JP2008212649A - 女性用尿取りパッド - Google Patents
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Abstract
【課題】
パッド部と筒状部とを別々に製造し、使用者をして組み付けをさせることにより、製作性を向上し、更に、位置ずれがなく、装着脱が容易にできる女性用尿取りパッドを提供すること。
【解決手段】
液透過性不織布の内面シートと液不透過性不織布の外面シートとの間に所定形状の尿吸収体を挟持し、内面シートと外面シートを接着した下端部に穴を設け、この穴に筒状体部分の不織布テープを通すと共に不織布テープを前記外面シートに接着したもの。
又は、膣挿入部と貼着部を合成樹脂で一体的に形成したもの。
【選択図】 図16
パッド部と筒状部とを別々に製造し、使用者をして組み付けをさせることにより、製作性を向上し、更に、位置ずれがなく、装着脱が容易にできる女性用尿取りパッドを提供すること。
【解決手段】
液透過性不織布の内面シートと液不透過性不織布の外面シートとの間に所定形状の尿吸収体を挟持し、内面シートと外面シートを接着した下端部に穴を設け、この穴に筒状体部分の不織布テープを通すと共に不織布テープを前記外面シートに接着したもの。
又は、膣挿入部と貼着部を合成樹脂で一体的に形成したもの。
【選択図】 図16
Description
本発明は、寝たきり、高齢、又は身体障害のため排尿処理ができない女性に使用される女性用尿取りパッドに関する。
当発明者らは、女性局部を覆うだけでなく、寝返りをしても位置ずれせず、女性局部を覆うことによって排泄された便が肛門から女性局部に入り込むことを防ぎ、そのため排泄された便による女性局部の汚染を防止し、パッド交換、女性局部の洗浄が容易にできる女性用尿取りパッドを下記特許文献で提案している。
又、この特許文献によれば、介護者の労力が軽減できるばかりでなく、被介護者の精神的苦痛を和らげ、更に本発明の尿取りパッドの装着により尿が漏れることがなく、おむつの交換の回数が減り、オムツ使用枚数、介護者にかかる費用を低減することができるものである。
又、この特許文献によれば、介護者の労力が軽減できるばかりでなく、被介護者の精神的苦痛を和らげ、更に本発明の尿取りパッドの装着により尿が漏れることがなく、おむつの交換の回数が減り、オムツ使用枚数、介護者にかかる費用を低減することができるものである。
前記特許公報記載の発明においては、筒状体に接続部材を固定するのに、接続部材が小さいため強度が不足し、又、自動的に製造するには複雑な構成の機械装置を必要とし、自動化には不向きなものであった。従って、製造は手作業に専ら頼らざるを得ず、作業には多大の時間を要していたものである。
そこで本発明は、バッド部と筒状部を別々に製造して予め用意しておき、使用に先立って使用者が筒状体部の不織布テープをパッドの穴に通し、不織布テープの接着部をパッドの外面シートの表面に接着することで、製作性を向上し、且つ、衛生的で使用しやすく、固定強度も向上された女性用尿取りパッドを提供することを第1の目的とするものである。
又、筒体あるいは円柱体等からなる膣挿入体に合成樹脂で一体的に貼着部を形成し、更に製造性および衛生性を向上することを第2の目的とするものである。
又、筒体あるいは円柱体等からなる膣挿入体に合成樹脂で一体的に貼着部を形成し、更に製造性および衛生性を向上することを第2の目的とするものである。
前記第1の目的は、液透過性不織布の内面シートと液不透過性不織布の外面シートとの間に所定形状の尿吸収体を挟持し、内面シートと外面シートを接着した下端部に穴を設け、この穴に筒状体部分の不織布テープを通すと共に不織布テープを前記外面シートに接着することによって達成される。
又、前記第2の目的は、液透過性不織布の内面シートと液不透過性不織布の外面シートとの間に所定形状の尿吸収体を挟持し、内面シートと外面シートを接着した下端部に穴を設け、前記とは別に構成した膣挿入体に合成樹脂で一体的に形成した貼着部をこの穴に通すと共に、この貼着部を前記外面シートに接着することによって達成される。
又、前記第2の目的は、液透過性不織布の内面シートと液不透過性不織布の外面シートとの間に所定形状の尿吸収体を挟持し、内面シートと外面シートを接着した下端部に穴を設け、前記とは別に構成した膣挿入体に合成樹脂で一体的に形成した貼着部をこの穴に通すと共に、この貼着部を前記外面シートに接着することによって達成される。
前記手段によって本発明は、製作性を向上し、且つ、衛生的で使用し易い女性用尿取りパッドを提供することができたものである。又、膣挿入体と貼付部を合成樹脂で一体的に形成すれば更に製作性が向上し衛生的にも好適なものが得られる。
本発明の最良の形態は、液透過性不織布の内面シートと液不透過性不織布の外面シートとの間に、中央部が高い曲面状に形成された吸収体を挟持し、内面シートと外面シートを接着したパッドの下端部に穴を開け、別に製作された有底筒状体に設けた不織布テープをこの穴に通して外面シートに接着するか、あるいは円柱あるいは円筒状の膣挿入体に合成樹脂で一体的に形成した貼着部を前記穴に通し、この貼着部を前記パッドに接着し、膣挿入体を前記パッドに接着固定するように構成したものである。
不織布テープやの貼着部の接着は外面シートに両面テープを付けることでも代替できる。
不織布テープやの貼着部の接着は外面シートに両面テープを付けることでも代替できる。
実施例1は、筒状体に不織布テープを接着し、不織布テープをパッドの外面シートに接着して筒状体をパッドに接着、取り付ける例である。
図1は本発明の女性用尿取りパッドを内面側から見た図、図2は本発明の女性用尿取りパッドを外面側から見た図、図3は同じく縦断面図、図4は本発明で使用する筒状体部分の断面図である。
図において、1は外面シート、2は内面シートで、両者は周囲が接着され、一種の袋体を形成している。3はこの接着部を示している。
図1は本発明の女性用尿取りパッドを内面側から見た図、図2は本発明の女性用尿取りパッドを外面側から見た図、図3は同じく縦断面図、図4は本発明で使用する筒状体部分の断面図である。
図において、1は外面シート、2は内面シートで、両者は周囲が接着され、一種の袋体を形成している。3はこの接着部を示している。
この袋体には尿や水分を多量に吸収保持する吸収体が収納されている。尚、最近は体積の数十倍以上の液体を吸収するゲル状の吸収物もあるのでこれらも適宜使用することができる。
前記で内面シート2は、尿の吸収性が良好で、吸収体に吸収された尿が戻りにくく、女性局部に接する部分の肌触りが良い液透過性不織布で形成されている。
前記で内面シート2は、尿の吸収性が良好で、吸収体に吸収された尿が戻りにくく、女性局部に接する部分の肌触りが良い液透過性不織布で形成されている。
外面シート1は、前記内面シート2から侵入し、尿吸収体6に吸収された尿が外部に漏れないように液不透過性不織布から形成されている。
この外面シート1には、予め縦方向に折り目5を複数形成してある。折り目5の形状としては尿吸収体6が尿を吸収したことによって生じる体積増加に対応するものであれば、箱襞、プリーツ、ギャザー等どのような形状でも良い。折り目方向は縦方向だけでなく必要により横方向あるいは縦横複合のものとしても良い。
これらの図において、4は、外面シート1と内面シート2が重畳され、且つ、接着された接着部3に開けられた穴を示している。この穴4は、以下に説明する筒状体7を有する筒状体部分Tを前記二つのシートで構成されたパッドに固定するために使用されるものである。
図3に示す筒状体部分Tは、前記パッドとは別に構成されるものである。
図において、7は有底筒状体であり、液不透過性の合成樹脂、プラスチック、又は撥水処理された紙の筒状体で、剛性を有する材料で形成され、先端を丸く形成したものである。
丸みを必要とする理由は、女性の膣内に挿入するときにスムースに挿入でき、使用者や被介護者に違和感を与えないためである。又、パッドの穴4に通す際にもスムースになる。
図において、7は有底筒状体であり、液不透過性の合成樹脂、プラスチック、又は撥水処理された紙の筒状体で、剛性を有する材料で形成され、先端を丸く形成したものである。
丸みを必要とする理由は、女性の膣内に挿入するときにスムースに挿入でき、使用者や被介護者に違和感を与えないためである。又、パッドの穴4に通す際にもスムースになる。
8は不織布テープで、芯になる固定体9に接着し、この固定体9に帯状の不織布テープを接着した状態で筒状体7に挿入し、不織布と不織布を除いた芯の外周部と筒状体の内面にそれぞれ接着剤16で接着する。又、撓みのある芯を使用するときは筒状体に帯状の不織布テープを接着してから、芯を挿入して接着剤16で接着する。このように筒状体と帯状の不織布テープと芯を強力に接着剤16で接着することで、膣内から外すときに有底筒状体7が膣内に残ることを防ぐ。
この固定体9は、円柱体、球体、円筒状体のいずれかが選択され用いられる。固定体9の材料は、発泡スチロールか撥水処理された紙の筒が円柱に圧縮されたもの、コルク、合成樹脂、軟質ゴム、その他の軟質、弾性材料で構成すればよい。ただし、固定体9の径方向の寸法は、撓み力が小さい場合は自然状態で、いずれも筒状体7の径と同等かあるいは僅かに小径にするのが好ましい。一方、撓み力が大きい場合は筒状体7の径よりも僅かに大径とするのが良い。
すなわち、固定体9は筒状体7に挿入する過程で縮小する方向に撓み、挿入後の固定体の復元力が不織布テープ8を確実に挟持することになる。
このようにして、筒状体部分Tは前記パッドとは別に構成され、使用に際し、使用者をしてパッドへの取り付け準備がなされる。
すなわち、固定体9は筒状体7に挿入する過程で縮小する方向に撓み、挿入後の固定体の復元力が不織布テープ8を確実に挟持することになる。
このようにして、筒状体部分Tは前記パッドとは別に構成され、使用に際し、使用者をしてパッドへの取り付け準備がなされる。
前記不織布8の形状は種々考えられ、その一例を図6に示す。
上方の図は正面図で下方の図は側面図で、上下対で示してある。
8−Aは一枚の不織布と筒状体7に固定体9で留めて一方から出したもの。8−Bは一枚の長い不織布を中央部分に芯を入れ筒状体に入れて筒状体に固定し、二枚重ねて接着し帯状にしたもの。8−Cは筒状体より出した部分を広くしたものである。広くした理由は、通した後にテープで止めるまで外れにくいのと、パッドに対する接着力を向上しているのが特徴である。
上方の図は正面図で下方の図は側面図で、上下対で示してある。
8−Aは一枚の不織布と筒状体7に固定体9で留めて一方から出したもの。8−Bは一枚の長い不織布を中央部分に芯を入れ筒状体に入れて筒状体に固定し、二枚重ねて接着し帯状にしたもの。8−Cは筒状体より出した部分を広くしたものである。広くした理由は、通した後にテープで止めるまで外れにくいのと、パッドに対する接着力を向上しているのが特徴である。
筒状体7から引き出された不織布テープ8の一面には接着体10が設けられている。この接着体10は、不織布テープ8に大量生産を考慮して塗布するようにしているが、両面テープを不織布テープ8に貼着するようにして代替してもよい。
11は接着体10の表面に張られた剥離テープである。この剥離テープ11は、前記不織布テープ8をパッドの穴4を通して外面シート1側に引き出し、筒状体部分Tをパッドに仮接着、取り付けした後に剥離される。このとき、剥離テープ11の先端のつまみ部11Aを図示のように接着体よりも長くし、更に上方に跳ね上げるように折り曲げておくと指で摘まみ易くなり、剥離テープ11の剥離を容易に行うことができるものである。
尚、剥離テープ11は、外面シート1側に設けても同等の作用をなすものであるが、不織布テープ8に設けたほうが、筒状体部分Tをパッドに取り付けるとき、不織布テープ8が不用意に、意に反した部分にくっつく等の弊害をきたさない点で好ましいといえる。
いずれにしても、筒状体部分Tは、筒状体7が内側シート2側に、不織布テープ8が外側シート面1になるようにパッドに取り付けられるものである。
尚、剥離テープ11は、外面シート1側に設けても同等の作用をなすものであるが、不織布テープ8に設けたほうが、筒状体部分Tをパッドに取り付けるとき、不織布テープ8が不用意に、意に反した部分にくっつく等の弊害をきたさない点で好ましいといえる。
いずれにしても、筒状体部分Tは、筒状体7が内側シート2側に、不織布テープ8が外側シート面1になるようにパッドに取り付けられるものである。
前記にように構成された本発明において、実際に使用する場合は、使用者本人あるいは介助者が、パッドとは別に用意された筒状体部分Tの不織布テープ8を、穴4を通してパッドの内面シート2側から外面シート1側に引き出す(図6参照)。
このとき、これとは反対に外面シート1側から、筒状体7を穴4に挿入することによって行うことは当然行われるものであって、使用者の意思によって行えばよい。
次いで、外面シート1側に引き出された不織布テープ8の剥離テープ11を接着体10から剥離し、不織布テープ8を図5のように上方に折り曲げ、不織布テープ8の接着体10を外面シート1に接着する。
これによって、筒状体部分Tは、その筒状体7が内側シート2側に突出した状態でパッドに強力に接着によって取り付けられる。
このとき、これとは反対に外面シート1側から、筒状体7を穴4に挿入することによって行うことは当然行われるものであって、使用者の意思によって行えばよい。
次いで、外面シート1側に引き出された不織布テープ8の剥離テープ11を接着体10から剥離し、不織布テープ8を図5のように上方に折り曲げ、不織布テープ8の接着体10を外面シート1に接着する。
これによって、筒状体部分Tは、その筒状体7が内側シート2側に突出した状態でパッドに強力に接着によって取り付けられる。
このように構成された本発明尿取りパッドを使用者が使用するとき、基本的には、内面シート2と外面シート1に挟持され、その尿吸収体6内面側に形成された曲面凸部が肌に接触するため、尿道口から放出された尿がパッド全体に広がり吸収されるので、尿が肛門に流れて排泄された便と混ざり合うことがない。
又、これにより排泄された便による女性局部の汚染を防止し、尿取りパッドの交換時の女性局部の洗浄が容易となり、介護者の労力を軽減できるばかりではなく、被介護者の精神的苦痛を和らげることができる。
更に本発明の尿取りパッドの装着により、尿が漏れることがなく、おむつの交換回数、使用枚数を減らすことができるので、介護者のおむつ費用の負担を減らすことができる。
又、これにより排泄された便による女性局部の汚染を防止し、尿取りパッドの交換時の女性局部の洗浄が容易となり、介護者の労力を軽減できるばかりではなく、被介護者の精神的苦痛を和らげることができる。
更に本発明の尿取りパッドの装着により、尿が漏れることがなく、おむつの交換回数、使用枚数を減らすことができるので、介護者のおむつ費用の負担を減らすことができる。
前記の良さは、前記背景技術で掲げた発明でも同様の効果が期待できるものであるが、本発明は上記に加えて製造の容易性、組み立て簡易性が図られるものであり、実用性に特に優れているものである。
すなわち、本発明は、先ず、パッド部と筒状体部分を別々に製造し、使用に際しては、使用者あるいは介助者が両者を接着によって取り付け、完成品として使用するものである。
パッドは、外面シート1と内面シート2と、これに挟持する吸収体6のみ構成されるので、一方向からのプレス加工、接着が可能で量産性に適している。
又、筒状体部分Tは、使用者をして組み立て、パッドへの組付けを行わせるものであり、これも量産、自動化に好適なものであることは容易に理解できるものといえる。
パッドは、外面シート1と内面シート2と、これに挟持する吸収体6のみ構成されるので、一方向からのプレス加工、接着が可能で量産性に適している。
又、筒状体部分Tは、使用者をして組み立て、パッドへの組付けを行わせるものであり、これも量産、自動化に好適なものであることは容易に理解できるものといえる。
前記実施例1では筒状体7に不織テープ8を接着するように構成しているので、先の背景技術で掲げた特許文献記載の発明に比べれば、例えば製造性について、大幅に向上されていることが理解できるであろう。しかしながら筒状体と不織テープが別部材であることから、これら二部品の組み付けは依然として必要であり、製造性の面で充分とはいえない。
本実施例2は、膣挿入体とパッドに貼着する貼着部を合成樹脂で一体に形成し、製造に掛かる時間を大幅に減少し、又、一体にしたことで衛生管理も容易になるように指向するものである。
本実施例2は、膣挿入体とパッドに貼着する貼着部を合成樹脂で一体に形成し、製造に掛かる時間を大幅に減少し、又、一体にしたことで衛生管理も容易になるように指向するものである。
図8は円柱形状の膣挿入部と貼着部を一体に形成する金型構成、図9はこの金型で形成したものの正面図、図10は貼着部を90度上方に折り曲げた斜面図を示している。
図において、21は上型、22は下型で、上型の下面と下方の上面の間には図9に示す形状の物体を射出成形するためのキャビティー23を形成している。
24は円柱あるいは円筒形状に形成される膣挿入体で、図面では円柱体の例を示している。25は貼着部である。膣挿入体24と貼着部25間には両者が屈曲可能となるように充分に薄く成形された薄肉部26を形成している。
屈曲性が充分に得られない場合は、薄肉部26の両側を図10の符号27で示したようにカットして高い屈曲性を得るようにしてもよい。薄肉部26は膣挿入体24の上面周囲にできるだけ近接して連接させてある。このように一体的に構成された部組を挿入体ユニットと称す。
24は円柱あるいは円筒形状に形成される膣挿入体で、図面では円柱体の例を示している。25は貼着部である。膣挿入体24と貼着部25間には両者が屈曲可能となるように充分に薄く成形された薄肉部26を形成している。
屈曲性が充分に得られない場合は、薄肉部26の両側を図10の符号27で示したようにカットして高い屈曲性を得るようにしてもよい。薄肉部26は膣挿入体24の上面周囲にできるだけ近接して連接させてある。このように一体的に構成された部組を挿入体ユニットと称す。
図11に示すように前記膣挿入体ユニットをパッドの穴4に挿入し、次いで図12に示すように貼着部25を上方の屈曲折り曲げ、剥離テープ11を剥がし、貼着部25に担持してある接着剤10によってパッドの外面シート1に接着する。これによってパッドの使用が可能になる。この手順は先の実施例1と同様であるので、詳細は省略する。
図13ないし図15は鍔付き円柱形状の膣挿入部と貼着部を一体に形成する金型構成、図14はこの金型で形成したものの正面図、図15は貼着部を90度上方に折り曲げた斜面図を示している。
図において、28は鍔付き円柱形状の膣挿入部で、その上端には所望寸法の鍔29が形成されている。この鍔の外周一部には前述と同様にして薄肉部26を介して貼着部25が鍔付き膣挿入部28と一体的に形成されている。これ以外の構成は前述と同様であるので省略する。
前記挿入体ユニットを図16に示すようにパッドの穴4に挿入し、次いで貼着部25を上方の屈曲折り曲げ、剥離テープ11を剥がし、貼着部25に担持してある接着剤10によってパッドの外面シート1に接着する。これによってパッドの使用が可能になる。これは先の実施例1と同様であるので、その手順は参照されたい。
このとき、鍔29部がパッド下端部の穴4の周囲に密着するように取り付けられるので、前記鍔付き膣挿入部28がパッドに確実、且つ、安定に取り付けられるので、バッドの使用性や取り扱い性が向上する。
更に、前述のように人体に挿入されるものであるため、確実な殺菌処理が要求されるが、膣挿入体とパッドに貼着する貼着部を合成樹脂で一体に形成したある実施例2によれば、殺菌を確実、且つ、容易になるので、より衛生的になることが期待される。
更に、前述のように人体に挿入されるものであるため、確実な殺菌処理が要求されるが、膣挿入体とパッドに貼着する貼着部を合成樹脂で一体に形成したある実施例2によれば、殺菌を確実、且つ、容易になるので、より衛生的になることが期待される。
次に実施例1及び実施例2のように構成されたパッドの使用例を図17ないし図19により説明する。
図17において、12はおむつで尿取りパッド14装着後、パッドの外側シート1の上端を、おむつ12の内側に接着テープ13で接着したものである。図18は同じくパッドの外側シート1の上端を、おむつの外側に折り曲げ同様に接着テープ13で接着したものである。尚、使用状態は使用者の意思によって任意に選ばれる。図19は、図18で示した外側に接着し取り付けた状態の正面図を示している。
図17において、12はおむつで尿取りパッド14装着後、パッドの外側シート1の上端を、おむつ12の内側に接着テープ13で接着したものである。図18は同じくパッドの外側シート1の上端を、おむつの外側に折り曲げ同様に接着テープ13で接着したものである。尚、使用状態は使用者の意思によって任意に選ばれる。図19は、図18で示した外側に接着し取り付けた状態の正面図を示している。
又、パッドは略矩形状となされているがこれに限定されるものではなく、略矩形状の四隅を曲線で面取りしたもの、楕円形、女性局部を覆う形状であれば、どのような形状のものでもよい。
このようにして本発明は、パッド部と筒状部を別々に製造して予め用意しておき、使用に先立って使用者が筒状体部の不織布テープをパッドの穴に通し、不織布テープの接着部をパッドの外側シートの表面に接着することで、製作性を向上し、且つ、衛生的で使用しやすい女性用尿取りパッドを提供することができるものである。
又、膣挿入体とパッドに貼着する貼着部を合成樹脂で一体に形成したある実施例2によれば、更に、殺菌を確実、且つ、容易になるので、より衛生的な女性用尿取りパッドを提供することが期待される。
又、膣挿入体とパッドに貼着する貼着部を合成樹脂で一体に形成したある実施例2によれば、更に、殺菌を確実、且つ、容易になるので、より衛生的な女性用尿取りパッドを提供することが期待される。
1 外面シート
2 内面シート
3 内面シートと外面シートの接着部
4 穴
5 折り目
6 吸収体
7 筒状体
8 不織布テープ
9 固定体
10 接着体
11 剥離テープ
11A 剥離テープのつまみ部
12 おむつ
13 接着テープ
14 女性用尿取りパッド
15 身体
21 上型
22 下型
23 キャビティー
24 膣挿入体
25 貼着部
26 薄肉部
27 カット部
28 鍔付き膣挿入体
29 鍔
2 内面シート
3 内面シートと外面シートの接着部
4 穴
5 折り目
6 吸収体
7 筒状体
8 不織布テープ
9 固定体
10 接着体
11 剥離テープ
11A 剥離テープのつまみ部
12 おむつ
13 接着テープ
14 女性用尿取りパッド
15 身体
21 上型
22 下型
23 キャビティー
24 膣挿入体
25 貼着部
26 薄肉部
27 カット部
28 鍔付き膣挿入体
29 鍔
Claims (10)
- 液透過性不織布の内面シートと液不透過性不織布の外面シートとの間に所定形状の尿吸収体を挟持し、内面シートと外面シートを接着した下端部に穴を設け、この穴に筒状体部に取り付けた不織布テープを通すと共に不織布テープを前記外面シートに接着した女性用尿取りパッド。
- 不織布テープに接着体を設けた請求項1記載の女性用尿取りパッド。
- 前記筒状体に不織布テープを挿入し、次いでこの筒状体に弾性を有する固定体を挿入して両者を接続した請求項1または2記載の女性用尿取りパッド。
- 内面側中央部が高い曲面状凸部となるように液吸収体が形成されている請求項1乃至3記載の女性用尿取りパッド。
- 前記液不透過性不織布の外面シートは予め折り目、又はギャザーが形成されている請求
項1乃至4記載の女性用尿取りパッド。 - 前記パッドの上端にシート状部材を設け、その上端部裏面に接着部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の女性用尿取りパッド。
- 前記筒状体は丸みのある底を有する有底筒状体であることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか記載の女性用尿取りパッド
- 液透過性不織布の内面シートと液不透過性不織布の外面シートとの間に所定形状の尿吸収体を挟持し、内面シートと外面シートを接着した下端部に穴を設け、一方、膣挿入体と貼着部とを一体的に形成した挿入体ユニットを形成し、この挿入体ユニットの膣挿入体を内面シート側に貼着部を前記外面シート側になるように前記穴に挿入し、前記に貼着部を前記外面シート側に貼着又は接着した女性用尿取りパッド。
- 前記挿入体ユニットは合成樹脂で一体的に形成し、膣挿入体に前記パッドに設けた穴の周囲に当接する鍔を形成したものである請求項8記載の女性用尿取りパッド。
- 前記膣挿入体は円柱体あるいは円筒体からなるものであると共に、膣挿入体と貼着部間に薄肉部及び又はカット部を設けたものである請求項8あるいは請求項9記載の女性用尿取りパッド。
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JP2008024732A JP2008212649A (ja) | 2007-02-09 | 2008-02-05 | 女性用尿取りパッド |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104226022A (zh) * | 2013-06-06 | 2014-12-24 | 阿尔斯通技术有限公司 | 水分分离器构造 |
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2008
- 2008-02-05 JP JP2008024732A patent/JP2008212649A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110201 |
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A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20120724 |