JP2008205712A - ケーブル接続判定方法及びケーブル接続判定装置 - Google Patents

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勝人 辻村
Yasunaga Mannen
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Abstract

【課題】センサスイッチを使用せず、試験端子が1個でよく、相手機器の電源状態に依存しないケーブル接続判定方法及びケーブル接続判定装置を提供する。
【解決手段】機器5のレセプタクル4にケーブル2が接続されている状態か否かを該機器5において判定するためのケーブル接続判定方法であって、上記レセプタクル4中の端子の一つを試験端子6とし、該試験端子6に試験信号を印加して該試験端子6に生じる応答信号から上記ケーブル2の浮遊静電容量を反映する特徴量を抽出し、この特徴量が所定の基準を満たすとき、接続状態であると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサスイッチを使用せず、試験端子が1個でよく、相手機器の電源状態に依存しないケーブル接続判定方法及びケーブル接続判定装置に関する。
図9に示されるように、テレビと録画・再生機器を繋ぐケーブルなど異種の機器101,102同士又は同種の機器101,102同士を相互接続するケーブル103には両端にプラグ104,105が設けられ、それぞれの機器101,102にはプラグ104,105を挿入するレセプタクル106,107が設けられる。両機器101,102のインタフェースを合わせるために、これに用いるプラグ及びレセプタクル(両者を合わせてコネクタと呼ぶ)には、ハウジング外形、端子形状・配列、電気的特性、信号割付、適合ケーブル等について様々な規定を定めた規格が各種知られている。
プラグがレセプタクルに挿入されてケーブルが機器に接続されている状態か否かを機器が判定するケーブル接続判定方法として、特許文献1のものが知られている。すなわち、レセプタクルのハウジング内部にメカニカルなセンサスイッチを組み込み、プラグが挿抜されるとセンサスイッチが機械的に押されて接点が導通・遮断するように構成する。接点の導通・遮断を機器内に設けた回路で電気的に検出することで、接続状態か非接続状態かが判定できる。
レセプタクルに2個以上の空き端子(リザーブド端子とも言う)が設けられている場合のケーブル接続判定方法では、これらの空き端子を試験端子とし、プラグ内において両試験端子間を短絡させたケーブルを使用し、機器内に設けた回路で両試験端子間が短絡しているか開放しているかを調べることで、接続状態か非接続状態かが判定できる。
特開平11−40279号公報
レセプタクルのハウジング内部にセンサスイッチを組み込むことができないコネクタでは、特許文献1のケーブル接続判定方法が適用できない。また、空き端子を試験端子に利用する場合、1個しか空き端子がないコネクタでは、プラグ内での短絡による方法が利用できない。
例えば、DVD機器とTV受像器とを繋いでデジタル映像音声信号を伝送するコネクタとして、HDMI(登録商標;High Definition Multimedia Interface)規格に準拠したHDMI(登録商標)コネクタがある。HDMI(登録商標)規格では、プラグ、レセプタクル、ケーブルのそれぞれについて形状、寸法、メカニカル仕様、エレクトリカル仕様が厳格に規定されており、これらの規定を遵守しつつレセプタクルのハウジング内部にセンサスイッチを組み込むことはできない。しかも、この規格では、空き端子が1個しかない。
このように、センサスイッチを組み込むことができず、しかも、空き端子が1個のコネクタに対しては、前述したケーブル接続判定方法がいずれも適用できないことになる。
また、従来より、デジタル映像音声信号源であるDVD機器をソース、デジタル映像音声信号需要先であるTV受像器をシンクと呼ぶが、シンクにおいては、レセプタクルの電源端子にソースからの電源信号(+5V)が表れていることにより、ケーブルを介してソースが接続されていることを認識している。しかし、この方法では、ソースの電源がオンしていないと、ケーブルを介してソースが接続されていても、その認識はできない。つまり、ケーブル接続判定の成否がケーブルを介した接続相手である他機器の電源状態に依存するという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、センサスイッチを使用せず、試験端子が1個でよく、相手機器の電源状態に依存しないケーブル接続判定方法及びケーブル接続判定装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の方法は、機器のレセプタクルにケーブルが接続されている状態か否かを該機器において判定するためのケーブル接続判定方法であって、上記レセプタクル中の端子の一つを試験端子とし、該試験端子に試験信号を印加して該試験端子に生じる応答信号から上記ケーブルの浮遊静電容量を反映する特徴量を抽出し、この特徴量が所定の基準を満たすとき、接続状態であると判定するものである。
上記試験信号は、所定周波数を有する発振信号であって、所定の抵抗値を介して上記試験端子に印加され、上記特徴量は、上記応答信号の振幅であり、該振幅が所定値以下となることが上記接続状態の判定基準であってもよい。
上記試験信号は、上記試験端子に常時与えられる定電流と瞬時的に行われる放電とからなり、上記特徴量は、上記応答信号が上記放電の時点から所定電圧に復帰するまでの応答時間であり、該応答時間が所定値以上となることが上記接続状態の判定基準であってもよい。
上記試験信号は、上記試験端子に常時与えられる定電流と上記応答信号が所定電圧に達すると行われる放電とからなり、上記特徴量は、上記応答信号の周波数であり、該周波数が所定値以下となることが上記接続状態の判定基準であってもよい。
上記試験端子は、上記ケーブルの反対端のプラグが挿入される他機器のレセプタクル中の空き端子に対応する端子であってもよい。
上記試験信号は、判定実行時にのみ導通される試験スイッチを介して上記試験端子に印加されてもよい。
上記プラグ及びレセプタクルがHDMI(登録商標)規格に準拠してもよい。
また、本発明の装置は、ケーブルの一端のプラグが挿入されるレセプタクルを有する機器に内蔵され、該機器に上記ケーブルが接続されている状態か否かを判定するケーブル接続判定装置において、上記レセプタクル中の試験端子に試験信号を印加する試験信号印加回路と、上記試験端子に試験信号を印加したとき該試験端子に生じる応答信号から上記ケーブルの浮遊静電容量を反映する特徴量を抽出する特徴量抽出回路と、この特徴量が所定の基準を満たすとき、接続状態であると判定する接続判定回路とを備えたものである。
上記試験信号印加回路は、所定周波数を有する発振信号を生成する発振器と、該発振器と上記試験端子との間に挿入され所定の抵抗値を有する抵抗器とを備え、上記特徴量抽出回路は、上記応答信号から振幅に相当する直流信号を抽出する整流器を備え、上記接続判定回路は、上記直流信号の電圧を所定の基準電圧と比較することにより、上記応答信号の振幅が所定値以下であることを検出する比較器を備えてもよい。
上記試験信号印加回路は、上記試験端子に常時、定電流を印加する定電流源と、上記試験端子を接地電位に短絡・開放する放電スイッチと、該放電スイッチを開閉制御する開閉制御器と、上記応答信号が所定電圧以下である期間のパルス信号を生成する比較器と、上記特徴量抽出回路は、上記パルス信号の継続時間を電圧に変換する時間電圧変換器とを備え、上記接続判定回路は、上記時間電圧変換器の出力電圧を所定の基準電圧と比較することにより、上記応答信号が上記放電の時点から所定電圧に復帰するまでの応答時間が所定値以上であることを検出する比較器を備えてもよい。
上記試験信号印加回路は、上記試験端子に常時、定電流を印加する定電流源と、上記試験端子を接地電位に短絡・開放する放電スイッチと、上記応答信号と所定電圧とを比較する比較器と、該比較により上記応答信号が上記所定電圧よりも高いとき上記放電スイッチを作動させるリセットパルス発生器とを備え、上記特徴量抽出回路は、上記応答信号の周波数を電圧に変換する周波数電圧変換器を備え、上記接続判定回路は、上記周波数電圧変換器の出力電圧を所定の基準電圧と比較することにより、上記応答信号の周波数が所定値以下であることを検出する比較器を備えてもよい。
上記試験端子は、上記ケーブルの反対端のプラグが挿入される他機器のレセプタクル中の空き端子に対応する端子であってもよい。
上記試験信号印加回路は、判定実行時にのみ導通して上記試験端子に試験信号を印加する試験スイッチを備えてもよい。
上記プラグ及びレセプタクルがHDMI(登録商標)規格に準拠してもよい。
本発明によれば、例えば、前述のHDMI(登録商標)規格によって厳しく律されたレセプタクルであって、そこにセンサスイッチを組み込むスペースがなく、また、空き端子が1個しかなくとも、また、相手機器の電源状態に依存せず、確実にケーブルの接続判定が可能となる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係るケーブル接続判定装置1は、ケーブル2の一端のプラグ3が挿入されるレセプタクル4を有する機器5に内蔵され、該機器5に上記ケーブル2が接続されている状態か否かを判定するケーブル接続判定装置1において、上記レセプタクル4中の試験端子6に試験信号を印加する試験信号印加回路7と、上記試験端子6に試験信号を印加したとき該試験端子6に生じる応答信号から上記ケーブル2の浮遊静電容量Cstを反映する特徴量を抽出する特徴量抽出回路8と、この特徴量が所定の基準を満たすとき、接続状態であると判定する接続判定回路9とを備えたものである。図中のコンデンサ10は、ケーブル2の浮遊静電容量Cstを表す仮想的なものである。
試験信号印加回路7は、所定周波数を有する発振信号を生成する発振器11と、該発振器11と上記試験端子6との間に挿入され所定の抵抗値Rを有する抵抗器12と、特徴量抽出回路8とのインピーダンスを分離すると共に上記応答信号を増幅するバッファ増幅器13を備える。図中のコンデンサ14は、機器5内部の浮遊静電容量Cinを表す仮想的なものである。
試験信号印加回路7は、判定実行時にのみ導通して上記試験端子6に試験信号を印加する試験スイッチ15を備える。すなわち、試験端子6と抵抗器12との間に試験スイッチ15が挿入されている。試験スイッチ15は、アナログスイッチ、リレーなど、制御信号に応じて導通・遮断が可能な部材で構成することができる。
試験スイッチ15は、判定制御部17からの制御信号ctl1で導通・遮断されるものとする。発振器11は判定制御部17からの制御信号ctl2で発振・停止されるものとする。判定制御部17は、機器5の電源立ち上げから一定期間又は図示しない機器本体回路からの判定指令がHレベルであるとき、制御信号ctl1,ctl2を出力するようになっている。
特徴量抽出回路8は、バッファ増幅器13で増幅された応答信号からその応答信号の振幅に相当する直流信号を抽出する整流器18を備える。
接続判定回路9は、上記直流信号の電圧を所定の基準電圧と比較することにより、上記応答信号の振幅が所定値以下であることを検出し、接続状態であるという判定信号を図示しない機器本体回路に出力する比較器19を備える。
図1の実施形態にあっては、試験端子6は、ケーブル2の図示しない反対端のプラグが挿入される図示しない他機器のレセプタクル中の空き端子に対応する端子であるものとする。プラグ3及びレセプタクル4がHDMI(登録商標)規格に準拠する場合、空き端子は14番端子(図では、Pin14と表記)の1個のみである。ここでは、機器5のレセプタクルが他機器のレセプタクルと同一規格(等端子数)とし、ケーブル2中の導線は同一番号端子同士を繋ぐものとする。この場合、試験端子6は、レセプタクル4の14番端子である。
17番端子は、ケーブル中のGNDの導線と一括シールドに接続されており、機器5内では接地電位部位(GND)に接続される。機器5は、例えば、TV受像器であって、その本来用途のための図示しない機器本体回路を備えるが、試験端子6を除く端子(図示しないものを含む)は、この機器本体回路に接続される。
次に、ケーブル接続判定装置1の動作(ケーブル接続判定方法)を説明する。
本発明のケーブル接続判定方法は、例えば、HDMI(登録商標)コネクタにおいて、ケーブル2付きプラグ3がレセプタクル4に挿入されて機器5にケーブル2が接続された状態(接続状態という)と、ケーブル2付きプラグ3がレセプタクル4に挿入されておらず機器5にケーブル2が接続されていない状態(非接続状態という)とで、試験端子6に表れる総合浮遊静電容量Ctが大きく相違することを利用して、接続状態と非接続状態を電気的に判別するものである。
規格で定められた空き端子は、相互接続されている双方の機器においてあらゆる電気部品から電気的に浮遊している。ケーブル中で空き端子に導通している導線もまたあらゆる電気部品から電気的に浮遊している。本発明では、機器5において上記空き端子を試験端子6とし、その浮遊静電容量を判定に利用する。すなわち、ケーブル2が接続されることにより浮遊静電容量Cstが総合浮遊静電容量Ctに明確に反映される。ケーブルの仕様(導線の太さ、長さなど)が決まればケーブル2の浮遊静電容量Cstも一義的に決まり、かつ、この浮遊静電容量Cstは時間や環境によらず一定である。
例えば、DVD機器とTV受像器を繋ぐ一般的なケーブルの導線には、AWG#28のものが使用される。AWG(American Wire Gauge)は、導線の直径の仕様を意味し、#の後の数値は導線の直径の尺度である。AWG#28はAWG#24よりも導線が細い。このAWG#28のケーブルの長さが1mの場合、浮遊静電容量Cstは、導線の撚り方などによってばらつくも、およそ90pF程度とみなせる。ケーブルの長さが長くなれば浮遊静電容量Cstは比例して増加する。
なお、浮遊静電容量Cstは、厳密には、ケーブル中の14番端子に導通している導線及びプラグ3の14番端子と、ケーブル中の17番端子に導通している導線、一括シールド及びプラグ3の17番端子との間に存在する浮遊静電容量である。以下では、これをプラグ側浮遊静電容量Cstと呼ぶ。一方、機器5内部の浮遊静電容量Cinは、厳密には、レセプタクル4の14番端子(試験端子6)、試験端子6から試験スイッチ16までの配線、試験スイッチ16及び試験スイッチ16から抵抗器12と、レセプタクル4の17番端子、17番端子からの接地配線及び機器5の接地電位部位(GND)全体との間に存在する浮遊静電容量である。以下では、これを内部浮遊静電容量Cinと呼ぶ。
ケーブル長が1mのとき導線の浮遊静電容量はおよそ90pF/mであるので、以下、説明を簡単にするため、プラグ側浮遊静電容量Cstは90pFとする。内部浮遊静電容量Cinは、プラグ側浮遊静電容量Cstよりも極めて小さいので、ここでは10pFとおくこととする。
図2(a)に示されるように、機器5にケーブルが接続されない状態では、内部浮遊静電容量Cinのみが総合浮遊静電容量Ctとなる。これに対し、図2(b)に示されるように、機器5にケーブルが接続された状態では、プラグ側浮遊静電容量Cstと内部浮遊静電容量Cinとが合算されたものが総合浮遊静電容量Ctとなる。よって、接続状態と非接続状態とで総合浮遊静電容量Ctに10倍もの差異が生じる。
本発明では、総合浮遊静電容量Ctの差異により、同じ試験信号に対する応答信号に差異が生じるので、その差異を表す特徴量を抽出する。総合浮遊静電容量Ctの差異はプラグ側浮遊静電容量Cstにより生じるので、特徴量は浮遊静電容量Cstを反映する量となる。特徴量は、図1の実施形態では振幅、後述する図5の実施形態では応答時間(パルス幅)、図7の実施形態では周波数である。
いま、図2(a)に示されるように、ケーブル2が非接続状態において、発振器11による試験信号を所定振幅Viで所定周波数fの正弦波とし、抵抗器12の抵抗値Rは試験信号の周波数1MHzのとき応答信号の振幅Voが試験信号の振幅Vi(0dB)に対して−3dBとなるよう6.8kΩとする。前述のように、プラグ側浮遊静電容量Cstは90pF、内部浮遊静電容量Cinは10pFである。
試験信号の角周波数をω(=2πf)、抵抗値Rと総合浮遊静電容量Ctによる時定数をτとしたとき、試験端子6における利得(dB)は、
Vo/Vi=20×Log{|1/(1+ωτ)|}
となる。
試験信号の周波数を1k〜10MHz超まで変化させて応答信号の振幅Voを調べると、図3の周波数利得特性#31に示されるように、試験信号の周波数が約500kHzを超えたあたりから振幅Voが低下してくる。
図2(b)に示されるように、ケーブル2を接続状態にして上記と同じ条件で振幅Voを調べると、図3の周波数利得特性#32に示されるように、試験信号の周波数が約50kHzを超えたあたりから振幅Voが低下してくる。非接続状態との相違は、総合浮遊静電容量Ctが100pFになったために時定数τが増大したことに起因する。
図3において、試験信号の周波数fを1MHzで固定して考えると、非接続状態における応答信号の振幅Voは−3dB、接続状態における応答信号の振幅Voは−20dBである。よって、振幅Voについて適宜な比較基準値を設定すれば、応答信号の振幅Voが大のときは非接続状態、小のときは接続状態と判定することができる。
ちなみに、ケーブル2が導線仕様AWG#28で長さ10mの場合、プラグ側浮遊静電容量Cstが900pFとなり、時定数τがさらに1桁大きくなる。この場合の接続状態における応答信号の振幅Voは、図3の周波数利得特性#33に示されるように、試験信号の周波数が約5kHzを超えたあたりから低下してくる。試験信号の周波数fが1MHzのとき接続状態における応答信号の振幅Voは−40dBとなる。
図1に示されるように、バッファ増幅器13は、応答信号を増幅する。応答信号の振幅Voが−3dBのときバッファ増幅器13の出力が6Vppとなるように増幅率が設定されているとする。整流器18は、その増幅された応答信号からその応答信号の振幅に相当する直流信号を抽出する。応答信号の振幅Voが−3dBのとき抽出される直流信号は3Vdcであり、応答信号の振幅Voが−20dBのとき抽出される直流信号は0.3Vdcであり、応答信号の振幅Voが−40dBのとき抽出される直流信号は0.03Vdcである。
比較器19は、この直流信号の電圧を所定の基準電圧と比較する。基準電圧として、例えば、応答信号の振幅Voが−10dBのとき抽出される直流信号の電圧=1.5Vdcを設定しておく。整流器18が出力する直流信号の電圧が基準電圧1.5Vdc以下であれば、応答信号の振幅Voが−10dB以下であることになり、ケーブル2が接続状態であると判定される。
なお、応答信号の振幅Voが−10dBとなるのは、プラグ側浮遊静電容量Cstが50pFのときであり、ケーブル2の長さが0.5mに相当する。ケーブル2の長さが0.3mというようにさらに短くなると、基準電圧1.5Vdcでは判定ができないが、機器相互間を繋ぐという実用的なケーブルのケーブル長を考えると、0.5mより短いことはあまりないので、基準電圧1.5Vdcで十分である。
以上説明したように、図1のケーブル接続判定装置1は、試験端子6に試験信号を印加し、試験端子6に生じる応答信号からケーブル2の浮遊静電容量を反映する特徴量を抽出し、この特徴量が所定の基準を満たすとき、接続状態であると判定するようにしたので、レセプタクルにセンサスイッチを設ける必要がなく、試験端子6が1個あれば適用可能である。
図1のケーブル接続判定装置1は、機器5から試験信号を与えるので、ケーブル2の接続相手である他機器の電源状態に依存することなくケーブル接続が判定できる。また、ケーブル2の浮遊静電容量Cstが反映される応答信号から判定することができるので、ケーブル2の反対端が他機器に接続されていてもいなくても、接続判定をすることができる。さらに、特徴量に対する基準を適宜に設定することで、実質的にあらゆる長さのケーブル(実用に向かないほど短いケーブルを除く)を対象とすることができ、ケーブル長に応じて基準を変更する必要がない。
図1の実施形態では、試験信号を正弦波信号とし、抵抗値Rを介して試験端子6に印加したので、特徴量として、応答信号の振幅を抽出することにより、振幅が所定値以下となることでがケーブル2が接続状態であることが簡単、かつ、確実に判定できる。
図1の実施形態では、試験信号は、判定実行時にのみ導通される試験スイッチ15を介して試験端子6に印加するようにしたので、判定実行時(機器5の電源立ち上げ時あるいは接続判定必要時)のみ試験端子6に試験信号印加回路7が接続され、通常時は試験端子6は何も接続されない空き端子となる。よって、規格に定められた空き端子の規定を実質的に遵守することができる。規格に違反しないのであれば、試験スイッチ15は省いて試験端子6に試験信号印加回路7を直結してもよい。
図1の実施形態では、試験スイッチ15が遮断されるかあるいは発振器11が停止されると、試験信号がケーブル2に流れなくなるので、他の端子に試験信号がクロストークすることがない。
図1の実施形態では、バッファ増幅器13を設けたので、特徴量抽出回路8とのインピーダンスを分離することができると共に、応答信号が微弱でも、整流器18に対して直流信号を抽出可能(つまり整流可能)な十分な振幅の大きさを持つ応答信号を出力することができる。応答信号が整流可能な大きさであるならば、増幅率は1でよい。
図1の実施形態では、プラグ3及びレセプタクル4がHDMI(登録商標)規格に準拠するものとした。よって、空き端子に規定されている14番端子を試験端子6とすることができる。本発明は試験端子6が1個あれば適用可能であるため、HDMI(登録商標)コネクタにも適用できる。
なお、図1の実施形態では、機器5のレセプタクル4が他機器のレセプタクルと同一規格(等端子数)としたが、本発明はこれに限らず、機器5のレセプタクルが他機器のレセプタクルと異規格又は異端子数の場合でも適用可能である。
次に、図1のケーブル接続判定装置1の具体的実施形態によるケーブル接続判定装置41を図4に示す。基本的には図1と同じ回路なので、相違部分あるいは詳細が示されている部分のみ説明する。
判定制御部17は、シュミット型NANDゲート(負論理NOR)とCR時定数回路とからなり、機器5の電源ラインの立ち上げから一定期間又は図示しない機器本体回路からの判定指令がLレベル(判定を行う)であって且つレセプタクル4の18番端子を介する他機器の+5Vパワー信号がHレベル(他機器電源オン)のとき、ケーブル接続判定装置1に動作指令(a点がLレベル)を出力するようになっている。
発振器11は、シュミット型NANDゲートとCR時定数回路とからなり、上記動作指令(a点がLレベル)が出力されている場合は、レセプタクル4の18番端子を介する他機器の+5Vパワー信号がLレベルの場合、一定時間、1MHzの信号を発振するようになっている。他機器の+5Vパワー信号がHレベル(他機器電源オン)であることが検出された場合は、ケーブルが接続されていて且つ他機器の電源が入っていることを意味し、容量検出の必要がないので発振器11を停止するようにロジックが組まれている。
試験スイッチ15は、発振器11が発振している状態(b点がHレベル)のときのみ導通するように構成されている。
試験スイッチ15と試験端子6である14番端子との間には、コンデンサ42が挿入されている。試験スイッチ15及び抵抗器12とバッファ増幅器13との間には、コンデンサ43が挿入されている。
抵抗値Rを有する抵抗器12は、抵抗値Raの固定抵抗と可変抵抗とを直列接続して構成されており、抵抗値Rの調整が可能である。バッファ増幅器13の増幅率は、例えば、14dBである。
接続判定回路9は、比較器19の後段に、ケーブル2が接続状態であると判定されたとき点灯するインジケータ44を備える。接続判定回路9は、c点がLレベルのときは比較器19による判定結果(Hレベル=非接続状態、Lレベル=接続状態)を図示しない機器本体回路に通知し、c点がHレベルのときは無条件に接続状態であるという判定結果を通知するするためのANDゲート(負論理OR)を備える。
次に、図5に示されるように、本発明に係るケーブル接続判定装置61は、ケーブル2の一端のプラグ3が挿入されるレセプタクル4を有する機器5に内蔵され、該機器5に上記ケーブル2が接続されている状態か否かを判定するケーブル接続判定装置61において、上記レセプタクル4中の試験端子6に試験信号を印加する試験信号印加回路7と、上記試験端子6に試験信号を印加したとき該試験端子6に生じる応答信号から上記ケーブル2の浮遊静電容量Cstを反映する特徴量を抽出する特徴量抽出回路8と、この特徴量が所定の基準を満たすとき、接続状態であると判定する接続判定回路9とを備えたものである。
図1のケーブル接続判定装置1との違いは、抽出する特徴量が応答時間であることであり、これに伴い、各回路の詳細が異なる。
試験信号印加回路7は、試験端子6に常時、定電流を印加する定電流源62と、上記試験端子6を接地電位に短絡・開放する放電スイッチ63と、該放電スイッチ63を所定のタイミングで開閉制御する開閉制御器64と、上記応答信号が所定電圧以下である期間のパルス信号を生成する比較器65とを備える。
特徴量抽出回路8は、上記パルス信号の継続時間を電圧に変換する時間電圧変換器66を備える。
接続判定回路9は、上記時間電圧変換器66の出力電圧を所定の基準電圧と比較することにより、上記応答信号が上記放電の時点から所定電圧に復帰するまでの応答時間が所定値以上であることを検出する比較器67を備えている。
動作を説明すると、試験信号印加回路7において、開閉制御器64が10kHzの周波数により、100μsecに1回の間欠パルス信号を発する。この間欠パルス信号の立ち上がりで放電スイッチ63が試験端子6を接地電位に短絡するので、総合浮遊静電容量Ctに充電されていた電荷が放電される。瞬時後、放電スイッチ63が開放されるので、定電流源62から、例えば、30μAの電流が試験端子6に流れて総合浮遊静電容量Ctが徐々に充電され、試験端子6の電圧(応答信号)が漸増する。
比較器65は、応答信号が所定電圧(例えば、3V)以下のときはLレベルを出力し、応答信号が所定電圧を超えるとHレベルを出力するので、結局、応答信号が所定電圧以下である期間(=充電に要した時間)のパルス信号(特徴量パルス信号)が得られる。
図6に示されるように、間欠パルス信号の直後から応答信号#71の電圧が漸増し、これに応じて特徴量パルス信号#72が得られる。応答信号#73,#75は、応答信号#71に比べて傾斜が緩やかであるため、所定電圧に達する時間が長く、特徴量パルス信号#74,#76のパルス幅p2,p3が特徴量パルス信号#72のパルス幅p1より長い。
具体的には、総合浮遊静電容量Ctが10pFのとき、比較器65が出力する特徴量パルス信号のパルス幅p1が1μsecであるのに対し、総合浮遊静電容量Ctが100pFのとき、同パルス幅p2が10μsec、総合浮遊静電容量Ctが910pFのとき、同パルス幅p3が91μsecとなる。
このように、総合浮遊静電容量Ctが大きくなるほど充電時間が長くなるので、特徴量パルス信号のパルス幅が広くなる。なお、開閉制御器64における間欠パルス信号の周期は特徴量パルス信号の最大パルス幅に対してマージンをとって設定してある。
特徴量抽出回路8の時間電圧変換器66は、比較器65が出力する特徴量パルス信号のパルス幅を電圧に変換する。つまり、ケーブル2の浮遊静電容量であるプラグ側浮遊静電容量Cstを反映する特徴量が電圧に変換されたかたちで抽出される。
接続判定回路9の比較器67は、例えば、ケーブル長が0.5mのときの特徴量電圧を基準電圧としておくことで、実用的な長さのケーブル2が接続された状態と非接続の状態を判定できる。判定結果は図6に示すように、応答信号#71(特徴量パルス信号#72)のときは非接続状態、応答信号#73(特徴量パルス信号#74)のとき、応答信号#75(特徴量パルス信号#76)のときは接続状態である。
以上のように、ケーブル接続判定装置61は、ケーブル接続判定装置1と同様の作用効果を奏するものである。
次に、図7に示されるように、本発明に係るケーブル接続判定装置81は、ケーブル2の一端のプラグ3が挿入されるレセプタクル4を有する機器5に内蔵され、該機器5に上記ケーブル2が接続されている状態か否かを判定するケーブル接続判定装置81において、上記レセプタクル4中の試験端子6に試験信号を印加する試験信号印加回路7と、上記試験端子6に試験信号を印加したとき該試験端子6に生じる応答信号から上記ケーブル2の浮遊静電容量Cstを反映する特徴量を抽出する特徴量抽出回路8と、この特徴量が所定の基準を満たすとき、接続状態であると判定する接続判定回路9とを備えたものである。
図1、図5のケーブル接続判定装置1,61との違いは、抽出する特徴量が周波数であることであり、これに伴い、各回路の詳細が異なる。
試験信号印加回路7は、上記試験端子6に常時、定電流を印加する定電流源82と、上記試験端子6を接地電位に短絡・開放する放電スイッチ83と、上記応答信号と所定電圧とを比較する比較器84と、該比較により上記応答信号が上記所定電圧よりも高いとき上記放電スイッチ83を作動させるリセットパルス発生器85とを備える。
特徴量抽出回路8は、上記応答信号の周波数を電圧に変換する周波数電圧変換器86を備える。
接続判定回路9は、上記周波数電圧変換器86の出力電圧を所定の基準電圧と比較することにより、上記応答信号の周波数が所定値以下であることを検出する比較器87を備える。
動作を説明すると、試験信号印加回路7において、放電スイッチ83が開放されているとき、定電流源82からの、例えば、30μAの電流が試験端子6に流れて総合浮遊静電容量Ctが充電されることにより、試験端子6の電圧(応答信号)が所定電圧、例えば、3Vを超える。このため比較器84の出力がHレベルとなり、これに応じてリセットパルス発生器85の出力がHレベルとなり、放電スイッチ83が短絡する。総合浮遊静電容量Ctに蓄積されていた電荷が放電スイッチ83を介してなくなるので、試験端子6の電圧(応答信号)が0Vとなり、比較器84の出力論理値がLレベルとなって放電スイッチ83が開放され充電が始まる。この結果、試験信号印加回路7の中で発振が生じる。すなわち、応答信号は発振信号となる。
このとき、図8に示されるように、試験端子6に生じる応答信号#91,#93,#95はいわゆる鋸歯状波となり、比較器84の出力として周期抽出パルス信号#92,#94,#96が得られる。
具体的には、総合浮遊静電容量Ctが10pFのとき、周期抽出パルス信号#92のパルス幅t1が1μsecであるのに対し、総合浮遊静電容量Ctが100pFのとき、周期抽出パルス信号#94のパルス幅t2が10μsec、総合浮遊静電容量Ctが910pFのとき、周期抽出パルス信号#96のパルス幅t3が91μsecとなる。
この周期の逆数である周波数を特徴量とする。すなわち、特徴量抽出回路8の周波数電圧変換器86は、応答信号の周波数を電圧に変換する。
接続判定回路9では、これまでの実施形態と同様に、実用的な最短ケーブル長に対応する周波数電圧変換器86の出力電圧を基準電圧とする。比較器87は、特徴量電圧を基準電圧と比較し、実用的な長さのケーブル2が接続された状態と非接続の状態を判定することができる。判定結果は図8に示すように、応答信号#91(周期抽出パルス信号#92)のときは非接続状態、応答信号#93(周期抽出パルス信号#94)のとき、応答信号#95(周期抽出パルス信号#96)のときは接続状態である。
なお、上記の説明から明らかなように、特徴量は周波数の代わりに周期でもよい。また、周波数を電圧に変換する代わりに、所定時間内の波数をカウントして特徴量とすることもできる。
本発明の一実施形態を示すケーブル接続判定装置の回路構成図である。 (a)は非接続状態の浮遊静電容量の様子を示す等価回路図、(b)は接続状態の浮遊静電容量の様子を示す等価回路図である。 応答信号の振幅Voに関する周波数利得特性図である。 図1のケーブル接続判定装置の具体的回路図である。 本発明の一実施形態を示すケーブル接続判定装置の回路構成図である。 図5のケーブル接続判定装置における各種信号の信号波形図である。 本発明の一実施形態を示すケーブル接続判定装置の回路構成図である。 図7のケーブル接続判定装置における各種信号の信号波形図である。 機器同士をケーブルで繋ぐ構成を示す図である。
符号の説明
1、61、81 ケーブル接続判定装置
2 ケーブル
3 プラグ
4 レセプタクル
5 機器
6 試験端子
7 試験信号印加回路
8 特徴量抽出回路
9 接続判定回路
10 ケーブルの浮遊静電容量(プラグ側浮遊静電容量)Cstを表す仮想的なコンデンサ
14 機器内部の浮遊静電容量(内部浮遊静電容量)Cinを表す仮想的なコンデンサ 15 試験スイッチ

Claims (14)

  1. 機器のレセプタクルにケーブルが接続されている状態か否かを該機器において判定するためのケーブル接続判定方法であって、上記レセプタクル中の端子の一つを試験端子とし、該試験端子に試験信号を印加して該試験端子に生じる応答信号から上記ケーブルの浮遊静電容量を反映する特徴量を抽出し、この特徴量が所定の基準を満たすとき、接続状態であると判定することを特徴とするケーブル接続判定方法。
  2. 上記試験信号は、所定周波数を有する発振信号であって、所定の抵抗値を介して上記試験端子に印加され、上記特徴量は、上記応答信号の振幅であり、該振幅が所定値以下となることが上記接続状態の判定基準であることを特徴とする請求項1記載のケーブル接続判定方法。
  3. 上記試験信号は、上記試験端子に常時与えられる定電流と瞬時的に行われる放電とからなり、上記特徴量は、上記応答信号が上記放電の時点から所定電圧に復帰するまでの応答時間であり、該応答時間が所定値以上となることが上記接続状態の判定基準であることを特徴とする請求項1記載のケーブル接続判定方法。
  4. 上記試験信号は、上記試験端子に常時与えられる定電流と上記応答信号が所定電圧に達すると行われる放電とからなり、上記特徴量は、上記応答信号の周波数であり、該周波数が所定値以下となることが上記接続状態の判定基準であることを特徴とする請求項1記載のケーブル接続判定方法。
  5. 上記試験端子は、上記ケーブルの反対端のプラグが挿入される他機器のレセプタクル中の空き端子に対応する端子であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のケーブル接続判定方法。
  6. 上記試験信号は、判定実行時にのみ導通される試験スイッチを介して上記試験端子に印加されることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載のケーブル接続判定方法。
  7. 上記プラグ及びレセプタクルがHDMI(登録商標)規格に準拠することを特徴とする請求項1〜6いずれか記載のケーブル接続判定方法。
  8. ケーブルの一端のプラグが挿入されるレセプタクルを有する機器に内蔵され、該機器に上記ケーブルが接続されている状態か否かを判定するケーブル接続判定装置において、上記レセプタクル中の試験端子に試験信号を印加する試験信号印加回路と、上記試験端子に試験信号を印加したとき該試験端子に生じる応答信号から上記ケーブルの浮遊静電容量を反映する特徴量を抽出する特徴量抽出回路と、この特徴量が所定の基準を満たすとき、接続状態であると判定する接続判定回路とを備えたことを特徴とするケーブル接続判定装置。
  9. 上記試験信号印加回路は、所定周波数を有する発振信号を生成する発振器と、該発振器と上記試験端子との間に挿入され所定の抵抗値を有する抵抗器とを備え、上記特徴量抽出回路は、上記応答信号から振幅に相当する直流信号を抽出する整流器を備え、上記接続判定回路は、上記直流信号の電圧を所定の基準電圧と比較することにより、上記応答信号の振幅が所定値以下であることを検出する比較器を備えたことを特徴とする請求項8記載のケーブル接続判定装置。
  10. 上記試験信号印加回路は、上記試験端子に常時、定電流を印加する定電流源と、上記試験端子を接地電位に短絡・開放する放電スイッチと、該放電スイッチを開閉制御する開閉制御器と、上記応答信号が所定電圧以下である期間のパルス信号を生成する比較器と、上記特徴量抽出回路は、上記パルス信号の継続時間を電圧に変換する時間電圧変換器とを備え、上記接続判定回路は、上記時間電圧変換器の出力電圧を所定の基準電圧と比較することにより、上記応答信号が上記放電の時点から所定電圧に復帰するまでの応答時間が所定値以上であることを検出する比較器を備えたことを特徴とする請求項8記載のケーブル接続判定装置。
  11. 上記試験信号印加回路は、上記試験端子に常時、定電流を印加する定電流源と、上記試験端子を接地電位に短絡・開放する放電スイッチと、上記応答信号と所定電圧とを比較する比較器と、該比較により上記応答信号が上記所定電圧よりも高いとき上記放電スイッチを作動させるリセットパルス発生器とを備え、上記特徴量抽出回路は、上記応答信号の周波数を電圧に変換する周波数電圧変換器を備え、上記接続判定回路は、上記周波数電圧変換器の出力電圧を所定の基準電圧と比較することにより、上記応答信号の周波数が所定値以下であることを検出する比較器を備えたことを特徴とする請求項8記載のケーブル接続判定装置。
  12. 上記試験端子は、上記ケーブルの反対端のプラグが挿入される他機器のレセプタクル中の空き端子に対応する端子であることを特徴とする請求項8〜11いずれか記載のケーブル接続判定装置。
  13. 上記試験信号印加回路は、判定実行時にのみ導通して上記試験端子に試験信号を印加する試験スイッチを備えたことを特徴とする8〜12いずれか記載のケーブル接続判定装置。
  14. 上記プラグ及びレセプタクルがHDMI(登録商標)規格に準拠することを特徴とする請求項8〜13いずれか記載のケーブル接続判定装置。
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