JP2008210749A - ライトガイド、光学素子、バックライト装置、ディスプレイ装置及び電子機器 - Google Patents

ライトガイド、光学素子、バックライト装置、ディスプレイ装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】輝度ムラを抑制して発光の均一化を図り、かつ、光の利用効率の向上させること。
【解決手段】光源ブロック4からコリメータ2に入射する入射光のうち、コリメータ2の切り欠き面2cに対して臨界角αより小さい光p1は、第1の境界層11を透過して導光板3に入射される。コリメータ2に入射した光源ブロック4からの光のうち、切り欠き面2cに対して上記臨界角α以上の光p2は、第1の境界層11により全反射する。全反射した第2の光p2のうち、第1の境界層11に対して所定の角度より小さい角度の第3の光p3は、直接コリメータ2の反射面2aで反射する。第2の光p2のうち、所定の角度以上の第4の光p4は第2の境界層12に対して臨界角以上で入射し、第2の境界層12で反射しコリメータ2の反射面2aで反射する。このように導光に影響を及ぼす各部の形状が設計されることで、導光板10に入射する光が極力平行化される。
【選択図】図3

Description

本発明は、発光素子から発せられた光を面発光させるライトガイド、これに用いられる光学素子、これらを用いたバックライト装置、ディスプレイ装置及び電子機器に関する。
LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を光源とする、液晶ディスプレイのバックライトとしては、いわゆるエッジライト型と直下型とがある。エッジライト型は、導光板の端面(側面)にLEDが配置されるバックライトである。直下型は、導光板の発光面である広い主面に対向してLEDが配置される。ディスプレイの大きさにもよるが、どちらのタイプでも、複数のLEDが配置されることが多い。
例えばエッジライト型のバックライトには、次のような問題点がある。一般的に、LEDの発光面積は、導光板の入光面の面積に対し小さいため、マクロ的には点光源に近い発光状態となる。したがって、入光面の全面に一様に光を入射させることができる冷陰極管タイプに対し、LEDが配置される近傍のみが極端に明るく、LEDとLEDの間が暗くなる、いわば光源が点在する状態となってしまい、導光板全体で均一な面発光とならない。また、液晶モジュールの小型化に伴う狭額縁化の要請から、導光板の入光面からバックライトとしての実用発光領域(通常、アクティブエリアという)までの距離はできるだけ短くしたい。こうなると、当然ながら入光部近くの発光面に発生する輝度ムラがアクティブエリアにまで露出しやすくなる。
かかる輝度ムラの問題を解決するため、入光面にプリズム等の形状を形成して入射光の光路を制御する導光板が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、満足の行く程度まで均一化されていないのが現状である。また、入光面がプリズム形状の導光板においては、入射後の光の進行角度が広がってしまう。したがって、一般的にはある角度範囲の光(主に、マクロ的な入射面の法線方向を中心としたある角度範囲内)を想定して設計されている導光板では、その光の利用効率が落ちてしまう。
一方、輝度ムラを抑制するために、ドットパターンを有する拡散シート等が用いられたバックライトがある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−196151号公報(段落[0019]、図2) 特開2001−312916号公報(図19)
しかしながら、特許文献2のようなドットパターンを備えた拡散シートは、プリズム形状の入光面を有する導光板に比べ、光の利用効率が低下する。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、輝度ムラを抑制して発光の均一化を図り、かつ、光の利用効率を向上させることができる技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るライトガイドは、光源ブロックから発せられた光を案内する導光板と、前記光源ブロックから発せられた光が入射する入射面と、前記入射面側に設けられ前記導光板側へ前記光を反射させる反射面とを有する光学素子と、前記導光板と前記光学素子との間に設けられ、臨界角より小さい角度の第1の光を透過させて前記導光板へ入射させ、かつ、前記臨界角以上の第2の光を反射させることで前記第2の光を前記反射面で反射させて前記導光板へ入射させる境界層とを具備する。
本発明では、境界層を介して第1の光が光学素子から導光板側へ透過し、光学素子の反射面により反射した第2の光が境界層を介して導光板側へ透過する。反射面の角度等が適宜設定されることにより、導光板内では平行光線が多くなる。したがって、輝度ムラが抑制されるとともに光の利用効率を向上させることができる。
第2の光に含まれる光線の角度等に応じて反射面は複数設けられていてもよい。
本発明の一の形態によれば、前記境界層は、前記第2の光のうち、所定の角度より小さい角度の第3の光を前記反射面へ導くように反射させ、前記第2の光のうち、前記所定の角度以上の第4の光を反射させる第1の境界層と、前記第1の境界層で反射された前記第4の光を前記反射面へ導くように反射させる第2の境界層とを有する。
本発明では、第2の境界層が、第1の境界層で反射した第4の光を光学素子の反射面へ導くように反射するので、光の利用効率を向上させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の境界層は、前記入射面に向けて凸状に形成されている。
本発明の一の形態によれば、前記第2の境界層は、前記入射面に平行に配置されている。
本発明の一の形態によれば、前記光学素子は、前記反射面に反射膜を有する。これにより、反射面での反射率が高められ、光の利用効率が向上する。例えば、前記反射面は、プリズム形状でなる。
本発明の一の形態によれば、前記光源ブロックは、並べられた複数の発光素子を有し、
前記複数の発光素子が並ぶ方向の前記第1の境界層の長さは、前記光源ブロックの当該方向の長さより長い。これにより、光源ブロックの長さが、第1の境界層の長さより長い場合に比べ、多くの平行光を作ることができる。
本発明の一の形態によれば、前記光源ブロックは、複数設けられ、前記第1の境界層は、前記光源ブロックに対応するように複数設けられている。本発明では、複数の光源ブロックから発せられたそれぞれの光が、導光板において平行光とされる。
本発明の他の観点に係るライトガイドは、光源ブロックから発せられた光が入射する入射面と、前記入射面側に設けられ、かつ、前記入射面に対して所定の角度で配置され、前記光を反射する反射面とを有する光学素子と、前記光学素子から出射した前記光を取り入れて案内する導光板と、前記入射面に向けて凸状に形成された部分を有し、前記入射面から入射した前記光及び該光のうち前記反射面で反射した反射光を透過させて前記導光板へ入射させる境界層とを具備する。
本発明では、境界層が凸状に形成された部分を有しているので、この部分において光学素子から導光板へ透過する光から多くの平行光線が作られる。また、反射面の角度が適宜設定されることにより、上記凸状の部分で反射した光からも多くの平行光が作られる。したがって、輝度ムラが抑制されるとともに光の利用効率を向上させることができる。
以上のように、本発明によれば、輝度ムラを抑制して発光の均一化を図り、かつ、光の利用効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るライトガイド(及びこのライトガイド10に取り付けられた光源ブロック4)を示す平面図である。図2は、図1に示すライトガイド10の側面図である。
ライトガイド10は、光源ブロック4が装着され、光源ブロック4から発せられた光をできるだけ平行光に近づける光学素子としてのコリメータ2と、コリメータ2から出射された光を案内する導光板3とを組として備える。
光源ブロック4は、赤、緑及び青(RGB)の少なくとも3つの発光素子9を有する。光源ブロック4または発光素子9としては、例えばLEDが用いられ、それは無機でも有機でもどちらであってもかまわない。本実施の形態の光源ブロック4は、例えば5つの発光素子9を有する。その5つの色の組み合わせは、適宜設定可能であり、その5つの色の組み合わせにより、光源ブロック4は白色光または白色に近い色の光を発する。なお、光源ブロック4が有する発光素子9の数は、5つに限られず、6つ以上でもよいし、2つ以下であってもよい。また白色のLEDが用いられてもよい。あるいは、光源ブロック4は、必ずしも白色を発光する形態に限られず、1つまたは複数の発光素子9により他の色を発光する形態であってもよい。
コリメータ2は、光源ブロック4から発せられた光線をできるだけ平行光で出射して導光板に入射させる機能を備える。コリメータ2は、光源ブロック4の発光面4aに対面し、光源ブロック4が発する光が入射する入射面2bを有する。また、光源ブロック4は、入射面2b側に設けられた光の反射面2aを有する。この反射面2aは、後でも説明するが、コリメータ2内を進む光を導光板3に向かわせるように反射する。反射面2aは、複数設けられ、これら複数の反射面2aは、コリメータ2に複数の3角プリズムが形成されることで実現されるが、3角形状に限られず、台形やその他の形状でもよい。反射面2aは、できるだけ多くの光が全反射する角度に設定されている。あるいは、反射面2aには、反射率を高めるための金属膜が形成されていてもよい。その金属膜は、例えば銀、アルミニウム等の蒸着により形成することができる。
図3は、光源ブロック4の近傍を拡大したライトガイド10の平面図である。コリメータ2の導光板3側に設けられた出光面6の一部には、切り欠き面2cが形成されている。後でも説明するが、切り欠き面2cにより、光源ブロック4から発せられる光の一部を当該切り欠き面2cから出射させ、導光板3に入射させる。切り欠き面2cは、例えば図3で見て3角形状に形成されている。導光板3のコリメータ側に設けられた入光面7の一部には、当該切り欠き面2cに沿う3角形状の突起面3cが形成されている。すなわち、このライトガイド10は、コリメータ2と導光板3との間に、光源ブロック4側(入射面2b側)に凸形状の第1の境界層11と、入射面2bに実質的に平行な第2の境界層12とを備える。以下、第1の境界層11及び第2の境界層12を含めた意味でこれを「境界層」15という。
コリメータ2の出光面6と導光板3の入光面7とは、例えば接着剤等で接合される場合もある。しかし、原理的(またはミクロ的)には、境界層15には空気があり、境界層15は空気層となる。なお、接着剤を用いずに、意図的にコリメータ2と導光板3との隙間を設けるようにして、コリメータ2と導光板3とが適当な固定具で固定されてもよい。
突起面3cの頂点3d及び切り欠き面2cの頂点2dは、典型的には、光源ブロック4の幅方向(X方向)における中央部に位置するように設計されている。しかしながら、頂点3d及び2dは必ずしも当該中央部に位置しなくてもよく、X方向でオフセットされていてもよい。本実施形態では、光源ブロック4の中央部を通り、光源ブロック4の発光面の法線方向(Y方向)を軸として、コリメータ2は対称的な構造となっている。特に、切り欠き面2c、導光板の突起面3c、上記反射面2aが対称位置に配置されている。
図3を参照して、突起面3cの頂角θ(切り欠き面2cの頂角でもある)は、例えば100°程度に設定されている。θは、例えば70〜140°程度に設定することができる。コリメータ2の入射面2bから切り欠き面2cの頂点2dまでの距離d1、切り欠き面2cのX方向での幅d2は適宜設定可能である。d2は、典型的には、光源ブロック4の幅d3より大きく設定される。光源ブロック4の種類、その配光特性、発光面積等によって、コリメータ2でより多くの平行光線を生成するための最適なθ(上記70〜140°に限られない。)、距離d1等が定められる。また、θやd1等により、導光板3における発光の光量を制御することができる。
図4は、以上のように構成されたライトガイド10を含むディスプレイ装置50の構造を模式的に示す断面図である。ディスプレイ装置50は、上記導光板3と下向きプリズムシート5とを含むバックライト16と、バックライト16の光の強度を部分選択的に変調するための液晶パネル(変調素子)8とを備える。
このバックライト16は、典型的には、導光板3と下向きプリズムシート5との間に、例えば図示しない拡散シート等が配置される。導光板3の下面3e側には、図示しない反射シートが配置される場合もある。導光板3の下面3eはプリズム形状とされているが、上面3fと平行な平面であってもよい。あるいは、導光板3の下面3eは、上面3fに光源ブロック4から離れるにしたがって上面3fに近づくテーパ面(あるいは斜面)であってもよい。また、プリズムシートとして下向きプリズムシート5が用いられたが、上向きプリズムシートでもよい。また、カッティングの方向が異なる複数のプリズムシートが用いられてもよい。このディスプレイ装置50のライトガイド10以外の部分を構成する光学シート類は、このように種々の変更が可能である。
次に、ライトガイド10の作用について説明する。
図1に示すように、光源ブロック4の各発光素子9から発せられる光は、ある角度を持つ拡散光となる。図3に示すように、この入射光のうち、コリメータ2の切り欠き面2cに対して臨界角αより小さい光(第1の光)p1は、切り欠き面2c、第1の境界層11及び突起面3cを透過して導光板3に入射される。突起面3cと切り欠き面2cとはほぼ平行になっているので、このコリメータ2内の第1の光p1の角度が導光板3でも保たれる。この第1の光p1の角度は、できるだけ平行光(すなわち、Y方向に平行な光)に近い光となるように、コリメータ2の設計がなされる。なお、例えばコリメータ2の屈折率が1.59の場合、臨界角αは、39°に設定することができるが、αは適宜変更可能である。
一方、コリメータ2に入射した光源ブロック4からの光のうち、切り欠き面2cに対して上記臨界角α以上の光(第2の光)p2は、第1の境界層11により反射(全反射)する。第1の境界層11により反射した第2の光p2のうち、第1の境界層11に対して所定の角度より小さい角度の第3の光p3は、直接コリメータ2の反射面2aで反射する。所定の角度とは、コリメータ2の設計により適宜定められる値である。第1の境界層11で全反射する第2の光p2のうち、所定の角度以上の第4の光p4は、第2の境界層12に対して臨界角以上で入射する。そして、その第4の光p4は、第2の境界層12で反射してからコリメータ2の反射面2aで反射する。すなわち、第3の光p3及び第4の光p4は、最終的には反射面2aで反射し、コリメータ2の出光面6、第2の境界層12及び導光板3の入光面7を透過し、平行光とされる。
図4に示すように、導光板3内を案内される光は、何回か反射を繰り返し、下面3eのプリズムで所定の臨界角より小さくなって立ち上げられ、上面3fから出射する。その光は、下向きプリズムシート5でさらに垂直方向(Z方向)に近づくように制御され、下向きプリズムシート5の上面から出射する。これにより、バックライト16が面発光する。
ここで、図5は、導光板103において平行光が少ない場合のデメリットを説明するための図である。図5(A)は、そのバックライト200の平面図、図5(B)は、図5(A)において矢印Aの方向で見たバックライト200の正面図である。光源ブロック104から導光板103への入射角が大きい場合、すなわち平行光線が少ない場合、図5(B)に示すように、プリズムシート等の光学シート108に入射する光のうち、視角方向(Z方向)から外れて出射する光が多くなる。これでは、光の利用効率(視角方向の輝度)が低下してしまう。光の利用効率を高めるには、図6(A)及び図6(B)に示すように、本実施の形態のように導光板3での平行光線が多い場合、図5のように視角方向から外れる光線は少ない。したがって、視角方向での輝度が向上し、かつ、輝度ムラも抑制される。
以上のように、本実施の形態に係るライトガイド10によれば、第1の境界層11を介して第1の光p1がコリメータ2から導光板3側へ透過し、コリメータ2の反射面2aにより反射した第2の光p2が第2の境界層12を介して導光板3側へ透過する。ここで、反射面2aの位置や角度が適宜設定されることにより、導光板3では平行光線が多くなる。平行光線が多くなれば、輝度ムラが抑制されるとともに、光の利用効率を向上させることができる。
特に、ミクロ的に見る場合、光源ブロック4の各発光素子(LED)9は面発光体であり、各発光素子9から発せられる光は、目視で確認できるほどの角度の発散光となる。発光素子9が点光源であれば、小さなレンズ等を用いることにより、光束を広げ、ある幅になったところで平行光にすることは可能である。しかし、点光源の場合であっても、レンズ系の配置スペースが必要となる。しかし、現実的には上記のように各発光素子9は面発光体なので、レンズ系の大きさもさらに大きくなり、さらに大きな配置スペースが必要になる。このようなレンズ系をバックライト装置に組み込むことは現実的ではない。本実施の形態によれば、このようなレンズ系を用いることなく、輝度ムラの抑制及び光の利用効率の向上を達成することができる。
また、本実施の形態では、光源ブロック4が複数の発光素子を有し、図3に示すように、d2>d3となっているので、d2<d3の場合に比べ、多くの平行光を効率良く作ることができる。
図7は、本実施の形態に係るライトガイドの光線をシミュレーションした図である。この図から、多くの光線が互いに平行光とされているのが分かる。なお、図7に示すライトガイドでは、コリメータの反射面の数が、図3に示したコリメータの反射面2aの数より多く、細かく形成されている。
図8は、試作品により発光の試験を行った様子を示す写真である。図8(A)は、光源ブロック及びコリメータがそれぞれ1つずつ設けられた例を示している。導光板は1つである。
図8(B)は、光源ブロック及びコリメータがそれぞれ2つずつ設けられた例を示している。導光板は1つであり、導光板の入光面に2つの突起面が設けられ、このように、複数の光源ブロック及び複数のコリメータが設けられる例も考えられる。複数のコリメータは、別体ではなく単体で構成することも可能である。
図9(A)及び図9(B)は、図8(A)及び図8(B)の試作品に用いられたコリメータの設計図をそれぞれ示す(単位:mm)。もちろん、これらのコリメータは単なる一例に過ぎない。
図10は、本発明の他の実施の形態に係るコリメータ及び導光板の境界層を示す図である。これらの図では、当該境界層付近、特に第1の境界層付近を示しており、他の部分は上記実施の形態と同様であるので省略している。
図10に示した境界層の形状は、すべて、「入射面に向けて凸形状」の概念に含まれる。符号23、33、43で示す部材が導光板であり、符号22、32、42で示す部材がコリメータである。
図10(A)に示す例に係る第1の境界層の一部には、コリメータの入射面に実質的に平行な部分17が設けられている。図10(B)に示す例に係る第1の境界層の一部には、曲線部18が設けられている。図10(C)に示す例に係る第1の境界層は、その全体が曲線19でなる。この曲線19は、例えば円弧であるが、楕円、放物線、または双曲線であってもよい。
図11は、図3に示した形態におけるθやd1を変形した例を示し、図11(A)〜図11(C)のそれぞれについて光線のシミュレーションを行った図である。図11(A)に示すd1−1は、図11(B)及び図11(C)に示すd1−2に比べ長く設定されている。図11(A)及び図11(B)のθ1は110°程度である。図11(C)のθ2は80°程度である。この中では、図11(B)に示す例が最も多くの平行光線が作られている。
図12は、例えば光源ブロックが複数設けられたライトガイドを示す平面図である。このライトガイド20では、図8(B)の説明でも述べたように、複数の光源ブロック4及び複数のコリメータ2が1枚の導光板53に取り付けられている。この場合、複数の光源ブロック4から発せられたそれぞれの光が、導光板53においてほぼ平行光とされる。
図13は、図12に示すライトガイド20を含むディスプレイを搭載した電子機器として、ラップトップ型のPC(Personal Computer)を示す斜視図である。このPC100では、光源ブロック4及びコリメータ2がディスプレイ24の下部に配置されているが、ディスプレイ24の左右端部のうち少なくとも一方に配置されてもよい。PC100ぐらいの大きさの機器に、ライトガイド20が組み込まれる場合、光源ブロック4及びコリメータ2の数は、図13で示したものよりさらに増えるであろう。
なお、図13では、電子機器としてPCを例に挙げた。しかし、PCに限らず、PDA(Personal Digital Assistance)、電子辞書、カメラ、オーディオ/ビジュアル機器、携帯電話、ゲーム機器、カーナビゲーション機器、その他の電化製品等が挙げられる。
本発明の一実施の形態に係るライトガイド(及びこのライトガイドに取り付けられた光源ブロック)を示す平面図である。 図1に示すライトガイドの側面図である。 光源ブロックの近傍を拡大したライトガイドの平面図である。 一実施形態に係るライトガイドを含むディスプレイ装置の構造を模式的に示す断面図である。 導光板において平行光が少ない場合のデメリットを説明するための図である。 一実施の形態に係るバックライトにおいて、平行光が多い場合を説明するための図である。 一実施の形態に係るライトガイドの光線をシミュレーションした図である。 試作品により発光の試験を行った様子を示す写真である。 図8(A)及び図8(B)の試作品にそれぞれ用いられたコリメータの設計図である。 本発明の他の実施の形態に係るコリメータ及び導光板の境界層を示す図である。 図3に示した形態におけるθやd1を変形した例を示している。 本発明のさらに別の実施の形態に係るライトガイドであって、光源ブロックが複数設けられたライトガイドを示す平面図である。 図12に示すライトガイドを含むディスプレイを搭載した電子機器として、ラップトップ型のPCを示す斜視図である。
符号の説明
p1…第1の光
p2…第2の光
p3…第3の光
p4…第4の光
2、22、32、42…コリメータ
2b…入射面
2a…反射面
2c…切り欠き面
3、23、33、43、53…導光板
3c…突起面
4…光源ブロック
4a…発光面
8…液晶パネル
9…発光素子
10、20…ライトガイド
11…第1の境界層
12…第2の境界層
24、50…ディスプレイ装置
100…PC(電子機器)

Claims (12)

  1. 光源ブロックから発せられた光を案内する導光板と、
    前記光源ブロックから発せられた光が入射する入射面と、前記入射面側に設けられ前記導光板側へ前記光を反射させる反射面とを有する光学素子と、
    前記導光板と前記光学素子との間に設けられ、臨界角より小さい角度の第1の光を透過させて前記導光板へ入射させ、かつ、前記臨界角以上の第2の光を反射させることで前記第2の光を前記反射面で反射させて前記導光板へ入射させる境界層と
    を具備することを特徴とするライトガイド。
  2. 請求項1に記載のライトガイドであって、
    前記境界層は、
    前記第2の光のうち、所定の角度より小さい角度の第3の光を前記反射面へ導くように反射させ、前記第2の光のうち、前記所定の角度以上の第4の光を反射させる第1の境界層と、
    前記第1の境界層で反射された前記第4の光を前記反射面へ導くように反射させる第2の境界層と
    を有することを特徴とするライトガイド。
  3. 請求項2に記載のライトガイドであって、
    前記第1の境界層は、前記入射面に向けて凸状に形成されていることを特徴とするライトガイド。
  4. 請求項2に記載のライトガイドであって、
    前記第2の境界層は、前記入射面に平行に配置されていることを特徴とするライトガイド。
  5. 請求項1に記載のライトガイドであって、
    前記光学素子は、前記反射面に反射膜を有することを特徴とするライトガイド。
  6. 請求項2に記載のライトガイドであって、
    前記光源ブロックは、並べられた複数の発光素子を有し、
    前記複数の発光素子が並ぶ方向の前記第1の境界層の長さは、前記光源ブロックの当該方向の長さより長いことを特徴とするライトガイド。
  7. 請求項2に記載のライトガイドであって、
    前記光源ブロックは、複数設けられ、
    前記第1の境界層は、前記光源ブロックに対応するように複数設けられていることを特徴とするライトガイド。
  8. 光源ブロックから発せられた光が入射する入射面と、前記入射面側に設けられ、かつ、前記入射面に対して所定の角度で配置され、前記光を反射する反射面とを有する光学素子と、
    前記光学素子から出射した前記光を取り入れて案内する導光板と、
    前記入射面に向けて凸状に形成された部分を有し、前記入射面から入射した前記光及び該光のうち前記反射面で反射した反射光を透過させて前記導光板へ入射させる境界層と
    を具備することを特徴とするライトガイド。
  9. 光源ブロックから発せられた光が入射する入射面と、
    前記入射面側に設けられ、前記入射面とは反対側に配置された導光板側へ前記光を反射させる反射面と、
    前記入射面とは反対側に設けられ、臨界角より小さい角度の第1の光を透過させて前記導光板へ入射させ、かつ、前記臨界角以上の第2の光を反射させることで前記第2の光を前記反射面で反射させて前記導光板へ入射させる出射面と
    を具備することを特徴とする光学素子。
  10. 光源ブロックと、
    前記光源ブロックから発せられた光を案内する導光板と、
    前記光源ブロックから発せられた光が入射する入射面と、前記入射面側に設けられ前記導光板側へ前記光を反射させる反射面とを有する光学素子と、
    前記導光板と前記光学素子との間に設けられ、臨界角より小さい角度の第1の光を透過させて前記導光板へ入射させ、かつ、前記臨界角以上の第2の光を反射させることで前記第2の光を前記反射面で反射させて前記導光板へ入射させる境界層と
    を具備することを特徴とするバックライト装置。
  11. 光源ブロックと、
    前記光源ブロックから発せられた光を案内する導光板と、
    前記光源ブロックから発せられた光が入射する入射面と、前記入射面側に設けられ前記導光板側へ前記光を反射させる反射面とを有する光学素子と、
    前記導光板と前記光学素子との間に設けられ、臨界角より小さい角度の第1の光を透過させて前記導光板へ入射させ、かつ、前記臨界角以上の第2の光を反射させることで前記第2の光を前記反射面で反射させて前記導光板へ入射させる境界層と、
    前記導光板が発する光の強度を変調する変調素子と
    を具備することを特徴とするディスプレイ装置。
  12. 光源ブロックと、
    前記光源ブロックから発せられた光を案内する導光板と、前記光源ブロックから発せられた光が入射する入射面と、前記入射面側に設けられ前記導光板側へ前記光を反射させる反射面とを有する光学素子と、前記導光板と前記光学素子との間に設けられ、臨界角より小さい角度の第1の光を透過させて前記導光板へ入射させ、かつ、前記臨界角以上の第2の光を反射させることで前記第2の光を前記反射面で反射させて前記導光板へ入射させる境界層とを有するライトガイドと、
    前記ライトガイドが発する光の強度を変調する変調素子と、
    操作入力に応じて前記変調素子を制御する制御部と
    を具備することを特徴とする電子機器。
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