JP2008214057A - ウエブ搬送用カーボン芯ローラ - Google Patents

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Minoru Kamiyama
實 上山
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Abstract

【課題】ウエブ、特に高機能性ウエブを搬送するローラにおいて、ウエブのキズ,内部応力のアンバランス発生等のない軽量,軽回転,高精度のカーボン芯ロールを提供する。
【解決手段】ウエブを搬送するローラにおいて、カーボン芯1外周表面に金属テープ3をスパイラル状に巻き付ける。金属としてはステンレス,軟鋼,銅,アルミ等が使用され、その金属テープ3は幅方向両側端にアール加工を施し、丸み3aを付与して巻き付けたとき、隣接する金属テープとの間にエアー抜きとなる溝5を形成するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明はウエブ、特に高機能性ウエブの搬送に好適な搬送用カーボン芯ローラに関するものである。
ウエブ搬送用ローラとして、ローラ面長が長く、高速で使用する場合、カーボン芯ゴムローラが多く使用されているが、最近の高機能性ウエブ等の搬送においてはウエブのキズ,ウエブの内部応力のアンバランスの発生等も重要なダメージになることから軽量、軽回転、高精度ロールが求められている。しかし、上記のカーボン芯ローラでは、ローラ表面にゴム,プラスチックを巻き付けるか、プラスチック粉末の溶射は可能であるが、表面の仕上がり精度、特に表面粗度が2μm限度で高品質に対応できていない。
一方、カーボン芯体の表面にステンレスチューブを被せ、その表面を研磨又はメッキ仕上げをした高精度なローラが製作されているが、構造上、製作コストが大幅に掛かって経済性に欠けるのが現状である。
本発明は上述の如き実状に鑑み、カーボン芯でありながら表面が金属であり、表面粗度も0.8〜0.4Sの高精度が得られ、厚み精度もよく、ローラ回転精度も良好なカーボン芯金属ローラを提供することを目的とするものである。
即ち、上記目的を達成する本発明カーボン芯ローラの特徴は、ウエブを搬送するローラであって、基本的にカーボン芯、好ましくはカーボン芯筒表面に金属テープをスパイラル状に巻き付けた構成を特徴とする。そして、巻き付ける金属テープは、横断面両側にアール加工を施し、丸みを形成したものが使用され、従って、カーボン芯表面に巻き付けられたときスパイラルに巻き付けられた金属テープは隣接のテープとの間に溝が形成され、ロールを回転した時のロール表面とウエブとの間のエア抜きを形成する。なお、金属テープの表面は平滑でもよいが、梨地状に加工し、あるいは凹凸のあるエンボス加工したテープを使用することによりローラを高速回転した場合のローラ表面とウエブとの間の空気を吸収することが可能である。
ここで前記金属テープを構成する金属としてはステンレス,軟鋼,銅,アルミ等、適宜金属が使用可能であるが、ステンレス,軟鋼,銅,アルミより選ばれた1種の金属が好ましく、その表面にHCRメッキ等を施すことも可能である。テープは通常、テープ幅10〜50mm、厚さ0.01〜0.3mm位のものが使用される。これらは内面に粘着処理を施してもよく、施さなくてもよい。なお、金属テープの巻き付けはカーボン芯表面に対し1重の巻き付けでもよいが、内面金属テープと外面金属テープの2重又は3重に貼付することも可能である。この場合、巻き付け位置をずらすことが好適である。
以上の如きカーボン芯に金属のテープを巻き付けたローラは表面粗度が0.8S〜0.4Sと高く、高精度で高機能性ウエブの搬送など、高品質に充分対応することができ、しかも従来のカーボン芯ゴムローラに比し軽量,軽回転で回転精度も良好であると共にステンレスチューブを被着する従来のローラに比し製作コストを大幅に軽減することができる効果を有している。
以下、更に添付図面に基づき本発明ローラの具体的態様を説明する。
図1は本発明に係るカーボン芯ローラの断面図であり、両端を軸2により保持されたカーボン芯1の外周表面に金属テープ3がスパイラル状に巻き付けられ、両端においてカーボン芯1に止めリング4により止着されて本発明ローラを構成している。
図2は上記ローラにおいて、その外周に巻き付けられる金属テープ3の断面であり、金属テープ3は幅方向両側端においてアール加工が施されて丸み3aが形成されており、芯1外周表面にスパイラル状に巻き付けられたとき図3に示す如く該丸み3aにより隣接する金属テープとの間に溝5を形成して、ローラが回転するとき、ウエブとローラ表面との間のエア抜きとなっている。また、カーボン芯1への金属テープ3の巻き付けは、図1,図3の如く1重に限らず、2,3重に重ね貼りしてもよい。
図4は金属テープ3,3′を2重貼りした図であり、金属テープ3はカーボン芯外周表面に2重に巻き付けられている。なお、以上の構成においてカーボン芯に巻き付けられる金属テープ3は幅,厚さとも特に限定はないが、一般的には幅10〜50mm,厚さ0.01〜0.3mm程度のものが実用的であり、好適である。この金属テープ材料としてはステンレス,軟鋼,銅,アルミなど、各金属が使用可能であり、適宜選択して使用される。また、これら金属は表面にHCRメッキ等を施すことも可能であり、かつ表面粗度を0.8S〜4.0Sまで上げることが可能であり、好ましい。
従来、ローラ表面にテープ等を巻き付ける構成として、金属芯ローラ表面にコルクテープ,ゴムテープ等を巻きつけることがあるが、上記のような表面粗度を求めることはなく、要求に応じ切れなかったが、本発明ローラは充分、これを解決することが出来た。
かくして、カーボン芯表面に金属テープを巻き付けた本発明ローラを用いてウエブを搬送するとき、高速回転した場合のローラ表面とウエブの間のエア抜きにより、、高速回転を円滑に行うことができると共に、金属テープの巻き付けにより、金属チューブの嵌着に比し低い製作コスト、例えば200φのカーボン芯にステンレスチューブを嵌装したとき、およそ200万かかった費用が幅5mmのテープ巻き付けにした場合、6割程度で済むなど、コストが大幅に縮減され、しかも高精度,高表面硬度が得られ、搬送効果を良好ならしめることができた。
本発明ローラの断面概要図である。 ローラ表面に巻き付ける金属テープの断面図である。 カーボン芯に金属テープを巻き付けたときの部分拡大図である。 カーボン芯に金属テープを2重貼りしたロールの部分図である。
符号の説明
1:カーボン芯
2:軸
3,3′:金属テープ
3a:アール部
4:止めリング
5:溝

Claims (2)

  1. ウエブを搬送するローラにおいて、カーボン円筒を芯とし、該カーボン芯表面に金属テープをスパイラル状に巻き付けて形成され、金属テープは幅方向両側端にアール加工が施されて丸みを有していて、前記スパイラル状に巻きつけたとき、互いに隣接した金属テープとの間にアールによる溝を形成していることを特徴とするウエブ搬送用カーボン芯ローラ。
  2. 金属テープがステンレス,軟鋼,銅,アルミより選ばれた1種の金属よりなるテープである請求項1,2又は3記載のウエブ搬送用カーボン芯ローラ。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243846A (ja) * 1988-08-03 1990-02-14 Nec Corp 回線終端装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243846A (ja) * 1988-08-03 1990-02-14 Nec Corp 回線終端装置

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