JP2008203728A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶パネルの一部剥離を防ぎ、衝撃力に強い液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 ガラス基板11Aの延設部13と、バックライトユニット2との間に挿入されたスペーサ4では、ドライバチップ5に対向する位置に空隙が設けられている。この空隙により、機器に外力が加えられ、回路基板6やバックライトユニット2が撓んでも、その撓みの液晶パネル1やドライバチップ5への影響を低減することができる。この結果、液晶表示装置10の構造は、液晶パネル1の一部剥離がなく、衝撃力に対しても強いものとなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶層を駆動するICドライバが、ガラス基板上に実装されたCOG方式の液晶パネルを備える液晶表示装置に関する。
従来より、小型化が要求される機器に組み込まれる液晶表示装置として、COG方式の液晶パネルを備える液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
COG方式の液晶パネルを備える液晶表示装置では、その液晶パネルの裏側のガラス基板の一部が、表側のガラス基板や、それらを挟む2枚の偏光板に対して延設されており、その延設された端子部(延設部)には、液晶層を駆動するためのICドライバが実装されている。また、この端子部には、FPC(フレキシブルプリント配線板)の一端が圧着されており、FPCの他端は機器本体からの信号が伝送される回路基板に接続されている。このFPCを介して、端子部上のICドライバと回路基板とが電気的に接続されるようになる。
特許2987760号公報
一般的に、液晶パネルは回路基板の上方に配置されるため、一端がガラス基板に、他端が回路基板に接続されたFPCは、折り曲げられた状態で機器に組み込まれている。FPCは、折り曲げられると、内部に折り曲げ応力が発生し、それが折り曲げに対する反発力(復元力)となって現われる。この反発力は、FPCの一端が圧着されたガラス基板の延設部を中心とする液晶パネルの一部を浮き上がらせようとするため、その浮き上がりを防止すべく何等かの対策が必要となる。
また、COG方式の液晶表示装置が組み込まれる機器は、携帯電話機などの携帯機器であることが多い。このため、液晶表示装置としては、それが組み込まれた機器を落とした場合の衝撃に強いものであることが要求される。
このような衝撃に対応する方法としては、例えば、緩衝材を用いて液晶パネルを保護する方法が考えられる。しかしながら、この方法を用いた場合には、液晶パネルを固定する力が弱まって、装置全体の強度が低下するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、液晶パネルの一部の浮き上がりを防止することができるうえ、外部からの衝撃力に強い液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明においては、上記課題を解決するために、以下の手段を講じた。すなわち、基板と、前記基板上に固定されたバックライトユニットと、前記バックライトユニット上に搭載され、液晶層と、当該液晶層を挟む2枚のガラス基板と、当該2枚のガラス基板をさらに挟む2枚の偏光板とを有する液晶パネルであって、前記2枚のガラス基板のうちの裏側のガラス基板が、前記2枚の偏光板及び表側のガラス基板に対して延設された延設部を有し、当該延設部上であってその表側に、前記液晶層を駆動するドライバICが搭載されたCOG方式の液晶パネルと、前記液晶パネルと前記バックライトユニットとを接着するために、前記延設部と前記バックライトユニットとの間に挿入されたスペーサとを備え、前記裏側のガラス基板と前記スペーサとの間において、前記ドライバICの設置面の裏側に空隙が設けられている液晶表示装置とした。
この空隙を、スペーサに設けられた貫通穴又はザグリ部によって形成することとした。また、空隙に対応する延設部の領域が、ドライバICの設置領域よりも大きくした。さらに、バックライトユニットとスペーサを一体的に形成することとした。
上記液晶表示装置によれば、裏側のガラス基板の延設部とバックライトユニットとの間に、両者を接着するスペーサが挿入されている。このスペーサより、ガラス基板の延設部を中心とする液晶パネルの浮き上がりが防止される。また、裏側のガラス基板とスペーサとの間において、ドライバICの設置面の裏側に空隙が設けられている。このようにすれば、液晶表示装置に衝撃力が加えられ、その衝撃力により回路基板やバックライトユニットが激しく撓んだとしても、この空隙により、液晶パネルやドライバICに加えられる力を小さくすることができるので、液晶パネルのわれ、破損、欠けやドライバICの破損や剥離の発生が防止される。
本発明の液晶表示装置は、基板の端子部に設けられたドライバIC等の実装部品を有する液晶パネルと、この液晶パネルを固定するためのフレームと、基板端子部の裏面とフレームの間に設けられたスペーサを備えており、このスペーサに基板の裏面と接触する側に空隙を設けることにより、実装部品が設置された部位の基板の裏面とスペーサが接触しないように構成されている。ここで、空隙は、スペーサに貫通穴又はザグリ部を設けることによって形成されている。さらに、空隙の開口面積が、実装部品の設置領域よりも大きいこととした。さらに、フレームとスペーサを一体的に形成した。液晶パネルを照明するためにバックライトが設けられている構成ではバックライトフレームにスペーサを設けても良い。
以下、本発明の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。図1に、COG方式の液晶パネルを備える液晶表示装置の断面構成を示す。この断面図は、液晶表示装置10のY軸方向に関して略中心を切断したときの断面図である。図1に示すように、液晶表示装置10は、液晶パネル1と、バックライトユニット2と、両面テープ3と、スペーサ4と、ドライバチップ5と、回路基板6と、FPC7とを備えている。
液晶パネル1は、図示しない液晶層と、その液晶層を挟む2枚のガラス基板(11A、11B)とを有している。ガラス基板11Aは、−Z側、すなわち裏側のガラス基板であり、ガラス基板11Bは、+Z側、すなわち表側のガラス基板である。液晶パネル1は、液晶層とガラス基板(11A、11B)を挟む2枚の偏光板(12A、12B)をさらに有している。偏光板12Aは、裏側の偏光板であり、偏光板12Bは、表側の偏光板である。
ガラス基板11Aには、画素ごとに画素電極(透明電極)が設けられており、ガラス基板11Bには、画素間で共通の共通電極(透明電極)が設けられている。この画素電極と共通電極との間に印加される電圧によって、液晶パネル1の各画素におけるバックライトユニット2からの光の透過率が決定される。液晶表示装置10では、液晶パネル1の各画素の両電極間の電圧が不図示のコントローラによって後述するドライバチップ5を介して制御される。この結果、液晶パネル1の表側の表示面上に画像が表示されるようになる。
液晶パネル1は、COG方式の液晶パネルである。ガラス基板11Aは、ガラス基板11B、偏光板(12A、12B)に対して延設された延設部13を有している。この延設部13は、ガラス基板11Aと、ガラス基板11B等とが重なっていない領域であるともいえる。そして、この延設部13の表面側には、液晶層を駆動するためのドライバICとしてのドライバチップ5が設けられている。
バックライトユニット2は、フレーム21と、LEDチップ22と、導光板23と、各種光学フィルム24、25、26とを備えている。フレーム21には、LEDチップ22と、導光板23と、各種光学フィルム24〜26とが搭載される。LEDチップ22は、発光ダイオードを有し、液晶表示装置10の光源として発光ダイオードからの光を、導光板23に射出する。導光板23は、LEDチップ22からの光を、液晶パネル1へと導光する。各種光学フィルム24、25、26は、導光板23の表面や裏面に貼り付けられている。光学フィルム24は、導光板23により導かれた光を、液晶パネル1の方へ反射する反射フィルムであり、光学フィルム25、26は、導光板23により導かれた光を散乱させ、液晶パネル1を照明する光を均一化する光学フィルムである。以上の構成を有するバックライトユニット2は、液晶パネル1の全面をほぼ均一に照明する。
両面テープ3は、Z軸方向から見て形状が矩形枠状となっているテープである。両面テープ3は、液晶パネル1とバックライトユニット2との間に挿入され、両者の外周部同士を接着固定する。より具体的には、両面テープ3は、一方の面でバックライトユニット2の光学フィルム26の外周部と接着され、他方の面で液晶パネル1の偏光板12Aの外周部と接着されている。これにより、液晶パネル1と、バックライトユニット2とが、両面テープ3を介して接着固定されるようになる。なお、両面テープ3は、バックライトユニット2からの漏れ光を遮光する遮光テープとしての役割も果たしている。
回路基板6は、液晶表示装置10が組み込まれる機器(不図示)の本体から供給される電気的な信号を伝送するための伝送回路などが形成された基板である。バックライトユニット2は、両面テープ27により、回路基板6上に接着固定されている。回路基板6上の回路の一部と、バックライトユニット2のLEDチップ22とは、電気的に接続されており、その回路を介してLEDチップ22内の発光ダイオードを発光させるための電力が供給されている。
また、機器本体からの信号が伝送される回路基板6には、FPC7の一端が圧着されており、ガラス基板11Aの延設部13には、FPC7の他端が圧着されている。このFPC7を介して、延設部13上のドライバチップ5と、回路基板6上の駆動信号の伝送回路が電気的に接続されるようになり、回路基板6上の回路からドライバチップ5に、液晶パネル1の駆動信号が供給されるようになる。
液晶パネル1は回路基板6上に搭載されるため、ガラス基板11Aと回路基板6とに両端が圧着されたFPC7は、図1に示されるように、折り曲げられた状態で設置されるようになる。このような状態では、FPC7内に折り曲げ応力が発生し、それが折り曲げに対する反発力(復元力)となって外部に現れる。この結果、ガラス基板11Aの延設部13は、FPC7の反発力によって+Z方向への力を受けるようになる。そして、この力が強すぎると、延設部13を中心とする液晶パネル1の一部が、剥がれて浮き上がる現象が発生するおそれがある。
その対策として、液晶パネル1上のガラス基板11Aの延設部13と、バックライトユニット2との間に、スペーサ4が挿入されている。スペーサ4は、PET(ポリエチレンテレフタレート)材等からなる絶縁体であり、その厚みは、偏光板12Aの厚みとほぼ同じ(後述する両面テープを考慮して若干薄くなる程度)となっている。また、スペーサ4の上面には、例えば両面テープ3’が貼られており、スペーサ4の下面側には、両面テープ3が貼られている。これにより、ガラス基板11Aとバックライトユニット2とがこのスペーサ4を介して接着固定されるようになる。このように、スペーサ4を挿入すれば、液晶パネル1(特に、ガラス基板11Aの延設部13)とバックライトユニット2との間を接着固定する力をより強固なものとすることができるので、FPC7の反発力による延設部13周辺の液晶パネル1の一部の浮き上がりを防止することができる。
スペーサ4には、いわゆるザグリ部41が設けられている。ザグリ部41は、スペーサ4の表側の面のへこみ(凹部)である。このザグリ部41は、ドライバチップ5の真下(−Z側)、すなわち、ガラス基板11Aの延設部13における、ドライバチップ5が設置されている面の裏側に位置するように設けられている。
図2には、本実施形態に係る液晶表示装置10の一部の斜視図が示されている。図2においては、図面の錯綜を避けるために、両面テープ3、3’については図示が省略されている。図2に示されるように、バックライトユニット2のフレーム21にスペーサ4がはめ込まれ、そのスペーサ4の上に、液晶パネル1のガラス基板11Aの延設部13が搭載されるようになる。また、ドライバチップ5の形状は、Y軸方向を長手方向とする略直方体状となっている。スペーサ4のザグリ部41は、ドライバチップ5の形状にあわせて、ガラス基板11Aと、スペーサ4との間にY軸方向を長手方向とする直方体形状の空隙が形成されるような形状となっている。
液晶表示装置10が組み込まれる機器としては、携帯電話機などの携帯機器であることが多い。このため、液晶表示装置10は、それが組み込まれた携帯機器を落とした際の衝撃に強いものであることが要求される。このスペーサ4のサグリ部41によって形成される空隙は、このような衝撃を液晶パネル1やドライバチップ5に伝えないようにするために設けられている。例えば、液晶表示装置10に衝撃力が加えられ、その衝撃力により回路基板6やバックライトユニット2が激しく撓み、その内部に応力(ストレス)が発生したとしても、この空隙により、そのストレスの液晶パネル1への影響が緩和される。この結果、液晶パネル1やドライバチップ5に対する携帯機器の落下の衝撃の影響が低減され、液晶パネル1の割れ、破損、欠けやドライバICの破損や剥離の発生が防止されるようになる。
図3には、液晶表示装置10の上面図が示されている。図3には、液晶表示装置10の各部の寸法が示されている。図3に示されるように、バックライトユニット2のフレーム21の寸法は、例えば、縦(X軸方向)が例えば40mm程度で、横(Y軸方向)が例えば35mm程度の大きさとなっている。また、バックライトユニット2の導光板23、光学フィルム24〜26、液晶パネル1のガラス基板11A、11B、偏光板12A、12Bは、このフレーム21に収納可能なサイズに構成されている。
ここで、ガラス基板11Aの延設部13とスペーサ4のザグリ部41との間に形成される空隙に対応する延設部13上の領域を領域Aとする。また、延設部13におけるドライバチップ5の設置領域を領域Bとする。
図3に示されるように、表側(+Z側)から見ると、領域Aは、領域Bよりも大きくなっており、領域Bを完全に含んでいる。領域Aの大きさは、領域Bに対してある程度余裕(マージン)をもった大きさとなっている。
領域Bの寸法は、X軸方向の長さがdで、Y軸方向の長さがlとなっている。lは例えば16mmであり、dは例えば1.0mmである。これに対し、領域AのX軸方向の寸法は、領域Bのそれと比較して、+X方向にd1だけ大きくなっており、−X方向にd2だけ大きくなっている。d1は、例えば1.0mmであり、d2は、例えば1.0mmである。また、領域AのY軸方向の寸法は、領域Bのそれと比較して、+Y方向に、l1だけ大きくなっており、−Y方向にl2だけ大きくなっている。l1は、例えば1.5mmであり、l2は、例えば1.5mmである。
d1、d2、l1、l2は、スペーサ4の寸法公差や、スペーサ4のガラス基板11Aの延設部13上の設置誤差などを考慮して決定することができる。すなわち、スペーサ4の寸法に誤差があったり、スペーサ4の設置位置に誤差があったとしても、領域Bが、領域Aからはみ出さないように、d1、d2、l1、l2が設定されている。
d1、d2、l1、l2を大きくとり、ザグリ部41を大きくすればするほど、液晶表示装置10に加えられる衝撃力によって発生する回路基板6やバックライトユニット2の撓みに応じて、液晶パネル1やドライバチップ5に発生する内部応力を低減することが可能となり、液晶パネル1の割れ、破損、欠けや、ドライバチップ5の破損や剥離などの発生を防止することができるようになる。しかしながら、ザグリ部41を大きくすればするほど、ガラス基板11Aとスペーサ4との接着面積は小さくなるため、液晶パネル1とバックライトユニット2との間の接着力が減少する。
したがって、領域Aの大きさは、スペーサ4の寸法公差や設置誤差と、液晶パネル1とバックライトユニット2との間の十分な接着力が得られる接着面積との双方を考慮して決定されるようにするのが望ましい。
なお、ザグリ部41の深さに特に制限はないが、回路基板6やバックライトユニット2の撓んでも、スペーサ4のザグリ部41の底面と、ガラス基板11Aとが接触しない程度の深さとなっていればよい。
なお、本実施例では、図1〜図3において、液晶表示装置10が備えるドライバチップ5を1つだけ図示したが、実際の液晶表示装置では、ドライバチップ5は複数設けられている場合もある。また、ドライバチップは、ガラス基板11AのX軸端だけでなく、Y軸端にも設けられている場合もある。このような場合には、スペーサのザグリ部は、ドライバチップごとに設けられるようになる。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、ガラス基板11Aの延設部13と、バックライトユニット2との間にスペーサ4が挿入されている。これにより、ガラス基板11Aの延設部13を中心とする液晶パネル1の浮き上がりが防止される。また、ガラス基板11Aとスペーサ4との間では、ドライバチップ5の設置面の裏側に空隙が設けられている。このようにすれば、液晶表示装置10に対して外部から衝撃力が加えられ、その衝撃力により回路基板6やバックライトユニット2が激しく撓んだとしても、この空隙により、液晶パネル1やドライバチップ5に加えられる力を小さくすることができるので、液晶パネル1のわれ、破損、欠けやドライバチップ5の破損や剥離の発生が防止される。
また、本実施例によれば、ガラス基板11Aとバックライトユニット2との間に、緩衝材を挿入し、その緩衝材で両者を接着固定するよりも、液晶パネル1を強く固定することができるので、外部からの衝撃によっても故障が発生しにくい構造を有する液晶表示装置となる。
なお、本実施例では、空隙を形成するためにスペーサ4に設けられたザグリ部41はスペーサ4のコーナまで達しているが、ザグリ部41は、スペーサ4の上面に対して陥没した凹部であればよい。
また、このザグリ部41に代えて、スペーサ4にZ軸方向に貫通する貫通穴を設けるようにしてもよい。この貫通穴も、ドライバチップ5の設置位置の裏側に設ける必要があるのは勿論である。また、スペーサ4の形状を、Z軸方向から見て、U字状とするようにしてもよい。
要は、スペーサ4の形状が、ガラス基板11Aとスペーサ4との間において、ドライバチップ5の設置面の裏側に空隙が形成されるような形状となっていればよい。
また、ザグリ部41によって形成される領域Aの形状は、矩形である必要はないが、前述のとおり、寸法公差や設置誤差と、十分な接着力が得られる接着面積とを考慮して望ましい形状とする必要がある。
なお、バックライトユニット2とスペーサ4とは、例えば、樹脂成型等により、一体的に形成するようにしてもよい。このようにすれば、スペーサ4の製造工程を省略することができるようになるため、製造コストの削減が実現される。また、スペーサ4とバックライトユニット2との間を接着する両面テープを備える必要がなくなるため、その分の製造コストを削減することができる。
なお、バックライトユニット2と液晶パネル1とを固定するためには、両面テープ3を用いる必要はなく、例えば、液晶パネル1については、バックライトユニット2と接着材で固定したり、ねじ止めしたりするようにしてもよい。
上述したように、本実施形態に係る液晶表示装置10は、スペーサ4の形状のみが従来のものと異なるので、携帯機器などに設計変更や負担を強いることなく、液晶表示装置10をその機器に組み込むことができる。
なお、本発明者により、液晶表示装置10を組み込んだ携帯電話機について、自由落下試験などを行ったところ、ガラス基板11Aとスペーサ4との間に空隙を設けた場合、空隙を設けない場合と比較すると、ドライバチップ5のクラックの発生頻度が著しく低減することが確認された。
本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の構造を示す断面図である。 図1の液晶表示装置の構成を示す斜視図である。 図1の液晶表示装置の上面図である。
符号の説明
1 液晶パネル
2 バックライトユニット
3、3’ 両面テープ
4 スペーサ
5 ドライバチップ
6 回路基板
7 フレキシブルプリント配線板(FPC)
10 液晶表示装置
11A、11B ガラス基板
12A、12B 偏光板
21 フレーム
22 LEDチップ
23 導光板
24、25、26 光学フィルム
27 両面テープ
41 ザグリ部

Claims (4)

  1. 基板と、前記基板と対向するように対置される対向基板と、前記基板と前記対向基板の間に設けられた液晶層と、前記基板の表面上の端子部に設けられた実装部品を有する液晶パネルと、
    前記液晶パネルを固定するためのフレームと、
    前記端子部の基板の裏面と前記フレームの間に設けられたスペーサを備え、
    前記スペーサに前記基板の裏面と接触する側に空隙を設けることにより、前記実装部品が設置された部位の前記基板の裏面と前記スペーサが接触していない液晶表示装置。
  2. 前記空隙は、前記スペーサに設けられた貫通穴又はザグリ部によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記空隙の開口面積が、前記実装部品の設置領域よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記フレームと前記スペーサとが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
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