1箇所(多地点情報管理装置300)で全体のコマンド送受信の管理を行えるので、コマンドの送受信における制約等を変更する場合も1箇所の変更ですむ。具体的には、例えば、「地点P5へのコマンドは、地点P1、P2からは送信できるようにするが、地点P3、P4からは送信できないようにする」といった、送受信に関する制約を設けるような機能を1箇所で実施できるので、そのような制約情報の変更や管理がしやすい利点を持つ。
[第7の実施形態]
図18は本発明の第7の実施形態のインタフェースシステムのブロック図である。本実施形態は、第6の実施形態において、コマンドに加えて映像と音声情報の通信も多地点情報管理装置400を介して行なう。このために、多地点情報管理装置400は受信部401と送信部403と多地点情報管理部402を有している。
ただし、多地点情報管理装置400は、各地点からの映像・音声情報を受け取っても、合成などの処理は行わず、各地点に対し必要とされる映像・音声情報の配送だけを行う。映像の重畳処理は、その情報を受け取る各地点内で行う。
地点数が多くなった場合には、第1〜第6の実施形態では、各地点のインタフェース装置100で同時に多数の地点への送信を行う必要があり、送信処理負荷が大きくなっていたことと、ネットワーク200上で各地点のインタフェース装置100から同時に多くの情報が送信されるので、ネットワーク200の利用負荷が大きくなっていたことなどの問題が生じる可能性があった。しかし、本実施形態では、各地点の映像等の情報は、多地点情報管理装置400へのみ送るだけでよく、必要な相手先への送信は、多地点情報管理装置400で一斉に行うので、各地点のインタフェース装置100における送信処理負荷を低減できること、またネットワーク200の負荷を減らせることの利点がある。
また、重畳合成する処理は、各地点で受信してから行うので、第3〜第6の実施形態で示したような地点毎に異なる重畳表示を行うことは同様に可能である。
また、1箇所(多地点情報管理装置400)で全体の映像等情報の送受信の管理を行うので、送受信における制約等を変更する場合も1箇所の変更ですむ。具体的には、例えば「地点P5への映像・音声情報は、地点P1、P2からは送信できるようにするが、地点P3、P4からは送信できない(接続しない)ようにする」といった、送受信に関する制約を設けるような機能を1箇所で実施できるので、そのような制約情報の変更や管理がしやすい利点も持つ。
なお、以上説明した、本発明のインタフェース装置の機能は、専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するものであってもよい。ここで、コンピュータ読取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、その場合のサーバとなるコンピュータ内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものを含む。
本発明の第1の実施形態のインタフェースシステムの構成図である。 インタフェース装置の送信部の構成図である。 インタフェース装置の受信部の構成図である。 第1の実施形態のインタフェースシステムの具体的な利用シーンの説明図である。 第1の実施形態のインタフェースシステムの具体的な利用シーンの説明図である。 第1の実施形態のインタフェースシステムにおける画像の流れを示す図である。 第1の実施形態のインタフェースシステムにおける各地点のインタフェース装置のディスプレイの表示画像の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のインタフェースシステムにおけるインタフェース装置の画像重畳部の構成図である。 図8中の画像選択部の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態において複数の対話空間を同時に生成した場合の利用例を示す図である。 第2の実施形態においてユーザU1とU2が対話し、同時にユーザU3とU4が対話している状態において、各地点P1〜P5での画面表示例を表わす図である 本発明の第3の実施形態のインタフェースシステムにおけるインタフェース装置の画像重畳部の構成図である。 本発明の第4の実施形態のインタフェースシステムのインタフェース装置における画像重畳部の処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態において、重畳する画像の組合せを、動的に任意の組合せに切り替える例を示す図である。 第4の実施形態における対話空間情報の更新の説明図である。 本発明の第6の実施形態のインタフェースシステムの構成図である。 第6の実施形態のインタフェースシステムにおける多地点管理装置の詳細な構成を示す図である。 本発明の第7の実施形態のインタフェースシステムの構成図である。
符号の説明
100 インタフェース装置
101 画像入力部
102 送信部
102a 画像送信部
102b コマンド送信部
103 受信部
103a 画像受信部
103b コマンド受信部
104 画像受信部
105 画像重畳部
105a 画像選択部
105b 選択画像重畳処理部
105c 半透明化処理部
105d 重畳処理部
106 指示位置検出部
107 コマンド選択部
108 情報表示部
109 ディスプレイ
110 画像生成部
120 処理部
200 ネットワーク
300 多地点情報管理装置
301 受信部
302 コマンド制御部
303 対話空間情報
304 対話空間情報管理部
305 送信部
400 多地点情報管理装置
401 受信部
402 多地点情報制御部
403 送信部
1001〜1006 ステップ

Claims (7)

  1. 複数N個の地点間で映像およびコマンドを通信するシステムにおいて、各地点に設けられるインタフェース装置であって、
    自己側の画像を入力した入力画像を他の地点のインタフェース装置に送信する画像送信手段と、
    他の地点のインタフェース装置から送られてきた画像を受信する画像受信手段と、
    画像を左右反転した反転画像を生成する反転画像生成手段と、
    自己側の画像を反転した反転画像上で操作者の指示している位置を検出する指示位置検出手段と、
    自己側の画像を反転した反転画像と、1個もしくは複数の他の地点のインタフェース装置から送信されてきた画像とを重畳した画像を生成する画像重畳手段と、
    該重畳画像上で、検出された指示位置に基づき操作者の指定するコマンドを選択して実行するコマンド選択手段と、
    該指定されたコマンドに基づき該重畳画像上に情報を表示する情報表示手段と、
    該指定されたコマンドを所定の地点のインタフェース装置へ送信するコマンド送信手段と、
    他の地点のインタフェース装置から送られてきたコマンドを受信するコマンド受信手段と
    を有するインタフェース装置。
  2. 前記画像重畳手段は、自己側の反転画像および他の地点のインタフェース装置から送信されてきた画像から、1つまたは複数の画像の組合せを選択する画像選択手段と、選択された1つまたは複数の画像の組合せを重畳し、表示する選択画像重畳処理手段を有する、請求項1に記載のインタフェース装置。
  3. 前記画像重畳手段は、自己側の反転画像および他の地点のインタフェース装置から送信されてきた1つまたは複数の画像を半透明化する半透明化手段と、半透明化された自己側の反転画像および他の地点のインタフェース装置から送信されてきた1つまたは複数の画像を重畳する重畳手段を有する、請求項2に記載のインタフェース装置。
  4. 前記画像選択手段による、重畳する画像の組合せを、指示により任意の組合せに動的に切り替える手段を有する、請求項2または3に記載のインタフェース装置。
  5. 前記選択画像重畳処理手段は、異なる地点の、同じ重畳画像を見ているユーザ同士の音声レベルと、異なる地点の、異なる画像を見ているユーザ同士の音声レベルを異なる値にする手段を有する、請求項2から4のいずれかに記載のインタフェース装置。
  6. 複数N個の地点にそれぞれ設けられたインタフェース装置と、ネットワークを介して前記複数のインタフェース装置と接続された少なくとも1つの多地点情報管理装置を有し、
    前記多地点情報管理装置は、
    前記各インタフェース装置が送信したコマンドを、前記ネットワークを介して受信するコマンド受信手段と、
    前記の受信したコマンドを、各インタフェース装置へ前記ネットワークを介して送信するコマンド送信手段と、
    前記コマンド受信手段で受信されたコマンドを、該コマンドが転送されるべきインタフェース装置へ前記コマンド送信手段を介して送信するコマンド制御手段と
    を含み、
    前記各インタフェース装置は、
    自己側の画像を入力した入力画像を他の地点のインタフェース装置に送信する画像送信手段と、
    他の地点のインタフェース装置から送られてきた画像を受信する画像受信手段と、
    画像を左右反転した反転画像を生成する反転画像生成手段と、
    自己側の画像を反転した反転画像上で操作者の指示している位置を検出する指示位置検出手段と、
    自己側の画像を反転した反転画像と、1個もしくは複数の他の地点のインタフェース装置から送信されてきた画像とを重畳した画像を生成する画像重畳手段と、
    該重畳画像上で、検出された指示位置に基づき操作者の指定するコマンドを選択して実行するコマンド選択手段と、
    該指定されたコマンドに基づき該重畳画像上に情報を表示する情報表示手段と、
    該指定されたコマンドを前記多地点情報管理装置へ送信するコマンド送信手段と、
    前記多地点情報管理装置から送られてきたコマンドを受信するコマンド受信手段と
    を含む、
    インタフェースシステム。
  7. 複数N個の地点にそれぞれ設けられたインタフェース装置と、ネットワークを介して前記複数のインタフェース装置と接続された少なくとも1つの多地点情報管理装置を有し、
    前記多地点情報管理装置は、
    前記各インタフェース装置が送信したコマンドを、前記ネットワークを介して受信するコマンド受信手段と、
    前記の受信したコマンドを、各インタフェース装置へ前記ネットワークを介して送信するコマンド送信手段と、
    前記コマンド受信手段で受信されたコマンドを、該コマンドが転送されるべきインタフェース装置へ前記コマンド送信手段を介して送信するコマンド制御手段と
    前記各インタフェース装置が送信した画像を、前記ネットワークを介して受信する画像受信手段と、
    前記の受信した画像を、各インタフェース装置へ前記ネットワークを介して送信する画像送信手段と、
    前記画像受信手段で受信された画像の中から、画像送信先のインタフェース装置が必要とする画像を選択し、該画像送信先のインタフェース装置へ前記画像送信手段を介して送信する画像制御手段と
    を含み、
    前記各インタフェース装置は、
    自己側の画像を入力した入力画像を前記多地点情報管理装置に送信する画像送信手段と、
    前記多地点情報管理装置から送られてきた画像を受信する画像受信手段と、
    画像を左右反転した反転画像を生成する反転画像生成手段と、
    自己側の画像を反転した反転画像上で操作者の指示している位置を検出する指示位置検出手段と、
    自己側の画像を反転した反転画像と、1個もしくは複数の他の地点のインタフェース装置から送信されてきた画像とを重畳した画像を生成する画像重畳手段と、
    該重畳画像上で、検出された指示位置に基づき操作者の指定するコマンドを選択して実行するコマンド選択手段と、
    該指定されたコマンドに基づき該重畳画像上に情報を表示する情報表示手段と、
    該指定されたコマンドを前記多地点情報管理装置へ送信するコマンド送信手段と、
    前記多地点情報管理装置から送られてきたコマンドを受信するコマンド受信手段と
    を含む、
    インタフェースシステム。
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