JP2008214941A - ブラインド用昇降回転装置 - Google Patents

ブラインド用昇降回転装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008214941A
JP2008214941A JP2007053072A JP2007053072A JP2008214941A JP 2008214941 A JP2008214941 A JP 2008214941A JP 2007053072 A JP2007053072 A JP 2007053072A JP 2007053072 A JP2007053072 A JP 2007053072A JP 2008214941 A JP2008214941 A JP 2008214941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
stopper
differential shaft
rotating
lifting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007053072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4909769B2 (ja
Inventor
Kimihisa Nishino
公久 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichibei Co Ltd
Original Assignee
Nichibei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichibei Co Ltd filed Critical Nichibei Co Ltd
Priority to JP2007053072A priority Critical patent/JP4909769B2/ja
Publication of JP2008214941A publication Critical patent/JP2008214941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4909769B2 publication Critical patent/JP4909769B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Blinds (AREA)

Abstract

【課題】ブラインドのスラットの昇降及び回転を行わせるブラインド用昇降回転装置においてドラムの径を小さくして、操作荷重を軽減する。
【解決手段】ヘッドボックス10内に取り付けられるドラム受け30と、ドラム受け30に回転可能に支持されてスラットを整列状態で支持するラダーコードを傾動動作可能となった回転ドラム32と、昇降コードの一端が連結されてスラットを昇降するべく昇降コードを巻取り及び巻解きする巻取ドラム34と、巻取ドラム34内に配置される差動軸36とを備える。差動軸36は回転ドラム30との相対角度関係によって係合/非係合が切り換えられ、巻取ドラム34との相対角度関係によって係合/非係合が切り換えられ、回転ドラム32の回転が差動軸36を介して巻取ドラム34に伝達される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ブラインドのスラットの昇降及び回転を行わせるブラインド用昇降回転装置に関する。
従来、この種のブラインドの昇降回転装置としては、特許文献1に記載されたものが知られている。該特許文献1に記載されたものでは、ドラム受けと、回転ドラムと、巻取ドラムと、スプライン部材と、回転軸と、を有しており、回転ドラムはヘッドボックスに取付けられたドラム受けに回転可能に支持され、回転軸と一体回転する回転ドラムと所定角度範囲だけ一体回転する支持リングにラダーコードが連結され、回転ドラムの内径部に昇降コードの上端が連結された巻取ドラムが設けられ、巻取ドラムの内径部にスプライン部材が相対回転不能に且つ軸方向に相対移動可能に設けられている。スプライン部材は回転ドラムとは軸方向に相対移動不能となっており、スプライン部材に形成される突起部が、回転ドラムの円周方向に設けられた突出部によって停止されるまでは回転ドラムとスプライン部材とは相対回転可能となっている。
また、回転ドラムには常時バネによって収納位置側に押圧されるストッパが設けられ、スプライン部材が回転ドラムに対して所定以上相対回転したときにストッパを突出可能な突片がスプライン部材に設けられ、突出したストッパと噛合い可能な内歯部がドラム受けに設けられている。
これによって、回転ドラムと巻取ドラムとは所定角度相対回転可能であるため、スラットが最下限位置まで下降した後、スラットの角度を調節するため回転軸を逆回転させても、巻取ドラムは回転せずに回転ドラムのみ回転するため、スラットを上昇させることなく角度を調節することができる。
特許第2695553号公報
しかしながら、引用文献1の昇降回転装置では、回転ドラムが巻取ドラムに対して約180°相対回転した後に巻取ドラムが回転するようになっており、回転ドラムが約180°回転するのに対応してスラットが約180°回転するようになっている。このため、スラットを整列状態に支持するラダーコードの移動量が確保するためには、回転ドラムの径を大きくする必要があり、回転ドラムの径を小さくすると、スラットが回転可能な範囲が狭くなる、という問題がある。しかしながら、回転ドラムの径が大きいと、操作荷重を軽減することができない。
また、スラットが最下限位置にある状態でスラットの角度調節を行う時には、回転ドラムが巻取ドラムに対して約180°相対回転することができるようになっているが、回転ドラムと巻取ドラムとの間にあるわずかな摩擦抵抗によって回転ドラムのみが回転する範囲において巻取ドラムも追随して回転してしまうことがある。そうすると、ストッパがドラム受けの内歯部に引っ掛かる角度位置がずれてしまい、スラットが完全に閉じる前にストッパによって回転ドラムの回転が不能になったり、また巻取ドラムが追随して回転することによって昇降コードを巻取ってしまって、スラットが最下限位置から上昇してしまう、という問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、第1の目的は、ドラムの径を小さくすることができて操作荷重を軽減することができるブラインド用昇降回転装置を提供することである。
また、第2の目的は、スラットが最下限位置にある状態でスラットの角度調節を行う時に、回転ドラムの回転量を確保することができ、または、スラットの上昇を防ぐことができるブラインド用昇降回転装置を提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ヘッドボックス内に取り付けられるドラム受けと、ドラム受けに回転可能に支持されてスラットを整列状態で支持するラダーコードを傾動動作可能となった回転ドラムと、昇降コードの一端が連結されてスラットを昇降するべく昇降コードを巻取り及び巻解きする巻取ドラムと、を備え、回転ドラムは操作部からの操作に連動して回転する駆動軸と一体回転可能となったブラインド用昇降回転装置において、
回転ドラムとの相対角度関係によって係合/非係合が切り換えられて、非係合状態で回転ドラムと相対回転可能となり、係合状態で回転ドラムと一体回転可能となると共に、巻取ドラムとの相対角度関係によって係合/非係合が切り換えられて、非係合状態で巻取ドラムと相対回転可能となり、係合状態で巻取ドラムと一体回転可能となる差動軸を備え、該差動軸が巻取ドラム内に配置されており、回転ドラムの回転が差動軸を介して巻取ドラムに伝達可能であることを特徴とする。
ここで、係合状態は、一方の部材から他方の部材へと力を及ぼすことができることを言い、非係合状態は、一方の部材から他方の部材へと力を及ぼすことができないことを言うものとする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記差動軸にさらに、差動軸の外周方向に突出可能なストッパが収納するストッパ収納部が設けられており、前記巻取ドラムには、該ストッパを突出方向に押圧可能な突起が設けられ、ドラム受けには前記突出したストッパと係止可能な被係止部が設けられ、差動軸と巻取ドラムとの間の相対回転により突起がストッパを押圧して該ストッパが被係止部に係止すると、それ以上の差動軸及び回転ドラムの回転が規制されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の前記巻取ドラムは、その突起がストッパを押圧した後、ストッパが被係止部に係止するまで差動軸と共に回転して、昇降コードを巻解くことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の前記被係止部が、ドラム受けの周方向に1箇所のみ設けられることを特徴とする。
本発明によれば、差動軸を用いることによって、回転ドラムが差動軸と非係合状態にあって回転ドラムが差動軸に対して相対回転し、さらに、差動軸が巻取ドラムと非係合状態にあって差動軸が巻取ドラムに対して相対回転することができるため、結果として、回転ドラムが巻取ドラムに対して相対回転できる範囲を広げることができ、この回転ドラムの相対回転範囲をスラットの回転範囲に対応するラダーコードの移動量に割り当てることができる。回転ドラムの相対回転範囲を大きく確保することができるので、ドラムの外径を小さくすることができ、操作荷重を軽減することができると共に装置を小型化することができる。また、差動軸は巻取ドラム内に配置されるために、装置をより小型化することができる。
請求項2記載の発明によれば、差動軸にストッパを設けることにより、昇降コードの弛みが発生してまたはスラットが最下限位置まで達して差動軸と巻取ドラムとの間に相対回転が発生したときに、ストッパが突出して被係止部に係止すると回転ドラムの回転を規制するために、巻取ドラムからの昇降コードの無制限の巻解きを防いで動作不良の発生を防ぐことができる。
請求項3記載の発明によれば、ストッパが最下限位置にあるときに、ストッパが作動して回転ドラムの回転を規制するまでに昇降コードが余分に巻解かれるようになっている。このため、前記回転ドラムの相対回転範囲において回転ドラムが回転中に、巻取ドラムが回転ドラムに追随して動いて昇降コードが巻取られたとしても昇降コードの巻解きに余裕があるため、スラットが上昇することを防ぐことができる。こうして、スラットが上昇することなく、回転ドラムの相対回転範囲を確保することができる。
請求項4記載の発明によれば、前記回転ドラムの相対回転範囲において回転ドラムが回転中に巻取ドラムが動いてしまって、その巻取ドラムの角度位置がずれたとしても、ストッパが係止される被係止部が1箇所であるために、回転ドラムの回転可能な範囲は変化しないようにすることができる。また、ストッパを被係止部に係止させることで、巻取ドラムを正しい角度位置に戻すことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のブラインド用昇降回転装置が適用されるブラインドの正面図である。図において、10はヘッドボックスであり、ヘッドボックス10から垂下されるラダーコード12によってスラット14が整列状態で支持されている。ラダーコード12の下端は、スラット14の下方に設けられたボトムレール16に連結される。また、ヘッドボックス10から垂下される昇降コード18はスラット14を挿通してその下端がボトムレール16に連結されている。
ヘッドボックス10内には、前記ラダーコード12と昇降コード18のそれぞれの上端が導入される本発明のブラインド用昇降回転装置20がコードに対応して配置される。このブラインド用昇降回転装置20には、ヘッドボックス10内で回転可能となった駆動軸22が貫通している。駆動軸22は、操作装置24を介してブラインドの端部に配設された操作部に連結されて、操作部の操作に基づき、これに連動して駆動軸22がいずれかの方向に回転可能となっている。
図2は、ブラインド用昇降回転装置の斜視図、図3はその主要部の後方から見た分解斜視図、図4は縦断面図、図5は一部を省略した平面図である。
ブラインド用昇降回転装置20は、主として、ヘッドボックス10内に取り付けられるドラム受け30と、ドラム受け30に回転可能に支持された回転ドラム32と、回転ドラム32に並設される巻取ドラム34と、巻取ドラム34内に配置される差動軸36と、を備えている。
回転ドラム32は、ドラム受け30に軸受33によって軸受けされており、回転ドラム32にはラダーコード12の上端が掛け渡される。ラダーコード12は回転ドラム32のある範囲の回転に追随して傾動動作してスラット14を回転し、また、それ以上の回転ドラム32の回転に対しては追随しないようになっている。ラダーコード12はドラム受け30の底部に形成された底孔を通過して、ヘッドボックス10から垂下される。
回転ドラム32の中心孔32aは断面非円形形状となって、断面非円形形状の駆動軸22と嵌合して、駆動軸22と回転ドラム32は一体回転するようになっている。回転ドラム32には、さらに巻取ドラム34内へと伸びる駆動軸部32bが設けられており、駆動軸部32bの外周面には円周方向に180度間隔で2つの突起32cが形成されている。
巻取ドラム34内に配置される差動軸36の外周面には、円周方向に180度間隔で2つのリブ36aが形成され、このリブ36aは、差動軸36の本体よりも回転ドラム32の方へと突出している。この突出したリブ36aの突起36bが、前記巻取ドラム32の突起32cと干渉可能となっており、この突起32cと突起36bによって、差動軸36と回転ドラム32は、互いの相対角度関係に応じて係合または非係合状態となる。この突起32cと突起36bはそれぞれ円周方向に180度間隔で2つ形成されているため、係合時にかかる負荷をバランス良く分散させ、安定した回転を行うことができる。
巻取ドラム34は、ドラム受け30に回転可能に支持されており、その外周面の一端にコード受け部34aが設けられて、該コード受け部34aに昇降コード18の上端が連結される。そして、巻取ドラム34の外周面上に昇降コード18が巻取られ、または巻取ドラム34の外周面から昇降コード18が巻解かれるようになっており、昇降コード18はドラム受け30に形成されたコード挿通孔30aを通過して、ヘッドボックス10から垂下される。
巻取ドラム34の内周面には、図7に示すように、円周方向に180度間隔で2つのリブ34bが形成され、このリブ34bは、差動軸36のリブ36aと干渉可能となっている。リブ34bとリブ36aによって、巻取ドラム34と差動軸36は、互いの相対角度関係に応じて係合または非係合状態となる。このリブ34bとリブ36aはそれぞれ円周方向に180度間隔で2つ形成されているため、係合時にかかる負荷をバランス良く分散させ、安定した回転を行うことができる。
差動軸36にはさらに、巻取ドラム34から突出して、拡径されたストッパ収納部36cが設けられる。ストッパ収納部36cには、図3、図8及び図9に示したように、その側周面にストッパ開口部36dが形成され、ストッパ収納部36cの左右端面には、スリット36e、36fが形成される。
ストッパ収納部36cには、ストッパ38とストッパバネ40が収納される。ストッパ38には、爪部38aと、前記スリット36e、36fに摺動可能に嵌め込まれる突起38b、38cが形成されている。突起38cがスリット36fに嵌め込まれることによってストッパ38はストッパ収納部36cから抜け止めされており、この突起38cがスリット36fを移動可能な範囲で、ストッパ38はストッパ収納部36c内で移動可能となっており、その爪部38aがストッパ開口部36dから外周方向に突出可能となっている。常時は、ストッパバネ40によって爪部38aはストッパ開口部36dから引込んだ位置に付勢されている。また、突起38bは、スリット36eから巻取ドラム34側へと突出している。
巻取ドラム34の反回転ドラム側の端面には、前記ストッパ38の突起38bと干渉可能となった突起34cが形成されている。
また、ドラム受け30の内周面には、ストッパ開口部36dから外周方向に突出したストッパ38の爪部38aと干渉可能な被係止部としての突起30bが円周方向に1箇所設けられている。
以上のように構成されるブラインド用昇降回転装置において、その作用を説明する。
操作部が操作されることによって、駆動軸22の回転が可能となり、その回転に伴い回転ドラム32は回転する。
駆動軸22がスラット上昇方向に回転されると、図6(a)及び図7(a)に示したように、回転ドラム32の突起32cが差動軸36の突起36bに係合した状態となっており、且つ、差動軸36のリブ36aが巻取ドラム34のリブ34bに係合した状態となっているため、回転ドラム32、差動軸36及び巻取ドラム34は一体回転する。こうして、巻取ドラム34が昇降コード18を巻取るために、ボトムレール16及びスラット14は上昇する。
反対に、駆動軸22がスラット下降方向に回転されると、図6(a)及び図7(a)に示したように、巻取ドラム34には、昇降コード18を介してボトムレール16及びスラット14の自重が作用しているため、巻取ドラム34のリブ34bが差動軸36のリブ36aに係合した状態となっており、差動軸36の突起36bが回転ドラム32の突起32cに係合した状態となっているため、回転ドラム32、差動軸36及び巻取ドラム34は一体回転する。こうして、巻取ドラム34が昇降コード18を巻解くために、ボトムレール16及びスラット14は下降する。
駆動軸22の回転が阻止されると、図6(a)及び図7(a)に示したように、巻取ドラム34には、昇降コード18を介してボトムレール16及びスラット14の自重が作用しているため、巻取ドラム34のリブ34bが差動軸36のリブ36aに係合した状態となっており、差動軸36の突起36bが回転ドラム32の突起32cに係合した状態となっており、回転ドラム32、差動軸36及び巻取ドラム34は一体に停止し、ボトムレール16及びスラット14はその高さ位置で停止する。
スラット14が最下限位置まで下降されて停止した状態を考える。この状態では、スラット14及びボトムレール16はラダーコード12によって決まる最下限位置にあるため、巻取ドラム34には、昇降コード18を介してボトムレール16及びスラット14の自重が作用しない。この状態からさらに、駆動軸22がスラット下降方向に回転されると、差動軸36の突起36bが回転ドラム32の突起32cに係合しないため、回転ドラム32が差動軸36に対して相対回転して、図6(a)及び図7(a)に示した状態から図6(b)及び図7(b)の状態となる。そして、回転ドラム32の突起32cが差動軸36の突起36bに係合した状態となるため、回転ドラム32と差動軸36は一体回転する。しかしながら、差動軸36のリブ36aと巻取ドラム34のリブ34bは係合しないため、巻取ドラム34は回転せず、巻取ドラム34と差動軸36との間では相対回転が生じる。
こうして、図6(c)、図7(c)及び図8(c)の状態となり、差動軸36と共に移動するストッパ38の突起38bが巻取ドラム34の突起34cに干渉し、ストッパ38がストッパ収納部36cから外周方向に突出する。また、差動軸36のリブ36aと巻取ドラム34のリブ34bが係合するため、巻取ドラム34も共に回転する。このため、昇降コード18はさらに巻取ドラム34から余分に巻解かれる。
すると、図6(d)、図7(d)及び図8(d)の状態となり、ストッパ38の爪部38aがドラム受け30の突起30bに係止し、それ以上の回転は規制されるので、駆動軸22を通じて操作者は操作不能を感知してそれ以上の操作を停止することになる。
この状態から操作部が操作されて逆方向に駆動軸22が回転されると、回転ドラム32は反対方向に回転するが、回転ドラム32の突起32cと差動軸36の突起36bは係合していないため、回転ドラム32が差動軸36に対して約110度相対回転する。さらに、差動軸36のリブ36aと巻取ドラム34のリブ34bは係合していないため、差動軸36は巻取ドラム34に対して約110度相対回転する。つまり、回転ドラム32は巻取ドラム34に対して約220度相対回転することができ、この範囲で、昇降コード18を巻取り、巻解きすることなく、スラット14の回転をさせて角度調節することができる。但し、この相対回転の間に、摩擦抵抗によって巻取ドラム34が回転ドラム32と共に回転することが生じる可能性があり、その場合、巻取ドラム34が昇降コード18を巻取る方向に回転することが起こりえる。しかしながら、前述のように昇降コード18は巻取ドラム34から余分に巻解かれているために、昇降コード18が巻取られたとしても、ボトムレール16及びスラット14が上昇することを防ぐことができる。
また、上記のように摩擦抵抗によって巻取ドラム34が回転ドラム32と共に回転してしまってその角度位置がずれてしまったとしても、再び巻取ドラム34を回転して、図6(d)、図7(d)及び図8(d)の状態にして、ストッパ38の爪部38aをドラム受け30の突起30bに係止させることによって、回転ドラム32、巻取ドラム34の角度関係を正しい位置に戻すことができる。
以上のストッパ38は、スラット14が最下限位置にあるときのみならず、下降中にあるときに、ボトムレール16が障害物に当接したときにも作用する。ボトムレール16が障害物に当接すると、巻取ドラム34に昇降コード18を介して自重が伝わらず、巻取ドラム34は回転が停止して、巻取ドラム34と回転ドラム32との間に相対回転が発生するため、ストッパ38が外周方向に突出し、ドラム受け30の突起30bに係止する。これにより、駆動軸22を通じて操作者は操作不能を感知してそれ以上の操作を停止することができる。よって、昇降コード18が弛んで、動作不良を起こすのを防ぐことができる。
この実施形態によれば、差動軸36を用いることによって、巻取ドラム34を回転させることなく回転ドラム32が約220度相対回転することができ、この回転ドラム32の相対回転範囲をスラット14の回転範囲に対応するラダーコード12の移動量に割り当てることができる。つまり、回転ドラム32の相対回転範囲を大きく確保することができるので、回転ドラム32の外径を小さくすることができる。このようにドラムの外径を小さくすることによって、操作荷重を軽減することができ、装置を小型化することができる。差動軸36はその本体が巻取ドラム34内に配置されるために、差動軸36のための空間を余分に必要とせず、装置を小型化することができる。なお、突起やリブの幅を狭くすることによって相対回転量をさらに大きくすることも可能である。
また、仮に回転ドラム32の相対回転範囲の間に、巻取ドラム34がつられて回転しまうようなことがあっても、ストッパ38が作動する手前で巻取ドラム34が回転して予め余分に昇降コード18を巻解いているために、スラット14の上昇を防ぐことができる。こうして、スラット14が上昇することなく、回転ドラム32の相対回転範囲を確保することができる。
仮に、回転ドラム32の相対回転範囲の間に、巻取ドラム34がつられて回転してその角度位置がずれてしまったとしても、ドラム受け30の突起30bが1箇所であり、ストッパ38が該突起30bに係止する角度位置が定位置であるため、回転ドラム32の回転可能な範囲は変化せず、スラット14の角度調節可能な範囲は変化しない。また、再びストッパ38をドラム受け30の突起30bに係止させることによってドラム受け30の突起30bを基準として巻取ドラム34の位置を戻すことで、巻取ドラム34を正しい角度位置に戻すことができる。
本発明によるブラインド用昇降回転装置が適用されるブラインドの正面図である。 本発明によるブラインド用昇降回転装置の斜視図である。 図2のブラインド用昇降回転装置の主要部の分解斜視図である。 図2のブラインド用昇降回転装置の縦断面図である。 図2のブラインド用昇降回転装置の一部を省略した平面図である。 図4の6−6線に沿って見た横断面図であり、(a)は通常操作時、(b)は最下限位置でさらに回転ドラムが回転した時、(c)は(b)からさらに回転ドラムが回転した時、(d)はさらに回転ドラムが回転してストッパがドラム受けに係止した時を表す。 図4の7−7線に沿って見た横断面図であり、(a)は通常操作時、(b)は最下限位置でさらに回転ドラムが回転した時、(c)は(b)からさらに回転ドラムが回転した時、(d)はさらに回転ドラムが回転してストッパがドラム受けに係止した時を表す。 図4の8−8線に沿って見た横断面図であり、(a)は通常操作時、(b)は最下限位置でさらに回転ドラムが回転した時、(c)は(b)からさらに回転ドラムが回転した時、(d)はさらに回転ドラムが回転してストッパがドラム受けに係止した時を表す。 差動軸とストッパを表す斜視図である。
符号の説明
10 ヘッドボックス
12 ラダーコード
14 スラット
18 昇降コード
20 ブラインド用昇降回転装置
22 駆動軸
30 ドラム受け
30b 突起(被係止部)
32 回転ドラム
34 巻取ドラム
34c 突起
36 差動軸
38 ストッパ

Claims (4)

  1. ヘッドボックス(10)内に取り付けられるドラム受け(30)と、ドラム受け(30)に回転可能に支持されてスラット(14)を整列状態で支持するラダーコード(12)を傾動動作可能となった回転ドラム(32)と、昇降コード(18)の一端が連結されてスラット(14)を昇降するべく昇降コード(18)を巻取り及び巻解きする巻取ドラム(34)と、を備え、回転ドラム(32)は操作部からの操作に連動して回転する駆動軸(22)と一体回転可能となったブラインド用昇降回転装置において、
    回転ドラム(32)との相対角度関係によって係合/非係合が切り換えられて、非係合状態で回転ドラム(32)と相対回転可能となり、係合状態で回転ドラム(32)と一体回転可能となると共に、巻取ドラム(34)との相対角度関係によって係合/非係合が切り換えられて、非係合状態で巻取ドラム(34)と相対回転可能となり、係合状態で巻取ドラム(34)と一体回転可能となる差動軸(36)を備え、該差動軸(36)が巻取ドラム(34)内に配置されており、回転ドラム(32)の回転が差動軸(36)を介して巻取ドラム(34)に伝達可能であることを特徴とするブラインド用昇降回転装置。
  2. 前記差動軸(36)にはさらに、差動軸(36)の外周方向に突出可能なストッパ(38)を収納するストッパ収納部(36c)が設けられており、前記巻取ドラム(34)には、該ストッパ(38)を突出方向に押圧可能な突起(34c)が設けられ、ドラム受け(30)には前記突出したストッパ(38)と係止可能な被係止部(30b)が設けられ、差動軸(36)と巻取ドラム(34)との間の相対回転により突起(34c)がストッパ(38)を押圧して該ストッパ(38)が被係止部(30b)に係止すると、それ以上の差動軸(36)及び回転ドラム(32)の回転が規制されることを特徴とする請求項1記載のブラインド用昇降回転装置。
  3. 前記巻取ドラム(34)は、その突起(34c)がストッパ(38)を押圧した後、ストッパ(38)が被係止部(30b)に係止するまで差動軸(36)と共に回転して、昇降コード(18)を巻解くことを特徴とする請求項2記載のブラインド用昇降回転装置。
  4. 前記被係止部(30b)は、ドラム受け(30)の周方向に1箇所のみ設けられることを特徴とする請求項3記載のブラインド用昇降回転装置。
JP2007053072A 2007-03-02 2007-03-02 ブラインド用昇降回転装置 Active JP4909769B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007053072A JP4909769B2 (ja) 2007-03-02 2007-03-02 ブラインド用昇降回転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007053072A JP4909769B2 (ja) 2007-03-02 2007-03-02 ブラインド用昇降回転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008214941A true JP2008214941A (ja) 2008-09-18
JP4909769B2 JP4909769B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=39835325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007053072A Active JP4909769B2 (ja) 2007-03-02 2007-03-02 ブラインド用昇降回転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4909769B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI564468B (zh) * 2014-11-17 2017-01-01 德侑股份有限公司 窗簾及其致動系統

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0390885U (ja) * 1989-12-28 1991-09-17
JP2695553B2 (ja) * 1991-11-22 1997-12-24 株式会社ニチベイ ブラインドの昇降回転機構
JP2005016285A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Okuho Sogo Kogyo Kofun Yugenkoshi ブラインドの制御構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0390885U (ja) * 1989-12-28 1991-09-17
JP2695553B2 (ja) * 1991-11-22 1997-12-24 株式会社ニチベイ ブラインドの昇降回転機構
JP2005016285A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Okuho Sogo Kogyo Kofun Yugenkoshi ブラインドの制御構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP4909769B2 (ja) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3017135B1 (en) Window shade and actuating system and operating method thereof
CA3012493C (en) Window shade and actuating system thereof
JP4440802B2 (ja) ブラインド
US9062492B2 (en) Window shade, its control module and method of operating the same
EP3221543B1 (en) Window shade and actuating system thereof
EP2817468B1 (en) Window shade and its control module
US9657517B2 (en) Window shade and actuating system thereof
US8746320B2 (en) Window covering with improved controls
EP3164565B1 (en) Window shade and actuating system thereof
JP2009121232A (ja) 建築物の開口部の覆いの昇降機構を制御するための制御ユニット
JP2005179994A (ja) 日射遮蔽装置の障害物検知停止装置
JP3691331B2 (ja) ブラインド
JP4909769B2 (ja) ブラインド用昇降回転装置
US20230086941A1 (en) Window shade and actuating system thereof
JP4801112B2 (ja) ブラインド
JP2695553B2 (ja) ブラインドの昇降回転機構
JP5868699B2 (ja) ブラインドの昇降高さ決定装置
JP2009079372A (ja) ブラインド
JP7553319B2 (ja) 高さ調整装置及び日射遮蔽装置
JP4744475B2 (ja) 日射遮蔽装置の障害物検知停止装置
CA2818539C (en) Blind with cord retractor
JP3910923B2 (ja) 横型ブラインドの下限停止装置
JP2021080807A (ja) 遮蔽装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120116

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4909769

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150