JP2010041607A - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010041607A
JP2010041607A JP2008204638A JP2008204638A JP2010041607A JP 2010041607 A JP2010041607 A JP 2010041607A JP 2008204638 A JP2008204638 A JP 2008204638A JP 2008204638 A JP2008204638 A JP 2008204638A JP 2010041607 A JP2010041607 A JP 2010041607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
image quality
image
quality parameter
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008204638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5414216B2 (ja
Inventor
Takaaki Fukui
貴明 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008204638A priority Critical patent/JP5414216B2/ja
Publication of JP2010041607A publication Critical patent/JP2010041607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5414216B2 publication Critical patent/JP5414216B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】撮影時の顔検出の状況によらず安定して最適な顔色となるように撮影可能とする。
【解決手段】EVF動作中に顔セットボタンが押下されると、選択された顔領域にてAF動作、AE動作を行い、顔色最適色パラメータ決定部121が、選択された顔領域にてEVF用のWB係数の算出を行うとともに、決定されたAE及びAF設定値に基づいて静止画撮影動作を行う。また、顔色最適色パラメータ決定部121が、選択された顔位置に基づいて顔WBパラメータを算出する。そして、算出されたEVF用及び静止画用のWB係数を顔WB係数記憶部122に保存すると共に、EVF用のWB係数を信号処理回路111に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、顔検出機能を利用して画質パラメータを設定する撮像装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラにおいて、撮影時に顔検出を行い、検出を行った顔の大きさや明るさ等に応じて最適なカメラ設定がなされるものがある。
例えば特許文献1には、「顔領域の色を抽出して、その肌色領域の色相の補正を行う」ことが開示されている。また、特許文献2には、「顔認識がなされた場合に顔領域以外の領域でホワイトバランスを行うことで、顔領域にホワイトバランスが誤判別することがないようにしてホワイトバランスの性能を向上させる」ことが開示されている。
このように顔検出機能を利用して、顔領域の色が所望の範囲になるようにホワイトバランスや色再現の調整を行うことで、より好ましい画像の撮影が可能となる。
顔検出方法は、多数提案されている。例えば一般的にニューラルネットワークに代表される学習を用いた手法が知られている。また、目や鼻といった物理的な形状の特徴のある部位を画像領域からテンプレートマッチングを用いて識別する手法が知られている。また、肌の色や目の形といった画像特徴量を検出し統計的解析を用いた手法が知られている。一般的には、それらの手法を複数組み合わせて顔認識するのが一般的である。また、現在製品として提案されているものとしては、ウェーブレット変換と画像特徴量を利用して顔検出する手法や、テンプレートマッチング等を組み合わせた手法等がある。
以下、顔検出方法の一例を説明する。図13は、顔検出方法の概要を説明するための図である。また、図14は、顔検出方法のフローチャートである。図13(a)は、顔検出する対象画像を示す。ステップS501で、対象画像の肌色の領域を抽出する。図15は、CIELABのLab色空間における代表色を示した色度図であり、その中の楕円は、肌色である可能性が高い領域である。図13(b)は、肌色の色度である領域を画像中から抽出した状態を示す。
ステップS502で、前記肌色の領域を抽出した画像に対してハイパスフィルタを適応する。図13(c)は、ハイパスフィルタを適応した画像を示す。図16は、2次元ハイパスフィルタの一例を示した係数である。
ステップS503で、テンプレートマッチングを行い、ハイパスフィルタを適用した画像中における目の検出を行う。ステップS504で、ステップS503において検出された目の位置関係から顔認識を行い、方向・大きさ等の特徴量抽出を行う。
ホワイトバランスの計算において顔検出結果を利用する手法は、大きく2通り存在する。特許文献2にあるように顔領域以外の領域を用いてホワイトバランスの計算を行う手法と、特許文献1にあるように顔領域を積極的に検出しその領域の顔色を最適にするような手法である。前者の場合は、顔領域の大まかな領域がわかっていれば、その領域を除外してホワイトバランスの計算を行えばよい。一方、後者の場合は、前者に比べて顔色を積極的にあわせにいっているため精度が高くなることは言うまでもないが、顔領域における色評価値を限定して、顔領域以外を顔色の評価値を取得して顔色の評価を行うため、詳細な顔の領域が判別されている必要がある。つまり、顔以外の領域の色が混じることで、例えば背景の芝生や青空等により正確な顔色の評価を行うことができない可能性がある。
特開2004−180114号公報 特開2003−189325号公報 特願平11−262029号公報 特開2003−333616号公報
しかしながら、上記のように撮影時に顔検出を行い、ホワイトバランスや色再現のパラメータを決定するようなシステムでは、目つぶり時や横向き時等で顔検出に失敗した場合には、顔に最適な画質パラメータを設定することができない。つまり、顔の状態や検出精度に画質が依存してしまい、安定して最適な顔色となるように撮影することが難しいという問題があった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、撮影時の顔検出の状況によらず安定して最適な顔色となるように撮影可能とすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮像素子から出力される画像を表示手段に表示する機能を有する撮像装置であって、前記撮像素子から出力される画像から顔検出を行う顔検出手段と、前記顔検出手段により検出された顔領域を前記表示手段に表示する表示制御手段と、前記表示手段に表示された顔領域を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された顔領域を解析して画質パラメータを設定する画質パラメータ設定手段と、前記画質パラメータ設定手段により設定された画質パラメータを記憶する記憶手段と、前記画質パラメータ設定手段により設定された画質パラメータを用いて撮影を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法は、撮像素子から出力される画像を表示手段に表示する機能を有する撮像装置の制御方法であって、前記撮像素子から出力される画像から顔検出を行うステップと、前記検出された顔領域を前記表示手段に表示するステップと、前記表示手段に表示された顔領域から選択された顔領域を解析して画質パラメータを設定するステップと、前記設定された画質パラメータを記憶手段に記憶するステップと、前記設定された画質パラメータを用いて撮影を行うステップとを有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、撮像素子から出力される画像を表示手段に表示する機能を有する撮像装置を制御するためのプログラムであって、前記撮像素子から出力される画像から顔検出を行う処理と、前記検出された顔領域を前記表示手段に表示する処理と、前記表示手段に表示された顔領域から選択された顔領域を解析して画質パラメータを設定する処理と、前記設定された画質パラメータを記憶手段に記憶する処理と、前記設定された画質パラメータを用いて撮影を行う処理とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、撮影時の顔検出の状況によらず安定して最適な顔色となるように撮影可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置(デジタルカメラ)100の構成を示すブロック図である。ユーザによりユーザインタフェース103を介して撮影指示があると、システムコントローラ107は、鏡筒装置のレンズ、絞り・メカシャッター、CCD等のセンサ(撮像素子)を含む撮像部101を制御し、さらにフラッシュ撮影を行う際の発光装置等を制御して撮影を行う。本実施形態に係る撮像装置100は、撮像部101のCCDから出力される画像を表示する電子ビューファインダ(EVF)機能を有する。
撮影がなされると、撮像部101から信号が出力され、バッファメモリ102に蓄えられる。その後、信号処理回路111により画像生成用の信号処理がなされてYUV画像が生成される。
画像記録が行われる場合、バッファメモリ102内の画像は圧縮伸長回路104に送られてJPEGファイルとして画像圧縮され、記録装置105により記録媒体106に記録される。また、バッファメモリ102に蓄えられたYUV画像は、表示制御回路108により表示画像に変換され、D/A変換器109により変換された後、モニタ装置110に表示される。
顔検出部120は、バッファメモリ102に蓄えられたYUV画像又はCCD画像データから顔検出を行い、画像中の座標位置を出力する。顔検出部120により顔検出された場合、図2に示すように、システムコントローラ107は、表示制御回路108に対して顔領域(顔位置)に顔枠を表示するよう指示する。また、顔色を最適化したい顔領域(顔枠)が選択可能とされており、ユーザインタフェース103を介して顔枠が選択された場合、システムコントローラ107は、表示制御回路108に対して選択された顔枠を強調表示するよう指示する。
顔色最適色パラメータ決定部121は、ユーザインタフェース103を介して選択された顔領域(顔枠)を解析して画質パラメータ(色パラメータ)、本実施形態ではホワイトバランス(WB)を決定するパラメータ(WB係数)を設定する。顔WB係数記憶部122は、顔色最適色パラメータ決定部121により設定された画質パラメータを記憶、保存する。
図3は、EVF時の顔検出シーケンスのフローチャートである。EVF動作中において、ステップS101で、他のモードへの移行やシャッタスイッチの半押し(SW1オン)が検出されていない場合、ステップS102に進み、検出された場合、EVF動作を終了する。ステップS102で、撮像部101から取得されバッファメモリ102に蓄積されているEVF画像を取得する。ステップS103で、顔検出パラメータを設定する。ステップS104で、顔検出部120により顔検出を実行する。ステップS104において顔が検出されなかった場合、ステップS101に戻る。一方、ステップS104において顔が検出された場合、ステップS105に進み、顔検出結果を更新した後、ステップS101に戻る。
図4は、SW1オン後の撮影シーケンスのフローチャートである。シャッタスイッチが半押し(SW1オン)されると、ステップS201で、EVF時に顔が検出されている場合、その検出された顔領域において重点的にAF(オートフォーカス)を行う。例えばフォーカスレンズを動作させながら顔領域のみのコントラストが最大になる位置の検出を行う。一方、EVF時に顔が検出されていない場合、一般的なAF動作、例えばフォーカスレンズを動作させながら画像全域におけるコントラスト値の検出を行う。
続くステップS202で、AE(自動露出)の決定動作がなされる。AFと同様、EVF時に顔が検出されている場合、顔領域において重点的にAEを行い、顔が検出されていない場合、通常の中央重点評価測光を行う。図5は、中央重点測光時と顔評価測光時の画像とその際のAE計算を行う重みの例を示す図である。
ステップS203で、EVF時又はSW1オン後でかつ以前に行った顔検出結果から、SW1オン後の顔検出を行う領域及びパラメータを決定し、ステップS204で、前記パラメータ及び画像領域にて顔検出動作を行う。ステップS204において検出された顔情報は、顔検出結果として更新することで、SW1オン後においても顔領域を詳細に追従させることが可能となる。そうすることで、SW1保持時間が長い場合や、SW1オン時から大きく画角が変更されたとしても、顔領域を詳細に追従させることが可能となる。
ステップS205で、シャッタスイッチの全押し(SW2オン)の指示の有無を判定する。その結果、SW2オンの指示がなされていない場合、ステップS203に戻り、SW2オンの指示がなされた場合、ステップS206に進み、静止画撮影動作を行う。
本露光がなされると、ステップS207で、WBモードに応じて画像解析や設定色温度等からWB係数を決定する。この場合に、顔領域の色が最適化されたWBに固定するモード(以下、顔セットモードと称す)が選択されていた場合、顔に最適化された本露光用のWB係数が読み出される。
ステップS208で、ステップS207において決定されたWB係数とその他の画像処理パラメータを決定し、信号処理を行う。そして、ステップS209で、画像記録処理を実行する。
図2は、本実施形態における顔位置選択表示画面を示す図である。撮像装置100の表示手段たる液晶画面上にEVF画像が表示され、かつ、EVF画像に基づいて顔検出された顔領域の候補が顔枠で囲むようにして表示される。さらに、顔色を最適化したい顔領域(顔枠)が選択可能とされており、選択された顔領域にてWB最適化ボタン(以下、顔セットボタンと称す)が押下されると、選択が決定される。
次に、選択された顔領域において、顔セットボタンが押下された場合の処理について述べる。図6は、EVF動作中に顔セットボタンが押下された場合のシーケンスのフローチャートである。EVF動作中に顔セットボタンが押下されると、ステップS301で、選択された顔領域にて、撮像部101から取り込まれた画像に基づいて鏡筒装置を制御してAF動作を行い、フォーカス位置を決定する。
ステップS302で、選択された顔領域にてAE動作を行い、露出制御値の決定を行う。ステップS303で、顔色最適色パラメータ決定部121が、選択された顔領域にてEVF用のWB係数の算出を行う。ステップS304で、ステップS301、S302において決定されたAE及びAF設定値に基づいて静止画撮影動作を行う。ステップS305で、ステップS303と同様に、顔色最適色パラメータ決定部121が、選択された顔位置に基づいて顔WBパラメータを算出する。
ステップS306で、ステップS303、S305において算出されたEVF用及び静止画用のWB係数を顔WB係数記憶部122に保存すると共に、EVF用のWB係数を信号処理回路111に設定する。
次に、ステップS303及びS305での顔領域を用いたホワイトバランス処理について説明を行う。ホワイトバランス処理に関して、特許文献3において、従来の一般的なホワイトバランス制御方法について開示されている。一方、特許文献4において、通常の白点を検出するホワイトバランス及び肌色を検出して色温度を推定する手法と領域の両方を検出してホワイトバランスの制御を行う手法が開示されている。
図7は、本実施形態におけるWB係数演算のシーケンスのフローチャートである。ステップS401で、本露光された画像から通常のWB係数を算出する。その手法については、特許文献3に記載されているので、詳細な説明は省略する。
次にステップS402で、顔検出がなされているか判別を行う。その結果、顔検出がなされていない場合、ステップS408に進み、ステップS401において算出したWB係数を出力する。一方、顔検出がなされている場合、ステップS403に進み、顔検出領域のCCD出力信号を顔領域において積分及び平均値化を行う。顔領域の積分を行う際に、輝度値や色相を見ながら所定の範囲内の領域のみ積分を行うと、髪の毛等の肌色領域以外を除外しながら積分することができ、精度が向上する。
ステップS404で、ステップS401において算出した通常WB係数を、ステップS403において出力した顔領域の出力に乗算し、WB係数乗算後の顔領域の色評価値を算出する。
ステップS405で、ステップS404において出力された肌色評価値と、あらかじめ取得してある基準肌色評価領域との比較を行う。基準肌色領域はあらかじめ、様々な人種や光源において肌色分布を取得し、統計的な処理を行うことで求めることが可能である。
ステップS406で、ステップS405における比較結果に基づいて、WB係数の補正量の決定を行う。ステップS407で、ステップS406において求めた補正量に基づいて、補正後のWB係数の算出を行う。
以下、WB係数の算出及びホワイトバランス補正の手法について数式及び具体的な例にて詳細に説明を行う。図8のCCDカラーフィルタ配列からの出力値をR,G1,G2,Bとしたときに、各色に対応した顔領域からの平均値をR_E,G1_E,G2_E,B_Eとする。同様に、各色のWB係数をWB_R,WB_G1,WB_G2,WB_Bとする。
また、前記肌色領域の各色の平均値からWB係数を乗算し、色評価値として算出したものを(Dx,Dy)とすると、前記色評価値は下記のとおりとなる。
G1´=G1_E×WB_G1
R´=R_E×WB_R
B´=B_E×WB_B
G2´=G1_E×WB_G1

Dx=(R´−B´)/Y
Dy=(R´+B´−2G´)/2Y
Y=(R´+G1´+G2´+B´)/4
(Dx,Dy)の肌色評価値に基づいて基準肌色領域の設定は、あらかじめ、様々な人種や光源において肌色分布を取得し、統計的な処理を行うことで求めることで取得可能である。もちろん、顔検出にて人種が判別された場合には、基準肌色を人種ごとに切り替えても良いし、撮影された光源やフラッシュの有無等の撮影条件に応じて基準肌色を可変させても良い。
図9は、前記肌色評価値(Dx、Dy)、および前記基準肌色領域とそれ以外との領域境界の関係の一例を示した図であり、、Th_Sk1〜Th_Sk4は基準肌色領域の領域境界値である。
Th_Sk1は基準肌色Dx下限境界値、
Th_Sk2は基準肌色Dx上限境界値
Th_Sk3は基準肌色Dy上限境界値、
Th_Sk4は基準肌色Dy下限境界値
また、図9においての基準肌色領域との比較結果は下記のとおり表現できる。
ΔDx=Dx−Th_SK1
ΔDy=Dy−Th_SK4
つまり、ΔDx及びΔDyの値が補正すべき顔色領域からの補正値となる。もちろん、肌色表価値が基準肌色領域内にあるときは補正は行わない。
また、従来のWB係数から算出されたWB係数に対応したWB評価値を、Cx,Cyとすると、Cx,Cyの値は下記のとおり算出可能である。
R_s=1024/WB_R×1024
G1_s=1024/WB_G1×1024
G2_s=1024/WB_G2×1024
B_s=1024/WB_B×1024

Cx=(R_s−B_s)/Y1*1024
Cy=(R_s+B_s−G1_s−G2_s)/Y1*1024
ただし、Y1=(R_s+G1_s+G2_s+B_s)/4
次に、前述により算出されたΔDxとΔDyの値から、新たに算出するWB係数に対応した評価値Cx´,Cy´は下記のとおり算出される。
Cx´=Cx+ΔDx
Cy´=Cy+ΔDy
補正後のWB係数評価値Cx´,Cy´から、顔ホワイトバランス補正後のWB係数WB_R_f,WB_G1_f,WB_G2_f,WB_B_fの算出方法は、下記のとおりとなる。
A=(1024−Cy/4)/1024
B=(1024+Cx/2+Cy/4)/1024
C=(1024−Cx/2+Cy/4)/1024
D=(1024−Cy/4)/1024
Y2=(A+B+C+D)/4

G1_c=Y2*1024/A
R_c=Y2*1024/B
B_c=Y2*1024/C
G2_c=Y2*1024/D
Y3_c=(G1+R+B+G2)/4

WB_R_f=1024*R_c/Y3
WB_G1_f=1024*G1_c/Y3
WB_G2_f=1024*G2_c/Y3
WB_B_f=1024*B_c/Y3
以上のようにすることで、顔領域におけるWB補正を行うことが可能である。
また、本実施形態において、EVF用の顔WB係数と本露光用の顔WB係数を個々に算出する方法について説明を行ったが、EVFのWB係数と本露光用のWB係数の関係を予め算出しておき、どちらか一方のみ、例えばEVF用の顔WB係数を画像解析を行うことで算出し、他方、例えば本露光用の顔WB係数は、予め算出されている前記EVF用WB係数から本露光用WB係数変換を行うことで算出してもよいことは言うまでもない。
また、図10に示すように、複数の顔が検出された場合、上記手法によって最適な補正値を顔ごとに算出を行い、その後、顔ごとに加算平均や顔検出信頼度パラメータ等によって加重平均したり、もっとも補正値が大きいものを選択したりする等しても良い。この場合、複数の顔が検出されたときに、複数の顔の色が最適な画質となるように画質パラメータが設定される。
また、本実施形態においては、CCD信号に対して補正処理を行ったが、YUV信号に対しても同様に顔検出・色WB補正を行っても良いことはいうまでもない。その場合、WB補正値算出には、例えばCIELAB色空間に対して肌色基準値の設定を行い、前記顔領域のYUV信号の積分値をCIELAB信号に変換し、前記基準値からの差分を算出する。差分信号からRGB信号に換算して、WB補正ゲインを算出する。また、補正自体は、YUV信号からRGB信号に変換を行い、RGB信号に対してWB補正のゲインをかけて再度YUVに戻すことで実現できる。もちろん、基準肌色の目標値もCIELAB以外にもYUV信号や(R-Y)/Y,(B−Y)/Y信号等の色空間で肌色基準値を保持してもよい。
また、顔色の色補正に関しても、本実施例ではWB係数を用いて説明を行ったが、CIELAB色空間やUV信号の色空間で色相や彩度の補正を行っても良いし、RGBのトーンカーブ等をコントロールして補正を行っても良いことはいうまでもない。
本実施形態では、検出された顔を選択及び設定し、顔色が最適な色となるようにホワイトバランスを決定しかつ設定・保存することで、撮影時の顔検出の状況によらず安定して被写体の顔に最適な画像が撮影可能であることを示した。
(第2の実施形態)
本実施形態における撮像装置の基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、以下では、第1の実施形態との相違点のみ説明する。図11は、検出された顔に対して画質調整がなされている様子を示した図である。図11に示すように、顔色の色相及び彩度をコントール可能なユーザインタフェースを有することで、容易に顔色の色味を好みどおりにコントロールすることができる。
図12は、本実施形態における、肌色コントロールを図示したものである。図11のユーザインタフェースの指示に基づき、第1の実施形態で示したΔDx,ΔDy値に対して、図12に示すようにコントロールすることで、容易に肌色の色味をコントロールすることが可能である。なお、kはユーザインタフェースで設定された値によって可変されるパラメータである。

肌色濃い目
ΔDx´=ΔDx+k×α
ΔDy´=ΔDy+k×β

肌色薄め
ΔDx´=ΔDx−k×α
ΔDy´=ΔDy−k×β

肌色赤め
ΔDx´=ΔDx+k×α
ΔDy´=ΔDy−k×β

肌色黄色め
ΔDx´=ΔDx−k×α
ΔDy´=ΔDy+k×β
もちろん、設定可能なパラメータは色相、彩度以外にも、色温度等のホワイトバランスをコントロール可能なものであっても良い。また、これらのユーザ設定を、使用するユーザごとのユーザセッティングで保存しておくことで、好みの顔色を保存可能となり、使用感が向上できる。
本実施形態では、ユーザインタフェースにより好みの顔色を保存することが可能である。
また、画質パラメータはユーザ設定ごとに保存することも可能である。
なお、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけに限らない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現されてもよい。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる形態でもよい。この場合メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される。
第1の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 顔位置選択表示画面を示す図である。 EVF時の顔検出シーケンスのフローチャートである。 撮影シーケンスのフローチャートである。 中央重点測光時と顔評価測光時の画像とその際のAE計算を行う重みの例を示す図である。 EVF動作中に顔セットボタンが押下された場合のシーケンスのフローチャートである。 WB係数演算のシーケンスのフローチャートである。 CCDカラーフィルタ配列を説明するための図である。 顔ホワイトバランス制御方法を説明するための図である。 顔位置選択表示画面において全員選択した状態を示す図である。 顔色味調整画面の例を示す図である。 顔色味調整の概要を説明するための図である。 顔検出方法の概要を説明するための図である。 顔検出方法のフローチャートである。 CIELABのLab色空間における代表色を示した色度図である。 2次元ハイパスフィルタの一例を示す図である。
符号の説明
101 撮像装置
102 バッファメモリ
103 ユーザインタフェース
104 圧縮伸長回路
105 記録装置
106 記録媒体
107 システムコントローラ
108 表示制御回路
109 D/A変換器
110 モニタ装置
111 信号処理回路
120 顔検出部
121 顔色最適色パラメータ決定部
122 顔WB係数記憶部

Claims (9)

  1. 撮像素子から出力される画像を表示手段に表示する機能を有する撮像装置であって、
    前記撮像素子から出力される画像から顔検出を行う顔検出手段と、
    前記顔検出手段により検出された顔領域を前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された顔領域を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された顔領域を解析して画質パラメータを設定する画質パラメータ設定手段と、
    前記画質パラメータ設定手段により設定された画質パラメータを記憶する記憶手段と、
    前記画質パラメータ設定手段により設定された画質パラメータを用いて撮影を行う制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画質パラメータはホワイトバランスを決定するパラメータであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画質パラメータは複数保存可能であり、撮影時において前記複数の画質パラメータの中から選択可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記画質パラメータはユーザ設定ごとに保存されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記画質パラメータを変更する変更手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記変更手段は、色相、彩度及び色温度の少なくともいずれか一つをパラメータとして前記画質パラメータを変更することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記表示手段に表示された複数の顔領域が選択可能であり、複数の顔領域が選択された場合、顔領域ごとに画質パラメータが設定されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 撮像素子から出力される画像を表示手段に表示する機能を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子から出力される画像から顔検出を行うステップと、
    前記検出された顔領域を前記表示手段に表示するステップと、
    前記表示手段に表示された顔領域から選択された顔領域を解析して画質パラメータを設定するステップと、
    前記設定された画質パラメータを記憶手段に記憶するステップと、
    前記設定された画質パラメータを用いて撮影を行うステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 撮像素子から出力される画像を表示手段に表示する機能を有する撮像装置を制御するためのプログラムであって、
    前記撮像素子から出力される画像から顔検出を行う処理と、
    前記検出された顔領域を前記表示手段に表示する処理と、
    前記表示手段に表示された顔領域から選択された顔領域を解析して画質パラメータを設定する処理と、
    前記設定された画質パラメータを記憶手段に記憶する処理と、
    前記設定された画質パラメータを用いて撮影を行う処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2008204638A 2008-08-07 2008-08-07 撮像装置、その制御方法及びプログラム Active JP5414216B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204638A JP5414216B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204638A JP5414216B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010041607A true JP2010041607A (ja) 2010-02-18
JP5414216B2 JP5414216B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=42013634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008204638A Active JP5414216B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5414216B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011238773A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Panasonic Corp 複合型撮像素子およびそれを備えた撮像装置
JP2013250533A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2014138277A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Canon Inc 撮像装置、遠隔操作端末、カメラシステム、撮像装置の制御方法およびプログラム、遠隔操作端末の制御方法およびプログラム
JP2014138275A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Canon Inc 撮像装置、遠隔操作端末、カメラシステム、撮像装置の制御方法およびプログラム、遠隔操作端末の制御方法およびプログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006148326A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2007013475A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Canon Inc 画像処理装置および方法
JP2007094487A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Fujifilm Corp 画像補正方法および画像補正システム
JP2007235506A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Pioneer Electronic Corp 画像調整装置および画像調整方法
JP2007274264A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Casio Comput Co Ltd カメラ、ベストショット撮影方法、プログラム
JP2007336128A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Mitsubishi Electric Corp 撮像システム
JP2008177873A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Canon Inc 撮像装置及び画像処理方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006148326A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2007013475A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Canon Inc 画像処理装置および方法
JP2007094487A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Fujifilm Corp 画像補正方法および画像補正システム
JP2007235506A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Pioneer Electronic Corp 画像調整装置および画像調整方法
JP2007274264A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Casio Comput Co Ltd カメラ、ベストショット撮影方法、プログラム
JP2007336128A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Mitsubishi Electric Corp 撮像システム
JP2008177873A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Canon Inc 撮像装置及び画像処理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011238773A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Panasonic Corp 複合型撮像素子およびそれを備えた撮像装置
JP2013250533A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2014138277A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Canon Inc 撮像装置、遠隔操作端末、カメラシステム、撮像装置の制御方法およびプログラム、遠隔操作端末の制御方法およびプログラム
JP2014138275A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Canon Inc 撮像装置、遠隔操作端末、カメラシステム、撮像装置の制御方法およびプログラム、遠隔操作端末の制御方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5414216B2 (ja) 2014-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10574961B2 (en) Image processing apparatus and image processing method thereof
JP5398156B2 (ja) ホワイトバランス制御装置およびその制御方法並びに撮像装置
KR101633460B1 (ko) 다중 노출 제어 장치 및 그 방법
JP5089405B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法並びに撮像装置
KR101303410B1 (ko) 촬상장치 및 촬상방법
JP6006543B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US8922669B2 (en) Image processing apparatus having a display unit and image processing program for controlling the display unit
US10382671B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and recording medium
JP2006352795A (ja) 撮像装置及び画像処理方法
JP5859061B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置、および、これらの制御方法
JP5414216B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP5215775B2 (ja) ホワイトバランス制御装置およびそれを用いた撮像装置並びにホワイトバランス制御方法
JP5956844B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
US11069031B2 (en) Image processing apparatus, control method for image processing apparatus, image pickup apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium to control reflected color components of input image
JP5097018B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理装置の制御方法、撮像装置の制御方法、プログラム及び記録媒体
JP6808482B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
CN116266877A (zh) 图像处理设备和方法、摄像设备和计算机可读介质
JP2012090041A (ja) 画像処理装置及び方法、並びにプログラム
JP2018195938A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム
JP4789776B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP6701299B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP6433177B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP5269234B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム
JP4819737B2 (ja) 撮像装置及び制御方法
JP6624895B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131112

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5414216

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151