JP2008213543A - 積載運搬車輌 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、トラックにテールブリッジを備えた架台本体をコンパクトに纏めて設置すると共に、自動車の積降作業をスムーズ行うことができる積載運搬車輌を提供する。
【解決手段】トラック1の荷台フレーム5に、前高後低状の傾斜姿勢で設置され後部にテールブリッジ15を備えた架台本体6に、自動車Sの後輪又は前輪を載置固定する車輪載台9を後方に移動させて自動車Sの積み降しを行う積降姿勢位置と、該積降姿勢位置から前方に移動させて自動車Sの運搬を行う運搬姿勢位置とに移動切換自在に設けて自動車Sを載置運搬する積載運搬車輌であって、前記架台本体6の前部に運転室4の上方に延長して支持される架台前延長部6aを形成し、該架台前延長部6aに車輪載台9の運搬姿勢位置を設定し自動車Sを載置する構成とした。
【選択図】図24

Description

本発明は、架台本体とテールブリッジ等からなる自動車の積載装置を備え、運転代行や故障車運搬などに使用できる積載運搬車輌に関する。
従来、運転代行を要する自動車や故障車運搬などに使用される積載運搬車輌は、特許文献1に示されるように、トラックの荷台フレームに乗用車などを載置する架台本体を前高後低状の傾斜姿勢で設け、該架台本体の後部にテールブリッジを支持軸を介し起立させた格納姿勢と下降回動させて自動車の積み降ろしを行う積降姿勢とに切換自在に構成した積載運搬車輌が既に公知である。
そして、上記特許文献1の積載運搬車輌は、架台本体の前方に設けたウインチのワイヤに接続した車輪載台をテールブリッジの積降姿勢位置におき、自動車の後輪又は前輪を車輪載台に載置した状態で、ウインチを作動し車輪載台を介し自動車を引き上げ移動させて自動車の運搬を行う運搬姿勢位置に切換自在にした構成にしている。
また、特許文献2に示されるように前記と同様な荷台を有するダブルキャブ型の運搬車輌が提案されている。
実開平7−37789号公報 実用新案登録第3097050号公報
上記特許文献1で示される積載運搬車輌は、運転者が自動車を車輪載台に車輪を載せたのちは、搭乗して運転することなく降りた状態で架台本体の運搬姿勢位置に引き上げて載置することができる利点がある。然し、この積載運搬車輌は運転代行を要する客の自動車を運搬車輌の荷台に載せて運搬する場合、運搬車輌の荷台は略水平状態にして移動するから、架台本体が後方に長い構造となる。
また特許文献2で示される積載運搬車輌の場合も荷台は略水平状態にして移動すると共に、ダブルキャブ型のキャブ追加分だけ全長が長くなる欠点がある。さらにトラックに油圧シリンダを設けて設置される架台本体は、小型の軽乗用車から大型乗用車までのものが楽に載せられるように予め荷台長さが長く設定されるので、車体が大型化し繁華街の路地や客の住宅周辺の狭い道路並びに十字路での左右折が困難となり、積載運搬車輌の走行路が限定されたり、車の積み降しの際には広いスペースが必要であるために十分に利用し難い等の問題がある。
上記の課題を解決するための本発明による積載運搬車輌は、第1に、トラック1の荷台フレーム5に、前高後低状の傾斜姿勢で設置され後部にテールブリッジ15を備えた架台本体6に、自動車Sの後輪又は前輪を載置固定する車輪載台9を後方に移動させて自動車Sの積み降しを行う積降姿勢位置と、該積降姿勢位置から前方に移動させて自動車Sの運搬を行う運搬姿勢位置とに移動切換自在に設けて自動車Sを載置運搬する積載運搬車輌において、前記架台本体6の前部に運転室4の上方に延長して支持される架台前延長部6aを形成し、該架台前延長部6aに車輪載台9の運搬姿勢位置を設定し自動車Sを載置することを特徴としている。
第2に、架台本体6に形成する架台前延長部6aを前方に向けて略水平方向に屈曲させたことを特徴としている。
第3に、架台本体6の架台前延長部6aの前部に、載置される自動車Sの腹部への風圧を規制する遮風カバー30を設けたことを特徴としている。
第4に、架台本体6を運転室4の後方近傍で荷台フレーム5の両側に立設した前側支持部材27で支持し、前側支持部材27の後方で架台本体6と荷台フレーム5の間に形成する空間部を客室3又は荷物室にしたことを特徴としている。
第5に、架台本体6の左右に沿って正逆回転自在に張設したチェン57,57に車輪載台9の左右を接続し、車輪載台9を積降姿勢位置から運搬姿勢位置に移動自在に構成したことを特徴としている。
第6に、架台本体6の後部に積降姿勢と格納姿勢とに伸縮自在に設けるテールブリッジ15を、架台本体6に連結する前テールブリッジ15aと、該前テールブリッジ15aの後部に連結する後テールブリッジ15bで構成し、且つ後テールブリッジ15bに車輪載台9の積降姿勢位置を設けたことを特徴としている。
第7に、テールブリッジ15を荷台フレーム5の後端近傍に支持される架台本体6の後部に、支持軸16を介して回動自在に設けた前テールブリッジ15aと、該前テールブリッジ15aの後部に支持軸17を介して回動自在に設けた後テールブリッジ15bで構成し、且つ前テールブリッジ15aと後テールブリッジ15bを架台本体6の傾斜方向に沿って延長させた積降姿勢と、上記支持軸16を支点に前テールブリッジ15aを起立回動させた状態で、支持軸17を支点に後テールブリッジ15bを下方に折畳んだ格納姿勢とに切換自在に構成したことを特徴としている。
第8に、テールブリッジ15を伸長させた積降姿勢において、架台本体6の地面となす傾斜角θ3に対し前テールブリッジ15aの地面となす傾斜角θ2を小さくすると共に、該前テールブリッジ15aの傾斜角θ2に対し後テールブリッジ15bの地面となす傾斜角θ1を小さく設定したことを特徴としている。
第9に、テールブリッジ15を伸長させた積降姿勢において、傾斜角θ3と傾斜角θ2によって架台本体6と前テールブリッジ15aの間に形成される谷状面を、前テールブリッジ15aの前部側に設けた持上げ斜面89と架台本体6の後部側に設けた中継斜面91によって平坦状に埋めることを特徴としている。
第10に、車輪載台9に載置した前輪又は後輪を固定するタイヤバンド14を、タイヤの上方に嵌める環状のと、該環ベルト14bの前後に設け下端を車輪載台9に固定自在とするベルト14a,14aで構成したことを特徴としている。
上記のように構成した本発明の積載運搬車輌は次のような効果を奏する。架台本体の前部に運転室の上方に延長して支持される架台前延長部を形成し、該架台前延長部に車輪載台の運搬姿勢位置を設定して自動車を載置するようにした積載運搬車輌は、運転室の上方で架台前延長部をできるだけ前方に設置し、架台本体の後部を荷台フレームより後方に大きく延長させることなく、自動車を傾斜姿勢で載置支持する積載装置を簡潔でコンパクトな構成にすることができる。また既存の運搬車輌を大きく改造することなく、架台本体と荷台フレームとの間に空間部を形成するので、この空間部に客室や荷室を簡単に構成することができる。またダブルキャブ型のトラックに架台本体を設置する場合でも積載装置の小型化を図ることができる。
架台前延長部を前方に向けて略水平方向に屈曲させることにより、架台本体の前端を下げて走行地上高さを低くし走行時に受ける風圧を低減できる。また車輪載台の積降駆動機構等の設置を簡単な構成にすることができる。
架台本体の架台前延長部の前部に設ける遮風カバー0は、架台本体の傾斜に沿って載置される自動車の車腹部を前方に露出させることなく覆うので、車腹部に接当する直接風や雨の侵入による弊害を解消することができる。また走行時の風圧抵抗を低減することができる。また略水平方向に屈曲させた架台前延長部に設ける遮風カバーは自動車の底部に近接させる高さでコンパクトにすることができる。
運転室の後方近傍で荷台フレームの両側に立設した前側支持部材によって架台本体を支持することにより、前側支持部材の後方に広い空間部を形成し、この空間部に客室や荷室を簡単に構成することができる。
架台本体の幅方向に併設した複数のチェンによって車輪載台を安定よく昇降移動させることができると共に、傾斜角度の異なる架台本体と前テールブリッジと後テールブリッジ等の隣接する引継ぎ部において、車輪載台の移動をスムーズに行うことができる。また積降駆動機構は従来のもののようにウインチ及びワイヤを使用しないので、メンテナンス作業を簡単にすることができる。
架台本体に前テールブリッジと後テールブリッジを伸縮させて格納姿勢と運搬姿勢とに切り換えるテールブリッジを備えることにより、テールブリッジをコンパクトな格納姿勢となし街路地や狭い十字路の左右折でも既存車輌と同様に走行することができる。また前テールブリッジと後テールブリッジを伸長させた積降姿勢に簡単にすることができるので、繁華街等での積降作業を能率よくスムーズに行うことができ、運転代行用の積載運搬車輌として最適化することができる。
架台本体の後部に、支持軸を介して回動自在に設けた前テールブリッジと、該前テールブリッジの後部に支持軸を介して回動自在に設けた後テールブリッジで構成し、且つ前テールブリッジと後テールブリッジを架台本体の傾斜方向に沿って延長させた積降姿勢と、上記支持軸を支点に前テールブリッジを起立回動させた状態で、支持軸を支点に後テールブリッジを下方に折畳んだ格納姿勢とに切換自在に構成したことにより、テールブリッジの長さは折り畳み状態の約倍の長さに展開され、道板として利用するテールブリッジの傾斜角度を小さく設定できるから、後テールブリッジを介して自走する自動車の車輪を車輪載台にスムーズに載置することができる。また車輪を載置した車輪載台を前テールブリッジを介して架台本体に無理なく昇降移動させることができる。
テールブリッジを伸長させた積降姿勢において、架台本体と前テールブリッジと後テールブリッジの傾斜角を順次小さく設定したことにより、自走する自動車の車輪を後テールブリッジを介して車輪載台に簡単に載置することができる。また車輪を載置した車輪載台を前テールブリッジの緩やかな傾斜によって、架台本体にスムーズに引き上げ移動することができる。
前テールブリッジの前部側に設けた持上げ斜面と架台本体の後部側に設けた中継斜面によって、架台本体と前テールブリッジの間に形成される谷状面を埋めることにより車輪載台の移動面を略平坦状にするので、車輪載台が上昇移動する際に自動車を持ち上げ架台本体との接当を防止し、且つ架台本体に対し前テールブリッジの傾斜角をできるだけ緩くすることができ、自動車の上昇移動をスムーズに行うことができる。
車輪載台に載置した車輪をタイヤバンドで固定するとき、環状の環ベルトは大きさの異なる種々のタイヤに対し上方から簡単に嵌めることができ、その前後をベルトによって下方に引っ張った状態で車輪載台に安定よく固定することができる。
以下本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。先ず図1〜図3で示す本発明の第1実施形態について説明する。図1は運搬車輌としてのトラック1に積載装置2と客室3を設置し積載物としての4輪自動車Sと乗客を載せて運搬する状態の積載運搬車輌を示し、図2はその積載装置2部分の平面図を示している。この積載運搬車輌はトラック1前部の運転室4の上方から荷台フレーム5の後部にかけて、積載装置2の架台本体6を前高後低状の後方傾斜で設置している。
上記積載装置2は平面視で方形状に枠組みされる架台本体6を、後述する形状及び支持構造によって設けることにより、図1の点線で示すように運転室4のキャビン7の前方回動を自在となして、下方のエンジン等のメンテナンス作業を妨げないようにし、且つ架台本体6の前部に積降駆動機構としてのウインチ8の設置を行い易くしている。また架台本体6の左右上面には軌道部11を平行状に形成し、ウインチ8のワイヤ8aに接続される左右の車輪を載置させる車輪載台9を案内移動させる。
これにより車輪載台9に自動車Sの前輪又は後輪等の車輪を載せた状態でウインチ8を正逆回転させると、自動車Sを架台本体6に沿って昇降移動させることができる。尚、車体の前側にエンジンを搭載した自動車Sの場合に、図示例のように車輪載台9に後輪を載せると重心を高くすることなく積載することができる。また後輪は車輪載台9を介し運転室4の上方まで引き上げて載置運搬姿勢にすることが望ましい。
上記車輪載台9は左右の車輪が位置決め固定される一対の位置決め部12を接続部材9aで一体的に接続しており、その前後左右に前記軌道部11に転接する転輪13,13・・を配設している。図示例の車輪載台9はワイヤ8aが連結される接続部材9aの左右に台板9bを一体的に設け、該台板9bの前後方向の中程に位置決め部12としてのタイヤ部を嵌入固定させる凹部を屈曲形成している。
そして、台板9bには車輪のタイヤ部の上部を図20,図21で後述するように固定するワンタッチセット型のタイヤバンド14を設け、位置決め部12にセットされた車輪を簡単に固定することができる。また台板9bの後端には道板となる板状のタイヤガイド9cを斜設し、タイヤ面をスムーズに転接案内するようにしている。
また架台本体6はその後端部に積降姿勢と格納姿勢とに伸縮切換自在なテールブリッジ15を設けている。図示例のテールブリッジ15は架台本体6の後端に設けた支持軸16を支点に回動自在に枢支される前テールブリッジ15aと、該前テールブリッジ15aの後端に設けた支持軸17に回動自在に枢支される後テールブリッジ15bとを伸長させた積降姿勢と折畳み短縮させた格納姿勢とに切換自在に作動させる姿勢切換機構19等から構成される。
この姿勢切換機構19は、前テールブリッジ15aの支持軸16より突出させた作動アーム21に機体側に設けた油圧シリンダ22を連結し、且つ連結ワイヤ23を前テールブリッジ15aと後テールブリッジ15bの所定箇所に取付固定し、その中途部を支持軸17に設けた転輪24に巻き掛けている。これによりテールブリッジ15が図1の格納姿勢において油圧シリンダ22が縮動すると、前テールブリッジ15aが積降姿勢側に回動する動作に伴い、連結ワイヤ23を介して後テールブリッジ15bを、図3で示すように積降姿勢に伸長することができる。
また油圧シリンダ22を伸動させると、前テールブリッジ15aが格納姿勢側に回動する動作に伴い連結ワイヤ23を介して、図3の積降姿勢状態から図1で示すように、後テールブリッジ15bを直立状態に折り畳んだ格納姿勢にすることができる。
また前テールブリッジ15a及び後テールブリッジ15bの後端部左右には接地支持用の転輪25,25aを設けている。この転輪25,25aはテールブリッジ15が折り畳み状態から下方回動に伴い徐々に展開し接地するとき、接地転動しならテールブリッジ15の積降姿勢の切り換えセットをスムーズに行うことができる。
そして、積降姿勢において転輪25がテールブリッジ15の中途部で自動車Sの重量を支えるので、折畳み伸縮型テールブリッジ構造を軽量化を図った簡潔な構成で剛体構造にすることができる。また上記構造によりテールブリッジ15は架台本体6にコンパクトな格納姿勢で設置されながら、積降姿勢においては長い道板部材となる。このことにより架台本体6の後部を後側支持部材28によって、できるだけ高所で架台本体6の傾斜を緩やかに支持し、架台本体6と荷台フレーム5との間に大きな空間部Kを形成し易くする。
次にトラック1に対する上記架台本体6の取付構造及び客室3の設置構造について説明する。先ず架台本体6の取付構造は、荷台フレーム5の前後部に左右に張り出す横フレーム26,26を設け、該横フレーム26,26の両側に左右で対になる柱状の前側支持部材27と後側支持部材28をそれぞれ立設し、この支持部材27,28の上部に方形状に形成した架台本体6の所定位置を取付固定している。
また架台本体6と荷台フレーム5との間に大きな空間部Kを形成するので、この空間部Kの前側部分に客室3を簡単に設置することができ、また客室3を設置しない場合には種々の荷物を載置することが容易な荷室にすることができる。
即ち、客室3を設置する場合は、その天井面を荷台フレーム5に沿って近接させた形状となし、客が後方向きで座乗できるように前部に座席を取り付け、客の頭上に位置する天井面の高さにゆとりを持たせ且つ客の足元空間を長くすることができる。尚、上記座席は客が横向で座るように設けることもできる。
これにより客は客室3への乗降を楽にできると共に、後ろ向きに座る客はゆったりと足を伸ばした状態で座ることができる。尚、客室3は前記空間部Kに対し、側方からスライド自在に挿入設置する一体箱型の構造、又は空間部K分の両側又は片側から分割箱型の客室を挿入して組み付ける等の構造にすることができる。また前記左右の支持部材27は客室3の内部に設けると客室フレームとして兼用できると共に、客室3を運転室4側に近接させて客室スペースを拡大することができる。
さらに、この架台本体6は前側支持部材27の支持部より前方に延長させた架台前延長部6aを、運転室4の上方にキャビン7の回動間隔を有して延設している。そして、図示例の架台本体6の架台前延長部6aは前部両側に斜辺部を設けて先細りに形成し、且つ前部を下向きに屈折させた略水平姿勢にしている。
この構成によれば、架台本体6の前端を下げて走行地上高さを低くできると共に、特に空荷走行時に受ける風圧を低減できる。また車輪載台9の積降駆動機構等の設置を簡単な構成にすることができる等の利点がある。
また架台前延長部6aの前部には、載置される自動車Sの腹部への風圧を規制する遮風カバー30を点線で示すように設けている。この遮風カバー30は上記架台前延長部6aの前端形状に沿って接合できるように、平面視略コの字状に形成し着脱自在に設けることが望ましい。また遮風カバー30は側面視において、架台前延長部6aとキャビン7の天井部の間で形成される空間部の少なくとも前部を塞ぐ形状であること、さらに架台前延長部6aと載置される自動車Sの下面部の間に形成される空間部の少なくとも前部を塞ぐ形状のカバーを設けることが望ましい。
この構成によれば遮風カバー30は、架台本体6の傾斜に沿って載置される自動車Sの底部(車腹部)を前方に露出させる外観上及び走行上の憂いや欠点を解消することができる。即ち、キャビン上空間部から車腹部に接当する直接風を防ぐことができるので、雨降り時などにおいて車腹部に付着している泥土等が周囲に大きく飛散する憂いや、雨の侵入による弊害を解消することができる。また走行風圧抵抗を低減し省エネ走行を行うことができる等の特徴がある。
尚、図示例の積載運搬車輌は、荷台フレーム5から荷台床部材を外したトラック1を使用したが、該荷台床部材を備えたものにすることもできる。また運転代行ビジネスとして客と自動車Sを同時に運ぶタクシ業を行う積載運搬車輌とする場合に、客室3は助手席側のドア31のみを開閉自在とし、且つドア31の開閉に連動してステップ32を出没できる構造にすることが望ましい。この場合にはドア31が開いている時にステップ32を突出させて昇降用の足掛けとし、ドア31を閉じるとステップ32を自動的に収納することができる。尚、運転室4側に対しても上記のものと同様に、ドアの開閉に連動して進退作動させるステップ32を設けることができる。
上記のように構成される積載装置2は、架台本体6の下方で支持部材28の後方に形成される空間部に、積降駆動機構並びに姿勢切換機構19等を操作する操作ボタンを備えた操作パネル33を着脱自在に取付支持し遠隔操作可能にしている。また操作パネル33の操作によってウインチ8を逆転するとワイヤ8aが繰り出され、車輪載台9を図3の実線で示すように、積降姿勢にある前テールブリッジ15aの上に移動させ積降位置に停止することができる。
また積載装置2は架台本体6の下端側に車輪止め具35を設け、積載された自動車Sの下方移動を規制している。この車輪止め具35は軌道部11の上に臨んでタイヤと接当し車輪の下降を阻止する下降ストッパ36と、該下降ストッパ36の外側方に一体的に形成されてタイヤの側方に接当して車輪の横移動を阻止する横ストッパ37を備えている。
そして、車輪止め具35は架台本体6に対しストッパ位置を調節自在にすると共に、軌道部11に対し着脱又は出没自在に設けることが望ましい。また上記車輪止め具35及び前記タイヤバンド14は所定の固定位置において、ワンタッチ装着解除操作或いは自動装着解除操作をさせるように構成することができる。
以上のように構成される積載運搬車輌は、例えば旅館や料亭、繁華街の店、ゴルフ場等で飲酒したドライバ(客)と客の自動車(客車)Sを、客が指定する自宅などの目的地まで運ぶ場合に、先ず運転代行者は上記飲酒場所等に客を迎えに行き、ここで客を運転室4の助手席又は客室3に乗せてから客の自動車Sが駐車している場所に向かう。
次いで、客車駐車場の近傍で空荷トラック1を止めてから操作パネル33を操作し、直立状態の折畳み格納姿勢にあるテールブリッジ15を積降姿勢に切り換えたのち、ウインチ8を逆転作動し、車輪載台9を積降位置まで傾斜と自重を利用した下降作動を行い所定の積降姿勢位置に移動停止させる。この後、客車である自動車Sを自走後進または前進させ、車輪載台9の位置決め部12に車輪を位置決めし、タイヤバンド14による左右の車輪固定を行って仮積載状態にする。
次いで、操作パネル33のウインチ操作ボタンを正転操作しワイヤ8aを巻き取り、車輪載台9を前方に引っ張り移動させる。これにより車輪載台9が運転室4の上方に臨む積載位置において停止させると、自動車Sは前輪又は後輪が車輪載台9を介し運転室4の上方に引き上げられて、トラック1の略全長に重なった状態の運搬姿勢にすることができ、この後車輪止め具35をセットすると共にテールブリッジ15を格納姿勢に切り換え固定する。以上のように積込み作業を終えた運転代行者(タクシ業者)は、積載運搬車輌を運転し乗客と自動車Sを目的地まで運搬し、到着後の積降作業を積込作業の逆順の作業によって行い一連の運搬作業を完了することができる。
次に、図4〜図32を参照し積載運搬車輌の別実施形態について説明する。尚、前記実施形態のものと同様の構成及び作用については説明を省略する。先ず図4で示す第2実施形態の積載運搬車輌は、前記客室3を除去して形成される空間部を荷積み用のスペースに構成している。この実施形態ではトラック1の前後バランスを考慮し、ウインチ8を架台本体6の後方位置の底面部で支持部材28の近傍に設置している。そして、荷台フレーム5の前方中央部に設置した転輪39に、ワイヤ8aの中途部を巻き掛け前後移動可能に連結させている。尚、車輪載台9に対し又は該車輪載台9を外したワイヤ部分には、必要により図示しない補助荷積み装置を設けることができる。
次に図5〜図7を参照し第3実施形態の積載運搬車輌について説明する。この実施形態に係る積載装置2は、トラック1に前記実施形態のものと同様に傾斜状に設置される架台本体6に対し、ウインチ8b及びテールブリッジ15等を備えた補助架台41を、架台本体6側に設けた積降駆動機構としての油圧シリンダ42によって前後方向に移動自在に設け、テールブリッジ15の小型化を図る構造にしている。
即ち、補助架台41は架台本体6の内側にスライド自在に支持し、油圧シリンダ42の進退作動ロッドに接続しており、該ロッドの退動によって補助架台41を実線の格納姿勢と、ロッドの進動によって積降姿勢とに切り換え作動される。また積載装置2の積降姿勢においてウインチ8bは、そのワイヤ端のフック部(図示せず)を自動車Sのフック係止部に係止した状態で、位置決め部12に対しテールブリッジ15及び補助架台41を介し自動車Sを引き上げて、その車輪を位置決めセットすることができる。尚、この例の車輪載台9は、補助架台41の前側上面に車輪の前後を位置決めする突起12a,12bからなる位置決め部12を設けた構造となる。
また補助架台41は後端の支持軸16にテールブリッジ15を上向きの格納姿勢と道板状となる積降姿勢とに切り換え自在に取付支持している。このテールブリッジ15は基部側に姿勢切換用の接当ローラ43と接地用の転輪25を備え、該接当ローラ43が補助架台41の進退移動に伴い支持部材28と接当及び離間することによりテールブリッジ15の姿勢切換を行い、転輪25が積降姿勢に切り換えられたテールブリッジ15の中途部を接地支持することができる。
次に図8,図9で示す第4実施形態の積載運搬車輌について説明する。この実施形態に係る積載装置2は、荷台フレーム5の後部に補助荷台フレーム5aによって連結軸支し、該補助荷台フレーム5aの後部に設置した支持軸45を介して架台本体6の後部を回動自在に枢支している。そして、支持軸45と荷台フレーム5側に設けた油圧シリンダ46と連結し、該油圧シリンダ46の伸縮作動によって補助荷台フレーム5aを、支持軸44を支点に水平姿勢と上向き姿勢に切換自在に構成している。
これにより、積載運搬車輌に自動車Sを載せて運搬するときは、図8に示すように補助荷台フレーム5aを延長させた水平姿勢に保持して行う。また非運搬走行時には図9で示すように、補助荷台フレーム5aを上向き姿勢に切り換えると、架台本体6を前側に移動させながら機体全長を短くすることができる。尚、上記のように構成される架台本体6及び補助荷台フレーム5aには、第1実施形態或いは第3実施形態等の構造からなる積載装置2を設置することができる。
次に図10,図11で示す第5実施形態の積載運搬車輌について説明する。尚、前記第4実施形態のものと同様な構成については説明を省略する。この実施形態に係る積載装置2は、架台本体6を前側の支持部材27に回動自在に支持し、後部を荷台フレーム5の後部に支持軸44を介して連結される補助荷台フレーム5aに取付支持している。図示例の補助荷台フレーム5aは支持台47を介して架台本体6の後部を支持し、且つその重量を支持する支持車輪49を備えている。
また架台本体6は前後に分割した部分を連結軸51で連結し、前側架台本体と後側架台本体とを油圧シリンダ52で連結している。さらに前側架台本体は支持部材27側に設けた油圧シリンダ53に連結し支持している。上記構成による積載装置2は図10で示すように架台本体6を伸ばした状態で、前記実施形態のものと同様にテールブリッジ15を有する補助架台41を前後方向に移動させ、積降姿勢と格納姿勢にすることができる。
さらに図11で示すように空荷走行時には、油圧シリンダ53により架台本体6を略水平姿勢に持ち上げた状態で、油圧シリンダ46によりに補助荷台フレーム5aを支持軸44を支点に上方回動させて格納姿勢にする。こののち油圧シリンダ52により後側架台本体を連結軸51を支点に下方回動させると、機体全長を短くすることができる。
次に図12〜図21で示す第6実施形態の積載運搬車輌について説明する。この実施形態に係る積載装置2は、第1実施形態のものと同様な架台本体6の構造において、車輪載台9の積降駆動機構を第1油圧シリンダ55と第2油圧シリンダ56によって作動されるチェン57等で構成している。第1油圧シリンダ55と第2油圧シリンダ56は伸縮作動によって、各シリンダのピストン軸端に設けたスプロケット(滑車)59,59が、車輪載台9と前側支持部材27とに張設されたチェン57を巻き掛けた状態で緊緩作動させて、車輪載台9を架台本体6に沿って昇降移動させる。上記スプロケット59は図16に示すように、架台本体6に沿って設けた左右のガイドレール60に転接するローラ60aを備えた滑車支持軸59aに軸支している。
そして、架台本体6の下部側に沿って枢支した左右一対の第1油圧シリンダ55に対し、左右一対の第2油圧シリンダ56は前側支持部材27側に枢支することにより、両者は図17〜図19に示すように、チェン57を滑車状に巻き掛けた各スプロケット59,59を相対する方向に移動させる。これにより図12,図17で示すように積降駆動機構は、第1油圧シリンダ55と第2油圧シリンダ56が最伸動した状態で、車輪載台9を最上昇位置に引き上げ運搬姿勢位置にすることができる。
また上記状態からテールブリッジ15を積降姿勢にした状態で、図18で示すように第2油圧シリンダ56を縮動すると車輪載台9を下降させることができ、次いで第1油圧シリンダ55を縮動することにより図19で示すように、車輪載台9をテールブリッジ15まで移動させた積降姿勢位置にすることができる。そして、この積降姿勢において車輪載台9に自動車Sの車輪を載せて固定したのち、第1油圧シリンダ55と第2油圧シリンダ56を上記と逆順の動作をさせることにより、図13で示すように自動車Sを車輪載台9を介し架台本体6に載置固定したのち、テールブリッジ15を実線又は点線で示す格納姿勢にして運搬作業を行う。
また図示例の積載運搬車輌は、客室3を外した状態の空間部Kの荷台フレーム5上を荷物室とし、ここにオートバイや自転車等を載置する構成にすることができる。この場合、空間部Kの左右には下部を支点に開閉自在なガード側壁61を設けることが望ましい。
このガード側壁61は図12に示すように、所定の幅と長さを有する道板62の下部を荷台フレーム5に軸支し、且つ荷台フレーム5の外側面に複数の横ガード部材63をガード間隔を有して取付けた構成にしている。これによりガード側壁61は立設状態のガード姿勢から下部を支点に外側に開動し上部を接地させると、自転車等を乗降載置する際の道板部材として利用することができる。
次に車輪載台9に設置されるタイヤバンド14について図20,図21を参照し説明する。このタイヤバンド14はタイヤの外周に沿って張設される前後のベルト14a,14aに、車輪載台9の止め部9d,9dに対し着脱自在に係止される固定具65を備え、該ベルト14a,14aの上端部をタイヤの上方に外嵌めする環ベルト14bの直径方向に接合し、一方のベルト14aの中途部に締付具66を設けている。9eは車輪載台9に取付固定されてベルト65の中途部を位置決めする固定杆である。
このタイヤバンド14は、先ず環ベルト14bをタイヤの上方に嵌めた状態で前後の止め部9d,9dに対する固定具65,65の固定を行い、次いで締付具66をベルト張り操作することによって、車輪載台9に載置されたタイヤの固定を確実且つ迅速に行うことができる。また上記タイヤバンド14は環ベルト14bに対しベルト14a,14aの上端部を点線のように接続しない構造にしている。これにより環ベルト14bは、径及び幅の異なる各種多様なタイヤに広く適応でき、安定よく嵌めることができる利点がある。
また図示例の車輪載台9は台板9bの後端に設けるタイヤガイド9cを基部側を支点に揺動自在に設けている。これにより車輪載台9が昇降移動するとき台板9bの裏側先端部は、架台本体6並びにテールブリッジ15の移動面に上下揺動自在に摺接させることができる。またタイヤガイド9cの裏側にはテールブリッジ15及び架台本体6の斜面に転接するローラ9fを設けると、タイヤガイド9cの下端を摺接させることなく車輪載台9を移動させることができる。この場合には図27で示すように、積降姿勢位置における後テールブリッジ15bの斜面に上記ローラ9fを挿入するローラ孔9gを穿設する。これにより車輪載台9は積降姿勢位置においてローラ9fがローラ孔9gに挿入嵌合するので、積降作業時における車輪載台9の前後移動を防止することができる。
さらに車輪載台9はタイヤストッパ67を台板9bの前端に設けた支持軸68を支点に回動自在に設け、位置決め部12に至る車輪をタイヤストッパ67が下方からタイヤと接当して支持する構成にしている。
即ち、上記タイヤストッパ67は、固定具66を挿入係止させる通し孔を穿設した止め部9dを形成し、且つ支持軸68の前方にタイヤストッパ67面と逆へ字状をなすように形成されるストッパ作動片69を備えている。このタイヤストッパ67はタイヤガイド9c側に接触した状態の非ストッパ姿勢で、ストッパ作動片69はタイヤガイド9cの後端面から上方に突出させるようにしている。
この構成により自動車Sを自走させ車輪をタイヤガイド9cとタイヤストッパ67を介し位置決め部12に至らせると、ストッパ作動片69が車輪によって支持軸68を支点に押し倒し回動されることにより、タイヤストッパ67を起立させてストッパ姿勢に保持する。またタイヤストッパ67のストッパ姿勢の保持は、ストッパ作動片69がタイヤによって踏圧されていること及びタイヤストッパ67の止め部9dにタイヤバンド14が係止されることにより安定よく行うことができる。そしてストッパ姿勢の解除を上記タイヤセット時とは逆順の動作で、タイヤバンド14を緩めて止め部9dから離脱させて行い、これにより自動車Sの降ろし方向の自走により、タイヤがタイヤストッパ67を踏み倒し回動し車輪載台9から速やかに降りることができる。
次に図22,図23で示す第7実施形態の積載運搬車輌について説明する。この実施形態に係る積載装置2は、第1実施形態のものと同様な架台本体6の構造において、積降駆動機構をモータ70によって正逆回転駆動される無端帯状のチェン57によって、車輪載台9を昇降移動させる構成にしている。この積降駆動機構は架台本体6の前後端側に軸支される駆動軸71と従動軸72との左右に取付固定した、一対の駆動スプロケット73と従動スプロケット74とのそれぞれにチェン57を張設している。
尚、この場合のモータ70は前記ウインチ8のものと同様に、ブレーキ付きでインバータ制御可能な高減速型ギヤードモータであることが望ましい。また上記駆動軸71はモータ70のモータ軸に直結させて伝動するか、又は架台本体6の前部にモータ70を設けて図示しない伝動チェンを介し伝動する。また図示例の従動軸72を駆動軸として駆動する場合は、モータ70は後側支持部材28の後方空間部に設置し、モータスプロケットから図示しない伝動チェンを介して伝動することができる。
そして、テールブリッジ15には、上記従動軸72と前テールブリッジ15aの後端に軸支した第2従動軸72aにそれぞれ一対のスプロケット74aを設け、対応するスプロケット74aにそれぞれチェン57aを張設し、且つ上記第2従動軸72aと後テールブリッジ15bの後端に軸支した第3従動軸72bにそれぞれ設けた対となるスプロケット74bとに対応するチェン57bを設け、これら各チェンには車輪載台9に設けた複数の係止杆78に選択的に着脱自在に係合する複数のフック79を設けた構成にしている。
これにより積載装置2は図22に示すように、テールブリッジ15を積降姿勢にした状態においてモータ70を逆転すると、チェン57とそのフック79を介して車輪載台9を架台本体6から、前テールブリッジ15aのチェン57aのフック79へ、さらに後テールブリッジ15bのチェン57bのフック79へと順次引き継がせて移動させることができ、図22で示される積降姿勢位置に移動させることができる。
次いで、車輪載台9に自動車Sの車輪を載置し前記タイヤバンド14で固定した状態となし、モータ70を正転させると各チェン57,57a,57bが正転移動し、車輪載台9を各チェンのフック79に順次引き継がせながら最上昇させ、自動車Sを運搬姿勢位置に引き上げることができ運搬作業を行うことができる。
この実施形態によれば車輪載台9を、架台本体6の幅方向に併設した複数のチェン57によって安定よく昇降移動させることができると共に、傾斜角度の異なる架台本体6と前テールブリッジ15aと後テールブリッジ15b等の隣接する引継ぎ部において、車輪載台9の移動をスムーズに行うことができる。また積降駆動機構はワイヤ8aを有するウインチ8を使用しないので、メンテナンス作業を簡単にすることができる等の特徴がある。
次に図24〜図27を参照し第8実施形態の積載運搬車輌について説明する。この実施形態に係る積載装置2は、第1実施形態のもの及び前記実施形態のものと同様な架台本体6の構造において、積降駆動機構を正逆回転駆動されるモータ70及び無端帯状のチェン57を介し車輪載台9を昇降移動させる構成としている。この積降駆動機構は架台本体6の前後端側で幅方向に軸支される駆動軸71と従動軸72との左右に、一対の駆動スプロケット73と従動スプロケット74とを取付固定し各チェン57を張設している。
そして、チェン57,57には、チェン中途部に突設した取付ブラケット81に、補助連結部材82を垂れ下げ状態で取付支持し、各端部を車輪載台9の左右に振り分けて接続している。また補助連結部材82は逆転回動によって取付ブラケット81が従動軸72の近傍に下降移動した位置で、車輪載台9を後テールブリッジ15bの積降姿勢位置に至らせる長さにしている。尚、補助連結部材82はチェン57と同様な帯状部材にすることが望ましく、この場合には前記ワイヤより耐久性を有し且つメンテナンス作業を簡単にすることができる利点がある。
この積降駆動機構によれば、図25の実線で示すように補助連結部材82が車輪載台9を積降姿勢位置に保持した状態から、チェン57が正(上昇)回転移動されると補助連結部材82を介して車輪載台9を引き上げ、さらに取付ブラケット81が駆動軸71を超えて下側に移動すると、補助連結部材82は図25の点線で示すようにチェン57に重なったまま実線矢印方向に移動するので、車輪載台9を所定の搭載運搬位置に移動停止することができる。
この構成による積降駆動機構は、チェン57の駆動軸71と従動軸72とで定められる距離に対し、補助連結部材82の長さだけ延長することができ、車輪載台9を架台本体6から後方に延長させたテールブリッジ15の任意位置に簡単に設定することができる。
従って、車輪載台9の積降姿勢位置を後テールブリッジ15bの前後方向の中程に設定することができ、後テールブリッジ15bの低い後部から自動車Sの自走によって車輪を乗り上げさせ、且つタイヤガイド9cも簡単に乗り上げさせることができ車輪載台9に位置決めすることができる。また車輪載台9は低い位置にあるので、タイヤバンド14のセット作業も地上部において簡単に行うことができる。そして、ここからチェン57の正転移動により補助連結部材82は車輪載台9を介して、自動車Sを所定の搭載運搬位置に引き上げて安定よく支持する。
以上のように構成される積降駆動機構は、ウインチ8とワイヤ8aによる積降駆動機構に比較し、架台本体6の前後部で幅方向に駆動軸71と従動軸72を設けることにより、該架台本体6の幅方向に複数のチェン57を簡単に張設することができる。従って、車輪載台9を複数のチェン57に接続して精度よく昇降移動させることができるので、自動車Sの積降作業を安定よく行うことができる。
尚、補助連結部材82のチェン57に対する取付手段は上記のものに限ることなく、例えば左右のチェン57,57を横方向に同位置で連結する横杆を設け、該横杆の左右端側に一対の補助連結部材82を取付支持する構成にすることもできる。この場合には補助連結部材82はチェン57と重ねないので、車輪載台9を左右広幅な位置で連結し支持することができるので、車輪載台9の昇降を安定よく行うことができる利点がある。
次に実施形態のテールブリッジ15について図24,図27を参照し説明する。このテールブリッジ15は第1実施形態のものと同様に、架台本体6に連結する前テールブリッジ15aと、該前テールブリッジ15aの後部に連結する後テールブリッジ15bとからなり、架台本体6の後部に積降姿勢と格納姿勢とに伸縮自在に構成され、且つ車輪載台9を架台本体6の架台前延長部6aの運搬姿勢位置と、後テールブリッジ15bに設定された積降姿勢位置に移動自在に構成している。
そして、架台本体6の後部に支持軸16を介して回動自在に設けた前テールブリッジ15aと、該前テールブリッジ15aの後部に支持軸17を介して回動自在に設けた後テールブリッジ15bで構成し、図24,図27で示すテールブリッジ15を伸長させた積降姿勢において、架台本体6と前テールブリッジ15aと後テールブリッジ15bとが、それぞれ地面となす上向きの傾斜角を以下のように設定し、装置全体の小型化を図ると共に自動車Sの積降作業を能率よくスムーズに行うことができるようにしている。
即ち、後テールブリッジ15bが地面となす傾斜角θ1は、自動車Sが自走により前テールブリッジ15aに簡単に乗り上げて積降姿勢位置の車輪載台9に車輪をセットでき、且つ標準的な車高の自動車Sが自走する際に、その先端下部(コーナー部)を次位の前テールブリッジ15aに接触させない限界角として、略8度に設定している。また前テールブリッジ15aが地面となす傾斜角θ2は16度に設定し、且つ架台本体6が地面となす傾斜角θ3は略24度にしている。
これによれば、図27に示すように、後テールブリッジ15bの傾斜角(乗上角)θ1に対し車輪載台9が乗り上げる前テールブリッジ15aの上昇傾斜角(乗上角)は、後テールブリッジ15bの上向き傾斜角θ1の略8度と同程度になり、且つ前テールブリッジ15aの傾斜に対する架台本体6の上昇傾斜角(乗上角)α3は後テールブリッジ1の前記傾斜角θ1と同程度になる。そして、隣接する後テールブリッジ15bと前テールブリッジ15a、及び前テールブリッジ15aと架台本体6は、側面視においてそれぞれ逆ヘ字状で谷部をなすことになる。
従って、後テールブリッジ15bは架台本体6の傾斜角θ3が24度程度の急な傾斜にしていても、前テールブリッジ15aの乗上角α2を介して後テールブリッジ15bの乗上角θ1を10度程度又はそれ以下に設定するので、エンジンスロットルを過剰に上げることなく自走で行う車輪載台9への車輪の乗り上げを易しくスムーズに行うことができる。
また前テールブリッジ15a並びに架台本体6の乗上角もそれぞれ8度程度にしているので、後テールブリッジ15bから前テールブリッジ15a及び前テールブリッジ15aから架台本体6への車輪載台9の乗り上げ移動を、自動車Sのコーナー部の接触を防止しながらスムーズに行うことができる。
さらに図示例のテールブリッジ15は、後テールブリッジ15bの中途面に車輪載台9の積降姿勢位置を設定し、その後部に車輪載台9の上昇移動に伴い自動車Sを持ち上げるように作用する持上げ斜面85を設けている。また前テールブリッジ15aはその後部に上記持上げ斜面85に同じ高さで接離自在に接続する中継斜面86を設け、車輪載台9を前テールブリッジ15aの中途面87に緩やかに中継移動させ、且つ中途面87の後部に前記持上げ斜面85と同様の機能形状を有する持上げ斜面89を形成している。そして、架台本体6の後部には該持上げ斜面89に接続させる中継斜面91を設け、前テールブリッジ15a側の持上げ斜面89から車輪載台9をスムーズに引き継いで上昇移動させることができる。
以上のように持上げ斜面85,89及び中継斜面86を形成したテールブリッジ15は伸長させた積降姿勢において、例えば傾斜角θ3と傾斜角θ2によって架台本体6と前テールブリッジ15aの間に形成される谷状面を、前テールブリッジ15aの前部側に設けた持上げ斜面89と架台本体6の後部側に設けた中継斜面91によって平坦状に埋めるので、各中継部(接続部)に大きな乗上角並びに谷部を形成しなくなる。そして、車高の低い自動車Sでもコーナー部を接触させることなく、後テールブリッジ15bから前テールブリッジ15a及び架台本体6への上昇移動をスムーズに行うことができる。また自動車Sを積降姿勢位置から下降させる際には、車輪載台9を中継斜面91,86から対応する持上げ斜面89,85へ中継移動させるので、自動車Sのコーナー部を接触させることなく下降移動もスムーズに行うことができる。
従って、上記のように構成したテールブリッジ15を備える架台本体6は、運転室4の上方において架台前延長部6aをできるだけ前方に設置することができ、この状態において後部を荷台フレーム5より後方に大きく延長させることのない、自動車Sを傾斜姿勢で載置支持する傾斜の架台本体6を簡潔な構成によって設けることができる。これによりトラック等運搬車輌の全長を既存車輌を大きく改造することなく長さを遵守し、できるだけ短く安価な構成にすることができる。
そして、前テールブリッジ15aと後テールブリッジ15bを伸縮させて格納姿勢と運搬姿勢とに切り換えるテールブリッジ15を備えているので、街路地や狭い十字路の左右折でも既存車輌と同様に走行することができ、且つテールブリッジ15を伸長させた積降姿勢でも大型化させないので、繁華街等での積降作業も能率よくスムーズに行うことができ、特に運転代行用の積載運搬車輌として最適化することができる。
次に図28〜図32を参照し第9実施形態の積載運搬車輌について説明する。この実施形態に係る積載装置2は、前記第8実施形態のものと同様な架台本体6の構造において、
積降駆動機構及び車輪載台9とテールブリッジ15の別実施形態を示すものである。尚、第8実施形態のものと同様な構成及び作用については説明を省略する。
即ち、この積降駆動機構は架台本体6の前側と前テールブリッジ15aの中途部に、駆動軸71と従動軸72をそれぞれ幅方向に軸支し、駆動軸71と従動軸72との左右に一対の駆動スプロケット73と従動スプロケット74とを取付固定し、これに各チェン57を張設している。
そして、左右で対をなす各チェン57の中途部に設けた取付ブラケット81に車輪載台9を着脱自在に連結している。また各チェン57は架台本体6と前テールブリッジ15aとの接続部に設けたチェン屈折支持機構92によってテールブリッジ15の格納姿勢におけるチェン屈折姿勢を保持することができる。このチェン屈折支持機構92は、支持軸16の近傍でチェン内側支持部材93とチェン外側支持部材94とを前テールブリッジ15a側に設けた構成にしている。
上記構成による積降駆動機構のチェン57は、ウインチ8とワイヤ8aによる積降駆動機構に比較し、架台本体6の前後部に駆動軸71と従動軸72を設けることにより、架台本体6の幅方向に複数のチェン57を簡単に張設することができる。従って、車輪載台9の左右を複数のチェン57と連結し精度よく昇降移動させることができ、自動車Sの積降作業を安定よく行うことができる。
そして、テールブリッジ15の積降姿勢において、モータ70の正逆回転により車輪載台9をチェン57の回転移動方向に強制的に移動させることができる。またテールブリッジ15を格納姿勢にしたとき、図28に示すように架台本体6から上方に向けて起立した状態となるとき、支持軸17の近傍においてチェン外側支持部材94がチェン57の外周を押さえ、且つチェン内側支持部材93がチェン57の内周を押えるので、チェン57を大きく緩ませることなく可逆的に格納姿勢に追随屈折させることができる。
また車輪載台9は下部にローラ13を有する平坦な左右の台板9bに対し、前記のものと同様なストッパ作動片69を有するタイヤストッパ67を支持軸68によって回動自在に支持している。
また台板9bの後辺は図32で示すように、中継斜面86の上方において持上げ斜面85に近接し、自走する自動車Sの車輪を後テールブリッジ15b側から大きな段差のない状態で、車輪載台9へスムーズに移動載置させることができる。
尚、テールブリッジ15は支持軸を支点に折畳み構造によって前テールブリッジ15aと後テールブリッジ15bを格納姿勢と伸長姿勢に切換える構造に限ることなく、例えば前テールブリッジ15aと後テールブリッジ15bの両方又は一方のものを前後方向にスライド自在に構成することもできる。
本発明の第1実施形態に係る積載運搬車輌に自動車と人とを載せて運搬する状態を示す全体側面図である。 図1の積載装置の構成を示す平面図である。 図1の積載装置の積降作業の態様を示す全体側面図である。 図1の積載運搬車輌の客室を省略した構成を示す本発明の第2実施形態に係る積載運搬車輌の全体側面図である。 第3実施形態に係る積載運搬車輌の全体側面図である。 図5の積載装置の構成を示す平面図である。 図5の積載装置の構成及び積降作業を示す全体側面図である。 第4実施形態に係る積載運搬車輌の全体側面図である。 図8の補助荷台フレームを折畳んだ状態を示す全体側面図である。 第5実施形態に係る積載運搬車輌の全体側面図である。 図10の支持車輪を格納した状態を示す全体側面図である。 第6実施形態の積載運搬車輌の全体側面図である。 図12の積載運搬車輌に自動車を載置した状態を示す側面図である。 図12の積載運搬車輌の積降姿勢を示す側面図である。 図14の平面図である。 図15の積載装置の断面構造を示す断面図である。 図12の積降駆動機構の構成及び作用を示す側面図である。 図12の積降駆動機構の構成及び作用を示す側面図である。 図12の積降駆動機構の構成及び作用を示す側面図である。 車輪載台及びタイヤバンドの構成を示す斜視図である。 図20のタイヤバンドの拡大斜視図である。 第7実施形態の積載運搬車輌の全体側面図である。 図22の積降駆動機構の構成を示す平面図である。 第8実施形態の積載運搬車輌の全体側面図である。 図24の積降駆動機構の構成を示す側面図である。 図25の作用を示す平面図である。 図24のテールブリッジの構成を示す斜視図である。 第9実施形態に係る積載運搬車輌の積降駆動機構の構成を示す側面図である。 図28の積降駆動機構の構成を示す平面図である。 図28の車輪載台及びテールブリッジの構成を示す斜視図である。 図30の積降駆動機構と車輪載台の構成を示す背断面図である。 図30の車輪載台とテールブリッジの要部の構成を示す側面図である。
符号の説明
1 トラック
2 積載装置
3 客室
4 運転室
5 荷台フレーム
6 架台本体
6a 架台前延長部
7 キャビン
8 ウインチ
8a ワイヤ
9 車輪載台
14 タイヤバンド
14a ベルト
14b 環ベルト
15 テールブリッジ
15a 前テールブリッジ
15b 後テールブリッジ
16,17 支持軸
27 前側支持部材
30 遮風カバー
57 チェン
70 モータ
71 駆動軸
72 従動軸
85 持上げ斜面
86 中継斜面
87 中途面
89 持上げ斜面
91 中継斜面
θ1 乗上角
θ2 傾斜角
θ3 傾斜角

Claims (10)

  1. トラック(1)の荷台フレーム(5)に、前高後低状の傾斜姿勢で設置され後部にテールブリッジ(15)を備えた架台本体(6)に、自動車(S)の後輪又は前輪を載置固定する車輪載台(9)を後方に移動させて自動車(S)の積み降しを行う積降姿勢位置と、該積降姿勢位置から前方に移動させて自動車(S)の運搬を行う運搬姿勢位置とに移動切換自在に設けて自動車(S)を載置運搬する積載運搬車輌において、前記架台本体(6)の前部に運転室(4)の上方に延長して支持される架台前延長部(6a)を形成し、該架台前延長部(6a)に車輪載台(9)の運搬姿勢位置を設定し自動車(S)を載置する積載運搬車輌。
  2. 架台本体(6)に形成する架台前延長部(6a)を前方に向けて略水平方向に屈曲させた請求項1の積載運搬車輌。
  3. 架台本体(6)の架台前延長部(6a)の前部に、載置される自動車(S)の腹部への風圧を規制する遮風カバー(30)を設けた請求項1又は2の積載運搬車輌。
  4. 架台本体(6)を運転室(4)の後方近傍で荷台フレーム(5)の両側に立設した前側支持部材(27)で支持し、前側支持部材(27)の後方で架台本体(6)と荷台フレーム(5)の間に形成する空間部を客室(3)又は荷物室にした請求項1又は2又は3の積載運搬車輌。
  5. 架台本体(6)の左右に沿って正逆回転駆動自在に張設したチェン(57),(57)に車輪載台(9)の左右を接続し、車輪載台(9)を積降姿勢位置から運搬姿勢位置に移動自在に構成した請求項1又は2又は3又は4の積載運搬車輌。
  6. 架台本体(6)の後部に積降姿勢と格納姿勢とに伸縮自在に設けるテールブリッジ(15)を、架台本体(6)に連結する前テールブリッジ(15a)と、該前テールブリッジ(15a)の後部に連結する後テールブリッジ(15b)で構成し、且つ後テールブリッジ(15b)に車輪載台(9)の積降姿勢位置を設けた請求項1又は2又は3又は4又は5の積載運搬車輌。
  7. テールブリッジ(15)を荷台フレーム(5)の後端近傍に支持される架台本体(6)の後部に、支持軸(16)を介して回動自在に設けた前テールブリッジ(15a)と、該前テールブリッジ(15a)の後部に支持軸(17)を介して回動自在に設けた後テールブリッジ(15b)で構成し、且つ前テールブリッジ(15a)と後テールブリッジ(15b)を架台本体(6)の傾斜方向に沿って延長させた積降姿勢と、上記支持軸(16)を支点に前テールブリッジ(15a)を起立回動させた状態で、支持軸(17)を支点に後テールブリッジ(15b)を下方に折畳んだ格納姿勢とに切換自在に構成した請求項1又は2又は3又は4又は5又は6の積載運搬車輌。
  8. テールブリッジ(15)を伸長させた積降姿勢において、架台本体(6)の地面となす傾斜角(θ3)に対し前テールブリッジ(15a)の地面となす傾斜角(θ2)を小さくすると共に、該前テールブリッジ(15a)の傾斜角(θ2)に対し後テールブリッジ(15b)の地面となす傾斜角(θ1)を小さく設定した請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7の積載運搬車輌。
  9. テールブリッジ(15)を伸長させた積降姿勢において、傾斜角(θ3)と傾斜角(θ2)によって架台本体(6)と前テールブリッジ(15a)の間に形成される谷状面を、前テールブリッジ(15a)の前部側に設けた持上げ斜面(89)と架台本体(6)の後部側に設けた中継斜面(91)によって平坦状に埋める請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8の積載運搬車輌。
  10. 車輪載台(9)に載置した前輪又は後輪を固定するタイヤバンド(14)を、タイヤの上方に嵌める環状のと、該環ベルト(14b)の前後に設け下端を車輪載台(9)に固定自在とするベルト(14a),(14a)で構成した請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9記載の積載運搬車輌。
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