JP2008212177A - 経管栄養剤投与用連結具、及び経管栄養剤投与キット - Google Patents

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Abstract

【課題】栄養剤の汚染防止、衛生的かつ簡便な接続に加え、包材コスト低減についても配慮した経管栄養剤投与用連結具、及び経管栄養剤投与キットを提供する。
【解決手段】経管栄養剤を収容し、管状注出口部材が取り付けられた包装体の内部と、経管栄養剤投与用カテーテルの栄養剤流路とを、液密に連通する管状の連結具であって、該経管栄養剤投与用連結具が前記管状注出口部材に液密に係合する包装体側差込部と、前記栄養剤流路の入口に液密に嵌挿可能なカテーテル側差込部とを、具備することを特徴とする経管栄養剤投与用連結具。
【選択図】図1

Description

本発明は、経管栄養剤投与用連結具、及び経管栄養剤投与キットに関するものであり、より詳細には、栄養剤を汚染することなく、栄養剤を収容する包装体と経管栄養剤投与用カテーテルとを容易且つ確実に連結し、包装体内の栄養剤を経管栄養剤投与用カテーテルへと移送すると共に、経管栄養剤を収容する包装体の包材コストを低減させることができる経管栄養剤投与用連結具、及び経管栄養剤投与キットに関するものである。
近年、何らかの原因で十分な水や栄養剤を経口摂取することが困難となった患者に対し、例えば、口から挿入され、胃に到達するカテーテルを通じて水や栄養剤を投与する経口経管栄養法や、胃の内部と腹部外表面とを直接連通するカテーテルを外科手術により設置して、当該カテーテルを通じて水や栄養剤を投与する胃瘻経管栄養法を用いて、必要な水や栄養剤を投与することがある。
上記のような経管栄養法に用いられる経管栄養剤は、通常、保管用容器に密封されて保存/流通されると共に、患者への栄養剤投与の際には保管用容器が開封されて保管用容器から上記カテーテルへと栄養剤が供給される。ここで、上記経管栄養法はオープンエア環境下、一人の患者に対して長時間連続的に行なわれることが少なくない。また、経管栄養剤を収容する容器を複数回交換する作業が必要となる場合も多い。しかも、上記カテーテルの内径については用途や目的などによって、都度サイズが選定されるため、保管用容器をカテーテルに直接に接続することが通常は困難であり、従って、栄養剤は一旦シリンジに吸入された後にカテーテルへ注入されることが多く、かかる作業は手間を要するものであった。
つまり、経管栄養法に用いられる手段に対しては、(1)栄養剤が滅菌状態で確実に保存/流通されることはもちろん、オープンエア環境下で栄養剤を継続投与する場合にも、栄養剤の滅菌状態が保持し得ること(栄養剤の汚染防止)、(2)経管栄養剤を収容する容器を患者の世話人が衛生的且つ簡便に交換し得ること(衛生的かつ簡便な接続)、が要求されていた。
このような事情を踏まえ、例えば、特開平10−057451号公報(特許文献1)には、経管栄養剤の保存から人体への投与までを同一の経管栄養剤容器により行なうシステムの開発を念頭に、キャップ本体上部に先細円錐台状のノズルを一体に成型した経管栄養剤容器用ノズル付きキャップが提案されている。当該ノズル付きキャップを用いることにより、栄養剤を一旦シリンジに吸入した後にカテーテルへ注入するといった手間をかけることなく、経管栄養剤容器を直接、種々の内径を有するカテーテルに対して幅広く接続することが可能となり、また、オープンエア環境下で栄養剤を継続投与する場合にも栄養剤の滅菌状態が保持され得、経管栄養剤を収容する容器を患者の世話人が簡便に交換することも可能となる。
しかしながら、上記の通り、経管栄養剤は直接患者の体内に投与されるものであることから、栄養剤の完全な滅菌状態が確実に保たれていることが要求される。上記特許文献1においてはノズル付きキャップにオーバーキャップを被せることによって、ノズル部の汚染防止が図られているが、当該オーバーキャップの被覆は、ノズル2の基部に形成された突条10とオーバーキャップ9の内側に設けられた突条11との係合によるものに過ぎない。ノズル付きキャップ及びオーバーキャップは、通常、射出成型にて形成されるものと推察されるが、そのような射出成形品同士の係合では、成形不良による隙間からの汚染が懸念される。また、十分な係合が確保されていない場合には、容器搬送時に容器が受けるわずかな衝撃でオーバーキャップが外れる可能性もあり、栄養剤及びノズル部の完全な滅菌状態を長期に維持する観点からはなお改善の余地を有するものであった。
一方、本出願人は、既に特開平11−263355号公報(特許文献2)において、内容物注出口をバリアー性包材内部に収納することにより、内容物及び注出口の完全な滅菌状態を使用時直前まで確保することが可能な薬液用包装袋を提案している。当該薬液用包装袋は、薬液投与用チューブに嵌挿されるストロー状の注出口が表裏2枚の合成樹脂フィルム間に内容物と共に密封されたものであり、袋の一部を切り欠くことによって滅菌された注出口部分が露出し、内容物を容器外へ注出することが可能となっている。上記薬液用包装袋を経管栄養法用の手段として用いた場合、上記栄養剤の汚染防止及び衛生的かつ簡便な接続が両立し得る。
しかし、上記薬液用包装袋においては、薬液投与用チューブに嵌挿する注出口部材が用いられるため、かかる注出口部材は嵩張る傾向となり、包装体内で大きな空間を占有することになる。つまり、注出口部材を収納することのみに使用される包材が必要になり、また、当該注出口部材を袋形状の矩形内に収めようとすると袋の内容量を圧迫してしまい、相対的に包材コストが上昇してしまう場合があった。
即ち、上述した(1)栄養剤の汚染防止、(2)衛生的かつ簡便な接続に加え、このような(3)包材コスト低減についても配慮した経管栄養剤投与手段の開発が望まれていた。
特開平10−057451号公報 特開平11−263355号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、栄養剤の汚染防止、衛生的かつ簡便な接続に加え、包材コスト低減についても配慮した経管栄養剤投与用連結具、及び経管栄養剤投与キットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る経管栄養剤投与連結具(以下、「連結具」と略記することがある。)は、経管栄養剤を収容し管状注出口部材が取り付けられた包装体の内部と、経管栄養剤投与用カテーテルの栄養剤流路とを、液密に連通する管状の連結具であって、該連結具が前記管状注出口部材に液密に係合する包装体側差込部と、前記栄養剤流路入口に液密に嵌挿可能なカテーテル側差込部とを、具備することを特徴とする。
本発明の連結具は、カテーテルとの液密な接続、及び経管栄養剤を収容する包装体との液密な接続がなされることにより、経管栄養剤を収容する包装体内部と、経管栄養剤投与用カテーテルの栄養剤流路とを外界から遮断した状態で液密に連通させ得るものである。従って、本発明の連結具を用いることにより、栄養剤を外部環境により汚染されることなく包装体内からカテーテルへと移送することが可能である。また、経管栄養剤を収容し、管状注出口部材が取り付けられた包装体と組み合わせるため、栄養剤を滅菌状態で確実に保存及び流通させ得ることはもちろんである。つまり、本発明の連結具を用いれば、上記「栄養剤の汚染防止」が可能となる。
また、本発明の連結具は独立した一部材であるため滅菌処理が容易である。更に、本発明の連結具と、カテーテルの栄養剤流路及び経管栄養剤を収容する包装体との接続は、嵌挿及び係合によりなされるので接続作業が容易である。つまり、本発明の連結具を用いれば、上記「衛生的かつ簡便な接続」が実現されるものである。
しかも、本発明の連結具と経管栄養剤を収容する包装体との接続は、連結具の包装体側差込部と包装体に取り付けられた管状注出口部材との係合によってなされるが、包装体側がカテーテルに嵌挿可能なストロー状の注出口を具備する必要がないため、包装体側に配設される注出口部材を小容量に形成することが可能である。つまり、当該注出口部材を包材内に収納する場合であっても、当該部材を収納することのみに使用される包材量が少量で済み、袋形状の矩形内に収めようとする場合にも袋の内容量を圧迫してしまう可能性が低い。つまり、本発明の連結具を用いれば、上記「包材コスト低減」が実現されるものである。
ここで、本発明の連結具と前記包装体との係合は、連結具が包装体側差込部の先端外周上に鍔状突起を具備すると共に、この鍔状突起が前記管状注出口部材を貫通して鍔状突起が管状注出口部材の軸方向内側端面に係止されるようになされることが好適である。即ち、連結具の包装体側差込部を包装体の管状注出口部材に差し込むだけで係合が実現されるため、接続操作が非常に簡便であり、また、鍔状突起の係止により簡単に連結具が脱落してしまうことの防止も図れる。
また、連結具の前記包装体側差込部及び前記カテーテル側差込部の各々が、別々のキャップにより被覆されると共に、それぞれのキャップがその内外面を連通する連通小孔を有するようにすると、それぞれのキャップを装着した状態のまま前記包装体側差込部及び前記カテーテル側差込部の滅菌が可能であると共に、かかるキャップを順に取り外しながら連結具を包装体及びカテーテルに接続することにより、上記「衛生的かつ簡便な接続」がより確実に達成される。
更に、前記係合差込部の外周側面には、周方向に沿った漏洩防止用突起が1条又は2条以上設けられることが好適である。経管栄養法に用いられる経管栄養剤としては患者に投与した場合に患者に確実に消化させる観点、並びに、患者の嘔吐等をできるだけ引き起こさないようにする観点から、やや高粘度に調整された栄養剤が投与される場合がある(例えば、特開2004−217531号公報参照)。そのような経管栄養剤を用いる場合には栄養剤を包装体からカテーテルへ導入する際に流路内圧が高くなる傾向となるが、かかる場合にあっても前記係合差込部の外周面に周方向に沿った漏洩防止用突起を設けることにより、係合部からの栄養剤の漏洩を防止し得る。
一方、前記カテーテル側差込部の形状としては、先端から後方に向かって順次小径から大径となる複数の円筒体を連接してなる多段円筒形状を有することが好適である。このように連結具のカテーテル側差込部に多段円筒形状を形成することにより、カテーテルの内径が多様な場合にも容易に適用可能となる。
なお、本発明の連結具に組み合わされる包装体としては、前記管状注出口部材が取り付けられた包装体であれば特に限定されるものではないが、いわゆるフレキシブルパウチであると、袋をつぶしたり折り畳んだりすることで容易に内容物を注出できるため好適である。
また、包装体として、管状注出口部材にこれと一体成形され薄肉部を有する折り取りつまみを密封キャップとして備え内部に経管栄養剤を収容した包装体であって、該管状注出口部材をねじる等することにより、折り取りつまみの薄肉部を折り取ることにより前記経管栄養剤を前記管状注出口部材のみを通じて容器外へ注出可能に形成された包装体を用いれば、無菌充填やレトルト殺菌処理を施した経管栄養剤の滅菌状態に加え、管状注出口部材の滅菌状態をも使用直前まで確実に確保することが可能となって好適である。
更に、上述した連結具に、前記包装袋の折り取りつまみを嵌合し得る嵌合凹部を設け、前記包装体の開封時に、該嵌合凹部に該折り取りつまみを嵌合させた状態で該連結具全体を回転させ、管状注出口部材をねじる等することにより、折り取りつまみの薄肉部を折り取るようにすれば作業性も向上しなお好適である。
このような包装体と上記本発明の連結具とは、一組の経管栄養剤投与キットとして提供し得るものである。
以上述べたように、本発明によれば、栄養剤の汚染防止、衛生的かつ簡便な接続に加え、包材コスト低減についても配慮した経管栄養剤投与用連結具、及び経管栄養剤投与キットを提供することができる。
発明を実施するための最良の形態及び実施例
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について更に詳しく説明するが、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。
図1Aは本発明の一例を示す経管栄養剤投与用連結具1の平面図である。経管栄養剤投与用連結具1は図1Aに示されるように、経管栄養剤を収容する包装体の管状注出口部材に液密に係合する包装体側差込部11と、経管栄養剤投与用カテーテルの栄養剤流路入口に液密に嵌挿可能なカテーテル側差込部12と、それら包装体側差込部11とカテーテル側差込部12との間に介在する、滑り止めの段差が表面に設けられた本体部13とが一列に接合され、かつ、それらが1本の栄養剤流路14によって貫通された略円筒形状を有するものである。
ここで、包装体側差込部11の先端外周上には鍔状突起111が形成されるとともに、包装体側差込部11の外周面には周方向に沿った漏洩防止用突起112が、その軸方向中央部から本体部13寄りに2条設けられている。よって、栄養剤移送時の内圧上昇によっても経管栄養剤投与用連結具1と包装体との接続部から液漏れが生じることを可及的に防止し得る。
また、上記鍔状突起111は前記包装体に取り付けられた管状注出口部材を貫通して鍔状突起111が管状注出口部材の軸方向内側端面に係止されるものであるが、かかる貫通が容易となるよう、包装体側差込部11の先端部には切り欠き113が設けられている。
一方、経管栄養剤投与用連結具1において、カテーテル側差込部12の形状としては先端から後方に向かって、円筒体121が小径となるように、円筒体122が中径となるように、そして円筒体123が大径となるように、順に連接した多段円筒形状が採用されている。よって、連結具1は種々の径を有するカテーテルに広汎に対応可能である。
また、経管栄養剤投与用連結具1における経管栄養剤の流路は、包装体側差込部11側から本体部13位置にかけてストレート構造を有すると共に、本体部13位置からカテーテル側差込部12側にかけて内径を徐々に絞った構造となっている。よって、経管栄養剤を滞留なく包装体からカテーテルへ移送し得る。
図1Bは、本発明の経管栄養剤投与用連結具1にキャップを被せた経管栄養剤投与用連結具1’の平面図である。経管栄養剤投与用連結具1’は図1Bに示されるように、包装体側差込部11を密封する包装体側差込部キャップ15と、カテーテル側差込部12を密封するカテーテル側差込部キャップ16とを具備するものである。キャップを装着し、キャップを掴むことで、包装体側差込部11やカテーテル側差込部12に手を触れることなく、経管栄養剤投与用連結具1を包装体及びカテーテルと連結し得る。
ここで、包装体側差込部キャップ15、及びカテーテル側差込部キャップ16のいずれにも、キャップ内外を連通する小孔(図示せず)を設けた場合には、キャップを被せたまま本発明の経管栄養剤投与用連結具1に滅菌処理を施すことができる。なお、滅菌処理が施された経管栄養剤投与用連結具1’は使用時までは他の容器内に密封保存しておくことが、滅菌状態を保つ観点から好適である。特に、小孔を設けたキャップを被せたまま、滅菌バッグに封入してガス滅菌処理を行なうと、滅菌処理後も滅菌バッグに封入した状態で保存できるので好適である。
図2A〜図2Cは、本発明の経管栄養剤投与用連結具1の使用方法について説明するための図である。経管栄養剤(図示せず)を収容する包装体2はいわゆるスタンディングパウチ容器であるが、図2Aに示されるように、管状注出口部材21がその容器内に収容されて取り付けられ、管状注出口部材21近傍の容器の一部を切り取ることにより、容器内部と外部とが、管状注出口部材21内を貫通する栄養剤流路のみを通じて連通するようになっている。
そして、上記経管栄養剤投与用連結具1’から包装体側差込部キャップ15を取り外し、包装体側差込部11に直接触れぬようカテーテル側差込部キャップ16を介して経管栄養剤投与用連結具1を持ち、包装体側差込部11を管状注出口部材21に貫通させ、鍔状突起111を管状注出口部材の軸方向内側端面に係止させる(図2B参照)。
次いで、カテーテル側差込部キャップ16を取外し、カテーテル側差込部12を経管栄養剤投与用カテーテル3の栄養剤流路31に嵌挿することにより(図2C参照)、包装体2内部と、経管栄養剤投与用カテーテル3の栄養剤流路31とが経管栄養剤投与用連結具1により液密に連通される。
図3A,図3Bは、本発明の他の例を示す経管栄養剤投与用連結具4、並びにキャップを被せた経管栄養剤投与用連結具4’の平面図である。経管栄養剤投与用連結具4は上記経管栄養剤投与用連結具1と比較し、包装体側差込部41の径がカテーテル側差込部42の径よりも大きい点に特徴を有する。また、経管栄養剤投与用連結具4は、包装体差込部41が包装体の管状注出口部材へ容易に貫通し得るように、V字状の切り欠き413の底部に補助孔414を具備するものである。キャップを装着し、キャップを掴むことで、包装体側差込部41やカテーテル側差込部42に手を触れることなく、経管栄養剤投与用連結具4を包装体及びカテーテルと連結し得る。
図4A,図4Bは、本発明の別の例を示す経管栄養剤投与用連結具5の側面図、並びに底面図であり、図5A〜図5Cはこの経管栄養剤投与用連結具5と一組の経管栄養剤投与キットとして提供し得る包装体6(図示せず、図2の包装体2の「管状注出口部材21」のみを、後述する「管状注出口部材61」に置き換えた包装体)に具備される管状注出口部材61の上面図、側面図、並びに斜視図である。
図4において経管栄養剤投与用連結具5は、上記経管栄養剤投与用連結具1と比較し、その本体部53位置の周面上に、管状注出口部材61の上面部と嵌合し得る嵌合凹部531を有する点に特徴を有する。
一方、図5において管状注出口部材61は、図2における管状注出口部材21と比較し、経管栄養剤投与用連結具に面する側に管状注出口部材61の栄養剤流路を密封する折り取りつまみ611が一体に成形されている点に特徴を有する。なお、管状注出口部材61の外周側面上には周方向に沿った溝状の折り取り用薄肉部612が設けられ、折り取りつまみ611が折り取りやすい態様となっている。
そして、このような経管栄養剤投与用連結具5と、管状注出口部材61を備えた包装体6とを組み合わせることにより、実用性が高い経管栄養剤投与キットが提供される。即ち、包装体6においては管状注出口部材61が折り取りつまみ611を密封キャップとして備えるため、包装体6の開封時に内容物が漏洩したり飛び散ったりすることがない。ここで、上記折り取りつまみ611は一体成形される管状注出口部材61の一部として具備されるものであるため、上記折り取り用薄肉部612が形成されているとはいえ、人力のみで折り取ることが困難な場合がある。この場合、経管栄養剤投与用連結具5に設けられた嵌合凹部531に上記折り取りつまみ611を嵌合させた状態で経管栄養剤投与用連結具5全体を回転させ、管状注出口部材61をねじる等することにより、上記折り取りつまみ611を折り取ることが容易になる。図6A,図6Bは、上記折り取りつまみ611を、経管栄養剤投与用連結具5に包装体側差込部51を密封する包装体側差込部キャップ55と、カテーテル側差込部52を密封するカテーテル側差込部キャップ56とを具備する経管栄養剤投与用連結具5’を利用して折り取る様子を示した図である。
なお、本発明の連結具乃至キットについて、上述した実施形態をもとに本発明の目的を損なわない範囲で適宜設計変更することは差し支えない。連結具を構成する包装体側差込部、カテーテル側差込部、必要に応じて設けられる本体部の各部の形状や大きさ、連結具内を貫通する経管栄養剤流路の本数や形状、キャップの大きさや形状、キャップに設けられる連通孔の大きさや形状、嵌合凹部と折り取りつまみとの嵌合形態等についても特に制限はない。液密な接続を行なうための公知の手段を付加すること等についても適宜なし得る。
また、上記連結具乃至キットの原材料としては、例えば、プラスチックや金属が挙げられ、また、プラスチックとしてはポリエチレンやポリプロピレンといった汎用樹脂が使用可能であるが、これらに限定されるものではない。それらの成形方法としても特に限定されず、金型を用いた射出成型法等、公知の方法を適宜採用し得る。
その他、本発明の連結具のカテーテル側差込部の先端に封止部材を一体に成形して連結具における栄養剤流路を封止すると共に、該封止部材を折り切り可能に設計することにより、カテーテル側差込部キャップを要しない構成とすることも可能である。
本発明の一例を示す、経管栄養剤投与用連結具並びにキャップを被せた経管栄養剤投与用連結具の平面図である。 本発明の経管栄養剤投与用連結具の使用方法について説明するための図である。 本発明の他の例を示す、経管栄養剤投与用連結具並びにキャップを被せた経管栄養剤投与用連結具の平面図である。 本発明の別の例を示す経管栄養剤投与用連結具の側面図並びに底面図である。 図4に示す経管栄養剤投与用連結具と一組の経管栄養剤投与キットとして提供し得る包装体に具備される、管状注出口部材の上面図、側面図、並びに斜視図である。 折り取りつまみを経管栄養剤投与用連結具を利用して折り取る様子を示した図である。
符号の説明
1,4,5 経管栄養剤投与用連結具
11 包装体側差込部
12 カテーテル側差込部
2 包装体
21 管状注出口部材
3 経管栄養剤投与用カテーテル
31 栄養剤流路

Claims (6)

  1. 経管栄養剤を収容し管状注出口部材が取り付けられた包装体の内部と、経管栄養剤投与用カテーテルの栄養剤流路とを、液密に連通する管状の経管栄養剤投与用連結具であって、該経管栄養剤投与用連結具が前記管状注出口部材に液密に係合する包装体側差込部と、前記栄養剤流路入口に液密に嵌挿可能なカテーテル側差込部とを、具備することを特徴とする経管栄養剤投与用連結具。
  2. 前記包装体側差込部の先端外周上に鍔状突起を形成してなり、該鍔状突起が前記管状注出口部材を貫通して該管状注出口部材の軸方向内側端面に係止されることを特徴とする請求項1記載の経管栄養剤投与用連結具。
  3. 前記包装体側差込部及び前記カテーテル側差込部の各々が、別々のキャップにより被覆されると共に、それぞれのキャップがその内外面を連通する連通小孔を有することを特徴とする請求項1又は2記載の経管栄養剤投与用連結具。
  4. 前記包装体側差込部の外周側面に、周方向に沿った漏洩防止用突起が1条又は2条以上設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の経管栄養剤投与用連結具。
  5. 前記カテーテル側差込部が、先端から後方に向かって順次小径から大径となる複数の円筒体を連接してなる多段円筒形状を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の経管栄養剤投与用連結具。
  6. 管状注出口部材にこれと一体成形され薄肉部を有する折り取りつまみを密封キャップとして備え内部に経管栄養剤を収容した包装体と、前記請求項1乃至5のいずれか1項記載の経管栄養剤投与用連結具に前記折り取りつまみを嵌合し得る嵌合凹部を設けた経管栄養剤投与用連結具とを、組み合わせた経管栄養剤投与キットであって、前記包装体の開封時に、前記経管栄養剤投与用連結具に設けられた嵌合凹部に包装袋の折り取りつまみを嵌合させた状態で経管栄養剤投与用連結具全体を回転させ、管状注出口部材をねじる等することにより、折り取りつまみの薄肉部を折り取ることを容易としたことを特徴とする経管栄養剤投与キット。
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