JP2008205355A - 電気二重層キャパシタおよびその製造方法ならびに電気二重層キャパシタ用圧延電極シートの製造方法 - Google Patents

電気二重層キャパシタおよびその製造方法ならびに電気二重層キャパシタ用圧延電極シートの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008205355A
JP2008205355A JP2007042024A JP2007042024A JP2008205355A JP 2008205355 A JP2008205355 A JP 2008205355A JP 2007042024 A JP2007042024 A JP 2007042024A JP 2007042024 A JP2007042024 A JP 2007042024A JP 2008205355 A JP2008205355 A JP 2008205355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
negative electrode
separator
layer
electrode layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007042024A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4765955B2 (ja
Inventor
Daigo Takemura
大吾 竹村
Kenro Mitsuta
憲朗 光田
Shigeru Aihara
茂 相原
Kazuki Kubo
一樹 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007042024A priority Critical patent/JP4765955B2/ja
Publication of JP2008205355A publication Critical patent/JP2008205355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4765955B2 publication Critical patent/JP4765955B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Abstract

【課題】電極層の炭素粒子材料が繊維状セパレータへの侵入することをバリア層で阻止することにより、薄いセパレータの使用を可能にして、内部抵抗の低い電気二重層キャパシタを得る。
【解決手段】正極集電体に密着して形成された炭素粒子材料を含む正極電極層と負極集電体に密着して形成された炭素粒子材料を含む負極電極層との間にセパレータを配置し、このセパレータと正極電極層および負極電極層の少なくとも一方との間に金属酸化物微粒子をふくむバリア層を備えたものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、正極と負極とセパレータとを備えた電気二重層キャパシタおよびそれに使用される電極層となる圧延電極シートの製造方法に関する。
電気二重層キャパシタは、アルミコンデンサのような一般のキャパシタに比べて極めて大きな静電容量が得られることが特徴で、電子機器のバックアップ用の用途や、家電機器やコピー機の電力貯蔵、自動車のアイドルストップ時の始動用電源、ハイブリッド自動車の電源、風力や太陽光発電のピークシェービングや平準化のための電力貯蔵用の用途まで幅広い利用が始まっており、省エネルギーや炭酸ガスの削減に役立つキーデバイスとして期待されている。
電気二重層キャパシタは、ボタン型、積層型、巻回型、バイポーラ型などの形状の違いはあるが、いずれの場合も、活性炭などの炭素粒子材料を主とする分極性の電極層をもつ正極および負極と、これらの両極を隔てるセパレータとが外装ケース内で交互に積層された構造をもち、これらの両極およびセパレータに電解液(電解質を溶液に溶かしたものや、イオン性液体など)を含浸して構成されている。
電気二重層キャパシタの特長である瞬時の充放電特性を向上させるためには、内部抵抗を徹底的に下げる必要がある。それを実現する方法として、イオン伝導抵抗を小さくするために、セパレータの厚さを可能な限り薄くする、あるいはイオン伝導抵抗と電気抵抗とを小さくするために、正極および負極の電極層を可能な限り薄くする方法がある。
セパレータの材料としては、例えばガラス繊維、ポリエステル繊維などの繊維状のものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、セパレータを薄くする方法として、例えば電気絶縁性をもつセラミック粉末粒子を電解液に耐性のあるバインダで結合して厚み方向に連通する多孔性のセパレータが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
電極層を作製する方法として、例えば炭素粒子材料を結着剤であるポリテトラフルオルエチレンなどと混合し、この混合物にエタノールなどを加えたものをロール圧延やロール押し出しなどによって圧延して圧延電極シートを作製する方法が開示されている。この圧延電極シートを必要な大きさに裁断して電極層とし、この電極層を集電体となる集電箔に貼り付けて電気二重層キャパシタの正極および負極としている(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−207261号公報(3頁、図12) 特開2000−277386号公報(2頁、図2) 特開2005−136401号公報(9頁)
しかしながら、電気二重層キャパシタの充放電を繰り返し行なう時間経過に伴って、電極層の炭素粒子材料の一部が浮遊して繊維状のセパレータに侵入する場合がある。このような現象が生じると、セパレータに侵入した炭素粒子材料を介して正極と負極とが電気的に短絡する可能性があるため、イオン電導性を多少犠牲にしても必要な厚さ以上の厚みをもつ繊維状のセパレータを使用する必要があった。実際には、信頼性の点から厚さ50μm以上のセパレータを使用する必要があった。そのため、瞬時の充放電特性を向上させるために内部抵抗を下げる必要があるがそれを実現するための薄いセパレータを使用できないという問題があった。
また、セラミック粉末粒子をバインダで結合して構成されたセパレータは、粉末粒子の集合体であるため強度が弱く、炭素粒子材料で構成された電極層と一体的に接合されたときに、電極層の表面に隆起した炭素粒子材料に当接する部分の粉末粒子が横方向に移動して正極および負極の電極層の間隔が必要以上に狭くなる場合があり、セパレータの強度および電気絶縁性を確保するためには、ある程度以上薄くすることができないという問題があった。
さらには、従来の圧延電極シートの製造方法では、圧延電極シートの厚さを薄くするのに限界があり、実際には80μmより薄くすることができず、瞬時の充放電特性を向上させるために内部抵抗を下げるために望まれる40μm程度の厚さの圧延電極シートが得られないという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、瞬時の充放電特性を可能とする内部抵抗を下げるために、薄いセパレータと薄い電極層とを使用可能にするものである。
この発明のひとつの目的は、炭素粒子材料の繊維状セパレータへの侵入を阻止することにより、薄いセパレータの使用を可能にするものである。
また、薄い圧延電極シートの製造方法を提供することで、これにより薄い電極層を得ることを可能にするものである。
この発明に係る電気二重層キャパシタにおいては、正極集電体と、この正極集電体に密着して形成された炭素粒子材料を含む正極電極層と、負極集電体と、この負極集電体に密着して形成された炭素粒子材料を含む負極電極層と、正極電極層と負極電極層との間に配置されたセパレータと、このセパレータと正極電極層および負極電極層の少なくとも一方との間に挟持された金属酸化物微粒子をふくむバリア層とを備えたものである。
また、この発明に係る電気二重層キャパシタ用圧延電極シートの製造方法においては、炭素粒子材料とポリテトラフルオロエチレンとを含む混練物を圧延して原料シートを形成する工程と、複数の原料シートの間に金属酸化物微粒子を含む離型層を挟んで貼り合わせて複合シートを形成する工程と、複合シートを圧延する工程と、圧延された複合シートを離型層で分離して複数の圧延電極シートとする工程とを備えたものである。
この発明に係る電気二重層キャパシタは、セパレータと正極電極層および負極電極層の少なくとも一方との間にバリア層を備えることにより、電極層からセパレータの繊維で構成された空間への炭素粒子材料の侵入をバリア層で阻止することができる。その結果、薄いセパレータを使用することが可能となり、電気二重層キャパシタの内部抵抗を下げることができる。
また、この発明に係る電気二重層キャパシタ用圧延電極シートの製造方法では、複数の原料シートの間に金属酸化物微粒子を含む離型層を挟んで貼り合わせて複合シートを形成し、この複合シートを圧延した後に複合シートを離型層で分離して複数の圧延電極シートとするので、分離した圧延電極シートの表面に残存する離型層が金属酸化物微粒子を含んだバリア層となると共に、この圧延電極シートを裁断して電極層とすることにより、従来の圧延電極シートでは実現できなかった薄い電極層を得ることができる。その結果、この電極層のバリア層側をセパレータに密着させて電気二重層キャパシタを作製することにより、薄いセパレータを使用することが可能となり、同時に薄い電極層をもつ電気二重層キャパシタとなるのでさらに内部抵抗を下げることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における電気二重層キャパシタの断面模式図である。図1において、電気二重層キャパシタの1つのセル1は、正極2と負極3とセパレータ4とで構成されている。正極2は、正極バリア層5と正極電極層6と正極集電体7とで構成されている。また、負極3は、負極バリア層8と負極電極層9と負極集電体10とで構成されている。セパレータ4は、正極バリア層5および負極バリア層8を内側に向けた正極2と負極3とで挟持されている。セル1全体には、溶媒に電解質を溶解した電解液が含浸されている。
正極2および負極3の外形は例えば10cm×10cmであり、面積は100cmである。正極集電体7には、例えばアルミニウム箔を、負極集電体10には、アルミニウム箔や銅箔を用いることができる。これらの集電体の厚さは、電気二重層キャパシタの充放電電流によって異なり、大電流を流す場合は、内部抵抗を小さくするために厚いものが、充放電時間が長いなどの理由で電流が小さい場合には、できるだけ薄いものが用いられる。一般的に集電体の厚さは20〜50μmの範囲である。
正極電極層6および負極電極層9には、バインダ成分としてのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やPVDFなどのフッ素系樹脂やSBR(スチレンブタジエンラバー)系やアクリル系合成ゴムに、炭素粒子材料としての平均粒径1〜10μmの水蒸気賦活活性炭やアルカリ賦活活性炭や黒鉛系カーボンや非晶質カーボンを混練した混練物を、圧延法、塗布法やモールド成型法などによって作製した電極シートを裁断して用いることができる。
正極バリア層5および負極バリア層8は、金属酸化物微粒子で構成されており、金属酸化物微粒子としては、酸化チタン、チタン酸リチウム、酸化亜鉛、酸化タンタルや酸化ニオブなどの電気絶縁性の微粒子を用いることができる。酸化チタンとしては、例えば、平均粒径0.02μm、比表面積50m/gの酸化チタン(アナターゼ型、ルチル型混合)を用いることができる。また、チタン酸リチウムとしては、平均粒径0.8μm、比表面積10m/gのチタン酸リチウムを用いることができる。
正極バリア層5および負極バリア層8の形成方法としては、正極電極層6または負極電極層9の上に、金属酸化物微粒子にアクリル系合成ゴムなどのバインダを数重量%添加した水溶液中に金属酸化物微粒子を分散混合してペースト化したものを、ブレードやロールコーターなどで塗布したり、刷毛塗りしたり、スプレー塗布することで簡単に形成することができる。
セパレータ4としては、天然パルプ、天然セルロース、溶剤紡糸セルロースなどのセルロース系や、ガラス繊維、不織布などを用いることができ、それ以外の材料としては、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、シリカ混合ポリエチレンなどのフィブリル化フォルムあるいは多孔質フィルムを用いることもできる。
電解液の電解質としては、例えばカチオンとアニオンの組み合わせで、カチオンはピロリジウム化合物、スピロビピロリジウム、ジメチルピロリジウム、ジエチルピロリジウム、エチルメチルピロロジウム、4級アンモニウム、1,3−ジアルキルイミダゾリウム、又は1,2,3−トリアルキルイミダゾリウムなどであり、アニオンはBF 、PF 、ClO 、又はCFSO−の塩や、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム(EMI)、1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウム(DMPI)のAlCl やBF などの塩などを用いることができる。また、電解液の溶媒としては、例えば炭酸プロピレン、スルフォラン、炭酸エチレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、ジメトキシメタン、ジエトキシエタン、γ−ブチルラクトン、アセトニトリル、プロピオニトリルから選ばれる一種又はこれらの二種以上の混合溶媒などを用いことができる。
このように構成された電気二重層キャパシタにおいては、図1の正極電極層とセパレータとの界面を拡大して模式的に示した拡大図に示すように、正極電極層6に含まれる炭素粒子材料11が、正極バリア層5を構成する酸化物微粒子12にブロックされて、セパレータ繊維13で構成されたセパレータ4の空間に侵入できない構成となる。このようなバリア層による炭素粒子材料のセパレータへの侵入を阻止する効果により、セパレータの厚さを薄くしても正極と負極との間の電気的短絡を防止することができるので、瞬時の充放電特性を向上させるために必要な厚さ50μm以下の薄いセパレータを使用することができる。
炭素粒子材料が浮遊する駆動力としては、充放電に伴って炭素粒子材料に電解液が吸収、放出され、炭素粒子材料や正極電極層が膨張や収縮することが挙げられる。この炭素粒子材料や正極電極層が膨張や収縮による電解液の移動に伴って、炭素粒子材料がセパレータの隙間にまで入り込む。また、充放電による膨張や収縮で、炭素粒子材料が粉砕され、自由に動けるようになってセパレータの隙間に入り込むことも考えられる。正極と負極とが電気短絡するメカニズムとしては、正極および負極から浮遊してきてセパレータ内部に溜まる炭素粒子材料が多くなり、炭素粒子材料がつながって電子の移動できるパスを形成するために起こる。
図2は、本実施の形態の効果を説明するための、バリア層のない比較のための電気二重層キャパシタの断面模式図である。図2においては、図1の電気二重層キャパシタと同じ構成部分には同じ符号を対応させて示している。図2の正極電極層6とセパレータ4との界面を拡大して模式的に示した拡大図に示すように、正極バリア層がないために、セパレータ4の隙間に炭素粒子材料11が電解液と共に容易に侵入している。これに対して、本実施の形態においては、図1の正極電極層6とセパレータ4との界面を拡大して模式的に示した拡大図に示すように、正極バリア層5によって、セパレータ4の隙間に炭素粒子材料11が侵入できない。
また、本実施の形態においては、もしバリア層を突き抜けて、炭素粒子材料がセパレータの隙間に侵入した場合でも、バリア層を構成する金属酸化物微粒子が炭素粒子材料に付着した状態で侵入するので、金属酸化物微粒子の電気絶縁性によって炭素粒子材料同士の電気短絡を防止し、電気短絡を抑制する効果も得られるので、バリア層は完全に緻密な層でなくてもよい。
なお、本実施の形態においては、バリア層を形成する金属酸化物微粒子11の粒径として、酸化チタンの場合は平均粒径0.02μm、チタン酸リチウムの場合は平均粒径0.8μmの例を示したが、金属酸化物微粒子の平均粒径は、数μm以下が望ましい。粒径が大きいと、大きな隙間が生じて、炭素粒子材料のセパレータ側への侵入を阻止する効果が低下する。
また、正極バリア層5や負極バリア層8の厚さとしては、5μm以上20μm以下が望ましい。バリア層の厚さが薄いと炭素粒子材料のセパレータ側への侵入を阻止する効果が低下する。また、バリア層の厚さが厚いと内部抵抗が高くなる恐れがある。
バリア層を構成する金属酸化物微粒子として、酸化チタン、チタン酸リチウムまたは酸化亜鉛を用いた場合には、これらの金属酸化物微粒子自身が静電容量をもつため、キャパシタとして作用する。したがって、電気二重層キャパシタの静電容量が増加する効果がある。
とくに、負極バリア層を構成する金属酸化物微粒子として酸化チタンやチタン酸リチウムを用いた場合には、負極の電位を安定化させ、電気二重層キャパシタの充電電圧の高電圧化を可能にする効果が得られる。また、負極バリア層を構成する金属酸化物微粒子として酸化亜鉛を用いた場合には、より平滑な負極バリア層が形成できる。
なお、本実施の形態においては、正極および負極の両方にバリア層を設けたが、どちらか一方の電極にのみバリア層を設けた場合でも、バリア層の形成された電極においては、炭素粒子材料のセパレータ側への侵入を阻止することができるので、正極と負極との短絡を防止する効果はある。したがって、どちらか一方の電極にのみバリア層を設けた場合でも、薄いセパレータを用いることができる。
以下、さらに発明を詳しく説明するために、実施例と比較例とを示す。
[実施例1]
集電体として用いる厚さ50μmのアルミ箔の表面に、水蒸気賦活活性炭をフィブリル化してPTFEで結着した厚さ100μm圧延電極シートを貼り付けた大きさ30mm×30mmの電極2枚を用意した。このうち2枚の表面に3重量%のアクリル系合成ゴムをバインダとした酸化チタンの微粒子を含むペーストを厚さ10μmで刷毛塗りしてバリア層とし、80℃で乾燥した後、200℃で24時間真空乾燥した。アルミニウム製の正極端子と負極端子をそれぞれの電極のアルミ箔に取り付け、セルロース系の厚さ35μmのセパレータを介して対峙させ、アルミラミネート容器に収納した。このアルミネート容器に、プロピレンカーボネート(PC)にテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレート(TEABF4)を1mol/lの濃度になるように溶解した電解液を入れ、さらにアルミラミネート容器内を真空引きして電解液をセパレータなどに含浸させて、有効面積9cmの電気二重層キャパシタセルを作製した。
[実施例2]
酸化チタンの微粒子の替わりにチタン酸リチウムを用いた以外は実施例1と同様に電気二重層キャパシタセルを作製した。
[実施例3]
2枚の電極のうち、負極となる電極のみにバインダと酸化チタンの微粒子とを含むペーストを刷毛塗りし、正極にはペーストを刷毛塗りすることを除いた以外は実施例1と同様に電気二重層キャパシタセルを作製した。
[比較例1]
バインダと酸化チタンの微粒子とを含むペーストを刷毛塗りすることを除いた以外は実施例1と同様に電気二重層キャパシタセルを作製した。
[充放電繰り返し試験]
実施例1、実施例2、実施例3および比較例1のそれぞれの電気二重層キャパシタセルを恒温槽の中で70℃に保ち、充電時の電圧が2.7V、放電後の電圧が0.0Vとする充放電を10秒充電、5秒保持、10秒放電、5秒保持の1サイクル30秒のサイクル試験を1ヶ月余りにわたって連続して実施した。10万回を経過した段階で、2.7Vに充電した1時間後の電圧維持率を調べて、内部での電気短絡の有無を調べた。その結果、実施例はいずれもほとんど電圧が変化しなかったが、比較例1の場合には、電圧が0Vにまで達し、内部短絡が生じていることが分かった。
また、実施例1、実施例2、実施例3および比較例1のそれぞれの電気二重層キャパシタセルを分解して断面電子顕微鏡写真(SEM写真)を撮ったところ、図1、図2の拡大図に示したように、実施例1〜2の正極および負極、実施例3の負極ではセパレータ内部にまで炭素粒子材料が侵入していないのに対して、比較例1では炭素粒子材料がセパレータの奥深くにまで侵入しており、電気短絡の原因になっていることが判明した。なお、実施例3の正極では、酸化チタン微粒子で構成されたバリア層がないために炭素粒子材料がセパレータの隙間に侵入していたが、バリア層のある負極では炭素粒子材料のセパレータへ侵入が阻止されていたので、内部短絡が生じなかった。
上述のように、セパレータと正極電極層および負極電極層の少なくとも一方との間にバリア層を備えることにより、電極層からセパレータの繊維で構成された空間への炭素粒子材料の侵入をバリア層で阻止することができる。その結果、これまで信頼性の点で使用できなかった厚さ50μm以下、具体的には厚さ35μmの薄いセパレータを使用することが可能となり、電気二重層キャパシタの内部抵抗を下げることができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2における積層型の電気二重層キャパシタの側面断面模式図である。図4は、本実施の形態における積層型の電気二重層キャパシタの正面模式図である。図3において、各電気二重層キャパシタセル14a〜14fは、実施の形態1における実施例1の電気二重層キャパシタセルと同様である。ただし、隣同士の電気二重層キャパシタセルの集電体であるアルミ箔の両面にそれぞれ正極電極層6および正極バリア層5、負極電極層9および負極バリア層8が形成されている。各電気二重層キャパシタセル14a〜14fでは、正極電極層と負極電極層とがバリア層をセパレータ4側に向けて密着配置されている。さらに正極端子15および負極端子16はそれぞれスポット溶接などで電気的に接続されている。これらの電気二重層キャパシタセルは、共通のアルミラミネート容器に収納されて電解液が含浸されている。ただし、図3においては、電気二重層キャパシタセルの構造が理解しやすいように電極層とセパレータとは分離して示しており、アルミラミネート容器および電解液は図示していない。正極端子15および負極端子16は、図4に示すように、アルミラミネート容器17の外側に出されている。
このように構成された積層型の電気二重層キャパシタにおいては、実施の形態1と同様に正極電極層および負極電極層とセパレータとの間にそれぞれ正極バリア層および負極バリア層が形成されているので、電極層を構成する炭素粒子材料のセパレータへ侵入がバリア層で阻止されるので、厚さ35μmのセパレータの用いて内部抵抗を低く保つことができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3における巻回型の電気二重層キャパシタの一部切断模式図である。この巻回型では厚さ35μmの薄いセパレータ4が用いられている。正極2および負極3の製造方法としては実施の形態2と同様であるが大きさが異なり、それぞれ幅50mm、長さ3mと長尺の形状である。セパレータ4も幅52mm、長さ3.05mと長尺の形状のものである。本実施の形態の電気二重層キャパシタは、正極2と負極3との間にセパレータ4を挟んで巻いて構成されている。本実施の形態においては、実施の形態2におけるアルミラミネート容器の替わりに円筒型の円筒容器18を用いており、この円筒容器18の内部に正極と負極3の間にセパレータを挟んで巻いた巻状体19が収容されており、この円筒容器18の中は、電解液で満たされている。正極端子15および負極端子16は、円筒容器18とは電気的に絶縁されて外部に出されている。
このように構成された積層型の電気二重層キャパシタにおいては、実施の形態1と同様に正極電極層および負極電極層とセパレータとの間にそれぞれ正極バリア層および負極バリア層が形成されているので、電極層を構成する炭素粒子材料のセパレータへ侵入がバリア層で阻止されるので、厚さ35μmのセパレータの用いて内部抵抗を低く保つことができる。
なお、本実施の形態では、厚さ35μmのセパレータを用いた場合を示したが、市販されている厚さ30μmのセパレータ紙(ニッポン高度紙工業製、TF40−30)や厚さ20μm程度のセパレータを使用することもできる。セパレータはバリア層を支える重要な役割があり必須である、セパレータを構成上除いてバリア層のみを挟んで正極と負極を対峙させて構成した場合には、バリア層がクリープして、正極と負極が短絡する不具合が生じる可能性が高い。
なお、実施の形態2のような積層型、本実施の形態のような巻回型のほかに、コイン型、バイポーラ型などの電気二重層キャパシタにおいても同様の効果が得られ、薄いセパレータを用いて内部抵抗を低く保つことができる。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4における圧延電極シートの製造方法の一部である圧延工程の模式図である。また、図7は、本実施の形態における圧延電極シートを2枚に剥がす工程を説明する説明図である。さらに、図8は、本実施の形態における圧延電極シートの製造方法の一部である剥がし工程の模式図である。図9は、本実施の形態4における正極の断面模式図である。
まず、ロール圧延やロール押し出しなどによって成形助剤を含んだ炭素粉末材料のシートが圧延された、厚さ80μmの圧延電極シートを2枚用意する。これを原料シートとする。2枚の原料シートの少なくとも一方の表面にバリア層として金属酸化物微粒子を塗布する。塗布の方法は、実施の形態1と同様に、刷毛塗りで塗布してもよいが、量産性の面から、スプレーで塗布するか、単に乾燥粉末状態の金属酸化物微粒子を振りかけて塗布してもよい。乾燥粉末状態の金属酸化物微粒子を振りかけて塗布する場合には、原料シートの両面に塗布することが望ましい。両面に塗布することで、後工程の剥がし行程が容易になる。また、乾燥粉末状態の金属酸化物微粒子を振りかけて塗布する方法としては、乾燥粉末状態の金属酸化物微粒子を入れたふるいを振動させて行なうことで自動化が容易となる。なお、金属酸化物微粒子の塗布状態は、原料シートの表面を金属酸化物微粒子が完全に被覆する必要はなく、原料シートの表面に金属酸化物微粒子が点在する程度でもよい。
次に、上述の工程によって得られた厚さ80μmの原料シート20の表面にバリア層21を形成したものを、バリア層21を対向させて貼り合わせ、図6に示すように、再度圧延ロール22にかけて圧延する。貼り合わせたときは、厚さ約170μmであるが、圧延ロール22で圧延薄膜化されて、厚さ80μmの複合シート23となって取り出される。複合シート23では、炭素粉末材料から構成された電極層24の厚さは40μm近くにまで半減されている。電極層24に挟まれたバリア層25も圧延薄膜化される。
次に、複合シート23をバリア層25で2枚に剥がして2枚の圧延電極シートとする剥がし工程を説明する。図7に示すように、複合シート23のバリア層25に点在する金属酸化物微粒子が離型剤として働き、複合シート23を2枚の圧延電極シート26に分けることが極めて容易にできる。図8は、剥がし工程の自動化工程を示したものである。複合シート22は、ロール27に巻かれており、複合シート23は、ロール27から引き出され、電極層に含まれる成形助剤を除去するための成形助剤のリンス部28、リンス剤などを乾燥除去するための乾燥部29を経由した後、挟持用ローラ30に送られる。挟持用ローラ30を通過した複合シート23は、図7に示すように2つの圧延電極シート26に剥がされる。剥がされた圧延電極シート26は、それぞれの巻き取りローラ31に巻き取られる。
従来の圧延電極シートの製造方法では、圧延電極シートの厚さを薄くするのに限界があり、実際には80μmより薄くすることができなかったが、本実施の形態で得られた圧延電極シートは、電極層の厚さが約40μmである。この圧延電極シートを必要な形状に裁断して正極電極層6とし、図9に示すようにアルミニウム箔の正極集電体7の表面に正極バリア層5が露出するように貼り付けて正極2を作製する。負極も正極と同様に作製し、正極と負極とを厚さが35μmのセパレータにバリア層をセパレータ側に向けて貼り合わせて電気二重層キャパシタの電極を作製すれば、厚さが約40μmの電極層と厚さが35μmのセパレータの組み合わせた電気二重層キャパシタとなり、内部抵抗が低くなるので瞬時の充放電特性を向上させることができる。
なお、リンス工程と乾燥工程とは、電極層に含まれる成形助剤を除去するための工程であり、必ずしも複合シートを2枚に剥がす工程の前にある必要はない。ただし、電極層に含まれる成型助剤の存在によって複合シート22を2枚に剥がしにくい場合には、リンス工程は、2枚に剥がす工程の前にあることが望ましい。この場合、成型助剤を除去するリンス行程で金属酸化物微粒子が離型剤として働くために、複合シート22が極めて分かれやすくなる。
実施の形態5.
図10は、この発明の実施の形態5における圧延電極シートの製造方法の一部である圧延工程の模式図である。本実施の形態5においては、実施の形態4よりもさらい薄い圧延電極シートを得る製造方法である。実施の形態4において途中の工程で得られる複合シート23を2枚用意し、この2枚の複合シートの少なくとも一方の表面に、実施の形態4と同様にバリア層25として金属酸化物微粒子を塗布する。2枚の複合シート23を、バリア層25を対向させて貼り合わせ、図10に示すように、圧延ロール22で圧延する。2枚の複合シートは、圧延ロール22で圧延薄膜化されて、厚さ80μmの4層の電極層が積層された複合シート32となって取り出される。複合シート32では、3層のバリア層25と厚さ約20μmの4層の電極層24とが積層された状態となっている。
このようにして得られた複合シート32の剥がし工程については、実施の形態4と同様な方法を用いることができる。この場合、複合シート32を、2層ずつの電極層をもつ2つのシートに分けてから、再度それぞれのシートを2つに分けてもよく、一度に4枚のシートに分けてもよい。得られる4つの圧延電極シートのうち、2枚については電極層の両面にバリア層が形成されているが、バリア層として付着している金属酸化物微粒子が点在する程度であれば、そのまま集電体に貼り付けても、電気伝導性は損なわれない。ただし、金属酸化物微粒子層が厚い場合には、金属酸化物微粒子を除去して集電体に貼り付けることが好ましい。
このような工程で得られた圧延電極シートでは、電極層の厚さが約20μmと、これまでの圧延電極シートでは得ることができなかった薄い電極層となるので、この圧延電極シートを裁断して正極電極層あるいは負極電極層として用いることで、内部抵抗の低い電気二重層キャパシタが得られ、瞬時の充放電特性を向上させることができる。
実施の形態6.
実施の形態4および5においては、正極電極層や負極電極層の表面にバリア層を形成しているが、実施の形態6においては、セパレータの表面にバリア層を形成し、正極や負極と対峙させて、炭素粒子材料を含む正極電極層もしくは負極電極層とセパレータとの間にバリア層を配置するものである。
セパレータ表面にバリア層となる金属酸化物微粒子層を設ける方法としては、バインダを含む金属酸化物微粒子のペーストをスプレー法、印刷法、ドクターブレード法などを用いることができる。
セパレータ表面に形成する金属酸化物微粒子層の厚さとしては、5μm以上20μm未満が望ましい。金属酸化物微粒子層の厚さが5μmを下回ると、セパレータへ侵入する炭素粒子材料が多くなり、金属酸化物微粒子層の厚さが20μmを上回るとイオン伝導抵抗が高くなる。10μm程度が最も好ましい厚さである。
実施の形態7.
実施に形態7においては、負極や正極の電極層表面やセパレータの表面にバリア層として金属酸化物微粒子層を形成する方法として、電解液に金属酸化物微粒子を分散させたし分散液を用いてスプレー塗布したものである。有機系電解液を用いる場合、水分が電極に入ると劣化につながるので、乾燥した不活性ガスを流したドライボックスの中で、有機系電解液(例えば、テトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレートをプロピレンカーボネートに溶解した電解液)に金属酸化物微粒子を分散させた分散液をスプレーすることが好ましい。
実施の形態1と同様に、正極、セパレータ、負極を重ね合わせた後、正極端子および負極端子だけをアルミラミネートフィルム容器の外部に導出させ、アルミラミネートフィルム容器の内部に電解液を追加注入したのちに密封し、電気二重層キャパシタのセルとする。
バリア層となる金属酸化物微粒子層の厚さとしては、10μm程度が最も望ましい厚さであるが、分散液の電解液の含浸量にあわせて電解液に金属酸化物微粒子を混合することで、金属酸化物微粒子層の厚さや電極に含浸させる電解液の量を制御することができる。
このような方法でバリア層を形成すると、電解液は負極や正極やセパレータの気孔に吸収されるが、金属酸化物微粒子は、負極や正極の電極層表面やセパレータ表面に残存して、正極や負極とセパレータとの間のバリア層となる。本実施の形態では、負極や正極への電解液の含浸を兼ねることができるので、製造工程上、低コストに実現することが可能である。
この発明の実施の形態1における電気二重層キャパシタの断面模式図である。 この発明の実施の形態1における比較のための電気二重層キャパシタの断面模式図である。 この発明の実施の形態2における電気二重層キャパシタの側面断面模式図である。 この発明の実施の形態2における電気二重層キャパシタの正面模式図である。 この発明の実施の形態3における電気二重層キャパシタの一部切断模式図である。 この発明の実施の形態4における圧延工程の模式図である この発明の実施の形態4における工程の説明図である。 この発明の実施の形態4における剥がし工程の模式図である。 この発明の実施の形態4における正極の断面模式図である。 この発明の実施の形態5における圧延工程の模式図である。
符号の説明
1 セル
2 正極
3 負極
4 セパレータ
5 正極バリア層
6 正極電極層
7 正極集電体
8 負極バリア層
9 負極電極層
10 負極集電体
11 炭素粒子材料
12 酸化物微粒子
13 セパレータ繊維
14a〜f 電気二重層キャパシタセル
15 正極端子
16 負極端子
17 アルミラミネート容器
18 円筒容器
19 巻状体
20 原料シート
21 バリア層
22 圧延ロール
23 複合シート
24 電極層
25 バリア層
26 圧延電極シート
27 ロール
28 リンス部
29 乾燥部
30 挟持用ローラ
31 巻き取りローラ
32 複合シート

Claims (6)

  1. 正極集電体と、
    この正極集電体に密着して形成された炭素粒子材料を含む正極電極層と、
    負極集電体と、
    この負極集電体に密着して形成された炭素粒子材料を含む負極電極層と、
    前記正極電極層と前記負極電極層との間に配置されたセパレータと、
    このセパレータと前記正極電極層および前記負極電極層の少なくとも一方との間に挟持された金属酸化物微粒子を含むバリア層と
    を備えたことを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  2. 金属酸化物微粒子が、酸化チタン微粒子、酸化亜鉛微粒子、チタン酸リチウム微粒子、酸化タンタル微粒子および酸化ニオブ微粒子から選ばれた少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載の電気二重層キャパシタ。
  3. バリア層の厚さが、5μm以上20μm以下であることを特徴とする請求項1記載の電気二重層キャパシタ。
  4. 正極集電体および負極集電体のそれぞれの表面に炭素粒子材料を含む正極電極層および負極電極層を形成する工程と、
    前記正極電極層および前記負極電極層の少なくとも一方の表面に金属酸化物微粒子を含むバリア層を形成する工程と、
    前記バリア層を介して前記正極電極層と前記負極電極層との間にセパレータを挟持する工程と
    を備えたことを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法。
  5. 正極集電体および負極集電体のそれぞれの表面に炭素粒子材料を含む正極電極層および負極電極層を形成する工程と、
    セパレータの少なくとも一方の表面に金属酸化物微粒子を含むバリア層を形成する工程と、
    前記バリア層を介して前記正極電極層と前記負極電極層との間にセパレータを挟持する工程と
    を備えたことを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法。
  6. 炭素粒子材料とポリテトラフルオロエチレンとを含む混練物を圧延して原料シートを形成する工程と、
    複数の前記原料シートの間に金属酸化物微粒子を含む離型層を挟んで貼り合わせて複合シートを形成する工程と、
    前記複合シートを圧延する工程と、
    圧延された前記複合シートを前記離型層で分離して複数の圧延電極シートとする工程と
    を備えたことを特徴とする電気二重層キャパシタ用圧延電極シートの製造方法。
JP2007042024A 2007-02-22 2007-02-22 電気二重層キャパシタ用圧延電極シートの製造方法 Expired - Fee Related JP4765955B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007042024A JP4765955B2 (ja) 2007-02-22 2007-02-22 電気二重層キャパシタ用圧延電極シートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007042024A JP4765955B2 (ja) 2007-02-22 2007-02-22 電気二重層キャパシタ用圧延電極シートの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008205355A true JP2008205355A (ja) 2008-09-04
JP4765955B2 JP4765955B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=39782500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007042024A Expired - Fee Related JP4765955B2 (ja) 2007-02-22 2007-02-22 電気二重層キャパシタ用圧延電極シートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4765955B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101923957A (zh) * 2009-06-11 2010-12-22 株式会社巴川制纸所 蓄电装置用隔离物
JP2010287697A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Tomoegawa Paper Co Ltd 蓄電デバイス用セパレータ
US9543572B2 (en) 2012-08-01 2017-01-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Non-aqueous electrolyte secondary battery

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6197910A (ja) * 1984-10-19 1986-05-16 松下電器産業株式会社 電気二重層キヤパシタおよびその製造法
JPH0963905A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気二重層キャパシタおよびその製造方法
JP2003309042A (ja) * 2002-04-16 2003-10-31 Mitsubishi Paper Mills Ltd 電気二重層キャパシタ用セパレーター
JP2005019156A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Tomoegawa Paper Co Ltd 電子部品用セパレータおよび電子部品
JP2007067388A (ja) * 2005-08-05 2007-03-15 Power System:Kk 電気二重層キャパシタの電界賦活方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6197910A (ja) * 1984-10-19 1986-05-16 松下電器産業株式会社 電気二重層キヤパシタおよびその製造法
JPH0963905A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気二重層キャパシタおよびその製造方法
JP2003309042A (ja) * 2002-04-16 2003-10-31 Mitsubishi Paper Mills Ltd 電気二重層キャパシタ用セパレーター
JP2005019156A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Tomoegawa Paper Co Ltd 電子部品用セパレータおよび電子部品
JP2007067388A (ja) * 2005-08-05 2007-03-15 Power System:Kk 電気二重層キャパシタの電界賦活方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101923957A (zh) * 2009-06-11 2010-12-22 株式会社巴川制纸所 蓄电装置用隔离物
JP2010287697A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Tomoegawa Paper Co Ltd 蓄電デバイス用セパレータ
US9543572B2 (en) 2012-08-01 2017-01-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Non-aqueous electrolyte secondary battery

Also Published As

Publication number Publication date
JP4765955B2 (ja) 2011-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010225809A (ja) 電気化学素子用セパレータ電極一体型蓄電素子およびそれを用いてなる電気化学素子
JP2005509284A (ja) 炭素粉末電極を有する電気化学的二重層キャパシタ(2)
KR20180138564A (ko) 고온용 울트라커패시터
JP2006332446A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP4765955B2 (ja) 電気二重層キャパシタ用圧延電極シートの製造方法
KR100752945B1 (ko) 전기화학 캐패시터
KR101660297B1 (ko) 이온성 액체로부터 합성된 다공성 활성탄, 그 제조방법, 상기 활성탄을 이용한 슈퍼커패시터 및 그 제조방법
JP2005063684A (ja) 電気化学素子用セパレーター
JP4623840B2 (ja) 電気二重層コンデンサの製造方法
KR20180109703A (ko) 전기 화학 디바이스
JP2016197649A (ja) 電気二重層キャパシタ用セパレータおよび電気二重層キャパシタ
JPH11168033A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP2000106327A (ja) 電気二重層キャパシタ
TWI292163B (ja)
KR101571679B1 (ko) 탄소나노섬유-이온성액체 복합체, 그 제조방법, 상기 탄소나노섬유-이온성액체 복합체를 이용한 울트라커패시터 및 그 제조방법
JP2006086148A (ja) 電気二重層キャパシタおよびその製造方法
JP2010192885A (ja) キャパシタの製造方法及びキャパシタ
KR20130030574A (ko) 전극 활물질, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 전기 화학 캐패시터
JP2002043180A (ja) 電気二重層コンデンサ
JP2018006589A (ja) 電気化学デバイス用電極、電気化学デバイス及び電気化学デバイス用電極の製造方法
JP2016197648A (ja) 電気二重層キャパシタ
JPH0974052A (ja) 分極性電極の製造方法
KR101771012B1 (ko) 울트라 커패시터의 리튬 이온 도핑 방법
CN105448533B (zh) 一种复合电极及其制备方法以及在超级电容器中的应用
JP5868158B2 (ja) 蓄電デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110530

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees