JP2008209098A - 冷却装置 - Google Patents

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Shinsuke Mitsuhata
伸輔 光畑
Shinichi Abe
眞一 阿部
Toshimitsu Suetsugu
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Abstract

【課題】圧縮機及び送風機から発生する駆動音を効果的に消音できる冷却装置を提供することを目的とする。
【解決手段】マイク24,26からの入力信号のうち、圧縮機16から発生する駆動音に対応する周波数の音信号を第1位相調整増幅回路10Aで生成するとともに、送風機18から発生する駆動音に対応する周波数の音信号を第2位相調整増幅回路10Bで生成し、それらの音信号に基づく音をスピーカ23,25から出力させる。これにより、スピーカ23からの音を圧縮機16から発生する駆動音と干渉させるとともに、スピーカ25からの音を送風機18から発生する駆動音と干渉させて、圧縮機及び送風機から発生する駆動音を効果的に消音することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、冷却装置に係り、さらに詳しくは、冷媒を用いて冷却を行う冷却器を備えた自動販売機などの冷却装置から発生する駆動音を抑制するための構造の改良に関する。
飲料などの商品が収容される自動販売機のような冷却装置には、通常、商品を冷却するための冷却器の他、冷却器へ供給される冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒を液化させる凝縮器、及び、圧縮機や凝縮器を冷却するために回転駆動される送風機などが備えられている。
この種の冷却装置では、上記のような各種部品から発生する駆動音が機外に漏洩するといった問題があった。そのため、このような冷却装置の一例である自動販売機をホテルや病院などの静かな屋内に設置したときには、騒音の問題が深刻化する場合があった。このような問題を解決するために、従来から、消音部材を設けることにより機内から駆動音が漏洩するのを防止するといった技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−281613号公報
上記のような冷却装置に備えられた各種部品のうち、圧縮機や送風機からは、周波数が比較的低く耳障りな駆動音が発生する。一般的に、圧縮機は交流モータによって回転駆動されるのに対し、送風機は直流モータによって回転駆動される。そのため、圧縮機の駆動音は、供給される交流商用電源の周波数により異なる周波数においてピークが発生する。これに対して、送風機の駆動音は、特定の周波数(例えば、140Hz)においてピークが発生する。特に、圧縮機及び送風機からそれぞれ発生する駆動音の周波数のピークが近接している場合には、駆動音がより一層耳障りに聞こえる傾向があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、圧縮機及び送風機から発生する駆動音を効果的に消音できる冷却装置を提供することを目的とする。
第1の本発明による冷却装置は、冷媒を用いて冷却を行う冷却器と、上記冷却器へ供給される冷媒を圧縮する圧縮機と、上記圧縮機を冷却するために回転駆動される送風機と、上記圧縮機及び上記送風機からそれぞれ発生する駆動音が入力されるマイクと、上記マイクからの入力信号に基づいて、上記圧縮機から発生する駆動音に対応する周波数の第1音信号を生成する第1音信号生成手段と、上記マイクからの入力信号に基づいて、上記送風機から発生する駆動音に対応する周波数の第2音信号を生成する第2音信号生成手段と、生成された上記第1及び第2音信号に基づく音を出力するスピーカとを備え、上記第1音信号生成手段は、上記マイクに入力される上記第1音信号に基づく音が、上記マイクに入力される上記圧縮機から発生する駆動音に対して逆位相となるように音信号を生成し、上記第2音信号生成手段は、上記マイクに入力される上記第2音信号に基づく音が、上記マイクに入力される上記送風機から発生する駆動音に対して逆位相となるように音信号を生成するように構成される。
このような構成によれば、マイクからの入力信号のうち、圧縮機から発生する駆動音に対応する周波数の第1音信号を第1音信号生成手段で生成するとともに、送風機から発生する駆動音に対応する周波数の第2音信号を第2音信号生成手段で生成し、それらの第1及び第2音信号に基づく音をスピーカから出力させることができる。
このとき、マイクに入力される第1音信号に基づく音が、マイクに入力される圧縮機から発生する駆動音に対して逆位相となるように、第1音信号生成手段が音信号を生成することにより、スピーカからの音を圧縮機から発生する駆動音と干渉させ、当該駆動音を消音することができる。また、マイクに入力される第2音信号に基づく音が、マイクに入力される送風機から発生する駆動音に対して逆位相となるように、第2音信号生成手段が音信号を生成することにより、スピーカからの音を送風機から発生する駆動音と干渉させ、当該駆動音を消音することができる。
このように、圧縮機及び送風機からそれぞれ発生する駆動音ごとに対応する音信号を生成し、それらの音信号に基づく音をスピーカから出力させることにより、圧縮機及び送風機から発生する駆動音を効果的に消音できる。
第2の本発明による冷却装置は、上記構成に加えて、上記マイクが、上記圧縮機に対応付けられた圧縮機用マイク及び上記送風機に対応付けられた送風機用マイクからなり、上記スピーカが、上記圧縮機に対応付けられた圧縮機用スピーカ及び上記送風機に対応付けられた送風機用スピーカからなるように構成される。
このような構成によれば、圧縮機に圧縮機用マイク及び圧縮機用スピーカを対応付けるとともに、送風機に送風機用マイク及び送風機用スピーカを対応付けることができる。これにより、圧縮機から発生する駆動音は、圧縮機用マイクからの入力信号に対応する第1音信号を生成し、その第1音信号に基づく音を圧縮機用スピーカから出力させることにより消音することができる。また、送風機から発生する駆動音は、送風機用マイクからの入力信号に対応する第2音信号を生成し、その第2音信号に基づく音を送風機用スピーカから出力させることにより消音することができる。
第3の本発明による冷却装置は、上記構成に加えて、上記マイクが、上記圧縮機及び上記送風機の間に設けられた1つの共用マイクからなり、上記スピーカが、上記圧縮機及び上記送風機の間に設けられた1つの共用スピーカからなるように構成される。
このような構成によれば、圧縮機から発生する駆動音が入力されるマイクと送風機から発生する駆動音が入力されるマイクとを共用化することができるとともに、圧縮機の駆動音に対応する音を出力するスピーカと送風機の駆動音に対応する音を出力するスピーカとを共用化することができる。これにより、圧縮機及び送風機にそれぞれ対応付けてマイク及びスピーカを設けるような構成と比較して、製造コストを低減できる。このような構成であっても、共用マイクからの入力信号に基づいて、圧縮機の駆動音に対応する第1音信号及び送風機の駆動音に対応する第2音信号を生成し、それらの第1及び第2音信号に基づく音を共用スピーカから出力させることにより、圧縮機及び送風機から発生する駆動音を良好に消音できる。
本発明によれば、マイクからの入力信号のうち、圧縮機から発生する駆動音に対応する周波数の第1音信号を第1音信号生成手段で生成するとともに、送風機から発生する駆動音に対応する周波数の第2音信号を第2音信号生成手段で生成し、それらの第1及び第2音信号に基づく音をスピーカから出力させることができるので、これらの音信号に基づく音を圧縮機及び送風機から発生する駆動音と干渉させることにより、圧縮機及び送風機から発生する駆動音を効果的に消音することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による自動販売機1の一構成例を示した図であり、(a)は正面図、(b)は側面図を示している。図2は、図1の自動販売機1の開閉扉3を開いた状態を示した正面図である。図3は、図1の自動販売機1の概略側断面図である。この自動販売機1は、缶に封入された飲料を商品として販売する自動販売機であり、縦長の直方体形状からなる筐体2内に多数の商品を収容している。以下では、図1(b)における左側を前方、右側を後方として説明することとする。
筐体2の前面には、当該前面全体を開放する前面開口2Aが形成されており、この前面開口2Aが筐体2に対して開閉可能に取り付けられた開閉扉3により覆われている。すなわち、開閉扉3は、閉じられた状態で筐体2の前面を形成している。筐体2の底面には、4つの角部にそれぞれ脚部4が取り付けられている。これらの脚部4は、筐体2の底面に上下方向へ進退可能にねじ込まれている。当該自動販売機1を設置する際には、筐体2に対する各脚部4のねじ込み量を調整し、各脚部4の底面を接地させることにより、地面に対する筐体2の高さを調整することができる。
開閉扉3の前面中央部には、商品を購入しようとする利用者が貨幣を投入する際に使用する貨幣投入領域5が形成されている。この貨幣投入領域5には、硬貨を投入するための硬貨投入口5Aと、紙幣を投入するための紙幣投入口5Bと、投入された貨幣の返却を指示するための返却レバー5Cと、投入された貨幣の合計金額を表示する投入金額表示部5Dとが備えられている。貨幣投入後に返却レバー5Cを操作した場合、紙幣は紙幣投入口5Bから返却され、硬貨は開閉扉3の下部に形成されている硬貨返却口6から返却される。
開閉扉3の前面上部には、この自動販売機1で販売可能な商品の見本が展示されたディスプレイ領域7が形成されている。このディスプレイ領域7には、展示されている各見本に対応付けられた購入ボタン7Aが設けられており、利用者は、硬貨投入口5A又は紙幣投入口5Bから貨幣を投入した後、いずれかの購入ボタン7Aを操作することにより、その購入ボタン7Aに対応する商品の購入を指示することができる。購入が指示された商品は、筐体2内の下部に送り出され、開閉扉3の下部に形成された横長形状の商品取出口8から取り出すことができる。なお、購入を指示した商品の金額が投入金額よりも低い場合には、その差額分の釣銭が硬貨返却口6から返却されるようになっている。
開閉扉3の背面中央部には、前面の貨幣投入領域5の裏側に対応する位置に、貨幣処理ユニット9が設けられている。この貨幣処理ユニット9は、硬貨投入口5A及び紙幣投入口5Bから投入される貨幣を貯留するとともに、必要に応じて硬貨返却口6又は紙幣投入口5Bから貨幣を返却する処理を行うための機構である。開閉扉3の背面中央部における貨幣処理ユニット9の側方には制御ユニット10が設けられ、この制御ユニット10に備えられているプロセッサによって、この自動販売機1の動作が制御されるようになっている。
筐体2内には、その中央部から上部にわたる領域に商品を収容するための商品収容部11が形成されており、商品収容部11内の商品を冷却するための冷却装置12が筐体2内の下部に配置されている。商品収容部11は、それぞれ縦長形状からなる冷却商品収容部11A及び加熱商品収容部11Bが左右に並べて配置されることにより形成されている。冷却商品収容部11Aの下方には、当該冷却商品収容部11A内の空気を冷却するための冷却器13が配置されている。一方、加熱商品収容部11Bの下方には、当該加熱商品収容部11B内の空気を加熱するための加熱器14が配置されている。筐体2内の前側には、商品収容部11から商品取出口8側へ商品を排出するための商品排出口15が形成されている。商品排出口15は複数形成されており、各商品排出口15が冷却商品収容部11A又は加熱商品収容部11Bに対応付けられている。
冷却装置12は、冷却商品収容部11A内に収容されている商品を冷却するためのものであり、上記冷却器13の他、冷却器13へ供給される冷媒を圧縮する圧縮機16、圧縮された冷媒を液化させる凝縮器17、及び、圧縮機16や凝縮器17を冷却するために回転駆動される送風機18などが備えられている。圧縮機16は、交流電圧が供給される交流モータによって回転駆動される。一方、送風機18は、直流電圧が供給される直流モータによって回転駆動される。
冷却器13、圧縮機16及び凝縮器17は、配管を介して互いに連通しており、これらの各部に冷媒を循環させることにより、冷却器13を介して冷却商品収容部11A内の空気を冷却することができる。より具体的には、冷却装置12が駆動されると、冷媒が圧縮機16で圧縮されて高圧ガスとなった後、凝縮器17で冷却されることにより液化される。そして、液化された冷媒が減圧され、冷却器13において蒸発することにより、いわゆる蒸発潜熱によって冷却器13が冷却される。液化した冷媒は、圧縮機16で再び圧縮され、凝縮器17、冷却器13へと循環される。
開閉扉3の底部には、その両端部が開閉扉3の左右両端部の近傍に位置する横長形状の吸気口19が形成されている。一方、筐体2の背面底部には、その少なくとも一部が吸気口19に対して前後方向に対向するように、横長形状の排気口20が形成されている。筐体2内における商品収容部11の下方には仕切板21が設けられており、この仕切板21の下方の領域が、吸気口19及び排気口20を開口部として有し、筐体2内を前後方向に貫通するダクト状空間22を形成している。
ダクト状空間22内には、冷却装置12の構成部品のうち、凝縮器17、送風機18及び圧縮機16が配置されている。より具体的には、凝縮器17、送風機18及び圧縮機16が、筐体2内の底部に前後方向に向かってこの順序で並べて配置されている。これにより、凝縮器17、送風機18及び圧縮機16が、それぞれ吸気口19及び排気口20に対して前後方向に対向している。一方、冷却器13は、ダクト状空間22の上方に配置されている。
冷却装置12が駆動されているときには、送風機18が回転駆動されることにより、機外の空気が吸気口19から機内に送り込まれる。そして、機内に送り込まれた空気が、ダクト状空間22内において凝縮器17及び圧縮機16の周囲を通り、排気口20から機外へ送り出されることにより、凝縮器17及び圧縮機16が冷却される。
本実施の形態の自動販売機1には、後述するようにスピーカ及びマイクが備えられており、筐体2内で生成された駆動音に対応する音をスピーカから出力するとともに、そのスピーカからの出力音をマイクからの入力信号に基づいてフィードバック制御することにより、いわゆるアクティブ消音によって、筐体2内で生成された駆動音を消音することができるようになっている。
図4は、この自動販売機1において行われるアクティブ消音の原理について説明するための模式図である。ダクト状空間22内に配置された圧縮機16や送風機18から発生した駆動音は、ダクト状空間22内を前後方向に向かって進行する。ダクト状空間22を区画する壁面には、圧縮機16に対向する位置に第1開口部22Aが形成されるとともに、送風機18に対向する位置に第2開口部22Bが形成されている。
第1開口部22Aには、ダクト状空間22と反対側にスピーカ23が対向配置されている。また、第2開口部22Bには、ダクト状空間22と反対側にスピーカ25が対向配置されている。これらの2つのスピーカ23,25は、それぞれ第1開口部22A及び第2開口部22Bを介してダクト状空間22側、すなわち圧縮機16及び送風機18から発生する駆動音の進行方向に対して直交方向に指向性を有するように配置されている。一方、圧縮機16及び送風機18の側方には、それぞれ指向性を有しないマイク24,26が、圧縮機16及び送風機18に対して駆動音の進行方向に対向するように配置されている。
この例では、ダクト状空間22を区画する壁面に形成された第1開口部22A及び第2開口部22Bにそれぞれ対向するように、スピーカ23,25が設けられた構成が示されているが、このような構成に限らず、2つのスピーカ23,25がダクト状空間22内に設けられ、一方のスピーカ23が圧縮機16に対向配置されるとともに、他方のスピーカ25が送風機18に対向配置された構成であってもよい。この場合、各スピーカ23,25は、圧縮機16又は送風機18に対して、駆動音の進行方向に対向するように配置されてもよいし、駆動音の進行方向に対して直交方向に対向するように配置されてもよい。
制御ユニット10には、圧縮機16に対向するマイク24からの入力信号に基づいて音信号を生成する第1音信号生成手段としての第1位相調整増幅回路10Aと、送風機18に対向するマイク26からの入力信号に基づいて音信号を生成する第2音信号生成手段としての第2位相調整増幅回路10Bとが備えられている。圧縮機16に対向するスピーカ23からは、第1位相調整増幅回路10Aで生成された音信号に基づく音が圧縮機16側に向かって出力され、このスピーカ23から出力された音が圧縮機16の側方にあるマイク24に入力される。
第1位相調整増幅回路10Aは、マイク24から入力された信号に基づいて、特定周波数の信号の位相をずらす処理を行うとともに、振幅を増大させる処理を行うことによって、フィードバック制御を行う。より具体的には、マイク24からの入力信号のうち、スピーカ23からの出力音に対応する入力信号が除去されることにより、圧縮機16の駆動音に対応する入力信号が抽出される。そして、圧縮機16の駆動音のピークに対応する周波数の入力信号に対して、マイク24に入力されるスピーカ23からの当該周波数の音が逆位相となるように位相が調整されるとともに、マイク24に入力されるスピーカ23からの当該周波数の音が同程度の振幅となるように振幅が増大される。
同様に、送風機18に対向するスピーカ25からは、第2位相調整増幅回路10Bで生成された音信号に基づく音が送風機18側に向かって出力され、このスピーカ25から出力された音が送風機18の側方にあるマイク26に入力される。第2位相調整増幅回路10Bは、マイク26から入力された信号に基づいて、第1位相調整増幅回路10Aとは異なる特定周波数の信号の位相をずらす処理を行うとともに、振幅を増大させる処理を行うことによって、フィードバック制御を行う。
より具体的には、マイク26からの入力信号のうち、スピーカ25からの出力音に対応する入力信号が除去されることにより、送風機18の駆動音に対応する入力信号が抽出される。そして、送風機18の駆動音のピークに対応する周波数の入力信号に対して、マイク26に入力されるスピーカ25からの当該周波数の音が逆位相となるように位相が調整されるとともに、マイク26に入力されるスピーカ25からの当該周波数の音が同程度の振幅となるように振幅が増大される。
自動販売機1は、横幅に比べて奥行きが小さく、前後方向に延びるダクト状空間22の長さを大きくすることが困難である。このような構成の場合には、マイク24と駆動音の発信源との距離を十分に確保することが難しいため、フィードフォアード制御によりアクティブ消音を行うことは困難であり、フィードバック制御が適している。ただし、フィードフォアード制御により筐体2内で生成された駆動音を消音するような構成を採用することも可能である。
ここで、ダクト状空間22内で音が発生した場合には、そのダクト状空間22内に一次元の音場が形成される。このような一次元の音場では、下記式(1)のような条件を満たす場合に、ダクト状空間22内を伝播する音波を平面波とみなすことができ、逆位相の平面波の重ね合わせによって良好に消音を行うことができる。
d<<λ/2 ・・・式(1)
d:ダクトの内径 λ:音の波長
圧縮機16は交流モータによって駆動されるため、圧縮機16の駆動音は、供給される交流商用電源の周波数により異なる周波数においてピークが発生する。より具体的には、圧縮機16の駆動音は、交流商用電源の周波数に対してn倍(nは自然数)の周波数においてピークが発生する。このような圧縮機16から発生する駆動音のうち、比較的低い周波数であるn=1及びn=2の周波数では、駆動音が特に耳障りに聞こえる傾向がある。つまり、圧縮機16は、50〜120Hz程度の範囲で耳障りな駆動音を発生する。
一方、送風機18は、直流モータによって駆動されるため、特定の周波数において駆動音のピークが発生する。具体的には、送風機18の駆動音は、送風機18に備えられた羽根の数と回転数に依存しており、本実施の形態では、140Hz程度でピークが発生するようになっている。このように、比較的低い周波数でピークが発生する送風機18からの駆動音は、圧縮機16以外の他の構成部品からの駆動音に比べて、特に耳障りに聞こえる傾向がある。また、本実施の形態のように、圧縮機16及び送風機18からそれぞれ発生する駆動音の周波数のピークが近接している場合には、駆動音がより一層耳障りに聞こえる傾向がある。
上記のように、圧縮機16及び送風機18から発生する耳障りな駆動音は、50〜140Hz程度の周波数帯に分布している。このような周波数帯に対応する音の波長λは、2.4〜6.8m程度である。一方、ダクト状空間22の内径dは、数十cmである。これらの数値は、上記式(1)の条件を満たしており、ダクト状空間22内を伝播する圧縮機16及び送風機18からの音波を平面波とみなすことができるので、逆位相の平面波の重ね合わせによって圧縮機16及び送風機18からの駆動音を良好に消音することができる。
図5は、逆位相の平面波の重ね合わせによって駆動音を消音する態様について説明するための波形図であり、(a)はマイク24,26に入力される圧縮機16又は送風機18からの駆動音の波形、(b)はマイク24,26に入力されるスピーカ23,25からの音の波形、(c)はこれらの音の合成波の波形を示している。圧縮機16又は送風機18から発生する駆動音は、それぞれの側方に配置されているマイク24又は26に、図5(a)に示すような波形で入力される。
一方、スピーカ23,25から出力される音は、図5(b)に示すように、マイク24,26に入力されるときに圧縮機16又は送風機18からの特定周波数の駆動音に対して逆位相となる。したがって、圧縮機16又は送風機18からの特定周波数の駆動音とスピーカ23,25から出力される音とは、図5(c)に示すようにマイク24,26に入力される際に互いに重ね合わせられて打ち消し合い、これにより当該周波数における駆動音が消音される。
本実施の形態では、マイク24,26からの入力信号のうち、圧縮機16から発生する駆動音に対応する周波数の音信号を第1位相調整増幅回路10Aで生成するとともに、送風機18から発生する駆動音に対応する周波数の音信号を第2位相調整増幅回路10Bで生成し、それらの音信号に基づく音をスピーカ23,25から出力させることができる。
このとき、マイク24に入力されるスピーカ23からの音が、マイク24に入力される圧縮機16から発生する駆動音に対して逆位相となるように、第1位相調整増幅回路10Aが音信号を生成することにより、スピーカ23からの音を圧縮機16から発生する駆動音と干渉させ、当該駆動音を消音することができる。また、マイク26に入力されるスピーカ25からの音が、マイク26に入力される送風機18から発生する駆動音に対して逆位相となるように、第2位相調整増幅回路10Bが音信号を生成することにより、スピーカ25からの音を送風機18から発生する駆動音と干渉させ、当該駆動音を消音することができる。
このように、圧縮機16及び送風機18からそれぞれ発生する駆動音ごとに対応する音信号を生成し、それらの音信号に基づく音をスピーカ23,25から出力させることにより、圧縮機16及び送風機18から発生する駆動音を効果的に消音できる。
特に、本実施の形態では、圧縮機16に圧縮機用マイク24及び圧縮機用スピーカ23が対応付けられるとともに、送風機18に送風機用マイク26及び送風機用スピーカ25が対応付けられている。これにより、圧縮機16から発生する駆動音は、圧縮機用マイク24からの入力信号に対応する音信号を第1位相調整増幅回路10Aで生成し、その音信号に基づく音を圧縮機用スピーカ23から出力させることにより消音することができる。また、送風機18から発生する駆動音は、送風機用マイク26からの入力信号に対応する音信号を第2位相調整増幅回路10Bで生成し、その音信号に基づく音を送風機用スピーカ25から出力させることにより消音することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、圧縮機16に圧縮機用マイク24及び圧縮機用スピーカ23が対応付けられるとともに、送風機18に送風機用マイク26及び送風機用スピーカ25が対応付けられた構成について説明した。これに対して、実施の形態2では、圧縮機16と送風機18との間に、共用のマイク28及びスピーカ27が設けられている点が異なっている。
図6は、本発明の実施の形態2の自動販売機1において行われるアクティブ消音の原理について説明するための模式図である。本実施の形態では、マイク28及びスピーカ27の配置に関する構成を除けば、実施の形態1と同様の構成を有しているので、同様の構成については図に同一符号を付して説明を省略することとする。
本実施の形態では、ダクト状空間22を区画する壁面における圧縮機16及び送風機18の中間部に、開口部22Cが形成されるとともに、この開口部22Cに対してダクト状空間22と反対側にスピーカ27が対向配置されている。このスピーカ27は、開口部22Cを介してダクト状空間22側、すなわち圧縮機16及び送風機18から発生する駆動音の進行方向に対して直交方向に指向性を有するように配置されている。
また、ダクト状空間22内における圧縮機16及び送風機18の中間部には、指向性を有しないマイク28が、圧縮機16及び送風機18に対して駆動音の進行方向に対向するように配置されている。スピーカ27及びマイク28は、互いに駆動音の進行方向に対して直交方向に対向している。この例では、ダクト状空間22を区画する壁面に形成された開口部22Cに対向するように、スピーカ27が設けられた構成が示されているが、このような構成に限らず、スピーカ27がダクト状空間22内における圧縮機16及び送風機18の中間部に配置された構成であってもよい。
制御ユニット10には、共用のマイク28からの入力信号に基づいてそれぞれ音信号を生成する第1位相調整増幅回路10A及び第2位相調整増幅回路10Bが備えられている。共用のスピーカ27からは、第1位相調整増幅回路10A及び第2位相調整増幅回路10Bでそれぞれ生成された音信号に基づく音がダクト状空間22側に向かって出力され、このスピーカ27から出力された音がダクト状空間22内にあるマイク28に入力される。
第1位相調整増幅回路10Aは、マイク28から入力された信号に基づいて、特定周波数の信号の位相をずらす処理を行うとともに、振幅を増大させる処理を行うことによって、フィードバック制御を行う。より具体的には、マイク28からの入力信号のうち、スピーカ27からの出力音に対応する入力信号が除去されることにより、圧縮機16及び送風機18の駆動音に対応する入力信号が抽出される。そして、圧縮機16の駆動音のピークに対応する周波数の入力信号に対して、マイク28に入力されるスピーカ27からの当該周波数の音が逆位相となるように位相が調整されるとともに、マイク28に入力されるスピーカ27からの当該周波数の音が同程度の振幅となるように振幅が増大される。
一方、第2位相調整増幅回路10Bは、マイク28から入力された信号に基づいて、第1位相調整増幅回路10Aとは異なる特定周波数の信号の位相をずらす処理を行うとともに、振幅を増大させる処理を行うことによって、フィードバック制御を行う。より具体的には、マイク28からの入力信号のうち、スピーカ27からの出力音に対応する入力信号が除去されることにより、圧縮機16及び送風機18の駆動音に対応する入力信号が抽出される。そして、送風機18の駆動音のピークに対応する周波数の入力信号に対して、マイク28に入力されるスピーカ27からの当該周波数の音が逆位相となるように位相が調整されるとともに、マイク28に入力されるスピーカ27からの当該周波数の音が同程度の振幅となるように振幅が増大される。
本実施の形態では、圧縮機16から発生する駆動音が入力されるマイクと送風機18から発生する駆動音が入力されるマイクとをマイク28で共用化することができるとともに、圧縮機16の駆動音に対応する音を出力するスピーカと送風機18の駆動音に対応する音を出力するスピーカとをスピーカ27で共用化することができる。これにより、圧縮機16及び送風機18にそれぞれ対応付けてマイク及びスピーカを設けるような構成と比較して、製造コストを低減できる。このような構成であっても、共用マイク28からの入力信号に基づいて、圧縮機16の駆動音に対応する音信号を第1位相調整増幅回路10Aで生成するとともに、送風機18の駆動音に対応する音信号を第2位相調整増幅回路10Bで生成し、それらの音信号に基づく音を共用スピーカ27から出力させることにより、圧縮機16及び送風機18から発生する駆動音を良好に消音できる。
以上の実施の形態では、圧縮機16及び送風機18からなる2つの駆動音の発信源に対応付けて音信号生成手段が設けられた構成について説明したが、このような構成に限らず、3つ以上の駆動音の発信源に対応付けて、各駆動音に対応する周波数の音信号を生成する音信号生成手段が設けられた構成であってもよい。この場合、実施の形態1のように各音信号生成手段に対応付けてマイク及びスピーカが設けられた構成であってもよいし、3つ以上の音信号生成手段に共通のマイク及びスピーカが設けられた構成であってもよい。
また、以上の実施の形態では、冷却装置の一例として、缶に封入された飲料を商品として販売する自動販売機1について説明したが、このような構成に限らず、本発明は、飲料以外の商品を収容している自動販売機にも適用可能である。また、本発明は、自動販売機に限らず、空気を冷却することにより空気中の水分を凝縮させ、その水分を空気中から分離除去することにより空気を乾燥させるエアドライヤなどの他の冷却装置にも適用可能である。
本発明の実施の形態1による自動販売機の一構成例を示した図であり、(a)は正面図、(b)は側面図を示している。 図1の自動販売機の開閉扉を開いた状態を示した正面図である。 図1の自動販売機の概略側断面図である。 この自動販売機において行われるアクティブ消音の原理について説明するための模式図である。 逆位相の平面波の重ね合わせによって駆動音を消音する態様について説明するための波形図であり、(a)はマイクに入力される圧縮機又は送風機からの駆動音の波形、(b)はマイクに入力されるスピーカからの音の波形、(c)はこれらの音の合成波の波形を示している。 本発明の実施の形態2の自動販売機において行われるアクティブ消音の原理について説明するための模式図である。
符号の説明
1 自動販売機
10 制御ユニット
10A 第1位相調整増幅回路
10B 第2位相調整増幅回路
12 冷却装置
13 冷却器
14 加熱器
16 圧縮機
17 凝縮器
18 送風機
22 ダクト状空間
22A 第1開口部
22B 第2開口部
22C 開口部
23,25,27 スピーカ
24,26,28 マイク

Claims (3)

  1. 冷媒を用いて冷却を行う冷却器と、
    上記冷却器へ供給される冷媒を圧縮する圧縮機と、
    上記圧縮機を冷却するために回転駆動される送風機と、
    上記圧縮機及び上記送風機からそれぞれ発生する駆動音が入力されるマイクと、
    上記マイクからの入力信号に基づいて、上記圧縮機から発生する駆動音に対応する周波数の第1音信号を生成する第1音信号生成手段と、
    上記マイクからの入力信号に基づいて、上記送風機から発生する駆動音に対応する周波数の第2音信号を生成する第2音信号生成手段と、
    生成された上記第1及び第2音信号に基づく音を出力するスピーカとを備え、
    上記第1音信号生成手段は、上記マイクに入力される上記第1音信号に基づく音が、上記マイクに入力される上記圧縮機から発生する駆動音に対して逆位相となるように音信号を生成し、
    上記第2音信号生成手段は、上記マイクに入力される上記第2音信号に基づく音が、上記マイクに入力される上記送風機から発生する駆動音に対して逆位相となるように音信号を生成することを特徴とする冷却装置。
  2. 上記マイクは、上記圧縮機に対応付けられた圧縮機用マイク及び上記送風機に対応付けられた送風機用マイクからなり、
    上記スピーカは、上記圧縮機に対応付けられた圧縮機用スピーカ及び上記送風機に対応付けられた送風機用スピーカからなることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 上記マイクは、上記圧縮機及び上記送風機の間に設けられた1つの共用マイクからなり、
    上記スピーカは、上記圧縮機及び上記送風機の間に設けられた1つの共用スピーカからなることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
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