JP2008211427A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザーの使用環境により適合したオートホワイトバランス調整を行うことのできる手段を提供することを目的とする。
【解決手段】 被写体を撮像して画像のデータを生成する撮像素子と、前記画像のデータから前記被写体の照明光源を推定する光源推定部と、前記照明光源に応じて前記画像のデータのホワイトバランス補正値を演算するとともに、前記光源推定部による推定結果の信頼度が低いと判定した場合には、前記ホワイトバランス補正値としてホワイトバランスデフォルト値を出力するホワイトバランス演算部と、ユーザーの使用状況に応じて、前記ホワイトバランスデフォルト値を変更する制御部と、を備えることを特徴とする撮像装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影画像のホワイトバランス調整機能を有する撮像装置に関する。
一般的な電子カメラでは、撮影するシーンの違いに拘わらず被写体の白色を再現できるように、撮影画像のデータに対して自動的にホワイトバランス調整を行うオートホワイトバランス調整機能が実用化されている。
このオートホワイトバランス調整では、撮影するシーンの色情報から照明光源を推定し、この推定結果に基づいてホワイトバランスの調整値を電子カメラが演算する。
また、上記のオートホワイトバランス調整において、照明光源の推定が容易でないシーンでは、多くのシーンで妥当性が高いと考えられるホワイトバランスデフォルト値によって電子カメラがホワイトバランス調整を行っている。
なお、特許文献1には、地域、天候、時期、時間帯ごとにメーカーが設定したホワイトバランスの調節値を予めメモリに格納しておくとともに、撮影時において条件に合致するホワイトバランスのパラメータをユーザーに指定させるマニュアルホワイトバランスの方法が開示されている。
特開2003−189324号公報
しかし、従来のホワイトバランスデフォルト値は、ユーザーの使用環境に必ずしも最適なものではなく、オートホワイトバランスの精度を高める点でなお改善の余地があった。
そこで本発明は、ユーザーの使用環境により適合したオートホワイトバランス調整を行うことのできる手段を提供することを目的とする。
請求項1に記載の撮像装置は、被写体を撮像して画像のデータを生成する撮像素子と、前記画像のデータから前記被写体の照明光源を推定する光源推定部と、前記照明光源に応じて前記画像のデータのホワイトバランス補正値を演算するとともに、前記光源推定部による推定結果の信頼度が低いと判定した場合には、前記ホワイトバランス補正値としてホワイトバランスデフォルト値を出力するホワイトバランス演算部と、ユーザーの使用状況に応じて、前記ホワイトバランスデフォルト値を変更する制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、本撮像に先だつ予備撮影で任意の白色光源からのカラー信号を取得し、前記本撮影に用いるホワイトバランス補正値を求めるプリセットホワイトバランスモードを有し、前記制御部は、前記プリセットホワイトバランスモードで取得した前記ホワイトバランス補正値に基づいて、前記ホワイトバランスデフォルト値を変更することを特徴とする。
請求項3に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、過去の画像のデータのオートホワイトバランス調整で使用された前記ホワイトバランス補正値を記録するメモリをさらに備え、前記制御部は、前記メモリに記録された前記ホワイトバランス補正値のうちで、前記照明光源の推定結果が所定条件を満たす前記ホワイトバランス補正値の傾向を解析して前記ホワイトバランスデフォルト値を変更することを特徴とする。
請求項4に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、複数の地域ごとに設定された複数の前記ホワイトバランス基準値を記録したメモリと、前記地域の指定入力をユーザーから受け付ける操作部と、をさらに備え、前記制御部は、前記地域の指定入力に応じて、前記地域に対応する前記ホワイトバランス基準値を前記ホワイトバランスデフォルト値に設定することを特徴とする。
請求項5に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、前記制御部は、前記ホワイトバランスデフォルト値の変更時に、変更前のデータを変更後のデータに更新することを特徴とする。
請求項6に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、前記照明光源ごとに設定された前記ホワイトバランス補正値を記録するメモリをさらに備え、前記制御部は、前記ホワイトバランスデフォルト値の変更とともに、前記メモリに記録されているいずれかの前記ホワイトバランス補正値を変更することを特徴とする。
本発明の電子カメラによれば、ユーザーの使用環境により適合したオートホワイトバランス調整を行うことが可能となる。
図1は、本実施形態の電子カメラのブロック図である。
電子カメラは、撮像素子1と、A/D変換部2と、画像処理部3と、バッファメモリ4と、光源推定部5と、ホワイトバランス演算部6と、ホワイトバランスメモリ7と、制御部8と、ROM9と、操作部10と、モニタ11と、記録I/F12と、バス13とを備える。なお、A/D変換部2と、画像処理部3と、バッファメモリ4と、光源推定部5と、ホワイトバランス演算部6と、ホワイトバランスメモリ7と、制御部8と、ROM9と、操作部10と、モニタ11と、記録I/F12はそれぞれバス13を介して接続されている。
撮像素子1は、撮影レンズ(不図示)を通過した光束による被写体像を光電変換し、R、G、Bの各色に対応するアナログ画像信号を生成する。撮像素子1の出力はA/D変換部2に接続されている。
A/D変換部2は、撮像素子1の出力信号のA/D変換を行う。
画像処理部3は、レリーズ時の記録用画像(本画像)の画像信号に各種の画像処理(色補間、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整など)を施して本画像のデータを生成する。また、画像処理部3は、本画像のデータの圧縮伸長処理を実行する。
バッファメモリ4は、画像処理部3による画像処理の前工程や後工程で1フレーム分の画像のデータを一時的に記録する。
光源推定部5は、オートホワイトバランスの演算に関して、撮影するシーンの光源種別の色温度(晴天、曇天、晴天日陰、電球、蛍光灯など)を判定する。この光源種別の判定は公知の手段で行われる。一例として、光源推定部5は、画像の分割領域ごとにR、G、Bの色別の平均積算値の比(R/G、B/G)をそれぞれ求める。また、光源推定部5は、一方の軸をR/G、他方の軸をB/Gとするグラフ上で各光源種別に対応する色分布の範囲を示す検出枠を設定し、各々の検出枠に属する比の値の個数(分割領域の数)と、被写体の輝度値とに基づいて最終的に光源種別を判定する。
ホワイトバランス演算部6は、画像処理部3でのホワイトバランス調整で用いられるホワイトバランス補正値を演算する。このホワイトバランス補正値は、R/Gの値(緑色に対する赤色のゲイン)と、B/Gの値(緑色に対する青色のゲイン)とで構成されている。
また、ホワイトバランス演算部6は、(1)ホワイトバランスの信頼度の演算と、(2)ホワイトバランス補正値に関するヒストグラムの生成と、を行う。
上記(1)では、ホワイトバランス演算部6は、オートホワイトバランス調整での演算結果の信頼度を求める。一例として、ホワイトバランス演算部6は、オートホワイトバランスの演算時において、画像の分割領域のうちで無彩色と判定された領域の数に基づいて信頼度の値を求める。このとき、ホワイトバランス演算部6は、無彩色と判定された領域の数が多ければ信頼度を高く設定する。
上記(2)では、ホワイトバランス演算部6は過去の本画像のホワイトバランス調整に使用されたホワイトバランス補正値を蓄積してヒストグラムを生成する。このヒストグラムによって、ユーザーの使用する環境でのホワイトバランス補正値の傾向が示される。なお、本実施形態でのホワイトバランス演算部6は、晴天、曇天、晴天日陰に対応するヒストグラムを生成する。
ホワイトバランスメモリ7には、オートホワイトバランステーブル7aと、マニュアルホワイトバランステーブル7bと、上記のヒストグラムのデータとが書き換え可能に記録されている。
オートホワイトバランステーブル7aには、上記の光源種別にそれぞれ対応するホワイトバランス補正値と、ホワイトバランスデフォルト値(光源不明時に使用されるホワイトバランス補正値)とがテーブル化されて記録されている。このオートホワイトバランステーブル7aのデータは、後述のオートホワイトバランスモードで使用される。
マニュアルホワイトバランステーブル7bには、上記の光源種別にそれぞれ対応するホワイトバランス補正値がテーブル化されて記録されている。このマニュアルホワイトバランステーブル7bのデータは、後述のマニュアルホワイトバランスモードで使用される。また、マニュアルホワイトバランステーブル7bにおける各ホワイトバランス補正値のデータは、後述のプリセットホワイトバランスモードにおいて、ユーザーがカスタマイズすることが可能である。
制御部8は、電子カメラの統括的な制御を行うプロセッサである。制御部8は、所定のシーケンスプログラムに従って電子カメラの各部動作を制御するとともに、撮影時に必要となる各種演算(AF、AEなど)を実行する。また、制御部8は、現在日時を管理するタイマの機能と、撮影地域を設定する機能とを有する。
ROM9は、世界の代表的な地域と、各地域に対応するホワイトバランスデフォルト値(以下、ホワイトバランス基準値と称する)との対応関係が記録されている。また、ROM9には、オートホワイトバランステーブル7aおよびマニュアルホワイトバランステーブル7bの初期設定値のデータが記録されている。
操作部10はレリーズ釦や操作釦などを有している。操作部10のレリーズ釦は、レリーズタイミングの指示入力をユーザーから受け付ける。操作部10の操作釦は、例えば、上記のメニュー画面等での入力をユーザーから受け付ける。
また、操作部10の操作釦は、ホワイトバランスのモード選択の入力をユーザーから受け付ける。上記のホワイトバランス調整のモード選択では、マニュアルホワイトバランスモードと、オートホワイトバランスモードと、プリセットホワイトバランスモードとのいずれかをユーザーは選択できる(各々のモードの具体的な説明は後述する)。
モニタ11は、制御部8の指示する画面を表示する。例えば、モニタ11には、GUI(Graphical User Interface)形式の入力が可能なメニュー画面などを表示することができる。このメニュー画面では、ホワイトバランスに関する各種の設定(例えば、プリセットホワイトバランスに関する設定や、ホワイトバランスデフォルト値の変更など)をユーザーが行うことができる。
記録I/F12には、記録媒体(不図示)を接続するためのコネクタが形成されている。そして、記録I/F12は、コネクタに接続された記録媒体に対してデータの書き込み/読み込みを実行する。
以下、本実施形態の電子カメラの動作を説明する。
まず、オートホワイトバランスモードにおけるホワイトバランス調整の概略を説明する。オートホワイトバランスモードにおいて、ユーザーのレリーズ操作に応じて本画像の撮影が行われると、光源推定部5およびホワイトバランス演算部6は以下の要領でホワイトバランス補正値を演算する。
まず、光源推定部5は本画像のデータの領域分割を行う。そして、光源推定部5は、各分割領域における色の分布を解析することで撮影したシーンの光源種別を判定する。
ホワイトバランス演算部6は、上記の分割領域で無彩色と判定された領域の数に基づいて、光源種別の演算結果の信頼度を求める。信頼度が所定の閾値以上の場合、ホワイトバランス演算部6は、判定した光源に対応するデータをオートホワイトバランステーブル7aから読み出して、ホワイトバランス補正値を演算して出力する。一方、信頼度が所定の閾値未満の場合には光源不明のシーンとみなし、ホワイトバランス演算部6はオートホワイトバランステーブル7aからホワイトバランスデフォルト値を出力する。
そして、画像処理部3は、ホワイトバランス演算部6からの出力値に基づいて本画像のデータのホワイトバランス調整を実行する。また、画像処理部3は、本画像のデータに対してさらに所定の画像処理および圧縮処理を実行する。そして、圧縮処理後の本画像のデータは記録媒体などに記録される。
次に、マニュアルホワイトバランスモードにおけるホワイトバランス調整の概略を説明する。このモードでは、ホワイトバランス演算部6は、ユーザーが指定した光源に対応するホワイトバランス補正値をマニュアルホワイトバランステーブル7bから読み出して、上記の値を画像処理部3に出力する。
次に、プリセットホワイトバランスモードにおけるホワイトバランス調整の概略を説明する。このモードでは、本撮影に基づく予備撮影において電子カメラで白色または無彩色の被写体を撮影し、任意の白色光源からのカラー信号を取得する。ホワイトバランス演算部6は、上記のカラー信号の色が無彩色に近づくようにホワイトバランス補正値を演算する。そして、ホワイトバランス演算部6は、その後の本撮影で用いるホワイトバランス補正値を予備撮影で取得した値に固定する。なお、制御部8は、上記の予備撮影で取得したホワイトバランス補正値に基づいて、マニュアルホワイトバランステーブル7bのデータを変更することもできる。
ここで、本実施形態の電子カメラでは、ユーザーの撮影環境に応じて上記のホワイトバランスデフォルト値をカスタマイズできる。具体的には、制御部8は、(1)地域の指定、(2)プリセットホワイトバランスの撮影結果、(3)オートホワイトバランスモードでの撮影結果、のいずれかによってホワイトバランスデフォルト値をカスタマイズする。
図2は、上記(1)の地域の指定入力によるホワイトバランスデフォルト値の変更処理を示すフローチャートである。なお、この場合のホワイトバランスデフォルト値の変更は、メニュー画面上の設定操作に応じて行われる。
ステップS1で、制御部8は、操作部10からの操作に応じて、ホワイトバランス調整に関するメニュー画面を立ち上げる。上記のメニュー画面では、ユーザーに対して現在位置の選択を促す表示と、ユーザーの選択項目として世界の代表的な地域名(東京、ニューヨーク等)とが提示される。なお、上記の地域名は、ROM9のホワイトバランス基準値にそれぞれ対応するものである。
ステップS2で、制御部8は、カメラの現在位置に対応する地域名の指定を操作部10を介してユーザーから受け付ける。例えば、初期設定の地域が東京であって、現在の撮影地域がニューヨークであるとき、ユーザーは操作部10でニューヨークの項目を指定する。
ステップS3で、制御部8は、S2で指定された地域が、現在指定されている地域と異なるか否かを判定する。上記要件を満たす場合(Y)にはS4に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(N)には、制御部8は図2の処理を終了する。なお、この場合にはオートホワイトバランステーブル7aのホワイトバランスデフォルト値はそのまま維持される。
ステップS4で、制御部8は、S2で指定された地域に対応するホワイトバランス基準値をROM9から読み出す。そして、制御部8は、オートホワイトバランステーブル7aのホワイトバランスデフォルト値を上記のホワイトバランス基準値に更新する。上記のS2の例であれば、電子カメラのホワイトバランスデフォルト値が、S4の処理後において撮影地域のニューヨークに対応したホワイトバランス基準値に変更される。以上で図2の説明を終了する。
上記(1)の場合には、ユーザーの操作に応じて、ホワイトバランスデフォルト値をユーザーの使用環境により近い値にカスタマイズできる。したがって、オートホワイトバランスモードで光源推定の難しいシーンを撮影した場合にも、ユーザーの環境に応じた比較的に妥当性の高いオートホワイトバランス調整が可能となる。
図3は、上記(2)のプリセットホワイトバランスに基づくホワイトバランスデフォルト値の変更処理を示すフローチャートである。なお、図3の処理は、プリセットホワイトバランスのときに制御部8によって自動的に行われる。
ステップS11で、制御部8は、操作部10からの指定入力によりプリセットホワイトバランスモードを設定する。このとき、ユーザーは、操作部10を介して予備撮影の光源種別を制御部8に入力する。
ステップS12で、制御部8は、ユーザーのレリーズ操作に応じて、撮像素子1で白色または無彩色の被写体を予備撮影する。そして、ホワイトバランス演算部6は、予備撮影で取得した任意の白色光源からのカラー信号に基づいて、現在の撮影環境に適したホワイトバランス補正値を演算する。なお、S12でのホワイトバランス補正値の演算に関しては、重複説明を省略する。
ステップS13で、制御部8は、マニュアルホワイトバランステーブル7bのうちで、S11でユーザーが指定した光源に対応するホワイトバランス補正値を、S12で得たホワイトバランス補正値に変更する。これにより、プリセットホワイトバランスによってマニュアルホワイトバランステーブルの値がカスタマイズされる。
ステップS14で、制御部8は、S11でユーザーが指定した光源が晴天か否かを判定する。上記要件を満たす場合(Y)にはS15に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(N)には、制御部8は図3の処理を終了する。
ステップS15で、制御部8は、オートホワイトバランステーブル7aから既存のホワイトバランスデフォルト値を読み出す。
ステップS16で、制御部8は、S12で得たホワイトバランス補正値と、S13で読み出した既存のホワイトバランスデフォルト値とに基づいて、新たなホワイトバランスデフォルト値を演算する。例えば、制御部8は、既存のホワイトバランスデフォルト値(S13)とS12のホワイトバランス補正値との差を求め、その差が小さくなるように新たなホワイトバランスデフォルト値を設定する。なお、制御部8は、S12で得たホワイトバランス補正値をそのまま新たなホワイトバランスデフォルト値としてもよい。
ステップS17で、制御部8は、オートホワイトバランステーブル7aのホワイトバランスデフォルト値のデータを、S16で演算したホワイトバランスデフォルト値のデータに更新する。以上で図3の説明を終了する。
上記(2)の場合には、プリセットホワイトバランスモードで晴天時のホワイトバランス補正値を取得するごとに、制御部8がユーザーの使用環境により近い値となるようにホワイトバランスデフォルト値を更新する。したがって、オートホワイトバランスモードで光源推定の難しいシーンを撮影した場合にも、ユーザーの環境に応じた比較的に妥当性の高いオートホワイトバランス調整が可能となる。
図4は、上記(3)のオートホワイトバランスに基づくホワイトバランスデフォルト値の変更処理を示すフローチャートである。この図4では、オートホワイトバランスモードに設定されていることを前提として説明を行う。なお、図4の処理は、オートホワイトバランスで本画像の撮影が行われるごとに、制御部8によって自動的に行われる。
ステップS21で、制御部8は、ユーザーのレリーズ操作に応じて、撮像素子1で被写体の本画像を撮影する。
ステップS22で、光源推定部5は、S21の本画像のデータに基づいて、撮影されたシーンの光源種別を判定する。
ステップS23で、制御部8は、S22で判定された光源種別が自然光であるか否かを判定する。光源種別が自然光(晴天、曇天、晴天日陰など)の場合(Y)にはS24に移行する。一方、光源種別が人工光(電球、蛍光灯など)である場合(N)には、制御部8は図4の処理を終了する。なお、この場合には画像処理部3によって本画像のオートホワイトバランス調整は行われるが、オートホワイトバランステーブル7aのデータが更新されることはない。
ステップS24で、制御部8は現在時刻を検出する。
ステップS25で、制御部8は、S24で検出した現在時刻が正午を基準とする前後2時間の範囲内にあるか否かを判定する。上記要件を満たす場合(Y)にはS26に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(N)には、制御部8は図4の処理を終了する。なお、この場合には画像処理部3によって本画像のオートホワイトバランス調整は行われるが、オートホワイトバランステーブル7aのデータが更新されることはない。
ステップS26で、ホワイトバランス演算部6は、光源種別の演算結果の信頼度を演算する。
ステップS27で、ホワイトバランス演算部6は、S26で求めた信頼度が所定の閾値以上であるか否かを判定する。上記要件を満たす場合(Y)にはS28に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(N)には、制御部8は図4の処理を終了する。なお、この場合には画像処理部3によって本画像のオートホワイトバランス調整は行われるが、オートホワイトバランステーブル7aのデータが更新されることはない。
ステップS28で、ホワイトバランス演算部6は、ホワイトバランス補正値の演算を行う。なお、この場合には画像処理部3はS28のホワイトバランス補正値で本撮影のホワイトバランス調整を行う。
ステップS29で、ホワイトバランス演算部6は、ホワイトバランス補正値のヒストグラムを生成する。S29でのホワイトバランス演算部6は、ホワイトバランス補正値を光源種別ごとに分類し、光源種別ごとに異なるヒストグラムを生成する。具体的には、ホワイトバランス演算部6は、晴天(5000〜6000K)、曇天(6000〜7000K)、晴天日陰(7000K以上)の3種類のヒストグラムを生成する。
ステップS30で、制御部8は、S29のヒストグラムに基づいてホワイトバランス補正値の傾向を解析する。そして、制御部8は上記の解析結果に基づいてオートホワイトバランステーブル7aのデータを変更する。
具体的には、第1に、制御部8は上記のヒストグラムにおいて所定の色温度でのホワイトバランス補正値を抽出する。例えば、晴天のヒストグラムであれば、制御部8は5500Kでの値を抽出する。また、曇天のヒストグラムであれば、制御部8は6500Kでの値を抽出する。また晴天日陰のヒストグラムであれば、制御部8は8000Kでの値を抽出する。
第2に、制御部8は、ヒストグラムから抽出された値を基準として、オートホワイトバランステーブル7aのホワイトバランス補正値とのズレを解消するように、オートホワイトバランステーブル7aの値をシフトさせる。そして、制御部8は、変更後のデータをオートホワイトバランステーブル7aに記録する。
ステップ31で、制御部8は、晴天のヒストグラムにおけるホワイトバランス補正値の代表値(例えば、晴天のヒストグラムでの中央値や最頻値に対応するホワイトバランス補正値など)を、ホワイトバランスデフォルト値に設定する。以上で図4の説明を終了する。
上記(3)の場合には、オートホワイトバランスの演算結果に応じて、ホワイトバランス補正値およびホワイトバランスデフォルト値がユーザーの使用環境により近い値に向けて自動的に調整される。したがって、オートホワイトバランスモードで光源推定の難しいシーンを撮影した場合にも、ユーザーの環境に応じた比較的に妥当性の高いオートホワイトバランス調整が可能となる。
ここで、上記(1)での撮影地域の指定について補足する。上記(1)での地域名の選択と時計のタイムゾーンの設定とを連動させて、ホワイトバランスデフォルト値の設定時に、時計の時差の調整ができるようにしてもよい。
なお、図4において、晴天で撮影時刻が正午を基準とする前後2時間の範囲内にあるか否かという条件を設定したのは、一般的にユーザーが撮影する機会が多いと予想されるためである。従って、ユーザーによって撮影する光源や時間帯に違いがある場合には、他の条件を設定できるようにして、ユーザーの使用環境により近い値にホワイトバランスデフォルト値をカスタマイズできるようにしてもよい。
本実施形態の電子カメラのブロック図 地域の指定入力によるホワイトバランスデフォルト値の変更処理を示すフローチャート プリセットホワイトバランスに基づくホワイトバランスデフォルト値の変更処理を示すフローチャート オートホワイトバランスに基づくホワイトバランスデフォルト値の変更処理を示すフローチャート
符号の説明
1:撮像素子、5:光源推定部、6:ホワイトバランス演算部、7:ホワイトバランスメモリ、8:制御部、10:操作部

Claims (6)

  1. 被写体を撮像して画像のデータを生成する撮像素子と、
    前記画像のデータから前記被写体の照明光源を推定する光源推定部と、
    前記照明光源に応じて前記画像のデータのホワイトバランス補正値を演算するとともに、
    前記光源推定部による推定結果の信頼度が低いと判定した場合には、前記ホワイトバランス補正値としてホワイトバランスデフォルト値を出力するホワイトバランス演算部と、
    ユーザーの使用状況に応じて、前記ホワイトバランスデフォルト値を変更する制御部と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    本撮像に先だつ予備撮影で任意の白色光源からのカラー信号を取得し、前記本撮影に用いるホワイトバランス補正値を求めるプリセットホワイトバランスモードを有し、
    前記制御部は、前記プリセットホワイトバランスモードで取得した前記ホワイトバランス補正値に基づいて、前記ホワイトバランスデフォルト値を変更することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、
    過去の画像のデータのオートホワイトバランス調整で使用された前記ホワイトバランス補正値を記録するメモリをさらに備え、
    前記制御部は、前記メモリに記録された前記ホワイトバランス補正値のうちで、前記照明光源の推定結果が所定条件を満たす前記ホワイトバランス補正値の傾向を解析して前記ホワイトバランスデフォルト値を変更することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、
    複数の地域ごとに設定された複数の前記ホワイトバランス基準値を記録したメモリと、
    前記地域の指定入力をユーザーから受け付ける操作部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記地域の指定入力に応じて、前記地域に対応する前記ホワイトバランス基準値を前記ホワイトバランスデフォルト値に設定することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記制御部は、前記ホワイトバランスデフォルト値の変更時に、変更前のデータを変更後のデータに更新することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記照明光源ごとに設定された前記ホワイトバランス補正値を記録するメモリをさらに備え、
    前記制御部は、前記ホワイトバランスデフォルト値の変更とともに、前記メモリに記録されているいずれかの前記ホワイトバランス補正値を変更することを特徴とする撮像装置。
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