JP2008217293A - 携帯端末を利用した医療教育ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】インターネット及び携帯端末を利用し、授業形式で医療技術の講習を受けることができる医療教育ネットワークシステムを実現する。
【解決手段】医療教育ネットワークシステムは、訓練サーバ、画像計測診断装置、カメラ、マイク及びスピーカを備え、訓練センター内に設置されている訓練機器と、訓練サーバと通信手段を介して接続された携帯端末とから成り、訓練サーバは、通信手段に接続される通信インターフェース、デジタルデータ入出力部、講習実施制御手段、データ管理制御手段、及びデータ記憶装置を備え、データ記憶装置は、医用画像データベース、カメラ画像データベース、診断支援情報データベース、患者情報データベース、設問・正解情報データベース、及び教習用ビデオデータベースが構築されており、講習実施制御手段は、設問・正解情報データベースから選択した所定の講習内容に沿って、医用画像を利用した説明又は設問を携帯端末に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末を利用した医療教育ネットワークシステムに関する。
近年、医療技術は日々進歩しており、医学生、研修医は基本的な医療技術を習得するために、また一定の経験を積んだ医師でも、最新医療を習得するために、常日頃、基本医療技術、最新医療技術の研鑽を図ることが必要である。そのため書籍以外の手段として、ビデオ等の医療教材は知られている。
特に、超音波画像の診断法に関する書籍で、付録のCD−ROMに本文中に画像例として 掲載の超音波の画像や動画を入れて閲覧することができるものは知られている。
また、インターネットを介して、サーバから映像を利用者端末に送り、各種の研修等を行う遠隔研修システムはすでに知られている(特許文献1参照)。
特開2001−167427号公報
上記のとおり、従来、インターネットを介して送られている映像で研修するシステムは知られているが、このような遠隔研修システムでは、単に医療技術を解説するような映像を端末に送信するものであり、研修を行う医学生や医師等の利用者には十分なトレーニングとならず、飽きてしまうという問題もある。例えば、従来技術では、超音波画像、内視鏡画像等の医用画像の読影を、問題形式で画像訓練するようなものはない。
本発明は従来のシステムの問題を解決することを目的とするものであり、医療技術の習得のために、インターネット等の通信手段及びその通信手段に接続されているPDA等の携帯端末を効果的に利用して、超音波画像、内視鏡画像等の医用画像を活用し、しかもゲーム感覚で、また質疑応答も含め授業形式で医療技術の講習を、いつでも、どこでも受けることができる、携帯端末を利用した医療教育ネットワークシステムを実現するものである。
本発明は上記課題を解決するために、訓練サーバ、画像計測診断装置、カメラ、マイク及びスピーカを備え、訓練センター内に設置されている訓練機器と、前記訓練サーバと通信手段を介して接続された携帯端末とから成る医療教育ネットワークシステムであって、前記訓練サーバは、前記通信手段に接続される通信インターフェース、デジタルデータ入出力部、講習実施制御手段、データ管理制御手段、及びデータ記憶装置を備えており、
前記データ記憶装置には、医用画像データベース、カメラ画像データベース、診断支援情報データベース、患者情報データベース、設問・正解情報データベース、及び教習用ビデオデータベースが構築されており、前記講習実施制御手段は、設問・正解情報データベースから選択した所定の講習内容に沿って、医用画像を利用した説明又は設問を携帯端末に送信する構成であり、前記携帯端末において、訓練センターにおける医用画像を利用した講習を受講でき、かつ訓練センターと携帯端末間で質疑応答も可能な構成であることを特徴とする医療教育ネットワークシステムを提供する。
前記携帯端末は、携帯ゲーム機、PDA、又はモバイルPCであることを特徴とする。
前記通信手段は、インターネット、有線LAN又は無線LANであることを特徴とする。
前記訓練サーバのデータ入出力部には、入力用機器及び出力用機器が接続されていることを特徴とする。
前記画像計測診断装置は、動画を含む医用画像の計測ができる超音波診断装置、内視鏡診断装置、X線画像診断装置、マンモグラフィー診断装置、CTスキャナ診断装置、核医学診断装置又は磁気共鳴診断装置であり、前記訓練サーバのデータ入出力部に接続されることを特徴とする。
前記診断支援データベースは、医用画像の病巣の位置大きさを含む解析データが蓄積されていることを特徴とする。
前記教習用ビデオデータベースは、医用画像を利用した複数の教習用ビデオデータが蓄積されていることを特徴とする。
前記設問・正解情報データベースは、設問・回答メニュー及び正解情報を蓄積しており、前記講習実施制御手段又は携帯端末からの選択指令信号によって選択された情報を前記携帯端末に送信する構成であることを特徴とする。
前記データ管理制御手段は、前記医用画像データベース、カメラ画像データベース、診断支援情報データベース、患者情報データベース、設問・正解情報データベース、及び教習用ビデオデータベースの入力及び読み出しを制御する構成であることを特徴とする。
前記講習実施制御手段は、選択された講習内容に沿って、設問・回答メニューをデータベースから読み出して送信するとともに、携帯端末から送信される回答について採点する構成であることを特徴とする。
前記携帯端末は、少なくとも2つの表示画面を有し、前記画像計測診断装置で取得した医用画像、前記カメラで取得したカメラ画像、患者情報、診断支援情報、設問・回答メニュー、及び正解情報の少なくとも2つを同時に表示可能であることを特徴とする。
前記携帯端末は、2つの表示用画面を備えており、その一方に医用画像、カメラ画像又は診断支援情報を表示するとともに、他方に患者情報、設問・回答メニュー又は正解情報を表示し、前記2つの表示画面は、それぞれ表示画像を切り替え可能な構成としたことを特徴とする。
以上の構成から成る本発明に係る携帯端末を利用した医療教育ネットワークシステムによれば、次のような顕著な効果が生じる。
(1)医用画像診断を学ぶ医学生や医師がPDA携帯端末を用いて、超音波の動画を含めた画像診断法等の講習を、いつでもどこでも、しかもゲーム感覚で受けることができる。
(2)携帯端末には医用画像、患者情報(診断に必要不可欠な情報以外は 事前に削除)、経験を積んだ医師による病巣の有無、位置、種類等に関する正解情報、ヒントとしての計算機解析情報(CAD情報)を表示することができ、受講者は病巣の有無,位置 や種類を特定するクイズ形式の訓練を受けることができる。
(3)PDAとして用いるDSでは、2画面使える利点を生かして、画像の表示と設問・回答用のタッチパネルを同時に使えるので、簡単・迅速に回答できる。 また、熟達のレベル向上など必要に応じて、訓練センターからダウンロードで画像データを取り込めて利用できる。
(4)さらに、診断教習用ビデオによる、動画、静止画及び音声の再生による学習や、訓練センターにおける授業形式の講習受講も行うことができ、講習受講においては携帯端末搭載のマイクで質問、議論等を行うことも可能である。
本発明に係る携帯端末を利用した医療教育ネットワークシステムを実施するための最良の形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
(全体構成)
本発明に係る携帯端末を利用した医療教育ネットワークシステム(以下、「医療教育ネットワークシステム」と言う。)は、医用画像診断を学ぶ医学生や医師が携帯端末を用いて、超音波や内視鏡等の動画、静止画を利用した画像診断法等の受講ができるとともに、診断教習用ビデオにより、動画、静止画、音声の再生による学習や、訓練センターにおける授業形式の講習を受講でき、講習の受講においては、携帯端末搭載のマイクで質問、議論等を行うことも可能なシステムである。
図1は、本発明の医療教育ネットワークシステムの実施例の全体構成を説明する図であり、この医療教育ネットワークシステム1は、訓練センターに設置されている訓練機器2と、この訓練機器2における訓練サーバ3と通信手段を介して接続されている携帯端末4から成る。
(訓練機器)
訓練機器2は、訓練サーバ3、画像計測診断装置5、カメラ6、音声機器7(マイク及びスピーカ)を備えている。携帯端末4は、訓練を受講する医学生や医師(以下、「受講者」という。)が携帯する端末である。通信手段としては、インターネット、無線LAN、有線LAN等が利用される。本実施例では、通信手段として、インターネット8を利用した例で説明する。
訓練機器2は、訓練センターに設置されているが、その訓練機器2を構成する訓練サーバ3は、具体的にはコンピュータから成り、CPU9、主メモリ10、通信インターフェース部11(通信入出力部)、データ入出力部12、データ記憶装置13等を備えている。
主メモリ10には、OSが搭載されているとともに、訓練制御プログラムが搭載されている。この訓練制御プログラムによって、訓練サーバ3は、CPU9において講習実施制御手段16及びデータ管理制御手段17としての機能も有する。通信インターフェース部11は、インターネット8に接続され、インターネット8に対してデータの入出力を行うためのインターフェース等を有している。
データ入出力部12には、画像計測診断装置5、カメラ6、音声機器7(マイク、スピーカ)、及び周辺装置が接続されている。ここで、周辺装置とは、液晶表示装置、プリンタ等の各種の出力機器14、CDドライバ、キーボード、スキャナ等の入力機器15である。
画像計測診断装置5は、超音波診断装置、内視鏡診断装置、X線画像診断装置、マンモグラフィー診断装置、CTスキャナ診断装置、核医学診断装置、磁気共鳴診断装置等であり、これらの画像計測診断装置5により、動画を含む医用画像をデジタルデータとして取得することができる。画像計測診断装置5は、訓練サーバ3のデータ入出力部12に、例えば、S−ビデオ映像信号ケーブルやRGB映像信号ケーブル(BNC端子)などの映像ケーブルで、接続されている。
又は、これらの画像計測診断装置5で実際に医用画像を取得する代わりに、すでに取得された医用画像を記憶したCD−ROM等の記憶媒体(メディア媒体)により医用画像のデジタルデータを、データ入力装置(CDドライブ等)によって訓練サーバ3のデータ入出力部12から入力するようにしてもよい。
カメラ6は、静止画及び動画を撮影可能なデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、Webカメラなどが利用される。カメラ6は、USBなどの映像信号ケーブルで、データ入出力部12に接続されており、カメラ6で撮影した画像データを訓練サーバ3に伝送する。
音声機器7として、マイク及びスピーカを備えている。マイクは、USBなどの音声信号ケーブルで、訓練サーバ3のデータ入出力部12に接続されている。また、スピーカは、USBなどの音声信号ケーブルで、訓練サーバ3のデータ入出力部12に接続されている。
データ記憶装置13は、医用画像データベース、カメラ画像データベース、患者情報データベース、診断支援(Computer-Aided Diagnosis、略称CAD)情報データベース、教習用ビデオデータベース、設問・正解情報データベース等が、それぞれ構築されている。これらのデータベースは、講習講師又は受講者のアクセス信号があるとデータ管理制御手段17により、新たな情報の記録、及び読み出しが制御される構成となっている。
医用画像データベースには、例えば、超音波画像や内視鏡画像等の医用画像のデータが、その種類毎に整理されて蓄積されている。上記超音波診断装置等の画像計測診断装置5で新たに取得された医用画像データ及び予めCD−ROM等の記録媒体に記録されている医用画像のデータも、入力され蓄積されるように構成されている。
カメラ画像データベースについても同様に、カメラ6で取得したカメラ画像及び予めCD−ROM等の記憶媒体に記録されたカメラ画像データが蓄積されるように構成されている。
患者情報データベースには、カルテに記載されているデータのうち、個人情報等は除き、病歴、検査デー夕等の診断に必要不可欠なデータが蓄積されている。この患者情報データベースは、講習講師や受講者からアクセスされ、蓄積されたデータの中で、現在、(参考データ)講習又は設問の対象とされている医用画像に関する患者情報データが読み出され、ヒントとして利用可能である。
診断支援情報データベースには、医用画像をコンピュータで解析して病巣の位置、大きさ等の解析データ(計算機解析情報)が診断支援情報(「CAD情報」とも言う。)として蓄積されている。例えば、超音波診断装置で取得した医用画像をコンピュータで解析して病巣の位置、大きさ等の解析データが診断支援情報として蓄積されている。
この診断支援情報データベースは、所定の診断支援情報が受講者からアクセスされ、講習又は設問の対象である医用画像の検討に際しての受講者のヒント(参考データ)として利用可能である。
教習用ビデオデータベースには、講習対象項目(例えば、超音波診断)毎に、その診断技術習得のための一連の又は部分的な講義内容を映像化し、十分に経験を積んだ専門医により監修をうけたビデオデータが蓄積されている。教習用ビデオデータベースは、講習講師からのアクセス信号で動作する講習実施制御手段16により、データ管理制御手段17を介して読み出され、携帯端末4に送信される。
設問・正解情報データベースには、各種の訓練プログラム(訓練コースデータ)、各種の設問・回答メニュー(設問欄と回答欄を兼ねたメニュー)、正解データ(解説データも含む)等が蓄積されている。正解データは、各医用画像毎に、経験を積んだ医師による病巣の有無、位置、種類、病名、処置等に関する正解及び解説情報である。
設問・正解情報データベースは、講習講師又は受講者からのアクセス信号で動作する講習実施制御手段16により、データ管理制御手段17を介して、訓練プログラム、設問・回答メニュー、正解情報等が読み出され、携帯端末4に所定のメニューで送信される。これにより、受講者は、所定の訓練プログラムに沿った設問を受ける。これに対して、受講者は、携帯端末4から回答を送信し、講習実施制御手段16により採点され、また、解説情報を得ることもできる。
(携帯端末)
携帯端末4は、インターネット8を介して、訓練サーバ3から医用画像、カメラ画像、診断支援情報、患者情報、設問・正解情報、診断教習用ビデオ画像等を受信し、これらの画像及び情報などを表示し、音声の再生が可能な構成である。さらに、訓練センターにおける授業形式の講習風景をリアルタイムに受信し、表示可能であり、さらに携帯端末搭載のマイクを使用して授業担当の講師と議論等をすることも可能である。
なお、この携帯端末4は、医用画像、カメラ画像、患者情報、設問・正解情報、CAD情報、診断教習用ビデオ画像等が予め記憶されているCD−ROMやカセット等の記憶媒体を使って、携帯端末4に入力することもできる。この場合、インターネット8への接続なしで、携帯端末4単独で診断学習(自習)が可能である。
そして携帯端末4は、少なくとも2つの表示画面を有し、画像計測診断装置5で取得した医用画像、前記カメラ6で取得したカメラ画像、患者情報、設問・回答メニュー及び正解情報の中の少なくとも2つを同時に表示可能である。例えば、携帯端末4は、2つの表示用画面の一方に医用画像又はカメラ画像を表示するとともに、他方に患者情報、設問・回答メニュー及び正解情報を表示し、また2つの表示画面の表示画像をそれぞれ切り替え可能な構成とする。
より、具体的には、携帯端末4としては、PDA(Personal Digital Assistantの略。携帯情報端末)、モバイルPC、携帯ゲーム機などのいずれでもよい。本実施例では、図2に一例として模式的に示すような小型携帯型で安価な携帯ゲーム機(例えば、任天堂社製の「ニンテンドーDS」等)を用いる。
携帯端末4の表示装置は、高解像度、高精彩の液晶ディスプレイを用いることが好ましい。上記携帯ゲーム機を利用した携帯端末4は、2つの液晶ディスプレイ18、19を搭載しており、医用画像、カメラ画像、患者情報、設問・回答メニュー及び正解情報、CAD情報、診断教習用ビデオの画像等の画像や各種情報の表示は、選択されて携帯端末4の2つのディスプレイ18、19上に2画面同時表示することができる。
また、1つの液晶ディスプレイ18において、表示内容を、簡単な操作で切り替えることが可能な構成とする。例えば、1つの液晶ディスプレイ18において、医用画像、カメラ画像、患者情報、CAD情報等を選択的に切り替えることができる。ちなみに図2では、液晶ディスプレイ18には医用画像が表示されているが、この画面を患者情報(図2の左上画面)又はCAD情報(図2の右上画面)に切り替えられる様子が示されている。
上記携帯端末4の2つの液晶ディスプレイ18、19はタッチディスプレイになっていることが好ましい。このようにタッチディスプレイとなっていると、訓練サーバ3から送信される設問・回答のメニューに対して、受講者は、画面にタッチして回答することができ、ゲーム感覚で講習を受講することが可能となる。
即ち、受講者は、講習講師から質問形式で求められている問題に対して、回答として、病巣の有無、位置、種類をタッチペンあるいはキーボードで、入力することができる。例えば、病巣の位置はタッチディスプレイに表示された医用画像の任意位置をタッチすることによって指定できる。病巣の有無や種類はメニュー形式におけるボタン等で指定するか、もしくはキーボード等により文字情報として入力することもできる構成とする。
また、携帯端末4は、医用画像等の各種の画像の一部を拡大表示する機能を有し、この拡大対象部分は「タッップした位置を中心とする領域」あるいは「対角上にドラッグした方形領域」とするなどの簡単な操作により選択可能な構成とする。
なお、上記のとおり、講習講師から質問形式で求められている問題に対して、受講者が携帯端末4からタッチペンあるいはキーボードによって、病巣の有無、位置、種類、病名、処置等を回答すると、正解情報を比較し、受講者の診断能力を得点に換算し、表示することができる。
(作用)
以上の構成から成る本発明に係る医療教育ネットワークシステム1の実施例の全体的な作用を、以下に説明する。訓練センターの訓練サーバ3は、主メモリ10に搭載された訓練制御プログラムに従って制御される。
訓練センターにおいて、実際に講習講師が超音波診断装置等の画像計測診断装置5で取得した医用画像、又は予めCD−ROM等の記録媒体に記憶されている医用画像映像は、映像ケーブルを介してデータ入出力部12から訓練サーバ3に入力される。そして、その医用画像は、データ管理制御手段17によりデータ記憶装置13の医用画像データベースに蓄積される。
同様に、医用画像、カメラ画像、患者情報、設問・回答メニュー、正解情報、診断支援情報、診断教習用ビデオ画像等の画像や各種情報がそれぞれ予めCD−ROM等の記憶媒体に記憶されている場合についても、それぞれ入力機器15等によりデータ入出力部12から入力され、データ記憶装置13のカメラ画像データベース、患者情報データベース、設問・正解情報データベース、診断支援情報データベース、診断教習用ビデオデータベース等に蓄積される。
講習を行う場合に、いろいろな講習実施の態様がある。例えば、訓練センターにおいて講習講師が講義を行い、その状況をインターネット8を通して携帯端末4の受講者に配信してリアルタイムで講習が実施される態様、或いは、その講義内容を、使用された医用画像も含めて、ビデオに記録し、これを診断教習用ビデオとして教習用ビデオデータベースに蓄積し、その診断教習用ビデオを携帯端末4の受講者に配信して、動画、静止画、音声の再生による講習を実施する態様等がある。
講習講師が講義を行う態様では、医用画像データベースの医用画像等を使用し、場合によっては、実際に講義の場で画像計測診断装置5を使用して取得した医用画像を使用し、かつその状態をカメラ画像で撮影しながら講習を行う態様である。
この態様の場合について医療教育ネットワークシステム1の作用を、図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。受講者は、携帯端末4を操作して受講開始の制御信号を手入力する(図4のイ、ロ参照)。訓練サーバ3は、携帯端末4からの制御信号を受信する(図3のイ、ロ参照)と、設問情報(医用画像(ビデオを含む)、患者情報、設問・回答メニュー、CAD情報等)を携帯端末4に送信(転送)する(図3のハ、ニ参照)。
即ち、医用画像データベースから読み出した又は画像計測診断装置5から取得した医用画像を、設問対象の医用画像として、さらに必要に応じて、患者情報等を、設問・回答メニューとともに訓練サーバ3から携帯端末4に送信する。ここで設問とは、例えば、送信した医用画像の病巣の有無、位置、種類、病名、処置等を問うものである。
受講者は、設問情報を受信し、携帯端末4において設問対象の医用画像及び患者情報等を取得し、設問を受けると、患者情報等を参考として医用画像の検討を行う。この際、図2に示す上下2つ液晶ディスプレイのうち、上の液晶ディスプレイ18に、医用画像、患者情報及び診断支援情報のうち1つを切り替え自在に表示し、下の液晶ディスプレイ19に設問・回答メニュー(設問を兼ねた回答メニュー)を表示する(図4のハ、ニ参照)。
受講者の設問に対する回答は、病巣の有無、位置、種類をタッチペン、キーボード等で入力して行われる。例えば、病巣の有無については、訓練サーバ3から送信され図2のように液晶ディスプレイ19に表示される設問・回答メニュー20における回答用ボタン21、22を選択してクリックして指定するか、又はキーボード等により文字情報として入力することもできる。
また、液晶ディスプレイ18をタッチディスプレイとして構成し、病巣位置は、医用画像をこのタッチディスプレイに表示し、受講者が病巣として選択した任意位置をタッチすることによって指定し、回答することができる。このような回答は、インターネット8を介して訓練サーバ3に送信される(図4のホ、ヘ参照)。
受講者が、設問を検討するに際して、さらに他の情報を参考としたい場合、例えば、当該画像に対して診断支援情報を参考にしたい場合には、携帯端末4から訓練サーバ3に、当該画像の診断支援情報の送信要請制御信号を送信する。すると、訓練サーバ3では、講習制御プログラムに基づき講習実施制御手段16が動作して、診断支援情報データベースから該画像の診断支援情報を読み出し、これが受講者の携帯端末4に送信される。
受講者からの設問に対する回答が訓練サーバ3に送信され、訓練サーバ3にて受信すると、訓練サーバ3では、講習制御プログラムに基づき講習実施制御手段16が動作して正解情報を正解情報データベースから該画像の正解情報を読み出し、これが受講者の携帯端末4に送信される。もちろん、正解情報は、このようなタイミングだけではなく、受講者が必要に応じていつでもアクセスできるような構成としてもよい。
また、上記正解情報の送信の際に、訓練サーバ3では、講習者が入力した回答と正解情報を比較、採点し講習者の携帯端末4に送信し、表示することができる。さらに、いくつかの設問への回答が完了した段階で、訓練サーバ3は、携帯端末4から講習者の成績等の情報を受信し、解析することができる。即ち、当該受講者の正解率や正解数等の統計処理を行い、講習者の全体的な診断能力が採点され、その結果が、受講者の携帯端末4に送信される(図3のト、チ及び図4のト、チ参照)。
そして、講習者が設問に対して回答を検討中、又は正解情報の送信後、受講者が設問対象の医用画像等について、質問等のある場合は、携帯端末4に付設のマイクから質問事項を音声入力し、これをデジタル信号として訓練サーバ3に送信する。この質問は、訓練サーバ3から音声信号としてスピーカに送信され、講習講師はこれを聞いて、その返答をマイクに音声入力して、これを受講者の携帯端末4に送信される。このように双方向の映像・音声通話をまじえて、質疑応答や議論を行うことができる(図3のリ、ヌ及び図4のリ、ヌ参照)。
以上が、訓練センターにおいて講習講師が講義を行い、その講義内容、講習風景がリアルタイムで受講者の携帯端末4に配信されて表示され、受講者は訓練センターにおける授業形式に沿って受講できる講習態様である。このように、本発明の医療教育ネットワークシステム1によれば、訓練センターにおける授業形式の講習受講も行うことができ、講習受講者においては、携帯端末搭載のマイクで質問、議論等を行うことも可能である。
ところで、診断教習用ビデオを携帯端末4の受講者に配信して受講者が受講する態様でも、訓練センターにおいて講習講師が行う講義をリアルタイムで受講する場合と基本的には同様である(図4のル、ヲ、ワ参照)。
しかし、診断教習用ビデオによる場合は、受講者は、その都合良い時に、いつでも自由に訓練サーバ3にアクセスして、診断教習用ビデオに沿って受講可能であるが、音声機器7(マイク及びスピーカ)を利用して、講習講師との質疑応答、議論等は、リアルタイムではできない。
そして、質問等ある場合は、携帯端末4から、質問事項をメモ又は音声で入力し、それを訓練サーバ3に送信して、質問事項として、適宜記録しておき、後刻、講習講師が当該受講者に正解や解説等を送信するような構成としてもよい。
以上、本発明に係る携帯端末を利用した医療教育ネットワークシステムを実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る携帯端末を利用した医療教育ネットワークシステムは、医学生及び医師について、基本的な医療技術だけでなく、進歩の早い最先端の医療技術の習得に適用するときわめて有用である。
本発明の実施例の全体構成を説明する図である。 本発明の実施例の携帯端末の一例を模式的に示す図である。 本発明の実施例の訓練サーバにおける作用を説明するフローチャートである。 本発明の実施例の携帯端末における作用を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 医療教育ネットワークシステム
2 訓練機器
3 訓練サーバ
4 携帯端末
5 画像計測診断装置
6 カメラ
7 音声機器(マイク及びスピーカ)
8 インターネット
9 CPU
10 主メモリ
11 通信インターフェース部(通信入出力部)
12 データ入出力部
13 データ記憶装置
14 出力機器
15 入力機器
16 講習実施制御手段
17 データ管理制御手段
18、19 液晶ディスプレイ
20 設問・回答メニュー
21、22 回答用ボタン

Claims (12)

  1. 訓練サーバ、画像計測診断装置、カメラ、マイク及びスピーカを備え、訓練センター内に設置されている訓練機器と、前記訓練サーバと通信手段を介して接続された携帯端末とから成る医療教育ネットワークシステムであって、
    前記訓練サーバは、前記通信手段に接続される通信インターフェース、デジタルデータ入出力部、講習実施制御手段、データ管理制御手段、及びデータ記憶装置を備えており、
    前記データ記憶装置には、医用画像データベース、カメラ画像データベース、診断支援情報データベース、患者情報データベース、設問・正解情報データベース、及び教習用ビデオデータベースが構築されており、
    前記講習実施制御手段は、設問・正解情報データベースから選択した所定の講習内容に沿って、医用画像を利用した説明又は設問を携帯端末に送信する構成であり、前記携帯端末において、訓練センターにおける医用画像を利用した講習を受講でき、かつ訓練センターと携帯端末間で質疑応答も可能な構成であることを特徴とする医療教育ネットワークシステム。
  2. 前記携帯端末は、携帯ゲーム機、PDA、又はモバイルPCであることを特徴とする請求項1記載の医療用通信装置。
  3. 前記通信手段は、インターネット、有線LAN又は無線LANであることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用通信装置。
  4. 前記訓練サーバのデータ入出力部には、入力用機器及び出力用機器が接続されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の医療用通信装置。
  5. 前記画像計測診断装置は、動画を含む医用画像の計測ができる超音波診断装置、内視鏡診断装置、X線画像診断装置、マンモグラフィー診断装置、CTスキャナ診断装置、核医学診断装置又は磁気共鳴診断装置であり、前記訓練サーバのデータ入出力部に接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療用通信装置。
  6. 前記診断支援データベースは、医用画像の病巣の位置大きさを含む解析データが蓄積されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療用通信装置。
  7. 前記教習用ビデオデータベースは、医用画像を利用した複数の教習用ビデオデータが蓄積されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療用通信装置。
  8. 前記設問・正解情報データベースは、設問・回答メニュー及び正解情報を蓄積しており、前記講習実施制御手段又は携帯端末からの選択指令信号によって選択された情報を前記携帯端末に送信する構成であることを特徴とする求項1〜7のいずれか1項に記載の医療用通信装置。
  9. 前記データ管理制御手段は、前記医用画像データベース、カメラ画像データベース、診断支援情報データベース、患者情報データベース、設問・正解情報データベース、及び教習用ビデオデータベースの入力及び読み出しを制御する構成であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の医療用通信装置。
  10. 前記講習実施制御手段は、選択された講習内容に沿って、設問・回答メニューをデータベースから読み出して送信するとともに、携帯端末から送信される回答について採点する構成であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の医療用通信装置。
  11. 前記携帯端末は、少なくとも2つの表示画面を有し、前記画像計測診断装置で取得した医用画像、前記カメラで取得したカメラ画像、患者情報、診断支援情報、設問・回答メニュー、及び正解情報の少なくとも2つを同時に表示可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の医療用通信装置。
  12. 前記携帯端末は、2つの表示用画面を備えており、その一方に医用画像、カメラ画像又は診断支援情報を表示するとともに、他方に患者情報、設問・回答メニュー又は正解情報を表示し、前記2つの表示画面は、それぞれ表示画像を切り替え可能な構成としたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の医療用通信装置。
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