JP2008207716A - フラップの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラップ本体の第1被着体への取り付けが容易であり、フラップ本体が第1被着体から落下しないフラップの取付構造を提供する。
【解決手段】フラップ本体43の軸部が裏面に枢着される第1被着体としてのベゼル19をリヤエンドトリム15の嵌合開口部17に嵌合する。フラップ本体43の基端部をなす一辺の両端に形成された軸部の一方を棒状軸部49に形成し、挿入口74が開口するように離間して棒状軸部49を回動可能に挟持する一対の軸受け挟持部73a,73aをベゼル19の裏面に一体に立設する。棒状軸部49を一対の軸受け挟持部73a,73aに挿入口74から挿入する。挿入口74に対向するように突出して近接する突状受部77をリヤエンドトリム15に一体に形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、フラップの取付構造に関するものである。
従来より、例えば、特許文献1に示すように、車両のトランクルームを開閉するトランクリッドにロック装置を設ける一方、車体側のリヤエンドパネルにストライカを立設して、ロック装置のラッチをストライカに係合ロックさせることで、トランクリッドがトランクルームの閉じ状態に保持されるようにした車両の後部構造は知られている。そして、この後部構造では、リヤエンドパネルをカバーするリヤエンドトリムにおいて、ストライカに対応する位置に嵌合開口部が設けられ、この嵌合開口部にカバー部材が取り付けられている。また、このカバー部材に嵌合開口部を開閉するフラップが取り付けられる構造は、ストライカに対して両側に互いに離反するように開閉する一対のフラップ本体(蓋)と、これらのフラップ本体に一体に形成され、互いに交差するように延びて下端がリヤエンドトリムに枢着される一対の支持アームとを有している。そして、フラップ本体を付勢手段によって閉じ方向に付勢しておき、トランクリッドの開放時には、上記閉じ方向に付勢されたフラップ本体により嵌合開口部をストライカが外側から見えないように閉じる一方、トランクリッドの閉鎖時には、そのロック装置(ロックカバー)で押してフラップ本体を付勢手段の付勢力に抗して開き、ラッチとストライカとが係合するようになっている。
特開2004−44258号公報
ところで、上記特許文献1のように両側に互いに離間するように開閉する一対のフラップ本体(蓋)を備えたカバー部材の取付構造は、構造が複雑であるので、その構造を簡単にするために、例えば、リヤエンドトリムの嵌合開口部に表面側から開口部を有する板状のカバー部材を嵌め込み、このカバー部材の開口部を開閉するように、板状のフラップ本体の軸部をカバー部材に裏面から枢着するようにした構造が考えられる。そして、さらに、このフラップの取付構造において、カバー部材にフラップ本体を容易に取り付け得るようにするために、フラップ本体の軸部を挿入するための挿入口が開口するように互いに離間し、この挿入口から挿入された軸部を回動可能に挟持する一対の軸受け挟持部をカバー部材の裏面に一体に立設することで、その挿入口を経て軸部を軸受け挟持部に挿入してフラップ本体をカバー部材に取り付けることが考えられる。
しかし、その場合、フラップ本体のカバー部材への取り付けは容易となるものの、リヤエンドトリムやフラップ本体に表面側から荷重が作用したときに、軸部が軸受け挟持部の挿入口から抜け落ちるという問題が生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のフラップの取付構造において、フラップ本体のカバー部材等の第1被着体への取り付けの容易化と、フラップ本体の抜け落ち防止とを併せ図ることにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るフラップの取付構造では、第1被着体が嵌め込まれる第2被着体に受部を形成して、棒状軸部が軸受け部の挿入口から抜け落ちることを防止するようにした。
具体的には、第1の発明に係るフラップの取付構造は、板状のフラップ本体が板状の第1被着体の開口部を開閉するように、該フラップ本体の軸部が該第1被着体の裏面に枢着され、該第1被着体が板状の第2被着体の嵌合開口部に表面側から嵌合されてなるフラップの取付構造であって、上記軸部は上記フラップ本体の基端部をなす一辺に沿うように、かつ該一辺の両端に直線状に一体に形成され、該軸部の少なくとも一方は棒状軸部に形成され、上記棒状軸部に対応する上記第1被着体の裏面には、該裏面から遠ざかる方向に該棒状軸部の挿入口が開口するように互いに離間して該棒状軸部を回動可能に挟持する一対の軸受け挟持部が一体に立設され、上記フラップ本体が上記第1被着体に取り付けられた状態では、上記棒状軸部が上記一対の軸受け挟持部間に上記挿入口から挿入されており、上記第2被着体には、上記挿入口に対向するように突出して近接する受部が一体に形成されている。
第2の発明に係るフラップの取付構造は、板状のフラップ本体が板状の第1被着体の開口部を開閉するように、該フラップ本体の軸部が該第1被着体の裏面に枢着され、該第1被着体が板状の第2被着体の嵌合開口部に表面側から嵌合されてなるフラップの取付構造であって、上記軸部は上記フラップ本体の基端部をなす一辺に沿うように、かつ該一辺の両端に直線状に一体に形成され、該軸部の少なくとも一方は棒状軸部に形成され、上記棒状軸部に対応する上記第1被着体の裏面には、該裏面から遠ざかる方向に該棒状軸部の挿入口が開口するように互いに離間して該棒状軸部を回動可能に挟持する一対の軸受け挟持部が一体に立設され、上記フラップ本体が上記第1被着体に取り付けられた状態では、上記棒状軸部が上記一対の軸受け挟持部間に上記挿入口から挿入されており、上記両端の軸部を結ぶ軸線に対応し、少なくとも上記軸受け部近傍の上記フラップ本体の裏面には、該フラップ本体が上記開口部を閉じた状態で、該フラップ本体の裏面から遠ざかる方向に突出する突条部が一体に形成され、上記フラップ本体が上記開口部を閉じた状態で、上記突条部に対向するように近接する受部が上記第2被着体に一体に形成されている。
第3の発明に係るフラップの取付構造は、第1又は2の発明に係るフラップの取付構造において、上記フラップ本体の基端部をなす一辺における上記軸部間には、該軸部と連続して延びるように直線状の中間軸部が上記両軸部及びフラップ本体裏面と一体に形成され、上記フラップ本体が上記開口部を閉じた状態で、少なくとも上記軸受け挟持部近傍の上記中間軸部に上記突条部が一体に形成されるとともに該突条部に上記受部が対向近接するように上記第2被着体に一体に形成されている。
第4の発明に係るフラップの取付構造は、第1又は第2の発明に係るフラップの取付構において、上記第2被着体は、車両の後部開口を開閉する開閉体の下端のロック装置と係合するストライカが取り付けられたリヤエンドパネルを覆うリヤエンドトリムであり、該リヤエンドトリムには、上記ストライカに対応する位置に上記嵌合開口部が形成され、上記第1被着体は、上記嵌合開口部に嵌合されるカバー部材であり、上記フラップ本体には、上記ロック装置が該フラップ本体に当接して上記開口部を開閉する際、上記ストライカが挿通するスリットが開口されている。
上記第1の発明によれば、第1被着体の裏面の互いに離間した一対の軸受け挟持部の挿入口から棒状軸部を挿入して、該一対の軸受け挟持部間に回動可能に挟持することで、フラップ本体の軸部が第1被着体の裏面に枢着される。このように、フラップ本体の棒状軸部がその軸線と直交する方向に移動しながら軸受け挟持部間に挿入口から挿入されることで、軸部が第1被着体に枢着されるので、フラップ本体を容易に第1被着体に取り付けることができる。
そして、第2被着体には、上記軸受け挟持部の挿入口に対向するように突出して近接する受部が一体に形成されているため、フラップ本体や第1被着体に表面側から押圧力(荷重)が作用した場合、上記軸受け挟持部に棒状軸部を挿入するための挿入口が開口していても、フラップ本体の棒状軸部が第2被着体の受部に当接することで、フラップ本体の第1被着体からの抜け落ちを防止することができる。
上記第2の発明によれば、上記第1の発明と同様に、フラップ本体を容易に第1被着体に取り付けることができる。
加えて、第2の発明では、少なくとも軸受け挟持部近傍のフラップ本体の裏面に突条部が一体に形成されている一方、第2被着体には、この突条部に対向するように近接する受部が一体に形成されているため、フラップ本体が開口部を閉じた状態で、フラップ本体や第1被着体に表面側から押圧力(荷重)が作用した際、上記軸受け挟持部に棒状軸部を挿入するための挿入口が開口していても、フラップ本体の突条部が第2被着体の受部に当接することで、フラップ本体の第1被着体からの抜け落ちを防止することができる。
上記第3の発明によれば、フラップ本体の軸部間に位置する直線状の中間軸部がフラップ本体裏面及び上記両軸部に一体に形成され、この中間軸部に突条部が一体に形成されているため、この中間軸部の突条部が第2被着体の受部に当接することで、特にフラップ本体に表側から押圧力が作用した際、フラップ本体の第1被着体からの抜け落ち脱落を防止することができる。
上記第4の発明によれば、第2被着体が、リヤエンドパネルを覆うリヤエンドトリムで、このリヤエンドトリムの嵌合開口部がリヤエンドパネルのストライカに対応する位置に設けられている一方、第1被着体が、リヤエンドトリムの嵌合開口部に嵌合されるカバー部材であるので、開閉体の閉鎖時には、その下端に設けられたロック装置がフラップ本体に当接して該フラップ本体をスリットにストライカが挿通されるように開き、カバー部材の開口部が開いてストライカとロック装置が係合することで、開閉体を車体側にロックすることができる。
そして、上記第1及び第2の発明と同様に、フラップ本体の棒状軸部が軸受け挟持部の挿入口に挿入されることで、棒状軸部がカバー部材に枢着されるので、フラップ本体を容易にカバー部材に取り付けることができる。
また、リヤエンドトリムには、受部が一体に形成されているため、フラップ本体や第1被着体に表面側から押圧力(荷重)が作用した際、フラップ本体の棒状軸部又は突条部がリヤエンドトリムの受部に当接して、フラップ本体のカバー部材からの脱落を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る車両の後部構造の全体構成を示し、3はリヤバンパー、5は車体後部に設けられたトランクルームであり、このトランクルーム5は車両の上側ないし後側に開口する車両の後部開口としてのトランク開口7を有し、このトランク開口7を開閉体としてのトランクリッド9により開閉するようになっている。トランクリッド9はリッド上面部10の前端がヒンジ部材12により車体に回動可能に枢着される一方、トランク開口7のうちの後側を開閉するリッド後面部11を有している。このリッド後面部11における車幅方向中央部の下端縁には、上記トランクリッド9を閉じたときに、このトランクリッド9を車体側にロック保持するロック装置13が設けられている。一方、リッド後面部11の下端縁が当接するトランク開口7の後側下縁には、車体側のリヤエンドパネル21(図3に示す)をカバーする第2被着体としてのリヤエンドトリム15が設けられている。
図2及び図3に示すように、上記リヤエンドトリム15は樹脂製板状のものであり、リヤエンドパネル21の後縁部を車幅方向に亘って、車体の上側ないし前側(トランクルーム5側)に空間部Sを有して被う板状のカバー部材である。このリヤエンドトリム15の車幅方向中央部には、上方から見て略矩形状の嵌合開口部17が設けられ、この嵌合開口部17に第1被着体としての略矩形状の樹脂製ベゼル19(カバー部材)がリヤエンドトリム15の表面側(上側)から嵌め込まれて固定されている。
上記嵌合開口部17は、リヤエンドトリム15の車両後端部を除く範囲である上側から前側(トランクルーム5側)に亘って開口し、この嵌合開口部17は、リヤエンドパネル21の車幅方向中央部に立設したストライカ23に対応する位置に設けられている。このストライカ23は、車両前後方向に沿うように折り曲げられた門型の棒状部材であり、つまり、上方から見て車両前後方向に直線状をなし、その前後両端(下端)が台座25に一体的に形成されている。この台座25には取付用孔(図示せず)が貫通形成され、この取付用孔にボルト27を挿通して、リヤエンドパネル21の裏面に予め溶着したウェルドナット29に螺合させることにより、台座25つまりストライカ23がリヤエンドパネル21に取り付けられている。詳しくは後述するが、このストライカ23と、これに係合するトランクリッド9のロック装置13とによってロック機構が構成されている。
図4に示すように、上記ベゼル19は板状の樹脂製ベゼル本体31を有し、このベゼル本体31は上記リヤエンドトリム15の嵌合開口部17とほぼ同じ形状に形成されている。すなわち、ベゼル本体31は上側を構成する上面部31aと、この上面部31aに湾曲するように連続し、車内側(図4の左上側)を構成する前面部31bとを有し、上面部31aの中央部に略矩形状の開口部33が設けられている。ベゼル19がリヤエンドトリム15に取り付けられた状態で、この開口部33の車幅方向略中央部に上記ストライカ23が位置するようになっている。
ベゼル19の前面部31b裏面の下端部には、車幅方向両端部に一対の係合リブ35が下側(車体側)に向かって突設されている。一方、リヤエンドトリム15の嵌合開口部17の前側縁部には、これらの係合リブ35に対応する位置に、上側に向かって延びる係合部37(図3に示す)が突設され、これらの係合部37にベゼル19の係合リブ35が差し込まれて係合するようになっている。また、ベゼル19の上面部31a裏面の後端部には、その車幅方向両端部に一対の係止爪39が下側に向かって突設されている。これらの係止爪39が、嵌合開口部17の後側縁部に形成した係合孔(図示せず)に挿入されて係止するようになっている。
さらに、ベゼル19の上面部31a裏面の後端部には、下側に向かって突出する当接部40が、上記一対の係止爪39間の車幅方向全域に亘って突設されている。一方、リヤエンドトリム15の嵌合開口部17の後側縁部には、この当接部40の下端が当接するように、前側に向かって延びる当接部受部42(図3に示す)が形成されている。そして、リヤエンドトリム15の表面側からベゼル19が嵌合開口部17に嵌め込まれ、係合リブ35と係合部37とが係合するとともに、係止爪39が係合孔に係止することにより、当接部40が当接部受部42に当接した状態でベゼル19がリヤエンドトリム15に取り付けられるようになっている。
ベゼル本体31の開口部33の後側縁部には、開口部33を開閉する矩形板状の樹脂製フラップ本体43が直線状の基端部(後端部)に一体に形成された左右一対の軸部45にて空間部S内を回動可能に枢着されている。このフラップ本体43の車幅方向略中央部の先端部(前端部)には、先端部から車外側(軸部45側)に向かって切り欠いたスリット47が開設され、このスリット47の下方に上記ストライカ23が位置して、フラップ本体43が回動する際ストライカ23がスリット47に挿入可能となっている。フラップ本体43の裏面には、基端部(軸部45側)から先端部に亘って前後方向に延びる例えば4つの補強用リブ59が一体に形成されている。
そして、上記一対の軸部45は、フラップ本体43の上記基端部をなす一辺に沿うように、かつ該一辺の両端に直線状に一体に形成されている。一方、上記フラップ本体43の基端部(後端部)をなす一辺における上記軸部45間には、直線状の中間軸部46が該軸部45と直列に連続して延びるように、該軸部45及びフラップ本体43裏面と一体に形成されている。この中間軸部46には、本発明の特徴としてフラップ本体43が開口部33を閉じて略水平となった状態で、フラップ本体43から遠ざかる下方向に突出する突条部51が、中間軸部46の車幅方向全域に亘って一体に形成されている。
これらの軸部45のうち車両右側の軸部45は、フラップ本体43から右側に突出するように車幅方向に延びる断面円形状の一端側棒状軸部49に形成され、この一端側棒状軸部49の先端部には、フラップ本体43が開口部33を閉じた状態でフラップ本体43と略平行になるように当該先端部を切り除くことで直径方向に対向する面取り面49aが形成されている。(図4,図7参照)
一方、上記軸部45のうち車両左側の軸部45には、フラップ本体43から左側に突出するように車幅方向に延びる断面円形状の他端側軸部50に形成され、この他端側軸部50は基部から先端部に亘って円柱状をなし、上記一端側棒状軸部49のように面取り面49aが形成されていない。そして、該他端側軸部50周りのフラップ本体43には、該フラップ本体43を切り欠くことで、棒状軸部49に沿って延びかつ棒状軸部49とフラップ本体43との間に空間を有するように、L字状の切欠部53が形成されている。これにより、上記他端側軸部50は、上記切欠部53から軸部45の軸線方向(車両左方向)に突出し、該他端側軸部50回りには、フラップ本体43が形成されていない。
そして、図5に示すように、この切欠部53とフラップ本体43の先端部との間の中間部のフラップ本体43裏面には、矩形板状の係止部57が上記他端側軸部50に沿うように一体に立設され、この係止部57には、該他端側軸部50と交差(直交)する方向(車両前後方向)に貫通した挿通孔55が形成されている。上記係止部57の前面(他端側軸部50側の面)の突出方向中間部には、上記他端側軸部50側に延びる段部57aが形成されている。この段部57aは、当該段部57aと上記挿通孔55における係止部57の基部側内周面とが面一となるように、つまり段部57aと挿通孔55との間に段差ができないように形成されている。
さらに、この係止部57と切欠部53との間のフラップ本体43の裏面には、ストッパ部61が一体に立設されている。このストッパ部61は、フラップ本体43の一端側(車両左側)に開放された断面略コ字状に形成され、そのフラップ本体外側面である左側面には、先端がフラップ本体43内側(右側)に向かって傾斜する傾斜面63が形成されている。
上記係止部57とストッパ部61とは、フラップ本体43の他端側(車両左側)の縁部に設けられ、ストッパ部61のフラップ本体43内側方向の端面は、上記挿通孔55のフラップ本体43内側内周面よりも若干フラップ本体43外側に位置付けられている。そして、ストッパ部61の高さは挿通孔55の係止部57先端側内周面(図5において上方内周面)よりも若干高く形成されている。
そして、上記フラップ本体43は、該フラップ本体43がベゼル19の開口部33を閉じるように回動付勢する捩りコイルバネ65を備えており、これらのベゼル19とフラップ本体43と捩りコイルバネ65とによってフラップ装置66が構成されている。上記捩りコイルバネ65は、コイル状に巻かれた環状部67と、この環状部67から直線状に延びる端部65a,65bとからなり、上記環状部67は、その内部に上記他端側軸部50を遊嵌合した状態で、該他端側軸部50の周りに位置するフラップ本体43の切欠部53内に配置されている。捩りコイルバネ65の一端部であるフラップ側端部65aはフラップ本体43の先端部側に向かって、他端側軸部50と交差(直交)する方向に直線状に延び、上記ストッパ部61に対し、フラップ本体43内(右側)に位置付けられた状態で、すなわち、ストッパ部61のフラップ本体43内側方向の端面に近接又は当接した状態で、係止部57の挿通孔55に挿通されている。一方、捩りコイルバネ65の他端部であるベゼル側端部65bはフラップ側端部65aと反対側に向かって、該フラップ側端部65aと略平行に延びた後、フラップ本体43内側に向かって略垂直に折れ曲がって、ベゼル本体31の上面部31aの裏面に当接している。この捩りコイルバネ65のベゼル側端部65b内側のベゼル本体31における上面部31a裏面には、該捩りコイルバネ65をフラップ本体43に取り付ける際にベゼル側端部65bと係合する係合突起部69(図4にのみ示す)が立設されている。
フラップ本体43は、車両前後方向の長さが開口部33とほぼ同じ長さに形成される一方、車幅方向の長さが開口部33よりも少し長く形成されている。そして、フラップ本体43がベゼル19の裏面側から取り付けられて、捩りコイルバネ65により車両上側に向かって付勢され、フラップ本体43の両端部がフラップ本体43の裏面に当接して開口部33を閉じるようになっている。
図4及び図6に示すように、フラップ本体43の各軸部45(一端側棒状軸部49及び他端側軸部50)の先端部は、ベゼル本体31裏面の各係止爪39近傍に設けた左右の軸受け部71,73に回動可能に挿入枢着されている。他端側軸部50を支持する左側の他端側軸受け部71は、ベゼル本体31の内側(車両右側)に向かって開口する有底穴状のもので、他端側軸部50の直径とほぼ同じ長さの穴径に形成されており、他端側軸部50が挿入される円形状開口を除く面(下側の面を含む)が全て閉じられている。一方、一端側棒状軸部49を支持する一端側軸受け部73は、一端側棒状軸部49を回動可能に挟持するように立設された一対の軸受け挟持部73a,73aからなる。これらの軸受け挟持部73a,73aは、ベゼル本体31の上面部31aから遠ざかる下方向に向かって一端側棒状軸部49の挿入口74が開口するように互いに離間し、この挿入口74の大きさ(軸受け挟持部73a,73a間の間隔)は、該一端側棒状軸部49の直径とほぼ同じ幅に設けられている。そして、上記他端側軸受け部71と同様に、一端側軸受け部73もベゼル本体31の内側に向かって開口している。
そして、本発明の特徴として、図7に示すように、上記リヤエンドトリム15の当接部受部42には、一端側軸受け部73の挿入口74に対向する位置に、該挿入口74に近接するように突出した受部としての突状受部77が車両前側に向かって延設され、該突状受部77はフラップ本体43が開口部33を閉じた状態で、フラップ本体43の中間軸部46の突条部51に上下に対向するように近接してフラップ本体43の裏面内側に向かってその途中まで延設されている。
すなわち、フラップ本体43が上記ロック装置13に押されて、ベゼル19の上面部31aに対して略垂直となる位置まで開かれたとき、一端側棒状軸部49の先端部の面取り面49aが一端側軸受け部73の一対の軸受け挟持部73a,73aと略平行となり、この状態で当該一端側棒状軸部49の先端部は一対の軸受け挟持部73a,73aによって挟持されているものの該先端部が一端側軸受け部73の挿入口74から抜けやすくなる。しかし、この実施形態1では、フラップ本体43又はベゼル本体31に上方から押圧力(荷重)が作用しても、一端側軸受け部73に対応するリヤエンドトリム15に突状受部77を設けているため、この突状受部77に一端側棒状軸部49を当接させて、フラップ本体43がベゼル19から抜け落ちないようにしている。
また、図6に示すように、トランクリッド9のロック装置13は、トランクリッド9のリッド後面部11の端縁部に下方に向かうように突設され、このロック装置13の下端部には、下端側に開放されて該開放口からストライカ23が挿入される挿入凹部13aが切り欠かれた状態で形成されている。このロック装置13は、ストライカ23と係合する爪部81aを有する回動可能なラッチ81が内蔵されている。このラッチ81は、ロック装置13の挿入凹部13aの側方に前後方向に延びる支軸83によって支持されていて、図示しない付勢手段により挿入凹部13aを閉じるように回動付勢されており、トランクリッド9を閉じたとき、ロック装置13により押し下げられて開くフラップ本体43のスリット47を通って挿入凹部13aまで挿入されたストライカ23によって、ラッチ81が挿入凹部13a内に表れている部分を押されて上記付勢手段の付勢力に抗して回転し、先端に設けられた爪部81aがストライカ23に係合するようになっている。
(取付方法)
次に、フラップ装置66をリヤエンドトリム15に取り付ける方法について、フラップ装置66の組み立て方法から説明する。
まず、フラップ本体43をベゼル19に取り付ける前に、フラップ本体43に捩りコイルバネ65を装着する。図5(a)に示すように、捩りコイルバネ65のフラップ側端部65aを係止部57の段部57aに乗せ、フラップ本体43基端側から挿通孔55に挿入し、捩りコイルバネ65の環状部67に他端側軸部50を挿入して、捩りコイルバネ65を他端側軸部50に対して遊嵌合させる。そして、捩りコイルバネ65のフラップ側端部65aをストッパ部61側に押し込んで、そのストッパ部61の傾斜面63に沿うように移動させて該フラップ側端部65aを上方へ撓ませながら、傾斜面63の先端を乗り超えさせて、図5(b)に示すように、ストッパ部61に対しフラップ本体43内側に位置させる。このことで、捩りコイルバネ65の環状部67がフラップ本体43の切欠部53に位置し、そのフラップ側端部65aがフラップ本体43の車両左端側縁部とほぼ平行となるように、捩りコイルバネ65がフラップ本体43に取り付けられる。この状態で、捩りコイルバネ65はストッパ部61により他端側軸部50からの脱落が防止される。
次に、上記のように捩りコイルバネ65が他端側軸部50から脱落しないように規制された状態で、フラップ本体43をベゼル19に裏側から取り付ける。先ず、フラップ本体43の表面をベゼル本体31の裏面に向け、該フラップ本体43の基端部をベゼル19の開口部33の後側縁部側に位置付けて、一端側棒状軸部49の面取り面49aが一対の軸受け挟持部73a,73aに対向するようにフラップ本体43をベゼル本体31の上面部31aに対して略垂直な姿勢にする。
そして、フラップ本体43をベゼル19に近づけ、捩りコイルバネ65のベゼル側端部65bをベゼル19の係合突起部69の車両後側(反他端側軸部50側)に引っ掛けた状態で、他端側軸部50の先端部を他端側軸受け部71の円形状開口から挿入する。これとともに、一端側棒状軸部49の先端部を一端側軸受け部73の挿入口74から一対の軸受け挟持部73a,73a間に押し込み、フラップ本体43のベゼル本体31への取り付けを終了する。このとき、上記のように、一端側棒状軸部49の先端部の面取り面49aが一対の軸受け挟持部73a,73aに略平行状態で対向しており、面取り面49a,49a間の幅が軸受け挟持部73a,73aの間隔と同等になるので、先端部を一端側軸受け部73に容易に挿入することができる。そして、上記のように上記係合突起部69に捩りコイルバネ65のベゼル側端部65bを引っ掛けることにより、他端側軸部50(フラップ本体43)が車両前側へ移動するのを規制することができ、該他端側軸部50を上記他端側軸受け部71の開口へ容易に挿入することができる。このように、フラップ本体43をベゼル本体31の開口部33を閉じるように捩りコイルバネ65に付勢された状態でベゼル19に取り付ける。
次に、フラップ本体43が取り付けられたベゼル19(フラップ装置66)をリヤエンドトリム15に取り付ける。すなわち、ベゼル19をリヤエンドトリム15の表面側から嵌合開口部17に嵌め込み、ベゼル19の各係合リブ35をリヤエンドトリム15の係合部37に係合するとともに、ベゼル19の係止爪39をリヤエンドトリム15の係合孔(図示せず)に係合する。このとき、ベゼル19の当接部40がリヤエンドトリム15の当接部受部42に当接し、フラップ本体43の中間軸部46の突条部51のうち一端側軸受け部73近傍の突条部51がリヤエンドトリム15の突状受部77が対向するとともに、一端側軸受け部73の挿入口74が上記突状受部77に近接して対向する(図7参照)。
(使用状態)
図6(b)に示すように、トランクリッド9がトランク開口7を閉じると、ロック装置13の下端がフラップ本体43に当接して押し下げ、このフラップ本体43は捩りコイルバネ65の付勢力に抗して、軸部45を回動中心にしての先端部が下方に回動して開き、この回動するフラップ本体43のスリット47にストライカ23が挿入される。そして、トランクリッド9が閉じ位置に達すると、ストライカ23がロック装置13の挿入凹部13aに挿入されてラッチ81を押す。このストライカ23に押されたラッチ81は支軸83を中心に回転し、爪部81aがストライカ23に係合してトランクリッド9がトランク開口7を閉じた状態で車体側にロックされる。
フラップ本体43がロック装置13に押されて、ベゼル19の上面部31aに対して略垂直となる位置まで開かれたとき、一端側棒状軸部49の先端部の面取り面49aが一端側軸受け部73の一対の軸受け挟持部73a,73aと略平行となり、先端部が一端側軸受け部73の挿入口74から抜けやすくなる。しかし、一端側軸受け部73に対向するリヤエンドトリム15に突状受部77が設けられているため、フラップ本体43又はベゼル本体31に上方から押圧力が作用しても、この突状受部77に一端側棒状軸部49が当接して、フラップ本体43がベゼル19から抜け落ちない。
一方、トランクリッド9を開くときには、図示しないロック解除機構により、ラッチ81の爪部81aとストライカ23との係合を外し、トランクリッド9を上方に持ち上げる。このとき、フラップ本体43が捩りコイルバネ65に付勢されてベゼル19の開口部33を閉じ、ストライカ23がスリット47のみから見えるようになる。そして、トランクリッド9が開いた状態で、フラップ本体43又はベゼル本体31に上方から押圧力が作用した場合、中間軸部46の突条部51は下方に向けて突出して突状受部77と対向しているため、突条部51が突状受部77に当接し、これによりフラップ本体43がベゼル19から抜け落ちることがない。なお、フラップ本体43が開いた状態及び閉じた状態で、該フラップ本体43やベゼル19に上方から押圧力が作用しても、他端側軸部50は、円形状開口を有する他端側軸受け部71に挿入支持されているため、他端側軸受け部71から抜け落ちることがない。
(実施形態の効果)
したがって、本実施形態の車両の後部構造においては、ベゼル19の裏面の互いに離間した一対の軸受け挟持部73a,73aの挿入口74から一端側棒状軸部49を挿入して、この一対の軸受け挟持部73a,73a間に回動可能に挟持することで、フラップ本体43がベゼル19の裏面に枢着される。このように、フラップ本体43の一端側棒状軸部49が、その軸線と直交する方向、すなわちベゼル19の上面部31a側に移動しながら軸受け挟持部73a,73a間に挿入口74から挿入されることで、軸部45がベゼル19に枢着されるので、フラップ本体43を容易にベゼルに取り付けることができる。
また、フラップ本体43が取り付けられたベゼル19は、リヤエンドトリム15に嵌め込んで容易に取り付けることができる。
また、フラップ本体43が上記ロック装置13に押されて、ベゼル19の上面部31aに対して略垂直となる位置まで開かれたとき、一端側棒状軸部49の先端部の面取り面49aが一端側軸受け部73の一対の軸受け挟持部73a,73aと略平行となる。この状態では、上記組み付け(取り付け)作業状態に戻り、先端部が一端側軸受け部73から抜けやすくなるのに対し、本実施形態では、一端側軸受け部73に対応するリヤエンドトリム15に突状受部77が設けられているため、この突状受部77に一端側棒状軸部49が当接するので、フラップ本体43のベゼル19からの抜け落ちを防止することができる。
そして、軸受け挟持部73a,73a近傍の中間軸部46に突条部51が一体に形成される一方、リヤエンドトリム15には、フラップ本体43が開口部33を閉じた状態で、この突条部51に対向するように近接する突状受部77が一体に形成されている。このため、トランクリッド9が開き、フラップ本体43が開口部33を閉じた状態で、フラップ本体43又はベゼル19に上方(表面側)から押圧力が作用した際、軸受け挟持部73a,73aに一端側棒状軸部49を挿入するための挿入口74が開口していても、フラップ本体43の突条部51がリヤエンドトリム15の突状受部77に当接することで、フラップ本体43のベゼル19からの抜け落ちを防止することができる。
また、中間軸部46をフラップ本体43の基端部に沿ってかつ両軸部45間に該軸部45と一体に形成したため、フラップ本体43の補強となり、該フラップ本体43の上方から押圧力が作用してもフラップ本体43が撓み、これにより左右の軸部45が軸受け部71,73から抜け落ちるのを抑制することができる。
なお、突状受部77は、一端側軸受け部73近傍の突条部51に対応する位置まで形成しているが、該突条部51の全長に亘って形成してもよい。このように形成するとフラップ本体43に上方から押圧力(荷重)が作用したときに、突条部51が突状受部77に当接してフラップ本体43のベゼル19からの脱落をより一層阻止することができる。
また、捩りコイルバネ65をフラップ本体43に取り付ける際には、ストッパ部61のフラップ本体43外側面に、先端がフラップ本体43内側に向かって傾斜する傾斜面63が形成されている。このため、この傾斜面63に沿って捩りコイルバネ65のフラップ側端部65aを上方へ撓ませながら容易に移動させることができるので、捩りコイルバネ65のフラップ本体43への組み付け作業性を向上させることができる。
また、捩りコイルバネ65がストッパ部61により他端側軸部50から脱落しないように規制されているため、捩りコイルバネ65を組み付けたフラップ本体43をベゼル19に取り付ける際に、捩りコイルバネ65が棒状軸部49から脱落しないように押さえながら取り付けたりせずに済み、捩りコイルバネ65が取り付けられたフラップ本体43をベゼル19に容易に枢着させることができる。
さらに、捩りコイルバネ65を取り付けたフラップ本体43を搬送する際、捩りコイルバネ65がフラップ本体43から脱落しないように、捩りコイルバネ65を接着テープ等でフラップ本体43に貼着する必要もなく、搬送に際しての工数も省くことができる。
[実施形態2]
図8は、本発明の実施形態2を示し、この実施形態2に係る車両1は、ワンボックスカー等の荷室と車室とがつながったタイプの車両である。この車両1後部には、後側のほぼ全体に亘って車両の後部開口としてのテールゲート部85が開口し、このテールゲート部85の上縁近傍に開閉体としてのバックドア81の上端が枢着されている。このバックドア81はテールゲート部85を開閉するものであり、その下端に上記ロック装置13が設けられている。
そして、上記テールゲート部85の下縁はリヤエンドトリム15で構成され、このリヤエンドトリム15のストライカ23に対応する位置に設けられた嵌合開口部17に上記ベゼル19が嵌め込まれている。すなわち、この実施形態2では、上記実施形態1のトランクリッド9がテールゲート部85を開閉するバックドア81であり、本発明のフラップ装置66を備えている。その他の構成は上記実施形態1と同じである。よって、この実施形態2でも実施形態1と同様の作用効果が得られる。
なお、上記実施形態では、一端側棒状軸部49(捩りコイルバネ65が遊嵌されていない側の棒状軸部)の先端部に面取り面49aを形成したが、この面取り面49aを形成しなくてもよい。この場合、フラップ本体43をベゼル19に取り付けるときには、棒状軸部49の先端部を一端側軸受け部73の軸受け挟持部73a,73a間に押し込んで、該軸受け挟持部73aを撓ませながら押し広げるようにして挿入すればよい。
[その他の実施形態]
なお、上述の実施形態は、本発明の例示であって、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、両軸部45間に該軸部45と一体に中間軸部46を形成したが、中間軸部46は軸部45と切り離して形成してもよく、また、この中間軸部46を形成しなくてもよい。この場合、一端側軸受け部73近傍のフラップ本体43に直接突条部51を一体に設けるようにする。また、この中間軸部46は、フラップ本体43の基端部をなす一辺の軸線上に、中間が分断されるように形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、突状部51を中間軸部46の車幅方向全域に亘って一体に形成したが、必ずしも車幅方向全域に形成しなくてもよく、軸受け挟持部73a,73a近傍の中間軸部46に突状受部77に対向近接するように設ければよい。また、この突条部51を設けずに、突状受部77を軸受け挟持部73a,73a間の挿入口74に対向するように突出して近接するように形成してもよい。
また、上記実施形態では、軸部45の一端側に棒状軸部49を形成したが、軸部45の両方に棒状軸部を形成してもよい。そして、他端側の棒状軸部を支持する他端側軸受け部71はベゼル本体31の内側に向かって開口する有底穴状に形成とせず、一端側軸受け部73と同様に、他端側軸部50を回動可能に挟持するように立設された一対の軸受け挟持部からなるものとしてもよい。この場合、リヤエンドトリム15の当接部受部42に、他端側軸受け部71に対応する位置に、フラップ本体43が開口部33を閉じた状態で、フラップ本体43の中間軸部46の突条部51に上下に対向するように近接する突状受部を前側に向かって延設する。
さらに、ストッパ部61の高さは、上記実施形態に限定されることなく、捩りコイルバネ65のフラップ側端部65aを係止部57の挿通孔55に挿入した状態で、その環状部67に他端側軸部50を挿入した後、該環状部67をフラップ本体43内側に移動させる際、上記フラップ側端部65aが上記挿通孔55から抜け落ちない高さで、かつ捩りコイルバネ65を上記他端側軸部50に取り付けた状態で上記フラップ側端部65aより高く形成する。
以上説明したように、本発明は、フラップ装置及びこのフラップ装置を備えた車両の後部構造について有用である。
本発明の実施形態1に係るフラップ装置を備えた車両の後部構造を後方から見た斜視図である。 図1のフラップ装置を車両の斜め後側から見た拡大斜視図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のフラップ装置を裏面側からみた拡大斜視図である。 図4のフラップ本体の捩りコイルバネ部分の拡大斜視図であり、(a)は捩りコイルバネを取り付ける途中の状態を示し、(b)は捩りコイルバネが取り付けられた状態を示す。 図2のVI−VI線断面図であり、(a)はトランクリッドが開いた状態を示し、(b)はトランクリッドが閉じられ、ラッチとストライカが係合した状態を示す。 図6(a)のVII−VII線断面図である。 実施形態2を示す図1相当図である。
符号の説明
7 トランク開口(後部開口)
9 トランクリッド(開閉体)
13 ロック装置
15 リヤエンドトリム(第2被着体)
17 嵌合開口部
19 ベゼル(第1被着体、カバー部材)
21 リヤエンドパネル
23 ストライカ
33 開口部
43 フラップ本体
45 軸部
46 中間軸部
49 一端側棒状軸部(棒状軸部)
51 突条部
73a 軸受け挟持部
74 挿入口
77 突状受部(受部)
81 バックドア(開閉体)
85 テールゲート部(後部開口)

Claims (4)

  1. 板状のフラップ本体が板状の第1被着体の開口部を開閉するように、該フラップ本体の軸部が該第1被着体の裏面に枢着され、該第1被着体が板状の第2被着体の嵌合開口部に表面側から嵌合されてなるフラップの取付構造であって、
    上記軸部は上記フラップ本体の基端部をなす一辺に沿うように、かつ該一辺の両端に直線状に一体に形成され、該軸部の少なくとも一方は棒状軸部に形成され、
    上記棒状軸部に対応する上記第1被着体の裏面には、該裏面から遠ざかる方向に該棒状軸部の挿入口が開口するように互いに離間して該棒状軸部を回動可能に挟持する一対の軸受け挟持部が一体に立設され、
    上記フラップ本体が上記第1被着体に取り付けられた状態では、上記棒状軸部が上記一対の軸受け挟持部間に上記挿入口から挿入されており、
    上記第2被着体には、上記挿入口に対向するように突出して近接する受部が一体に形成されていることを特徴とするフラップの取付構造。
  2. 板状のフラップ本体が板状の第1被着体の開口部を開閉するように、該フラップ本体の軸部が該第1被着体の裏面に枢着され、該第1被着体が板状の第2被着体の嵌合開口部に表面側から嵌合されてなるフラップの取付構造であって、
    上記軸部は上記フラップ本体の基端部をなす一辺に沿うように、かつ該一辺の両端に直線状に一体に形成され、該軸部の少なくとも一方は棒状軸部に形成され、
    上記棒状軸部に対応する上記第1被着体の裏面には、該裏面から遠ざかる方向に該棒状軸部の挿入口が開口するように互いに離間して該棒状軸部を回動可能に挟持する一対の軸受け挟持部が一体に立設され、
    上記フラップ本体が上記第1被着体に取り付けられた状態では、上記棒状軸部が上記一対の軸受け挟持部間に上記挿入口から挿入されており、
    上記両端の軸部を結ぶ軸線に対応し、少なくとも上記軸受け挟持部近傍の上記フラップ本体の裏面には、該フラップ本体が上記開口部を閉じた状態で、該フラップ本体の裏面から遠ざかる方向に突出する突条部が一体に形成され、
    上記フラップ本体が上記開口部を閉じた状態で、上記突条部に対向するように近接する受部が上記第2被着体に一体に形成されていることを特徴とするフラップの取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載のフラップの取付構造において、
    上記フラップ本体の基端部をなす一辺における上記軸部間には、該軸部と連続して延びるように直線状の中間軸部が上記両軸部及びフラップ本体裏面と一体に形成され、
    上記フラップ本体が上記開口部を閉じた状態で、少なくとも上記軸受け挟持部近傍の上記中間軸部に上記突条部が一体に形成されるとともに該突条部に上記受部が対向近接するように上記第2被着体に一体に形成されていることを特徴とするフラップの取付構造。
  4. 請求項1又は2に記載のフラップの取付構造において、
    上記第2被着体は、車両の後部開口を開閉する開閉体の下端のロック装置と係合するストライカが取り付けられたリヤエンドパネルを覆うリヤエンドトリムであり、該リヤエンドトリムには、上記ストライカに対応する位置に上記嵌合開口部が形成され、
    上記第1被着体は、上記嵌合開口部に嵌合されるカバー部材であり、
    上記フラップ本体には、上記ロック装置が該フラップ本体に当接して上記開口部を開閉する際、上記ストライカが挿通するスリットが開口されていることを特徴とするフラップの取付構造。
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