JP2008210318A - 電子ファイル受渡システム、プログラム及び計算機システム - Google Patents

電子ファイル受渡システム、プログラム及び計算機システム Download PDF

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Abstract

【課題】安全で利便性の高い電子ファイル受渡プログラムを提供する。
【解決手段】複数の第1計算機に接続され、プロセッサ、メモリ及びインタフェースを備える電子ファイル受渡システムであって、前記メモリは、電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応を管理するファイル保存情報を記憶し、前記プロセッサは、電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレスを特定し、前記ファイル保存情報を参照して、前記特定された送信元のメールアドレスに対応する電子ファイルを特定し、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子ファイル受渡システムに関するものである。
従来、電子メールの送受信には向かない大容量の電子ファイルを受け渡す方法として次のようなWEBサーバ機能をもったシステムが知られている。システムは、電子ファイルの送信者からWEBブラウザを通じてWEBページのアクセスを受け付け、送信したい電子ファイル及び送信先のメールアドレスの指定を受ける。続いてこの電子ファイルをWEBサーバにアップロードすると同時に、ダウンロード用のURLを生成し、送信先のメールアドレスに対してこのURLを本文に記載した電子メールを送信する。その後、電子メールの受信者からWEBブラウザを通じてこのURLのアクセスを受け付け、電子ファイルがダウンロードされることで、電子ファイルの受け渡しを完了する。具体的に普及しているサービスとしてヤフー株式会社の「Yahoo!ブリースケース」やトッパン・フォームズ株式会社の「でじ便」(登録商標)が知られている。なお、ファイルのアップロード、ダウンロード、電子メールの送信に関する方法については、特許文献1に詳しく説明されており、URLの構成については特許文献2に詳しく説明されている。また、特許文献3には、電話の発信者番号を利用してパスワードを伝達するパスワード伝達システムが、詳しく説明されている。
特開平10−154110号 米国特許出願2003/0101271 A1 段落0120〜段落0154 特許公開2005−242993
しかしながら、特許文献1の技術によると、システムから送信されてきた電子メールが、送信者が意図しない者に盗聴された場合、電子ファイルが盗聴者によってダウンロードされてしまう問題がある。
この解決のために、前記システムが、送信者から送信する電子ファイルの指定を受ける際に、ダウンロード用のURLにアクセスするためのパスワードの設定を受け付け、電子メールの受信者がURLにアクセスした際にパスワードを尋ねる方法がある。この場合、送信者から受信者に対して、別途アクセス用のパスワードを伝えるという作業が発生する。この作業を電子メールで実施した場合に、同様に盗聴されればやはり盗聴者によって電子ファイルがダウンロードされてしまい、前記の問題が解決されない。
また、特許文献3のシステムでは、暗号化ファイルを復号する者が、音声で案内される復号のためのパスワードを誤って聞き取った場合、ファイルを復号できないという問題がある。また、復号するために、受け取ったパスワードを、復号用のアプリケーションに投入する作業が必要になるという問題がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであって、安全で利便性の高い電子ファイル受渡システムを提供することを目的とする。
本発明の代表的な形態は、複数の第1計算機に接続され、プロセッサ、メモリ及びインタフェースを備える電子ファイル受渡システムであって、前記メモリは、電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応を管理するファイル保存情報を記憶し、前記プロセッサは、電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレスを特定し、前記ファイル保存情報を参照して、前記特定された送信元のメールアドレスに対応する電子ファイルを特定し、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする。
本発明の代表的な形態によれば、安全で利便性の高い電子ファイル受渡システムを提供できる。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の電子ファイル受渡システム5のブロック図である。電子ファイル受渡システム5は、物理的には、CPUといった中央処理装置100、メモリといった主記憶装置200、ハードディスクといった補助記憶装置500、インターネット1等の通信回線とデータ通信を可能とするデータ通信インタフェース110、マウス又はキーボードといった入力装置(図示省略)、ディスプレイといった表示装置(図示省略)などを備えたコンピュータシステム(例えばサーバ、パーソナルコンピュータ)として構成されている。データ通信インタフェース110は、インターネット1を介して複数のパーソナルコンピュータ10及び20と接続されている。なお、パーソナルコンピュータ10は、電子ファイルを受け渡すユーザ(ファイル送信者)によって操作される。また、パーソナルコンピュータ20は、電子ファイルを受け取るユーザ(ファイル受信者)によって操作される。また、パーソナルコンピュータ10及び20は、インターネット接続機能を備えれば、いかなるものであってもよい。また、電子ファイル受渡システム5は、補助記憶装置500を備えずに、外部の記憶装置とデータ通信インタフェース110を介して接続されていてもよい(図2)。
次に、電子ファイル受渡システム5の変形例を説明する。図2は、第1の実施形態の電子ファイル受渡システム5の変形例の説明図である。本説明図の電子ファイル受渡システム5は、補助記憶装置500を内部に備えずに、外部の補助記憶装置500に接続している。外部の補助記憶装置500は、例えば、RAIDを構成するストレージシステム等である。
図3は、第1の実施形態の電子ファイル受渡システム5の機能ブロック図である。電子ファイル受渡システムは、主記憶装置200に、メインモジュール210、ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220、ファイル保存モジュール230、ダウンロード用URL生成モジュール240、ファイル情報保存モジュール250、電子メール送信モジュール260、送信元メールアドレス取得モジュール400、メール受信日時書込モジュール410、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310、ファイル情報読取モジュール320及びファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330を記憶している。これらのモジュールは、電子ファイルの受渡側に関連するモジュール及び電子ファイルの受取側に関連するモジュールからなる。以下、各構成要素について詳細に説明する。
メインモジュール210は、ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220、ファイル保存モジュール230、ダウンロード用URL生成モジュール240、ファイル情報保存モジュール250、電子メール送信モジュール260、送信元メールアドレス取得モジュール400、メール受信日時書込モジュール410、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310、ファイル情報読取モジュール320及びファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330の処理を制御する。
次に、電子ファイル受渡側に関連するモジュールの動作について説明する。
ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220は、データ通信インタフェース110を経由してパーソナルコンピュータ10からのアクセスを受け付ける。次に、ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220は、パーソナルコンピュータ10を操作するユーザが送信したい電子ファイル及びファイル受信者のメールアドレスを入力するためのアップロード用WEBページ(図4)を、アクセスされたパーソナルコンピュータ10に送出する。すると、パーソナルコンピュータ10は、受信したアップロード用WEBページを表示する。
図4は、第1の実施形態のパーソナルコンピュータ10が表示するアップロード用WEBページの説明図である。アップロード用WEBページには、送信ファイル入力欄、ファイル受信者メールアドレス入力欄及び送信ボタンを含む。パーソナルコンピュータ10は、送信ボタンが操作されると、送信ファイル入力欄及びファイル受信者メールアドレス入力欄に入力された情報(入力700)を、ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220に送信する。
ここで図3に戻る。ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220は、パーソナルコンピュータ10から入力700を受け付け、ファイル保存モジュール230に引き渡す。例えば、電子ファイル及び電子ファイル名は「C:¥file¥SecretFile.txt」、ファイル受信者のメールアドレスは「rv@jpo.go.jp」とする。
ファイル保存モジュール230は、ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220から入力700を受け付け、補助記憶装置500のファイル保存領域510に電子ファイルを保存するためのフォルダを作成する。なお、ファイル保存領域510は、補助記憶装置500の記憶領域であり、電子ファイルを記憶する。次に、ファイル保存モジュール230は、ファイル保存領域510に作成したフォルダに、入力700に含まれる電子ファイルを保存する。このとき、ファイル保存モジュール230は、電子ファイルの保存先のフォルダパスを取得する。引き続いて、ファイル保存モジュール230は、引渡710をダウンロード用URL生成モジュール240へ引き渡す。引渡710は、電子ファイル名、ファイル受信者のメールアドレス及びフォルダパスを含む。
ダウンロード用URL生成モジュール240は、ファイル保存モジュール230から引渡710を引き受け、ファイルID、受信者ID及びURL IDを自動生成し、これらを組み合せてダウンロード用URLを生成する。なお、ダウンロード用URL生成モジュール240は、URL IDを一意に生成することによって、URLも一意に生成できる。図5は、第1の実施形態のダウンロード用URL生成モジュール240が生成するURLの説明図である。なお、URLの構成については特許文献2に詳しく説明されている。また、このURLの生成方法は一例であり、本発明を実施できる範囲で他の方法を用いてもよい。
本説明図のURLは、構成要素1010〜1060を含む。構成要素1010が通信プロトコルを、構成要素1020がサーバを、構成要素1030がドメインを、構成要素1040がフォルダを、構成要素1050がプログラムファイルを、構成要素1060がURLパラメータを表す。URLパラメータを表す構成要素1060は、ファイルIDの「233」、受信者IDの「33982」及びURL IDの「FIAAAV4」を含む。
ここで、図3に戻る。ダウンロード用URL生成モジュール240は、URL生成後、引渡720をファイル情報保存モジュール250に渡す。引渡720には、生成したファイルID、受信者ID及びURL IDが含まれる。更に、引渡720には、引渡710に含まれる電子ファイル名、ファイル受信者のメールアドレス及びファイル保存先フォルダパスが含まれる。次に、ダウンロード用URL生成モジュール240は、生成したURL及び引渡710に含まれるファイル受信者のメールアドレスを電子メール送信モジュール260に引き渡す。
ファイル情報保存モジュール250は、ダウンロード用URL生成モジュール240から引渡720を引き受け、補助記憶装置500に格納されているファイル情報保存テーブル520(図6)に引渡720を保存する。本実施形態では、ファイル情報保存テーブル520にデータベースを用いているがXMLファイルを用いてもよい。なお、補助記憶装置500に情報を保存する際は、いったん補助記憶装置500から主記憶装置200に、関連データを読み込んで記憶し、次に処理した後に、改めて補助記憶装置500へ格納する。
図6は、第1の実施形態の電子ファイル受渡システム5のファイル情報保存テーブル520の構成図である。ファイル情報保存テーブル520は、URL ID5201、ファイルID5202、受信者ID5203、ファイル保存先フォルダパス5204、ファイル名5205、ファイル受信者メールアドレス5206及びメール受信日時5207を含む。URL ID5201は、ダウンロード用URL生成モジュール240が生成したURLの一意な識別子である。ファイルID5202は、当該URLによって送信するファイルの一意な識別子である。受信者ID5203は、当該ファイルの受信者の一意な識別子である。ファイル保存先フォルダパス5204は、当該ファイルの保存先のフォルダパスである。ファイル名5205は、当該ファイルの名称であり、ファイル受信者及びファイル送信者が識別に用いる。ファイル受信者メールアドレス5206は、当該電子ファイルの受信者のメールアドレスである。メール受信日時5207は、当該ファイル受信者メールアドレスからの空メールを受信した日時である。例えばレコード521であれば、URL ID5201は「FIAAAV4」、ファイルID5202は「233」、受信者ID5203は「33982」、ファイル保存先フォルダパス5204は「C:¥file¥FIAAAV4」、ファイル名5205は「SecretFIle.txt」、ファイル受信者メールアドレス5206は「xxxxxx@nifty.com」、メール受信日時5207は書き込みなしである。なお、図6に示したファイル情報保存テーブル520のテーブル構造は一例であり、本発明の利用者の規模又はシステムを構成する中央処理装置若しくは主記憶装置の性能などに応じて、本発明を実施できる範囲で変更できる。
ここで、図3に戻る。電子メール送信モジュール260は、ダウンロード用URL及びファイル受信者のメールアドレスをダウンロード用URL生成モジュール240から引き受ける。次に、電子メール送信モジュール260は、引き受けたダウンロード用URL、当該電子ファイル受渡システム5が受信可能なメールアドレス及び当該メールアドレスへ空メールを送信した後に前記URLにアクセスするように案内する文章を本文に含む電子メール800を生成する。又は、電子メール送信モジュール260は、引き受けたダウンロード用URL、及び当該電子メール800の送信元のメールアドレスへ空メールを送信した後に前記URLにアクセスするように案内する文章を本文に含む電子メール800を生成する。
次に、電子メール送信モジュール260は、作成した電子メール800を、ダウンロード用URL生成モジュール240から引き受けたファイル受信者のメールアドレスに送信する。例えば、電子メール送信モジュール260は、作成した電子メール800を、ファイル受信者によって操作されるパーソナルコンピュータ20に送信する。なお、本実施形態の電子ファイル受渡システム5はSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバといった電子メール送信機能を外部に備えていてもよいし、内部に備えていてもよい。ここで電子メール800の一例を示す。「お客様に電子ファイルが届いています。http://www.sample.com/cgi/posta.dll?pu=233−33982−FIAAAV4にアクセスしてダウンロードしてください。なお、上記URLにアクセスする前に”xxxxx@filedelivery.com”宛てに空メールを送信してください。空メール送信後、30秒以内に上記URLにアクセスいただきますとファイルをダウンロードできます。」なお、空メールは、本文に何も記載されていない電子メールである。なお、空メールの代わりに、本文や件名に情報が記載された電子メールであってもよい。
次に電子ファイル受取側に関連するモジュールの動作について説明する。
パーソナルコンピュータ20は、ファイル受信者の操作を契機に、受信した電子メール800に含まれるメールアドレス(電子ファイル受渡システム5が受信可能なメールアドレス)宛てに空メールを送信する。すると、送信元メールアドレス取得モジュール400は、パーソナルコンピュータ20から空メールを受信する。そして、送信元メールアドレス取得モジュール400は、当該空メールの送信元メールアドレス及び当該空メールを受信した日時をメール受信日時書込モジュール410に引き渡す。
メール受信日時書込モジュール410は、送信元メールアドレス取得モジュール400から送信元メールアドレス及び空メール受信日時を引き受ける。次に、メール受信日時書込モジュール410は、引き受けた送信元メールアドレスとファイル情報保存テーブル520のファイル受信者メールアドレス5206とが一致するレコードを、ファイル情報保存テーブル520から選択する。そして、メール受信日時書込モジュール410は、選択したレコードのメール受信日時5207に、引き受けた空メール受信日時を格納する。なお、一人の受信者に対して複数のファイルが送信されている場合には、メール受信日時書込モジュール410は、ファイル情報保存テーブル520から複数のレコードを選択するので、選択したすべてのレコードのメール受信日時5207に空メール受信日時を格納する。
図7は、第1の実施形態の電子ファイル受渡システム5のファイル情報保存テーブル520の構成図である。本説明図のファイル情報保存テーブル520は、ファイル受信者からの空メール受信後のものである。具体的には、送信元メールアドレス取得モジュール400が「2005年12月1日13時45分36秒」に「xxxxxx@nifty.com」を送信元とする空メールを受信した後のファイル情報保存テーブル520である。この場合、メール受信日時書込モジュール410は、送信元のメールアドレスの「xxxxxx@nifty.com」とファイル情報保存テーブル520のファイル受信者メールアドレス5206とが一致するレコード521及び523を、ファイル情報保存テーブル520から選択する。そして、選択したレコード521及び523のメール受信日時5207に、「2005年12月1日13時45分36秒」を格納する。これによって、図6に示すファイル情報保存テーブル520のレコード521及び523を、図7に示すファイル情報保存テーブル520のレコード531及び533に更新する。
ここで、図3に戻る。ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、データ通信インタフェース110を経由して、電子メール800を受信したユーザが操作するパーソナルコンピュータ20からのアクセスを受け付ける。そして、アクセスを受け付けたURLを、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310に引き渡し、アクセス許可の判定を依頼する。
ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300からURLを引き受ける。次に、引き受けたURLからファイルID、受信者ID及びURL IDを読み取る。次に、読み取ったURL IDをファイル情報読取モジュール320に引き渡し、ファイル情報保存テーブル520から当該URL IDに関する情報の読み取りを依頼する。例えば、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、「http://www.sample.com/cgi/posta.dll?pu=233−33982−FIAAAV4」というアクセスがあると、URL IDの「FIAAAV4」に関する情報の読み取りをファイル情報読取モジュール320に依頼する。
ファイル情報読取モジュール320は、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310からURL IDを引き受ける。次に、引き受けたURL IDとファイル情報保存テーブル520のURL ID5201とが一致するレコードを、ファイル情報保存テーブル520から選択する。次に、選択したレコードから、ファイルID5202、受信者ID5203、メール受信日時5207、ファイル名5205及びファイル保存先フォルダパス5204を抽出する。ここで、抽出した値を、応答730とする。そして、ファイル情報読取モジュール320は、応答730をダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310に送信する。なお、メール受信日時5207に値が格納されていない場合又はURL ID5201が合致するレコードがファイル情報保存テーブルに520に存在しない場合には、ファイル情報読取モジュール320は、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310にそのことを通知する。ここで通知方法の一例を示す。メール受信日時5207に値が格納されていない場合、ファイル情報読取モジュール320は、メール受信日時5207を無効値である「1900年1月1日00:00:00」とする応答730を送信する。また、URL ID5201が合致するレコードが存在しない場合、ファイル情報読取モジュール320は、応答730に含むファイルID5202を空欄とする応答730を送信する。なお、通知方法はその目的を達成する限り他の方法を用いることができる。
ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、ファイル情報読取モジュール320から応答730を引き受け、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300から引き受けたURLへのアクセスを許可するかどうかを判定する。アクセスを許可する場合、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300へ応答730を送信する。一方、アクセスを許可しない場合、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300へ不許可を通知する。例えば、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、応答730に含まれるファイル保存先フォルダパス5204を空欄とする応答730をファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300へ送信することによって、不許可を通知する。なお、不許可の通知方法はその目的を達成する限り他の方法を用いることができる。ここで、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、以下の3つの条件をすべて満たすと、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300から引き受けたURLへのアクセスを許可する。
(条件1)応答730を引き受けた時点の日時が、応答730に含まれるメール受信日時5207から一定時間以内であること。
(条件2)応答730に含まれるファイルID5202とファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300から引き受けたURLに含まれるファイルIDとが一致し、且つ、応答730に含まれる受信者ID5203とファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300から引き受けたURLに含まれる受信者IDとが一致すること。
(条件3)メール受信日時5207に値が格納されていないという通知及びURL ID5201が合致するレコードが存在しない旨の通知の少なくとも一方を、ファイル情報読取モジュール320から受けていないこと。
条件1の一定時間は、短い方が安全なファイルの受け渡しを実現できる。なぜならば、電子メール800を盗聴した本来のファイル受信者でない者によってファイルダウンロード用URLにアクセスされた日時が、アクセス許可される日時に含まれる可能性が低くなるからである。しかし逆に、条件1の一定時間が短過ぎると、本来のファイル受信者が電子メールを送信してからファイルダウンロード用URLにアクセスするまでに十分な時間を確保できないことから、ファイル受け取り時の利便性が低下する。本実施形態では、条件1の一定時間は、30秒とするが、安全性と利便性の兼ね合いから本発明の実施者に委ねられる。
ここでダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310がアクセスを許可すると判定する一例を示す。2005年12月1日13時45分36秒に、「xxxxxx@nifty.com」を送信元とし、且つ「xxxxx@filedelivery.com」を宛先とする空メールが送信され、続いて「http://www.sample.com/cgi/posta.dll?pu=233−33982−FIAAAV4」へアクセスがあり、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310が、2005年12月1日13時45分50秒に、ファイル情報読取モジュール320からファイルID「233」、受信者ID「33982」、メール受信日時「2005/12/1 13:45:36」、ファイル名「SecretFIle.txt」及びファイル保存先フォルダパス「C:¥file¥FIAAAV4」の応答を受けた。応答を引き受けた2005年12月1日13時45分50秒はメール受信日時の「2005/12/1 13:45:36」から30秒以上経過していないので、条件1を満たす。アクセスのあった「http://www.sample.com/cgi/posta.dll?pu=233−33982−FIAAAV4」に含まれるファイルID「233」及び受信者ID「33982」は、ファイル情報読取モジュール320から引き受けたファイルID「233」及び受信者ID「33982」と等しく、条件2を満たす。ファイル情報読取モジュール320に読み取りを依頼したURL ID「FIAAAV4」のレコードにメール受信日時が書き込まれていないという通知及び合致するレコードがないという通知の少なくとも一方を受けておらず、条件3を満たす。したがって、3つの条件全てを満たすので、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、当該URLのアクセスを許可すると判定する。
なお、本実施形態の条件1では、応答730に含まれるメール受信日時からダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310が応答730を引き受けた日時との間隔を用いた。例えばメール受信日時書込モジュール410がメールを受信した日時に当該一定時間を予め加算し、ファイル情報保存テーブル520のメール受信日時5207に格納することによって、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、応答730に含まれるメール受信日時と応答730を引き受けた日時とを比較してもよい。
また、本実施形態の条件1では、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310が、応答730を引き受けた日時の代わりに、URLアクセス日時を用いてもよい。この場合、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、パーソナルコンピュータ20からURLにアクセスがあった際に、アクセスされた日時を取得する。そして、取得した日時をURLアクセス日時として、URLと共にダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310に引き渡す。これによって、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、条件1にURLアクセス日時を用いることができる。
ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310から応答730を引き受け、応答730に含まれるファイル名5205及びファイル保存先フォルダパス5204をファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330に引き渡し、ファイルダウンロード用WEBページの生成を依頼する。ただし、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310からアクセス不許可の通知を受けた場合、そのことが分かるような応答730をファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330へ引き渡す。例えば、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、ファイル保存先フォルダパス5204をスペースとした応答730をファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330へ引き渡す。なお、アクセス不許可の通知方法は、その目的を達成する他の方法を用いてもよい。
ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330は、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300からファイル名5205及びファイル保存先フォルダパス5204を引き受け、ファイルダウンロード用WEBページを生成する。そして、生成したファイルダウンロード用WEBページをファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300へ応答する。ただし、ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330は、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300からアクセス不許可の通知を受けると、アクセスの拒否を示すWEBページを生成し、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300へ応答する。
ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330から引き受けたWEBページを、データ通信インタフェース110を経由して、パーソナルコンピュータ20へ送出する。すると、パーソナルコンピュータ20は、受信したファイルダウンロード用WEBページ(図8)を表示する。
図8は、第1の実施形態のパーソナルコンピュータ20が表示するファイルダウンロード用WEBページの説明図である。ファイルダウンロード用WEBページは、ファイル名を含む。ファイル名が操作されると、パーソナルコンピュータ20は、当該ファイル名に対応するファイルのダウンロードを、電子ファイル受渡システム5に要求する。すると、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、パーソナルコンピュータ20からファイルのダウンロードの要求を受ける。
図9は、第1の実施形態のパーソナルコンピュータが表示するアクセス拒否用のWEBページの説明図である。当該WEBページには、アクセスが拒否された旨が記載される。
本実施形態では、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310からアクセス拒否の通知を受けた場合でも、ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330へWEBページの生成を依頼したが、依頼をせずに事前に準備したアクセス拒否用のWEBページをパーソナルコンピュータ20に送出してもよい。
本実施形態では、電子ファイル受渡システム5が受信可能なメールアドレスを電子メール800に含ませることによって、ファイル受信者に当該メールアドレスを案内した。そこで、ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330が生成する(又は事前に準備した)アクセス拒否用のWEBページ(図10)において、再アクセスを促す文書を表示してもよい。
図10は、第1の実施形態の再アクセスを促すWEBページの説明図である。当該WEBページは、電子ファイル受渡システム5が受信可能なメールアドレスを案内すると共に、当該メールアドレスに空メールを送信した後に再アクセスするように促す文章を掲載する。例えば、当該WEBページには、「お客様のアクセスは拒否されました。電子メールを受信したメールアドレスから、xxxxx@filedelivery.comに空メールを送信し、30秒以内に改めて電子メールに記載のURLにアクセスしてください。」という文書が表示される。
また、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300が、感知したアクセスについてファイル受信者が開いたWEBブラウザの初回アクセスであることを判定すると、初回アクセス時のWEBページ(図11)をパーソナルコンピュータ20へ送出してもよい。
図11は、第1の実施形態の初回アクセス時のWEBページの説明図である。当該WEBページは、電子ファイル受渡システム5が受信可能なメールアドレスを案内すると共に、前記メールアドレスに空メールを送信した後にアクセスするよう案内する文章を掲載する。例えば、当該WEBページには、「アクセスありがとうございます。電子メールを受信したメールアドレスから、xxxxx@filedelivery.comに空メールを送信し、30秒以内に改めて電子メールに記載のURLにアクセスしてください。」という文書が表示される。
次に第1の実施形態で電子ファイル受渡システムを用いて電子ファイルを受け渡す方法について図を用いて説明する。図12では電子ファイル受渡側の処理を説明する。図13では電子ファイル受取側の処理を説明する。
図12は、第1の実施形態の電子ファイル受渡システム5の電子ファイル受渡側の処理のフローチャートである。
まず、電子ファイル受渡プログラムのファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220は、パーソナルコンピュータ10からのアクセスを待ち受ける。そして、パーソナルコンピュータ10からのアクセスがあるまで、待機する(ステップS001)。ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220は、アクセスを受けると、アップロード用WEBページ(図4)をパーソナルコンピュータ10に送出する(ステップS002)。
ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220は、電子ファイル、電子ファイル名及びファイル受信者のメールアドレスを受け付け、ファイル保存モジュール230に引き渡す(ステップS003)。
ファイル保存モジュール230は、ファイル保存領域510にフォルダを作成して電子ファイルを保存する(ステップS004)。
またファイル保存モジュール230は、ファイル名、ファイル受信者のメールアドレス及びファイル保存先のフォルダパスをダウンロード用URL生成モジュール240に引き渡す(ステップS005)。
ダウンロード用URL生成モジュール240は、ファイル保存モジュール230から引き受けた情報に基づいて、ファイルID、受信者ID及びURL IDを生成する。そして、ダウンロード用URL生成モジュール240は、生成したIDを組み合せてダウンロード用URLを生成する。続いて、ダウンロード用URL生成モジュール240は、生成したファイルID、受信者ID及びURL IDをファイル情報保存モジュール250に引き渡す。更に、ダウンロード用URL生成モジュール240は、引き受けた電子ファイル名、ファイル受信者のメールアドレス及びファイル保存先フォルダパスを、ファイル情報保存モジュール250に引き渡す。また、ダウンロード用URL生成モジュール240は、生成したダウンロード用URL及び引き受けたファイル受信者のメールアドレスを電子メール送信モジュール260に引き渡す(ステップS006)。
ファイル情報保存モジュール250は、ダウンロード用URL生成モジュール240から引き受けた情報を、ファイル情報保存テーブル520に保存する(ステップS007)。具体的には、ファイル情報保存モジュール250は、引き受けたURL IDを、ファイル情報保存テーブル520のURL ID5201に格納する。次に、引き受けたファイルIDを、ファイル情報保存テーブル520のファイルID5202に格納する。次に、引き受けた受信者IDを、ファイル情報保存テーブル520の受信者ID5203に格納する。次に、引き受けたファイル保存先フォルダパスを、ファイル情報保存テーブル520のファイル保存先フォルダパス5204に格納する。次に、引き受けたファイル名を、ファイル情報保存テーブル520のファイル名5205に格納する。次に、引き受けたファイル受信者のメールアドレスを、ファイル情報保存テーブル520のファイル受信者メールアドレス5206に格納する。
電子メール送信モジュール260は、ダウンロード用URL及び電子ファイル受信者のメールアドレスをダウンロード用URL生成モジュール240から引き受ける。そして、電子メール送信モジュール260は、引き受けたダウンロード用URL、電子ファイル受渡システム5が受信可能なメールアドレス及び当該メールアドレスに空メールを送信した後に当該ダウンロード用URLにアクセスするように案内する文章を含む電子メールを生成する(ステップS008)。
電子メール送信モジュール260は、生成した電子メールを、ステップS008で引き受けたファイル受信者のメールアドレスに対して送信する(ステップS009)。
図13は、第1の実施形態の電子ファイル受渡システム5の電子ファイル受取側の処理のフローチャートである。
送信元メールアドレス取得モジュール400は、パーソナルコンピュータ20から空メールを受信する。次に、送信元メールアドレス取得モジュール400は、受信した空メールの送信元メールアドレス及び当該空メールを受信した日時をメール受信日時書込モジュール410に引き渡す(ステップS010)。
メール受信日時書込モジュール410は、送信元メールアドレス取得モジュール400から送信元メールアドレス及び空メールを受信した日時を引き受ける。次に、メール受信日時書込モジュール410は、引き受けた送信元メールアドレスとファイル情報保存テーブル520のファイル受信者メールアドレス5206とが一致するレコードを、ファイル情報保存テーブル520から選択する。次に、メール受信日時書込モジュール410は、選択したレコードのメール受信日時5207に、引き受けた空メール受信日時を格納する(ステップS011)。
ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、パーソナルコンピュータ20のアクセスを待ち受ける状態にある。ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、アクセスを受けると、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310に受け付けたURLを引き渡し、アクセス許可の判定を依頼する(ステップS012)。
ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300からURLを引き受け、URLからファイルID、受信者ID及びURL IDを読み取る。続いて、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、読み取ったURL IDをファイル情報読取モジュール320に引き渡す。そして、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、当該URL IDに関する情報の読み取りを、ファイル情報読取モジュール320に依頼する(ステップS013)。
ファイル情報読取モジュール320は、受け取ったURL IDとファイル情報保存テーブル520のURL ID5201とが一致するレコードを、ファイル情報保存テーブル520から選択する。次に、ファイル情報読取モジュール320は、選択したレコードから、ファイルID5202、受信者ID5203、メール受信日時5207、ファイル名5205及びファイル保存先フォルダパス5204を読み取り、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310に応答する(ステップS014)。
ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、ファイル情報読取モジュール320から応答を受けた時点の日時が、応答に含まれるメール受信日時5207から一定時間以内であるかどうかを判定することによって、条件1を満たすかどうかを判定する。条件1を満たさない場合、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、アクセスを不許可と判定する(ステップS015)。
次に、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、ファイル情報読取モジュール320から引き受けた応答に含まれるファイルID5202とファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300から引き受けたURLに含まれるファイルIDとが一致し、且つ、ファイル情報読取モジュール320からの応答に含まれる受信者ID5203とファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300から引き受けたURLに含まれる受信者IDとが一致するかどうかを判定することによって、条件2を満たすかどうかを判定する。条件2を満たさない場合、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、アクセスを不許可と判定する(ステップS016)。
次に、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、ファイル情報読取モジュール320に読み取りを依頼したURL IDに対応するレコードのメール受信日時5207に値が書き込まれていないという通知及びURL ID5201が合致するレコードがないという通知の少なくとも一方を受けていないかどうかを判定することによって、条件3を満たすかどうかを判定する。条件3を満たさない場合、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、アクセスを不許可と判定する(ステップS017)。
ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、条件1、条件2及び条件3をすべて満たした場合に、アクセス許可と判定する。そして、ファイル情報読取モジュール320から受けたファイルID5202、受信者ID5203、メール受信日時5207、ファイル名5205及びファイル保存先フォルダパス5204を、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300に応答する。ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310から受けた応答に含まれるファイル名5205及びファイル保存先フォルダパス5204を、ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330に引き渡し、ファイルダウンロード用WEBページの生成を依頼する(ステップS030)。
ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310は、アクセスを不許可と判定した場合、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300に不許可を通知する。そして、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310からアクセスを不許可とする判定の通知があると、ファイル保存先フォルダパス5204をスペースとした応答730を、ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330へ引き渡す(ステップS040)。
ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330は、ファイル名5205及び前記ファイル保存先フォルダパス5204を引き受け、ファイルダウンロード用WEBページを生成し、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300へ応答する(ステップS031)。
ただし、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300からの引き渡し内容が、ダウンロード用URLへのアクセス不許可を示すものであった場合、ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330は、アクセスの拒否を示すWEBページを生成し、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300へ応答する(ステップS041)。
ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330から引き受けたWEBページを、パーソナルコンピュータ20へ送出する(ステップS050)。
ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300は、ファイルダウンロード用のWEBページを通じて、パーソナルコンピュータ20からファイルダウンロードを受け付ける(ステップS051)。
このように、本実施形態に係る電子ファイル受渡システムによれば、ファイル送信者が意図しない者に電子メールを盗聴された場合であっても、ファイル送信者が指定したメールアドレスから空メールを送信できなければ電子ファイルをダウンロードできない。また、ファイルダウンロード用のURLにアクセスするためのパスワードや、ファイルを復号化するためのパスワードを、ファイル送信者とファイル受取者との間で受け渡す必要がない。よって、盗聴者による電子ファイルのダウンロードを防止し、安全で利便性の高い電子ファイル受渡プログラム及び電子ファイル受渡システムを提供することができる。
なお、第1の実施形態では、ファイル受信者からの空メールの受信について、メール受信日時を管理したが、空メールを受信したかどうかを管理するだけでもよい。この場合、空メールを過去に受信していれば電子ファイルのダウンロードを許可する。ただしメール受信日時を管理する場合に比べ、ダウンロード用のURLが記載された電子メールを盗聴した者によって、電子ファイルがダウンロードされてしまう危険性は増す。電子メール受信日時を管理するかどうかは、必要とする安全性の強度に応じて本発明の実施者に委ねられる。
次に、第1の実施の形態の変形例を説明する。第1の実施の形態では、電子ファイルを受信するパーソナルコンピュータ20が、空メールを送信した。一方、第1の実施の形態の変形例では、電子ファイルを受信するパーソナルコンピュータ20以外のパーソナルコンピュータ(メール送信端末)が、空メールを送信してもよい。なお、空メールを送信するメール送信端末は、電子メールを送受信できるものであればいかなるものであってもよく、ここでは携帯電話として説明する。
第1の実施の形態の変形例では、ファイル送信者は、送信したい電子ファイル、電子ファイル名、ファイル受信者が操作するパーソナルコンピュータ20のメールアドレス及びファイル受信者が所有する携帯電話のメールアドレスを、パーソナルコンピュータ10に入力する。そして、パーソナルコンピュータ10は、入力された電子ファイル、電子ファイル名、ファイル受信者が操作するパーソナルコンピュータ20のメールアドレス及びファイル受信者が所有する携帯電話のメールアドレスを、入力700として、電子ファイル受渡システム5に送信する。
電子ファイル受渡システム5は、ステップS007において、携帯電話のメールアドレスを、ファイル情報保存テーブル520のファイル受信者メールアドレス5206に格納する。
また、電子ファイル受渡システム5は、ステップS009において、当該電子ファイル受渡システム5が受信可能なメールアドレス及び当該メールアドレスへ空メールを送信した後に前記URLにアクセスするように案内する文章を本文に含む電子メール800を、パーソナルコンピュータ20のメールアドレスに対して送信する(ステップS009)。なお、当該送信される電子メールは、当該電子ファイル受渡システム5が受信可能なメールアドレスに対応するQRコード等のバーコード情報を含んでいてもよい。
そして、ファイル受信者は、ステップS010において、パーソナルコンピュータ20が受信した電子メールに含まれるメールアドレス宛ての空メールを、携帯電話から送信する。すると、電子ファイル受渡システム5は、携帯電話のメールアドレスを送信元とする空メールを受信する。第1の実施の形態におけるこれら以外の処理は、第1の実施の形態の処理と同様である。よって説明を省略する。
第1の実施の形態の変形例では、電子ファイルを受信するパーソナルコンピュータ20と異なるメール送信端末から空メールを送信しない限り、パーソナルコンピュータ20は、電子ファイルを受信できない。つまり、ファイル受信者は、パーソナルコンピュータ20及び携帯電話の両方を所有していなければ、電子ファイルを取得できない。よって、第1の実施の形態の変形例によれば、第1の実施の形態よりも、安全に電子ファイルを受け渡すことができる。
(第2の実施形態)
本実施の形態においては、ファイル受信者が、ファイルをアップロードする際に、事前に登録しておいたファイル受信者メールアドレスを選択することで、同時に複数のファイル受信者を指定する場合について説明する。
第2の実施形態の電子ファイル受渡システム5の構成は、第1の実施形態で示した図1と同じため、省略する。
図14は、第2の実施形態の電子ファイル受渡システム5の機能ブロック図である。第2の実施形態における電子ファイル受渡システム5は、主記憶装置200に、メインモジュール210、ファイル保存モジュール230、ダウンロード用URL生成モジュール240、ファイル情報保存モジュール250、電子メール送信モジュール260、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270、受信者情報読取モジュール280、送信元メールアドレス取得モジュール400、メール受信日時書込モジュール410、ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール300、ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール310、ファイル情報読取モジュール320及びファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール330を記憶している。これらのモジュールは、電子ファイルの受渡側に関連するモジュール及び電子ファイルの受取側に関連するモジュールからなる。図14において、図3と同じモジュールについては図3と同じ符号を付してその説明は省略する。以下、図3にはなかった各構成要素の詳細を説明する。
ファイル送信用WEBページ送出モジュール270及び受信者情報読取モジュール280は、ファイル受渡側に関連するモジュールである。
ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、データ通信インタフェース110を経由してパーソナルコンピュータ10からのアクセスを受け付ける。次に、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、前記パーソナルコンピュータ10を操作するユーザが電子ファイル受渡システム5を利用するためのログイン認証を求めるログイン用WEBページ(図15)をパーソナルコンピュータ10に送出する。すると、パーソナルコンピュータ10は、受信したログイン用WEBページを表示する。
図15は、第2の実施形態のパーソナルコンピュータ10が表示するログイン用WEBページの説明図である。ログイン用WEBページには、ユーザID入力欄、パスワード入力欄及びログインボタンを含む。パーソナルコンピュータ10は、ログインボタンが操作されると、ユーザID入力欄及びパスワード入力欄に入力された情報を、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270に送信する。
ここで図14に戻る。ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、パーソナルコンピュータ10からユーザID入力欄及びパスワード入力欄に入力された情報を受け付ける。次に、前記ユーザID及び前記パスワードの組み合わせに一致するレコードが、ログイン情報保存テーブル540(図21)に保存されているか読み取り、保存されていた場合にはログインを承認する。続いてファイル送信用WEBページ2701(図16)をパーソナルコンピュータ10に送出する。すると、パーソナルコンピュータ10は、受信したファイル送信用WEBページ2701を表示する。
図21は、第2の実施形態の電子ファイル受渡システムのログイン情報保存テーブル540の構成図である。ログイン情報保存テーブル540は、ユーザID5401及びパスワード5402を含む。ユーザID5401は、電子ファイル受渡システム5を使用するユーザを一意に識別する識別子である。パスワード5402は、ユーザID5401で示されるユーザのログインパスワードである。
例えばレコード541であれば、ユーザID5401は「yamada」、パスワード5402は「Del09sxd」である。なお、受信者情報保存テーブル550には、事前に所定の方法でユーザID5401及びパスワード5402を保存しておく。
本ログイン認証技術は、会員向けWEBサイトを提供するシステムでは一般的であり、詳細な説明は省略する。
図16は、第2の実施形態のパーソナルコンピュータ10が表示するファイル送信用WEBページ2701の説明図である。ファイル送信用WEBページ2701には、送信ファイル入力欄、ファイル受信者選択ボタン及び送信ボタンを含む。パーソナルコンピュータ10は、受信者選択ボタンが操作されると、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270にファイル受信者選択用WEBページ2801を要求する。
ここで図14に戻る。ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、パーソナルコンピュータ10からファイル受信者選択用WEBページ2801の要求を受け付ける。次にログイン中のユーザIDを受信者情報読取モジュール280に引き渡し、受信者情報保存テーブル550から当該ユーザIDに関連する情報の読み取りを依頼する。
図17は、第2の実施形態の電子ファイル受渡システムの受信者情報保存テーブル550の構成図である。受信者情報保存テーブル550は、ユーザID5501、ファイル受信者名5502及びファイル受信者メールアドレス5503を含む。ユーザID5501は、電子ファイル受渡システム5を使用するユーザを一意に識別する識別子である。ファイル受信者名5502は、ファイルの受信者を示す名称である。ファイル受信者メールアドレス5503は、ファイル受信者名5502で示されるファイル受信者のメールアドレスである。なお、受信者情報保存テーブル550には、事前に所定の方法でユーザID5501、ファイル受信者名5502及びファイル受信者メールアドレス5503を保存しておく。本実施形態では、受信者情報保存テーブル550にデータベースを用いているがXMLファイルを用いてもよい。
例えば、レコード551であれば、ユーザID5501は「yamada」、ファイル受信者名5502は「IT商事・佐藤」、ファイル受信者メールアドレス5503は「sato@it−shouji.co.jp」である。なお、図17に示した受信者情報保存テーブル550のテーブル構造は一例であり、本発明の利用者の規模又はシステムを構成する中央処理装置若しくは主記憶装置の性能などに応じて、本発明を実施できる範囲で変更できる。
ここで図14に戻る。受信者情報読取モジュール280は、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270からユーザIDを引き受ける。次に、受信者情報読取モジュール280は、引き受けたユーザIDと受信者情報保存テーブル550のユーザID5501とが一致するレコードを読み取り、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270に応答する。一致するレコードが複数ある場合、受信者情報読取モジュール280は、全ての情報を応答する。例えば、ユーザID「yamada」がログインしていた場合、受信者情報読取モジュール280は、レコード551、552及び553を応答する。
ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、受信者情報読取モジュール280から応答を受ける。次に、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、受け付けた応答に基づいて、ファイル受信者選択用WEBページ2801を生成して、パーソナルコンピュータ10へ送出する。すると、パーソナルコンピュータ10は、受信したファイル受信者選択用WEBページ2801(図18)を表示する。
図18は、第2の実施形態のパーソナルコンピュータ10が表示するファイル受信者選択用WEBページ2801の説明図である。ファイル受信者選択用WEBページ2801は、チェックボックス、ファイル受信者名、ファイル受信者メールアドレス及び決定ボタンを含む。
ここで図14に戻る。パーソナルコンピュータ10は、決定ボタンが操作されると、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270に、チェックボックスでチェックされているファイル受信者名及びファイル受信者メールアドレスを、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270に送信する。例えば、ファイル受信者名が「IT商事・佐藤」及び「情報通商・高橋」のチェックボックスにチェックが入っていた場合、「IT商事・佐藤、sato@it−shouji.co.jp」及び「情報通商・高橋、taka@johosho.co.jp」を送信する。
ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、パーソナルコンピュータ10から、ファイル受信者名及びファイル受信者メールアドレスを受け付ける。続いて、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、ファイル送信用WEBページ2702を生成し、パーソナルコンピュータ10へ送出する。すると、パーソナルコンピュータ10は、受信したファイル送信用WEBページ2702(図19)を表示する。
図19は、第2の実施形態のパーソナルコンピュータ10が表示するファイル送信用WEBページ2702の説明図である。ファイル送信用WEBページ2702は、送信ファイル入力欄、ファイル受信者名、ファイル受信者メールアドレス及び送信ボタンを含む。パーソナルコンピュータ10は、送信ボタンが操作されると、送信ファイル入力欄に入力された情報及びファイル受信者メールアドレス(入力900)を、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270に送信する。
ここで図14に戻る。ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、パーソナルコンピュータ10から入力900を受け付け、ファイル保存モジュール230に引き渡す。例えば、ファイル受信者メールアドレスが、「sato@it−shouji.co.jp」及び「taka@johosho.co.jp」であった場合、これに電子ファイルを含め「C:¥file¥SecretFIle.txt、sato@it−shouji.co.jp」及び「C:¥file¥SecretFIle.txt、taka@johosho.co.jp」をファイル保存モジュール230に引き渡す。
ファイル保存モジュール230は、ファイル送信用WEBページ送出モジュール270から、電子ファイル及びファイル受信者メールアドレスを引き受け、第1の実施形態と同様の方法で処理する。
以下、他のモジュールの機能は第1の実施例と同様のため、説明は省略する。
電子ファイル受取側に関連するモジュールの機能は第1の実施例と同じため、説明は省略する。
次に第2の実施形態で電子ファイル受渡システムを用いて電子ファイルを受け渡す方法について図を用いて説明する。図20では電子ファイル受渡側の処理を説明する。なお、電子ファイル受取側の処理は図13を用いて説明した第1の実施例と同様のため説明を省略する。
図20は、第2の実施形態の電子ファイル受渡システム5の電子ファイル受渡側の処理のフローチャートである。
まず、電子ファイル受渡プログラムのファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、パーソナルコンピュータ10からのアクセスを待ち受ける。そして、パーソナルコンピュータ10からのアクセスがあるまで、待機する(ステップS101)。ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、アクセスを受けると、ログイン用WEBページ(図15)をパーソナルコンピュータ10に送出する(ステップS102)。
ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220は、パーソナルコンピュータ10からログインを受け付け、ファイル送信用WEBページ2701(図16)をパーソナルコンピュータ10に送出する(ステップS103)。
ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220は、パーソナルコンピュータ10から受信者選択ボタンの操作を受け付け、受信者情報保存テーブル550の読み取りを受信者情報読取モジュール280に依頼する。次に、ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール220は、前記依頼の応答に基づいてパーソナルコンピュータ10にファイル受信者選択用WEBページ2801(図18)を送出する(ステップS104)。
ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、パーソナルコンピュータ10から、ファイル受信者名及びファイル受信者メールアドレスを受け付け、ファイル送信用WEBページ2702(図19)を送出する(ステップS105)。
ファイル送信用WEBページ送出モジュール270は、パーソナルコンピュータ10から送信ボタンの操作を受け付け、電子ファイル、電子ファイル名及びファイル受信者のメールアドレスをファイル保存モジュール230に引き渡す。(ステップS106)。
以降のステップS004〜009は第1の実施例と同様のため説明は省略する。
このように、本実施形態に係る電子ファイル受渡システム5によれば、ファイル送信者が意図しない者に電子メールを盗聴された場合であっても、ファイル送信者が指定したメールアドレスから空メールを送信できなければ電子ファイルをダウンロードできない。また、ファイルダウンロード用のURLにアクセスするためのパスワードや、ファイルを復号化するためのパスワードを、ファイル送信者とファイル受取者との間で受け渡す必要がない。よって、盗聴者による電子ファイルのダウンロードを防止し、安全で利便性の高い電子ファイル受渡プログラム及び電子ファイル受渡システムを提供することができる。また、ファイル受信者が、ファイルをアップロードする際に、事前に登録しておいたファイル受信者メールアドレスを選択することで、同時に複数のファイル受信者を指定することができる。
(第3の実施の形態)
第1及び第2の実施の形態では、電子ファイル受渡システム5は、空メールを受信してから所定の時間内に限り、当該空メールの送信元のメールアドレスに対応する電子ファイルのダウンロードを許可した。一方、第3の実施の形態では、電子ファイル受渡システム5は、空メールを送信したファイル受信者と当該ファイル受信者が操作するパーソナルコンピュータ20との対応を正確に把握する。つまり、第3の実施の形態では、電子ファイル受渡システム5は、空メールを送信したファイル受信者によって操作されるパーソナルコンピュータ20のみに、電子ファイルのダウンロードを許可する。
第3の実施形態の電子ファイル受渡システム5の構成は、第1の実施形態で示した図1と同じため、省略する。
図22は、第3の実施の形態のファイル情報保存テーブルの一例を示した図である。第3の実施の形態のファイル情報保存テーブル520は、URL ID5201、ファイルID5202、受信者ID5203、ファイル保存先フォルダパス5204、ファイル名5205、ファイル受信者メールアドレス5206、受渡用メールアドレス5208、セッションID5209及びメール受信フラグ5210を含む。URL ID5201、ファイルID5202、受信者ID5203、ファイル保存先フォルダパス5204、ファイル名5205及びファイル受信者メールアドレス5206は、第1の実施の形態のファイル情報保存テーブル(図6)に含まれるものと同一なので説明を省略する。セッションID5209は、当該ファイルを受け渡すための通信を識別するための識別子である。一般的に、セッションIDは、WEBサーバとWEBブラウザとの間の通信を識別する識別子である。セッションIDの生成及び管理は、通常のWEBサーバ及び通常のWEBブラウザの機能である。したがって、セッションIDの詳細な説明は、省略する。受渡用メールアドレス5208は、当該セッションID5209に割り当てられたメールアドレスである。つまり、受渡用メールアドレス5208は、当該ファイルを受け渡すための通信に割り当てられたメールアドレスである。なお、受渡用メールアドレス5208は、通信に割り当てられたメールアドレスでなく、URL ID5201又はファイルID5202などに割り当てられたメールアドレスであってもよい。メール受信フラグ5210は、当該ファイル受信者メールアドレス5206を送信元とし、且つ、当該受渡用メールアドレス5208を送信先とする電子メールを当該電子ファイル受渡システム5が受信したか否かを示す。本実施の形態では、当該電子メールを当該電子ファイル受渡システム5が受信した場合、メール受信フラグ5210には「1」が格納される。一方、当該電子メールを当該電子ファイル受渡システム5が受信していない場合、メール受信フラグ5210には初期値の「0」が格納される
次に第3の実施形態の電子ファイル受渡システム5の電子ファイル受渡側の処理は、第1の実施の形態(図12)と同一であるので、説明を省略する。但し、第3の実施の形態のステップS008では、電子ファイル受渡システム5は、ダウンロードURL及び当該ダウンロード用URLにアクセスするように案内する文章を含む電子メールを生成する。つまり、電子ファイル受渡システム5は、当該電子ファイル受渡システム5のメールアドレスを含まない電子メールを作成する。
図23は、第3の実施形態の電子ファイル受渡システム5の電子ファイル受取側の処理のフローチャートである。
電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20のアクセスを待ち受ける状態にある(S111)。電子ファイル受渡システム5は、URLに対するアクセスを受けると、電子ファイル受渡システム5が受信可能なメールアドレスの中から、セッションID、URL ID又はファイルIDのいずれにも割り当てられていないメールアドレスを選択する。このため電子ファイル受渡システム5には、当該電子ファイル受渡システム5が受信可能なメールアドレスが予め複数設定されている。そして、電子ファイル受渡システム5は、選択したメールアドレスを、受渡用メールアドレスとして設定する(S112)。なお、電子ファイル受渡システム5は、受渡用メールアドレスを選択する代わりに、電子ファイル受渡システム5が受信可能なランダムなメールアドレスを新たに作成してもよい。そして、電子ファイル受渡システム5は、作成した新たなメールアドレスを受渡用メールアドレスとして設定する。
ここで、電子ファイル受渡システム5の受渡用メールアドレスの生成方法の一例を説明する。電子ファイル受渡システム5は、ランダムな文字列を生成する。電子ファイル受渡システム5は、生成したランダムな文字列及び電子ファイル受渡システム5に割り当てられているドメインに基づいて、受渡用メールアドレスを生成する。ランダムな文字列が「eodikaoct」且つドメインが「filedelivery.com」の場合、受渡用メールアドレス作成モジュールは、「eodikaoct@filedelivery.com」を受渡用メールアドレスとして生成する。なお、受渡用メールアドレスの生成方法は、その目的を達成する限り他の方法を用いてもよい。
次に、電子ファイル受渡システム5は、選択又は作成した受渡用メールアドレス、メール送信完了ボタン、及び当該受渡用メールアドレスへ空メールを送信した後に当該メール送信完了ボタンを操作するように案内する文章を含む空メール送信要求用WEBページを生成する(S113)。なお、当該からメール送信用要求用WEBページは、受渡用メールアドレスに対応するQRコードを含んでいてもよい。そして、電子ファイル受渡システム5は、URLに対するアクセスの応答として、生成した空メール送信要求用WEBページをパーソナルコンピュータ20に送信する。このとき、電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20との通信にセッションIDを付与することによって、セッション管理を行う。
更に、電子ファイル受渡システム5は、ファイル情報保存テーブル520を更新する。具体的には、電子ファイル受渡システム5は、URLから読み取ったURL IDとファイル情報保存テーブル520のURL ID5201とが一致するレコードを、ファイル情報保存テーブル520から選択する。次に、電子ファイル受渡システム5は、選択したレコードの受渡用メールアドレス5208に、選択又は作成した受渡用メールアドレスを格納する。次に、電子ファイル受渡システム5は、選択したレコードのセッションID5209に、パーソナルコンピュータ20との通信に付与したセッションIDを格納する。次に、電子ファイル受渡システム5は、選択したレコードのメール受信フラグ5210に、「0」を格納する。
一方、パーソナルコンピュータ20は、空メール送信要求用WEBページを受信し、表示する。次に、パーソナルコンピュータ20は、ファイル受信者の操作を契機に、表示された空メール送信要求用WEBページに含まれる受渡用メールアドレス宛ての空メールを送信する。これによって、パーソナルコンピュータ20は、当該パーソナルコンピュータ20のメールアドレスを送信元とし、且つ、受渡用メールアドレスを送信先とする空メールを、電子ファイル受渡システム5に送信する。なお、ユーザは、パーソナルコンピュータ20以外のメール送信端末から、受渡用メールアドレス宛ての空メールを送信してもよい。この場合、メール送信端末は、当該メール送信端末のメールアドレスを送信元とし、且つ、受渡用メールアドレスを送信先とする空メールを、電子ファイル受渡システム5に送信する。
電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20などから空メールを受信する(S114)。次に、電子ファイル受渡システム5は、受信した空メールの送信元メールアドレス及び送信先メールアドレスを抽出する。次に、電子ファイル受渡システム5は、ファイル情報保存テーブル520からレコードを選択する。選択条件は、抽出した送信元メールアドレスとファイル受信者メールアドレス5206とが一致し、且つ、抽出した送信先メールアドレスとファイル情報保存テーブル520の受渡用メールアドレス5208とが一致することである。次に、電子ファイル受渡システム5は、選択したレコードのメール受信フラグ5210に「1」を格納する(S115)。電子ファイル受渡システム5は、前述の通り、レコードを選択することで、ファイルの受取が試みられている電子ファイルを特定できる。
一方、ユーザは、表示された空メール送信要求用WEBページに含まれるメール送信完了ボタンを操作する。すると、パーソナルコンピュータ20は、ファイルのダウンロード要求を電子ファイル受渡システム5に送信する。電子ファイル受渡システム5は、ファイルのダウンロード要求をパーソナルコンピュータ20から受信する(S116)。すると、電子ファイル受渡システム5は、受信したファイルのダウンロード要求の通信に対応するセッションIDを特定する。次に、電子ファイル受渡システム5は、特定したセッションIDとファイル情報保存テーブル520のセッションID5209とが一致するレコードを、ファイル情報保存テーブル520から選択する。なお、ファイルのダウンロード要求は、ファイルIDを含んでいてもよい。この場合、電子ファイル受渡システム5は、ファイルのダウンロード要求に含まれるファイルIDとファイル情報保存テーブル520のファイルID5202とが一致するレコードを、ファイル情報保存テーブル520から選択する。同様に、ファイルのダウンロード要求は、URL IDを含んでいてもよい。この場合、電子ファイル受渡システム5は、ファイルのダウンロード要求に含まれるURL IDとファイル情報保存テーブル520のURL ID5201とが一致するレコードを、ファイル情報保存テーブル520から選択する。
次に、電子ファイル受渡システム5は、選択したレコードのメール受信フラグ5210に「1」が格納されているか否かを判定する(S117)。メール受信フラグ5210に「0」が格納されている場合、電子ファイル受渡システム5は、アクセスを不許可と判定する(S122)。この場合、電子ファイル受渡システム5は、アクセスの拒否を示すWEBページを生成し(S123)、パーソナルコンピュータ20へ送信する(S120)。
一方、メール受信フラグ5210に「1」が格納されている場合、電子ファイル受渡システム5は、アクセス許可と判定する(S118)。この場合、電子ファイル受渡システム5は、選択したレコードから、ファイル名5205及びファイル保存先フォルダパス5204を抽出する。次に、電子ファイル受渡システム5は、抽出したファイル名5205及びファイル保存先フォルダパス5204に基づいて、抽出したファイル名5205を含むファイルダウンロード用WEBページを生成する(S119)。そして、電子ファイル受渡システム5は、生成したファイルダウンロード用WEBページを、パーソナルコンピュータ20へ送信する(S120)。
パーソナルコンピュータ20は、ファイルダウンロード用WEBページを受信する。次に、ファイルダウンロード用WEBページに含まれるファイル名がファイル受信者によって操作されると、パーソナルコンピュータ20は、当該ファイル名に対応するファイルのダウンロードを、電子ファイル受渡システム5に要求する(S121)。すると、電子ファイル受渡システム5は、要求されたファイルを、パーソナルコンピュータ20に送信する。
なお、パーソナルコンピュータ20が、電子ファイル受渡システム5にアクセスしてから、電子ファイルを受信するまでに、パーソナルコンピュータ20のWEBブラウザが閉じられるなどして、処理が中断した場合、電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20からの次のアクセスによって、セッションIDを改めて生成する。更に、電子ファイル受渡システム5は、受渡用メールアドレスを改めて選択又は生成する。そして、電子ファイル受渡システム5は、選択又は生成したメールアドレスを、受渡用メールアドレス5208に改めて格納する。また、電子ファイル受渡システム5は、生成したセッションIDを、セッションID5209に改めて格納する。また、電子ファイル受渡システム5は、メール受信フラグ5210に「0」を格納する。つまり、電子ファイル受渡システム5は、ステップS111から、処理を再開する。
なお、本実施の形態では、電子ファイル受渡システム5が、受渡用メールアドレスを作成又は選択したが、パーソナルコンピュータ20が、受渡用メールアドレスを作成又は選択してもよい。この場合、パーソナルコンピュータ20は、作成又は選択した受渡用メールアドレスを表示する。ユーザは、表示されたメールアドレス宛ての空メールを、パーソナルコンピュータ20又はメール送信端末から送信する。更に、パーソナルコンピュータ20は、作成又は選択した受渡用メールアドレスを電子ファイル受渡システム5に通知する。このとき、電子ファイル受渡システム5は、受渡用メールアドレスが通知された通信に対応するセッションIDを特定する。次に、電子ファイル受渡システム5は、特定したセッションIDとファイル情報保存テーブル520のセッションID5209とが一致するレコードを、ファイル情報保存テーブル520から選択する。次に、電子ファイル受渡システム5は、選択したレコードの受渡用メールアドレス5208に、受信した受渡用メールアドレスを格納する。
本実施形態の電子ファイル受渡システム5によれば、ファイル送信者が意図しない者に電子メールを盗聴された場合であっても、ファイル送信者が指定したメールアドレスから空メールを送信できなければ電子ファイルをダウンロードできない。また、ファイルダウンロード用のURLにアクセスするためのパスワードや、ファイルを復号化するためのパスワードを、ファイル送信者とファイル受取者との間で受け渡す必要がない。よって、盗聴者による電子ファイルのダウンロードを防止し、安全で利便性の高い電子ファイル受渡プログラム及び電子ファイル受渡システムを提供することができる。更に、本実施の形態の電子ファイル受渡システム5は、空メールを送信したファイル受信者と当該ファイル受信者が操作するパーソナルコンピュータ20との対応を正確に把握する。つまり、第3の実施の形態では、電子ファイル受渡システム5は、空メールを送信したファイル受信者によって操作されるパーソナルコンピュータ20のみに、電子ファイルのダウンロードを許可する。
次に、第3の実施形態における電子ファイル受渡システム5の変形例を説明する。第3の実施形態における電子ファイル受渡システム5のファイル情報保存テーブル520は、メール受信フラグ5210を含む。一方、本変形例の電子ファイル受渡システム5のファイル情報保存テーブル520は、アクセス開始日時5211(図示省略)を、メール受信フラグ5210の代わりに含む。そして、電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20のアクセス開始時刻から、ファイルのダウンロード要求の受信時刻の間隔を、ファイルのダウンロード要求の可否判定に用いる。
この場合の処理の概要を説明する。第3の実施形態における電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20のアクセスを受けると、メール受信フラグ5210に「0」を格納する。一方、本変形例の電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20のアクセスを受けると、アクセス開始日時5211に、アクセスを受信した日時を格納する。
第3の実施形態における電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20からファイルのダウンロード要求を受信すると、セッションIDに基づいて選択したレコードのメール受信フラグ5210に「1」が格納されているか否かを判定する(S117)。一方、本変形例の電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20からファイルのダウンロード要求を受信すると、ファイルのダウンロード要求を受信した日時を取得する。続けて、本変形例の電子ファイル受渡システム5は、セッションIDに基づいて選択したレコードのアクセス開始日時5211を読み取る。そして、本変形例の電子ファイル受渡システム5は、取得したファイルダウンロード要求の受信日時と読み取ったアクセス開始日時5211との間の時間を算出する。算出した時間が閾値以内の場合、電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20によるファイルのダウンロードを許可する。
なお、本変形例の電子ファイル受渡システム5は、アクセス開始時刻5211の代わりに、メール受信日時5207を管理してもよい。この場合、本変形例の電子ファイル受渡システム5は、電子メールの受信日時とファイルのダウンロード要求の受信日時との間の時間を算出する。算出した時間が閾値以内の場合、電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20によるファイルのダウンロードを許可する。
前述の通り、本変形例の電子ファイル受渡システム5は、パーソナルコンピュータ20のアクセス開始時刻を、管理することで、パーソナルコンピュータ20は、所定の時間内で、受取の処理を完了させなければファイルを受信することができない。したがって、本来のファイル受信者でない者が、セッションIDをジャックした場合でも、所定の時間内に
本変形例の電子ファイル受渡システム5にファイルのダウンロード要求を送信しなければ、ファイルを詐取することはできない。したがって、本変形例の電子ファイル受渡システム5は、より安全なファイルの受渡サービスを提供できる。
第1〜第3の実施の形態では、空メールを用いたが、UA(ユーザエージェント)が、電子メールと同じアドレス体系で構成されるプロトコルなどを用いてもよい。このプロトコルは、例えば、SIP(SESSION INITIATION PROTOCOL)である。この場合、空メールの代わりに、シグナリングが送信される。
第1の実施形態の電子ファイル受渡システムのブロック図である。 第1の実施形態の電子ファイル受渡システムの変形例の説明図である。 第1の実施形態の電子ファイル受渡システムの機能ブロック図である。 第1の実施形態のパーソナルコンピュータが表示するアップロード用WEBページの説明図である。 第1の実施形態のダウンロード用URL生成モジュールが生成するURLの説明図である。 第1の実施形態の電子ファイル受渡システムのファイル情報保存テーブルの構成図である。 第1の実施形態の電子ファイル受渡システムのファイル情報保存テーブルの構成図である。 第1の実施形態のパーソナルコンピュータが表示するファイルダウンロード用WEBページの説明図である。 第1の実施形態のパーソナルコンピュータが表示するアクセス拒否用のWEBページの説明図である。 第1の実施形態の再アクセスを促すWEBページの説明図である。 第1の実施形態の初回アクセス時のWEBページの説明図である。 第1の実施形態の電子ファイル受渡システムの電子ファイル受渡側の処理のフローチャートである。 第1の実施形態の電子ファイル受渡システムの電子ファイル受取側の処理のフローチャートである。 第2の実施形態の電子ファイル受渡システムの機能ブロック図である。 第2の実施形態のパーソナルコンピュータが表示するログイン用WEBページの説明図である。 第2の実施形態のパーソナルコンピュータが表示するファイル送信用WEBページの説明図である。 第2の実施形態の電子ファイル受渡システムの受信者情報保存テーブルの構成図である。 第2の実施形態のパーソナルコンピュータが表示するファイル受信者選択用WEBページの説明図である。 第2の実施形態のパーソナルコンピュータが表示するファイル送信用WEBページの説明図である。 第2の実施形態の電子ファイル受渡システムの電子ファイル受渡側の処理のフローチャートである。 第2の実施形態の電子ファイル受渡システムのログイン情報保存テーブルの構成図である。 第3の実施の形態のファイル情報保存テーブルの一例を示した図である。 第3の実施形態の電子ファイル受渡システムの電子ファイル受取側の処理のフローチャートである。
符号の説明
1 インターネット
5 電子ファイル受渡システム
10 パーソナルコンピュータ
20 パーソナルコンピュータ
100 中央処理装置
110 データ通信インタフェース
200 主記憶装置
210 メインモジュール
220 ファイルアップロード用WEBページ送出モジュール
230 ファイル保存モジュール
240 ダウンロード用URL生成モジュール
250 ファイル情報保存モジュール
260 電子メール送信モジュール
270 ファイル送信用WEBページ送出モジュール
280 受信者情報読取モジュール
300 ファイルダウンロード用WEBページ送出モジュール
310 ダウンロード用URLアクセス可否判定モジュール
320 ファイル情報読取モジュール
330 ファイルダウンロード用WEBページ生成モジュール
400 送信元メールアドレス取得モジュール
410 メール受信日時書込モジュール
500 補助記憶装置

Claims (36)

  1. 複数の第1計算機に接続され、プロセッサ、メモリ及びインタフェースを備える電子ファイル受渡システムであって、
    前記メモリは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレスを特定し、
    前記ファイル保存情報を参照して、前記特定された送信元のメールアドレスに対応する電子ファイルを特定し、
    前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする電子ファイル受渡システム。
  2. 複数の第1計算機に接続され、プロセッサ、メモリ及びインタフェースを備える電子ファイル受渡システムであって、
    前記メモリは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応及び当該メールアドレスからの電子メール受信時刻を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレス及び当該受信した電子メールの受信時刻を特定し、
    前記特定された電子メールの受信時刻を前記ファイル保存情報に格納し、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求の受信時刻を特定し、
    前記特定された電子ファイルに対応するユーザのメールアドレスからの電子メールの受信時刻を、前記ファイル保存情報から抽出し、
    前記特定されたダウンロード要求の受信時刻と前記抽出された電子メールの受信時刻との差が閾値以内であるか否かを判定し、
    ダウンロード要求の受信時刻と電子メールの受信時刻との差が閾値以内である場合、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする電子ファイル受渡システム。
  3. 複数の第1計算機に接続され、プロセッサ、メモリ及びインタフェースを備える電子ファイル受渡システムであって、
    前記メモリは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応及び当該メールアドレスからの電子メールの受信の有無を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレスを特定し、
    前記特定された送信元のメールアドレスからの電子メールを受信したことを、前記ファイル保存情報に格納し、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイルを特定し、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定された電子ファイルに対応するメールアドレスからの電子メールを受信した否かを判定し、
    当該電子メールを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする電子ファイル受渡システム。
  4. 複数の第1計算機に接続され、プロセッサ、メモリ及びインタフェースを備える電子ファイル受渡システムであって、
    前記メモリは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    前記第1計算機からアクセスを受信すると、当該電子ファイル受渡システムが受信可能なメールアドレスのうち、以前に受信したアクセスのいずれにも割り当てられていないメールアドレスを、当該受信したアクセスに割り当て、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレス及び送信先のメールアドレスを特定し、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求に対応するアクセスを特定し、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定されたアクセスに割り当てられているメールアドレスを送信先とし、且つ、前記特定された電子ファイルに対応するメールアドレスを送信元とする電子メールを受信したか否かを判定し、
    当該電子メールを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする電子ファイル受渡システム。
  5. 更に、第2計算機に接続され、
    前記プロセッサは、
    電子ファイル及び当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのメールアドレスを、前記第2計算機から受信し、
    前記受信した電子ファイルと前記受信したメールアドレスとの対応を、前記ファイル保存情報に格納することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の電子ファイル受渡システム。
  6. 前記プロセッサは、電子ファイルのダウンロードを許可すると、当該電子ファイルのダウンロード要求の送信元である前記第1計算機に当該電子ファイルを送信することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の電子ファイル受渡システム。
  7. 更に、前記電子ファイルを記憶するストレージ装置に接続され、
    前記プロセッサは、電子ファイルのダウンロードを許可した場合、ダウンロード要求の送信元である前記第1計算機への当該電子ファイルの送信を、前記ストレージ装置に指示することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の電子ファイル受渡システム。
  8. 前記プロセッサは、電子メールの送信要求の出力を前記第1計算機に指示することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の電子ファイル受渡システム。
  9. 更に、電子メールを送信可能な電子メール送信装置に接続され、
    前記プロセッサは、前記第1計算機又は前記電子メール送信装置のいずれかから電子メールを受信することを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の電子ファイル受渡システム。
  10. 前記プロセッサは、
    前記アクセスを受信した時又は前記電子メールを受信した時から、前記電子ファイルのダウンロード要求を受信した時までの時間が閾値以内であるか否かを判定し、
    当該電子メールを受信したと判定し、且つ当該時間が閾値以内と判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする請求項4に記載の電子ファイル受渡システム。
  11. 複数の第1計算機に接続されている電子ファイル受渡システムが実行するプログラムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プログラムは、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレスを特定するステップと、
    前記ファイル保存情報を参照して、前記特定された送信元のメールアドレスに対応する電子ファイルを特定するステップと、
    前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可するステップと、を前記電子ファイル受渡システムに実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 複数の第1計算機に接続されている電子ファイル受渡システムが実行するプログラムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応及び当該メールアドレスからの電子メール受信時刻を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プログラムは、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレス及び当該受信した電子メールの受信時刻を特定するステップと、
    前記特定された電子メールの受信時刻を前記ファイル保存情報に格納するステップと、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求の受信時刻を特定するステップと、
    前記特定された電子ファイルに対応するユーザのメールアドレスからの電子メールの受信時刻を、前記ファイル保存情報から抽出するステップと、
    前記特定されたダウンロード要求の受信時刻と前記抽出された電子メールの受信時刻との差が閾値以内であるか否かを判定するステップと、
    ダウンロード要求の受信時刻と電子メールの受信時刻との差が閾値以内である場合、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可するステップと、を前記電子ファイル受渡システムに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 複数の第1計算機に接続されている電子ファイル受渡システムが実行するプログラムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応及び当該メールアドレスからの電子メールの受信の有無を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プログラムは、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレスを特定するステップと、
    前記特定された送信元のメールアドレスからの電子メールを受信したことを、前記ファイル保存情報に格納するステップと、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイルを特定するステップと、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定された電子ファイルに対応するメールアドレスからの電子メールを受信した否かを判定するステップと、
    当該電子メールを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可するステップと、を前記電子ファイル受渡システムに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 複数の第1計算機に接続されている電子ファイル受渡システムが実行するプログラムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プログラムは、
    前記第1計算機からアクセスを受信すると、当該電子ファイル受渡システムが受信可能なメールアドレスのうち、以前に受信したアクセスのいずれにも割り当てられていないメールアドレスを、当該受信したアクセスに割り当てるステップと、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレス及び送信先のメールアドレスを特定するステップと、
    前記ファイル保存情報を参照して、前記特定された送信元のメールアドレスに対応する電子ファイルを特定するステップと、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求に対応するアクセスを特定するステップと、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定されたアクセスに割り当てられているメールアドレスを送信先とし、且つ、前記特定された電子ファイルに対応するメールアドレスを送信元とする電子メールを受信したか否かを判定するステップと、
    当該電子メールを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可するステップと、を前記電子ファイル受渡システムに実行させることを特徴とするプログラム。
  15. 第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1の計算機及び前記第2の計算機に接続される電子ファイル受渡システムと、を備える計算機システムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイル及び前記第1の計算機を操作するユーザのメールアドレスを、前記第2の計算機から受信し、
    前記受信した電子ファイルと前記受信したメールアドレスとの対応を、ファイル保存情報に格納し、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレスを特定し、
    前記ファイル保存情報を参照して、前記特定された送信元のメールアドレスに対応する電子ファイルを特定し、
    前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする計算機システム。
  16. 第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1の計算機及び前記第2の計算機に接続される電子ファイル受渡システムと、を備える計算機システムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイル及び前記第1の計算機を操作するユーザのメールアドレスを、前記第2の計算機から受信し、
    前記受信した電子ファイルと前記受信したメールアドレスとの対応を、前記電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応及び当該メールアドレスからの電子メール受信時刻を管理するファイル保存情報に格納し、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレス及び当該受信した電子メールの受信時刻を特定し、
    前記特定された電子メールの受信時刻を前記ファイル保存情報に格納し、
    ダウンロード要求を前記第1計算機から受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求の受信時刻を特定し、
    前記特定された電子ファイルに対応するユーザのメールアドレスからの電子メールの受信時刻を、前記ファイル保存情報から抽出し、
    前記特定されたダウンロード要求の受信時刻と前記抽出された電子メールの受信時刻との差が閾値以内であるか否かを判定し、
    ダウンロード要求の受信時刻と電子メールの受信時刻との差が閾値以内である場合、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする計算機システム。
  17. 第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1の計算機及び前記第2の計算機に接続される電子ファイル受渡システムと、を備える計算機システムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイル及び前記第1の計算機を操作するユーザのメールアドレスを、前記第2の計算機から受信し、
    前記受信した電子ファイルと前記受信したメールアドレスとの対応を、前記電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応及び当該メールアドレスからの電子メールの受信の有無を管理するファイル保存情報に格納し、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレスを特定し、
    前記特定された送信元のメールアドレスからの電子メールを受信したことを、前記ファイル保存情報に格納し、
    ダウンロード要求を前記第1計算機から受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイルを特定し、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定された電子ファイルに対応するメールアドレスからの電子メールを受信した否かを判定し、
    当該電子メールを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする計算機システム。
  18. 第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1の計算機及び前記第2の計算機に接続される電子ファイル受渡システムと、を備える計算機システムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイル及び前記第1の計算機を操作するユーザのメールアドレスを、前記第2の計算機から受信し、
    前期受信した電子ファイルと前記受信したメールアドレスとの対応を、前記電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのメールアドレスとの対応を管理するファイル保存情報に格納し、
    前記第1計算機からアクセスを受信すると、当該電子ファイル受渡システムが受信可能なメールアドレスのうち、以前に受信したアクセスのいずれにも割り当てられていないメールアドレスを、当該受信したアクセスに割り当て、
    電子メールを受信した場合、当該受信した電子メールの送信元のメールアドレス及び送信先のメールアドレスを特定し、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求に対応するアクセスを特定し、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定されたアクセスに割り当てられているメールアドレスを送信先とし、且つ、前記特定された電子ファイルに対応するメールアドレスを送信元とする電子メールを受信したか否かを判定し、
    当該電子メールを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする計算機システム。
  19. 複数の第1計算機に接続され、プロセッサ、メモリ及びインタフェースを備える電子ファイル受渡システムであって、
    前記メモリは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレスを特定し、
    前記ファイル保存情報を参照して、前記特定された送信元のユーザエージェントアドレスに対応する電子ファイルを特定し、
    前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする電子ファイル受渡システム。
  20. 複数の第1計算機に接続され、プロセッサ、メモリ及びインタフェースを備える電子ファイル受渡システムであって、
    前記メモリは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応及び当該ユーザエージェントアドレスからのシグナリング受信時刻を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレス及び当該受信したシグナリングの受信時刻を特定し、
    前記特定されたシグナリングの受信時刻を前記ファイル保存情報に格納し、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求の受信時刻を特定し、
    前記特定された電子ファイルに対応するユーザのユーザエージェントアドレスからのシグナリングの受信時刻を、前記ファイル保存情報から抽出し、
    前記特定されたダウンロード要求の受信時刻と前記抽出されたシグナリングの受信時刻との差が閾値以内であるか否かを判定し、
    ダウンロード要求の受信時刻とシグナリングの受信時刻との差が閾値以内である場合、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする電子ファイル受渡システム。
  21. 複数の第1計算機に接続され、プロセッサ、メモリ及びインタフェースを備える電子ファイル受渡システムであって、
    前記メモリは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応及び当該ユーザエージェントアドレスからのシグナリングの受信の有無を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレスを特定し、
    前記特定された送信元のユーザエージェントアドレスからのシグナリングを受信したことを、前記ファイル保存情報に格納し、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイルを特定し、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定された電子ファイルに対応するユーザエージェントアドレスからのシグナリングを受信した否かを判定し、
    当該シグナリングを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする電子ファイル受渡システム。
  22. 複数の第1計算機に接続され、プロセッサ、メモリ及びインタフェースを備える電子ファイル受渡システムであって、
    前記メモリは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    前記第1計算機からアクセスを受信すると、当該電子ファイル受渡システムが受信可能なユーザエージェントアドレスのうち、以前に受信したアクセスのいずれにも割り当てられていないユーザエージェントアドレスを、当該受信したアクセスに割り当て、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレス及び送信先のユーザエージェントアドレスを特定し、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求に対応するアクセスを特定し、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定されたアクセスに割り当てられているユーザエージェントアドレスを送信先とし、且つ、前記特定された電子ファイルに対応するユーザエージェントアドレスを送信元とするシグナリングを受信したか否かを判定し、
    当該シグナリングを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする電子ファイル受渡システム。
  23. 更に、第2計算機に接続され、
    前記プロセッサは、
    電子ファイル及び当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスを、前記第2計算機から受信し、
    前記受信した電子ファイルと及び前記受信したユーザエージェントアドレスとの対応を、前記ファイル保存情報に格納することを特徴とする請求項19から22のいずれか一つに記載の電子ファイル受渡システム。
  24. 前記プロセッサは、電子ファイルのダウンロードを許可すると、当該電子ファイルのダウンロード要求の送信元である前記第1計算機に当該電子ファイルを送信することを特徴とする請求項19から23のいずれか一つに記載の電子ファイル受渡システム。
  25. 更に、前記電子ファイルを記憶するストレージ装置に接続され、
    前記プロセッサは、電子ファイルのダウンロードを許可した場合、ダウンロード要求の送信元である前記第1計算機への当該電子ファイルの送信を、前記ストレージ装置に指示することを特徴とする請求項19から23のいずれか一つに記載の電子ファイル受渡システム。
  26. 前記プロセッサは、シグナリングの送信要求の出力を前記第1計算機に指示することを特徴とする請求項19から25のいずれか一つに記載の電子ファイル受渡システム。
  27. 更に、シグナリングを送信可能なシグナリング送信装置に接続され、
    前記プロセッサは、前記第1計算機又は前記シグナリング送信装置のいずれかからシグナリングを受信することを特徴とする請求項19から26のいずれか一つに記載の電子ファイル受渡システム。
  28. 前記プロセッサは、
    前記アクセスを受信した時又は前記シグナリングを受信した時から、前記電子ファイルのダウンロード要求を受信した時までの時間が閾値以内であるか否かを判定し、
    当該シグナリングを受信したと判定し、且つ当該時間が閾値以内と判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする請求項22に記載の電子ファイル受渡システム。
  29. 複数の第1計算機に接続されている電子ファイル受渡システムが実行するプログラムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プログラムは、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレスを特定するステップと、
    前記ファイル保存情報を参照して、前記特定された送信元のユーザエージェントアドレスに対応する電子ファイルを特定するステップと、
    前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可するステップと、を前記電子ファイル受渡システムに実行させることを特徴とするプログラム。
  30. 複数の第1計算機に接続されている電子ファイル受渡システムが実行するプログラムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応及び当該ユーザエージェントアドレスからのシグナリング受信時刻を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プログラムは、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレス及び当該受信したシグナリングの受信時刻を特定するステップと、
    前記特定されたシグナリングの受信時刻を前記ファイル保存情報に格納するステップと、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求の受信時刻を特定するステップと、
    前記特定された電子ファイルに対応するユーザのユーザエージェントアドレスからのシグナリングの受信時刻を、前記ファイル保存情報から抽出するステップと、
    前記特定されたダウンロード要求の受信時刻と前記抽出されたシグナリングの受信時刻との差が閾値以内であるか否かを判定するステップと、
    ダウンロード要求の受信時刻とシグナリングの受信時刻との差が閾値以内である場合、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可するステップと、を前記電子ファイル受渡システムに実行させることを特徴とするプログラム。
  31. 複数の第1計算機に接続されている電子ファイル受渡システムが実行するプログラムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応及び当該ユーザエージェントアドレスからのシグナリングの受信の有無を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プログラムは、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレスを特定するステップと、
    前記特定された送信元のユーザエージェントアドレスからのシグナリングを受信したことを、前記ファイル保存情報に格納するステップと、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイルを特定するステップと、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定された電子ファイルに対応するユーザエージェントアドレスからのシグナリングを受信した否かを判定するステップと、
    当該シグナリングを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可するステップと、を前記電子ファイル受渡システムに実行させることを特徴とするプログラム。
  32. 複数の第1計算機に接続されている電子ファイル受渡システムが実行するプログラムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応を管理するファイル保存情報を記憶し、
    前記プログラムは、
    前記第1計算機からアクセスを受信すると、当該電子ファイル受渡システムが受信可能なユーザエージェントアドレスのうち、以前に受信したアクセスのいずれにも割り当てられていないユーザエージェントアドレスを、当該受信したアクセスに割り当てるステップと、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレス及び送信先のユーザエージェントアドレスを特定するステップと、
    前記ファイル保存情報を参照して、前記特定された送信元のユーザエージェントアドレスに対応する電子ファイルを特定するステップと、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求に対応するアクセスを特定するステップと、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定されたアクセスに割り当てられているユーザエージェントアドレスを送信先とし、且つ、前記特定された電子ファイルに対応するユーザエージェントアドレスを送信元とするシグナリングを受信したか否かを判定するステップと、
    当該シグナリングを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可するステップと、を前記電子ファイル受渡システムに実行させることを特徴とするプログラム。
  33. 第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1の計算機及び前記第2の計算機に接続される電子ファイル受渡システムと、を備える計算機システムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイル及び前記第1の計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスを、前記第2の計算機から受信し、
    前記受信した電子ファイルと前記受信したユーザエージェントアドレスとの対応を、ファイル保存情報に格納し、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレスを特定し、
    前記ファイル保存情報を参照して、前記特定された送信元のユーザエージェントアドレスに対応する電子ファイルを特定し、
    前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする計算機システム。
  34. 第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1の計算機及び前記第2の計算機に接続される電子ファイル受渡システムと、を備える計算機システムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイル及び前記第1の計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスを、前記第2の計算機から受信し、
    前記受信した電子ファイルと前記受信したユーザエージェントアドレスとの対応を、前記電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応及び当該ユーザエージェントアドレスからのシグナリング受信時刻を管理するファイル保存情報に格納し、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレス及び当該受信したシグナリングの受信時刻を特定し、
    前記特定されたシグナリングの受信時刻を前記ファイル保存情報に格納し、
    ダウンロード要求を前記第1計算機から受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求の受信時刻を特定し、
    前記特定された電子ファイルに対応するユーザのユーザエージェントアドレスからのシグナリングの受信時刻を、前記ファイル保存情報から抽出し、
    前記特定されたダウンロード要求の受信時刻と前記抽出されたシグナリングの受信時刻との差が閾値以内であるか否かを判定し、
    ダウンロード要求の受信時刻とシグナリングの受信時刻との差が閾値以内である場合、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする計算機システム。
  35. 第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1の計算機及び前記第2の計算機に接続される電子ファイル受渡システムと、を備える計算機システムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイル及び前記第1の計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスを、前記第2の計算機から受信し、
    前記受信した電子ファイルと前記受信したユーザエージェントアドレスとの対応を、前記電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応及び当該ユーザエージェントアドレスからのシグナリングの受信の有無を管理するファイル保存情報に格納し、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレスを特定し、
    前記特定された送信元のユーザエージェントアドレスからのシグナリングを受信したことを、前記ファイル保存情報に格納し、
    ダウンロード要求を前記第1計算機から受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイルを特定し、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定された電子ファイルに対応するユーザエージェントアドレスからのシグナリングを受信した否かを判定し、
    当該シグナリングを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする計算機システム。
  36. 第1の計算機と、第2の計算機と、前記第1の計算機及び前記第2の計算機に接続される電子ファイル受渡システムと、を備える計算機システムであって、
    前記電子ファイル受渡システムは、
    電子ファイル及び前記第1の計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスを、前記第2の計算機から受信し、
    前期受信した電子ファイルと前記受信したユーザエージェントアドレスとの対応を、前記電子ファイルと当該電子ファイルを受信する前記第1前記計算機を操作するユーザのユーザエージェントアドレスとの対応を管理するファイル保存情報に格納し、
    前記第1計算機からアクセスを受信すると、当該電子ファイル受渡システムが受信可能なユーザエージェントアドレスのうち、以前に受信したアクセスのいずれにも割り当てられていないユーザエージェントアドレスを、当該受信したアクセスに割り当て、
    シグナリングを受信した場合、当該受信したシグナリングの送信元のユーザエージェントアドレス及び送信先のユーザエージェントアドレスを特定し、
    ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求によってダウンロードが要求される電子ファイル及び当該ダウンロード要求に対応するアクセスを特定し、
    前記ファイル保存情報に基づいて、前記特定されたアクセスに割り当てられているユーザエージェントアドレスを送信先とし、且つ、前記特定された電子ファイルに対応するユーザエージェントアドレスを送信元とするシグナリングを受信したか否かを判定し、
    当該シグナリングを受信したと判定した場合のみ、前記特定された電子ファイルのダウンロードを許可することを特徴とする計算機システム。
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