JP2008210758A - 面状光源装置 - Google Patents

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Hisayoshi Fujimoto
久義 藤本
Hiroaki Onishi
弘朗 大西
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Abstract

【課題】高輝度化およびコスト低減を図ることが可能な面状光源装置を提供すること。
【解決手段】線状光源装置B1と、導光板12と、を備えた面状光源装置A1であって、線状光源装置B1は、樹脂により断面略一様な柱状とされた本体部110、および、この本体部110の両端に形成された第1の端部111と第2の端部112、を有する導光棒11と、第1の端部111と第2の端部112に対向して配置されたLED発光素子と、を備えており、本体部110は、外周面がなめらかな鏡面状に形成されているとともに、長手方向にわたり、その周方向の所定の範囲において、複数の凹部または凸部が形成されていることにより、上記LED発光素子から第1の端部111または第2の端部112から入射した光が、本体部110の長手方向にわたって、本体部110の周面における上記複数の凹部または凸部が形成された範囲と対向する領域から出射する傾向を与えられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば液晶表示装置のバックライトとして用いられる面状光源装置に関する。
図16は、従来の面状光源装置の一例を示している。同図に示された面状光源装置Xは、線状光源装置91と導光板94とを備えている。線状光源装置91には、光源として冷陰極管92が搭載されている。冷陰極管92からの光は、直接、あるいは反射ケース93によって反射されることにより、線状光として導光板94に入射する。導光板94の片面には、反射板95が貼付されている。導光板94内を進行する光は、反射板95によって導光板94の厚さ方向に反射される。この光は、面状光として導光板94から出射される。面状光源装置Xは、たとえば液晶表示装置のバックライトとして用いられる。
しかしながら、面状光源装置Xには、以下のような問題がある。第1に、冷陰極管92の駆動には、放電電圧を得るためにインバータ等を用いて昇圧する必要がある。このため、面状光源装置Xの電源回路がコスト高となる。第2に、冷陰極管92は、水銀蒸気が内部に封じ込められているため、環境にとって適切であるとはいえない。第3に、冷陰極管92は、全周から発光するが、照明するべき方向は一方向である。このため、多くの光が無駄になり、効率が悪い。また、この問題を解消するためには、反射ケース93を冷陰極管92の背後に配置するなどの対策が必要である。これは、面状光源装置Xのコストをさらに高くしてしまう。第4に、冷陰極管92の導光板94に対する位置がずれると、面状光源装置Xからの面状光の輝度が不均一となってしまう。冷陰極管92を導光板94に対して正確に位置決めするには、たとえば位置決め用の部材を用いた位置決め工程が必要であった。
特開2002−117717号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、高輝度化およびコスト低減を図ることが可能な面状光源装置を提供することをその課題とする。
本発明によって提供される面状光源装置は、線状光を出射する1以上の線状光源装置と、厚さ方向に起立し、かつ上記1以上の線状光源装置からの線状光を入射させる1以上の入射面、厚さ方向に垂直であり、かつ上記入射面からの光を厚さ方向に向けて反射する反射面、および上記反射面とは反対側に設けられており、かつ上記反射面から進行してきた光を面状光として出射する出射面、を有する導光板と、を備えた面状光源装置であって、上記線状光源装置は、樹脂により断面略一様な柱状とされた本体部、および、この本体部の両端に形成された第1の端部と第2の端部、を有する導光棒と、上記第1の端部と上記第2の端部の少なくともいずれか一方に対向して配置された1以上のLED発光素子と、を備えており、上記本体部は、外周面がなめらかな鏡面状に形成されているとともに、長手方向にわたり、その周方向の所定の範囲において、複数の凹部または凸部が形成されていることにより、上記LED発光素子から上記第1の端部または上記第2の端部から入射した光が、上記本体部の長手方向にわたって、上記本体部の周面における上記複数の凹部または凸部が形成された範囲と対向する領域から出射する傾向を与えられていることを特徴としている。
このような構成によれば、面状光を出射するための光源としての上記LED発光素子は、たとえば冷陰極管と異なりその内部に水銀蒸気が封入された構造ではない。このため、上記面状光源装置が誤って破壊されたり、リサイクル工程に持ち込まれたりした際に、環境に悪影響をおよぼすおそれが少ない。
上記LED発光素子からの光は、上記導光棒を長手方向に進行し、その一部は、上記複数の凹部によって反射される。上記複数の凹部によって反射された光は、線状光として上記線状光源装置から出射される。上記導光板に入射した上記線状光は、上記反射面によって反射されることにより、上記出射面から面状光として出射される。これにより、上記面状光源装置は、LED発光素子を光源として面状光を適切に出射することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導光棒を上記導光板の上記入射面に対して連結し、かつ上記導光板の厚さ方向における寸法が上記導光板および上記導光棒のいずれの寸法よりも小である連結部をさらに有する。このような構成によれば、上記導光棒および上記導光板は、上記連結部とともに一体的に形成することができる。このように一体成形を行えば、上記導光棒は、おのずと上記導光板の上記入射面の正面に位置する。上記導光棒と上記入射面とは、互いの角度がずれたりするおそれもない。したがって、上記導光棒と上記導光板とを、たとえば専用の位置決め部材を用いて位置決めする必要がなく、均一な面状光を出射可能な上記面状光源装置を効率よく製造することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導光板成形用のゲートが、上記導光棒の長手方向において上記連結部と重なっている。このような構成によれば、上記導光棒と上記導光板とを一体的に金型成形する際に、上記ゲートから注入された樹脂材料を、金型のうち上記連結部および上記導光棒を形成するための空間にすみやかに行き渡らせることが可能である。これは、薄状とされた上記導光板および細長状の上記導光棒に、いわゆるボイドが生じることを防止するのに適しており、上記導光棒および上記導光板を所望の形状に仕上げることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記連結部は、上記導光棒の長手方向において上記入射面の全域にわたる長さとされている。このような構成によれば、上記導光棒と上記導光板との位置関係をより正確なものとすることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記LED発光素子は、窒化アルミニウムからなる基板に搭載されている。このような構成によれば、上記LED発光素子からの熱を上記基板を介して逃がすのに好適である。これにより、上記LED発光素子の高出力化を図ることが可能であり、上記面状光源装置の面状光の輝度を高めることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導光板を挟んで配置された1対の上記線状光源装置を備えており、上記1対の線状光源装置の上記基板どうしが互いに連結されている。このような構成によれば、上記基板によって上記1対の線状光源装置の上記導光棒どうしを互いに固定することができる。これは、上記導光棒と上記導光板との位置決めをより正確に行うのに適している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の凹部または凸部は、上記本体部の周面に長手方向に延びるように形成された帯状領域に形成されており、上記凹部または上記凸部は、上記帯状領域の幅方向に延び、かつ上記帯状領域の幅方向について直線状を呈している。このような構成によれば、上記LED発光素子からの光を長手方向における輝度が均一である線状光として上記導光板に向けて出射するのに好適である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、本発明に係る面状光源装置の第1実施形態の平面図および底面図である。本実施形態の面状光源装置A1は、2つの線状光源装置B1、導光板12、および連結部13を備えている。面状光源装置A1は、線状光源装置B1からの光を導光板12を用いて面状光として出射するように構成されており、たとえば液晶表示装置のバックライトに用いられる。
2つ線状光源装置B1は、導光板12を挟んで互いに平行に配置されている。線状光源装置B1は、導光棒11、2つのLEDモジュール2、基板3、および放熱板4を備えており、導光板12に向けて線状光を出射可能に構成されている。
図1〜図9に示すように、導光棒11は、本体部110と第1の端部111および第2の端部112とを有しており、たとえば、PMMAやポリカーボネートなどの透明樹脂からなる。本体部110は、全長にわたって一様な円形断面を有する略円柱状とされている。本体部110の直径は、たとえば4mm程度である。また、この本体部110の周面は、なめらかな鏡面状とされている。第1の端部111および第2の端部112は、それぞれLEDモジュール2に入り込んでいる。第1の端部111および第2の端部112のそれぞれの端面は、LEDモジュール2からの光が入射する入射面118とされている。
図5〜図9からよく理解されるように、本体部110の周面には、一定幅で本体部110の長手方向に延びる帯状領域115が設定されている。この帯状領域115には、長手方向に並ぶ複数箇所の凹部113と凸部114とが交互に連続して形成されている。各凸部114の上面114aは、平坦面とされている。各凹部113は、一様な断面を有して帯状領域115の幅方向に延びるように形成されている。各凹部113の底部は、円筒内面状とされている。凹部113と凸部114の上面114aとは、なめらかな円筒外面部によって連結されている。このような帯状領域115の幅方向両側には、全長にわたり沿うようにして、平坦部116が形成されている。帯状領域115の両側に位置する平坦部116どうしは、同一平面内に位置し、本体部110中心線に対して平行をなすように形成されている。
帯状領域115の幅はたとえば1.6mm、各平坦部116の幅はたとえば0.35mmとされている。凸部114の平坦部116に対する高さは、たとえば0.19mm、凸部114の上面114aに対する凹部113の深さは、たとえば、0.18mmに設定されている。凹部113の形成ピッチは、たとえば1.5mmに設定される。しかしながら、これらの各寸法は、導光棒11の径に応じて種々設定可能である。また、この実施形態においては、凹部113や凸部114は、帯状領域115の幅方向に一様断面で延びるように形成されているが、帯状領域115に形成した平坦な面に凹球面状の凹みを設けたり、凸球面状の突起を設けたりしてもよい。
2つのLEDモジュール2は、導光棒11の両端に配置されている。LEDモジュール2は、線状光源装置B1および面状光源装置A1の光源であり、LED発光素子20、蛍光樹脂21、および樹脂パッケージ22を備えている。
LED発光素子20は、たとえば青色光を発するように構成されている。蛍光樹脂21は、たとえば青色光によって励起されることにより黄色光を発光する蛍光物質を含んでいる。このような構成により、LED発光素子20からの青色光と、励起された蛍光樹脂21からの黄色光とが混色することにより、LEDモジュール2からは白色光が発せられる。本実施形態とは異なり、白色光を発光可能なLED発光素子20を採用してもよいし、赤色光、青色光、および緑色光を発光可能な3つのLED発光素子20を採用してもよい。
樹脂パッケージ22は、たとえば白色樹脂製であり、全体略直方体形状の枠状とされている。樹脂パッケージ22は、LED発光素子20を囲っており、その内部空間には蛍光樹脂21が充填されている。
基板3は、窒化アルミニウムからなり、細長矩形状とされている。基板3の裏面には、放熱板4が貼付されている。放熱板4は、たとえばアルミニウム製またはアルミニウム合金製であり、その厚さが基板3よりも厚いものとされている。本実施形態においては、2つのLEDモジュール2が基板3および放熱板4を共有している。すなわち、導光棒11の第1の端部111側に配置されたLEDモジュール2どうしは、1つの基板3の両端に搭載されている。より具体的には、LED発光素子20が基板3に直接搭載されている。同様に、導光棒11の第2の端部112側に配置されたLEDモジュール2どうしは、1つの基板3の両端に搭載されている。
導光板12は、矩形状とされており、たとえば、PMMAやポリカーボネートなどの透明樹脂からなる。導光板12は、1対の入射面121、反射面122、および出射面123を有している。
入射面121は、導光板12の長手方向に延びており、線状光源装置B1の正面に位置している。入射面121は、線状光源装置B1からの線状光を適切に入射させるために、たとえば鏡面状とされている。
反射面122は、図2および図3に示すように導光板12の厚さ方向と垂直な方向に広がる面である。図2に示すように、反射面122には、複数の凹部122aが離散的に配置されている。図4は、反射面122の部分拡大断面図である。同図に示すように、凹部122aは、扁平な円錐形状とされている。本実施形態においては、図2に示すように、複数の凹部122aのサイズが、線状光源装置B1に近づくほど小となり、導光板12の中央に向かうほど大となっている。より具体的には、凹部122aの開口サイズは、直径0.3〜0.6mm程度とされている。
出射面123は、反射面122とは反対側に位置しており、平坦な鏡面状とされている。出射面123の略中央には、導光板12を製造する際に樹脂材料を注入するために設けられた金型の孔に対応するゲート124が形成されている。
図1〜図3に示すように、面状光源装置A1に含まれる2つの導光棒11と導光板12とは、2つの連結部13によって互いに連結されている。すなわち、本実施形態の2つの導光棒11、導光板12、および2つの連結部13は、1つの導光部材1として一体的に成形されている。連結部13は、導光棒11の長手方向略中央に位置しており、ゲート124とは導光棒11の長手方向において重なる位置関係とされている。図7および図8に示すように、連結部13は、導光棒11の中央部分と入射面121の中央部分とを連結している。図8に示すように、導光板12の厚さ方向においては、連結部13の寸法が導光板12および導光棒11の寸法よりも小とされている。
次に、面状光源装置A1の作用について説明する。
本実施形態においては、面状光を出射するための光源としてLED発光素子20を採用している。LED発光素子20は、たとえば冷陰極管と異なりその内部に水銀蒸気が封入された構造ではない。このため、面状光源装置A1が誤って破壊されたり、リサイクル工程に持ち込まれたりした際に、環境に悪影響をおよぼすおそれが少ない。
LEDモジュール2からの白色光は、導光棒11の入射面118に入射する(図5参照)。この光は、本体部110内を、その滑らかな表面によって全反射されつつ長手方向に進行する。このような光の一部は、凹部113において反射させられて本体部110を横断しようとする方向に進行方向を転換させられる。こうして進行方向を転換させられた光は、図6に模式的に示すように、概して、本体部110における帯状領域115と対向する領域に向けて進行する。全反射臨界角より小さい角度で本体部110の周面に到達した光は、導光棒11外に出射させられる。そうして、本体部110が略円柱状をしていること、すなわち、本体部110の周面における帯状領域115およびその両側の平坦面116を除く部分が円柱外面を有していることにより、いわゆる凸レンズ効果が発揮される。この結果、出射する光が本体部110の周方向に広がることが抑制され、出射光を、導光板12の入射面121に集中させることができる。
帯状領域115は、平坦部116に挟まれた格好で形成されているため、本体部110の基本外形が略円柱状であったとしても、帯状領域115の幅を本体部110の長手方向にわたって一定幅をもって延びるように明確に規定することができる。したがって、導光棒11の内部を長手方向に進行してきた光の方向を変換して帯状領域115の反対側の外面から出射させる作用を、本体部110の長手方向の各所においてばらつきなく行うことができるようになる。
さらに、線状光源装置B1にあっては、基板3が比較的熱伝導率が高い窒化アルミニウムによって形成されている。この基板3は、LED発光素子20が搭載された領域以外に、長手方向に延びる部分を有している。このため、LED発光素子20が発光することにより生じた熱を基板3を介してLED発光素子20から逃がしやすい。さらに、基板3の裏面側にアルミニウムまたはアルミニウム合金製の放熱板4を積層接着しているので、LED発光素子20からの熱をきわめて効率よく外部に逃がすことができる。その結果、LED発光素子20の高出力による長時間連続点灯が可能となり、線状の照明光源として、きわめて効率が高いものとなる。
長手方向において均一化された線状光が、線状光源装置B1からの導光板12の入射面121に入射する。この光は、導光板12中を2つの線状光源装置B1が離間する方向に進行する。この光のうち、反射面122の凹部122aに到達した光は、導光板12の厚さ方向へと反射される。複数の凹部122aは、反射面122の全域にわたって形成されているため、反射面122の全域から出射面123へと光が向かうこととなる。この光が、出射面123から出射されることにより、面状光源装置A1は、面状光を出射することができる。
複数の凹部122aのうち線状光源装置B1との距離が近いものほど、反射する光の輝度が高く、線状光源装置B1から遠いものほど、反射する光の輝度が低い。本実施形態においては、複数の凹部122aは、2つの線状光源装置B1が離間する方向において、導光板12の中央に向かうほどサイズが大とされている。これにより、2つの線状光源装置B1が離間する方向において面状光の輝度が不均一となることを防止することができる。これに加えて、線状光源装置B1からの光は、長手方向において均一化された線状光である。したがって、面状光源装置A1によれば、面状光の輝度を適切に均一化することができる。
2つの導光棒11と導光板12とが2つの連結部13によって連結されていることにより、これらの複合体としての導光部材1が形成されている。このため、導光部材1をたとえば樹脂材料を用いて金型成形することにより、導光棒11は、おのずと入射面121の正面に位置する。導光棒11と入射面121とは、互いの角度がずれたりするおそれもない。したがって、導光棒11と導光板12とを、たとえば専用の位置決め部材を用いて位置決めする必要がなく、均一な面状光を出射可能な面状光源装置A1を効率よく製造することができる。
特に、本実施形態においては、2つの基板3および2つの放熱板4によって、2つの線状光源装置B1の両端どうしが連結された構造とされている。これにより、2つの導光棒11が導光板12に対して回転する方向に不当に撓むことを抑制することができる。さらに、面状光源装置A1を製造する際には、導光部材1を一体的に成形した後に、あらかじめ基板3および放熱板4にLEDモジュール2を組みつけておいたものを、導光部材1に取り付ければよい。この取り付けは、導光棒11の第1の端部111および第2の端部112をLEDモジュール2の樹脂パッケージ22に嵌め込むことで完了する。したがって、均一な面状光を出射可能な面状光源装置A1を、精度よく、かつ合理的に製造することができる。
導光棒11の長手方向において、導光板12のゲート124と連結部13とが重なる位置関係とされている。これにより、導光部材1を金型成形する際に、ゲート124から注入された樹脂材料を、金型のうち連結部13および導光棒11を形成するための空間にすみやかに行き渡らせることが可能である。これは、薄状とされた導光板12および細長状の導光棒11に、いわゆるボイドが生じることを防止するのに適しており、導光部材1を所望の形状に仕上げることができる。
連結部13は、導光板12の厚さ方向における寸法が、導光棒11よりも小とされている。これにより、図8に示すように、導光棒11のうち連結部13と連結された部分につづく周面は、入射面121を臨む部分を有している。この部分がレンズ効果を発揮することにより、入射面121に対して線状光を適切に出射することができる。連結部13が導光板12によりも薄いため、連結部13が入射面121への光の入射を遮ることを適切に抑制することができる。また、この入射面121を臨む部分は、LEDモジュール2から進行してきた光を導光棒11の長手方向へと進行させる。この結果、連結部13が形成されることによって、線状光源装置B1の線状光が不当に不均一となることを回避することができる。
図10〜図15は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図10および図11は、本発明に係る面状光源装置の第2実施形態を示している。本実施形態の面状光源装置A2は、上述した線状光源装置B1とは構成が異なる線状光源装置B2を備えており、さらに連結部13の構成が上述した実施形態と異なっている。
線状光源装置B2は、線状光源装置B1が備えていた放熱板4を備えていない。また、導光棒11の第1の端部111および第2の端部112は、ソケット状とされている。すなわち、第1の端部111および第2の端部112は、その外径が本体部110よりも大であり、かつLEDモジュール2を収容可能な凹部が形成されている。この凹部の底面が、入射面118とされている。第1の端部111と第2の端部112とは基板3に対してたとえば接着されている。本実施形態の連結部13は、導光棒11の長手方向において入射面121の全域にわたってつながっている。この連結部13は、上述した実施形態と同様に導光板12の厚さ方向における寸法が導光棒11よりも小とされている。
このような実施形態によっても、面状光源装置A2からの面状光の輝度を均一化するとともに、このような面状光源装置A2を効率よく製造することができる。特に、連結部13が入射面121の全域にわたってつながる寸法とされていることにより、導光棒11と導光板12との位置関係をより正確なものとすることができる。また、連結部13の寸法が大であることは、導光部材1を金型成形する際に、樹脂材料を行き渡らせやすくするのに有利である。
図12は、本発明に係る面状光源装置の第3実施形態を示している。本実施形態の面状光源装置A3は、基板3および放熱版4の構成が、上述したいずれの実施形態とも異なっている。本実施形態においては、2つの線状光源装置B3のそれぞれに独立した基板3および放熱板4が備えられている。このような実施形態によっても、面状光源装置A3からの面状光の輝度を均一化するとともに、このような面状光源装置A3を効率よく製造することができる。また、互いに離間した2つの基板3の間の空間を、たとえば液晶表示装置を構成するその他の要素を収容するために用いることができる。
図13は、本発明に係る面状光源装置の第4実施形態を示している。本実施形態の面状光源装置A4は、1つの線状光源装置B4を備える点が上述したいずれの実施形態とも異なっている。線状光源装置B4の導光棒11は、導光板12の片側に設けられた入射面121に対して連結部13によって連結されている。本実施形態から理解されるように、本発明に係る面状光源装置としては、互いに対向配置された1対の線状光源装置を備えるものに限定されず、面状光源装置A4のように1つの線状光源装置B4を備えるものであってもよい。このような実施形態によっても、面状光の輝度の均一化および製造効率の向上を図ることができる。
図14および図15は、本発明に係る面状光源装置の第5実施形態を示している。本実施形態の面状光源装置A5は、反射面122の構成が上述した実施形態と異なっている。本実施形態においては、反射面122には、複数の凹溝122bが形成されている。凹溝122bは、導光棒11の長手方向に延びている。図15に示すように、凹溝122bの断面形状は、たとえば底部がR0.3程度の曲面によって構成されたなだらかな三角形状とされている。このような実施形態によっても、線状光源装置B5からの線状光を複数の凹溝122bによって反射することにより、均一な輝度を有する面状光を出射することができる。
本発明に係る面状光源装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る面状光源装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明で言う導光板は、反射面に複数の凹部が形成された構成に限定されず、たとえば導光棒の長手方向に延びる複数の溝が形成された構成であってもよい。導光棒と導光板とを連結部を用いて連結する構成は、導光棒と導光板とを正確に位置決めするのに好ましいが、本発明に係る面状光源装置は、連結部を有しない、導光棒と導光板とが独立して形成された構成も含むものである。
本発明に係る面状光源装置の第1実施形態を示す平面図である。 本発明に係る面状光源装置の第1実施形態を示す底面図である。 本発明に係る面状光源装置の第1実施形態に用いられる導光部材を示す側面図である。 図3に示す導光部材の要部拡大断面図である。 本発明に係る面状光源装置の第1実施形態を示す一部断面拡大平面図である。 図5のVI−VI線に沿う要部断面図である。 本発明に係る面状光源装置の第1実施形態を示す一部断面拡大平面図である。 図7のVIII−VIII線に沿う要部断面図である。 本発明に係る面状光源装置の第1実施形態に用いられる導光棒を示す要部斜視図である。 本発明に係る面状光源装置の第2実施形態を示す平面図である。 本発明に係る面状光源装置の第2実施形態を示す一部断面拡大平面図である。 本発明に係る面状光源装置の第3実施形態を示す平面図である。 本発明に係る面状光源装置の第4実施形態を示す平面図である。 本発明に係る面状光源装置の第5実施形態を示す底面図である。 図14に示す導光部材の要部拡大断面図である。 従来の面状光源装置の一例を示す要部断面図である。
符号の説明
A1,A2,A3,A4,A5 面状光源装置
B1,B2,B3,B4,A5 線状光源装置
1 導光部材
2 LEDモジュール
3 基板
4 放熱板
11 導光棒
12 導光板
13 連結部
20 LED発光素子
21 蛍光樹脂
22 樹脂パッケージ
110 本体部
111 第1の端部
112 第2の端部
113 凹部
114 凸部
114a 上面
115 帯状領域
116 平坦部
118 入射面
121 入射面
122 反射面
122a 凹部
122b 凹溝
123 出射面
124 ゲート

Claims (7)

  1. 線状光を出射する1以上の線状光源装置と、
    厚さ方向に起立し、かつ上記1以上の線状光源装置からの線状光を入射させる1以上の入射面、厚さ方向に垂直であり、かつ上記入射面からの光を厚さ方向に向けて反射する反射面、および上記反射面とは反対側に設けられており、かつ上記反射面から進行してきた光を面状光として出射する出射面、を有する導光板と、
    を備えた面状光源装置であって、
    上記線状光源装置は、樹脂により断面略一様な柱状とされた本体部、および、この本体部の両端に形成された第1の端部と第2の端部、を有する導光棒と、上記第1の端部と上記第2の端部の少なくともいずれか一方に対向して配置された1以上のLED発光素子と、を備えており、
    上記本体部は、外周面がなめらかな鏡面状に形成されているとともに、長手方向にわたり、その周方向の所定の範囲において、複数の凹部または凸部が形成されていることにより、上記LED発光素子から上記第1の端部または上記第2の端部から入射した光が、上記本体部の長手方向にわたって、上記本体部の周面における上記複数の凹部または凸部が形成された範囲と対向する領域から出射する傾向を与えられていることを特徴とする、面状光源装置。
  2. 上記導光棒を上記導光板の上記入射面に対して連結し、かつ上記導光板の厚さ方向における寸法が上記導光板および上記導光棒のいずれの寸法よりも小である連結部をさらに有する、請求項1に記載の面状光源装置。
  3. 上記導光板成形用のゲートが、上記導光棒の長手方向において上記連結部と重なっている、請求項2に記載の面状光源装置。
  4. 上記連結部は、上記導光棒の長手方向において上記入射面の全域にわたる長さとされている、請求項2または3に記載の面状光源装置。
  5. 上記LED発光素子は、窒化アルミニウムからなる基板に搭載されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の面状光源装置。
  6. 上記導光板を挟んで配置された1対の上記線状光源装置を備えており、
    上記1対の線状光源装置の上記基板どうしが互いに連結されている、請求項5に記載の面状光源装置。
  7. 上記複数の凹部または凸部は、上記本体部の周面に長手方向に延びるように形成された帯状領域に形成されており、上記凹部または上記凸部は、上記帯状領域の幅方向に延び、かつ上記帯状領域の幅方向について直線状を呈している、請求項1ないし6のいずれかに記載の面状光源装置。
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