JP2008214432A - 粘着材組成物および粘着ラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】室温において十分な粘着強度を有し、環境に優しい粘着材組成物および粘着ラベルを提供すること。
【解決手段】粘着材組成物は、卵白タンパク質、可塑剤、および天然樹脂を含有する。
【選択図】なし
【解決手段】粘着材組成物は、卵白タンパク質、可塑剤、および天然樹脂を含有する。
【選択図】なし
Description
本発明は、粘着材組成物および粘着ラベルに関する。
近年、環境に対する関心の高まりにより、包装の簡素化が進められている。これを受けた、包装を介さずに、野菜や果物等の食品に直接貼り付けることができる粘着ラベルが求められている(特開2005−344029号公報)。
特開2005−344029号公報
本発明の目的は、室温において十分な粘着強度を有し、環境に優しい粘着材組成物および粘着ラベルを提供することである。
本発明の一態様に係る粘着材組成物は、卵白タンパク質、可塑剤、および天然樹脂を含有する。
上記粘着材組成物において、前記可塑剤は多価アルコールであることができる。
上記粘着材組成物において、前記天然樹脂は、ロジン系樹脂およびセラック系樹脂あるいはいずれか一方であることができる。
本発明の一態様に係る粘着ラベルは、基材と、前記基材の表面に設けられた上記粘着材組成物からなる粘着材層とを含む。
上記粘着ラベルにおいて、前記基材は、紙または高分子フィルムであることができる。
上記粘着ラベルは、食品の表面に貼り付けることができる。
上記粘着材組成物は、室温において十分な粘着強度を有し、かつ、卵白タンパク質のような生分解性材料を含むため、環境に対する負荷が少ない。また、上記粘着ラベルによれば、上記粘着材組成物からなる粘着材層を含むため、十分な粘着強度を有し、かつ、環境に対する負荷が少ない。
以下、本発明の一実施形態に係る粘着材組成物および粘着ラベルについて説明する。
1. 粘着材組成物
本発明の一実施形態に係る粘着材組成物は、卵白タンパク質、可塑剤、および天然樹脂を含有する。
1.1.卵白タンパク質
卵白タンパク質は例えば、鶏卵卵白および鶏卵卵白由来のタンパク質またはいずれか一方であるのが好ましい。経済性の観点から、卵白タンパク質は鶏卵卵白であるのがより好ましい。
1. 粘着材組成物
本発明の一実施形態に係る粘着材組成物は、卵白タンパク質、可塑剤、および天然樹脂を含有する。
1.1.卵白タンパク質
卵白タンパク質は例えば、鶏卵卵白および鶏卵卵白由来のタンパク質またはいずれか一方であるのが好ましい。経済性の観点から、卵白タンパク質は鶏卵卵白であるのがより好ましい。
卵白としては、例えば、生卵白、冷凍卵白、乾燥卵白、特定の卵白タンパク質(例えばリゾチームなど)を除去した卵白等を使用することができる。ここで、生卵白とは、鶏卵等を割卵し、卵黄を分離して得られるものをいう。また、卵白は脱糖処理を施されたものであってもよい。
鶏卵卵白由来のタンパク質としては、例えば、オボアルブミン、オボトランスフェリン、オボムコイド、リゾチーム、オボムチン、オボグロブリン、オボグリコプロテイン、オボインヒビター、オボマクログロブリン、オボフラボプロテイン、アビシン、シスタチン等が挙げられる。これらの卵白タンパク質のうち1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。また、卵白タンパク質として、これらの卵白タンパク質の加水分解物(卵白ペプチド)を用いてもよい。
卵白タンパク質(固形分換算)の使用量は、粘着材組成物の総量(粘着材組成物が水性媒体を含む場合、粘着材組成物のうち水性媒体を除く成分の総量)に対して5〜75質量%であるのが好ましく、10〜50質量%であるのがより好ましい。卵白タンパク質の使用量が5質量%より少ないと、剥離したときに粘着材成分が食品に残存しやすい場合があり、一方、75質量%を超えると、粘着性が低下する場合がある。
1.2.可塑剤
可塑剤として多価アルコールを用いることにより、粘着材組成物の流動性を高めることができ、被着材(食品)に対してより均一に密着できる。可塑剤は多価アルコールであることが好ましく、液状多価アルコールがより好ましい。多価アルコールは、1分子中に2個以上の水酸基を有する化合物であり、例えば、グリセリン、ポリグリセリン、トリエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール(PEG)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、1,1,1−トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ネオペンチルグリコール、ジエタノールアミン、糖アルコール(ソルビトール、キシリトール、マンニトール、エリスリトール)、ポリビニルアルコール(PVA)が挙げられ、これらを1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。
1.2.可塑剤
可塑剤として多価アルコールを用いることにより、粘着材組成物の流動性を高めることができ、被着材(食品)に対してより均一に密着できる。可塑剤は多価アルコールであることが好ましく、液状多価アルコールがより好ましい。多価アルコールは、1分子中に2個以上の水酸基を有する化合物であり、例えば、グリセリン、ポリグリセリン、トリエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール(PEG)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、1,1,1−トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ネオペンチルグリコール、ジエタノールアミン、糖アルコール(ソルビトール、キシリトール、マンニトール、エリスリトール)、ポリビニルアルコール(PVA)が挙げられ、これらを1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。
可塑剤の使用量は、粘着材組成物の総量(粘着材組成物が水性媒体を含む場合、粘着材組成物のうち水性媒体を除く成分の総量)に対して1〜60質量%であるのが好ましく、1〜40質量%であるのがより好ましい。可塑剤の使用量が1質量%より少ないと、粘着剤層の流動性が不足して基材への密着性が低下するため粘着力が低下する場合があり、一方、60質量%を超えると、可塑剤が分離して滲み出したり、剥離したときに粘着材成分が食品に残存する場合がある。
1.3.天然樹脂
天然樹脂は、動植物から採取される不揮発性の固体または半固形体の物質である。天然樹脂は例えば、ロジン系樹脂、セラック系樹脂、テルペン系樹脂が挙げられ、ロジン系樹脂およびセラック系樹脂あるいはいずれか一方であるのがより好ましい。セラック系樹脂は食品添加物としての使用が認められており、安全性が高い。
1.3.天然樹脂
天然樹脂は、動植物から採取される不揮発性の固体または半固形体の物質である。天然樹脂は例えば、ロジン系樹脂、セラック系樹脂、テルペン系樹脂が挙げられ、ロジン系樹脂およびセラック系樹脂あるいはいずれか一方であるのがより好ましい。セラック系樹脂は食品添加物としての使用が認められており、安全性が高い。
また、天然樹脂は、塩基性化合物を用いて中和して得られた水溶化物を使用してもよい。塩基性化合物としては、無機または有機の塩基性化合物を使用することができる。無機の塩基性化合物としては、例えば、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムが挙げられる。有機の塩基性化合物としては、例えば、アルギニン、リジン、ヒスチジン等の塩基性アミノ酸が挙げられる。
天然樹脂の使用量は、粘着材組成物の総量(粘着材組成物が水性媒体を含む場合、粘着材組成物のうち水性媒体を除く成分の総量)に対して5〜60質量%であるのが好ましく、10〜40質量%であるのがより好ましい。天然樹脂の使用量が5質量%より少ないと、粘着性が不十分である場合があり、一方、60質量%を超えると、剥離したときに粘着材成分が食品に残存する場合がある。
1.4.その他の成分
本実施形態に係る粘着材組成物は、水性媒体をさらに含んでいてもよい。水性媒体としては、水、ならびに水と相溶性の有機溶媒が挙げられる。水と相溶性の有機溶媒としては、例えば、アルコール系溶媒(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール等の炭素数1〜4の一価アルコール)が挙げられる。このうち、水性媒体としては、卵白タンパク質の変性を抑えることができる点で、水がより好ましい。後述するように、粘着材組成物を用いて層を形成する際の加熱温度が80℃を超えると卵白タンパク質が変性することがあるため、乾燥温度は80℃未満であるのがより好ましい。
1.4.その他の成分
本実施形態に係る粘着材組成物は、水性媒体をさらに含んでいてもよい。水性媒体としては、水、ならびに水と相溶性の有機溶媒が挙げられる。水と相溶性の有機溶媒としては、例えば、アルコール系溶媒(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール等の炭素数1〜4の一価アルコール)が挙げられる。このうち、水性媒体としては、卵白タンパク質の変性を抑えることができる点で、水がより好ましい。後述するように、粘着材組成物を用いて層を形成する際の加熱温度が80℃を超えると卵白タンパク質が変性することがあるため、乾燥温度は80℃未満であるのがより好ましい。
水系媒体の使用量は、粘着材組成物のうち水系媒体を除く成分の総量に対して100〜3000質量%であるのが好ましく、200〜1000質量%であるのがより好ましい。水系媒体の使用量が100質量%より少ないと、粘度が高くなり均質な塗膜が形成できない場合があり、一方、300質量%を超えると、塗膜形成時の乾燥性が悪くなる場合がある。
2.粘着ラベルおよびその製造
2.1.粘着ラベルの構造
図1は、本発明の一実施形態に係る粘着ラベルを模式的に示す断面図である。
2.粘着ラベルおよびその製造
2.1.粘着ラベルの構造
図1は、本発明の一実施形態に係る粘着ラベルを模式的に示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る粘着ラベル1は、図1に示すように、基材2と、基材2の表面に設けられた粘着材層3とを含む。粘着材層3は、本実施形態に係る粘着材組成物からなる。図1に示す粘着ラベル1では、粘着材層3が基材2の片面のみに設けられているが、粘着材層3は基材2の両面に設けられていてもよい。
基材2は紙または高分子フィルムであることが好ましい。高分子フィルムは例えば、熱可塑性樹脂からなるものであってもよい。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリアクリロニトリルおよびこれらの組み合わせが挙げられる。
また、高分子フィルムは、生分解性材料からなるのがより好ましい。生分解性材料は、微生物によって分解される性質を有する。生分解性材料としては、例えば、紙、ポリ乳酸、乳酸−ブチレンサクシネート共重合体、セルロース、酢酸セルロース、キチン、キトサン、セルロース−キトサン−デンプン系フィルム、ポリヒドロキシブチレート、ヒドロキシブチレート−ヒドロキシヘキサノエート共重合体、ポリビニルアルコール、ポリグリコール酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ブチレンサクシネート−アジペート共重合体、ブチレンサクシネート−カーボネート共重合体、ポリカプロラクトン、カプロラクトン−ブチレンサクシネート共重合体、エチレンテレフタレート−サクシネート共重合体、ブチレンアジペート−テレフタレート共重合体、テトラメチレンアジペート−テレフタレート共重合体が挙げられる。基材2が生分解性材料からなることにより、環境に対する負荷をより低減することができる。
本実施形態に係る粘着ラベル1は例えば、粘着材層3の表面3aを野菜、果物、畜肉、魚介類等の食品や食器、幼児用玩具や本に直接貼り付けて使用することができる。
本実施形態に係る粘着ラベル1は十分な粘着強度を有し、かつ、剥離したときに粘着材成分が食品に残存しにくい。また、本実施形態に係る粘着ラベル1の粘着材層3は主に安全性が高い成分で構成されているため、食品に貼り付けて使用する場合、仮に、ラベルを剥がした後に粘着材成分が食品に残存したとしても、当該食品を安心して食すことができる。
2.2.粘着ラベルの製造
本実施形態に係る粘着ラベル1は、本実施形態に係る粘着材組成物を基材2に塗布して粘着材層3を形成することにより得られる。本実施形態に係る粘着材組成物を基材に塗布する方法は、例えば、バーコート法、スピンコート法、浸漬法、ロールコート法、スプレー法等を用いることができる。
2.2.粘着ラベルの製造
本実施形態に係る粘着ラベル1は、本実施形態に係る粘着材組成物を基材2に塗布して粘着材層3を形成することにより得られる。本実施形態に係る粘着材組成物を基材に塗布する方法は、例えば、バーコート法、スピンコート法、浸漬法、ロールコート法、スプレー法等を用いることができる。
本実施形態に係る粘着材組成物が水性媒体を含む場合、本実施形態に係る粘着材組成物を基材2に塗布して塗膜を形成した後、塗膜から水性媒体を除去することが好ましい。水性媒体の除去は例えば、加熱、真空ポンプによる減圧、またはこれらの組み合わせにより行なうことができる。
加熱により水性媒体を除去する場合、塗膜を30〜80℃で10秒〜1時間加熱することにより行なうことができる。ここで、塗膜の加熱温度が80℃を超えると、卵白タンパク質が変性して、均質な粘着材層3が得られないことがある。
3.実施例
以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されない。
3.1.実施例1
3.1.1.粘着材組成物の調製
L−アルギニン(塩基性化合物)80gを水788gに溶解し、ロジン(商品名「パインクリスタル」、荒川化学工業株式会社製)40gを添加して室温で1時間攪拌してロジン水溶液880gを調製した。次に、この液880gを、20質量%の卵白タンパク質(商品名「乾燥卵白Kタイプ」、キユーピー株式会社製)水溶液200gに添加した後、グリセリン40gをさらに添加し、室温で1時間攪拌した。次いで、この液の微量の不溶成分をガーゼで濾過して、実施例1の粘着材組成物を得た。
3.1.2.粘着ラベル(粘着フィルム)の製造
上記3.1.1.工程で得られた粘着材組成物をポリエチレンテレフタレートフィルム(25μm)上にバーコート法により塗布し、熱風乾燥機を用いて40℃で30分間乾燥して粘着ラベル(粘着フィルム)を得た。粘着剤層の膜厚は30μmであった。
3.1.3.粘着ラベル(粘着紙ラベル)の製造
上記3.1.1.工程で得られた粘着材組成物を上質紙上にバーコート法により塗布し、熱風乾燥機を用いて40℃で30分間乾燥して粘着ラベル(粘着紙ラベル)を得た。粘着剤層の膜厚は28μmであった。
3.1.4.評価方法
3.1.4−1.粘着強度
粘着強度は、JIS規格(粘着テープ・粘着シート試験方法:JIS Z0237)にしたがって行った。具体的には、以下の方法にて粘着強度を評価した。
3.実施例
以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されない。
3.1.実施例1
3.1.1.粘着材組成物の調製
L−アルギニン(塩基性化合物)80gを水788gに溶解し、ロジン(商品名「パインクリスタル」、荒川化学工業株式会社製)40gを添加して室温で1時間攪拌してロジン水溶液880gを調製した。次に、この液880gを、20質量%の卵白タンパク質(商品名「乾燥卵白Kタイプ」、キユーピー株式会社製)水溶液200gに添加した後、グリセリン40gをさらに添加し、室温で1時間攪拌した。次いで、この液の微量の不溶成分をガーゼで濾過して、実施例1の粘着材組成物を得た。
3.1.2.粘着ラベル(粘着フィルム)の製造
上記3.1.1.工程で得られた粘着材組成物をポリエチレンテレフタレートフィルム(25μm)上にバーコート法により塗布し、熱風乾燥機を用いて40℃で30分間乾燥して粘着ラベル(粘着フィルム)を得た。粘着剤層の膜厚は30μmであった。
3.1.3.粘着ラベル(粘着紙ラベル)の製造
上記3.1.1.工程で得られた粘着材組成物を上質紙上にバーコート法により塗布し、熱風乾燥機を用いて40℃で30分間乾燥して粘着ラベル(粘着紙ラベル)を得た。粘着剤層の膜厚は28μmであった。
3.1.4.評価方法
3.1.4−1.粘着強度
粘着強度は、JIS規格(粘着テープ・粘着シート試験方法:JIS Z0237)にしたがって行った。具体的には、以下の方法にて粘着強度を評価した。
まず、各実施例および比較例で得られた粘着フィルムを、25mm×50mmの短冊状に切り取って試験片を作製し、この試験片を被着体(上質紙、ポリエチレン(PE)フィルム)に手で貼り付けて、サンプルを作製した。
粘着強度の測定は、テンシロン(商品名「RTC−1250A」、ORIENTEC製)を使用した。まず、サンプルにおける試験片と被着体との粘着部を中央にして、試験片の端部および被着体の端部をそれぞれテンシロンのつかみ治具に挟んで、試験片の端部と被着体の端部とを180°に開いた。粘着部が完全に剥離するまで引っ張り荷重を加え、その間の最大荷重[N/25mm幅]を求め、この最大荷重の値を試験片の粘着強度とした。このとき、引っ張り速度は300mm/分であった。
粘着強度の測定は、試験片を各被着体(上質紙、ポリエチレンフィルム)に貼り付けた直後と、試験片を各被着体に貼り付けてから24時間経過後の2回行なった。その結果を表1に示す。
3.2.実施例2−9および比較例1−2
粘着材組成物を調製する際の各成分の組成を表1の通りとした以外は、実施例1と同様の方法にて、実施例2−9および比較例1−2の粘着材組成物を調製した。また、実施例2−9および比較例1−2の粘着材組成物を用いて、実施例1と同様の方法にて、粘着材フィルムを形成し、これらの粘着材フィルムについて実施例1と同様の方法にて粘着強度を評価した。その結果を表1に示す。
3.2.実施例2−9および比較例1−2
粘着材組成物を調製する際の各成分の組成を表1の通りとした以外は、実施例1と同様の方法にて、実施例2−9および比較例1−2の粘着材組成物を調製した。また、実施例2−9および比較例1−2の粘着材組成物を用いて、実施例1と同様の方法にて、粘着材フィルムを形成し、これらの粘着材フィルムについて実施例1と同様の方法にて粘着強度を評価した。その結果を表1に示す。
1 粘着ラベル
2 基材
3 粘着材層
2 基材
3 粘着材層
Claims (6)
- 卵白タンパク質、可塑剤、および天然樹脂を含有する、粘着材組成物。
- 前記可塑剤は多価アルコールである、請求項1に記載の粘着材組成物。
- 前記天然樹脂は、ロジン系樹脂およびセラック系樹脂あるいはいずれか一方である、請求項1または2に記載の粘着材組成物。
- 基材と、
前記基材の表面に設けられた、請求項1ないし3のいずれかに記載の粘着材組成物からなる粘着材層とを含む、粘着ラベル。 - 前記基材は紙または高分子フィルムである、請求項4に記載の粘着ラベル。
- 食品の表面に貼り付け可能である、請求項4または5に記載の粘着ラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007051463A JP2008214432A (ja) | 2007-03-01 | 2007-03-01 | 粘着材組成物および粘着ラベル |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110408362A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-11-05 | 宜宾红星电子有限公司 | 虫胶粘胶、虫胶粘胶的制备方法及碲化铋晶粒的制备方法 |
WO2021066049A1 (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | Spiber株式会社 | タンパク質接着剤、接合体及びその製造方法 |
-
2007
- 2007-03-01 JP JP2007051463A patent/JP2008214432A/ja not_active Withdrawn
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