JP2008203769A - 映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックライト装置が起動されてから発光手段の温度が安定するまでの時間を極力短縮すると共に,その間に表示される映像の色再現性の低下を防止することのできる映像表示装置を提供すること。
【解決手段】バックライト装置の起動時(起動時間t1)に,LEDに印加する電流を通常時よりも大きく設定してLEDの輝度を通常時よりも高めることによりLEDの温度上昇を速めるように構成される。また,LEDの温度が安定するまでの間(起動時間t1−安定時間t2間)バックライト装置の照明色を検出し,その照明色に基づいて映像信号に含まれた各色の輝度レベルを補正するように構成される。なお,安定時間t2以後は,従来同様のホワイトバランス制御を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は,入力された映像信号に基づいて映像を表示する映像表示手段(例えば液晶表示パネル)と,異なる色を発光する複数の発光手段(例えばLED)で前記映像表示手段を背後から照明するバックライト装置とを備える映像表示装置に関するものである。
従来から,入力された映像信号に基づいて映像を表示する液晶表示パネル(映像表示手段の一例)を有するテレビジョン受像機などの映像表示装置には,液晶表示パネルを背後から照明するバックライト装置が設けられる。
例えば,特許文献1には,液晶表示パネルを照明するための光源としてCCFL(冷陰極蛍光放電管)を用いるバックライト装置が開示されている。また,前記特許文献1には,バックライト装置の起動開始時において温度の低いCCFLの輝度の不足を,液晶表示パネルのコントラストを調整して光の減衰を少なくすることによって補うことが提案されている。
一方,R(赤),G(緑),B(青)の光を発光する3種類のLED(発光ダイオード)を光源として用いるバックライト装置がある。このバックライト装置には,RGBの3種類のLEDを一組とする発光部が多数設けられており,その発光部によって液晶表示パネルの全面に光を照射する。
ここで,バックライト装置から液晶表示パネルに白色の光を照明させるためには,RGBの3種類のLEDを同一の輝度で発光させる必要がある。そのため,映像表示装置では,バックライト装置の照明色を検出してフィードバックし,その照明色に基づいてLED各々に入力する電流値を調整してLED各々の輝度を制御するホワイトバランス制御が行われる。具体的には,検出されたバックライト装置の照明色と白色との偏差,その積分及び微分の3つの要素によって電流値を制御するPID制御が採用される。
ところで,LEDには,一定の電流を印加してもその輝度が温度によって変動するという特性がある。ここに,図5(a)は,LEDに一定の電流を印加したときの輝度と温度との関係を示すものである。図5(a)に示すように,温度が低いほどLEDの輝度は高くなり,温度が高くなるにつれて輝度が低くなる。また,LEDの色種別によって輝度特性は異なる。
ここで,バックライト装置の起動後,LEDの温度は発光することによって徐々に上昇することになる。ここに,図5(b)は,バックライト装置の起動時間t1からの経過時間と前記LED各々の輝度との関係を示すものである。図5(b)に示すように,LEDの輝度は,バックライト装置の起動時間t1に最も高く,その後,時間経過に伴って温度が上昇することにより徐々に低下する。なお,LEDの温度は,バックライト装置の起動時間t1から急激に上昇し,ある程度の時間(数十分程度)が経過すると安定状態に移行する(安定時間t2)。
そのため,従来のホワイトバランス制御では,バックライト装置の起動時間t1から安定時間t2までの間は,各LEDに印加する電流の割合を制御して同一輝度に維持するだけではなく,図5(c)に示すように,LED各々に印加する電流を徐々に増加させることでバックライト装置全体の照度を一定に維持するように制御している。
特開2001−117070号公報
しかしながら,一般にホワイトバランス制御に採用されるPID制御では,電流の変化にある程度の時間がかかるため,バックライト装置の起動後,LEDの温度上昇に伴ってLEDの輝度が急激に変化する状態では,LEDの輝度の制御が遅れるという問題がある。そのため,バックライト装置の起動時間t1から安定時間t2(図5(c)参照)までの時間(例えば数十分程度)は,バックライト装置のホワイトバランスが崩れて,液晶表示パネルに表示される映像の色再現性が低下するおそれがある。ここで,バックライト装置の起動時にLEDの輝度を一時的に高めてLEDの温度を速く上昇させれば,前記起動時間t1から前記安定時間t2までの時間を短縮することができるが,その場合には,バックライト装置のホワイトバランス制御を行うことができないため,結局,液晶表示パネルに表示される映像の色再現性が低下することになる。
従って,本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,バックライト装置が起動されてから発光手段の温度が安定するまでの時間を極力短縮すると共に,その間に表示される映像の色再現性の低下を防止することのできる映像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,入力された映像信号に基づいて映像を表示する映像表示手段と,異なる色を発光する複数の発光手段を有してなり,前記映像表示手段を背後から照明するバックライト装置と,前記発光手段各々の輝度を制御する輝度制御手段と,前記バックライト装置による照明色を検出する照明色検出手段と,を備えてなる映像表示装置に適用されるものであって,前記バックライト装置の起動時に,複数の前記発光手段のいずれか一又は複数の輝度が通常時よりも高くなるように前記輝度制御手段を制御する起動輝度制御手段と,前記照明色検出手段により検出される照明色に基づいて前記映像信号に含まれた各色の輝度情報を補正する映像信号輝度情報補正手段と,を備えてなることを特徴とする映像表示装置として構成される。ここに,前記発光手段は,例えば発光ダイオードや蛍光管などである。
本発明によれば,前記バックライト装置を起動するときに,前記発光手段の輝度が通常時よりも高くなり,該発光手段の温度の上昇が速くなるため,該発光手段を迅速に安定状態に移行させることができる。また,この場合には,前記バックライト装置のホワイトバランスがずれてしまうおそれがあるが,本発明によれば,そのホワイトバランスのずれを,前記映像信号に含まれた各色の輝度情報を補正して補うことが可能であるため,前記映像表示手段に表示される映像の色再現性の低下を防止することもできる。
特に,前記バックライト装置の起動時に,複数の前記発光手段のいずれか一又は複数の輝度が最大値近傍となるように前記輝度制御手段を制御することで,その発光手段の温度を最も速く上昇させることができる。例えば,前記発光手段の定格電流値(最大許容電流値)近傍の電流を印加することで該発光手段の輝度を最大値近傍まで高めればよい。
ところで,前記起動輝度制御手段及び前記映像信号輝度情報補正手段による制御は,前記バックライト装置が起動してから前記発光手段の温度が安定するまでの間だけ行えばよい。そのため,前記バックライト装置の起動から予め設定された設定時間が経過したことや,前記発光手段の温度が予め設定された設定温度に達したこと等を条件に,前記起動輝度制御手段及び前記映像信号輝度情報補正手段を無効にして,前記照明色検出手段により検出される照明色に基づいて前記バックライト装置の照明色が白色となるように前記輝度制御手段を制御するホワイトバランス制御手段を有効に切り替えることが考えられる。なお,前記発光手段の温度が上昇して安定した後で実行されるホワイトバランス制御では,前記バックライト装置の照明色を高い精度で白色に維持することができる。
本発明によれば,前記バックライト装置を起動するときに,前記発光手段の輝度が通常時よりも高くなり,該発光手段の温度の上昇が速くなるため,該発光手段を迅速に安定状態に移行させることができる。また,この場合には,前記バックライト装置のホワイトバランスがずれてしまうおそれがあるが,本発明によれば,そのホワイトバランスのずれを,前記映像信号に含まれた各色の輝度情報を補正して補うことが可能であるため,前記映像表示手段に表示される映像の色再現性の低下を防止することもできる。特に,前記バックライト装置の起動時に,複数の前記発光手段のいずれか一又は複数の輝度が最大値近傍となるように前記輝度制御手段を制御することで,その発光手段の温度を最も速く上昇させることができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るテレビジョン受像機X(映像表示装置の一例)の概略構成を示すブロック図,図2は前記テレビジョン受像機Xにおいて実行される起動制御処理の手順の一例を説明するためのフローチャート,図3は前記テレビジョン受像機Xの起動制御処理を説明するための図である。
まず,図1に示すブロック図を用いて,本発明の実施の形態に係るテレビジョン受像機X(映像表示装置の一例)の構成について説明する。なお,前記テレビジョン受像機Xは,本発明に係る映像表示装置の一例に過ぎず,例えばパソコンに接続される液晶モニタ等も本発明に係る映像表示装置に該当する。
図1に示すように,前記テレビジョン受像機Xは,チューナ1,映像処理部21,液晶表示装置22,バックライト装置24,バックライト駆動部25,照明色検出センサ26(照明色検出手段の一例),温度検出センサ27,音声処理回路3,スピーカ31,及び制御回路4などを具備して概略構成されている。また,前記テレビジョン受像機Xは,これら以外にも,一般的なテレビジョン受像機が有する構成要素(例えばリモコンなど)も備えている。
前記制御回路4は,演算手段であるMPU41,そのMPU41によって実行される制御プログラムが予め格納される記憶手段であるROM42(EPROM),MPU41が実行する処理によって書き込まれる設定情報を記憶するEEPROM43等を備え,当該テレビジョン受像機X全体を制御するものである。
前記チューナ1は,不図示の放送受信アンテナから映像信号や音声信号を含むテレビジョン放送信号などの放送情報を受信するものである。前記放送情報には,複数の放送局から放送された複数チャンネルのテレビジョン放送信号が含まれている。
前記チューナ1は,前記制御回路4から指示されたチャンネルのテレビジョン放送信号を抽出(選局)するとともに,該テレビジョン放送信号に含まれる音声信号を前記音声処理回路3へ伝送し,該テレビジョン放送信号に含まれる映像信号を前記映像処理部21へ伝送するものである。
前記音声処理回路3は,前記制御回路4からの指示に従って,前記チューナ1から伝送される音声信号に対してイコライズ処理や,サラウンド処理,増幅処理,減衰処理などの各種信号処理を行うものである。前記スピーカ31は,前記音声処理回路3から入力された音声信号に基づいて音声を出力する。
前記映像処理部21は,前記制御回路4からの指示に従って,前記チューナ1から伝送された映像信号に対して各種信号処理を行うものである。例えば,前記映像処理部21は,ガンマ補正やエッジ強調,ノイズ除去などの画質改善処理を行う。前記映像処理部21で各種信号処理が施された映像信号は,該映像処理部21から前記液晶表示装置22へ伝送される。また,前記映像処理部21では,後述する起動制御処理(図2のフローチャート参照)において,前記映像信号に含まれるRGB各色の輝度レベルを補正するための処理が行われる。
前記液晶表示装置22(映像表示手段の一例)は,液晶駆動部(LCDドライバ)231及び液晶表示パネル232を有している。前記液晶駆動部231は,前記映像処理部21から入力された映像信号に基づいて前記液晶表示パネル232に映像を表示させる。
前記バックライト装置24は,R(赤),G(緑),B(青)の異なる3色の光を発光する赤LED241,緑LED242,青LED243の3種類のLED(発光手段の一例)を有しており,前記液晶表示パネル232を背後から照明するものである。前記バックライト装置24には,前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243を一組とする発光部が複数配列されている。
前記バックライト駆動部25(輝度制御手段の一例)は,前記制御回路4からの指示に基づいて前記バックライト装置24の駆動の有無や,該バックライト装置24に設けられた前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243各々の輝度を個々に制御する。具体的には,不図示の電源装置から前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243各々に印加される電流を個別に制御することにより各々の輝度を制御する。
前記照明色検出センサ26は,前記バックライト装置24から前記液晶表示パネル232に照明される光の色を検出するものである。具体的には,前記バックライト装置24から照明される光に含まれたRGB各色の輝度が検出される。前記照明色検出センサ26による検出結果は,前記制御回路4に入力される。
前記温度検出センサ27は,サーミスタなどを有してなり,前記バックライト装置24の内部温度,即ち前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243の近傍温度を検出するものであって,該温度検出センサ27による検出結果は,前記制御回路4に入力される。
また,前記制御回路4は,前記照明色検出センサ26による検出結果に基づいて,前記バックライト装置24の照明色を白色に維持するように前記バックライト駆動部25を制御するホワイトバランス制御を実行するホワイトバランス制御機能を有している。具体的に,前記ホワイトバランス制御では,前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243各々の輝度が同一となるように該LED各々に印加する電流を制御することにより,前記バックライト装置24の照明色を白色に維持する。ここに,かかる制御を実行するときの前記制御回路4がホワイトバランス制御手段に相当する。
以下,前記テレビジョン受像機Xにおいて,前記ホワイトバランス制御機能によるホワイトバランス制御によって,前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243各々の輝度,即ち該LED各々に印加される電流が制御されている状態を通常時という。
ところで,既に述べたように,従来は,前記バックライト装置24の起動開始時においても,通常時と同様にホワイトバランス制御が行われていたため,前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243各々の温度上昇に時間がかかり,前記液晶表示パネル232に表示される映像の色再現性が低下する状態,即ち色ずれが生じている状態が長時間継続することが問題となっていた。
しかしながら,前記テレビジョン受像機Xでは,前記バックライト装置24の起動開始時に,前記制御回路4によって,前記ホワイトバランス制御ではなく後述の起動制御処理が実行されることにより,前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243各々の温度が迅速に上昇される。
以下,図2のフローチャートに従って,図3を参照しつつ,前記バックライト装置24の起動時に前記制御回路4によって実行される起動制御処理の手順の一例について説明する。なお,以下に示すS1,S2,…は,処理手順(ステップ)の識別記号を表す。
(ステップS1)
まず,ステップS1では,前記制御回路4によって,前記バックライト装置24を起動させる必要があるか否かが判断される。具体的には,前記テレビジョン受像機Xの電源入操作が不図示のリモコンに対して行われたか否か等によって判断される。なお,前記ステップS1は,前記テレビジョン受像機Xの電源入操作が不図示のリモコンによって行われるまで繰り返し実行される(S1のNo側)。
一方,前記テレビジョン受像機Xの電源入操作が不図示のリモコンによって行われ,前記制御回路4によって,前記バックライト装置24を起動させる必要があると判断されると(S1のYes側),処理はステップS2に移行する。
(ステップS2)
ステップS2では,前記制御回路4によって,前記バックライト駆動部25が制御されることにより,前記バックライト装置24が起動される。このとき,前記制御回路4は,前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243各々の輝度が最大値近傍となるように,前記バックライト駆動部25を制御する。ここに,かかる制御を実行するときの前記制御回路4が起動輝度制御手段に相当する。以下,かかる制御機能を起動輝度制御機能と称する。
具体的に,前記制御回路4は,図3(a)に示すように,前記バックライト装置24が起動されると(起動時間t1),各LEDに定格電流(最大許容電流)値近くの高い電流が印加されるように前記バックライト駆動部25を制御する。これにより,図3(b)に示すように,各LEDの輝度は最大値近くまで高められるため,LEDの温度が迅速に上昇することになる。したがって,前記テレビジョン受像機Xでは,前記バックライト装置24の起動時間t1から,LEDの温度が上昇して安定する安定時間t3までの時間を極力短縮させることができる。なお,ここでは,LEDの輝度を最大値近傍まで高める場合について説明したが,少なくとも前記バックライト装置24の通常時の輝度よりも高い輝度で発光させることによって,LEDの温度上昇を従来よりも速めることができる。
但し,前述したように,前記バックライト装置24の起動時に,前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243各々を最大輝度で発光させるためには,その起動時に前記ホワイトバランス制御機能を無効にしておく必要がある。そのため,前記バックライト装置24の照明色が,ホワイトバランスのずれによって有色化し,前記液晶表示パネル232に表示される映像の色再現性が低下する(色ずれが生じる)ことになる。
しかし,当該起動制御処理では,前記バックライト装置24の起動時間t1から安定時間t3までの間,下記のステップS3及びS4が実行されることにより,前記バックライト装置24の照明色のホワイトバランスのずれが補われる。
(ステップS3,S4)
まず,ステップS3では,前記制御回路4によって前記照明色検出センサ26が制御されることにより,該照明色検出センサ26によって前記バックライト装置24の照明色におけるRGB各色の成分の輝度が検出され,前記制御回路4に入力される。
そして,ステップS4では,前記制御回路4によって,前記照明色検出センサ26によって検出された前記バックライト装置24の照明色におけるRGB各色の成分の輝度に基づいて,前記チューナ1から入力された映像信号に含まれたRGB各色の輝度レベル(輝度情報の一例)を補正するための処理が実行される。具体的に,前記制御回路4は,前記映像処理部21を制御することにより,前記映像信号に含まれたRGB各色の輝度レベルを補正する。例えば,前記映像信号に含まれたRGB各色の映像信号の増幅率(ゲイン)を変更することにより輝度レベルを補正することが可能である。ここに,かかる処理を実行するときの前記制御回路4が映像信号輝度情報補正手段に相当する。以下,かかる処理機能を輝度レベル補正機能と称する。
具体的に,図3(b),(c)に示すように,前記バックライト装置24の照明色における赤色成分の輝度,即ち前記赤LED241の輝度が高い場合には,前記映像処理部21において,前記映像信号に含まれた赤色成分の輝度レベルを下げるように補正が行われる。その後,前記赤LED241の輝度が時間経過によって徐々に低下すると,それに伴って映像信号に含まれた赤色成分の輝度レベルが徐々に上げられる。なお,前記緑LED242及び前記青LED243についても同様である。
このように,前記テレビジョン受像機Xでは,前記バックライト装置24のホワイトバランスのずれによる前記液晶表示パネル232の表示映像の色再現性の低下が,前記映像信号における各色の輝度レベルの補正によって防止される。
なお,前記照明色検出センサ26が,RGB各色の輝度ではなく前記バックライト装置24の照明色だけを検出するものであって,前記制御回路4が,前記照明色検出センサ26によって検出された前記バックライト装置24の照明色に基づいて映像信号に含まれたRGB各色の輝度を示す輝度情報を補正する構成も他の実施例として考えられる。また,本実施の形態では,前記映像信号におけるRGB各々の輝度レベルを個々に調整する場合を例に説明したが,前記映像信号におけるRGBの輝度割合(ホワイトバランス)を調整することも他の実施例として考えられる。
その後,前記ステップS3及びS4の処理は,前記温度検出センサ27による検出温度,即ち前記バックライト装置24の内部温度が予め設定された設定温度に達したと,前記制御回路4によって判断されるまで継続される(ステップS5のNo側)。なお,前記バックライト装置24の起動から予め設定された設定時間が経過したと判断されるまで継続することも他の実施例として考えられる。ここに,前記設定温度や前記設定時間は,LEDの温度が上昇して安定状態に移行したことを判断するための指標であって,予め実験やシミュレーションによって導出すればよい。
そして,前記制御回路4によって,前記温度検出センサ27による検出温度が前記設定温度に達したと判断されると(S5のYes側),処理はステップS6に移行する。
ステップS6では,前記制御回路4によって,前記起動輝度制御機能及び前記輝度レベル補正機能が無効に,前記ホワイトバランス制御機能が有効に切り替えられる。ここに,かかる切替処理を実行するときの前記制御回路4が,制御切替手段に相当する。
これにより,前記制御回路4の前記ホワイトバランス制御機能による前記ホワイトバランス制御が開始され,前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243の輝度が同一になるように,該LED各々に印加する駆動電流が制御される(図3の安定時間t2以降)。このとき,各LEDの温度は,前記設定温度まで上昇して安定しているため,前記ホワイトバランス制御では,前記バックライト装置24のホワイトバランスを高い精度で調整することができる。
なお,前記テレビジョン受像機Xが,該テレビジョン受像機Xの外部の周辺照度を検出するセンサを有しており,該センサによって検出された照度に基づいて,前記バックライト装置24全体の照度を制御するものである場合には,前記ステップS1〜S5までの間は,その制御機能を無効化し,前記ステップS6における前記ホワイトバランス制御の開始と共に開始すればよい。
以上説明したように,前記テレビジョン受像機Xでは,前記バックライト装置24の起動時に,各LEDの輝度が通常時よりも高くなるように制御すると共に,前記バックライト装置24の照明色に基づいて映像信号に含まれた各色の輝度レベルを補正することにより,前記バックライト装置24の起動時間t1から安定時間t3までの時間を極力短縮することができ,且つ,その間の前記液晶表示パネル232の表示映像の色再現性の低下(色ずれ)を防止することができる。
なお,本実施の形態では,前記バックライト装置24の起動時に,前記赤LED241,前記緑LED242及び前記青LED243の輝度を通常時よりも高める場合について説明したが,これに限られず,例えば,図5(a)に示すように温度変化による輝度変化が大きい前記赤LED241だけの輝度を高めることも考えられる。この場合には,前記映像信号の赤色成分の輝度レベルだけを補正すればよい。
ここに,図4は本発明の実施例に係るテレビジョン受像機X1の起動制御処理の処理内容を説明するための図である。
前記実施の形態では,前記バックライト装置24が,発光手段として複数種類のLEDを有する構成について説明した。本実施例では,前記バックライト装置24が,発光手段として蛍光管の一種である白色のCCFL(冷陰極蛍光放電管)及び赤LEDを有する場合について説明する。なお,前記赤LEDは,前記CCFLに沿って多数配列されるものであって,該CCFLで不足する赤色の波長光を補って前記バックライト装置24の照明色の白色の純度を高めるためのものである。
本発明は,このように構成された前記バックライト装置24を有するテレビジョン受像機X1にも適用することが可能である。なお,前記テレビジョン受像機X1は,前記バックライト装置24を除く他の構成要素については,前記テレビジョン受像機X(図1参照)と同様であるため,その図示及び説明を省略する。
前記テレビジョン受像機X1では,前記バックライト装置24の起動時に,図4(a)に示すように前記赤LEDに印加される駆動電流を通常時よりも高めることによって,図4(b)に示すように前記赤LEDの輝度を通常時よりも高めるように制御する。これにより,前記赤LEDの温度上昇を速めて起動時間t1から安定時間t3までの時間を極力短縮することができる。但し,この場合,前記バックライト装置24の照明色の赤色成分の輝度が通常時よりも高くなり,前記バックライト装置24のホワイトバランスが崩れ,前記液晶表示パネル232の表示映像の色再現性が低下する。そのため,図4(c)に示すように,前記映像処理部21において映像信号に含まれた赤色成分の輝度レベルを補正する。
本発明の実施の形態に係るテレビジョン受像機(映像表装置の一例)の概略構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係るテレビジョン受像機において実行される起動制御処理の手順の一例を説明するためのフローチャート。 本発明の実施の形態に係るテレビジョン受像機の起動制御処理を説明するための図。 本発明の実施例に係るテレビジョン受像機の起動制御処理の処理内容を説明するための図。 LEDの特性を説明するための図。
符号の説明
1…チューナ
21…映像処理部
22…液晶表示装置
231…液晶駆動部
232…液晶表示パネル(映像表示手段の一例)
24…バックライト装置
241…赤LED(発光手段の一例)
242…緑LED(発光手段の一例)
243…青LED(発光手段の一例)
25…バックライト駆動部
3…音声処理回路
31…スピーカ
4…制御回路
X…テレビジョン受像機(映像表示装置の一例)
S1,S2,,,…処理手順(ステップ)番号

Claims (4)

  1. 入力された映像信号に基づいて映像を表示する映像表示手段と,異なる色を発光する複数の発光手段を有してなり,前記映像表示手段を背後から照明するバックライト装置と,前記発光手段各々の輝度を制御する輝度制御手段と,前記バックライト装置による照明色を検出する照明色検出手段と,を備えてなる映像表示装置であって,
    前記バックライト装置の起動時に,複数の前記発光手段のいずれか一又は複数の輝度が通常時よりも高くなるように前記輝度制御手段を制御する起動輝度制御手段と,
    前記照明色検出手段により検出される照明色に基づいて前記映像信号に含まれた各色の輝度情報を補正する映像信号輝度情報補正手段と,
    を備えてなることを特徴とする映像表示装置。
  2. 複数の前記発光手段に,発光ダイオード及び/又は蛍光管が含まれてなる請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記起動輝度制御手段が,複数の前記発光手段のいずれか一又は複数の輝度が最大値近傍となるように前記輝度制御手段を制御してなる請求項1又は2のいずれかに記載の映像表示装置。
  4. 前記照明色検出手段により検出される照明色に基づいて,前記バックライト装置の照明色が白色となるように前記輝度制御手段を制御するホワイトバランス制御手段と,
    前記バックライト装置の起動から予め設定された設定時間が経過したこと,或いは前記発光手段の温度が予め設定された設定温度に達したことを条件に,前記起動輝度制御手段及び前記映像信号輝度情報補正手段を無効に,前記ホワイトバランス制御手段を有効に切り替える制御切替手段と,
    を更に備えてなる請求項1〜3のいずれかに記載の映像表示装置。
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