JP2008212561A - 乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】異物除去手段に埃等の異物が堆積し、この堆積した異物が異物除去手段から落下することがあっても、この落下した異物を収容することができ、しかも、異物を落下させることなく容易に取除くことができる乾燥機を提供する。
【解決手段】被洗濯物を収容して脱水する脱水槽と、吸気口71aを有し、該吸気口71aから吸気された空気を前記脱水槽内に送風する送風手段70と、前記吸気口71aの入側に配され、前記送風手段70が吸気する空気中の異物を除去するフィルタ100と、開閉蓋92を有し、フィルタ100により除去された異物を収容する異物収容箱90と、吸気口を開/閉する可動蓋101とを備え、異物収容箱90が離脱された際に可動蓋101を閉側へ移動させる移動制御手段を設け、吸気口71aを閉じるようにした。
【選択図】図2
【解決手段】被洗濯物を収容して脱水する脱水槽と、吸気口71aを有し、該吸気口71aから吸気された空気を前記脱水槽内に送風する送風手段70と、前記吸気口71aの入側に配され、前記送風手段70が吸気する空気中の異物を除去するフィルタ100と、開閉蓋92を有し、フィルタ100により除去された異物を収容する異物収容箱90と、吸気口を開/閉する可動蓋101とを備え、異物収容箱90が離脱された際に可動蓋101を閉側へ移動させる移動制御手段を設け、吸気口71aを閉じるようにした。
【選択図】図2
Description
本発明は被洗濯物を乾燥する乾燥機に関する。
従来、洗濯機能を備える乾燥機として、被洗濯物を収容する脱水槽と、脱水槽を収容する水槽と、該水槽を収容支持する外箱と、被洗濯物を洗う手段としての攪拌翼と、前記脱水槽内に乾燥用空気を送風する送風手段と、送風手段により送風された空気を加熱する加熱手段と、乾燥用空気中の異物を除去するフィルタを保持し、着脱を可能としてある異物収容箱とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。乾燥工程では、送風手段を駆動させて吸気口より外箱の外側又は内側から吸気された乾燥用空気が、加熱手段を通過することにより加熱され、吹出口より水槽内部に送風される。加熱された温風が脱水槽内にて被洗濯物の水分を奪う。この際、攪拌翼の回転により、温風が当たる被洗濯物が随時入れ替わることにより、乾燥工程が進行されていく。
特許文献1の異物収容箱は、送風手段の吸気口に連通する連通路及び該連通路に摺動を可能に配されたフィルタを有し、前記吸気口に連通する吸気路に水平方向へ着脱を自在に配されている。
特許文献2の異物収容箱は、脱水槽内の乾燥用空気が外部に排気される排気路に連通する連通路、該連通路を開/閉する開閉蓋及び該開閉蓋に固定されているフィルタを有し、前記排気路に水平方向へ着脱を自在に配置されている。
このように構成された特許文献1、2の異物収容箱は、乾燥運転の繰返しによりフィルタに埃等の異物が堆積し、この堆積した異物がフィルタから落下することがあっても、この落下した異物を異物収容箱内に収容することができ、また、異物収容箱を水平方向へ離脱することにより、異物収容箱内の異物を取除くことができる。
特開2004−313298号公報
特開2005−342298号公報
このように構成された特許文献1、2の異物収容箱は、乾燥運転の繰返しによりフィルタに埃等の異物が堆積し、この堆積した異物がフィルタから落下することがあっても、この落下した異物を異物収容箱内に収容することができ、また、異物収容箱を水平方向へ離脱することにより、異物収容箱内の異物を取除くことができる。
ところが、特許文献1のように送風手段の吸気路に異物収容箱が着脱を自在に配置されている乾燥機、及び特許文献2のように脱水槽内の乾燥用空気が外部に排気される排気路に異物収容箱が着脱を自在に配置されている乾燥機にあっては、乾燥機が使用されていない場合とか、異物収容箱が離脱された後、該異物収容箱が装着されていない場合、前記異物が吸気口から送風手段内に侵入し、送風手段に異物が付着、堆積することになる。このため、送風手段に付着、堆積されている異物が送風手段の排気路から脱水槽内に送られることになり、ひいては脱水槽内の乾燥用空気が汚れることになる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は送風手段の吸気口を開/閉する可動蓋を設けることにより、浮遊する異物が多いといった環境で、異物収容箱が装着されていない場合に前記異物が吸気口から送風手段内に侵入するのを防ぐことができる乾燥機を提供することにある。
また、他の目的は異物収容箱が離脱された際に可動蓋を閉側へ移動させ、異物収容箱が装着された際に可動蓋を開側へ移動させる移動制御手段を設けることにより、浮遊する異物が多いといった環境で、異物収容箱が装着されていない場合に異物が送風手段内に侵入するのを自動的に防ぐことができる乾燥機を提供することにある。
また、他の目的は内部の異物を取出すための取出孔、及び該取出孔を開/閉する開閉蓋を異物収容箱に設けることにより、異物収容箱内に収容されている異物を取出孔から容易に取除くことができる乾燥機を提供することにある。
また、他の目的は送風手段の吸気口の縁部にフィルタを固定することにより、フィルタに堆積している異物を掻き落す際に該異物を異物収容箱内に収容することができる乾燥機を提供することにある。
また、他の目的は前記固定されているフィルムの異物除去面に接触する平坦面、及び該平坦面を貫通する複数の孔を異物収容箱に設けることにより、フィルタに堆積している異物を異物収容箱を離脱する際に掻き落すことができる乾燥機を提供することにある。
本発明に係る乾燥機は、被洗濯物を収容して脱水する脱水槽と、吸気口を有し、該吸気口から吸気された空気を前記脱水槽内に送風する送風手段と、前記吸気口の入側に配され、前記送風手段が吸気する空気中の異物を除去する異物除去手段と、異物除去手段により除去された異物を収容し、着脱を可能としてある異物収容箱とを備える乾燥機において、前記吸気口を開/閉する可動蓋を備えることを特徴とする。
この発明にあっては、乾燥機が使用されない場合とか、異物収容箱が離脱される場合に吸気口を閉じることができるため、浮遊する異物が多いといった環境で、異物収容箱が装着されていない場合に前記異物が吸気口から送風手段内に侵入するのを防ぐことができる。
また、本発明に係る乾燥機は、前記異物収容箱が離脱された際に前記可動蓋を閉側へ移動させ、前記異物収容箱が装着された際に前記可動蓋を開側へ移動させる移動制御手段を備えることを特徴とする。
この発明にあっては、異物収容箱が装着された際に可動蓋が吸気口を開放し、異物収容箱が離脱された際に可動蓋が吸気口を自動的に閉じるため、浮遊する異物が多いといった環境で、異物収容箱が装着されていない場合に異物が送風手段内に侵入するのを自動的に防ぐことができる。
また、本発明に係る乾燥機は、前記異物収容箱は、内部の異物を取出すための取出孔、及び該取出孔を開/閉する開閉蓋を有することを特徴とする。
この発明にあっては、開閉蓋を開くことにより、取出孔を開放することができるため、異物収容箱内に収容されている異物を取出孔から容易に取除くことができる。
また、本発明に係る乾燥機は、前記異物除去手段は、前記吸気口の縁部に固定されているフィルタであることを特徴とする。
この発明にあっては、固定のフィルタに堆積している異物を掻き落すことにより、該異物を異物収容箱内に収容することができ、異物の取り除きの作業性を高めるこができる。
また、本発明に係る乾燥機は、前記異物収容箱は、前記フィルタの異物除去面に接触する平坦面、及び該平坦面を貫通する複数の孔を有することを特徴する。
この発明にあっては、異物収容箱を離脱する際に、平坦面がフィルタの異物除去面に接触し、フィルタの異物除去面に堆積している異物を複数の孔の縁で掻き落すことができるため、フィルタに堆積している異物の取り除きを特別に行う必要がなく、異物の取り除きの作業性を高めるこができる。
以上詳述したように本発明によれば、浮遊する異物が多いといった環境で、異物収容箱が装着されていない場合に前記異物が吸気口から送風手段内に侵入するのを防ぐことができる。
また、本発明によれば、浮遊する異物が多いといった環境で、異物収容箱が装着されていない場合に異物が送風手段内に侵入するのを自動的に防ぐことができる。
また、本発明によれば、開閉蓋を開くことにより、取出孔を開放することができ、異物収容箱内に収容されている異物を取出孔から容易に取除くことができる。
また、本発明によれば、固定のフィルタに付着している異物を掻き落す際に該異物を異物収容箱内に収容することができ、異物の取り除きの作業性を高めるこができる。
また、本発明によれば、異物収容箱を離脱する際に、フィルタに付着している異物を掻き落すことができ、異物の取り除きの作業性を高めるこができる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は洗濯機能を備える本発明に係る乾燥機の一実施例を示す簡略した縦断面図である。
実施の形態1
図1は洗濯機能を備える本発明に係る乾燥機の一実施例を示す簡略した縦断面図である。
図1に示した洗濯機能を備える乾燥機、詳しくは洗濯乾燥機は、図1において左側が正面、右側が背面である。この洗濯乾燥機は全自動型であり、金属又は合成樹脂製の外箱10を備えている。外箱10は、略直方体に成形され、その上下は開放されている。外箱10の上側開放部には、操作パネル等が装着されている合成樹脂製の上面板11が雄螺子により固定されており、また、外箱10の上部内側には後記する水槽20及び送風手段70を支持する環状の支持板12が設けられている。この支持板12には外箱10内の空気を送風手段へ導入するための貫通孔13が開設されている。
洗濯乾燥機の背面側においては、合成樹脂製のバックパネル14が外箱10又は上面板11に雄螺子により固定されており、該バックパネル14と上面板11との間に上蓋15を可動に配置してある。外箱10の下側開放部には、合成樹脂製の四角形をなすベース16が雄螺子により固定されている。ベース16の四隅には、外箱10を床の上に支えるための脚部16a,16bが設けられている。正面側の脚部16aは、レベル出しのために高さ可変とした調整脚であり、背面側の脚部16bはベース16に一体成形されている固定脚である。
上面板11には、洗濯乾燥機内に被洗濯物を投入するための被洗濯物投入口11aが開設されており、該被洗濯物投入口11aを開閉する上蓋15がバックパネル14の前端部にヒンジ部15aによって垂直面内で回動可能に結合されており、図示の閉じた状態では、上蓋15が被洗濯物投入口11aを上から覆っている。外箱10の内部には、外側の水槽20と内側の脱水槽30とが配置されている。
水槽20は、支持板12に複数のサスペンション部材21によって水平面内で揺動可能に吊下げ支持されている。また、脱水槽30は、水槽20の内側において水槽20と同心状に配設されており、洗濯槽を兼ねている。水槽20と脱水槽30とは、両者とも上が開口した円筒形のカップの形状をなしており、各々の軸線が鉛直方向となっている。
脱水槽30は、上方に向かうに従って緩やかに広がるテーパー形状の周壁を有している。この周壁には、その最上部に環状に配置された複数個の脱水孔31を除き、液体を通すための開口部は形成されておらず、脱水槽30は、いわゆる「孔無し」タイプである。脱水槽30の上側開放部の縁には、環状のバランサ32が装着されている。バランサ32は、被洗濯物の脱水のために脱水槽30を高速回転させたときに、その振動を抑制する働きをする。脱水槽30の内部底面には、槽内で洗濯水又は濯ぎ水の流動を生じさせるための攪拌翼33が配置されている。
水槽20の上端部にはフランジ部22が内向きに延出されており、該フランジ部22に、排気フィルタ23を有する内蓋24がヒンジ24aによって回動可能に取付けられている。内蓋24は、洗擢・濯ぎ・脱水時に、被洗濯物や水が脱水槽30から外に飛び出すのを防止している。
水槽20の下部には、駆動ユニット40が装着されている。駆動ユニット40は、電動モータ41、該電動モータ41の出力回転を伝動するベルト伝動機構42及びクラッチ・ブレーキ機構43とを備えており、その中心部から筒形の脱水軸44と攪拌翼軸45とが上向きに突出している。
脱水軸44と攪拌翼軸45とは、脱水軸44が外側に配置され、攪拌翼軸45が内側に配置された二重軸構造となっている。脱水軸44は、下方から上方に向かって水槽20の中に入り込んだ後、脱水槽30に連結され、脱水槽30を支えている。攪拌翼軸45は、下方から上方に向かって水槽20を貫いて更に脱水槽30の中に入り込み、攪拌翼33に連結され、攪拌翼33を支えている。攪拌翼33は、55〜300rpmの回転を行い、洗濯又は濯ぎを行う。脱水時には脱水槽30と一緒に0〜1000rpmで回転し、脱水を行う。脱水軸44と水槽20との間、及び脱水軸44と攪拌翼軸45の間には、各々、水漏れを防ぐためのシール部材が配置されている。
支持板12とバックパネル14との間には空間があり、この空間に、電磁的に開閉する給水弁(図示せず)が配置されている。給水弁に接続され且つバックパネル14を上下に貫通して上方に突きだす接続管50には、水道水などの上水を供給する給水ホースが接続される。また、前記給水弁は、脱水槽30内に臨む位置に配置された容器状の給水口に接続されている。
水槽20の底部には、水槽20及び脱水槽30内の水を外箱10の外部に排水する排水ホース60が取付けられている。排水ホース60には、水槽20及び脱水槽30の底部に連通する排水口61から水が流入する。脱水時に脱水槽30から流出した水は、図示しない排水管を通じて排水ホース60から排水される。
脱水槽30には排水孔62が円周上に4箇所設けてあり、各排水孔62は脱水槽30内の水を排水口61から電磁的に開閉する排水弁63に導入する。
上記した構成により、回転翼33が回転する洗濯時には、脱水槽30内の水は排水弁63により止水され、脱水槽30内に貯水される。脱水を行う際には排水弁63が開放され、脱水槽30内の水は外部に排水される。この際、脱水軸44及び撹拌翼軸45と脱水槽30とが電動モータ41により回転するが、脱水軸44及び撹拌翼軸45は相対回転が自在で且つ水密構造を維持する。
外箱10の正面側には、制御部51が配置されている。制御部51は、上面板11の下側に配置されており、上面板11の上面に設けられている操作/表示部(図示せず)を通じて使用者からの操作指令を受け、駆動ユニット40、給水弁及び排水弁63に動作指令を発する。また、制御部51は、操作/表示部に表示指令信号を発する。
図2は乾燥機の要部の構成を示す簡略した断面図である。外箱10の支持板12とバックパネル14との間の空間には被洗濯物の乾燥を行うための送風手段70と、加熱手段80と、異物除去手段としてのフィルタ100と、異物収容箱90とが設けられている。
送風手段70は、吸気口71a及び排気口71bを有する送風箱71と、電動モータ72により駆動され、送風箱71内に回転軸が上下となるように配設されている送風ファン73とを有する。
送風箱71は、下向きに開放された有底の円筒部と、該円筒部の周方向一側に連なる湾曲したダクト71cとを有し、下側の開放部を吸気口71aとし、上壁の外部に電動モータ72を支持し、支持板12の上側に離隔して配置してあり、吸気口71aが支持板12と対向している。
吸気口71aは支持板12に開設されている貫通孔13及び外箱10の背面に開設されている開放部17に連通している。ダクト71c内の排気路には送風ファン73により送風される空気を加熱する加熱手段80としてのヒータを配置してある。また、一端が脱水槽30内に臨む蛇腹管74の他端がダクト71cの先端に接続されている。蛇腹管74の一端はフランジ部22に開設されている嵌合孔に嵌入されている。
送風ファン73により送風された空気は、加熱手段80を通る際に加熱されて80℃程度の温風になる。温風は、蛇腹管74から水槽20内に送気され、該温風が水槽20内にて被洗濯物の水分を奪う。この際、攪拌翼33が回転され、温風が当たる被洗濯物を随時入替え、満遍なく被洗濯物に温風が行き渡るようになしてある。湿気を含んだ温風は排気フィルタ23から水槽20の外部へ排気され、これにより乾燥が進行する。
送風手段70を支持する支持板12には、横方向に離隔して対向し、異物収容箱90の前方への移動を案内する二つの案内部を設けてあり、該案内部の途中に、異物収容箱90を吸気口71aと対向する位置に係止する凹状の係止部を設けてある。
異物除去手段としてのフィルタ100は吸気口71aから送風箱71内に埃等の異物が入るのを防止するものであり、また、異物収容箱90はフィルタ100が除去した異物を収容するものであり、該異物収容箱90にフィルタ100を取付けてあり、送風手段70の吸気路に異物収容箱90を配してある。
図3は異物収容箱90の構成を示す斜視図、図4は異物収容箱90の開閉蓋を開放した状態を示す斜視図である。異物収容箱90は上側に取出孔91及び該取出孔91を開閉する開閉蓋92を有し、一側に複数の導気口93を有する略直方形をなし、底面が導気口93側から取出孔91の一縁に亘って湾曲し、導気口93から内部の通気路94に導入した空気を取出孔91へスムーズに流通させるようになしてある。導気口93は一列に離隔して開設されている。また、異物収容箱90の両側部には支持板12の前記二つの案内部に係合して横方向への移動が案内される凸状の被案内部が設けられており、前記係止部に係合する凸状の被係止部が被案内部に設けられている。
開閉蓋92は取出孔91の一縁部にヒンジにより連結されている。この開閉蓋92は複数の貫通孔92a及び指掛凹部92bを有し、貫通孔92a部にフィルタ100が取付けられている。
このように構成された異物収容箱90は、図2に示すようにフィルタ100が吸気口71aと対向するように支持板12に移動を可能に支持される。支持板12は異物収容箱90を前方への移動を可能に支持しており、該異物収容箱90が吸気口71aと対向する装着位置から吸気口71aと前方へ離隔する離脱側(前方)へ移動したとき、前方へ移動して吸気口71aを閉じる可動蓋101を外箱10の内側に設けてある。
可動蓋101は、吸気口71aと対向する閉位置及び吸気口71aを開放する開位置への移動が可能であり、該可動蓋101を閉位置へ付勢する付勢ばね102が可動蓋101と外箱10との間に設けられている。付勢ばね102は異物収容箱90が前方へ離脱された際に可動蓋101を閉位置へ移動させ、異物収容箱90が吸気口71aと対向する位置に装着される際の装着力が可動蓋101に加わることにより弾性復元するするもので、移動制御手段を構成している。
以上のように構成された洗濯乾燥機は、乾燥運転時、送風ファン73が回転されると、送風箱71内に図2の(a)の方向に空気が吸気される。これに伴い送風手段70は開放部17から外気を矢印b方向へ導入し、貫通孔13から内気を矢印c方向へ導入する。この空気は異物収容箱90の導気口93から異物収容箱90内、及びフィルタ100を経て吸気口71aへ吸気される。この際、吸気する空気に含まれている埃等の異物は、フィルタ100を通過する際に除去され、フィルタ100の下面(入側面)に付着、堆積する。また、空気が異物収容箱90内に導入される際、異物収容箱90の底面は導気口93側からフィルタ100側へ湾曲しているため、吸気口71aへの吸気をスムーズにできる。
フィルタ100に堆積した異物は運転中の振動等で異物収容箱90内に落下し、該異物収容箱90内に収容される。異物収容箱90の空気導入側には比較的小形の複数の導気口93が設けられているため、運転中の振動や、フィルタ100の着脱による振動により異物の塊が異物収容箱90外に落下することはない。
図5は異物収容箱90を離脱した際の要部の構成を示す簡略した断面図である。異物がフィルタ100に堆積した際、異物収容箱90を前方(横方向)へ引張って移動させ、吸気口71aの下側から外部へ離脱させる。この異物収容箱90には開閉蓋92が設けられており、該開閉蓋92にフィルタ100が設けられているため、フィルタ100を特別に取り出すことなく、開閉蓋92を開放することにより、フィルタ100及び異物収容箱90内を容易に掃除することができる。また、異物収容箱90を前方へ移動させるとき、付勢ばね102により付勢されている可動蓋101が閉位置へ移動し、吸気口71aを閉じるため、ユーザが異物収容箱90の装着を誤って忘れた際には、送風手段70は吸気口71aが閉じられているため、温風を脱水槽30内に送気することができない。この際、加熱手段80のヒータに通電されが、これを制御部51で検知することで、異物収容箱90が装着されていないことをユーザに報知することができる。
また、万が一制御部51が暴走する、異物収容箱90が取付けられていない、送風ファン73が回転しているという悪状況が重なったとしても、可動蓋101が吸気口71aを閉じているため、ユーザの手が回転する送風ファン73に触れる危険がない。
実施の形態2
図6は乾燥機の他の構成を示す要部の簡略した断面図、図7は異物収容箱を離脱した状態を示す簡略した断面図、図8は異物収容箱の斜視図、図9は異物収容箱の開閉蓋の拡大した断面図である。この洗濯機能を備える乾燥機は異物収容箱90にフィルタ100を取付ける構成とする代わりに、フィルタ100を送風箱71の吸気口71aの縁部に固定し、異物収容箱90を横方向へ移動させて離脱させる際、フィルタ100の入側面に堆積している異物を異物収容箱90内へ掻き落すように構成したものである。
図6は乾燥機の他の構成を示す要部の簡略した断面図、図7は異物収容箱を離脱した状態を示す簡略した断面図、図8は異物収容箱の斜視図、図9は異物収容箱の開閉蓋の拡大した断面図である。この洗濯機能を備える乾燥機は異物収容箱90にフィルタ100を取付ける構成とする代わりに、フィルタ100を送風箱71の吸気口71aの縁部に固定し、異物収容箱90を横方向へ移動させて離脱させる際、フィルタ100の入側面に堆積している異物を異物収容箱90内へ掻き落すように構成したものである。
異物収容箱90は、フィルタ100と対向する上面をフィルタ100の入側面(異物除去面)に接触する平坦面とし、該平坦面に、上下に貫通する複数の孔95を設けてある。
この乾燥機にあっては、孔95を有する平坦面がフィルタ100の入側面と接触するように異物収容箱90が吸気口71aの下側に装着される。フィルタ100に堆積した異物を除去すべく異物収容箱90を横方向へ引張って移動させる際、フィルタ100の入側面に堆積している異物を、平坦面に開設されている複数の孔95の縁により掻き落すことができ、この掻き落した異物を孔95から異物収容箱90内に収容することができる。このようにフィルタ100に堆積した異物を異物収容箱90の移動により掻き落すことができるため、フィルタ100に堆積している異物の取り除きを特別に行う必要がなく、異物の取り除きの作業性を高めるこができる。しかも、いかなる場合にもユーザは回転する送風ファン73に手が触れる危険がない。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
尚、以上説明した実施の形態では洗濯機能を備える乾燥機について説明したが、その他、洗濯機能がなく、乾燥専用の乾燥機であってもよい。
また、以上説明した実施の形態では送風手段70の吸気路にフィルタ100及び異物収容箱90を配置し、吸気される空気が異物収容箱90内を流通するように構成したが、その他、異物収容箱90は送風ファン73及び吸気路の下側に配置し、フィルタ100と異物収容箱90とを個別に取外すことができるように構成してもよい。
また、以上説明した実施の形態では、フィルタ100を吸気口71aの縁部に固定し、フィルタ100に堆積した異物を異物収容箱90が掻き落すように構成したが、その他、フィルタ100と異物収容箱90との間に可動スクレーパを設け、該スクレーパを移動させることによりフィルタ100に堆積している異物を掻き落し、異物収容箱90内に収容するように構成してもよい。
また、以上説明した実施の形態では、送風手段70の送風路に加熱手段としてのヒータ80を配置したが、その他、加熱手段は送風手段70の吸気路に配置してもよい。また、加熱手段は必ずしも必要でない。
20 脱水槽
70 送風手段
71a 吸気口
90 異物収容箱
92 開閉蓋
93 導気孔
94 通気路
95 孔
101 可動蓋
100 フィルタ(異物除去手段)
70 送風手段
71a 吸気口
90 異物収容箱
92 開閉蓋
93 導気孔
94 通気路
95 孔
101 可動蓋
100 フィルタ(異物除去手段)
Claims (5)
- 被洗濯物を収容して脱水する脱水槽と、吸気口を有し、該吸気口から吸気された空気を前記脱水槽内に送風する送風手段と、前記吸気口の入側に配され、前記送風手段が吸気する空気中の異物を除去する異物除去手段と、異物除去手段により除去された異物を収容し、着脱を可能としてある異物収容箱とを備える乾燥機において、前記吸気口を開/閉する可動蓋を備えることを特徴とする乾燥機。
- 前記異物収容箱が離脱された際に前記可動蓋を閉側へ移動させ、前記異物収容箱が装着された際に前記可動蓋を開側へ移動させる移動制御手段を備える請求項1記載の乾燥機。
- 前記異物収容箱は、内部の異物を取出すための取出孔、及び該取出孔を開/閉する開閉蓋を有する請求項1又は2記載の乾燥機。
- 前記異物除去手段は、前記吸気口の縁部に固定されているフィルタである請求項1乃至3のいずれか一つに記載の乾燥機。
- 前記異物収容箱は、前記フィルタの異物除去面に接触する平坦面、及び該平坦面を貫通する複数の孔を有する請求項4記載の乾燥機。
Priority Applications (1)
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JP2007057678A JP2008212561A (ja) | 2007-03-07 | 2007-03-07 | 乾燥機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101620445B1 (ko) * | 2009-07-23 | 2016-05-12 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리기기 |
CN113584830A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-11-02 | 无锡小天鹅电器有限公司 | 过滤装置以及衣物处理装置 |
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2007
- 2007-03-07 JP JP2007057678A patent/JP2008212561A/ja active Pending
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KR101620445B1 (ko) * | 2009-07-23 | 2016-05-12 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리기기 |
CN113584830A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-11-02 | 无锡小天鹅电器有限公司 | 过滤装置以及衣物处理装置 |
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