JP2008211245A - ガス検知用波長可変型半導体レーザ及びガス検知装置 - Google Patents

ガス検知用波長可変型半導体レーザ及びガス検知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高い変調特性を有したレーザ光を出力する。
【解決手段】n型半導体基板11と、n型半導体基板の上方に配置され光を生成する活性層17と、この活性層の上方に配置されたp型クラッド層22と、活性層によって生成される光のなかから特定の波長のみを選択的に発振させる回折格子を備えたガス検知用波長可変型半導体レーザ27であって、
活性層における生成された光の伝搬方向の長さを示す素子長Lを、単位面積当たりの電流量が増加して前記活性層の温度が上昇しやすい長さである200μm乃至500μmに設定する。さらに、p型クラッド層22は、活性層側から順番に配列された、低不純物濃度を有する低濃度クラッド層19と高不純物s濃度を有する高濃度クラッド層20を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、出射されるレーザ光の波長が可変であるガス検知用波長可変半導体レーザ、及びこのガス検知用波長可変半導体レーザが組込まれたガス検知装置に関する。
メタン、二酸化炭素、アセチレン、アンモニア等の気体は、分子の回転や構成原子間の振動等に応じて特定波長の光を吸収することが知られている。例えば、メタンの場合には、1.6μm、3.3μm、7μmの波長(吸収波長)の光を吸収する。したがって、測定対象の空間に前記吸収波長を有するレーザ光を照射して、その減衰状態を測定すれば、測定対象の空間に前記特定の気体(ガス)が存在すること、及びそのガス濃度を検知することができる。
この光吸収特性を利用したガス検知装置は、例えば、図9に示すように構成されている(特許文献1参照)。半導体レーザが組込まれた半導体レーザモジュール1から出射されるレーザ光aは、例えばメタン等からなる被測定ガス3を透過して受光器4へ入射される。メタンからなる被測定ガス3は、例えば、図10に示す吸収中心波長λ0=1.6537μmを有する吸収特性Aを有する。
半導体レーザモジュール1に組込まれた半導体レーザは、図11(b)の波長特性Cに示すように、印加される駆動電流Iに応じて発振波長λが変化する波長可変半導体レーザである。なお、当然、この波長可変半導体レーザにおいては、発振波長λが変化するとともに、図11(a)の強度特性Bに示すように、印加される駆動電流Iに応じて出射されるレーザ光aの光強度Xも変化する。
レーザ駆動制御部2は、図10に示すように、中心の電流値I0(バイアス電流値)が、半導体レーザの発振波長λが中心波長λ0に対応する値であり、この中心電流値I0(バイアス電流値)を中心に、振幅IW、変調周波数f1=10kHzである変調信号bを半導体レーザモジュール1に組込まれた半導体レーザに印加する。その結果、半導体レーザモジュール1から、波長λが、吸収中心波長λ0を中心に振幅λWで周波数f1=10kHzで変化するレーザ光aが出力される。
このように、吸収中心波長λ0を中心に波長変調されたレーザ光aは、被測定ガス3を透過する過程で吸収特性Aに応じて吸収された後、受光器4で受光され電気信号cに変換されてガス検出部5へ入力される。この受光器4はレーザ光aの波長分解能を有していないので、電気信号cは変調周波数のオーダの周波数成分を有する。
ガス検出部5は、入力した電気信号cに含まれる変調周波数f1=10kHzの信号成分である基本波信号d1と、入力した電気信号cに含まれる変調周波数f1=10kHzの2倍の周波数f2(=20kHz)の信号成分である2倍波信号d2とを抽出する。そして、この2倍波信号d2の振幅D2と基本波信号d1の振幅D1との比(D2/D1)をガス濃度に対応する検出値D(=D2/D1)とする。
なお、基本波信号d1には、図11(a)に示すように、強度変調に起因する大きなオフセットが生じるので、2倍波信号d2の振幅D2と基本波信号d1の振幅D1との比(D2/D1)をガス濃度に対応する検出値D(=D2/D1)とすることによって、測定精度を向上させている。
特開平11−326199号公報
しかしながら、図9に示すガス検知装置においてもまだ解消すべき次のような課題があった。
すなわち、このガス検知装置は、実際のガス管の配管工事現場でガス漏れ検出に用いたり、配管敷設後の定期検査等に用いたり、化学工場における異常検出に用いられる場合が多い。したがって、ガス検知装置としてはできるだけ小型化、高性能化、及び小電力化が望まれる。
このガス検知装置の小型化、高性能化、及び小電力化を図るためには、半導体レーザモジュール1から、被測定ガス3の図10に示した吸収特性Aに対応する、波長λが吸収中心波長λ0を中心に振幅λWで周波数f1=10kHzで変化するレーザ光aが、より効率的に出射される必要がある。
しかしながら、半導体レーザモジュール1に組込まれた従来の半導体レーザにおいては、図11(a)の強度特性B、図11(b)の波長特性Cに示すように、前述した必要な中心波長λ0、光強度X0を得るために、この半導体レーザに印加する変調信号bのバイアス電流値(電流値I0)を大きな値に設定する必要があるので、電力消費が増大する。
また、図11(b)に示す波長特性Cにおいて、駆動電流Iを単位電流変化させた場合における発振波長(周波数)の変化の程度を周波数変調効率ηというが、この周波数変調効率ηが、例えば、0.1GHz/mA未満と非常に低い。したがって、波長λを、吸収中心波長λ0を中心に振幅λWで変化させるためには、この半導体レーザに印加する変調信号bの電流振幅IWが増大するので、電力消費が増大する。
さらに、図11(a)の強度特性Bにおいて、半導体レーザから出射されるレーザ光aの光強度Xは、半導体レーザに印加する変調信号bの電流値Iに完全に比例せずに、電流振幅IWの上限近傍においては飽和傾向になる。このように、強度特性Bの非線形状態が増大すると、レーザ光の変調歪みが大きくなり、検出された電気信号cから算出される検出値D(=D2/D1)が正確にガス濃度に対応しなくて、測定精度が低下する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、波長が吸収中心波長を中心に吸収特性で定まる振幅で変化するレーザ光を得るために印加すべき変調信号のバイアス電流値を低く設定でき、かつ変調信号の電流振幅を小さく設定でき、結果として消費電力を抑制でき、さらに、レーザ光の変調歪みを低下でき、被測定ガスに対するガス検知の測定精度を大幅に向上できるガス検知用波長可変型半導体レーザ及び、このガス検知用波長可変型半導体レーザが組込まれたガス検知装置を提供することを目的とする。
上記課題を解消するために本発明は、n型半導体基板と、このn型半導体基板の上方に配置され光を生成する活性層と、この活性層の上方に配置されたp型クラッド層と、活性層によって生成される光のなかから特定の波長のみを選択的に発振させる回折格子備え、活性層に電流を注入することによって特定の波長で発振すると共に、電流の大きさを変化させることによって活性層の温度を変化させて、特定の波長を変化させることのできるガス検知用波長可変型半導体レーザである。
そして、このガス検知用波長可変型半導体レーザおいては、活性層における前記生成された光の伝搬方向の長さを示す素子長(L)は、単位面積当たりの電流量が増加して活性層の温度が上昇しやすい長さである200μm乃至500μmである。
さらに、p型クラッド層は、活性層側から順番に配列された、低不純物濃度を有する低濃度クラッド層純物濃度を有する高濃度クラッド層を有している。その結果、印加電流に対する波長変化度合いである周波数変調効率が高く、かつ印加電流に対する光強度変化の線形範囲が広がる。
このように構成されたガス検知用波長可変型半導体レーザにおいては、活性層における生成された光の伝搬方向の長さを示す素子長Lは200μm乃至500μmに設定されている。
一般に、波長可変型半導体レーザにおける活性層における生成された光の伝搬方向の長さで示される素子長Lが長いほど、電流が印加される電極の面積、活性層の面積が大きくなるので、単位面積当たりの電流量が低下して、波長可変型半導体レーザの活性層の温度が上昇しにくい。すなわち、印加電流を変化して発熱を変更させようとしても温度変化が少ない。その結果、印加電流に対する波長変化度合いを示す周波数変調効率ηは低い。
逆に、素子長Lを短くすると、電流が印加される電極の面積、活性層の面積が小さくなるので、単位面積当たりの電流量が増加して、波長可変型半導体レーザの活性層の温度が上昇しやすい。すなわち、印加電流を変化して発熱を変更させると、簡単に活性層の温度が変化し、発振波長λが変化する。その結果、印加電流に対する波長変化度合いを示す周波数変調効率ηは高くなる。
よって、波長が吸収中心波長を中心に吸収特性で定まる振幅で変化するレーザ光を得るために印加すべき変調信号のバイアス電流値を低く設定でき、かつ変調信号の電流振幅を小さく設定でき、消費電力を低減化できる。
発明者の実験結果によると、図4に示すように、前記素子長Lは200μm乃至500μmが最適であることが実証された。なお、図4に示した実験結果は活性層幅が2.2μmの素子を用いて得られた。
さらに、活性層の上方に位置するp型クラッド層は、活性層側から順番に、低濃度クラッド層、高濃度クラッド層で構成している。
すなわち、一般的に、半導体レーザにおいて、高出力化を図るための一つの手法として、活性層へ注入されたキャリア(電子と正孔)を高い確率で発光再結合させることが重要である。そのためには、クラッド層のp型ドーパントにより活性層からあふれるキャリアをブロックし、活性層へのキャリア閉じ込めを強くすることが望ましい。
そこで、活性層の上方に位置するp型クラッド層を上述した構成とすることにより、活性層からあふれる電子(キャリア)を高濃度p型クラッド層でブロック可能である。さらに、高濃度p型クラッド層からのZn等の不純物の拡散が低濃度p型クラッド層でとまり、活性層まで達しない。
その結果、十分なキャリアブロックを行いつつ、この半導体レーザの製造時に注入されたp型ドーパントの活性層への拡散を防止し、高発光効率、高出力を得ることができる。よって、図11(a)に示した強度特性Bの非線形状態が改善され、出射されるレーザ光の変調歪が低下する。よって、このガス検知用波長可変型半導体レーザが組込まれたガス検知装置の検出精度を向上できる。
また別の発明は、上述したガス検知用波長可変型半導体レーザにおいて、活性層における前記生成された光の伝搬方向と直交し、かつ基板に平行な方向の長さを示す活性層幅(W)は、単位面積当たりの電流量が増加して前記活性層の温度が上昇しやすい幅である1μm乃至2μmである。
さらに、p型クラッド層は、活性層側から順番に配列された、低不純物濃度を有する低濃度クラッド層純物濃度を有する高濃度クラッド層を有している。その結果、印加電流に対する波長変化度合いである周波数変調効率が高く、かつ印加電流に対する光強度変化の線形範囲が広がる。
このように構成されたガス検知用波長可変型半導体レーザにおいては、活性層における生成された光の伝搬方向と直交する方向の長さを示す活性層幅Wは1μm乃至2μmに設定している。この活性層の幅Wにおいても、前述した素子長Lと同様に、活性層幅Wが狭いほど、電流が印加される活性層の面積が小さくなるので、単位面積当たりの電流量が増加して、波長可変型半導体レーザの活性層の温度が上昇しやすい。すなわち、印加電流を変化して発熱を変更させると、簡単に活性層の温度が変化し、発振波長λが変化する。その結果、印加電流に対する波長変化度合いを示す周波数変調効率ηは高くなる。
発明者の実験結果によると、図5に示すように、前記活性層幅Wは1μm乃至2μmが最適であることが実証された。なお、図5に示した実験結果は素子長が600μmの素子を用いて得られた。
したがって、先の発明のガス検知用波長可変型半導体レーザとほぼ同じ効果を奏することが可能である。
さらに別の発明は、上述した発明のガス検知用波長可変型半導体レーザにおいて、素子長Lを200μm乃至500μmに設定すると共に、活性層幅Wを1μm乃至2μmに設定している。したがって、上述した各発明を相乗した作用効果を奏することができる。
さらに別の発明は、所定周波数で波長が変調されたレーザ光を出射する半導体レーザが組込まれた半導体レーザモジュールと、この半導体レーザモジュールから出射されて被測定ガスを透過したレーザ光を受光して電気信号に変換する受光器と、この受光器から出力された電気信号に基づいて被測定ガスを検知するガス検知部とを備えたガス検知装置において、半導体レーザモジュールに組込まれた半導体レーザに、上述した各発明のガス検知用波長可変型半導体レーザを採用している。
このように構成されたガス検知用波長可変型半導体レーザ、及びこのガス検知用波長可変型半導体レーザが組込まれたガス検知装置においては、波長が吸収中心波長を中心に吸収特性で定まる振幅で変化するレーザ光を得るために印加すべき変調信号のバイアス電流値を低く設定でき、かつ変調信号の電流振幅を小さく設定でき、結果として消費電力を抑制でき、さらに、出射されるレーザ光の変調歪みを低下でき、被測定ガスに対するガス検知の測定精度を大幅に向上できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わるガス検知用波長可変型半導体レーザ(以下、本明細書においては、単に波長可変型半導体レーザと表記する。)を光の伝搬方向に沿って切断した断面図である。図2は図1の波長可変型半導体レーザをA―A’線で切断した場合の断面図である。この第1実施形態の波長可変型半導体レーザ27は、分布帰還型(Distributed Feedback DFB)半導体レーザで形成されている。
n型InPからなるn型半導体基板11の上面に、n型InGaAsPからなる回折格子層12が形成されている。回折格子層12は、複数の格子13と格子相互間に存在する複数の隙間14と有する回折格子15で構成されている。この回折格子層12の上方に、それぞれ適当な組成のInGaAsPからなる、下側SCH層16、MQW層からなる活性層17、上側SCH層18が形成されている。この上側SCH層18の上面には、p型InPからなるp型クラッド層22が形成されている。
このp型クラッド層22は、上側SCH層18側から、低不純物濃度を有する低濃度クラッド層19と高不純物濃度を有する高濃度クラッド層20とを含んでいる。高濃度クラッド層20によって活性層17からのキャリアをブロックすると同時に、低濃度クラッド層19によって不純物であるZnが活性層17へ拡散することを防いでいる。
これらの効果を得るために、高濃度クラッド層20の濃度はピーク値で8×1017/cm3以上が望ましく、低濃度クラッド層19の濃度はアンドープか4×1017/cm3以下で30nm乃至70nm程度の厚さを有することが望ましい。
低濃度クラッド層19の厚さを30nmより薄くすると、不純物としてZnを用いた場合、活性層17まで拡散してしまって発光特性が悪くなり、一方、70nmより厚くすると、低濃度クラッド層19にキャリアが溜まってしまってキャリアブロックの効果が得られないためである。
さらに、高濃度クラッド層20の機能は活性層17からあふれでたキャリアのブロックであることから、この高濃度クラッド層20が通常数μmの厚さを有するクラッド層の全体に亘っている必要はなく、高濃度クラッド層20の上側を低濃度と高濃度の中間的な濃度を有する中濃度クラッド層21とすることもできる。
高濃度クラッド層20の厚さとしては30nm以上あれば拡散によって濃度が低減してもピーク値を7×1017/cm3以上とすることができる。一方、中濃度クラッド層21の濃度は5×1017/cm3乃至7×1017/cm3が望ましい。中濃度クラッド層21の濃度が低すぎると電気抵抗が増大して過剰な発熱を引き起こし、素子の特性が劣化する。逆に、濃度が高すぎると価電子帯間吸収の増大によって光の損失が増大してしまい、高出力動作に不利となるためである。
以下、本実施形態では、p型クラッド層22として上側SCH層18側から順に低濃度クラッド層19、高濃度クラッド暦20、中濃度クラッド層21を有する構造について述べる。
図3はp型クラッド層22におけるZnをp型不純物とする不純物濃度分布を示す図である。低濃度クラッド層19の不純物濃度はアンドープ又は3×1017/cm3程度である。高濃度クラッド層20の不純物濃度は1×1018/cm3程度である。さらに、中濃度クラッド層21の不純物濃度は5×1017/cm3程度である。
p型クラッド層22の上面に、p型InGaAsからなるコンタクト層(図示せず)を介して、p電極23が取付けられ、n型半導体基板11の下面にはn電極24が取付けられている。
なお、この波長可変型半導体レーザ27の光の伝搬方向の素子長Lは300μmである。
図2の断面図に示すように、n型半導体基板11の上部、回折格子層12、下側SCH層16、活性層17、上側SCH層18、p型クラッド層22の一部はメサ型に形成されている。そして、メサの両側には、下側から、p型InPからなるp型埋込層25、n型InPからなるn型埋込層26が形成されている。
なお、この波長可変型半導体レーザ27の光の伝搬方向と直交する方向の活性層17の活性層幅Wは1.5μmに設定されている。
このように構成された第1実施形態の波長可変型半導体レーザ27において、p電極23とn電極24との間に駆動電流Iを印加すると、活性層17は多波長を有する光を放出するが、この波長を有する光のうち、回折格子層12の周期と等価屈折率と温度とで定まる単一波長λを有した光が選択されてこの波長可変型半導体レーザから、レーザ光aとして出力される。
次に、このように構成された第1実施形態の波長可変型半導体レーザ27の特徴を説明する。
第1実施形態の波長可変型半導体レーザ27と同一構造で、素子長Lのみが異なる複数種類の半導体レーザを作成して、各半導体レーザにおける前述した周波数変調効率ηを測定した。図4は、素子長Lと周波数変調効率ηとの関係を示す特性図である。この波長可変型半導体レーザ27をガス分析装置のレーザ光源に用いた場合に、消費電力等やレーザ光の変調歪み等から必要な周波数変調効率ηとしては、0.1GHz/mA以上である。また、200μm未満の素子長Lの半導体レーザを安定的に製造することは現在の製造技術水準では非常に煩雑で困難であるうえ、出力が低下してくる。したがって、波長可変型半導体レーザ27の素子長Lは200μm〜500μmが最適範囲である。
なお、従来の一般の半導体レーザにおいては、出射するレーザ光を波長変調する必要はないので、周波数変調効率ηを考慮することはなく、出力を最大にするために、発熱を考慮して、素子長Lは600μm以上に設定されていた。
このように、素子長Lを、従来の半導体レーザより短い、200μm〜500μmに設定しているので、十分な周波数変調効率ηを確保でき、前述したように、波長λが吸収中心波長λ0を中心に被測定ガスの吸収特性Aで定まる振幅λWで変化するレーザ光aを得るために印加すべき変調信号bのバイアス電流値I0を低く設定でき、かつ変調信号bの電流振幅IWを小さく設定でき、消費電力を低減化できる。
さらに、第1実施形態の波長可変型半導体レーザ27と同一構造で、活性層幅Wのみが異なる複数種類の半導体レーザを作成して、各半導体レーザにおける前述した周波数変調効率ηを測定した。図5は、活性層幅Wと周波数変調効率ηとの関係を示す特性図である。前述したように、周波数変調効率ηとしては、0.1GHz/mA以上が必要である。また、1μm未満の活性層幅Wの半導体レーザを安定的に製造することは現在の製造技術水準では非常に煩雑で困難である。したがって、波長可変型半導体レーザ27の活性層幅Wは1μm〜2μmが最適範囲である。
なお、従来の一般の半導体レーザにおいては、出射するレーザ光を波長変調する必要はないので、周波数変調効率ηを考慮することはなく、発熱を考慮し、高出力を優先して、活性層幅Wは2μm以上に設定されていた。
このように、活性層幅Wを、従来の半導体レーザより短い、1μm〜2μmに設定しているので、十分な周波数変調効率ηを確保でき、前述したように、波長λが吸収中心波長λ0を中心に被測定ガスの吸収特性Aで定まる振幅λWで変化するレーザ光aを得るために印加すべき変調信号bのバイアス電流値I0を低く設定でき、かつ変調信号bの電流振幅IWを小さく設定でき、消費電力を低減化できる。
さらに、この第1実施形態の波長可変型半導体レーザ27においては、活性層17の上方に位置するp型クラッド層22を、活性層17側から、低不純物濃度を有する低濃度クラッド層19、高不純物濃度を有する高濃度クラッド層20、及びp型クラッド層22内での正孔による光の吸収を抑えるための中不純物濃度を有する中濃度クラッド層21で構成している。
このようにp型クラッド層22を、不純物濃度が異なる複数の層19、20、21で構成することによって、前述したように、活性層17からあふれるキャリアに対して十分なキャリアブロックを行いつつ、p型ドーパントの活性層17への拡散を防止し、かつp型クラッド層22での光吸収を最小限に抑えて高発光効率、高出力を得ることができる。よって、図11(a)に示した強度特性Bの非線形状態が改善され、出射されるレーザ光の変調歪が低下する。よって、この波長可変型半導体レーザ27が組込まれたガス検知装置の検出精度を向上できる。
図6は、上述した素子長L及び活性幅Wを短縮した効果、及びp型クラッド層22に高濃度クラッド層20を設けた効果を示す波長可変型半導体レーザ27の特性図である。
図6(a)に従来の半導体レーザの強度特性B及び波長特性Cを示す。図6(b)に素子長L及び活性幅Wを300μm及び1.5μmに短縮した状態の波長可変型半導体レーザの強度特性B1及び波長特性C1を示す。この強度特性B1及び波長特性C1によれば、出射される波長変調されたレーザ光aに必要な中心波長λ0、光強度X0を得るために、この波長可変型半導体レーザに印加する変調信号bのバイアス電流値(電流値I01)を、図6(a)に示す従来の半導体レーザのバイアス電流値(電流値I0)に比較して、大幅に低下できる。したがって、電力消費が低減する。
さらに、出射される波長変調されたレーザ光aに必要な振幅λWを得るために、この波長可変型半導体レーザに印加する変調信号bの振幅IW1を、図6(a)に示す従来の半導体レーザの振幅IWに比較して、大幅に低下できる。したがって、電力消費がさらに低減する。
図6(c)は、素子長L及び活性幅Wを300μm及び1.5μmに短縮し、さらに、p型クラッド層22に高濃度クラッド層20を設けた状態の波長可変型半導体レーザ27の強度特性B2及び波長特性C1を示す。この強度特性B2においては、図6(a)に示す従来の半導体レーザの強度特性B、及び図6(b)に示す波長可変型半導体レーザの強度特性B1に比較して、非線形状態が大幅に改良される。よって、出射されるレーザ光aの変調歪が低下する。その結果、この波長可変型半導体レーザ27が組込まれたガス検知装置の検出精度を向上できる。
(第2実施形態)
図7は本発明の第2実施形態に係わるガス検知装置の概略構成を示す模式図である。図9に示す従来のガス検知装置と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。このガス検知装置には、第1実施形態の波長可変型半導体レーザ27が組込まれている。
波長可変型半導体レーザ27が組込まれた半導体レーザモジュール1aから出射されるレーザ光aは、例えばメタン等からなる被測定ガス3を透過して受光器4へ入射される。メタンからなる被測定ガス3は、例えば、図10に示す吸収中心波長λ0=1.6537μmを有する吸収特性Aを有する。レーザ駆動制御部2aは半導体レーザモジュール1aに組込まれた波長可変型半導体レーザ27に対して変調信号bを送出する。
図8は半導体レーザモジュール1a及びレーザ駆動制御部2aの概略構成を示す図である。
波長可変型半導体レーザ27はペルチェ素子31にて温度制御される。波長可変型半導体レーザ27の一方の出射端から出射されたレーザ光aは、集光レンズ29、保護ガラス30を介してこの半導体レーザモジュール1aの外部へ出力されて、被測定ガス3へ入射される。波長可変型半導体レーザ27の他方の出射端から出射されたレーザ光は、集光レンズ32で平行光に変換されたのち被測定ガス3と同一のメタンガスを参照ガスとして封入した参照ガスセル33を透過して、受光器34へ入射される。受光器34は入射したレーザ光の強度を電気(電流)信号に変換して、レーザ駆動制御部2a内の電流電圧変換器35へ入力する。
レーザ駆動制御部2aは、電流電圧変換器35と、基本波信号増幅器36と、信号微分検出器37と、波長安定化制御回路38と、温度安定化PID回路39と、レーザ駆動回路40とで構成されている。
電流電圧変換器35は、受光器34の電気信号を電圧に変換する。基本波信号増幅器36は、電流電圧変換器35で変換された電圧を増幅する。信号微分検出器37は、基本波信号増幅器36で増幅された電圧波形を微分し、参照ガスの吸収中心波長λ0からのずれ信号を生成する。
波長安定化制御回路38は波長可変型半導体レーザ27の発光波長λを参照ガスの吸収中心波長λ0に安定化させる制御を行う。すなわち信号微分検出器37からのずれ信号を波長可変型半導体レーザ27の温度に変換し温度安定化PID回路39に出力するとともに、そのずれ信号に基づき制御信号をレーザ駆動回路40に対して出力する。
温度安定化PID回路39はペルチェ素子31を制御する。すなわち、温度安定化PID回路39は、波長安定化制御回路38からの温度信号に従って波長可変型半導体レーザ27が所望の波長で発振する温度となるようPID制御を行い、波長可変型半導体レーザ27の温度を一定温度に安定に保持する。
レーザ駆動回路40は、中心の電流値I01(バイアス電流値)が、波長可変型半導体レーザ27の発振波長λが参照ガス(被測定ガス3)の吸収特性Aの吸収中心波長λ0に対応する値であり、この中心電流値I01(バイアス電流値)を中心に、振幅IW、変調周波数f1=10kHzである変調信号bを半導体レーザモジュール1aに組込まれた波長可変型半導体レーザ27に印加する。その結果、半導体レーザモジュール1aから、波長λが、吸収中心波長λ0を中心に振幅λWで周波数f1=10kHzで変化するレーザ光aが出力される。なお、レーザ駆動回路40は、波長安定化制御回路38からの温度信号に従って中心電流値I01(バイアス電流値)を、出力されるレーザ光aにおける上述した波長特性が得られるように制御する。
このように、被測定ガス3と同一のメタンガスを封入した参照ガスセル33に波長可変型半導体レーザ27から出射されるレーザ光を透過させて、このレーザ光の中心波長が参照ガス(被測定ガス3)の吸収特性Aの吸収中心波長λ0に一致するように、波長可変型半導体レーザ27の温度と、波長可変型半導体レーザ27に印加する変調信号bの中心電流値I01(バイアス電流値)とが自動制御される。
図7において、半導体レーザモジュール1aから出力された吸収中心波長λ0を中心に波長変調されたレーザ光aは、被測定ガス3を透過する過程で吸収特性Aに応じて吸収された後、受光器4で受光され電気(電流)信号cに変換されてガス検出部5へ入力される。この受光器4はレーザ光aの波長分解能を有していないので、電気(電流)信号cは変調周波数のオーダの周波数成分を有する。
ガス検出部5は、電流電圧変換器41と、基本波信号検出器42と、2倍波信号検出器43と、割算器44とで構成されている。電流電圧変換器41は入力した電流の電気(電流)信号cを電圧の電気信号cに変換して、基本波信号検出器42及び2倍波信号検出器43へ送出する。
基本波信号検出器42は、入力した電気信号cに含まれる変調周波数f1=10kHzの信号成分である基本波信号d1を抽出して割算器44へ送出する。2倍波信号検出器43は、入力した電気信号cに含まれる変調周波数f1=10kHzの2倍の周波数f2(=20kHz)の信号成分である2倍波信号d2を抽出して割算器44へ送出する。割算器44は、2倍波信号d2の振幅D2と基本波信号d1の振幅D1との比(D2/D1)を算出して、この算出した比(D2/D1)をこのガス濃度に対応する検出値D(=D2/D1)として出力する。
このように構成されたガス検出装置においては、被測定ガス3に入射するレーザ光aを出射する半導体レーザモジュール1aに組込む半導体レーザとして、素子長L及び活性幅Wを300μm及び1.5μmに短縮し、さらに、p型クラッド層22に高濃度クラッド層20を設けた状態の波長可変型半導体レーザ27を採用している。
したがって、半導体レーザモジュール1a及びレーザ駆動制御部2aにおける電力消費が抑制できるとともに、被測定ガス3に入射するレーザ光aの変調歪みが大幅に抑制されるので、前述したように、被測定ガス3に対する測定精度が大幅に向上する。
本発明は単一の電流で光出力と発振波長とを同時に制御する波長可変型半導体レーザ及びそれを用いたガス検知装置に関してなされたものである。したがって、具体的な半導体レーザの構造としては、分布帰還型(DFB)、分布反射型(DR)、分布ブラッグ反射器型(DBR)、部分回折格子型(PC)、外部共振型(EC)等が採用できる。
基板及び材料系については、本実施形態においては、InP基板とそれにエピタキシャル成長可能な材料のみを採用したが、これらに限定されるものではなく、GaN系、GaAs系なども採用可能である。
本発明の第1実施形態に係わる波長可変型半導体レーザを光の伝搬方向に沿って切断した断面図 同波長可変型半導体レーザをA―A’線で切断した場合の断面図 同波長可変型半導体レーザにおけるp型クラッド層におけ不純物濃度分布を示す図 波長可変型半導体レーザにおける素子長Lと周波数変調効率ηとの関係を示す図 波長可変型半導体レーザにおける活性層幅Wと周波数変調効率ηとの関係を示す図 実施形態波長可変型半導体レーザの特性と従来の半導体レーザの特性との比較を示す図 本発明の第2実施形態に係わるガス検知装置の概略構成を示す模式図 同ガス検知装置に組込まれた半導体レーザモジュール及びレーザ駆動制御部の概略構成を示す図 従来のガス検知装置の概略構成を示す模式図 被測定ガスの吸収特性と変調信号との関係を示す図 従来のガス検知装置に組込まれた半導体レーザの特性を示す図
符号の説明
1,1a…半導体レーザモジュール、2,2a…レーザ駆動制御部、3…被測定ガス、4,34…受光器、5…ガス検出部、11…n型半導体基板、12…回折格子層、15…回折格子、16…下側SCH層、17…活性層、18…上側SCH層、19…低濃度クラッド層、20…高濃度クラッド層、21…中濃度クラッド層、22…p型クラッド層、25…p型埋込層、26…n型埋込層、27…波長可変型半導体レーザ、31…ペルチェ素子、33…参照ガスセル、36…基本波信号増幅器、37…信号微分検出器、38…波長安定化制御回路、39…温度安定化PID回路、40…レーザ駆動回路、42…基本波信号検出器、43…2倍波信号検出器、44…割算器

Claims (4)

  1. n型半導体基板(11)と、このn型半導体基板の上方に配置され光を生成する活性層(17)と、この活性層の上方に配置されたp型クラッド層(22)と、前記活性層によって生成される光のなかから特定の波長のみを選択的に発振させる回折格子(15)を備え、前記活性層に電流を注入することによって前記特定の波長で発振すると共に、前記電流の大きさを変化させることによって前記活性層の温度を変化させて、前記特定の波長を変化させることのできるガス検知用波長可変型半導体レーザ(27)であって、
    前記活性層における前記生成された光の伝搬方向の長さを示す素子長(L)は、単位面積当たりの電流量が増加して前記活性層の温度が上昇しやすい長さである200μm乃至500μmであり、
    前記p型クラッド層(22)は、前記活性層側から順番に配列された、低不純物濃度を有する低濃度クラッド層(19)と高不純物濃度を有する高濃度クラッド層(20)を有し、
    印加電流に対する波長変化度合いである周波数変調効率が高く、かつ前記印加電流に対する光強度変化の線形範囲が広がる
    ことを特徴とするガス検知用波長可変型半導体レーザ。
  2. n型半導体基板(11)と、このn型半導体基板の上方に配置され光を生成する活性層(17)と、この活性層の上方に配置されたp型クラッド層(22)と、前記活性層によって生成される光のなかから特定の波長のみを選択的に発振させる回折格子(15)を備え、前記活性層に電流を注入することによって前記特定の波長で発振すると共に、前記電流の大きさを変化させることによって前記活性層の温度を変化させて、前記特定の波長を変化させることのできるガス検知用波長可変型半導体レーザ(27)であって、
    前記活性層における前記生成された光の伝搬方向と直交し、かつ基板に平行な方向の長さを示す活性層幅(W)は、単位面積当たりの電流量が増加して前記活性層の温度が上昇しやすい幅である1μm乃至2μmであり、
    前記p型クラッド層(22)は、前記活性層側から順番に配列された、低不純物濃度を有する低濃度クラッド層(19)と高不純物濃度を有する高濃度クラッド層(20)を有し、
    印加電流に対する波長変化度合いである周波数変調効率が高く、かつ前記印加電流に対する光強度変化の線形範囲が広がる
    ことを特徴とするガス検知用波長可変型半導体レーザ。
  3. n型半導体基板(11)と、このn型半導体基板の上方に配置され光を生成する活性層(17)と、この活性層の上方に配置されたp型クラッド層(22)と、前記活性層によって生成される光のなかから特定の波長のみを選択的に発振させる回折格子(15)を備え、前記活性層に電流を注入することによって前記特定の波長で発振すると共に、前記電流の大きさを変化させることによって前記活性層の温度を変化させて、前記特定の波長を変化させることのできるガス検知用波長可変型半導体レーザ(27)であって、
    前記活性層における前記生成された光の伝搬方向の長さを示す素子長(L)は、単位面積当たりの電流量が増加して前記活性層の温度が上昇しやすい長さである200μm乃至500μmであり、
    前記活性層における前記生成された光の伝搬方向と直交し、かつ基板に平行な方向の長さを示す活性層幅(W)は、単位面積当たりの電流量が増加して前記活性層の温度が上昇しやすい幅である1μm乃至2μmであり、
    前記p型クラッド層(22)は、前記活性層側から順番に配列された、低不純物濃度を有する低濃度クラッド層(19)と高不純物濃度を有する高濃度クラッド層(20)を有し、
    印加電流に対する波長変化度合いである周波数変調効率が高く、かつ前記印加電流に対する光強度変化の線形範囲が広がる
    ことを特徴とするガス検知用波長可変型半導体レーザ。
  4. 所定周波数で波長が変調されたレーザ光を出射する半導体レーザが組込まれた半導体レーザモジュール(1a)と、この半導体レーザモジュールから出射されて被測定ガス(3)を透過したレーザ光を受光して電気信号に変換する受光器(4)と、この受光器から出力された電気信号に基づいて前記被測定ガスを検知するガス検知部(5)とを備えたガス検知装置において、
    前記半導体レーザモジュールに組込まれた半導体レーザは、請求項1から3のいずれか1項記載のガス検知用波長可変型半導体レーザ(27)である
    ことを特徴とするガス検知装置。
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