JP2008209667A - 現像ロール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸体の外周面上に弾性体層14が形成され、かかる弾性体層14の外周面上に、少なくとも1層のコート層16が設けられてなる現像ロール10において、弾性体層14を、ミラブルゴム材料を発泡せしめて構成すると共に、120〜250μmの平均セル径と50〜250μmのスキン層の厚さ(d)となるように調整し、更に、ロール表面17の表面粗さを、Ra:0.50〜1.20μmとした。
【選択図】図2
Description
先ず、ミラブルゴム材料として、ブタジエンゴム(BR,UBEPOL−BR130B,宇部興産株式会社製)とスチレンブタジエンゴム(SBR,NIPOL NS112R,日本ゼオン株式会社製)とを準備する一方、架橋剤として、シリコーンオイル(TSF484,GE東芝シリコーン株式会社製)を、導電剤として、カーボン(ケッチェンEC300J,ライオン株式会社製)を、発泡剤として、炭酸水素ナトリウムを、触媒として、塩化白金酸を、及び、遅延剤として、マレイン酸ジアリルを、それぞれ、準備した。そして、ミラブルゴム材料の100重量部に対し、架橋剤5重量部と、導電剤10重量部、触媒30ppm、及び遅延剤0.5重量部を配合し、更に発泡剤を、下記表1及び表2の配合組成となるように配合して、実施例1〜10及び比較例1〜12に係る発泡ゴム形成材料を調製した。
また、コート層形成材料を構成する各種成分として、ポリウレタン(ハイムレンY−258,大日本精化工業株式会社製)、及び、カーボンブラック(MA−8,三菱化学株式会社製)を準備した。そして、下記表1及び表2に示される配合組成となるように、ポリウレタン100重量部をMEKに溶解し、これに、カーボンブラック70重量部を配合して、コート層形成材料のコーティング液を調製した。また、比較のために、粗面化用微粒子として、アクリル樹脂粒子(エポスターMA1013,株式会社日本触媒製)を準備し、比較例10〜12に係るコート層形成材料中に、下記表1及び表2の配合組成となるように配合し、分散せしめた。
実施例1〜10及び比較例1〜12に係る発泡ゴム形成材料を用いて、クロスヘッド押出装置により、予め所定の導電性接着剤が塗布された軸体(外径:6mm)の外周面上に、直接、発泡ゴム形成材料を押出成形した。なお、発泡剤が配合された実施例1〜10及び比較例1〜9については、押出成形体の外径を、10mmとする一方、発泡剤が配合されていない比較例10〜12については、押出成形体の外径を、12mmとした。
上記で作製されたベースロールの表面に、ロールコート機を用いて、前記コート層形成材料のコーティング液を塗工して、これを、180℃×60分の条件でオーブン架橋することにより、コート層(厚さ:10μm)を、該ベースロールの外周面上に形成して、実施例1〜10及び比較例1〜12に係る現像ロールを、製造した。
ベースロール(弾性体層)及び現像ロール(コート層)の表面粗さ(Ra:算術平均粗さ)を、表面粗度計:サーフコム1400D(株式会社東京精密製)を用いて、軸方向の両端部付近及び中央部で、それぞれ周方向に3箇所ずつ、計9箇所測定し、その平均値を求めた。なお、測定は、JIS−B−0601−1994に準拠して行った。
ベースロール及び現像ロールのMD−1硬度を、マイクロゴム硬度計:マイクロデュロメーター MD−1 UPX533M−A(高分子計器株式会社製)を用いて、軸方向の両端部付近及び中央部で、それぞれ周方向に3箇所ずつ、計9箇所測定し、その平均値を求めた。なお、MD−1硬度の測定では、ベースロール及び現像ロールの表面部分の硬度が測定され得る。
ゴム硬度計:アスカータイプC(高分子計器株式会社製)を用いて、ベースロール及び現像ロールの軸方向の両端部付近及び中央部で、それぞれ周方向に3箇所ずつ、計9箇所測定し、その平均値を求めた。
現像ロールを、軸方向中央部で軸心に直角な方向に切断し、その断面をレーザー顕微鏡(株式会社キーエンス製)を用いて、200倍の倍率で撮像し、その画像から、平均セル径を求めた。具体的には、導電性弾性体層の厚さ方向中央の部分を周方向に10箇所、任意に選択して、それら10箇所のセル径を測定し、その平均値を算出することにより、平均セル径を求めた。
現像ロールを、軸方向中央部で軸心に直角な方向に切断し、その断面をレーザー顕微鏡(株式会社キーエンス製)を用いて、200倍の倍率で撮像し、その画像から、スキン層の厚さを、3箇所測定して、その平均値を求めた。なお、かかる厚さ測定に際しては、測定部位(周方向1mmの範囲)において、表面から一番近い発泡セルまでの距離を測定した。
現像ロールを組み付けた新品のトナーカートリッジ(CRG)を用いて、室温環境下、市販のレーザープリンタ(HP CLJ−3800,ヒューレット・パッカード社製)で、黒色のベタ画像を印刷し、得られた画像の濃度を、マクベス濃度計で3箇所測定して、その平均値を求めた。そして、得られたマクベス濃度が、1.0以上のものを○、0.9以上1.0未満のものを△、0.9未満のものを×とする評価基準にて、評価を行った。
現像ロールを組み付けた耐久済み(6,000枚画出し耐久後)のトナーカートリッジを用いて、室温環境下、市販のレーザープリンタ(HP CLJ−3800,ヒューレット・パッカード社製)で、白紙画像を印刷し、この印刷途中に、感光ドラムに透明なテープ(メンディングテープ)を貼り付けて、ドラム上に付着しているトナーをテープに転写させ、かかるテープを、白紙の紙に貼り付けた。その後、テープが貼付された紙の色濃度を、そのまま、マクベス濃度計で測定した。そして、得られたマクベス濃度が、0.5未満のものを○、0.5以上0.6未満のものを△、0.6以上のものを×とする評価基準にて、評価を行った。
40℃×湿度95%RHの環境下、現像ロールを組み付けたトナーカートリッジを、空回転治具に取り付け、現像ロールを24時間回転(耐久)させた。耐久後、トナーカートリッジを、市販のレーザープリンタ(HP CLJ−3800,ヒューレット・パッカード社製)に取り付けて、黒色のベタ画像を印刷し、縦スジ(ロールの軸方向に対して垂直なスジ)の有無を目視により行った。そして、画像に縦スジが全く無いものを○、画像に縦スジが僅かに確認されるものを△、画像に縦スジが明確に確認されるものを×とする評価基準にて、評価を行った。
14 弾性体層 15 表面
16 コート層 17 ロール表面
18 スキン層 20 発泡セル
20a スキン層直下の発泡セル
Claims (3)
- 軸体の外周面上に弾性体層が形成され、かかる弾性体層の外周面上に、少なくとも1層のコート層が更に設けられてなる現像ロールであって、
前記弾性体層が、ミラブルゴム材料を発泡せしめてなる発泡ゴムから構成され、120〜250μmの平均セル径と、その表面に50〜250μmの厚さのスキン層を有していると共に、ロール表面の表面粗さが、Ra:0.50〜1.20μmとされていることを特徴とする現像ロール。 - 前記弾性体層の表面粗さが、Ra:1.35〜2.20μmとされていることを特徴とする請求項1記載の現像ロール。
- 前記コート層が、1〜30μmの厚さにおいて形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の現像ロール。
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