JP2008209421A - ナビゲーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザの嗜好に応じて宅内PCに経路探索を行わせることが可能なナビゲーションシステムを提供する。
【解決手段】 ナビゲーションシステム10は、車両11に搭載されたナビゲーション装置20(以下、ナビ20)と、ナビ20と通信可能に接続されたコンピュータ装置30とを有する。ナビ20は、推奨経路情報を含む経路探索情報をコンピュータ装置30から受信し、経路探索情報に基づいて移動する車両11の現在地情報を生成し、所定の区間における現在地情報を順次記録して生成した移動履歴情報をコンピュータ装置30に送信する。コンピュータ装置30は、所定のアルゴリズムに基づいて生成された推奨経路情報をナビ20に送信し、ナビ20から車両11の移動履歴情報を受信し、推奨経路情報と移動履歴情報とを基にアルゴリズムを修正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両等の移動体を案内するナビゲーションシステムに関する。
近年、乗用車等の車両においては、ナビゲーション装置を搭載した車両が増加している。このナビゲーション装置は、運転手の運転を支援する地図や推奨経路等の情報を提供する装置である。具体的にナビゲーション装置は、車両のCD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体からデジタルデータとして記録された地図データを読み出し、この地図データを基にディスプレイ上に地図を表示させるとともに、運転手の操作に応じて現在地から目的地までの案内経路を所定のアルゴリズムに基づいて算出し、算出された案内経路をディスプレイ上に表示された地図上に表示させる。
従来の車両用のナビゲーション装置の中には、ディスプレイ上に表示された案内経路と車両の実際の移動経路の差分経路を算出して学習し、次回の案内経路に学習結果を反映させて利用者の思考に適した案内経路を提供するものがある(例えば、特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。
また、外部に設置された大型のホストコンピュータにおいて算出された経路探索結果を受信し、受信した経路探索結果を基に案内経路をディスプレイ上に表示させるナビゲーション装置も提案されている(特許文献4)。
特開平9−287970 特開2000−193473 特開2002−310699 特開2002−340594
現在のナビゲーションシステムは、車輌内部に設置されたナビゲーション装置を操作して地図表示や経路案内を行うものであるが、将来においては車載端末や家屋内におけるパーソナルコンピュータ(以下,宅内PCと呼ぶ)の通信機能が充実することにより、車両内のナビゲーション装置と宅内PCが通信可能に接続されることも予想されている。
しかしながら、宅内PCとナビゲーション装置との間で通信を行うことによって案内経路を表示し、そして表示された案内経路と実際の走行経路の違いを基に宅内PCに学習させるための枠組みが存在しないため、ユーザの嗜好に応じて宅内PCに経路探索を行わせることができなかった。
本発明が解決すべき課題としては、宅内PCとナビゲーション装置との間で通信を行うナビゲーションシステムにおいては、ユーザの嗜好に応じて宅内PCに経路探索を行わせることができなかった等が挙げられる。
本発明の請求項1記載のナビゲーション装置は、移動体に搭載され、コンピュータ装置と通信網を介して通信可能なナビゲーション装置であって、任意の二地点間の推奨経路を示す推奨経路情報を含む経路探索情報を前記コンピュータ装置から受信する受信手段と、前記経路探索情報に基づいて移動する前記移動体の現在位置を算出して、現在地情報を生成する現在地情報生成部と、所定の区間における前記現在地情報を順次記録することにより移動履歴を蓄積して、移動履歴情報を生成する移動履歴記録手段と、前記移動履歴情報を前記コンピュータ装置に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2記載のナビゲーションシステムは、移動体に搭載されたナビゲーション装置と、前記ナビゲーション装置と通信網を介して通信可能に接続されたコンピュータ装置とを備えたナビゲーションシステムであって、
(a)前記ナビゲーションシステムは、
任意の二地点間の推奨経路示す推奨経路情報を含む経路探索情報を前記コンピュータ装置から受信する受信手段と、前記経路探索情報に基づいて移動する前記移動体の現在位置を算出して、現在地情報を所定の間隔で逐次生成する現在地情報生成部と、前記現在地情報を順次記録することにより移動履歴を蓄積して、移動履歴情報を生成する移動履歴記録手段と、前記移動履歴情報を前記コンピュータ装置に送信する送信手段と、を備え、
(b) 前記コンピュータ装置は、
推奨経路生成アルゴリズムに基づいて前記推奨経路情報を生成する推奨経路生成手段と、前記推奨経路情報を含む前記経路探索情報を前記ナビゲーション装置に送信する経路探索情報送信手段と、前記推奨経路情報に基づいて移動した前記移動体の前記移動履歴情報を受信する第2受信手段と、前記推奨経路情報と前記移動履歴情報とを基に、前記推奨経路生成アルゴリズムを修正することにより学習する学習手段と、を備えたことを特徴とする。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るナビゲーションシステムの実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態のナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。
本実施形態のナビゲーションシステム10は、図1に示すように、移動体である車両11に搭載されたナビゲーション装置20と、家屋等の内部に設置されたパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置30とから構成されている。
ナビゲーション装置20は、例えば無線等を用いたネットワーク50を介してコンピュータ装置30と通信可能に構成されており、車両11が遠隔地にある場合であってもデータの送受信可能に構成されている。このナビゲーション装置20は、複数のGPS衛星40からそれぞれ電波を受信し、受信した電波を基に車両11の現在位置を求め、求められた現在位置を地図上に表示する装置である。
ナビゲーション装置20は、ユーザの操作に応じて表示された地図上に推奨経路を表示させることが可能であり、車両11の運転手はこの推奨経路にしたがって、目的地まで車両を運転することが可能である。この推奨経路は、任意の二地点間の推奨経路を示す「推奨経路情報」を含んだ「経路探索情報」をコンピュータ装置30から受信することにより表示される。ナビゲーション装置20は、経路探索情報を受信するとコンピュータ装置30に「受信完了通知」を送信し、また推奨経路に沿った車両11の経路案内が終了するとコンピュータ30に「案内結果情報」を送信するように構成されている。
一方、コンピュータ装置30は、推奨経路情報を含む経路探索情報を生成しナビゲーション装置20に送信するとともに、ナビゲーション装置20から車両11の案内結果情報を受信し、受信した案内結果情報を基に推奨経路生成アルゴリズムを修正することにより、ユーザの嗜好に応じた推奨経路を生成するものである。
以下の説明では、まず、ナビゲーション装置20またはコンピュータ装置30によって生成される各種情報について説明する。
図2は、コンピュータ装置30がナビゲーション装置20に送信する経路探索情報の内容を示す表である。
経路探索情報は、図2に示すように、推奨経路識別IDと、ホストIDと、推奨経路情報とから構成されている。推奨経路識別IDは、コンピュータ装置30が生成した推奨経路情報を他の推奨経路情報と識別するための推奨経路識別情報であり、コンピュータ装置30内で一意の値を有する。ホストIDは、コンピュータ装置30を他のコンピュータ装置と識別するために与えられたコンピュータ装置30に固有のコンピュータ装置識別情報であり、世界で一意の値を有することが望ましい。推奨経路情報は、コンピュータ装置30が生成した出発地から目的地までの経路を含む情報である。推奨経路情報の生成については、コンピュータ装置30の説明で詳しく説明する。
図3は、ナビゲーション装置20がコンピュータ装置30に送信する受信完了通知の内容を示す表である。
受信完了通知は、図3に示すように、推奨経路識別IDと、端末IDとから構成されている。推奨経路識別IDは、受信した経路探索情報内の推奨経路識別IDと同一であり、受信完了通知を受け取ったコンピュータ装置30がどの経路探索情報に対する受信完了通知であるかを認識するためのものである。端末IDは、ナビゲーション装置20を他のナビゲーション装置と識別するために与えられたナビゲーション装置20に固有のナビゲーション装置識別情報であり、世界で一意の値を有することが望ましい。コンピュータ装置30は、受信完了通知を受信すると、「案内履歴情報」を生成する。
図4は、コンピュータ装置30内で生成される案内履歴情報の内容を示す表である。
案内履歴情報は、図4に示すように、推奨経路識別IDと、端末IDと、推奨経路情報とから構成されている。この案内履歴情報は、受信した受信完了通知中の推奨経路識別ID及び端末IDに送信した推奨経路情報を付け加えて生成されたものである。
図5は、ナビゲーション装置20からコンピュータ装置30に送信される案内結果情報の内容を示す表である。
案内結果情報は、推奨経路識別IDと、端末IDと、移動履歴情報とから構成されている。推奨経路識別IDは、受信した経路探索情報中の推奨経路識別IDと同一であり、端末IDは、先に説明したようにナビゲーション装置20に固有の値である。移動履歴情報は、車両11が推奨経路情報に示された出発地から目的地まで実際に移動するのに通った移動経路を示すものであり、ナビゲーション装置20によって生成される。
本実施形態のナビゲーションシステム10では、上記のような各種情報をナビゲーション装置20とコンピュータ装置30とで送受信することによって、一体のナビゲーションシステムを構成している。
次に、ナビゲーション装置20とコンピュータ装置30の詳細について説明する。
まず、ナビゲーション装置20について説明する。
図6は、ナビゲーション装置20の内部動作を説明するためのブロック図である。
ナビゲーション装置20には、送信部61と、受信部62と、中央制御部63と、受信完了通知生成部64と、案内結果情報生成部65と、現在地情報生成部66と、移動履歴記録部67と、地図データ記憶部68と、警告生成部69と、表示情報生成部70と、画像表示部71と、音声出力部72とを有している。
送信部61は、ネットワーク50を介してコンピュータ装置30に各種データを送信する送信手段であり、具体的には、コンピュータ装置30に受信完了通知の送信と、案内結果情報の送信を行う。
受信部62は、コンピュータ装置30から送信される各種データを受信する受信手段であり、具体的には、経路案内に用いられる経路探索情報を受信する。これら送信部61と受信部62は、例えば一体の通信インターフェースによって構成することができる。
中央制御部63は、ナビゲーション装置20内の各機能部61,62,64〜72を統括的に制御する制御部である。ここでは、各機能部61,62,64〜72は、中央制御部63を介してデータの受け渡しを行うとして説明する。
受信完了通知生成部64は、受信部62を介して受信される経路探索情報の受信に応じて、受信した経路探索情報内の推奨経路識別IDと、ナビゲーション装置20の端末IDとを基に受信完了通知を生成する。受信完了通知生成部64によって生成された受信完了通知は、送信部61を介してコンピュータ装置30に送信される(受信完了通知送信手段)。
現在地情報生成部65は、複数のGPS衛星40からそれぞれ電波を受信し、受信した電波を基にナビゲーション装置20が搭載された車両11の現在位置を算出して現在地情報として出力する。この現在地情報は、所定の時間間隔で逐次生成され、生成された順に出力されていく。
移動履歴記録部66は、現在地情報生成部65が生成した現在地情報を順次受け取り、時系列順に記録することにより車両11の移動履歴情報を生成する。具体的には、移動履歴記録部66は、受信した経路探索情報内の推奨経路情報に基づく経路案内を開始してから目的地に到着するまでの間、移動履歴を蓄積することにより、出発地から目的地までの車両11の実際の走行経路を記録する。
案内結果情報生成部67は、車両11の経路案内の終了後、移動履歴記録部66が生成した移動履歴情報を受け取り、この移動履歴情報と、推奨経路識別IDと、端末IDとを基に案内結果情報を生成する移動履歴記録手段である。生成された案内結果情報は、送信部61を介してコンピュータ装置30に送信される(案内結果情報送信手段)。
地図データ記憶部68は、ナビゲーション装置20が経路案内に用いるための地図データを記憶している。この地図データは、経路案内時等に読み出し可能とされている。
警告生成部69は、ナビゲーション装置20において不具合が生じたとき、またはコンピュータ装置30との通信において何らかの不具合が生じたときに警告を生成する警告手段である。警告生成部69が生成する警告は、例えば画面表示用の警告データや音声出力用の警告メッセージであり、予め所定の警告データや警告メッセージが記録されていてもよい。
表示情報生成部70は、中央制御部63から送信される各種データを基に表示用のデータを生成する制御部である。具体的に、表示情報生成部70は、地図データや、推奨経路情報、移動履歴情報、警告データを所定の形式で表示するように情報を加工する。
画像表示部71は、ユーザに各種情報を提供するためのディスプレイである。この画像表示部71には、案内用の地図や、推奨経路、移動履歴等が表示され、ユーザの運転を支援する。また、何らかの不具合が生じた場合には、警告メッセージが画像表示部71に表示され、ユーザに対処を促す。この画像表示部71は、例えばタッチパネル等の入力装置を兼ね備えたものであってもよい。
なお、図7は、画像表示部71に表示される案内画面の一例である。図7において、細線は、道路を表し、円は、交差点を表しており、星印Cは、現在の車両11の位置を示している。太線は、出発地SPから目的地GPまでの推奨経路Rを表しており、太線の実線部分は、実際に車両11が通った移動履歴を表し、太線の破線部分は、これから通過する推奨経路部分を表している。画像表示部71は、例えば、図7に示すような表示を行うことによって、ユーザに出発地SPから目的地GPまでの地図と、出発地SPから目的地GPまでの推奨経路と、地図上における現在の車両11の位置と、実際に移動した移動履歴とを表示することによって、経路案内を行う。
音声出力部72は、音声によってユーザに経路案内を行うものであり、スピーカ等により構成される。また、この音声出力部72は、何らかの不具合が生じた場合には、警告メッセージを音声出力し、ユーザに対処を促す。
ナビゲーション装置20についての説明は、以上である。
次に、コンピュータ装置30について説明する。
図8は、コンピュータ装置30の内部動作を説明するためのブロック図である。
コンピュータ装置30は、送信部81と、受信部82と、中央制御部83と、データ入力部84と、画像表示部85と、表示情報生成部86と、地図データ記憶部87と、推奨経路生成部88と、推奨経路生成アルゴリズム記憶部89と、アルゴリズム修正部90と、案内履歴情報生成部91と、案内履歴情報記憶部92と、案内履歴情報削除部93と、警告生成部94とを有している。
送信部81は、ネットワーク50を介してナビゲーション装置20に各種データを送信する送信手段であり、具体的には、ナビゲーション装置20に探索結果情報を送信する。受信部82は、ナビゲーション装置20から送信される各種データを受信する受信手段であり、具体的には、受信完了通知と案内結果情報を受信する。これら送信部81と受信部82は、例えば一体の通信インターフェースによって構成することができる。
中央制御部83は、コンピュータ装置30内の各機能部81,82,84〜93を統括的に制御する制御部である。ここでは、各機能部81,82,84〜93は、中央制御部83を介してデータの受け渡しを行うとして説明する。
データ入力部84は、ユーザがコンピュータ装置30にデータを入力するための入力手段であり、マウスやキーボード等の入力装置によって構成される。ユーザは、このデータ入力部84を介してコンピュータ装置30を操作し、経路探索を行うときの出発地、目的地等の指定、経路探索の実行、案内履歴情報の閲覧、案内履歴情報の削除等を実行する。
画像表示部85は、ユーザに各種情報を提供するためのディスプレイである。この画像表示部85には、経路探索用の地図や、算出された推奨経路、案内履歴情報等が表示される。ユーザは、この画像表示部85を確認しながら、データ入力部の操作を行うことにより、経路探索や履歴情報確認を実行する。また、何らかの不具合が生じた場合には、警告メッセージが画像表示部85に表示され、ユーザに対処を促す。
表示情報生成部86は、画像表示部85に表示される表示データを生成するためのものであり、経路探索用の地図や推奨経路、案内履歴情報等は、この表示情報生成部86によって表示用のデータに変換されて表示される。
地図データ記憶部87は、経路探索実行時等に用いられる地図データを記憶した記憶部である。地図データ記憶部87に記憶された地図データは、ナビゲーション装置20の地図データ記憶部68に記憶された地図データと同一、または対応している。
推奨経路生成部88は、経路探索実行時に推奨経路を生成するための推奨経路生成手段である。この推奨経路生成部88は、推奨経路生成アルゴリズム記憶部89に記憶された推奨経路生成アルゴリズムと地図データ記憶部87に記憶された地図データに基づいて推奨経路を算出して推奨経路情報を生成する。そして、推奨経路生成部88は、生成された推奨経路情報に推奨経路識別IDとホストIDを付加して経路探索情報を生成し一時的に保存する。生成された経路探索情報は、送信部81を介してナビゲーション装置20に送信される(経路探索情報送信手段)。
アルゴリズム修正部90は、推奨経路生成アルゴリズム記憶部89に記憶された推奨経路生成アルゴリズムを修正して、学習を実行させるための学習手段である。具体的に、アルゴリズム修正部90は、受信部72を介して受信した案内結果情報中の移動履歴情報と推奨経路生成部88が生成した推奨経路情報とを比較参照して、ユーザの嗜好に合わせた経路案内が可能となるように推奨経路生成アルゴリズムを修正する。
案内履歴情報生成部91は、案内履歴情報を生成する案内履歴情報生成手段である。この案内履歴情報生成部91は、受信部72を介して受信した受信完了通知を受け取り、受信完了通知に含まれる推奨経路識別IDに対応する推奨経路生成部88によって生成された経路探索情報を推奨経路生成部88から読み出し、推奨経路識別IDと、受信完了通知中の端末IDと、推奨経路情報とを基に案内履歴情報を生成する。生成された案内履歴情報は、案内履歴情報記憶部92に送られる。
案内履歴情報記憶部92は、案内履歴情報生成部91によって生成された案内履歴情報を記憶する記憶手段である。
案内履歴情報削除部93は、案内履歴情報記憶部92に記憶された案内履歴情報を削除するための案内履歴情報削除手段である。本実施形態では、案内履歴情報削除部93は、コンピュータ装置30が案内結果情報を受信し、アルゴリズム修正部90によって学習が行われた後に、案内履歴情報記憶部92に記憶された受信した案内結果情報に対応する案内履歴情報を削除する。
警告生成部94は、コンピュータ装置30において不具合が生じたとき、またはナビゲーション装置20との通信において何らかの不具合が生じたときに警告を生成する警告手段である。警告生成部69が生成する警告は、例えば画面表示用の警告データであり、画像表示部85に表示される。
次に、本実施形態のナビゲーションシステム10の動作について図9に示すフローチャートに従って具体的に説明を行う。
図9は、本実施形態のナビゲーションシステム10におけるナビゲーション装置20とコンピュータ装置30の処理を表すフローチャートである。
まず、コンピュータ装置30は、データ入力部84を介して推奨経路生成指示が入力されると、推奨経路生成指示中に示された出発地と目的地に応じて推奨経路生成部88においてナビゲーション装置20に表示される推奨経路を示す推奨経路情報を生成する(ステップS1)。そして、生成された推奨経路情報を他の推奨経路情報と識別する推奨経路識別IDと、生成された推奨経路情報にコンピュータ装置識別用のホストIDが付加されて送信用の経路探索情報が生成される(ステップS2)。そして、生成された経路探索情報は、送信部81を介して、ナビゲーション装置20に送信される(ステップS3)。
ナビゲーション装置20は、コンピュータ装置30から経路探索情報を受信すると、受信完了通知生成部64において受信完了通知を生成する(ステップS4)。そして、生成された受信完了通知は、送信部61を介して、コンピュータ装置30に送信される(ステップS5)。
コンピュータ装置30は、受信部82を介して受信完了通知を受信すると、案内履歴情報生成部91において、受信完了通知に含まれる推奨経路識別IDに対応する経路探索情報から推奨経路情報を読み出し、推奨経路識別IDと、受信完了通知中の端末IDとともに案内履歴情報を生成する(ステップS6)。生成された案内履歴情報は、案内履歴情報記憶部92に記憶される。
ここで、受信した受信完了通知に含まれる推奨経路識別IDに対応する経路探索情報が無い場合、または端末IDが不明な端末を示す端末IDである場合には、受信完了通知を無視して終了する。また、経路探索情報が無い場合には、ナビゲーション装置20にエラーメッセージを送信し、再送信を促すようにしてもよい。
ナビゲーション装置20は、ユーザが車両11に乗車し、経路案内を開始すると、画像表示部71上に推奨経路情報に対応する地図を表示し、この地図上に受信した推奨経路情報に対応する推奨経路を重ね合わせて表示し、ユーザの経路案内を行う(ステップS7)。そして、移動履歴記録部66は、車両11の移動とともに移動履歴情報を生成していく(ステップS8)。
ナビゲーション装置20は、経路案内が終了すると、案内結果情報生成部67において、生成された移動履歴情報を基に案内結果情報を生成する(ステップS9)。そして、生成された案内結果情報は、送信部61を介して、コンピュータ装置30に送信される(ステップS10)。
コンピュータ装置30は、受信部82を介して、案内結果情報を受信すると、まず、第1の確認として、受信した案内結果情報内が、案内履歴情報記憶部92内に記憶された案内履歴情報と対応するものであるかどうかを、案内結果情報中の推奨経路識別IDと案内履歴情報中の推奨経路識別IDを比較して確認する。そして、受信した案内結果情報に対応する案内履歴情報が見つかると、今度は、第2の確認として、双方の端末IDを比較し、案内結果情報と案内履歴情報が対応するものであるかどうかを再度確認する(ステップS11)。
コンピュータ装置30は、第1の確認の結果として一致するものが見つかり、そして第2の確認の結果として一致するものが見つかると、アルゴリズム修正部90にて受信した案内結果情報中の移動履歴情報と送信した推奨経路情報とを比較し、移動履歴情報と推奨経路情報に基づいて推奨経路生成アルゴリズム記憶部89内の推奨経路生成アルゴリズムを修正し、学習を実行する(ステップS12)。そして、案内履歴情報記憶部92に記憶された案内履歴情報を削除して(ステップS13)、終了する。
一方、コンピュータ装置30は、第1の確認の結果と第2の確認の結果の何れか一方が不一致であれば、送信された案内結果情報に対応する経路案内情報が存在しないため学習を行わないで、ステップS14に進み、警告生成部94を介して警告を画像表示部85に出力し、同時にナビゲーション装置20にエラーメッセージを出力して終了する。エラーメッセージを受信したナビゲーション装置20は、警告生成部69によって警告データやメッセージを生成し、画像表示部71または音声出力部72から警告表示や警告メッセージを出力する。
以上説明したように、本実施形態のナビゲーションシステム10によれば、移動体である車両11に搭載され、コンピュータ装置30とネットワーク50を介して通信可能なナビゲーション装置20が設けられている。このナビゲーション装置20は、任意の二地点間の推奨経路示す推奨経路情報を含む経路探索情報をコンピュータ装置30から受信部62を介して受信し(受信手段)、経路探索情報の受信に応じて受信完了通知をコンピュータ装置30に送信し(受信完了通知送信手段)、経路探索情報に基づいて移動する車両11の移動履歴を記録して、移動履歴情報を生成し(移動履歴記録手段)、移動履歴情報に基づいてコンピュータ装置30に案内結果情報を送信する(案内結果情報送信手段)。
したがって、ナビゲーション装置20は、コンピュータ装置30から送信される経路探索情報に基づいて、車両11の経路案内を行うとともに、車両11の移動履歴を記録して移動履歴情報生成し、コンピュータ装置30に送信することが可能である。したがって、ナビゲーション装置20とコンピュータ装置30が遠隔地に配置されている場合であっても、コンピュータ装置30は、ナビゲーション装置20が取得した移動履歴情報を取得し、移動履歴情報をもとにユーザの嗜好を学習することが可能になる。よって、ユーザの嗜好に応じた経路探索をコンピュータ30に行わせることが可能となり、ユーザにとって使い勝手のよいナビゲーションシステム10を提供することができる。
また本実施形態のナビゲーション装置20によれば、経路探索情報は、コンピュータ装置30を識別するコンピュータ装置識別情報であるホストIDと、推奨経路情報と、推奨経路情報を識別する推奨経路識別情報である推奨経路識別IDとを含む。
したがって、ナビゲーション装置20は、経路探索情報を受け取ったコンピュータ装置を特定することが可能となり、正しい返信先に各種情報を送信することが可能となる。また、推奨経路識別IDが設けられているので、ナビゲーション装置20から各種情報を受信したコンピュータ装置30は、対応する推奨経路情報を特定することが可能となる。
また、本実施形態のナビゲーション装置20によれば、受信完了通知生成部64は、推奨経路識別IDと端末IDを含む受信完了通知を生成し、ホストIDに基づき送信部61を介してコンピュータ装置30に送信する。
したがって、コンピュータ装置30は、ナビゲーション装置20が確実に経路探索情報を受信したかどうかを確認することができる。なお、コンピュータ装置30は、所定期間内にナビゲーション装置20から受信完了通知を受信しなかった場合には、経路探索情報を再送するように構成してもよい。
また、本実施形態のナビゲーション装置20によれば、案内結果情報生成部67は、推奨経路識別IDと移動履歴情報と端末IDとを含む案内結果情報を生成し、ホストIDに基づき送信部61を介してコンピュータ装置30に送信する。
したがって、コンピュータ装置30は、ナビゲーション装置20から送信された案内結果情報がコンピュータ装置30が送信した経路案内情報に対応したものかどうか確認することができる。
なお、本実施形態においては、ナビゲーション装置20は、案内結果情報として、推奨経路識別IDと移動履歴情報と端末IDを送信したが、これに限られることはなく、例えば、ナビゲーション装置20は、案内結果情報として、推奨経路識別IDと端末IDのみを送信し、案内結果情報中の端末IDが受信完了通知中の端末IDと不一致である、または案内結果情報中の推奨経路識別IDが、コンピュータ装置30に保存された推奨経路識別IDと不一致である場合、移動履歴情報をコンピュータ装置30に送信しないように構成してもよい。このように構成することによって、ナビゲーション装置20とコンピュータ装置30との間の通信量を減らすことが可能となり、ナビゲーション装置20とコンピュータ装置30との間で円滑な通信を行うことが可能となる。
本実施形態のナビゲーション装置20によれば、コンピュータ装置30に送信された案内結果情報中の端末IDが受信完了通知中の端末IDと不一致である、または案内結果情中の推奨経路識別IDが、コンピュータ装置30に保存された推奨経路識別IDと不一致である場合、警告生成部69にて警告を生成し、画像表示部71または音声出力部72を介して警告を発するように構成されている。
したがって、ユーザは、案内結果情報中の端末IDが受信完了通知中の端末IDと不一致である、または案内結果情報中の推奨経路識別IDが、コンピュータ装置30に保存された推奨経路識別IDと不一致であることを認識し、適切な対処を取ることが可能となる。
また、本実施形態のナビゲーションシステム10によれば、移動体である車両11に搭載されるナビゲーション装置20とネットワーク50を介して通信可能に接続されたコンピュータ装置30が与えられている。このコンピュータ装置30は、推奨経路生成部88において推奨経路生成アルゴリズムに基づいて任意の二地点間の推奨経路を算出して推奨経路情報を生成し、送信部81を介して推奨経路情報を含む経路探索情報を前記ナビゲーション装置に送信し、受信部82を介してナビゲーション装置20から経路探索情報に対する受信完了通知を受信し、受信部82を推奨経路情報に基づいて移動した車両11の移動履歴情報を含む案内結果情報を受信し、学習手段であるアルゴリズム修正部において推奨経路情報と移動履歴情報とを基に推奨経路生成アルゴリズムを修正して学習を行う。
したがって、コンピュータ装置30は、ナビゲーション装置20に経路案内情報を送信して、ナビゲーション装置20の経路案内を支援するとともに、ナビゲーション装置20から移動履歴情報を含む案内結果情報を受信して、推奨経路生成アルゴリズムを修正することが可能となる。したがって、ナビゲーション装置20とコンピュータ装置30が遠隔地に配置されている場合であっても、コンピュータ装置30は、ナビゲーション装置20が取得した移動履歴情報を取得し、移動履歴情報をもとにユーザの嗜好を学習することができる。よって、コンピュータ30は、ユーザの嗜好に応じた経路探索を行うことが可能となり、ユーザにとって使い勝手のよいナビゲーションシステム10を提供することができる。
また、本実施形態のコンピュータ装置30によれば、受信完了通知は、推奨経路識別IDと端末IDを含み、案内履歴情報生成部91にて推奨経路識別IDと端末ID情報と推奨経路情報とを備えた案内履歴情報を生成する。
したがって、コンピュータ装置30は、案内結果情報を受信した時にこの案内履歴情報を確認することによって、受信した案内結果情報が送られてくるべきものかどうかの判断を行うことができる。
また、本実施形態のコンピュータ装置30によれば、案内結果情報は、推奨経路識別Idと移動履歴情報と端末IDとを含み、アルゴリズム修正部90は、案内結果情報中の端末IDと案内履歴情報中の端末IDを確認し、案内結果情報中の推奨経路識別IDと案内履歴情報中の推奨経路識別IDとを確認するので、双方が一致した場合にのみ学習を実行し、いずれかが一致しなければ学習を行わないようにさせることができる。
また、本実施形態によれば、案内結果情報中の端末IDと案内履歴情報中の端末IDを確認し、案内結果情報中の推奨経路識別IDと案内履歴情報中の推奨経路識別IDとを確認することにより、何れかが一致しなければ、警告生成部94をかいして警告を生成し、画像表示部85に警告を表示することができる。
したがって、ユーザは、案内結果情報中の端末IDが受信完了通知中の端末IDと不一致である、または案内結果情報中の推奨経路識別IDが、コンピュータ装置30に保存された推奨経路識別IDと不一致であることを認識し、適切な対処を取ることが可能となる。
なお、本実施形態においては、案内結果情報は、ナビゲーション装置20による経路案内終了後に送信されるとして説明したが、この案内結果情報は、経路案内終了後に自動的に送信されてもよく、またユーザがナビゲーション装置20を操作して案内結果情報を生成しコンピュータ装置30に送信してもよく、またコンピュータ装置30からの送信指示に応じて送信するように構成してもよい。
また、本実施形態においては、ナビゲーション装置20は、コンピュータ装置30と同一または対応した地図データを有するとして説明したが、これに限られることはなく、例えば、経路案内情報とともに関連する地図データをナビゲーション装置20からコンピュータ装置30に送信するように構成してもよい。
(第2実施形態)
図10は本発明に係る第2実施形態のナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。
本実施形態のナビゲーションシステム100は、本実施形態のナビゲーションシステム100は、図10に示すように、移動体である複数の車両12,13,14にそれぞれ搭載された複数のナビゲーション装置20a,20b,20cと、家屋等の内部に設置されたパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置30とから構成されている。
本実施形態においては、ナビゲーション装置20a,20b,20cは、それぞれ第1実施形態のナビゲーション装置20と同一であり、コンピュータ装置30が複数のナビゲーション装置20a,20b,20cと通信を行うことを除いて、基本的には、第1実施形態と同様である。
本実施形態では、コンピュータ装置30の案内履歴情報記憶部92に記憶される案内履歴情報は、古い履歴レコードから順に列を為すリングバッファ形式で保存され、新規の案内履歴情報が案内履歴情報記憶部92に記憶される時に、最も古い案内履歴レコードが削除されるように構成されている。このように構成することにより、対応する案内結果情報が得られない、すなわち経路探索情報が例えばナビゲーション装置20aに送信されても実際には経路探索情報を用いた経路案内が行われないような場合には、その案内履歴情報が不要である可能性が高い。したがって、最も古い案内履歴レコードから順に削除されるように構成することにより、案内履歴情報記憶部92の記憶領域を節約することができる。
以下、図11および図12を参照しながら、本実施形態のナビゲーションシステム10の動作について具体的に説明を行う。
図11及び図12は、本実施形態のナビゲーションシステム100における処理の一例を表すフローチャートである。以下の説明では、説明の簡素化のため、車両11に搭載された第1ナビゲーション装置20aと車両12に搭載された第2ナビゲーション装置20bとコンピュータ装置30の動作について説明する。また、以下の説明においては、案内履歴情報記憶部92に記憶可能な案内履歴情報の数が2であるとして説明する。
まず、コンピュータ装置30は、データ入力部84を介して第1ナビゲーション装置20aに送信される推奨経路生成指示が入力されると、推奨経路生成指示中に示された出発地と目的地に応じて推奨経路生成部88において第1ナビゲーション装置20aに表示される第1の推奨経路を示す第1推奨経路情報を生成する。そして、生成された第1推奨経路情報を他の推奨経路情報と識別する推奨経路識別IDと、生成された第1推奨経路情報にコンピュータ装置識別用のホストIDが付加されて送信用の第1経路探索情報が生成される(ステップS101)。そして、生成された第1経路探索情報は、送信部81を介して、第1ナビゲーション装置20aに送信される(ステップS102)。
第1ナビゲーション装置20aは、コンピュータ装置30から第1経路探索情報を受信すると、受信完了通知生成部64において受信完了通知を生成する(ステップS103)。そして、生成された受信完了通知は、送信部61を介して、コンピュータ装置30に送信される(ステップS104)。
コンピュータ装置30は、受信部82を介して第1ナビゲーション装置20aから受信完了通知を受信すると、案内履歴情報生成部91において、受信完了通知に含まれる推奨経路識別IDに対応する第1経路探索情報から第1推奨経路情報を読み出し、推奨経路識別IDと受信完了通知中の端末IDとともに第1案内履歴情報を生成する(ステップS105)。生成された第1案内履歴情報は、案内履歴情報記憶部92に記憶される。
次に、コンピュータ装置30は、データ入力部84を介して第2ナビゲーション装置20bに送信される推奨経路生成指示が入力されると、推奨経路生成指示中に示された出発地と目的地に応じて推奨経路生成部88において第2ナビゲーション装置20bに表示される第2の推奨経路を示す第2推奨経路情報を生成する。そして、生成された第2推奨経路情報を他の推奨経路情報と識別する推奨経路識別IDと、生成された第2推奨経路情報にコンピュータ装置識別用のホストIDが付加されて送信用の第2経路探索情報が生成される(ステップS106)。そして、生成された第2経路探索情報は、送信部81を介して、第2ナビゲーション装置20bに送信される(ステップS107)。
第2ナビゲーション装置20bは、コンピュータ装置30から第2経路探索情報を受信すると、受信完了通知生成部64において受信完了通知を生成する(ステップS108)。そして、生成された受信完了通知は、送信部61を介して、コンピュータ装置30に送信される(ステップS109)。
コンピュータ装置30は、受信部82を介して第2ナビゲーション装置20bから受信完了通知を受信すると、案内履歴情報生成部91において、受信完了通知に含まれる推奨経路識別IDに対応する第2経路探索情報から第2推奨経路情報を読み出し、推奨経路識別IDと受信完了通知中の端末IDとともに第2案内履歴情報を生成する(ステップS110)。生成された第2案内履歴情報は、案内履歴情報記憶部92に記憶される。この時点で、案内履歴情報記憶部92に記憶された案内履歴情報の数は2つとなっている。
次に、コンピュータ装置30は、データ入力部84を介して再度第1ナビゲーション装置20aに送信される推奨経路生成指示が入力されると、推奨経路生成指示中に示された出発地と目的地に応じて推奨経路生成部88において第1ナビゲーション装置20aに表示される第3の推奨経路を示す第3推奨経路情報を生成する。そして、生成された第3推奨経路情報を他の推奨経路情報と識別する推奨経路識別IDと、生成された第3推奨経路情報にコンピュータ装置識別用のホストIDが付加されて送信用の第3経路探索情報が生成される(ステップS1111)。そして、生成された第3経路探索情報は、送信部81を介して、第1ナビゲーション装置20bに送信される(ステップS112)。
ナビゲーション装置20aは、コンピュータ装置30から第3経路探索情報を受信すると、受信完了通知生成部64において受信完了通知を生成する(ステップS113)。そして、生成された受信完了通知は、送信部61を介して、コンピュータ装置30に送信される(ステップS114)。
コンピュータ装置30は、受信部82を介して第1ナビゲーション装置20aから受信完了通知を受信すると、案内履歴情報生成部91において、受信完了通知に含まれる推奨経路識別IDに対応する第3経路探索情報から第3推奨経路情報を読み出し、推奨経路識別IDと受信完了通知中の端末IDとともに第3案内履歴情報を生成する。生成された第2案内履歴情報は、案内履歴情報記憶部92に記憶されるが、この時点で案内履歴情報記憶部92に記憶された案内履歴情報の数が2つであるので、最も古い第1案内履歴情報を削除した後に(ステップS115)、第3案内履歴情報を生成して案内履歴情報記憶部92に記憶するようにする(ステップS116)。
次に、第2ナビゲーション装置20bは、ユーザが車両12に乗車し、経路案内を開始すると、画像表示部71上に第2推奨経路情報に対応する地図を表示し、この地図上に受信した第2推奨経路情報に対応する推奨経路を重ね合わせて表示し、ユーザの経路案内を行う(ステップS117)。そして、移動履歴記録部66は、車両12の移動とともに第2移動履歴情報を生成していく(ステップS118)。
第2ナビゲーション装置20bは、経路案内が終了すると、案内結果情報生成部67において、生成された第2移動履歴情報を基に第2案内結果情報を生成する(ステップS119)。そして、生成された第2案内結果情報は、送信部61を介して、コンピュータ装置30に送信される(ステップS120)。
コンピュータ装置30は、受信部82を介して、第2案内結果情報を受信すると、まず、第1の確認として、受信した第2案内結果情報内が、案内履歴情報記憶部92内に記憶された第2案内履歴情報と対応するものであるかどうかを、第2案内結果情報中の推奨経路識別IDと第2案内履歴情報中の推奨経路識別IDを比較して確認する。そして、受信した第2案内結果情報に対応する第2案内履歴情報が見つかると、今度は、第2の確認として、双方の端末IDを比較し、第2案内結果情報と第2案内履歴情報が対応するものであるかどうかを再度確認する(ステップS121)。
コンピュータ装置30は、第1の確認の結果として一致するものが見つかり、そして第2の確認の結果として一致するものが見つかると、アルゴリズム修正部90にて受信した第2案内結果情報中の第2移動履歴情報と送信した第2推奨経路情報とを比較し、第2移動履歴情報と第2推奨経路情報に基づいて推奨経路生成アルゴリズム記憶部89内の推奨経路生成アルゴリズムを修正し、学習を実行する(ステップS122)。そして、案内履歴情報記憶部92に記憶された第2案内履歴情報を削除する。
一方、コンピュータ装置30は、第1の確認の結果と第2の確認の結果の何れか一方が不一致であれば、学習を行わずに警告等を出力する。
次に、第1ナビゲーション装置20aは、ユーザが車両11に乗車し、経路案内を開始すると、画像表示部71上に第3推奨経路情報に対応する地図を表示し、この地図上に受信した第3推奨経路情報に対応する推奨経路を重ね合わせて表示し、ユーザの経路案内を行う(ステップS123)。そして、移動履歴記録部66は、車両11の移動とともに第3移動履歴情報を生成していく(ステップS124)。
第1ナビゲーション装置20aは、経路案内が終了すると、案内結果情報生成部67において、生成された第3移動履歴情報を基に第3案内結果情報を生成する(ステップS125)。そして、生成された第3案内結果情報は、送信部61を介して、コンピュータ装置30に送信される(ステップS126)。
コンピュータ装置30は、受信部82を介して、第3案内結果情報を受信すると、まず、第1の確認として、受信した第3案内結果情報内が、案内履歴情報記憶部92内に記憶された第3案内履歴情報と対応するものであるかどうかを、第3案内結果情報中の推奨経路識別IDと第3案内履歴情報中の推奨経路識別IDを比較して確認する。そして、受信した第3案内結果情報に対応する第3案内履歴情報が見つかると、今度は、第2の確認として、双方の端末IDを比較し、第3案内結果情報と第3案内履歴情報が対応するものであるかどうかを再度確認する(ステップS127)。
コンピュータ装置30は、第1の確認の結果として一致するものが見つかり、そして第2の確認の結果として一致するものが見つかると、アルゴリズム修正部90にて受信した第3案内結果情報中の第3移動履歴情報と送信した第3推奨経路情報とを比較し、第3移動履歴情報と第3推奨経路情報に基づいて推奨経路生成アルゴリズム記憶部89内の推奨経路生成アルゴリズムを修正し、学習を実行する(ステップS128)。そして、案内履歴情報記憶部92に記憶された第3案内履歴情報を削除する。
一方、コンピュータ装置30は、第1の確認の結果と第2の確認の結果の何れか一方が不一致であれば、学習を行わずに警告等を出力する。
以上、説明したように、本実施形態のナビゲーションシステム100は、複数のナビゲーション装置20a,20b,20cとコンピュータ装置30によって構成されている。このような構成においても、ナビゲーション装置20a,20b,20cのそれぞれは、第1実施形態のナビゲーション装置20と同様に、コンピュータ装置30から送信される経路探索情報に基づいて、車両11,12,13の経路案内を行うとともに、車両11,12,13の移動履歴を記録して移動履歴情報生成し、コンピュータ装置30に送信することが可能である。したがって、ナビゲーション装置20a,20b,20cとコンピュータ装置30が遠隔地に配置されている場合であっても、コンピュータ装置30は、ナビゲーション装置20a,20b,20cが取得した移動履歴情報を取得し、移動履歴情報をもとにユーザの嗜好を学習することが可能になる。よって、ユーザの嗜好に応じた経路探索をコンピュータ30に行わせることが可能となり、ユーザにとって使い勝手のよいナビゲーションシステム100を提供することができる。
また、本実施形態によれば、案内履歴情報を削除する案内履歴情報削除部93は、記憶される案内履歴情報の数が所定数(上記説明では2個)を超えないように最も古い案内履歴情報を削除する。したがって、不必要な案内履歴情報を無駄に蓄積しておくことがなく、案内履歴情報の記憶容量を有効に利用することができる。
なお、本実施形態においては、推奨経路生成アルゴリズム記憶部89に記憶された推奨経路生成アルゴリズムは、複数のナビゲーション装置20a,20b,20c毎に異なる推奨経路生成アルゴリズムが与えられていてもよい。このように構成することで、学習手段であるアルゴリズム修正部90は、例えば、ナビゲーション装置20aに推奨経路情報を送信するときには、ナビゲーション装置20a用の推奨経路生成アルゴリズムを用いて推奨経路情報を作成し、そしてナビゲーション装置20aから案内結果情報を受信したときには、ナビゲーション装置20a用の推奨経路生成アルゴリズムのみを修正することができる。このように構成することによって、ナビゲーション装置20a,20b,20cの使用者毎の嗜好を反映した推奨経路情報の作成を行うことが可能となる。
また、図14に示すように、案内履歴情報記憶部92に記憶される案内履歴情報がさらに生成日情報である作成日時フィールドと、自動的に案内履歴情報が削除されることを禁止する自動消去禁止フラグと,学習をした/まだしていないを示す学習済みフラグを有するように構成してもよい。
図14のように構成することにより、案内履歴情報削除部93は、作成日時フィールドに示された案内履歴情報の作成日から所定時間(例えば、所定日時)以上経過した前記案内履歴情報を削除するように構成することも可能である。また、自動消去禁止フラグを与えることにより、ユーザが保存しておきたい案内履歴情報については、案内履歴情報に削除禁止設定を与え、削除されないように設定することができる。また,学習済みフラグを与えることにより,学習済みであって削除禁止設定されていない案内履歴情報のみを削除するように動作することができる。
案内履歴情報を図13のように構成することにより図13に示すように、案内履歴情報中の推奨経路情報毎に学習を行ったかどうかの学習済み情報や削除禁止情報を画像表示部に表示するように構成してもよい。このように構成することで、自動的に削除される可能性がある案内履歴情報が何であるかをユーザに知らせることが可能となる。
本発明に係る第1実施形態のナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。 コンピュータ装置がナビゲーション装置に送信する経路探索情報の内容を示す表である。 ナビゲーション装置がコンピュータ装置に送信する受信完了通知の内容を示す表である。 コンピュータ装置内で生成される案内履歴情報の内容を示す表である。 ナビゲーション装置からコンピュータ装置に送信される案内結果情報の内容を示す表である。 ナビゲーション装置の内部動作を説明するためのブロック図である。 画像表示部に表示される案内画面の一例である。 コンピュータ装置の内部動作を説明するためのブロック図である。 ナビゲーションシステムにおけるナビゲーション装置とコンピュータ装置の処理を表すフローチャートである。 本発明に係る第2実施形態のナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。 ナビゲーションシステムにおける処理の一例を表すフローチャートである。 ナビゲーションシステムにおける処理の一例を表すフローチャートである。 コンピュータ装置内で生成される案内履歴情報の内容を示す表である。 学習度合いを表す画面表示例を示す図である。
符号の説明
10,100 ナビゲーションシステム
11,12,13 車両
20 ナビゲーション装置
30 コンピュータ装置
50 ネットワーク
61,81 送信部
62,82 受信部
64 受信完了通知生成部
66 移動履歴記録部
67 案内結果情報生成部
69,94 警告生成部
88 推奨経路生成部
90 アルゴリズム修正部
91 案内履歴情報生成部
92 案内履歴情報記憶部
93 案内履歴情報削除部

Claims (2)

  1. 移動体に搭載され、コンピュータ装置と通信網を介して通信可能なナビゲーション装置であって、
    任意の二地点間の推奨経路を示す推奨経路情報を含む経路探索情報を前記コンピュータ装置から受信する受信手段と、
    前記経路探索情報に基づいて移動する前記移動体の現在位置を算出して、現在地情報を生成する現在地情報生成部と、
    所定の区間における前記現在地情報を順次記録することにより移動履歴を蓄積して、移動履歴情報を生成する移動履歴記録手段と、
    前記移動履歴情報を前記コンピュータ装置に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 移動体に搭載されたナビゲーション装置と、前記ナビゲーション装置と通信網を介して通信可能に接続されたコンピュータ装置とを備えたナビゲーションシステムであって、
    (a)前記ナビゲーションシステムは、
    任意の二地点間の推奨経路示す推奨経路情報を含む経路探索情報を前記コンピュータ装置から受信する受信手段と、
    前記経路探索情報に基づいて移動する前記移動体の現在位置を算出して、現在地情報を生成する現在地情報生成部と、
    所定の区間における前記現在地情報を順次記録することにより移動履歴を蓄積して、移動履歴情報を生成する移動履歴記録手段と、
    前記移動履歴情報を前記コンピュータ装置に送信する送信手段と、を備え、
    (b) 前記コンピュータ装置は、
    推奨経路生成アルゴリズムに基づいて前記推奨経路情報を生成する推奨経路生成手段と、
    前記推奨経路情報を含む前記経路探索情報を前記ナビゲーション装置に送信する経路探索情報送信手段と、
    前記推奨経路情報に基づいて移動した前記移動体の前記移動履歴情報を受信する第2受信手段と、
    前記推奨経路情報と前記移動履歴情報とを基に、前記推奨経路生成アルゴリズムを修正することにより学習する学習手段と、を備えたことを特徴とするナビゲーションシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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