JP2008209023A - 熱源設備の制御装置及びその制御方法、空調システム及びその制御方法。 - Google Patents

熱源設備の制御装置及びその制御方法、空調システム及びその制御方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の熱源設備を効率的に運転する。
【解決手段】空調機150に、サテライト熱源からの熱源水を供給する熱交換コイルCsと、セントラル熱源からの熱源水を供給する熱交換コイルCcを設置する。制御器140は、各空調設備200の空調負荷に基づいて、各熱源の消費エネルギー量、運転コスト、二酸化炭素排出量の少なくとも1つが最小となるように、各熱源の運転方法を求め、制御器140に各熱交換コイルの分担負荷を示す情報を送信する。制御器140は、分担負荷が急変した場合、変更後の分担負荷に基づき、熱交換コイルの出口空気温度の目標値を再設定し、この目標値に向けて各熱交換コイルへの熱源水の供給水量を徐々に増減する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の熱源設備を制御する熱源設備の制御装置と、熱源設備及び空調設備からなる空調システムと、この空調システムの制御方法と、に関する。
空調システムは、一般に熱源設備、空調設備、搬送設備、自動制御設備で構成される。例えば、特許文献1の図1に開示された空調システムでは、冷却塔で冷却された冷却水を冷凍機等の熱源設備に配管系統(搬送設備)を通じて供給することで冷凍機を冷却する。一方、冷凍機は、冷却水とは別に設けられた配管系統を通じて冷却した熱源水(冷水)を空調設備内の熱交換コイル等の熱交換器に供給する。冷水が供給された熱交換コイルは空調設備に流通する空気を冷水の吸熱により冷却し、送風機で冷却された空気をクリーンルーム等、空調対象の空間へ送風する。これらの設備内の機器、装置は、自動制御設備により制御される。
この空調システムが使用される施設の規模が大きいと、空調対象の空間が複数あることが多く、これに対応するため熱源設備、空調設備を複数備えることがある。熱源設備が複数有る場合、従来は、例えば、中央にセントラル熱源を設置し、サテライト熱源は分散配置し、各空調設備にそれぞれの熱源から複数の配管系統を通じて熱源水を供給していた。そして、各空調設備の空調負荷に応じて、制御装置が熱源水の供給源を切り替えることで、施設全体の省エネルギー化を図っていた。例えば、特許文献2に開示された空調設備は、様々な運転方法(運転態様)における設備全体の運転負荷を算出し、この運転負荷が最小となるように各機器を制御することで、さらなる省エネルギー化を図っている。
特開2006−300392号公報 特開2004−293844号公報
従来、空調設備が熱交換コイルを備える場合、通常熱交換コイルは空調機ごとに1つのみであり、このため、この熱交換コイルに冷却した熱源水(冷水)を供給する熱源設備をセントラル熱源とサテライト熱源との間で切り替える際、熱交換コイルに供給される熱源水の温度や流量が急激に変化し、熱交換コイルの熱交換(冷却)能力が変動してしまう。この結果、室内温度や湿度が急激に変動してしまう。従って、熱源の切り替えは、工場の生産が停止する休日等に行うしかなく、セントラル熱源とサテライト熱源との切り替えによる省エネルギー効果を出しづらく、運転効率も低かった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、複数の熱源設備をより効率的に運転する熱源設備の制御装置及びその制御方法を実現する。
また、室内温度や湿度を急激に変動させずに、熱源水の供給水量を制御する空調システム及びその制御方法を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる熱源設備制御装置は、
1台以上の空調設備に複数の配管系統を通じて熱源水を供給する複数の熱源設備を制御する熱源設備制御装置であって、
前記1台以上の空調設備から前記空調設備の空調負荷を示す空調負荷情報を受信する空調負荷受信手段と、
前記空調負荷受信手段が受信した前記空調負荷情報の示す空調負荷と前記空調設備の空調能力と各熱源設備の動作特性とに基づいて、前記空調設備の空調能力が前記空調負荷受信手段により受信された前記空調負荷情報の示す空調負荷と同等となり且つ前記熱源設備全体の運転負荷のうち少なくとも1つが最小値をとるように、前記熱源設備の運転態様を求める運転態様取得手段と、
前記運転態様取得手段により求められた運転態様に基づいて、前記複数の熱源設備を制御する熱源設備制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点にかかる空調システムは、
第1の観点にかかる熱源設備制御装置と、
前記熱源設備制御装置に制御される複数の熱源設備と、前記複数の熱源設備から複数の配管系統を通じて熱源水が供給される1台以上の空調設備と、を備えた空調システムであって、
前記空調設備は、
前記複数の熱源設備から熱源水が供給され、空調対象の空気を該熱源水の放熱又は吸熱により冷却又は加熱する複数の熱交換コイルと、
空調設備の空調負荷を示す空調負荷情報を前記熱源設備制御装置に送信する空調負荷送信手段と、
を備え、
前記熱源設備制御装置は、
前記運転態様取得手段で取得した運転態様に基づいて、前記空調設備の熱交換コイル毎に分担すべき空調負荷を示す分担負荷情報を送信する分担負荷送信手段を備え、
前記空調設備は、
前記分担負荷送信手段により送信された前記分担負荷が変更されたことに応答して、前記熱交換コイルの吸熱量又は発熱量が前記分担負荷送信手段により送信された分担負荷と同等以上となり、且つ、空調機出口の空気温度が所定値以上変動しないように、複数の熱源設備から熱交換コイルへの供給水量を熱交換コイル毎に制御する供給水量制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点にかかる熱源設備の制御方法は、
第1の観点にかかる熱源設備制御装置と、
前記熱源設備制御装置に制御される複数の熱源設備と、前記複数の熱源設備から複数の配管系統を通じて熱源水が供給される1台以上の空調設備と、を備えた空調システムであって、
前記空調設備は、
前記複数の熱源設備から熱源水が供給され、空調対象の空気を該熱源水の放熱又は吸熱により冷却又は加熱する複数の熱交換コイルと、
空調設備の空調負荷を示す空調負荷情報を前記熱源設備制御装置に送信する空調負荷送信手段と、
を備え、
前記熱源設備制御装置は、
前記運転態様取得手段で取得した運転態様に基づいて、前記空調設備に運転させる熱交換コイルを切り替えさせる切替信号を送信する切替信号送信手段を備え、
前記空調設備は、
熱交換コイルの出口の空気温度の目標値を設定する目標値設定手段と、
熱交換コイルの出口の空気温度を測定する出口空気温度測定手段と、
前記切替信号を受信したことに応答して、前記目標値設定手段により設定された切替対象でない熱交換コイルの目標値を、前記目標値設定手段により設定された切替対象の熱交換コイルの目標値とし、前記目標値設定手段により設定された切替対象でない熱交換コイルの目標値を所定値とする切替時目標値設定手段と、
空調機出口の空気温度が所定値以上変動せず、且つ、前記目標値設定手段又は前記切替時目標値設定手段により設定された目標値と前記出口空気温度測定手段により測定された空気温度とが等しくなるように、複数の熱源設備から熱交換コイルへの供給水量を熱交換コイル毎に制御する供給水量制御手段
を備えることを特徴とする
前記運転態様は、運転状態又は停止状態或いは運転時の出力値であっても良い。
本発明の第4の観点にかかる空調システムの制御方法は、
1台以上の空調設備に複数の配管系統を通じて熱源水を供給する複数の熱源設備を制御する熱源設備の制御方法であって、
前記1台以上の空調設備から前記空調設備の空調負荷を示す空調負荷情報を受信する空調負荷受信ステップと、
前記空調負荷受信ステップが受信した前記空調負荷情報の示す空調負荷と前記空調設備の空調能力と各熱源設備の消費エネルギー量、運転コスト又は二酸化炭素排出量とに基づいて、前記空調設備の空調能力が前記空調負荷受信手段により受信された前記空調負荷情報の示す空調負荷と同等となり、且つ前記熱源設備全体の運転負荷のうち少なくとも1つが最小値をとるように、前記熱源設備の運転態様を求める運転態様取得ステップと、
前記運転態様取得ステップにより求められた運転態様に基づいて、前記複数の熱源設備を制御する熱源設備制御ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第5の観点にかかる空調システムの制御方法は、
第1の観点にかかる熱源設備制御装置と、前記熱源設備制御装置に制御される複数の熱源設備と、前記複数の熱源設備から複数の配管系統を通じて熱源水が供給される、1台以上の空調設備と、
を備えた空調システムの制御方法であって、
前記空調設備は、
前記熱交換コイル毎に前記複数の熱源設備のいずれか1つから熱源水が供給され、空調対象の空気を該熱源水の放熱又は吸熱により冷却又は加熱する複数の熱交換コイルを備え、
前記空調設備により、
空調設備の空調負荷を示す空調負荷情報が前記熱源設備制御装置に送信される空調負荷送信ステップと、
前記熱源設備制御装置により、
前記運転態様取得ステップで取得された運転態様に基づいて、熱交換コイル毎に分担すべき空調負荷が示す分担負荷情報が送信される分担負荷信号送信ステップと、
前記空調設備により、
前記分担負荷送信ステップで送信された前記分担負荷が変更されたことに応答して、前記熱交換コイルの吸熱量又は発熱量が前記分担負荷送信ステップで送信された分担負荷と同等となり、且つ、空調機出口の空気温度が所定値以上変動しないように、複数の熱源設備から熱交換コイルへの供給水量が熱交換コイル毎に制御される供給水量制御ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の熱源設備を効率的に運転する熱源設備の制御装置及びその制御方法を実現することができる。
また、室内温度や湿度を急激に変動させずに、熱源水の供給水量を制御する空調システム及びその制御方法を実現することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態に係る空調システムの構成について説明する。この空調システムは、中央管理センター100と、複数の熱源(Ct、St)と、1台以上の空調設備200と、から構成される。そして、複数の熱源から複数の配管系統を通じて1台以上の空調設備200に熱源水が供給される。例えば、図1に示すように、セントラル熱源Ct、サテライト熱源St1、St2、空調設備1、2、3(200)を設け、セントラル熱源Ctは空調設備1、2、3(200)に熱源水を供給し、サテライト熱源St1は、空調設備1、2(200)に熱源水を供給し、サテライト熱源St2は空調設備3(200)に熱源水を供給する。
中央管理センター100は、各空調設備200に設置された設備や機器を監視又は制御するための施設であり、熱源設備制御装置40を備える。
熱源設備制御装置40は、セントラル熱源Ct及び1以上のサテライト熱源Stを制御するための装置であり、CPU(Central Processing Unit)10とRAM(Random Access Memory)20とROM(Read Only Memory)30とを備える。熱源設備制御装置40は、各空調設備200から空調負荷を示す空調負荷情報を受信し、熱源設備Ct、Stの運転を開始又は停止させるための運転信号又は停止信号と、熱源設備を所定の出力で運転させるための出力の設定値と、を各熱源設備Ct、Stに送信する。また、各空調設備200にその設備に設けられている各熱交換コイルの分担負荷を示す分担負荷情報を送信する。ここで、分担負荷とは、空調設備200の各コイルが分担すべき空調負荷である。即ち、各熱交換コイルは、それぞれ空調設備200に通気される空気と、分担負荷に相当する値の熱量を交換する必要がある。例えば、各空調設備200には、熱交換コイルが複数設けられているが、これらの熱交換コイル1つの熱交換能力では空調負荷以上とならない場合、2つ以上の熱交換コイルを動作させ、各コイルに空調負荷の1部を分担させる。例えば、空調設備200に熱交換コイルCc、Csの2つが設けられ、この2つのコイルの熱交換能力のみを空調機150の空調能力とする場合を考える。空調設備200の空調負荷がQcであるとき、熱源設備制御装置40は下記の(数1)の関係式が成立し、且つ熱交換コイルCc、Csの各熱交換能力以下となるような、分担負荷Qcc、Qcsを求め、これらの分担負荷を示す分担負荷情報を送信する。
Qc=Qcc+Qcs……(数1)
CPU10は、ROM30に格納されたプログラムを読み出して実行する。RAM20は、CPU10のワークエリアとして機能する。ROM30は後述する運転方法取得処理を含む、中央管理センター100全体の制御を行うプログラムと、熱源設備データベースと、空調設備データベースと、を格納する。
熱源設備データベースは、設備内の各機器の運転負荷(広い意味での負荷:消費エネルギー量、運転コスト、環境コスト(二酸化炭素排出量等))及び熱源設備の発生する熱量に関する情報を熱源設備ごとに格納したものである。例えば、セントラル熱源Ct、サテライト熱源Stをそれぞれ定格状態で運転した場合の消費エネルギー量、運転コスト、二酸化炭素排出量等の負荷の値を格納する。所定の運転条件における運転負荷は、これらの定格値に基づいて算出する。これらの情報は、後述する運転方法判別処理で、所定の冷熱又は温熱を発生させる際に各熱源Ct、Stの運転負荷(消費エネルギー量、運転コスト又は二酸化炭素排出量等)を算出するために使用される。
空調設備データベースは、空調設備200の空調能力(kW)の特性に関する情報を、空調設備ごとに格納する。この情報は、空調設備200に供給される熱源水の水温、水量の変化に対する空調設備200の熱交換能力の変化を求めるために使用される。
サテライト熱源St及びセントラル熱源Ctは、電力、ガス、地域冷熱源、各種の排熱などをエネルギー源として冷熱又は温熱を発生する熱源設備であり、この冷熱又は温熱により冷却又は加熱した熱源水を各空調設備200に供給する。中央管理センター100の近くにはセントラル熱源Ctが設置され、空調対象域の近くにはサテライト熱源Stが設けられており、各空調設備200には、セントラル熱源Ctからの熱源水とサテライト熱源Stからの熱源水とがそれぞれ供給される。そして、これらの熱源は熱源設備制御装置40の制御により、運転又は停止し、或いは設定値に従って出力を増減させる。
空調設備200は、空調機や、これに関連する各種の機器を備えた設備であり、例えば、図2に示すように、空調機150と、送風機B1と、空調機入口空気温度計T1と、熱源水制御弁Vc、Vsと、制御器140と、から構成される。
空調機150は、取り込んだ空気を除湿及び冷却又は加熱処理し、処理後の空気を空調対象の施設へ供給する。加熱や冷却には、加熱又は冷却した熱源水(温水又は冷水)を供給する熱交換コイルやヒータ等の熱交換器を使用する。例えば、空調機150は、冷却した熱源水(冷水)を供給する熱交換コイルCc、Csと、熱交換コイル出口空気温度計T2、T3と、を備える。
熱交換コイルCc、Csは、空調機150に取り込まれた空気を加熱又は冷却する熱交換コイルである。熱交換コイルCcにはセントラル熱源Ctからの熱源水が通水され、熱交換コイルCsにはサテライト熱源Stからの熱源水が通水される。そして、空調機入口に近い方から、熱交換コイルCc、熱交換コイルCsの順で配置し、空調機入口から吸入された空気が熱交換コイルCcに通気され、熱交換コイルCcに通気された空気が熱交換コイルCsに通気され、空調機150から送出されるように構成する。
空調機入口空気温度計T1は、空調機150に取り込まれた空気の温度Tiを測定し、測定値を示す測定値情報を制御器140に送信する。
熱交換コイル出口空気温度計T2は熱交換コイルCcと熱交換コイルCsとの間に設置され、熱交換コイル出口空気温度計T3は、熱交換コイルCsと空調機出口との間に設置される。熱交換コイル出口空気温度計T2、T3は、それぞれ熱交換コイルCc、Csの出口の空気の温度である出口空気温度To2(℃)、To3(℃)を測定する。これらの温度計T2、T3は、測定値を示す測定値情報を制御器140に送信する。
送風機B1は、空調装置150により除湿又は冷却、加熱処理がなされた空調後の空気を、空調対象の空間に供給するための送風機である。
熱源水制御弁Vc、Vsは、それぞれ熱交換コイルCc、Csに供給する熱源水(例えば、冷水)の水量を制御するための制御弁である。これらの制御弁は、制御器140から、弁を開けさせるための開信号又は弁を閉じさせるための閉信号を受信し、受信した信号に従って弁を所定値開閉させる。
制御器140は、空調機150と熱源水制御弁Vc、Vsを制御するための装置であり、CPU110とRAM120とROM130とを備える。そして、制御器140は、空調機入口空気温度計T1と、熱交換コイル出口空気温度計T2、T3と、から測定値を示す測定値情報を受信し、受信した測定値に基づいて熱源水制御弁Vc、Vsに開信号又は閉信号を送信する。
CPU110とRAM120とROM130との構成は、CPU10とRAM20とROM30と同様である。但し、ROM130は、空調機150を制御するための制御プログラムと、空気の空気密度ρa(kg/m)と、空気の比熱cpa(kJ/kg・K)と、熱交換コイル出口空気温度初期設定値Tsi(℃)とを格納する。熱交換コイル出口空気温度初期設定値Tsiは、空調設備200に設けられた熱交換コイルCc、Csの出口の空気温度の初期値として設定する値である。
上記の構成により、熱源設備制御装置40は、空調負荷に基づいて各熱源設備の運転方法を求め、セントラル熱源Ct及び1以上のサテライト熱源Stを制御する。また、熱源設備制御装置40は、求めた運転方法に基づいて制御器140に各熱交換コイルの分担負荷を示す分担負荷情報を送信する。受信した分担負荷に基づいて、制御器140は、熱源水制御弁Vc、Vsを開閉することで各熱交換コイルCc、Csへの熱源水の供給量を制御する。
次に熱源設備制御装置40の動作について詳細に説明する。熱源設備制御装置40は、ROM30から、中央管理センター100に設置された設備や機器を制御するためのプログラムをROM30から読み出して、繰り返し実行する。そして、この制御処理のメインフローの中で図3に示す、空調・熱源設備制御処理を実行する。
空調・熱源設備制御処理では、CPU10はまず、各空調設備200の制御器140から空調負荷(kW)を示す空調負荷情報を受信し、RAM20に格納する(ステップS11)。
そして、CPU10は、各空調設備200に設けられた熱交換コイルCc又はCsを単独で運転させた場合に、運転させた熱交換コイルの熱交換能力が空調負荷と同等となるには、何度の熱源水をどのくらいの水量で熱交換コイルに供給すればよいかを求め、求めた熱源水の水温(℃)と水量(m/s)とを、RAM20に格納する(ステップS13)。
CPU10は、各熱源設備の運転方法を求める運転方法取得処理を開始する(ステップS15)。この処理の詳細については後述する。
CPU10は、RAM20から求められた運転方法を読み出し、各熱源設備Ct、Stに運転信号又は停止信号と設定出力を示す情報を送信する(ステップS17)。CPU10は、読み出された運転方法から、熱源設備が供給する水温(℃)や水量(m/s)を求める。また、CPU10は、この熱源水の水温(℃)と水量(m/s)に基づき、熱源水が供給される各熱交換コイル(Cc、Cs)の熱交換能力(kW)を求める。CPU10は、各空調設備200の分担負荷(kW)が各熱交換コイルの熱交換能力(kW)以下となるように、各コイルの分担負荷(Qcc、Qcs)(kW)を求め、各空調設備200に分担負荷(kW)を示す分担負荷情報を送信する(ステップS19)。
空調・熱源設備制御処理の中で呼び出される運転方法取得処理を図4に示す。この運転方法取得処理は、所定の温度の熱源水を各空調設備200に供給しつつ、空調システム全体を効率的に制御するには、どの熱源設備を運転又は停止させればよいか、或いは熱源設備の出力をピーク時に対して何%に設定すればよいかについて判別する処理である。
CPU10は、RAM20から、各空調設備200の熱交換コイルCc又はCsを単独で運転させた場合に必要な熱源水の水温及び水量に基づき、その温度の熱源水を供給するのに必要とする必要熱量Qn(kW)を熱源設備ごとに算出する。熱源設備Ct、Stのうち、複数の空調設備200に熱源水を供給するものについては、必要熱量Qnは各空調設備に対応した複数の値が求められる。この場合、CPU10はそれらの和を、セントラル熱源Ctの必要熱量Qnとする。CPU10は、ROM30内の熱源設備データベースから各熱源設備の定格発生熱量を読み出し、この発生熱量が、算出した必要熱量Qnと同等となる熱源設備の組み合わせを全て求める。(ステップS51)。
CPU10は、ROM30内の熱源設備データベースから各熱源設備の消費エネルギー量、運転コスト、二酸化炭素排出量を示す情報を読み出し、求められた組み合わせごとに空調システム全体の消費エネルギー量、運転コスト、二酸化炭素排出量を算出する。このとき、定格の発生熱量が必要熱量Qnを超えている場合は、これらの消費エネルギー量等は、発生熱量を定格に対して何%にすれば必要熱量Qnと等しくなるかを求め、この発生熱量に対応した値に修正した上で算出する(ステップS53)。
そして、CPU10は算出された消費エネルギー量、運転コスト、二酸化炭素排出量を比較し、消費エネルギー量が最小となる組み合わせを抽出し、それらの消費エネルギー量最小フラグFeをオンにしてRAM20に格納する(ステップS55)。続いて、CPU10は運転コストが最小となる組み合わせを抽出し、運転コスト最小フラグFrをオンにしてRAM20に格納する(ステップS57)。CPU10は二酸化炭素排出量が最小となる組み合わせも抽出し、二酸化炭素排出量最小フラグFcをオンにしてRAM20に格納する(ステップS59)。
CPU10は、組み合わせごとにフラグFe、Fr、Fcのうちオンとなっているフラグの個数を比較し、個数の最も多い組み合わせを求める。ここで、複数の組み合わせが該当する場合、消費エネルギー量、運転コスト、二酸化炭素排出量の順で優先して組み合わせを求め、RAM20に格納する。フラグFe、Fr、Fcはクリアする(ステップS61)。ステップS61の後、CPU10は、熱源・空調設備制御処理に戻る。
上記の構成をとることにより、熱源設備制御装置40は各空調設備200から空調負荷を示す空調負荷情報を受信し、受信した空調負荷を処理できる各熱源設備の運転方法の中から、消費エネルギー量、運転コスト、二酸化炭素排出量のうちの少なくとも1つが最小となる運転方法を算出することができる。算出された運転方法に基づき、熱源設備制御装置40は各熱源設備及び各空調設備200を制御する。
次に、制御器140の動作について詳細に説明する。ユーザは、制御器140を動作させ、空調設備200の空調対象とする空間の室内温度(℃)や湿度等を設定する。制御器140は、空調設備200全体を制御するためのプログラムをROM130から読み出して実行することで空調設備200を制御する。この制御プログラムの中で読み出す供給水量制御処理について詳細に説明する。CPU110は、制御器140が起動してからユーザにより室内温度設定値が設定された場合、或いは、室内温度の初期の設定値が定められている場合、図5に示す、供給水量制御処理を実行する。供給水量制御処理は、空調機出口温度(熱交換コイルCsの出口空気温度)が急激に変動しないように、空調負荷に応じて各熱交換コイルの供給水量を制御する処理である。
供給水量制御処理について詳細に説明する。CPU110は、空調機出口の空気温度と風量設定値Vm(m/s)とを算出し、RAM120に格納する(ステップS101)。ここで、熱交換コイルCsと空調機出口との間に加熱コイルなどの他の熱交換器が設置されて運転している場合、これらの熱交換器の発生熱量も考慮する必要があるが、説明を容易にするため、本実施形態では、空調機出口との間に加熱コイルなどの熱交換器が設置されていないか又は設置されていても暖房が不要等の理由で動作させない場合を考える。このため、熱交換コイルCsの出口の空気温度は空調機150の出口の空気温度とほぼ等しくなる。そこで、CPU110は、空調機出口の空気温度の目標値として、熱交換コイルCsの出口の空気温度の目標値Tts(℃)を算出の対象とする。熱交換コイルCsの出口空気温度目標値Tts(℃)は、空調対象の空間の空調負荷や空気搬送に伴う熱ロスなどにより定まる空調効率を考慮した値とする。例えば、冷却した熱源水(冷水)が供給される熱交換コイルCsに供給され、熱交換コイルCsが空気を冷却する場合、熱交換コイルCsの出口空気温度目標値Tts(℃)は室内温度の設定値よりも低い値とする。
続いて、CPU110は、空調機入口空気温度計T1から空調機入口空気温度Tiを受信し、RAM120から熱交換コイルCsの出口空気温度目標値Tts(℃)と、風量設定値Vm(m/s)とを読み出し、ROM130から空気密度ρa(kg/m)と空気の比熱cpa(kJ/kg・K)とを読み出し、これらの値に基づいて空調負荷Qc(kW)を取得し、取得した空調負荷Qc(kW)を示す空調負荷情報を熱源設備制御装置40に送信し、RAM120に格納する(ステップS103)。例えば、空調負荷が顕熱負荷のみの場合、空調負荷Qc(kW)を下記の(数2)により算出する。
Qc=Vm×ρa×cpa×(Ti−Tts)……(数2)
熱源設備制御装置40は、CPU110がステップS103で送信した空調負荷Qc(kW)を示す空調負荷情報を受信し、受信した空調負荷に基づいて、上述した運転方法取得処理により熱源設備を制御する。また、熱源設備制御装置40は、各空調設備200に各熱交換コイル(Cc、Cs)の分担負荷Qcc、Qcs(kW)を示す分担負荷情報を送信する(ステップS19)。
CPU110は、分担負荷Qcc、Qcs(kW)を示す分担負荷情報を受信し、RAM120に格納する(ステップS105)。CPU110は、受信した分担負荷に基づいて、いずれかの分担負荷が前回受信時と比較して変更されたか否かを判別する(ステップS107)。ここで、制御器140が起動してから最初に供給水量制御処理が実行された場合など、RAM120に前回時の情報がないときは変更されたものと判別する。いずれかの分担負荷(Qcc、Qcs)も変更されていない場合(ステップS107:NO)、CPU110は、メインフローに処理を移行する。
いずれかの分担負荷が変更された場合(ステップS107:YES)、CPU110は、受信した分担負荷Qcc、Qcs(kW)に基づき、熱交換コイルCcの出口空気温度目標値Ttc、Tts(℃)を算出する。例えば、空調機入口空気温度計T1からコイル入口冷水温度Tiを取得し、これを下記の(数3)及び(数4)に代入することで、熱交換コイルCc、Csのコイル出口空気温度目標値Ttc、Tts(℃)を算出し、算出した値をRAM120に格納する(ステップS109)。ここで、本実施形態では、熱交換コイルCc、Cs以外に空調負荷を分担する熱交換器がないと仮定しているので、(数1)が成立し、Tts(℃)をステップS103で取得すれば、(数3)、(数4)のいずれか1つから残りのTtcが算出できる。しかし、熱交換コイルCc、Cs以外にも熱交換器がある場合は、(数1)が成立するとは限らない。そのときは、(数3)、(数4)両方を使用して、Ttc、Tts(℃)を算出する必要がある。
Qcc=Vm×ρa×cpa×(Ti−Ttc)……(数3)
Qcs=Vm×ρa×cpa×(Ttc−Tts)……(数4)
CPU110は、熱交換コイル出口空気温度計T2、T3から熱交換コイルの出口空気温度測定値To2、To3(℃)を取得し、出口空気温度目標値Ttc、Tts(℃)をRAM120から読み出し、熱交換コイルCsの出口空気温度の測定値と目標値とが等しいか否かを判別する(ステップS111)。熱交換コイルCsの出口空気温度の測定値と目標値とが等しくなければ(ステップS111:NO)、CPU110は、各熱交換コイルの出口空気温度の測定値と目標値とを比較し、目標値に向けて各熱交換コイルに供給する水量の増減値を求め、RAM120内に格納する(ステップS113)。例えば、測定値と目標値との偏差を求め、この偏差に比例した出力と、偏差の積分に比例する出力と、偏差の微分に比例した出力との和を求める、いわゆるPID制御方法に基づいて、供給水量の増減値を算出する。
CPU110は、RAM120から増減すべき水量を読み出し、この値に応じて熱源水制御弁Vc、Vsを開閉させることで、各熱交換コイルへの熱源水の供給水量を増減させる(ステップS115)。ステップS161の後、CPU110は、ステップS111の処理に戻る。
そして、CPU110は、全ての熱交換コイルの出口空気温度測定値To2、To3と出口空気目標値Ttc、Tts(℃)とが等しい場合(ステップS111:YES)、CPU110は、メインフローに処理を移行する。
上記の処理により、熱源設備制御装置40は各空調設備200の空調負荷に基づいて、前記熱源設備の消費エネルギー量、運転コスト又は二酸化炭素排出量の少なくとも1つが最小値をとるように、前記熱源設備の運転方法を取得し(ステップS15)、取得した運転方法に従って各熱源設備(Ct、St)を制御する(ステップS17)。また、各空調設備200に各コイルの分担負荷を示す分担負荷情報を送信する(ステップS19)。
一方、制御器140は、ユーザの設定した室内温度の設定値(℃)と空調機入口空気温度Ti(℃)とに基づいて空調負荷Qc(kW)を算出し、熱源設備制御装置40に空調負荷を示す空調負荷情報を送信する(ステップS103)。制御器140は、分担負荷Qcc、Qcs(kW)を示す分担負荷情報を受信する(ステップ105)。これらの分担負荷が変更された場合、制御器140は、分担負荷情報の示す分担負荷に基づいて、各熱交換コイルCc、Csの出口空気温度の目標値を求める(ステップS109)。そして、熱交換コイルCsの出口空気温度の目標値と測定値が等しくなるように、徐々に各熱交換コイルへの熱源水の供給水量を増減する(ステップS115)。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について、説明する。この第2実施形態の空調システムの構成は、第1実施形態と同様である。但し、空調設備200は熱交換コイルCc、Csを同時には運転しない。また、熱源設備制御装置40は、負荷分担を示す分担負荷情報の代わりに運転する熱交換コイルを切り替えさせる切替信号を空調設備200に送信する。さらにROM130は、停止対象コイル出口空気温度目標値Tte(℃)を格納する。停止対象コイル出口空気温度目標値Tte(℃)は、切り替えた際、切替対象でない熱交換コイルの出口空気温度の目標値として設定する値である。
第2実施形態にかかる熱源設備制御装置40の実行する空調・熱源設備制御処理を図6に示す。熱源設備制御装置40は、第1実施形態では空調設備200に分担負荷情報を送信していたが(ステップS19)、第2実施形態では、運転する熱交換コイルを切り替えさせる切替信号を空調設備200に送信する(ステップS19a)。例えば、熱源設備制御装置40は当初セントラル熱源Ctのみ運転させていたが、排熱が発生し、この排熱を使用するサテライト熱源に切り替えた方が、より運転コストが少なくなる場合、サテライト熱源を運転させる(ステップS17)。そして、熱源設備制御装置40は、運転させるコイルを熱交換コイルCcから、サテライト熱源より熱源水が供給される熱交換コイルCsに切り替えさせる切替信号を空調設備200に送信する(ステップS19a)。
そして、第2実施形態にかかる制御器140の実行する供給水量制御処理を図7に示す。CPU110は、制御器140が起動してから最初に供給水量制御処理を実行する場合、熱交換コイルCc、Csのうち、予め定められたいずれかの熱交換コイルを運転させる。そして、室内温度の設定値に基づき、空調機出口の空気温度、風量設定値Vm(m/s)を算出する。説明を容易にするため、運転中のコイルと空調機出口との間には、他に熱交換器がないものとする。CPU110は空調機の出口空気温度として、運転中の熱交換コイル(Cc又はCs)の出口空気温度目標値(Ttc又はTts)(℃)を算出し、RAM120に格納する(ステップS101a)。
CPU110は、運転中のコイルの出口空気温度目標値(Ttc又はTts)をRAM120から読み出し、この値に基づいて空調負荷Qc(kW)を算出し、算出した空調負荷Qc(kW)を示す空調負荷情報を熱源設備制御装置40に送信し、RAM120に格納する(ステップS103a)。例えば上記の(数3)のTts(℃)に、運転中のコイルの出口空気温度Ttc又はTts(℃)を代入して空調負荷Qcを算出する。
熱源設備制御装置40は、CPU110がステップS103で送信した空調負荷Qcを示す空調負荷情報を受信し、受信した空調負荷Qc(kW)に基づいて、上述した運転方法取得処理により熱源設備を制御する。また、熱源設備制御装置40は、必要があれば、各空調設備200に各熱交換コイル(Cc、Cs)を切り替えさせる切替信号を送信する(ステップS19a)。
CPU110は、切替信号を受信したか否かを判別する(ステップS105a)。切替信号を受信したのであれば(ステップS105a:YES)、CPU110は、切替対象の熱交換コイルの出口空気温度目標値(Ttc又はTts)(℃)を、切替対象でない熱交換コイルの出口空気温度目標値とする。また、停止対象コイル出口空気温度目標値Tte(℃)をROM130から読み出して、この値を切替対象でない熱交換コイルの出口空気温度目標値として設定する(ステップS107a)。
切替信号を受信していない場合(ステップS105a:NO)又はステップS107aの後、CPU110は、ステップS109〜S113を実行する。これらの処理の内容は、第1実施形態にかかるステップS109〜S113の処理の内容と同様であるから説明を省略する。
上記の処理により、熱源設備制御装置40は各空調設備200の空調負荷に基づいて、前記熱源設備の消費エネルギー量、運転コスト又は二酸化炭素排出量の少なくとも1つが最小値をとるように、前記熱源設備の運転方法を取得し(ステップS15)、取得した運転方法に従って各熱源設備(Ct、St)を制御する(ステップS17)。また、各空調設備200に運転するコイルを切り替えさせる切替信号を送信する(ステップS19a)。
一方、制御器140は、室内温度の設定値(℃)と空調機入口空気温度Ti(℃)とに基づいて空調負荷Qc(kW)を算出し、この空調負荷を示す空調負荷情報を熱源設備制御装置40に送信する(ステップS103a)。制御器140は、切替信号を受信すると(ステップ105a:YES)。切替対象コイルの出口空気温度目標値(Ttc又はTts)(℃)を、切替対象でない熱交換コイルの出口温度目標値(Ttc又はTts)(℃)とし、切替対象でないコイルの出口空気温度目標値(Ttc又はTts)(℃)は、所定の値としてRAM120に格納する(ステップS107a)。そして、各コイルの出口空気温度の目標値と測定値が等しくなるように、徐々に各熱交換コイルへの熱源水の供給水量を増減する(ステップS113)。
第1実施形態にかかる空調システムでは、空調負荷Qc(=Qcc+Qcs)(kW)が変更された場合、分担負荷Qcc、Qcs(kW)も変更されるので、熱源設備制御装置40は、この場合も変更後の分担負荷を改めて送信する必要がある。これに対し、第2実施形態に係る空調システムは第1実施形態と異なり、空調負荷が変更されても、運転負荷が変更されない限り、切替信号を送信する必要がなく、熱源設備制御装置40の負担は軽減される。
第2実施形態に係る制御器140が、熱交換コイルCc、Csに対応する熱源水制御弁Vc、Vsの制御を行った一例を図8及び図9に示す。図8は、熱交換コイルCc、Csの切り替えを行った場合の各熱交換コイルCc、Csへの熱源水の供給水量の変化と、各熱交換コイルの出口空気温度測定値とを示したものである。図9は、熱交換コイルの切り替えを行った場合の各熱交換コイルの出口空気温度の測定値(To2、To3)及び設定値(Ttc、Tts)、空調機入口空気温度(Ti)、室内温度の設定値を示したものである。ここで、空調機150は空調対象の空間から空気を取り込む構成としているので、空調機入口温度(Ti)は、空調対象の室内温度とほぼ等しい。
室内温度の設定値が23℃である場合、CPU110は、この室内温度(空調機入口温度Ti)に基づき、設定すべき空調機出口空気温度として18℃を算出する。そして、CPU110は、予め定められた熱交換コイルCcを運転させ、この熱交換コイルCcの出口空気温度目標値Ttcに18℃を設定する(ステップS101a)。
CPU110は、出口空気温度目標値Ttcと空調機入口空気温度Ti(℃)に基づいて(数2)より空調負荷Qc(kW)を算出し、この空調負荷を示す空調負荷情報を熱源設備制御装置40に送信する(ステップS103a)。熱源設備制御装置40は、最初は、セントラル熱源Ctを運転させ(ステップS17)、セントラル熱源Ctからの熱源水が熱交換コイルCcに供給される。
制御器140は、運転させる熱交換コイルCcの出口空気温度目標値Ttc(18℃)と、この熱交換コイルCcの出口空気温度測定値To2とが等しくなるまで、PID制御等により、熱源水制御弁Vcを徐々に開けさせる(ステップS113)。
その後、排熱が発生し、この排熱を用いるサテライト熱源Stを熱源水の供給源とした方が空調システム全体としては運転負荷が最小ですむようになった。そこで、熱源設備制御装置40は、熱源水の供給源をセントラル熱源Ctからサテライト熱源Stへと切り替えさせる切替信号を制御器140に送信する(ステップS19a)。
制御器140は、空調機150の運転を開始させてから後の測定点P1(分)の時点で熱源水の供給源を切り替えさせる切替信号を受信した(ステップS105a:YES)。この時点で室内温度(空調機入口空気温度Ti)と室内温度設定値とは23℃で一致している。この23℃の空気は運転中の熱交換コイルCcにより、目標温度18℃まで冷却される。このため、熱交換コイルCcの出口空気温度の測定値は目標値と同じく18℃となる。一方、停止中の熱交換コイルCsの出口空気温度目標値は初期値26℃が設定される。また、この熱交換コイルCsの出口空気温度測定値は、熱交換コイルCcにより冷却された空気が通過するから熱交換コイルCcの出口空気温度測定値と同じく18℃である。
切替信号を受信したことに応答して、制御器140は、切替対象の熱交換コイルCsの目標温度Ttsを、切替対象でない熱交換コイルCcの出口空気温度設定値Tsc(18℃)と同じ値に設定する。一方、切替対象でない熱交換コイルCcの出口空気温度目標値Ttcは初期値(26℃)にする(ステップS107a)。そして、出口空気温度の測定値が目標温度Ttc(26℃)、Tts(18℃)に等しくなるように、各熱交換コイルへの冷却した熱源水(冷水)の供給水量を熱源水制御弁Vc、Vsの開閉により少しずつ増減する(ステップS113)。図8に示すように、切替対象の熱交換コイルCsへの供給水量は徐々に増加し、切替対象でない熱交換コイルCcへの供給水量は徐々に減少する。
測定点P1(分)の後、切替の終了する前の時点P2(分)においては、停止させる途中の熱交換コイルCcの出口空気温度To2は、図9に示すように熱交換コイルCcの熱交換(冷却)能力の減少により19℃に上昇している。一方、切替対象の熱交換コイルCsの冷却能力は上昇し始める。このため、熱交換コイルCcを通過した時点で19℃の空気は熱交換コイルCsを通過した時点で18℃となる。つまり、熱交換コイルCsの出口空気温度To3は、熱交換コイルCcの熱交換能力が減少しても、18℃に維持される。
測定点P2(分)の後、測定点P3(分)の時点で各コイルCsの出口温度測定値To3が、出口空気温度目標温度Tts(18℃)に等しくなったので(ステップS109:YES)、制御器140は、供給水量の制御を一時的に停止する。この時点で、熱交換コイルCcは停止しているから、この熱交換コイルCcの出口空気温度測定値To2は、空調機入口空気温度Tiと同じく23℃である。
そして、測定点P3(分)の後、測定点P4(分)の時点で、ユーザは室内温度の設定値を20℃に変更した。このため、空調負荷Qcが増大し、制御器140は熱交換コイルCsの出口空気温度目標値Ttsを算出し直し、16℃に再設定した(ステップS101a)。
図8に示すように、測定点P4の後、制御器140は出口空気温度測定値To3が出口空気温度目標値Ttsと等しくなる測定点P5の時点まで、熱源水制御弁Vsを開けさせる。このため、熱交換コイルCsへの供給水量は徐々に増加する(ステップS113)。
図9に示すように、P5の時点では運転中の熱交換コイルCsにより、空調機入口で20℃であった空気は冷却されて、熱交換コイルCsの出口空気温度測定値To3は、出口温度目標値(Tts)である16℃と等しくなる。一方、熱交換コイルCcの出口空気温度測定値To2は、熱交換コイルCcが停止しているため、空調機入口空気温度測定値Tiと同じく20℃である。
図9に示すように、空調機入口空気温度(室内温度測定値)Tiは測定点P1、P2、P3の各時点で室内温度の設定値(23℃)と等しく、熱交換コイルの切替を行ったにもかかわらず、室内温度が変動しない。このように切り替えがスムーズであるから、熱源設備制御装置40は、平日であっても熱源水の供給源の切替を必要に応じて適宜行うことができる。このため、全体として省エネルギー化が促進される。
なお、熱交換コイルは2つに限らず、3つ以上設けても良い。また、加熱した熱源水(温水)を熱交換コイルに供給したり、熱交換コイルの他にヒータ等を設け、暖房負荷にも対応する空調システムとしてもよいのは勿論である。そして、熱交換コイルに限らず、ヒートポンプなど、他の熱交換器を用いても良い。
また、運転負荷を算出する場合、運転コスト、エネルギー消費量又は二酸化炭素排出量に限らず、NO(Nitrogen Oxide)やSO(Sulfur Oxide)の排出量など、他のパラメータも考慮して運転方法を求めてもよい。分担負荷Qcc、Qcs、空調負荷Qcの算出は、(数1)〜(数4)に限らず、他の物理量も考慮した異なる数式で算出してもよい。熱源設備や空調設備に流す熱媒体も、水や空気に限らない。
さらに、第1実施形態では、空調負荷Qcの算出及び熱源水制御弁Vc、Vsの制御を空調設備200に設置された制御器140が行っているが、これらの算出、制御を熱源設備制御装置40が行ってもよい。
第1実施形態の運転方法取得処理は、組み合わせを抽出し、各組み合わせのそれぞれの運転負荷を求めて比較する方法に限らず、予め、組み合わせごとに運転負荷を算出したデータテーブルを作成しておき、これにアクセスして条件を満たす運転方法を求めてもよい。また、空調設備の各機器の特性を考慮したシミュレーションモデルを作成し、各種パラメータを入力することで、組み合わせを抽出せずに、条件をみたす運転負荷を直接求める方法とすることもできる。
上記の実施形態では、空調設備200に流通する空気の上流から熱交換コイルCc、Csの順で配置しているが、上流からCs、Ccの順で配置してもよい。
また、運転方法取得処理(ステップS15)で、熱源設備制御装置40は、熱源Ct、Stの組み合わせを求めるとき、消費エネルギー量、運転コスト、二酸化炭素排出量の順で優先して組み合わせを求めているが(ステップS61)、優先する順位は適宜変更できる。
さらに、上記の実施形態では、ユーザ等により室内温度が設定され、制御器140又は熱源設備制御装置40は室内温度の設定値から空調機出口空気温度を設定して空調負荷を求めるが、ユーザ等により直接空調機出口空気温度が設定され、制御器140等が設定温度から空調負荷を求める構成とすることもできる。そして、制御器140等が空調機出口空気温度を設定値に制御した後、制御器140等が室内温度を再熱ヒータなどの他の熱交換器で制御する構成にすることもできる。また、室内温度で、出口空気温度のカスケード制御を行う構成とすることもできる。
本発明の第1実施形態に係る空調システムの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る空調設備の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る空調・熱源設備制御処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る運転方法取得処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る供給水量制御処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る空調・熱源設備制御処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る供給水量制御処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る供給水量制御処理を行った際の空調設備の動作の一例である。 本発明の第2実施形態に係る供給水量制御処理を行った際の状態値の測定結果の一例である。
符号の説明
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 熱源設備制御装置
100 中央管理センター
110 CPU
120 RAM
130 ROM
140 制御器
150 空調機
200 空調設備
Ct セントラル熱源
St サテライト熱源
B1 送風機
Cc、Cs 熱交換コイル
T1 空調機入口空気温度計
T2、T3 熱交換コイル出口空気温度計
Vc、Vs 熱源水制御弁

Claims (7)

  1. 1台以上の空調設備に複数の配管系統を通じて熱源水を供給する複数の熱源設備を制御する熱源設備制御装置であって、
    前記1台以上の空調設備から前記空調設備の空調負荷を示す空調負荷情報を受信する空調負荷受信手段と、
    前記空調負荷受信手段が受信した前記空調負荷情報の示す空調負荷と前記空調設備の空調能力と各熱源設備の動作特性とに基づいて、前記空調設備の空調能力が前記空調負荷受信手段により受信された前記空調負荷情報の示す空調負荷と同等となり且つ前記熱源設備全体の運転負荷のうち少なくとも1つが最小値をとるように、前記熱源設備の運転態様を求める運転態様取得手段と、
    前記運転態様取得手段により求められた運転態様に基づいて、前記複数の熱源設備を制御する熱源設備制御手段と、
    を備えることを特徴とする熱源設備制御装置。
  2. 前記運転態様は、前記熱源設備毎の運転状態又は停止状態或いは運転時の出力値である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱源設備制御装置。
  3. 請求項1に記載の熱源設備制御装置と、
    前記熱源設備制御装置に制御される複数の熱源設備と、前記複数の熱源設備から複数の配管系統を通じて熱源水が供給される1台以上の空調設備と、を備えた空調システムであって、
    前記空調設備は、
    前記複数の熱源設備から熱源水が供給され、空調対象の空気を該熱源水の放熱又は吸熱により冷却又は加熱する複数の熱交換コイルと、
    空調設備の空調負荷を示す空調負荷情報を前記熱源設備制御装置に送信する空調負荷送信手段と、
    を備え、
    前記熱源設備制御装置は、
    前記運転態様取得手段で取得した運転態様に基づいて、前記空調設備の熱交換コイル毎に分担すべき空調負荷を示す分担負荷情報を送信する分担負荷送信手段を備え、
    前記空調設備は、
    前記分担負荷送信手段により送信された前記分担負荷情報を受信し、受信した分担負荷情報に基づいて、前記熱交換コイルの吸熱量又は発熱量が前記分担負荷送信手段により送信された分担付加と同等となり、且つ、空調機出口の空気温度が所定値以上変動しないように、複数の熱源設備から熱交換コイルへ供給する水量を熱交換コイル毎に制御する供給水量制御手段と、
    を備えることを特徴とする空調システム。
  4. 請求項1に記載の熱源設備制御装置と、
    前記熱源設備制御装置に制御される複数の熱源設備と、前記複数の熱源設備から複数の配管系統を通じて熱源水が供給される1台以上の空調設備と、を備えた空調システムであって、
    前記空調設備は、
    前記複数の熱源設備から熱源水が供給され、空調対象の空気を該熱源水の放熱又は吸熱により冷却又は加熱する複数の熱交換コイルと、
    空調設備の空調負荷を示す空調負荷情報を前記熱源設備制御装置に送信する空調負荷送信手段と、
    を備え、
    前記熱源設備制御装置は、
    前記運転態様取得手段で取得した運転態様に基づいて、前記空調設備に運転させる熱交換コイルを切り替えさせる切替信号を送信する切替信号送信手段を備え、
    前記空調設備は、
    熱交換コイルの出口の空気温度の目標値を設定する目標値設定手段と、
    熱交換コイルの出口の空気温度を測定する出口空気温度測定手段と、
    前記切替信号を受信したことに応答して、前記目標値設定手段により設定された切替対象でない熱交換コイルの目標値を、前記目標値設定手段により設定された切替対象の熱交換コイルの目標値とし、前記目標値設定手段により設定された切替対象でない熱交換コイルの目標値を所定値とする切替時目標値設定手段と、
    空調機出口の空気温度が所定値以上変動せず、且つ、前記目標値設定手段又は前記切替時目標値設定手段により設定された目標値と前記出口空気温度測定手段により測定された空気温度とが等しくなるように、複数の熱源設備から熱交換コイルへの供給水量を熱交換コイル毎に制御する供給水量制御手段
    を備えることを特徴とする空調システム。
  5. 前記運転態様は、前記熱源設備毎の運転状態又は停止状態或いは運転時の出力値である、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の空調システム。
  6. 1台以上の空調設備に複数の配管系統を通じて熱源水を供給する複数の熱源設備を制御する熱源設備の制御方法であって、
    前記1台以上の空調設備から前記空調設備の空調負荷を示す空調負荷情報を受信する空調負荷受信ステップと、
    前記空調負荷受信ステップが受信した前記空調負荷情報の示す空調負荷と前記空調設備の空調能力と各熱源設備の消費エネルギー量、運転コスト又は二酸化炭素排出量とに基づいて、前記空調設備の空調能力が前記空調負荷受信手段により受信された前記空調負荷情報の示す空調負荷と同等となり、且つ前記熱源設備全体の運転負荷のうち少なくとも1つが最小値をとるように、前記熱源設備の運転態様を求める運転態様取得ステップと、
    前記運転態様取得ステップにより求められた運転態様に基づいて、前記複数の熱源設備を制御する熱源設備制御ステップと、
    を備えることを特徴とする熱源設備の制御方法。
  7. 請求項1に記載の熱源設備制御装置と、前記熱源設備制御装置に制御される複数の熱源設備と、前記複数の熱源設備から複数の配管系統を通じて熱源水が供給される、1台以上の空調設備と、
    を備えた空調システムの制御方法であって、
    前記空調設備は、
    熱交換コイル毎に前記複数の熱源設備のいずれか1つから熱源水が供給され、空調対象の空気を該熱源水の放熱又は吸熱により冷却又は加熱する複数の熱交換コイルを備え、
    前記空調設備により、
    空調設備の空調負荷を示す空調負荷情報が前記熱源設備制御装置に送信される空調負荷送信ステップと、
    前記熱源設備制御装置により、
    前記運転態様取得ステップで取得された運転態様に基づいて、熱交換コイル毎に分担すべき空調負荷が示す分担負荷情報が送信される分担負荷信号送信ステップと、
    前記空調設備により、
    前記分担負荷送信ステップで送信された前記分担負荷が変更されたことに応答して、前記熱交換コイルの吸熱量又は発熱量が前記分担負荷送信ステップで送信された分担負荷と同等となり、且つ、空調機出口の空気温度が所定値以上変動しないように、複数の熱源設備から熱交換コイルへの供給水量が熱交換コイル毎に制御される供給水量制御ステップと、
    を備えることを特徴とする空調システムの制御方法。
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