JP2008215611A - 閉ループパルス幅変調弁伝達制御システムのモード選択およびスイッチングロジック - Google Patents

閉ループパルス幅変調弁伝達制御システムのモード選択およびスイッチングロジック Download PDF

Info

Publication number
JP2008215611A
JP2008215611A JP2007259872A JP2007259872A JP2008215611A JP 2008215611 A JP2008215611 A JP 2008215611A JP 2007259872 A JP2007259872 A JP 2007259872A JP 2007259872 A JP2007259872 A JP 2007259872A JP 2008215611 A JP2008215611 A JP 2008215611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
pressure
pwm
response
pulse width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007259872A
Other languages
English (en)
Inventor
Mark L Dell'eva
エル. デレバ マーク
Ananthakrishnan Surianarayanan
アナンサクリシュナン スリアナラヤナン
David E Herbert
イー. ハーバート デビッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eaton Corp filed Critical Eaton Corp
Publication of JP2008215611A publication Critical patent/JP2008215611A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2013Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0202Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric
    • F16H61/0251Elements specially adapted for electric control units, e.g. valves for converting electrical signals to fluid signals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0202Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric
    • F16H61/0251Elements specially adapted for electric control units, e.g. valves for converting electrical signals to fluid signals
    • F16H2061/0255Solenoid valve using PWM or duty-cycle control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2342/00Calibrating
    • F16H2342/10Calibrating valves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

【課題】PWM弁を使用するシステムは非線形挙動や温度などの動作条件の変化の影響を受ける。これらの変化に調整できるPWM弁制御システムを改善する。
【解決手段】一実施形態では、FB(フィードバック)制御システムが、圧力命令信号や圧力FB信号を入力するコントローラを含み、このコントローラがデューティサイクル制御信号を出力する。PWM弁が、自動変速機のアクチュエータのような負荷を制御するための制御圧力Pcを供給する。また、圧力センサが、制御圧力Pcを測定し、圧力FB信号を出力する。他の一実施形態では、補償器が、流体温度のような他の入力の圧力FB信号において線形もしくは非線形の効果を補償する。他の一実施形態では、コントローラが、複数備えられ、コントローラが、圧力FB信号等の入力に基づきフェーズイン及びフェーズアウトのフィルタ又はスイッチングロジックプロセッサにより選択される。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般に、ソレノイドによって操作される弁を使用し、電気的に制御される液圧式(電気−液圧式)の液圧システムに関し、特に、パルス幅変調(PWM)弁を使用する電気−液圧式システムの閉ループ制御に関するものである。
ソレノイドによって操作される液圧弁(以下、「ソレノイド弁」という)は、電気−液圧システムで圧力を制御するために広く使用されている。自動トランスミッションシステム(若しくは自動変速機)において、ソレノイド弁を使用する電気−液圧制御が、駆動品質と燃料効率が改良されていることで、単純に機械的制御へと代替されている。ソレノイド弁を含むソフトウエア及びハードウエアの組み合わせが、シフトアルゴリズムの調整をより容易にすることを可能にし、かつ、変速の滑らかさとその質において、付加的な利点を提供する。液圧は、電気−液圧(若しくは油圧)式制御の自動トランスミッションシステムにおいて、ギアを変えるために使用されている。液圧の電気的制御は、ソレノイド弁を使用して実行される。液圧は、クラッチパックのような伝動装置の要素に取り付けられたアクチュエータに適用される。この適用その他多くのことに対して、液圧を正確かつ繰り返し可能に制御するために、ソレノイド弁を正確かつ繰り返し可能に制御をすることが、特に重要である。2004年10月19日に発行された米国特許第6807472号(発明の名称 自動トランスミッションシステムでのクラッチアクチュエータの閉ループシフト制御)が、ソレノイド弁を使用しながら自動変速機を制御するための例示的な装置を開示している。この特許は、通常、譲受人によって所有されており、閉ループ液圧制御装置を教示するため、ここで参照することにより、あたかも当該装置を十分に説明するかのようにここに組み込まれる。
ソレノイド弁の一種が、パルス幅変調弁(PWM弁)として知られている。PWM弁は、構造が単純で出力効率が良い。従来技術の"常閉(通常は閉じられている)"PWM弁100の一例が、図1に示されている。図1に示されているように、アーマチャ102が、ボール104の位置を制御するために配置されている。コイル106が励磁されないときには、スプリング108が、ボール104に対してアーマチャ102を押し、もって、ボール104は、弁座110に対する力が与えられる。このことは、供給圧力PSで、供給ポート112から制御ポート114へ作動液が流れるのを防止する。その代わりに、制御ポート114が、戻りポート116へ接続するように操作される。この状態では、電力は上記コイルに供給されていない。この状態が、"閉"状態にあるPWM弁100に相当する。この例では、戻りポート116は、戻り圧力Prが略ゼロであり、したがって、制御ポート114での制御圧力Pcも略ゼロである。
コイル106が励磁されると、アーマチャ102が、ボール104から引き離され、かつ、供給ポート112に供給される供給圧力PSが、ボールを弁座118に対し、押すようにされる。この状態で、供給ポート112から制御ポート114へ作動液を流すことができ、そして制御ポート114での制御圧力PCが、Psに略等しいようにされる。常閉PWM弁は、例示目的のために記載したが、常開PWM弁は、液圧システム(油圧システム、油圧装置)の技術分野で当業者に周知である。
PWM弁の制御圧力PCが、最小値Prと最大値Psとの間で切り替わるため、当該制御が、パルス幅変調制御信号を使用して実行される。この方法に従って、選択された長さの電力パルスが、選択されたパルスレート又はパルス周波数によって、PWM弁コイルを励磁するために加えられる。PWM駆動信号の"デューティレート"又は"デューティサイクル"は、パルス周期によって分割されるパルス長さで定義される。ここでパルス周期は、パルス周波数の逆数を含む。PWM弁に加えられる駆動信号のデューティサイクルを制御することによって、制御圧力PCの平均値が、最小値Ps及び最大値Prの選択レベルで供給される。通常、パルス周期は、制御圧力PCで作動液を受けるアクチュエータのレスポンスタイム(反応時間)よりかなり小さい。したがって、制御圧力PCの平均レベルは、基本的に、PWM弁で制御される目標変数である。
いくつかの実施形態では、ソレノイド弁は、出力圧力で所望の変化を生じさせるために、ソレノイド励磁について予めプログラムされたレベルを使用したマイクロプロセッサによって制御できる。これら予めプログラムされたレベルは、発見的な規則(ヒューリスティックなルール)によって決定される。しかしながら、予めプログラムされたソレノイド弁制御システムでは、操作中にそれらの予めプログラムされた規則を、再較正(再キャリブレーション;recalibration)かつ補正することができない。ソレノイド弁制御システムが、ソレノイド弁への入力を行うが、ソレノイド弁出力を測定するセンサが備えうるフィードバック情報を好ましく利用することができない。よって、上述のようなソレノイド弁制御システムは、"開ループ"として特徴付けられるのである。
しかし、開ループシステムにおいて、一度、規則(命令)がマイクロプロセッサ又は他のロジックコントローラにプログラムされると、開ループシステムは、プログラムされた制御レベルとソレノイド弁圧力の出力との間の関係が適当に較正されていると強制的にみなして、時間、温度及び他の変数を変えないのである。たとえ較正が、当初は正確であっても、時間とともに、部品の磨耗、作動液の劣化、システム挙動特有の非線形性、及び他の要因によって、正確さが減じられる。さらに、開ループシステムでは、作動液圧の変化、圧力脈動、及び非線形システム挙動に寄与する他のシステム変数により、作動中に固有誤差が起こりがちである。
PWM弁のオン/オフ特性及びパルス周波数で起こる振動のため、PWM弁を使用するシステム(若しくは系)は、非線形挙動や温度のようなシステムの動作条件の変化によって起こる効果の影響を、特に受けやすい。
したがって、そのようなシステムの非線形挙動を考慮するようにしたPWM弁の圧力制御システムが必要であり、制御システムを、動作条件の変化に調整させることができることが望ましい。本発明の教示によって、上述の制約を克服し、それによってPWM弁制御システムを改善する。
PWM弁液圧制御システムが、ここに開示されている。一実施形態では、フィードバック制御システムが、圧力命令信号および圧力フィードバック信号を入力するコントローラを含んでいる。このコントローラが、圧力命令信号および圧力フィードバックに応答したデューティサイクル制御信号を発生し、このデューティサイクル制御信号が、PWMドライバに出力される。そして、このPWMドライバが、次々と供給される駆動信号をPWM弁に出力する。さらに、PWM弁は、供給圧力Psで流体を受け取り、かつ、戻り圧力Prで流体戻り要素に接続される。PWM弁が、制御圧力Pcで流体を負荷に供給する。圧力センサがPcを測定し、コントローラにより入力された圧力フィードバック信号を出力する。
他の実施形態では、入力プロセッサが、圧力命令信号および圧力フィードバック信号を入力し、コントローラに処理信号を出力する。圧力センサと入力プロセッサとの間に平均化フィルタが挿入されている。入力プロセッサが、スケーリング処理(拡大処理、拡張処理)、アナログ−デジタル変換、誤差信号の演算、その他の処理のための機能のような信号処理を実行する。
他の実施形態によれば、リミットロジックプロセッサが、コントローラからデューティサイクル制御信号を入力し、デューティサイクル制御信号を、修正するためにコントローラの方へ戻すためのリミットロジック演算を実行する。例えば、リミットロジックプロセッサは、いつデューティサイクル制御信号が選択されたリミット値に近づいたかの時間の検出が可能である。リミット値が検出されると、コントローラ内の積分器の出力が、リミットロジックプロセッサによって一定値に設定され、それによってインテグラルワインドアップ又は他の不安定さを防止するのである。
他の形態も開示されており、そこでは、フィードバック制御システムがさらに、入力プロセッサからの信号を入力し、コントローラへ補償信号を出力するように接続される補償器を含んでいる。補償器はさらに、作動液温度を示す温度信号のような外部入力を受け取る。補償器は、圧力フィードバック信号中の非線形性を補償し、かつ、圧力フィードバック信号の線形補償を修正するための信号処理を実行する。このように、フィードバック制御システムのモードが、外部入力に少なくとも部分的に応答し、補償器によって選択的に実行される。
他の実施形態では、入力プロセッサから信号を入力するように接続された複数のコントローラを含んでいる。コントローラの出力がスイッチングロジックプロセッサに接続される。圧力フィードバック信号、外部入力、及び任意のセンサから得られる入力に基づいて、スイッチングロジックプロセッサが、PWMドライバに与えられる複数のコントローラからのコントローラ出力を選択する。このように、フィードバック制御システムのための操作モードは、スイッチングロジックプロセッサに与えられる入力に応答して、スイッチングロジックプロセッサによって選択的に実行される。
さらに、他の実施形態は、複数のコントローラと、複数のフェーズインフィルタ及びフェーズアウトフィルタを含む。各コントローラは、関連し対応するフェーズインフィルタ又はフェーズアウトフィルタに接続される。一例では、フェーズインフィルタとフェーズアウトフィルタは、入力プロセッサから信号を入力し、バンドパス周波数ろ過信号を、関連かつ対応する各コントローラに出力するようにされる。前記コントローラによって発生されたデューティサイクル制御信号が、PWMドライバによって入力され、かつ合成される。例えば、フィードバック制御システムが、第1コントローラA及び第2コントローラBを備える場合には、フェーズインフィルタAが、コントローラAに高周波帯域信号を出力することができ、また、フェーズアウトフィルタBが、コントローラBに低周波帯域信号を出力することができる。デューティサイクル制御信号は、両周波数の帯域間で、フィードバック制御を可能にするPWMドライバによって混合される。外部入力が、フェーズイン及びフェーズアウトフィルタに供給され、これらフィルタによって処理される信号を、選択的に修正する。
一実施形態では、制御圧力Pc対デューティサイクル(Pc対DC)を再較正するための方法を提供する。再較正されたPc対DCは、経時変化、温度、及び他の変数によって起こる変数の変更にかかわらずにフィードバック制御システムの性能を維持するために、フィードバック制御システムの特性を更新するために使用される。
開示されたシステムの上記特徴およびその他の特徴が、より詳細に以下記載される。
以下を通じて、実施形態及び変形例が、本発明の概念の利用及び実行を説明する目的のために記載されている。例示的な記載は、ここに開示された概念の範囲を制限するようなものより、むしろ、発明の概念の例を示すものと理解されるべきである。
PWM弁フィードバック制御システム
PWM弁モデル200のブロック図が、図2に示されている。下述のように、図2に示された要素及び相互作用部が、入力電流Iによって駆動されると、PWM弁(例えば、図1のPWM弁100)の出力圧力Pcに影響を与える例示的な効果を示す。この例示的な効果が、PWM弁の、動的かつ非線形な挙動に影響を与える。
入力電流Iが、PWM弁のコイル(例えば、図1の従来技術のPWM弁100のコイル)に供給されると、電磁気力202が、アーマチャ(例えば、図1のアーマチャ102)に与えられる。"合成力"要素204は、アーマチャ上で作用する力の合成(加え合わせ)を示す。電磁気力202に加えて、合成力要素204はさらに、(例えば図1のスプリング108により付与されるような)スプリング力206と(さらに下記に詳述される)動的な液体の力208を受ける。合成力要素204は、アーマチャを移動させるアーマチャ上の真の力を示している。アーマチャの動きが、弁動力要素210によって示されており、このアーマチャの動きが、コイル内に電磁誘導電流を創出する。このことは、弁動力要素210から電磁気力202へのフィードバック線212によって示されている。
弁動力要素210によって創出されるアーマチャの力は、流体圧縮効果要素214を介して流体制御要素216(例えば、図1のボール104)に作用するように伝達される。流体圧縮効果要素214によって修正されるようなアーマチャの力は、流体の圧縮性によって生じる非線形効果を示す。流れ及び外乱効果要素218は、(例えば、図1の貫通ポート112、114及び116を介して)PWM弁へ、かつ、PWM弁からの流体の流れを示す。流体制御要素216は、(流体圧縮効果214並びに流れ及び外乱効果218によって修正されるような)弁動力要素210から受ける力に応答する。流体制御要素216からの流体出力は、容量遅れ要素220によって修正される。容量遅れ要素(Volume Lag Element)220は、流体を受けるシステム内の流体の容量による、圧力応答における遅れを示す。制御圧力Pcは、容量遅れ要素220の出力により発生される。
フィードバック線222は、動的な液体の力208を合成力要素204へ伝送する。動的な液体の力208の大きさは、制御圧力Pcと流体制御要素216の有効面積との積に比例する。一例を挙げると、流体制御要素216の有効面積は、フィードバック線222を介した制御圧力Pcを受けるボール104(図1)の面積である。
駆動電流Iに応答したPWMの複雑な動作から、当業者は、フィードバックループを設計するためには、PWM弁が、DCゲイン又は線形伝達関数としてモデル化することがされえないことを理解するであろう。上記の複雑な動作によれば、伝統的な比例制御方法では、制御の不安定さや、鈍くなった反応速度のような不都合な出力なしでは、PWM弁フィードバック制御システムのために、PWM弁を容易に動作できないのである。本発明の教示は、PWM弁のための、従来技術のフィードバック制御方法の上記制限を克服する。
既に述べたように、常閉(通常は閉じられている)のPWM弁が、例示の目的で前述の記載に使用されてきたけれども、本発明の方法及び装置は、常開の(通常は開かれている)PWM弁へも同様に適用される。
図3は、本発明の教示の一実施形態に従うフィードバック制御システム300を例示するブロック図である。図3に示されているように、例示的なフィードバック制御システム300は、圧力命令要素302、コントローラ304、PWMドライバ306、PWM弁308、流体供給要素310、流体戻り要素312、負荷314及び圧力センサ326を含んでいる。圧力命令要素302が、圧力命令信号をコントローラ304に出力する。さらにコントローラ304が、圧力センサ316からの圧力フィードバック信号を入力する。そして、コントローラ304が、デューティサイクル制御信号を、PWMドライバ306に出力する。PWMドライバ306は、パルス化された駆動電流Iを、PWM弁308に供給する。PWM弁308が、流体供給要素310に作用するように接続される。そして、流体供給要素310は、流体に与えられた供給圧力Psで流体を供給し、さらに流体戻り要素312へと流体を供給する。流体戻り要素312の圧力Prは、流体供給圧力Psよりも低く、かつ、いくつかの実施形態では略ゼロである。PWM308は、制御圧力Pcで負荷314に制御流体を供給する。一実施形態では、負荷314は、自動トランスミッションにおけるクラッチ機構を含む。制御圧力Pcは、圧力センサ316によって測定される。圧力センサ316は、(制御圧力Pcに代表される)圧力フィードバック信号をコントローラ304に出力する。
いくつかの実施形態では、コントローラ304は、組み込まれたデジタルコントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はコンピュータ処理ユニット(CPU)のようなデジタルユニットを使いながら実行される。他の実施形態で、アナログ信号処理の電子回路が用いてもよい。図3では、コントローラ304が、A/D及びD/Aコンバータ、信号スケーリング(信号拡張)アンプ、平均化フィルタ等(不図示)を含んでいる。一実施形態では、コントローラ304が、デューティサイクル制御信号をPMWドライバ306に入力することによって、PWMドライバ306を制御する。ある一定の制御則に従って動作しながら、コントローラ304は、圧力命令要素302から受け取った圧力命令信号と、圧力センサ316から入力された圧力フィードバック信号に応答したデューティサイクル制御信号を発生する。そして、PWMドライバ306は、駆動電流Iを供給する。この駆動電流Iは、コントローラ304から受け取られたデューティサイクル制御信号に応答したパルスレートおよびパルス幅で、パルス化される。液圧システムエンジニアリングおよび設計の当業者は、"ピークおよびホールド"ドライバのような、PWMドライバの多くのタイプがあること、そして本発明の教示内容が、すべてのこのようなPWMドライバを利用しながら、実施されることを理解するであろう。
PWM弁308は、PWMドライバ306から受け取られた駆動電流Iに応答する。PWM弁308が、駆動電流Iに応答し、流体供給要素310から入力流体を受け取り、戻り流体を流体戻り要素312へ与え、そして、制御流体を特定の制御圧力Pcで負荷314へ供給する。上述のように、PWM弁308は、バイナリモードで動作し、制御圧力Pcが、コントローラ304から出力されるデューティサイクル制御信号と、駆動電流Iに応答したレート及びデューティサイクルで、PsおよびPrにそれぞれ対応する高値(H値)および低値(L値)間を、切り替える。実施例のいくつかにおいて、パルスレートが100Hzで、負荷314が自動トランスミッション内のクラッチを含んでいるならば、このクラッチの機構は、多くのパルスサイクルに対応した時間周期に渡って反応することになるであろう。
下述の実施形態では、典型的なコントローラのタイプ(即ち、比例積分(PI)のフィードバックコントローラ)が記載されている。しかし、フィードバックシステムの当業者は、ここでの教示内容に拘束されることなく、以下のもの、すなわち、すべてのタイプのPIコントローラ、すべてのタイプのPIDコントローラ、補償設計及び/又はゲインスケジューリングのタイプを持つコントローラ、ディスクリート部品、アナログ、及びイベント駆動コントローラの、すべて若しくはこれらの組み合わせのタイプを含む、多くのタイプのコントローラを使用しながら実行されることを理解するであろう。
PWM弁フィードバック制御システム内の平均化フィルタ及びリミットロジックプロセッサの実行
図4は、本発明の教示内容に従って、作製されたフィードバック制御システム400のブロック図である。一実施形態では、入力プロセッサ402が、圧力フィードバック信号を入力するために、圧力センサ316に直接接続される。さらなる実施形態では、平均化フィルタ406が、現フィードバック信号の平均化された値を、入力プロセッサ402に与える。さらに他の実施形態では、機能的に等価の平均化フィルタ要素(不図示)が、入力プロセッサ402の内部またはコントローラ304の内部に含まれるようにしてもよい。
PWM弁308から出力される制御圧力Pcは、選択されたパルス周波数Fpwmで、PsとPrとの間において変化する。Fpwmの周波数は、100Hzに等しい(さらに数Hzから数百Hzの周波数が汎用されている)。最も多い応用例のためには、負荷314が、Fpwmよりかなり小さな周波数においてのみに反応する。そのため、Fpwmの複数のサイクルにわたって平均化されたPcの平均値に対してのみ感度がよい。したがって、Pcの平均値を制御することが望まれるのである。平均化フィルタ406が、圧力フィードバック信号の平均値を、入力プロセッサ402へ与えることにより、当該要求に応えることを容易にする。
制御システムの反応に利点をもたらす最大周波数が、"Fシステム(Fsystem)"として設計される。平均化フィルタ406が、Fシステムより大きく、良好に定められたFpwnより小さいカットオフ周波数を持つべきである。さらに、平均化フィルタが、フィードバック制御システム400を不安定にさせるのに十分な、遅れ又は位相シフトを生じさせるべきではない。平均化フィルタ406は、平均化フィルタの設計技術の当業者に良く知られた様々な方法を用いながら実行される。これらの方法は、制約されることなく、アナログフィルタ回路やデジタル信号の平均を出力するデジタル信号処理方法を含んでいる。
ここで記載された実施形態のそれぞれ及びすべてのために、たとえ、平均化フィルタ又は単一のフィルタが図面に明示されていなくても、本発明の教示内容に従い、一つ又はそれ以上の平均化フィルタが含まれるようにすることが可能である。
入力プロセッサ402は、信号拡張(信号スケーリング)及びA/D変換のような処理機能を実行する。また、入力プロセッサ402は、圧力命令信号と圧力フィードバック信号に基づいて、誤差信号を演算する。誤差信号は、圧力命令信号および圧力フィードバック信号の両方を別個の信号として、コントローラ304に出力する。そして、コントローラ304は、その内部で、フィードバック制御処理のための誤差信号を演算する。簡潔には、本願実施例のコントローラ304が、比例積分(PI)コントローラを含んでいる。例示のPIコントローラは、先に述べた関連特許出願の、発明の名称が、閉ループ弁をベースとする伝達制御アルゴリズムである、2004年6月22日に出願された米国出願10/874,133号(イートン社の参照番号はTBDである。)に記載されている。この関連出願は、譲受人によって通常は所有されており、液圧システム用のPIフィードバックコントローラを教示するために、あたかもこれまでのところに十分に記載されているかのように、参照することで本明細書に十分組み込まれるものである。フィードバック制御の設計及び製造の当業者は、本発明の教示を、他のフィードバックコントローラ(例えばPIDコントローラ)に使用することが可能である。
一実施形態において、コントローラ304が、PWMドライバ306及びリミットロジックプロッセッサ408へ、デューティサイクル制御信号を出力するリミットロジックプロセッサ408は、"インテグラルワインドアップ"("インテグラルワインドアップ"とは、フィードバック制御システムの当業者に周知であるような積分器を備えるフィードバックコントローラについて起こる問題である。)、リミットサイクル出力(ここで、デューティサイクルがPcの最大値および最小値を発生するリミットに近づく。)、及び他のフィードバック制御能力に対して害を与える挙動に係る作用から保護される。リミットロジックプロセッサ408の出力は、コントローラ304にフィードバックされ、さらなる制御を、さらに詳細に以下述べるようなデューティサイクル制御信号に出力する。他の実施形態では、リミットロジックプロッセッサ408の機能が、コントローラ304に含まれる(不図示の)等価のリミットロジック要素によって実行されるようにしてもよい。
リミットロジックプロセッサ408は、a)誤差信号とデューティサイクル値がインテグラルワインドアップを防止するために判定される例外ロジックと、b)デューティサイクルの制御信号上における積分処理の量的な効果を減じる(例えば、積分処理のゲインを減じることにより)ための積分トリムロジックと、c)デューティサイクル制御信号が選択されたリミットよりも超える(オーバーシュート)又は下回る(アンダーシュート)ことを防止するためのリミットロジックと、d)リミットロジック処理の起動又は停止に基づくブール論理とを含む。リミットロジックプロセッサによって実行される機能が、a)閉ループ圧力制御の全体にわたって安定性を維持すること、b)閉ループ圧力制御システムの性能仕様と一致させること、c)すべての負荷条件及び環境下において、制御圧力のトラッキング又は調整を成し得ること、d)PWM値の異なるタイプを備えて動作する一般の制御システムを提供すること、e)センサの変数、要素の変数、他の、システム又は動作の変数に依存しない(動作の変数から独立した)所望システムの性能を達成すること、という利益をもたらす効果を持つ。
一実施形態において、次のリミットロジックの例が採用される。
例外条件1
「デューティサイクルが、デューティサイクル最大値より大きく、かつ、誤差が0より大きいならば、そのとき、積分処理出力を一定値にすること。」
(IF(DutyCycle>DCmax)AND(ErrorSignal>0),THEN SET Integration Process Output=Constant Value.)
デューティサイクル(すなわち、デューティサイクル制御信号のパルス率によって分割されるパルス幅)が、選択されたデューティサイクル最大値(DCmax、この値が、下記のように、Pcが最大値に到達する箇所におけるデューティサイクルを含む。)を超え、かつ、誤差信号(すなわち、圧力命令信号および圧力フィードバック信号に起因する誤差信号)がゼロより大きい場合に、コントローラ304(図4)によって実行される積分処理が一定値に設定され、インテグラルワインドアップを防止する。例えば、コントローラ304の(不図示の)積分器の出力が一定値に設定されるのである。例えば、積分器への入力がゼロに設定される(すなわち、ゲート回路のような電子回路を使って実行される)場合に、積分器の出力が、積分器がゼロに設定される前に存在した一定値に設定される。例としては、積分器を持つPIコントローラが、本願明細書に組み込まれて本願の開示内容を成している上述の特許出願番号10/874,133に記載されている。
例外条件2
「デューティサイクルが、デューティサイクル最小値より小、かつ、誤差が0より小ならば、そのとき、積分処理出力を一定値にすること。」
(IF(DutyCycle<DCmin)AND(ErrorSignal<0),THEN SET Integration Process Output=Constant Value.)
すなわち、デューティサイクル(DutyCycle)が、選択されたデューティサイクル最小値(DCmin、このDCminは、以下詳述されるように、最小値に達する所のデューティサイクルを含む。)よりも小さく、かつ、上記ErrorSignalがゼロよりも小さい場合に、コントローラ304(図4)によって実施される積分処理が、上記例外条件1を参照し上述されたような一定値に設定されるのである。
ここに記載される実施形態のそれぞれ及びすべてに関し、たとえリミットロジックプロセッサ又は単なるプロッセサが図面に明らかに図示されていないとしても、一つ又はそれ以上のリミットロジックプロセッサが本発明の教示に従って含まれる。
PWM弁フィードバック制御システム内の補償器の実行:
図5は、本発明の教示に従って作製されるフィードバック制御システム500の実施形態を示す。フィードバック制御システム500が、入力プロセサ402の出力を受け取り、かつ、この出力を、コントローラ304に入力される "補償"出力(以下に詳述される)を供給するようにされた補償器504を備えている。他の実施形態では、補償器504またはこれと機能的に等価な要素が、入力プロセッサ402又はコントローラ303内部に備えられている。さらに、以下に詳述されるように、外部入力要素502が、外部入力を補償器504に供給する。いくつかの実施形態では、補償器504が、フィードバック制御システム500の"公知の非線形性"を補償する分析的に導出された式を用いながら信号処理を実行する。他の実施例では、補償器504が、非線形の補償を与えるために経験的に決定されたルックアップテーブルを使用する。いくつかの実施形態では、このような方法の組み合わせが、補償器504によって実行されている。以下詳述するが、こよのような補償器504の実行は、性能仕様および応答要求を満足するために、その他の線形コントローラ304の帯域を拡張するときに役立つ。
PWM弁フィードバック制御システム内の補償器の実行:
図5は、本発明の教示に従って作製されるフィードバック制御システム500の実施形態を示す。フィードバック制御システム500は、入力プロセッサ402の出力を受け取り、かつ、コントローラ304に入力される(以下に詳述される)"補償"出力を供給する。他の実施形態では、補償器504またはこれと機能的に等価な要素が、入力プロセッサ402又はコントローラ304の内部に含まれている。さらに、以下に詳述するように、外部入力要素502が、外部入力を補償器504へ供給する。いくつかの実施形態では、補償器504が、フィードバック制御システム500の"公知の非線形性"を補償する分析的に導出された式を用いて信号処理を実行する。他の実施形態では、補償器504が、実験的に決定されたルックアップテーブルを使用する。いくつかの実施形態では、このような方法の組み合わせが、補償器504によって実行される。以下詳述するが、補償器504の実行は、性能仕様及び応答要求を満たすために、他の線形コントローラ304の帯域を拡張(スケーリング)するときに役に立つ。
作動液システムにおける公知の非線形性の一つは、流れの非線形性である。これは、流体の圧力変数の平方根に対する流体の流れ変数(flow variable)に関する。ベースとされる制御則α(t)を導出するための手順例が、次の段落に示された式によって示される。
下記の式1は、PWM弁100(図1)の制御ポート114から流れる流体のような流体の流れQ(t)と制御圧力Pc(t)との関係を示す。
(ρは流体密度、α(t)は非線形制御則、Prは戻り圧力、Kservoは順方向のパスゲインである。式1に基づいて、下記に示された式2が導出される。)
(Aは断面積(例えば、図1の制御ポート114の面積)、Kpは比例ゲイン、Pref(t)は参照圧力(例えば、Pref(t)は、圧力命令信号に応答した供給圧力Ps又は命令圧力Pcmdである。)である場合に、Kiは積分ゲインであり、かつ、NLTermの式は、変数Pc(t)とPref(t)の非線形関数である。そして、NLTermの式は、変数Pc(t)とPref(t)の、二次又はそれより大きい次元の関数である。)なお、NLTermの式を決定する方法は、以下詳述する。
一実施形態では、変数Pc(t)及びPref(t)の関数としての、NLTermの式が、測定データをフィードバック制御システム(例えば、図5のフィードバック制御システム500)又はその要素(例えば、PWM弁308)で得るための実験的な測定を実行することにより決定される。例えば、測定データを得るための一方法では、フィードバック制御システム500が、開ループ条件で動作される。開ループ条件では、コントローラ304が、圧力フィードバック信号を用いることなく、時間変更の入力デューティサイクル信号(例えば、デューティサイクルステップ(DutyCycleStep(t))としてここに参照されるステップ関数)を、PWMドライバ306(図5)へ与える。デューティサイクルステップ(t)(DutyCycleStep(t))は、Pref(t)のうち選択された値である。結果として得られたPc(t)は、デューティサイクルステップ(t)(DutyCycleStep(t))の増幅を変更するために、圧力センサ16(図5)によって測定される。これらの測定データは、フィードバック制御システム設計の当業者に周知の方法によって処理され、前記測定データの他の関数表現またはルックアップテーブルを生じさせる。測定データは、式2に従って分析され、制御則α(t)及びNLTermの式を得る。
他の実施形態では、制御則α(t)及びNLTermが、変数Pc(t)及びPref(t)の分析的に導出された関数によって表される。ここで、分析的に導出された関数は、測定データに対する近似的なフィットに従って決定される。他の実施形態では、制御則α(t)及びNLTermが、変数Pc(t)及びPref(t)の区分的な線形関数によって表される。ここで区分的な線形関数は、測定データの近似によって決定される。さらに、制御則α(t)及び(例えば、フィードバック制御システム要素の物理モデルに基づく分析的に導出されるような)NLTermが、本発明の教示内容の範囲内で使用される。フィードバック制御システムの当業者が、これらの教示内容から容易に理解するように、(式2の平方根の式で示されたような)分析的な平方根の流れの非線形性が、補償器504及びコントローラ304(図5)によって実行される制御則α(t)の一部として組み込まれる。このようにして、式2を参照して表現された教示内容が、流れの非線形性のような分析的表現を持つ公知の非線形性が、閉ループフィードバック制御システムのための制御則を少なくとも一部として決定するためにどのようにして使用されるかを示している。
他の実施形態では、外部入力が、外部入力要素502によって、補償器504に供給される。外部入力が、(線形もしくは非線形の)信号処理を選択的にイネーブルとするために使用される。この信号処理は、流体密度、バルク係数、その他の液圧流体の変動によって導引される温度のような効果、作用を補償するものである。これらの外部入力は、補償器504のための操作の"モード(態様)"を選択的に実行することに使用される。例えば、液体の流体の温度を示す外部入力が、(不図示の)温度センサから与えられる。この液体温度の入力が、流体の温度と、流体の特性(例えば、流体密度またはバルク係数)との間の関係を決定する明確な式を用いて使用され、分析的な補償機能またはアルゴリズムを導く。分析的な機能又はアルゴリズムは、流体の測定温度に応答して補償器によって選択的に実行される。例えば、温度が選択的なスレショルドを超える場合に、第1の分析機能又はアルゴリズムが実行され、一方、温度が選択的なスレショルドを超えない場合には、第2の分析機能又はアルゴリズムが実行される。他の実施形態では、(不図示の)ルックアップテーブル又は(不図示の)ゲインスケジュールテーブルが、複数のルックアップテーブル又はゲインスケジュールテーブルから選択され、外部入力に応答して、演算モードを選択的に実行する。例えば、ルックアップテーブル又はゲインスケジュールテーブルが、補償器に影響を与える流体の測定温度に従って、補償器504によって選択的に実行される。流体の温度が選択されたスレショルドよりも大きい場合に、第1のテーブルが実行され、一方、液体の温度がスレショルドよりも小さい場合には、第2のテーブルが実行される。ルックアップテーブルは、(例えば、圧力フィードバック信号、又は圧力フィードバック信号や圧力命令信号から演算された誤差信号のような)制御変数に適用される線形または非線形の信号処理関数を示すものである。その結果、補償器504が、制約なく、分析的な線形補償、分析的な非線形補償、経験的な線形補償および経験的な非線形補償のようなタイプの、補償についての一つ又はそれ以上のものを提供することができる。さらに、補償器504の演算のモードは、上述の例で示したように、外部入力要素502によって与えられる外部入力に応答して選択的に修正されるようにしてもよい。
ここで記載された実施形態のそれぞれ及びすべてについては、たとえ一つ補償器又は複数の補償器が明瞭に図面に示されていないとしても、一つ又はそれ以上の補償器が本発明の教示によって含まれている。
PWM弁フィードバック制御システムにおける、コントローラ、スイッチングロジックプロッセサー及び付加的なセンサの実行:
図6は、複数のコントローラを含むフィードバック制御システム600を示す。コントローラA 304A及びコントローラB 304Bのコントローラの二つのみが図6に示されているが、フィードバック制御の設計および製造の当業者は、意図される数のコントローラが本発明の教示に従って使用可能であることを理解するであろう。
コントローラA 304Aは、入力プロセッサ402からの入力を受け取り、かつ、スイッチングロジックプロセッサ602へ出力を供給する。コントローラB 304Bもまた、入力プロセッサ402からの入力を受け取り、かつ、スイッチングロジックプロセッサ602へ出力を供給する。コントローラA 304A及びコントローラB 304Bからの入力を受け取ることに加えて、スイッチングロジックプロセッサ602は、外部入力要素502、圧力センサ316、センサA 604、センサB 606及びセンサC 608のうちの一つ又はいずれかの組み合わせによる入力を、さらに付加的に受け取ることできる。センサ信号A 604が、PWM弁308のセンサ信号A(その属性をAとする)を発生するために、センサA 604が、PWM弁308に接続されている。例えば、属性Aは、アーマチュア102またはコイル106(図1)の電流の流れの位置である。センサB 606は、PWM弁308の流体の出力と結合している。これは流体のセンサ信号B(その属性をBとする)を発生させるためである。例えば、属性Bは、流体温度または流体のバルク係数を含む。センサC 608は、負荷314に接続されている。これは、センサ信号C(その属性をCとする)を発生させるためである。例えば、属性Cはピストンの位置(不図示)を含む。
一実施例において、コントローラA 304A及びコントローラB 304BがセンサBから受け取られる流体温度信号の入力に基づいてPWMドライバ306へ出力を供給するかどうかを、スイッチングロジックプロッセッサ602が決定する。周知のように、流体温度は、バルク係数(すなわち、流体圧力と流体容積の減少との比)や粘性のような流体の属性に影響を与える。流体の属性が変化するので、PWMデューティサイクルの関数としての流体圧力Pcの挙動が変化する。その結果、フィードバックコントローラの属性がそれに適合する。例えば、コントローラゲイン、補償、リミットロジック、パルスレートが、フィードバック制御システムの当業者にとって周知な方法に従って、流体温度に基づいてすべて修正されるようにされてもよい。このような修正は、例えば、流体温度に基づく、コントローラA 304A又はコントローラB 304Bのいずれかを選択することによってなされる。代替の実施形態としては、流体温度が、外部入力要素502を介してスイッチングロジックプロセッサ602に提供されるようにしてもよい。外部入力要素502は、代替の温度センサ(不図示)から流体温度信号を入力することができる。コントローラのロジックについては、以下がその代表例である。
ロジック例1;
「流体温度がスレショルド温度より大きい場合は、コントローラ A 304Aを使用し、かつ、流体温度がスレショルド温度以下の場合は、コントローラ B 304Bを使用すること。」
(IF(Fluid Temperature>Threshold Temperature),THEN(Use Controller A 304A);and IF(Fluid Temperature≦Threshold Temperature),THEN(Use Controller B 304B))
他の実施形態では、スイッチングロジックプロセッサ602は、コントローラA 304AまたはコントローラB 304Bが、出力をPWMドライバ306に供給するかどうかについて決定する。この決定は、フィードバック制御システム600の他の演算条件を代表する外部入力要素502によって入力される信号に基づく。フィードバック制御システム600は、自動トランスミッション制御システム(自動変速制御システム)の一部であり、例えば、(負荷314の属性に影響を与える)現ギア数に関する情報が、外部入力要素502から受け取られ、どのコントローラが選択されるか(すなわち、コントローラA 304A又はコントローラB 304Bのいずれかが選択されるか)について決定するのに使用される。
スイッチングロジックプロッセサー602は、下記のようなロジック例2に示されるように、どのコントローラが使用されるかを決定するための入力の組み合わせを使用する。
ロジック例2;
「流体温度がスレショルド温度より大、かつ現ギア数が選択ギア数より大の場合は、コントローラ A 304Aを使用し、及び、流体温度がスレショルド温度以下であり、かつ現ギア数が選択ギア数より大の場合は、コントローラ B 304Bを使用すること。」
(IF(Fluid Temperature>Threshold Temperature),THEN (Use Controller A 304A);and IF(Fluid Temperature≦Threshold Temperature),THEN (Use Controller B 304B))
他の実施形態では、圧力センサ316から出力される圧力信号が、スイッチングロジックプロセッサ602によって使用され、コントローラA 304A又はコントローラB 304Bが、出力をPWMドライバ306へ供給するために使用されるかどうかを決定する。例えば、圧力信号値の選択範囲で、コントローラA 304Aが使用され、圧力信号値のその他の選択範囲で、コントローラB 304Bが使用される。
さらに他の実施形態において、スイッチングロジックプロセッサ602が、コントローラA 304A又はコントローラB 304Bが、センサA 604から入力された信号によって表されるように、コイル106(図1)に流れる電流に基づくPWMドライバ306に出力するために使用されるかどうかについて決定する。コイル106に流れる電流は、PWMドライバ306から受け取られた駆動電流と、アーマチュア102(図1)によって生じた誘導電流との組み合わせであるので、コイル106内の電流に従属する増幅および/または時間が、デューティサイクル制御信号にアーマチュア102が精確に追従しているかどうかを示すことができる。言い換えると、このことは、パルスレートまたは他のコントローラの属性の望ましい変化を示すものであり、この属性は、コントローラA 304A又はコントローラB 304Bの出力のいずれかを選択することによって達成されうるパルスレート中の望ましい変化または他のコントローラの属性を示すものである。
他の実施形態によれば、負荷314の属性は、センサC 608によって測定される。一実施例では、負荷314が、(不図示の)ピストンを含む場合に、センサC 608が、ピストンの位置を表す信号を出力し、一方、この信号が、コントローラA 304A又はコントローラB 304BがPWMドライバ306への出力を供給するために使用されうるかどうかを決定するために、スイッチングロジックプロセッサ602によって使用される。
図6を参照して提供される上記実施例によって示されたように、スイッチングロジックプロセッサ602は、スイッチングロジックプロセッサ602に付加的に与えられる一つまたはそれ以上の入力信号に応答して、複数のコントローラからコントローラ出力を選択することができる。コントローラ出力の選択のためのロジックは、一つの入力信号、または入力信号の合成を用いる。
PWM弁フィードバック制御システム中の複数のコントローラ、フェーズインフィルタ、及びフェーズアウトフィルタ:
図7は、複数のコントローラを含むフィードバック制御システム700を示す。二つのコントローラ、すなわち、コントローラA 304A及びコントローラB 304Bが示されているが、フィードバック制御の当業者は、任意の数のコントローラを、本発明の教示に従って使用する。
入力プロセッサ402が、入力をフェーズインフィルタ702及びフェーズアウトフィルタ704に供給する。フェーズインフィルタ702及びフェーズアウトフィルタ704は付加的に、外部入力要素502から入力を受け取る。フェーズインフィルタ702及びフェーズアウトフィルタ704は、さらに付加的に、図6を参照し上記のように、他のセンサ(不図示)から入力を受け取る。そして、出力信号が、フェーズインフィルタ702からコントローラA 304Aへ出力される。同様に、出力信号が、フェーズアウトフィルタ704からコントローラB 304Bへ与えられる。PWMドライバ306は、フェーズインフィルタ702とフェーズアウトフィルタ704の両方から入力を受け取り、これらの入力は合算されるか、又は、PWMドライバ306によって合成され、PWM弁308に与えられる駆動電流信号Iを発生する。
一例によれば、コントローラB 304Bに対するフェーズインフィルタ702によって与えられる信号の大きさが減少するにつれ、コントローラA 304Aに対するフェーズインフィルタ702によって与えられる信号の大きさが増大する。そして、この逆も成り立つ(コントローラB 304Bに対するフェーズインフィルタ702によって与えられる信号の大きさが増大するにつれ、コントローラA 304Aに対するフェーズインフィルタ702によって与えられる信号の大きさが減少する)。一例では、フェーズインフィルタ702は、ハイパス周波数フィルタ(不図示)を含むとともに、フェーズアウトフィルタ704は、ローパス周波数フィルタ(不図示)を含む。当該場合においては、ハイパス周波数フィルタ及びローパス周波数フィルタが、両フィルタの出力の合計が、入力プロセッサ402からフェーズインフィルタ702及びフェーズアウトフィルタ704への入力を含む周波数間の単一ゲインの機能であるように設計される。コントローラA 304A及びコントローラB 304Bからの出力信号が、フェーズインフィルタ702及びフェーズアウトフィルタ704のそれぞれから入力される信号に応答する。その結果、コントローラA 304A及びコントローラB 304Bから入力される信号のPWMドライバ306によって得られる合算が、高い周波数に対するコントローラA 304Aに、そして低い周波数に対するコントローラB 304Bに対して、ローパスフィルタ及びハイパスフィルタのカットオフ周波数が重複する範囲において滑らかに遷移しながら応答する。一例に従うと、略8から12Hzの周波数領域で重複しつつ、ローパスフィルタが、10Hzよりも小さい周波数をパスし、一方、ハイパスフィルタが、10Hzより大きい周波数をパスする。
他の実施形態によれば、外部入力要素502(図7)、圧力センサ316(図6)、センサA 604(図6)、センサB 606(図6)及びセンサC 608(図6)の付加的な入力が、フェーズインフィルタ702及びフェーズアウトフィルタ704に与えられる。図6を参照しながら上述したように、これらの付加的な入力は、フェーズインフィルタ702及びフェーズアウトフィルタ704(図7)内のスイッチングロジックに関連して用いられ、コントローラA 304A及びコントローラB 304Bのそれぞれによって受け取られる入力を選択的に修正する。一実施形態では、負荷314が自動トランスミッション内のクラッチ機構を含む場合に、ギア数の信号が外部入力要素502によって入力される。この場合には、選択されたギア数に基づくスイッチングロジックが、フェーズインフィルタ702及びフェーズアウトフィルタ704内で実行される。このスイッチングロジックは、例えば、フェーズインフィルタ702のための「1」のゲイン及びフェーズアウトフィルタ704のための「0」のゲインを選択する。これによって、選択されなかったギア数に対してアクティブなバンドパスフィルタを停止するようにする。他の実施形態は、図6を参照して上記したような他の付加的な入力を実行する。
PWM弁フィードバックを更新するための再較正方法の実行
選択された演算条件(例えば、パルスレート、PWMドライバ、Ps及びPr)のために、PWM弁308(図3乃至7および図9)が、平均Pc出力対デューティサイクル制御信号(Pc対DCとする)のための特徴的な反応曲線を呈する。ここでは、"Pc"が、パルスサイクルの選択数より大きい平均値を含む。PWM弁の出力圧力対デューティサイクル(Pc対DC)のプロットが、図8に示されている。理想的には、Pc対DCは、温度、時間、経時劣化その他の変数によっては変化しない。
PWM308の予備較正(pre−calibration)が、それぞれ図3から図7を参照して記載したフィードバック制御システム300、400、500、600及び700のようなフィードバック制御システム内の設定の前に実行されうる。コントローラ、補償器、ゲインスケジュールテーブル、ルックアップテーブル、スイッチングプロセッサ、フェーズインフィルター及びフェーズアウトフィルターその他のここで開示されているものが、予備的に較正されたPc対DCのプロットに応答するように調整されている。Pc対DCのプロットが仮に変更されない場合には、フィードバック制御システムは、さらなる調整を行うことなく初期の性能レベルを維持するであろう。しかし、実際上、試験結果により、PWM弁に対するPc対DCのプロットが、経時劣化その他の要因によって変化することが示されている。例えば、これらの変数が、最大DC及び最小DC(図8の"DCmax"及び"DCmin")における変数を含み、そこでは、Pc対DCのプロットが、リミット値、曲線(例えば、図8の曲線A802、B804及びC806)の変化部、変曲部(例えば、図8の偏向部AB808、BC810)の地点における変化部に一致している。
図9は、図3から図7を参照して上述されたフィードバック制御システム300、400、500、600及び700のようなフィードバック制御システムの中のPWM弁308に対するPc対DCの再較正の処理を得るために使用可能な再較正システム900のブロック図である。図9で示されるように、演算処理ユニット(CPU)902が、圧力命令要素302(図3乃至図7)に組み込まれている。そして、デューティサイクル制御信号が、PWMドライバ306に出力されている。また、デューティサイクル制御信号が、DC値の選択範囲において掃引(スイープ)されており、かつ、Pcにおいて得られる変化が、圧力センサ316によって測定される。そして、圧力センサ316は、圧力信号をCPU902へ出力する。CPU902は、選択された間隔にわたって圧力信号を平均化し(一方で、図4の平均化フィルタ406のような平均化フィルタが使用可能である。)、そして再プログラム可能なメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)等のようなメモリ(不図示)内に、Pc対DCのプロット値を格納する。Pc対DCのプロットの再較正は、フィードバック制御システムが稼動されない時間間隔の間に、実行される。再較正の時間を短縮するためには、DCmin及びDCmaxが特定のリミット(例えば10%と90%)の外側には存在しないことが知られているならば、DCの掃引がそれに従って制限される。再較正時間を短縮するための他の方法は、変曲部が見つかるまでより大きなステップ(処理工程)を使用することである。変曲部の領域では、より小さなステップ(処理工程)がより精確に使用され、変曲部と変曲部との間の勾配部で、CPU902による演算が行われる。
図10は、Pc対DCのプロットの再較正(re−calibaration)を実行する方法1000を示す流れ図である。始めにステップ1002において、CPU902(図9)が、デューティサイクル命令掃引を発生する。デューティサイクル命令掃引は、PWMドライバ306(図9)に送られ、ステップ1004が、PWM駆動電流を発生するために実行される。PWM駆動信号が、PWM弁308(図9)に入力され、そしてステップ1006が、PWM弁の出力Pcを発生するために実行される。ステップ1008で、圧力センサ316(図9)がPc値を測定し、そして、Pc信号がCPU902に出力される。ステップ1010で、Pc対DCのプロット値がCPU902によって評価され、データがさらに必要かどうかを決定する。例えば、変曲部が同定される場合には、より多いデータが必要とされ、変曲部が起こるDC値をより好適に配置させる。この場合において、変曲部の周りの付加的なデータの点が、付加的なデューティサイクル命令掃引を実行することによって得られる。十分なデータが得られたならば、当該方法は、ステップ1012に進み、そしてPc対DCの再較正がCPUによって格納され、ステップ1014において、フィードバック制御システムが以下のように更新される。
上記のPC対DCプロットの再較正の基づいて、コントローラ、補償器、ゲインスケジュールテーブル、ルックアップテーブル、スイッチングロジックプロッセッサ、フェーズインフィルター、フェーズアウトフィルターその他上記されたものが、これらの要素に作用するような接続部(不図示)を通じて、CPUによって調整される。一実施例では、リミットロジックプロセッサ408(図4)が、図4を参照して上述したように、DCmax及びDCminのために更新された値を演算し、その更新された値をリミットロジックプロセッサ408に供給する。
他の実施形態では、コントローラ304(図3乃至図5)、304A、305B(図6及び図7)、補償器504(図5)、スイッチングロジックプロセッサ(図6)、フェーズインフィルタ、フェーズアウトフィルタ(図7)は、ルックアップテーブル、ゲインスケジュールテーブル又はPc対DCに基づく他の処理に関連する格納されたデータを含んでいる。この場合には、CPU902が、再較正の方法に基づいたテーブル値又は格納データを再演算する。以上をもって、列挙された要素による処理が、再較正の方法についてのこれらの実施例に従って調整される。
他の実施例では、スイッチングロジックプロセッサ602(図6)が、変曲部AB808及び変曲部BC810(図8)が生じる箇所におけるPc値に基づいてスイッチングロジック処理を実行する。この場合には、CPU902が、再較正に基づく上記Pc値を再演算し、そしてスイッチングロジックプロセッサ602によって処理されるスイッチングロジック演算のためのPc値を更新する。
さらなる他の実施例では、フェーズインフィルタ702及びフェーズアウトフィルタ704(図7)が、ハイパスフィルタ及びローパスフィルタを実行するデジタルプロセッサを備える。フィルタのためのカットオフ周波数が、Pc対Dcプロットで見つけられる勾配部および変曲部に応答して選択される。この場合には、CPU902が、再較正に応答したカットオフ周波数を再演算し、そして、デジタルプロセッサによって実行されるようなフィルタの特性を更新する。
PWM弁フィードバック制御システムを実行する方法:
図11は、コントローラを一つ持つPWM弁フィードバック制御システムを実行するための方法1100を示すフロー図である。下記のステップ1102乃至ステップ1116は、図3乃至図5を参照して上述されたシステム、装置、要素および手段を使用して実行される。フィードバックシステムの当業者は、下記のステップ1102乃至ステップ1116のいくつかが組み合わされ、又は付加的な基礎の上で実行されることを、本願明細書の教示に照らして理解するであろう。
最初に、ステップ1102にて、圧力命令信号および圧力フィードバック信号が、例えば、入力プロセッサ又はコントローラによって入力される。次のプロセスの一つ又はそれ以上が、処理信号を出力するように実行される。それは、スケーリング処理(拡張処理)、アナログからデジタルへの変換処理および誤差信号演算処理の処理である。処理信号は、一つの信号または複数の信号(例えば、一つの処理された誤差信号、処理された圧力フィードバック信号、および処理された圧力命令信号)を含んでいる。
ステップ1104では、一つ又はそれ以上の補償処理が、補償信号を出力するために処理信号上で実行される。例示の補償処理は以下を含む。すなわち、1)線形補償処理および2)非線形補償処理である。いくつかの実施形態において、補償処理が、デューティサイクル制御信号の関数としての、制御圧力Pcのデータ測定の少なくとも一部に基づいてルックアップテーブルを実行することを含んでいる。ここでは、データ測定が、フィードバック制御システムの開ループ条件のために実行される。いくつかの実施形態では、補償処理が、上記の式2の少なくとも一部に基づく、制御則α(t)を含んでいる。また、いくつかの実施形態において、補償処理が、一つ又はそれ以上の他の入力信号に応答する。例えば、その他の入力信号が、1)流体の温度を示す信号、2)流体のバルク係数を示す信号、および3)自動トランスミッションシステム内のギヤのための現ギヤ数を示す信号を含んでいる。
ステップ1106では、デューティサイクル制御信号が、補償信号の少なくとも一部に応答して与えられる。
ステップ1108において、デューティサイクル制御信号が、前記デューティサイクル制御信号および一つ又はそれ以上の選択されたデューティサイクルのリミット値の応答して、修正される。このリミットロジック処理は、(1)インテグラルワインドアップを防止するためのコントローラ積分処理を修正すること;(2)デューティサイクル制御信号上で積分処理の量的効果を減じること;(3)選択されたデューティサイクル制御信号が、大きく上回ること及び大きく下回ることを防止すること;の一つ又はそれ以上を含んでいる。選択されたデューティサイクルのリミット値が超過しない場合には、デューティサイクル制御信号は、修正されることなく、次のステップ1110へ出力される。そうでない場合には、修正されたデューティサイクル制御信号が、ステップ1110へ出力される。
ステップ1110では、駆動電流が、デューティサイクル制御信号に応答して供給される。
ステップ1112では、流体が、駆動電流に応答して、制御圧力Pcで負荷に供給される。
ステップ1114では、圧力フィードバック信号が、制御圧力Pcの測定に応答して入力される。
ステップ1116では、圧力フィードバック信号が、制御圧力Pcの測定に応答して入力される。
図12は、複数のコントローラを持つPWM弁フィードバック制御システムを実行するための方法1200を示す流れ図である。下記のステップ1202乃至ステップ1212は、図6を参照し上述されたシステム、要素、装置および手段を用いて実行される。フィードバックシステムの当業者は、下記のステップ1202乃至ステップ1212のいくつかを組み合わせることを、本願の教示に照らして理解し、又は付加的なベースの上で実行されることを理解するであろう。
最初に、ステップ1202で、圧力命令信号および圧力フィードバック信号が、例えば、入力プロセッサ又はコントローラによって入力される。スケーリング処理、アナログ−デジタル変換処理、及び誤差信号演算処理の処理の一つ又はそれ以上が、処理信号を出力するために実行される。処理信号は、一つまたは複数の信号(例えば、一つの処理誤差信号、又は処理圧力フィードバック信号若しくは処理圧力命令信号)を含んでいる。
ステップ1204で、複数のデューティサイクル制御信号が、前記処理信号に応答して入力される。
ステップ1206で、スイッチングロジックプロセッサが、上記複数のデューティサイクル制御信号および一若しくはそれ以上の入力信号を入力する。選択されたデューティサイクル制御信号は、少なくとも一つの他の入力信号に応答した上記複数のデューティサイクル制御信号から選択される。その他の入力信号は、(1)圧力フィードバック信号、(2)流体の属性を示す信号、(3)PWM弁の属性を示す信号、(4)負荷の属性を示す信号、及び(5)自動トランスミッションシステム(自動変速機)内のギアのための現ギア数を示す信号の一つ又はそれ以上を含んでいる。一実施例では、流体の属性を示す信号が流体の温度を示す信号を含んでいる。
ステップ1208で、駆動電流が、ステップ1206で選択されたデューティサイクル制御信号に応答して供給される。
ステップ1210で、制御圧力Pcで、流体が駆動電流に応答して負荷に与えられる。
ステップ1212で、制御圧力Pcが、測定された制御圧力Pcに応答した圧力フィードバック信号を出力するために測定される。そして、圧力フィードバック信号が、ステップ1202へ出力される。
図13は、複数のコントローラ、複数のフェーズインフィルタ、及び複数のフェーズアウトフィルタを持つPWM弁フィードバック制御システムを実行するための方法1300を示す流れ図である。下記のステップ1302から1312が、図7を参照して上述した装置および手段を使用して実行される。フィードバックシステムの当業者は、下記のステップ1302からステップ1312のいくつかを組み合わせることを、本願の教示に照らして理解し、又は付加的なベースの上で実行されることを理解するであろう。
最初に、ステップ1302で、圧力命令信号および圧力フィードバック信号が、入力プロセッサによって入力される。入力プロセッサは、スケーリング処理、アナログ−デジタル変換処理、及び誤差信号演算処理の一つ又はそれ以上の処理を実行する。入力プロセッサは、一つ又はそれ以上の信号(例えば、誤差信号、処理圧力フィードバック信号、及び処理圧力命令信号)を含む処理信号を出力する。
ステップ1304で、複数のフェーズインフィルタ及び複数のフェーズアウトフィルタが、処理信号を入力し、複数のデューティサイクル制御信号を出力する。一実施例では、フェーズインフィルタ及びフェーズアウトフィルタは、バンドパスフィルタを含んでいる。前記フェーズインフィルタ及びフェーズアウトフィルタは、一つ又はそれ以上の、他の入力信号の少なくとも一部に応答したフィルター処理された信号を出力する。その他の入力信号は、(1)圧力フィードバック信号、(2)流体の属性を示す信号、(3)PWM弁の属性を示す信号、(4)負荷の属性を示す信号、及び(5)自動トランスミッションシステム(自動変速機)の中のギアのための現ギア数を示す信号の一つ又はそれ以上を含んでいる。一実施例では、流体の属性を示す信号が、流体の温度を示す信号を含んでいる。
ステップ1306で、フィルター処理された信号が、複数のコントローラに入力される。各コントローラは、PWMドライバに入力されたデューティサイクル制御信号を発生する。
ステップ1308で、デューティサイクル制御信号が、PWMドライバによって入力され、PWMドライバが、デューティサイクル制御信号を合成し、駆動電流を発生する。
ステップ1310で、PWM弁が、駆動電流を受け取り、かつ、前記駆動電流に応答して、制御圧力Pcで流体を負荷に供給する。
ステップ1312で、圧力センサが制御圧力Pcを測定し、かつ、測定された制御圧力Pcに応答した圧力フィードバック信号を出力する。前記圧力フィードバック信号が、ステップ1302に従って入力プロセッサに入力される。
多くの本願発明の概念の実施形態について記載してきたが、様々な修正(変更)が、本願の教示の範囲から逸脱することなくなされるものとと理解されたい。例えば、一つのモジュールの一部として記載された機能は、基本的に、他のモジュール内で、等価に実行されうると理解されるべきである。
したがって、本発明の概念は、特定の例示された実施形態によって制限されるべきではなく、特許請求の範囲のみによっても制限されるべきではない。当該記載内容は、特許請求の範囲に規定されるような類似の特徴を持つ実施例を提供するが、このような類似の特徴は、特許請求の範囲における特徴と同一であると、このような同定が発明の範囲を理解するのに本質的である場合を除いて、みなすべきではない。いくつかの例における、請求項に係る発明の特徴と明細書記載の特徴との間の意図的な差は、少し異なる語句によって強調されている。
図1は、従来のPWM弁の略図である。 図2は、PWM弁への入力電流とPWM弁の出力制御圧力との間の関係を示すブロックダイアグラムである。 図3は、本発明の教示する一実施形態によるフィードバック制御システムを説明するブロックダイアグラムである。 図4は、フィードバック制御システムを説明し、平均化フィルタ、入力プロセッサ及びリミットロジックプロセッサを示すブロックダイアグラムである。 図5は、フィードバック制御システムを説明し、補償器を示すブロックダイアグラムである。 図6は、フィードバック制御システムを説明し、複数のコントローラとスイッチングロジックプロセッサを示すブロックダイアグラムである。 図7は、フィードバック制御システムを説明し、複数のコントローラ、フェーズインフィルタ、及びフェーズアウトフィルタを示すブロックダイアグラムである。 図8は、PWM弁の出力圧力対デューティサイクル(Pc対DC)のプロットである。 図9は、PWM弁に対してPc対DCを再調整するためのシステムを説明するブロックダイアグラムである。 図10は、フィードバック制御システムを更新するための、Pc対DCを再調整するための方法を説明するフローチャートダイアグラムである。 図11は、単一のコントローラを有するPWM弁フィードバック制御システムを実行するための方法を示す、フローダイアグラムである。 図12は、複数のコントローラとスイッチングロジックプロセッサを有するPWM弁フィードバック制御システムを実行するための方法を示す、フローダイアグラムである 図13は、複数のコントローラと複数のフェーズイン及びフェーズアウトフィルタを有するPWM弁フィードバック制御システムを実行するための方法を示す、フローダイアグラムである。各図において、同じ参照番号及び記号表示は、同じ要素を示す。
符号の説明
16 圧力センサ
100 PWM弁
102 アーマチャ
104 ボール
106 コイル
108 スプリング
110 弁座
112 供給ポート
114 制御ポート
116 戻りポート
118 弁座
200 PWM弁モデル
204 合成力要素
210 弁動力要素
212、222 フィードバック線
214 流体圧縮効果
216 流体制御要素
218 外乱効果
300 フィードバック制御システム
303、304 コントローラ
302 圧力命令要素
304 線形コントローラ
306 PWMドライバ
308 PWM弁
310 流体供給要素
312 流体戻り要素
314 負荷
316、326 圧力センサ
400、500、600、700 フィードバック制御システム
402 入力プロセッサ
406 平均化フィルタ
408 リミットロジックプロセッサ
502 外部入力要素
504 補償器
702 フェーズインフィルタ
704 フェーズアウトフィルタ
900 再較正システム
902 演算処理ユニット(CPU)

Claims (51)

  1. パルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システムであって、
    a)圧力命令信号と圧力フィードバック信号とを入力して、前記圧力命令信号と前記圧力フィードバック信号に応答したデューティサイクル制御信号を出力するコントローラと、
    b)このコントローラに接続され、前記デューティサイクル制御信号に応答した駆動電流を供給するPWM弁ドライバと、
    c)このPWM弁ドライバに接続され、前記駆動電流に応答した制御圧力Pcで、流体を供給するPWM弁と、
    d)制御圧力Pcに応答した前記圧力フィードバック信号を出力する前記流体の制御圧力Pcを測定する圧力センサと、
    を含むシステム。
  2. 前記コントローラに接続される入力プロセッサをさらに含み、
    前記入力プロセッサが、前記フィードバック信号と前記圧力命令信号とを入力し、前記コントローラに処理信号を出力し、及びスケーリング処理、アナログ−デジタル変換処理、誤差信号演算処理のいずれかから選択される一つ又はそれ以上の処理を実行する請求項1のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  3. 前記入力プロセッサに接続される補償器をさらに含み、この補償器が、前記入力プロセッサからの処理信号を入力し、前記コントローラに補償信号を出力し、該補償器が、1)線形補償処理、及び2)非線形補償処理から選択される補償処理を実行する請求項2のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  4. 前記補償処理が、前記制御圧力Pc及び前記デューティサイクル制御信号のデータ測定の少なくとも一部に基づいたルックアップテーブルを参照し、このデータ測定が、前記フィードバック制御システムの開ループ条件のために実行される請求項3のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  5. 前記補償処理が、以下の式の少なくとも一部に基づいた制御則α(t)を含む請求項3のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
    (ρは流体密度、α(t)は非線形制御則、Pc(t)は時間依存の戻り圧力、Kservoは順方向パスゲイン、Aは断面積、Kpは比例ゲイン、Pref(t)は参照圧力、Kiは積分ゲイン、NLTerm式は変数Pc(t)及びPref(t)の非線形関数)
  6. 補償器が少なくとも一つの他の入力信号を入力し、及び、前記少なくとも一つの他の信号に応答して前記補償処理を実行する請求項3のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  7. e)前記少なくとも一つの他の入力信号が、1)前記流体の温度に応答した信号、2)前記流体のバルク係数に応答した信号、3)自動トランスミッションシステムのギアのための現ギア数に応答した信号からなるカテゴリから選択される請求項6のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  8. 前記コントローラに接続されたリミットロジックプロセッサであって、
    このリミットロジックプロセッサが、前記コントローラからの前記デューティサイクル制御信号を入力し、前記デューティサイクルコントローラ信号、かつ一つ又はそれ以上の選択されるデューティサイクルリミット値に応答した、リミットロジック制御信号を出力し、並びに、前記コントローラが、(1)インテグラルワインドアップを防止するためのコントローラ積分処理を修正すること、(2)前記デューティサイクル制御信号に基づき前記積分処理の量的効果を減じること、(3)前記デューティサイクル制御信号が、前記選択デューティサイクルリミット値を超えること、を防止すること、のうち一つ又はそれ以上を実行することにより前記リミットロジック制御信号に応答する請求項1のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  9. 前記コントローラ積分処理を修正する処理が、前記デューティ制御信号が選択最大値よりも大きく、誤差信号が0より大きい場合に、コントローラ積分処理の出力を、一定値に設定するロジック処理を含む請求項8のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  10. 前記コントローラ積分処理を修正する処理が、前記デューティサイクル制御信号が選択最小値よりも小さく、前記誤差信号が0より小さい場合に、前記コントローラ積分処理出力を一定値に設定するロジック処理を含む請求項8のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  11. さらに、前記圧力センサ及び前記入力プロセッサに接続された平均化フィルタを含み、この平均化フィルタが、前記圧力センサからの前記圧力フィードバック信号を入力し、前記圧力フィードバック信号の平均化された値を前記入力プロセッサへ出力する請求項2のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  12. 当該システムの要素の少なくも一つによって実行される処理が、請求項28の再較正方法に従って修正される請求項2のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  13. 当該システムの要素の少なくも一つによって実行される処理が、請求項28の再較正方法に従って修正される請求項3のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  14. 当該システムの要素の少なくも一つによって実行される処理が、請求項28の再較正方法に従って修正される請求項8のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  15. パルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システムであって、
    a)圧力命令信号と圧力フィードバック信号とを入力し、前記圧力命令信号と前記圧力フィードバック信号に応答した処理信号を出力する入力プロセッサと、
    b)当該コントローラが、前記処理信号を入力し、前記処理信号に応答した複数のデューティサイクル制御信号を出力する前記入力プロセッサに接続された複数のコントローラと、
    c)これら複数のコントローラに接続されたスイッチングロジックプロセッサであって、前記コントローラが、前記複数のデューティサイクル制御信号と、少なくとも一つの他の入力信号を入力し、及び、当該スイッチングロジックプロセッサが、前記複数のデューティサイクル制御信号から選択される選択デューティサイクル制御信号を出力し、及び、前記選択デューティサイクル制御信号が、前記少なくとも一つの他の入力信号の、少なくとも一部に応答して選択されるスイッチングロジックプロセッサと、
    d)このスイッチングロジックプロセッサに接続され、当該PWM弁ドライバが、前記選択デューティサイクル制御信号を入力し、前記選択デューティサイクル制御信号に応答した駆動電流を供給するPWM弁ドライバと、
    e)当該PWM弁が前記駆動電流を受け取り、前記駆動電流に応答して、制御圧力Pcで流体を供給する前記PWM弁ドライバに接続されたPWM弁と、及び、
    f)前記測定された制御圧力Pcに応答した前記圧力フィードバック信号を出力し、前記流体の前記制御圧力Pcを測定する圧力センサと、
    を含むシステム。
  16. 前記少なくとも一つの他の入力信号が、(1)前記圧力フィードバック信号、(2)前記流体の属性に応答した信号、(3)前記PWM弁の属性に応答した信号、(4)前記負荷の属性に応答した信号、及び(5)自動トランスミッションシステム内のギアのための現ギア数に応答した信号、から選択される請求項15のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  17. 前記流体の属性に応答した信号が、前記流体の温度を示す信号を含む請求項16のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  18. 前記システムの少なくとも一つの要素によって実行される処理が、請求項28の再較正方法に従って修正される請求項15のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  19. パルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システムであって、
    a)圧力命令信号と圧力フィードバック信号とを入力し、これらの圧力命令信号と圧力フィードバック信号に応答した処理信号を出力する入力プロセッサと、
    b)前記複数のフェーズインフィルタとフェーズアウトフィルタが、前記処理信号に応答した複数のフィルター処理された信号を出力する、前記入力プロセッサに接続された複数のフェーズインフィルタとフェーズアウトフィルタと、
    c)当該複数のコントローラが、前記複数のフィルター処理された信号に応答した複数のデューティサイクル制御信号を出力する前記複数のフェーズインフィルタ及びフェーズアウトフィルタに接続されている複数のコントローラと、
    d)当該PMW弁ドライバが、前記複数のデューティサイクル制御信号に応答した駆動電流を供給する前記複数のコントローラに接続されているPMW弁ドライバと、
    e)当該PWM弁が、制御圧力Pcの流体を、前記駆動電流に応答した負荷に供給する前記PWM弁ドライバに接続されているPWM弁と、
    及び、
    f)当該圧力センサが、前記測定された制御圧力Pcに応答した前記圧力フィードバック信号を出力する前記流体の前記制御圧Pcを測定する圧力センサと、
    を含むシステム。
  20. 前記フェーズインフィルタ及びフェーズアウトフィルタが、バンドパスフィルタを含む請求項19のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  21. さらに、前記複数のフェーズインフィルター及びフィーズアウトフィルターに接続した少なくとも一つの他の入力を含み、
    前記フィルタ処理された信号が、前記少なくとも一つの他の入力信号の少なくとも一部と応答して入力され、かつ、前記少なくとも一つの他の入力信号が、(1)圧力フィードバック信号、(2)流体の属性に応答した信号、(3)PWN弁の属性に応答した信号、(4)負荷の属性に応答した信号、及び(4)自動トランスミッションシステム内のギヤのために現ギア数に応答した外部入力信号を出力する請求項19のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  22. 前記流体の属性に応答した信号が、前記流体の温度を示す信号を含む請求項21のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  23. パルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システムのための再較正方法であって、
    当該システムの構成要素によって実行される処理が、請求項28の再較正方法に従って変更される請求項19のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システム。
  24. a)DC値を含むデューティサイクル(DC)命令掃引信号を出力するステップと、
    b)前記DC命令掃引信号に応答した駆動電流を供給するステップと、
    c)前記駆動電流に制御圧力Pcの流体を供給するステップと、
    d)前記DC命令掃引信号に応答した圧力信号データを得るために、前記制御圧力Pcを測定するステップと、
    e)さらに多くの圧力信号データが必要かどうかを決定するために前記圧力信号データを評価するステップと、
    f)さらに多くの圧力信号データが必要な場合は、ステップa)からe)を繰り返し、それ以外の場合は、ステップg)に進むステップと、
    g)前記DC値の関数として前記信号データを格納するステップと、及び、
    h)前記格納された圧力信号データに応答して、前記パルス幅変調(PWM)フィードバック制御システムの少なくとも一つの要素によって実行される処理を修正するステップと、を含む再較正方法。
  25. i)前記制御圧力Pcが、最小デューティ値DCminより小さいDC値のための定数になるDCminを決定するステップと、
    j)前記制御圧力Pcが、最大デューティ値DCmaxより大きいDC値のための定数になるDCmaxを決定するステップと、
    を含む請求項24の再較正方法。
  26. ステップa)からステップh)が、DCminとDCmaxとの間のDC値に対してのみ実行されるようにされた請求項25の再較正方法。
  27. ステップh)が、DCminとDCmaxに応答したPWM弁フィードバック制御システムのリミットロジック処理を修正することを含む請求項25の再較正方法。
  28. 少なくとも一つの構成要素が、入力プロセッサ、コントローラ、補償器、リミットロジックプロセッサ、スイッチングロジックプロセッサ、フェーズインフィルター及びフェーズアウトフィルターから選択される請求項24の再較正方法。
  29. k)DC値の関数としての圧力信号データ内に変曲部を同定するステップと、
    l)前記変曲部に近接するDC値のために、より多くの圧力信号データを得るステップと、をさらに含む請求項24の再較正方法。
  30. パルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法であって、
    a)圧力命令信号と圧力フィードバック信号に応答したデューティサイクル制御信号を出力するステップと、
    b)このデューティサイクル制御信号に応答した駆動電流を供給するステップと、
    c)この駆動電流に応答して、負荷へ制御圧力Pcの流体を供給するステップと、
    d)この制御圧力Pcに応答したステップa)の圧力フィードバック信号を出力するステップと、
    を含む方法。
  31. e)前記フィードバック信号と前記圧力命令信号に応答した処理信号を出力し、この処理信号が、スケーリング処理、アナログ−デジタル変換処理、誤差信号演算処理の少なくとも一つによって処理されるステップと、
    f)前記処理信号に応答した前記デューティ制御信号を出力するステップと、
    をさらに含む請求項30のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  32. g)前記処理信号を補償し、この補償処理が、1)線形補償処理および2)非線形補償処理のカテゴリから選択されるステップと、
    h)前記補償信号に応答した前記デューティサイクル制御信号を出力するステップと、
    を含む請求項31のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  33. 前記補償処理が、前記制御圧力Pcおよび前記デューティサイクル制御信号のデータ測定の少なくとも一部に基づくルックアップテーブルを実行し、かつ、前記データ測定が、前記フィードバック制御システムの開ループ条件のために実行される請求項32のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  34. 前記補償処理が、以下の式の少なくとも一部に基づく制御則α(t)を含む請求項32のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
    (ρは流体密度、α(t)は非線形制御則、Pc(t)は時間依存の戻り圧力、Kservoはフォワードパスゲイン、Aは断面積、Kpは比例ゲイン、Pref(t)は参照圧力、Kiは積分ゲイン、NLTerm式は変数Pc(t)及びPref(t)の非線形関数)
  35. 前記補償処理が、少なくとも一つの他の入力信号の、少なくとも一部に応答するようにされている請求項32のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  36. 前記少なくとも一つの他の入力信号が、1)流体の温度に応答した信号、2)流体のバルク係数に応答した信号、3)自動トランスミッションシステム内のギアのための現ギア数に応答した信号のカテゴリから選択される請求項35のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  37. i)リミットロジック処理と、一つ又は選択されるデューティサイクルリミット値とに応答したデューティサイクル制御信号を修正し、前記修正処理が、(1)インテグラルワインドアップを防止するためのコントローラ積分処理を修正すること、(2)前記デューティサイクル制御信号上における前記積分処理の量的効果を減少させること、及び(3)前記デューティサイクル制御信号が、前記デューティサイクル制限値を超えることを防止すること、の少なくとも一つを含むようにされているステップと、並びに、
    j)前記修正されたデューティサイクル制御信号に応答した駆動電流を供給するステップと、をさらに含む請求項30のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  38. 前記ステップa)に従う実行のために、制御圧力Pcに応答した圧力フィードバック信号の平均化された値を提供するステップをさらに含む請求項31のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  39. 前記方法の少なくとも一つの処理が、請求項24の再較正方法に従って修正される請求項31のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  40. 前記方法の少なくとも一つの処理が、請求項24の再較正方法に従って修正される請求項32のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  41. 前記方法の少なくとも一つの処理が、請求項24の再較正方法に従って修正される請求項37のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  42. パルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法であって、
    a)圧力命令信号と圧力フィードバック信号に応答した処理信号を出力するステップと、
    b)前記処理信号に応答した複数のデューティサイクル制御信号を出力するステップと、
    c)少なくとも一つの他の入力信号の少なくとも一部に応答したデューティサイクル制御信号を選択するステップと、
    d)前記選択されたデューティサイクル制御信号に応答した駆動電流を供給するステップと、
    e)前記駆動電流に応答して、負荷へ制御圧力Pcで流体を供給するステップと、
    f)測定される前記制御圧力Pcに応答した、ステップa)の圧力フィードバック信号を出力するステップと、
    を含む方法。
  43. 前記少なくとも一つの他の入力信号が、(1)圧力フィードバック信号、(2)流体の属性に応答した信号、(3)PWM弁の属性に応答した信号、(4)負荷の属性に応答した信号、(5)自動トランスミッションシステム中のギアのための現ギア数に応答した信号から選択される請求項42のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  44. 少なくとも一つの処理が、請求項24の再較正方法に従って修正される請求項42のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  45. パルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法であって、
    a)圧力命令信号と圧力フィードバック信号に応答した処理信号を出力するステップと、
    b)この処理信号に応答した複数のフィルタ処理された信号を出力するステップと、
    c)これら複数のフィルタ処理された信号に応答した複数のデューティサイクル制御信号を出力するステップと、
    d)これら複数のデューティサイクル制御信号に応答した駆動電流を供給するステップと、
    e)この駆動電流に応答して負荷に制御圧力Pcで流体を供給するステップと、
    f)この制御圧力Pcに応答した前記ステップa)の前記圧力フィードバック信号を出力するステップと、
    を含む方法。
  46. 前記ステップb)が、バンドパスフィルタ処理を実行することを含む請求項45のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  47. 前記フィルタ処理された信号が、少なくとも一つの他の入力信号の少なくとも一部に応答し、並びに、前記少なくとも一つの他の入力信号が、(1)圧力フィードバック信号、(2)流体の属性に応答した信号、(3)PWM弁の属性に応答した信号、(4)負荷の属性に応答した信号、及び(5)自動トランスミッションシステム中のギアのための現ギア数に応答した外部入力信号から選ばれるようにされている請求項45のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  48. 前記システムの少なくとも一つの処理が、請求項24の再較正に従って、修正されるようにされている請求項45のパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御方法。
  49. パルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システムを調整するための再較正システムであって、
    a)デューティサイクル(DC)値を含むDC命令掃引信号を出力する手段と、
    b)このDC命令掃引信号に応答した駆動電流を供給する手段と、
    c)この駆動電流に応答した制御圧力Pcの流体を供給する手段と、
    d)前記DC命令掃引に応答した圧力信号データを得るためにこの制御圧力Pcを測定する手段と、
    e)より多い圧力信号データが要求されるかどうかを決定するために、前記圧力信号データを評価する手段と、
    f)前記DC値の関数として前記圧力信号データを格納する手段と、
    g)前記格納された圧力信号データに応答したパルス幅変調(PWM)弁フィードバック制御システムの少なくとも一つの要素によって実行される処理を修正する手段と、を含む再較正システム。
  50. h)最小デューティサイクル値DCminを決定する手段であって、前記制御圧力Pcが、Dcminよりも小さいDC値のために一定になるようにされている手段と、
    i)最大デューティサイクル値DCmaxを決定する手段であって、前記制御圧力Pcが、DCmaxよりも大きいDC値のために一定になるようにされている手段と、を含む請求項47の再較正システム。
  51. j)DC値の関数として前記圧力信号データ中の変曲部を同定する手段と、
    k)該変曲部に近接するDC値のためにより多い圧力信号データを得る手段と、をさらに含む請求項49の再較正システム。
JP2007259872A 2006-10-03 2007-10-03 閉ループパルス幅変調弁伝達制御システムのモード選択およびスイッチングロジック Withdrawn JP2008215611A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/542,368 US20080082242A1 (en) 2006-10-03 2006-10-03 Mode selection and switching logic in a closed-loop pulse width modulation valve-based transmission control system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008215611A true JP2008215611A (ja) 2008-09-18

Family

ID=38962896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007259872A Withdrawn JP2008215611A (ja) 2006-10-03 2007-10-03 閉ループパルス幅変調弁伝達制御システムのモード選択およびスイッチングロジック

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20080082242A1 (ja)
EP (1) EP1909157A3 (ja)
JP (1) JP2008215611A (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7973520B2 (en) * 2007-08-01 2011-07-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Piezoelectric transformer type high-voltage power apparatus and image forming apparatus
US20090222179A1 (en) * 2008-03-03 2009-09-03 Quan Zheng Dynamic learning of solenoid p-i curves for closed loop pressure controls
KR20110015696A (ko) * 2008-06-11 2011-02-16 이턴 코포레이션 자동-튜닝 전기-유압 밸브
EP2317310B1 (en) * 2009-10-28 2017-04-26 Jasco Corporation Pressure control apparatus for supercritical fluid
US8965538B2 (en) * 2010-05-19 2015-02-24 The Boeing Company Methods and apparatus for state limiting in a control system
US8631919B2 (en) * 2010-12-17 2014-01-21 GM Global Technology Operations LLC Automatic transmission shift quality via selective use of closed-loop pressure feedback control
BR112014009324A2 (pt) 2011-10-31 2017-04-11 Dow Global Technologies Llc polímero tendo funcionalidade quelante
AU2012377404B2 (en) * 2012-04-17 2016-10-27 Wyoming Machinery Company Systems and methods for attachment control signal modulation
FR3007855B1 (fr) * 2013-06-27 2015-06-26 Centre Nat Etd Spatiales Detendeur a commande electronique
DE102013221453A1 (de) * 2013-10-23 2015-04-23 Conti Temic Microelectronic Gmbh Regelung eines hydraulischen Drucks eines Strömungsgetriebes
JP2017038482A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 富士通株式会社 電源装置、及び電源制御方法
US11125453B2 (en) * 2016-03-10 2021-09-21 Carrier Corporation Calibration of an actuator
CN105673837B (zh) * 2016-04-14 2017-11-28 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种双离合器自动变速箱电磁阀控制方法及系统
DE102016110324A1 (de) * 2016-06-03 2017-12-07 Intercable Gmbh Rücklaufbaugruppe mit einem schwimmenden Rücklaufventil und elektro-magnetischer Ansteuerung
DE102018200776A1 (de) * 2018-01-18 2019-07-18 Zf Friedrichshafen Ag Getriebesteuerung
US11101638B2 (en) 2018-10-05 2021-08-24 Analog Devices Global Unlimited Company Semiconductor die including multiple controllers for operating over an extended temperature range
US11459966B2 (en) 2019-12-20 2022-10-04 Pratt & Whitney Canada Corp. Systems and methods for operating an on-off valve
US11655729B1 (en) * 2022-02-25 2023-05-23 Pratt & Whitney Canada Corp. Method for controlling a valve
CN117231592B (zh) * 2023-11-16 2024-03-08 邢台纳科诺尔精轧科技股份有限公司 液压恒压控制方法、装置、控制器及液压系统

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3752011A (en) * 1971-10-18 1973-08-14 Gen Motors Corp Method and apparatus for controlling a power transmission
US4283970A (en) * 1979-07-02 1981-08-18 General Motors Corporation Automatic transmission line pressure control
US4611285A (en) * 1984-04-05 1986-09-09 Ford Motor Company Method of controlling automatic transmission shift pressure
JPS6184446A (ja) * 1984-09-29 1986-04-30 Mitsubishi Motors Corp 車両用自動変速機の制御装置
JPS62159842A (ja) * 1986-01-07 1987-07-15 Toyota Motor Corp 自動変速機の油圧制御装置
DE3667836D1 (de) * 1986-02-24 1990-02-01 Shimadzu Corp Hydromechanisches getriebe.
US4982822A (en) * 1986-12-01 1991-01-08 Borg-Warner Corporation Control system for controlling the line pressure in a continuously variable transmission
FR2616931B1 (fr) * 1987-06-22 1989-10-06 Renault Dispositif de gestion d'une commande electro-hydraulique de pression
JP2971071B2 (ja) * 1987-12-26 1999-11-02 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 摩擦係合装置用アクチュエータ
US4919012A (en) * 1989-03-01 1990-04-24 Ford Motor Company Pilot operated solenoid valve in an automatic transmission control circuit
US5062050A (en) * 1989-10-17 1991-10-29 Borg-Warner Automotive, Inc. Continuously variable transmission line pressure control
JPH0756333B2 (ja) * 1989-10-19 1995-06-14 マツダ株式会社 自動変速機の制御装置
US5151858A (en) * 1990-10-05 1992-09-29 Saturn Corporation Multiple mode adaptive pressure control for an automatic transmission
US5123302A (en) * 1990-12-24 1992-06-23 Ford Motor Company Automatic transmission gearshift control having feedforward response of clutch and its hydraulic actuation
US5434779A (en) * 1991-10-15 1995-07-18 General Motors Corporation Adaptive pressure control for an automatic transmission
JPH05133469A (ja) * 1991-11-11 1993-05-28 Japan Electron Control Syst Co Ltd 車両用自動変速機の制御装置
JP3384167B2 (ja) * 1995-02-15 2003-03-10 日産自動車株式会社 4輪駆動車のトランスファ油圧制御装置
DE19511897C2 (de) * 1995-03-31 1999-06-02 Daimler Chrysler Ag Verfahren zum Steuern einer ein- und ausrückbaren Reibschlußverbindung bei einer Schaltungsvorrichtung eines automatischen Stufengetriebes eines Kraftfahrzeuges
KR100500721B1 (ko) * 1996-03-14 2005-11-25 루크 게트리에베시스템 게엠베하 차량및제어방법
US6243637B1 (en) * 1998-03-19 2001-06-05 Hitachi, Ltd. Control apparatus and method for automatic transmission by oil pressure on clutch
US6022293A (en) * 1998-10-08 2000-02-08 Chrysler Corporation Electronic control of transmission line pressure
US6318182B1 (en) * 1999-06-04 2001-11-20 Eaton Corporation Measurement of transmission oil pressure by monitoring solenoid current
US6253140B1 (en) * 1999-08-04 2001-06-26 Ford Global Technologies, Inc. Engagement control logic for an automatic transmission clutch with adaptive engagement feel
US6467469B2 (en) * 2001-01-31 2002-10-22 Cummins, Inc. EGR valve position control system
US6381529B1 (en) * 2001-06-07 2002-04-30 Deere & Company Control system for hydrostatic transmission
DE10160477A1 (de) * 2001-12-08 2003-06-18 Ballard Power Systems Verfahren zur Steuerung eines Stellglieds
US6792902B2 (en) * 2002-04-22 2004-09-21 Borgwarner Inc. Externally mounted DPCS (differential pressure control system) with position sensor control to reduce frictional and magnetic hysteresis
US6729283B2 (en) * 2002-04-22 2004-05-04 Borgwarner Inc. Externally mounted vacuum controlled actuator with position sensor control means to reduce functional and magnetic hysteresis
US6753511B2 (en) * 2002-09-26 2004-06-22 General Electric Company System and method for thermal limiting of the temperature of a cooktop without using a temperature sensor
US6807472B2 (en) * 2002-12-23 2004-10-19 Eaton Corporation Closed loop control of shifting clutch actuators in an automatic speed change transmission
JP4383045B2 (ja) * 2002-12-27 2009-12-16 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 パワートレインの検査システム
US6895798B2 (en) * 2003-04-16 2005-05-24 Eaton Corporation Method of calibrating a solenoid operated pressure control valve and method of controlling same
US7052143B2 (en) * 2003-06-02 2006-05-30 Infocus Corporation Projection device having blower and/or lamp with feedback control
US6994647B2 (en) * 2003-11-13 2006-02-07 Ford Global Technologies, Llc Adaptive pressure control method for achieving synchronous upshifts in a multiple-ratio transmission
US7194349B2 (en) * 2004-06-22 2007-03-20 Eaton Corporation Closed-loop, valve-based transmission control algorithum
US20070028899A1 (en) * 2005-08-05 2007-02-08 Jeffrey Allen Fuel injection unit
US20070288148A1 (en) * 2006-06-08 2007-12-13 Weijia Cui Adaptive Open Loop Line Pressure Control Of Hydraulic Fluid In An Automatic Transmission
US7373234B1 (en) * 2007-07-24 2008-05-13 Delphi Technologies, Inc. Method for determining solenoid control current using hysteresis interpolation for transmission clutch control

Also Published As

Publication number Publication date
EP1909157A3 (en) 2010-01-27
US20080082242A1 (en) 2008-04-03
EP1909157A2 (en) 2008-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008215611A (ja) 閉ループパルス幅変調弁伝達制御システムのモード選択およびスイッチングロジック
US9543097B2 (en) Current control device for solenoid, storage medium storing program for controlling current of solenoid, and method for controlling current of solenoid
AU2005256902B2 (en) Closed-loop, valve-based transmission control algorithm
US8577571B2 (en) Clutch pressure control device
KR101116474B1 (ko) 솔레노이드 동작형 압력 제어 밸브 제어 방법 및 조정 방법
CN108980441B (zh) 基于pwm的比例电磁阀驱动方法
WO2011031444A1 (en) Multi-mode control loop with improved performance for mass flow controller
JP2006317000A (ja) 流体用の閉ループ適応制御システムと方法
CN112272809A (zh) 流量控制方法以及流量控制装置
US20090222179A1 (en) Dynamic learning of solenoid p-i curves for closed loop pressure controls
US20030187562A1 (en) Corrective control system and method for liquid pressure control apparatus in automatic tramsmission
JP6234561B2 (ja) 流体式変速機の油圧を制御する方法
KR20090047753A (ko) Pwm 밸브 기반 피드백 제어 시스템, pwm 밸브 기반피드백 제어 시스템의 재캘리브레이션 방법, pwm 밸브기반 피드백 제어 방법 및 pwm 밸브 기반 피드백 제어시스템을 재캘리브레이션하는 시스템
JP3606142B2 (ja) 無段変速機の変速比制御システム
JPH10198431A (ja) 比例電磁弁の制御方法及び装置
AU2007221928A1 (en) Mode selection and switching logic in a closed-loop pulse width modulation valve-based transmission control system
US6779540B2 (en) Corrective control system and method for liquid pressure control apparatus in automatic transmission
CN114370521B (zh) 一种电比例溢流阀滞环补偿控制方法及其系统
CN101430544A (zh) 基于脉冲宽度调制阀的闭环传动控制系统中的模式选择和切换逻辑
CA2425577A1 (en) Method of and system for controlling the ratio of a variable lead parameter and an adjustable lag parameter for a lag-lead process
JP5597117B2 (ja) リニアソレノイドの電流制御装置
US11237532B2 (en) Hysteresis compensation control of an actuator
JPH08254202A (ja) パイロット信号を制御するための方法及び弁組立体
JP3927436B2 (ja) 自動変速機の液圧制御装置の補正制御システム
JP4612126B2 (ja) 負荷の制御のための方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100812

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20101124