JP2008203020A - マイクロ分光分析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撥水性を有する薄膜の厚みの不均一やバラツキなどによって、スペクトル解析に支障をきたす問題や試料スポットの凝集位置精度を改善し測定精度を改善する。
【解決手段】
溶媒に試料を含ませた溶液の液滴を試料台面に滴下し、前記試料台上に針状突起物を設置し前記針状突起物を前記液滴に接触させる第1の工程と、前記液滴を前記針状突起物に接触させつつ溶媒を蒸発させて濃縮させて試料スポットを形成する第2の工程と、前記試料スポットに赤外線を照射し前記試料スポットを透過した赤外線を顕微赤外線分光光度分析する第3の工程によりマイクロ分光分析する。
【選択図】図2

Description

本発明は、マイクロ分光分析方法に関する。
マイクロ分光分析法は、微小かつ微量の有機物の定性分析に有効な手法であることが知られている。マイクロ分光分析法においては、測定される試料の厚さが重要であり、例えば、顕微フーリエ変換赤外分光光度計(顕微FTIR)を用いて定性分析を行う際、測定する試料の厚さが測定に適した厚みでなければ、正確なFTIRスペクトルを得ることができない。
そこで、例えば、特許文献1から4では、試料を含む溶液の液滴を凝集させて試料スポットを形成して、その試料スポットをマイクロ分光分析を行う方法が提案されている。これらの特許文献に記載された方法は、フッ素系樹脂の薄膜といった撥水性を有する薄膜を形成した基材の試料台上で行う。
以下に公知文献を記す。
特開平4−348256 特開平5−99813 特開平5−240785 特開2004−347335
しかし、上記特許文献に記載された方法は、撥水性を有する薄膜の厚みの不均一やバラツキなどによって、スペクトル解析に支障をきたす問題があった。また、液滴を凝集させて形成する試料スポット位置は撥水性を有する基材の上に滴下した液滴の滴下位置精度により定まる試料スポットの凝集位置精度が悪く、測定精度を悪くする問題があった。また、濃縮を行える液滴量が限定される問題があった。
本発明は、かかる事情を鑑見てなされたものであり、より具体的には、フッ素系樹脂の薄膜上といった撥水性を有する基材に限定されない基材を用い、その基材上で液滴を容易に凝集させ、かつ、液滴位置を一箇所に保持させ、凝集位置を一箇所に集中するよう制御する手段を開発し、液滴中の試料が微量であってもこれを高感度で分析することができるマイクロ分光分析を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、金属鏡面プレート、もしくは、赤外線透過プレートの試料台の面上に直接に、溶媒と試料を含む液滴を滴下し針状突起物をその液滴に接触させて液滴の位置を合わせて液滴を濃縮させ、試料スポットの形成位置を制御する。また、その液滴に液滴剥離性改善剤を加え、液滴の溶媒の蒸発・乾燥の際に液滴が試料台から剥離しつつ凝集して試料スポットが形成されるようにするマイクロ分光分析方法である。
すなわち、本発明は、溶媒に試料を含ませた溶液の液滴を試料台面に滴下し、前記試料台上に針状突起物を設置し前記針状突起物を前記液滴に接触させる第1の工程と、前記液滴を前記針状突起物に接触させつつ前記溶媒を蒸発させ濃縮させて試料スポットを形成する第2の工程と、前記試料スポットに赤外線を照射し前記試料スポットを透過した赤外線を顕微赤外線分光光度分析する第3の工程を有することを特徴とするマイクロ分光分析方
法である。
また、本発明は、上記第2の工程で用いる上記液滴に、上記溶媒に液滴剥離性改善剤を溶解させた前記液滴を用いることを特徴とする上記のマイクロ分光分析方法である。
また、本発明は、上記第2の工程において、上記試料台を加温することを特徴とする上記のマイクロ分光分析方法である。
また、本発明は、上記試料台が赤外線反射面を有することを特徴とする上記のマイクロ分光分析方法である。
また、本発明は、上記試料台が赤外線透過プレートであることを特徴とする上記のマイクロ分光分析方法である。
また、本発明は、上記試料台に対する上記針状突起物の位置を相対的に移動する位置合わせ機構を用いることを特徴とする上記のマイクロ分光分析方法である。
本発明のマイクロ分光分析方法によれば、試料台面に液滴を滴下し針状突起物を液滴に接しつつ液滴の溶媒を蒸発し乾燥させることで液滴を針状突起物の位置に合わせた一箇所に凝集させて試料スポットを形成することができるので、試料スポットの形成位置が制御でき、液滴を安定に保持しつつ速やかな乾燥処理を行える効果がある。また、顕微FTIRによる観測位置を容易に試料スポットの位置に合わせられる効果がある。更に、試料台の面上にフッ素系樹脂などの撥水性を有する薄膜を被覆しないので、試料台の製造コストを低減できるとともに、試料台の形成する薄膜の厚さのバラツキによる測定精度の低下の問題も解決できる効果がある。そのため、液滴中の試料が微量で試料スポットの寸法が微小であっても高感度で分析することができ測定時の再現性や感度を向上させることができる効果がある。
本発明の高感度検出方法について、実施の形態に沿って以下詳細に説明する。本発明は、試料台1上で溶媒と試料を含む液滴3を濃縮させて試料スポットを形成する際、針状突起物2を用いて試料スポットの形成位置を制御するマイクロ分光分析方法である。図1は、本発明マイクロ分光分析方法に好適に使用しうる一実施形態を示す概略説明図である。図1に示した試料台1は、ステンレス鋼あるいは銅板等の金属鏡面プレート、もしくは、シリコンプレート等の赤外線透過プレートから成る。その試料台1の上方に、針状突起物2を垂直に固定し、溶媒と測定対象となる試料を含む液滴3を試料台1の金属鏡面プレートあるいは赤外線透過プレートの面上に直接滴下する。この際、針状突起物2の下端を滴下した液滴3に接触させる。
針状突起物2は特に限定されるものではないが、赤外透過性の結晶が最適であり、液滴3の溶媒に溶解されない結晶を適宜選択することが好ましい。赤外透過性の結晶としては例えばKBr、NaCl、KCl、Si、Ge、ダイヤモンド、ZnSeなどが挙げられる。金属性の針であれば、溶媒によって侵食されない金属を選択することが好ましい。針状突起物2の固定方法としては溶接や半田などが挙げられるが、好ましくは、図2に示すように、針状突起物2を試料台1上に垂直に立てて保持部4で保持し、保持部4を試料台1に対して相対的に移動させる位置合わせ機構により針状突起物2を試料台1上を水平方向あるいは垂直方向に移動させて液滴3に位置を合わせられるようにする。
図2に示すように、試料台1に対する針状突起物2の垂直方向の移動により、針状突起
物2の高さを、液滴3の液面の高さに合わせて調整する。また、針状突起物2あるいは試料台1を水平方向に動かすことで、針状突起物2を、液滴3に接触させながら、試料台1に対して水平方向に相対的に動かすことによって、針状突起物2の位置に合わせて液滴3の濃縮スポットの形成位置を制御することができる。また、針状突起物2を試料台1と接触させないよう針状突起物高さを制御して移動させることで試料台1を傷つけることなく液滴3の濃縮スポットの形成位置を制御する。
液滴3を濃縮させて試料スポットを形成する際、試料台1は加温することが望ましい。加温によって、濃縮速度を速めることができ、温度を制御することによって試料スポットの再現性が良くなる効果がある。加温方法は特に限定されず、公知の方法を使用することができる。例えば、温度制御付のホットプレートを用いることができる。また、液滴3を濃縮させる際に、針状突起物2により液滴3の位置が固定されるため、液滴3の蒸発濃縮の加温の際に発生する気流等による外力が加わっても液滴3の位置を針状突起物2の位置に保持させる効果がある。これにより、加温によっても液滴3の溶媒の蒸発による濃縮・乾燥の過程で、液滴3が試料台1上で移動することが無くなり、速やかに液滴3を濃縮させることができる効果がある。また、液滴3の蒸発を速めるために、液滴3に気流を吹付けて乾燥させることも、針状突起物2の液滴3の保持効果により可能になり、液滴の濃縮速度を速めることができる効果がある。
液滴3には、液滴3の試料台1からの剥離性を良くするために、液滴3の試料台1への接触角を大きくし液滴3を好適に試料台1から剥離させる液滴剥離性改善剤を加え、その液滴3を濃縮するようにすることが望ましい。液滴3に試料台1からの剥離性を与える液滴剥離性改善剤としては、ポリジメチルシロキサン、トリアルコキシシラン類、ジアルコキシシラン類、フッ素化ポリマー等がある。液滴3の濃縮を行うために液滴3に加える液滴剥離性改善剤として特にポリジメチルシロキサンが望ましい。液滴3に液滴剥離性改善剤を加えることで、液滴3が濃縮する過程で液滴が濃縮しつつ一箇所に凝集し、広がりの小さい試料スポットが作成しやすくなる効果がある。ポリジメチルシロキサンの液滴剥離性改善剤は溶媒と試料を含む液滴3を濃縮させて試料スポットを形成する際、液滴3に予め溶解させておくか、ポリジメチルシロキサンを溶解させた溶媒を液滴3に添加したのち、濃縮を行って試料スポットを形成する。または、試料スポットを形成したのち、この試料スポットにポリジメチルシロキサンを溶解させた液滴3を滴下してふたたび濃縮を行って凝集させた試料スポットを形成させることも可能である。
液滴3に加える液滴剥離性改善剤は室温または加温したときに液状である必要がある。液滴剥離性改善剤は液滴3中に溶解または均一に懸濁していることが好ましく、室温または加温したときに液状の液滴剥離性改善剤を溶解する溶媒、例えば、液滴剥離性改善剤がポリジメチルシロキサンの場合は、クロロホルム、ヘキサン、トルエンなどを含む溶媒を用いることが望ましい。
形成された試料スポットに対して、マイクロ分光分析する方法は特に限定されず、公知の方法を使用することができる。例えば、ステンレス等の金属鏡面プレートから成る試料台1に試料スポットを形成した試料台1を顕微FTIRに設置し、赤外線光源からの光を試料スポットに集光し、試料スポットを透過した赤外線が試料台1で反射し、その反射した赤外線を顕微FTIRで検出して顕微反射スペクトルを得ることができる。なお、これ以外の試料台1も、例えばセラミックスあるいは有機樹脂の試料台1の表面に金属めっきあるいは多層反射膜などの赤外線反射面を有する試料台1も使用できる。また、他の実施形態として、試料台1にシリコンプレートから成る赤外線透過プレートを用い、その試料台1面上に試料スポットを形成する。そして、赤外線光源からの光を試料スポットに集光し、試料スポットを透過した赤外線を試料台1を透過させ、試料台1を透過した赤外線を顕微FTIRで検出して顕微透過スペクトルを得ることができる。
液滴剥離性改善剤としてポリジメチルシロキサンを用いた場合に、試料スポットの顕微FTIR測定の際には、液滴剥離性改善剤のポリジメチルシロキサンの顕微スペクトルを予め測定しておき、電算処理により、この顕微スペクトルを試料スポットの顕微スペクトルから引き算することで、液滴剥離性改善剤のポリジメチルシロキサンの吸収のスペクトル成分を相殺した顕微スペクトルを得るように構成する。
本実施形態では、試料台1の金属鏡面プレートやシリコンプレートの面上に、直接に液滴3を滴下して凝集して試料スポットを作成する。試料スポットが試料台1の面上に直接に形成されることにより、顕微FTIRの焦点を試料台1の面に直に合わせることで、試料スポットに顕微FTIRの焦点を合わせて測定が行える。そのため、試料スポットに焦点を正確に合わせることができ、測定精度を高くできる効果がある。また、微小な針状突起物2の針の位置に試料スポットの位置を合わせて形成することができるため、試料スポットの位置を顕微FTIRの観察位置に合わせて形成することができ、それにより顕微FTIRの観察位置を速やかに試料スポットに合わせることができる効果がある。
なお、本発明は、以上の実施形態に限定されるものでは無く、以下の実施形態も可能である。すなわち、試料台1上に設置した針状突起物2に液滴3を付着させて落下させて試料台1に液滴3を設置する機構を用いることができる。これにより、液滴3を針状突起物2の直下の試料台に設置するとともにその液滴に針状突起物2を接触させることができる。更に、その針状突起物2を複数、試料台1上に固定し、複数の針状突起物2の下に液滴3複数を設置し、それらの液滴3を同時に乾燥させて複数の試料スポットを同時に形成し、それらの試料スポットを顕微FTIRにより順次測定する実施形態も可能である。
以下、実施例により、本発明を具体的に説明する。
<実施例1>
クロロホルム10mリットルに、ポリスチレン樹脂を50μg溶解して溶液を作成した。この溶液をマイクロシリンジで10μリットル採取して、さらに、クロロホルム10mリットルに、ポリジメチルシロキサンの液滴剥離性改善剤を100μg溶解して作成した10μリットルの溶液を採取した。これを、50℃ホットプレート上に設置したシリコンプレートの試料台1に滴下して液滴3を得た。滴下と同時にステンレス製の直径100μmの針の針状突起物2を液滴面に接触するように調整配置した。クロロホルムの蒸発に伴い液滴3の径は小さくなり、針状突起物2の針先の径と液滴3の径がほぼ同じになるまで一箇所に凝集し、次に、針先から液滴3が外れ、針先の直径と同じ径の個所に凝集した試料スポットが形成された。こうして直径約100μmに凝集した試料スポットを顕微FTIR装置により顕微透過スペクトルを測定し、図3のようなスペクトルを得た。
<実施例2>
クロロホルム10mリットルに、ポリジメチルシロキサンの液滴剥離性改善剤を500μg溶解し、作成した溶液を10μリットル採取して、実施例1と同様に50℃ホットプレート上に設置したシリコンプレートの試料台1に液滴3を滴下して液滴3を得た。滴下と同時にステンレス製の直径100μmの針の針状突起物2を液滴面に接触するように調整配置した。クロロホルムの蒸発に伴い液滴3の径は小さくなり、針状突起物2の針先の径と液滴3の径がほぼ同じになると、針先から液滴が外れ、直径約200μmの試料スポットが形成された。顕微FTIR装置により顕微透過スペクトルを測定し、ポリジメチルシロキサンのスペクトルが得られた。次に、電算処理により、図3のスペクトルからポリジメチルシロキサンの吸収を相殺する計算を行い図4のスペクトルを得た。
<比較例1>
クロロホルム10mリットルに、ポリスチレン樹脂を50μg溶解して溶液を作成した。この溶液をマイクロシリンジで10μリットル採取して、これをシリコンプレートの試料台1に滴下し液滴3を得た。この際、シリコンプレートの試料台1を加温すると、液滴が激しく動いてしまい、プレートの側面にまで到達してしまう。そのため、試料台1は加温しないで時間をかけて液滴3を乾燥させた。クロロホルムの蒸発に伴い液滴3の径は小さくなり消失した。目視ではスポットは確認できなかったので、消失した付近を光学顕微鏡で観察したが、スポットは確認できなかった。
<比較例2>
クロロホルム10mリットルに、ポリスチレン樹脂を200μg溶解して実施例1、比較例1と比較して4倍の濃度のポリスチレン樹脂溶液を作成した。この溶液をマイクロシリンジで比較例1と同量の10μリットル採取して、これをシリコンプレートの試料台1に滴下して液滴3を得た。つまり、実施例1、比較例1と比較して4倍量のポリスチレン樹脂を滴下したことになる。この際、シリコンプレートの試料台1を加温すると、液滴が激しく動いてしまい、プレートの側面にまで到達してしまう。そのため、試料台1は加温しないで時間をかけて液滴3を乾燥させた。クロロホルムの蒸発に伴い液滴3の高さが低くなり、中央部に残る液滴3の径が小さくなり消失した。目視ではスポットは確認できなかったので、消失した付近を光学顕微鏡で観察したところ、直径が約10μm未満の無数の島状となった試料スポットが観察され、試料スポットは1個所には凝集されなかった事を確認した。形成され試料スポットを顕微FTIR装置にて顕微透過スペクトルを測定しところ、図5に示したように、成分の存在を示すスペクトルは得られなかった。
以上の実施例と比較例から、針状突起物2により液滴3を保持することができ、それにより、試料台1を加温しても液滴3が針状突起物2の位置に安定に保持される効果があった。また、液滴3の溶媒に液滴剥離性改善剤を溶解させた液滴3を試料台1の滴下して溶媒を蒸発・乾燥させることで液滴が乾燥途上で試料台1の面上に分散することなく針状突起物2の位置の一箇所に凝集させた試料スポットを形成することができる効果があった。
本発明のマイクロ分光分析方法に使用される一実施形態を示す概略説明図である。 本発明のマイクロ分光分析方法に使用される一実施形態を示す概略説明図である。 実施例1で作成した試料スポットの顕微FTIR装置を用いて測定を行った顕微透過スペクトルを示す図である。 実施例1で作成した試料スポットの顕微FTIR装置を用いて測定を行った顕微透過スペクトルから、電算処理により、ポリジメチルシロキサンから成る液滴剥離性改善剤の顕微透過スペクトルを引き算して得たスペクトルを示す図である。 比較例2で作成した試料スポットの顕微FTIR装置を用いて測定を行った顕微透過スペクトルを示す図である。
符号の説明
1 試料台
2 針状突起物
3 液滴
4 保持部

Claims (6)

  1. 溶媒に試料を含ませた溶液の液滴を試料台面に滴下し、前記試料台上に針状突起物を設置し前記針状突起物を前記液滴に接触させる第1の工程と、前記液滴を前記針状突起物に接触させつつ前記溶媒を蒸発させ濃縮させて試料スポットを形成する第2の工程と、前記試料スポットに赤外線を照射し前記試料スポットを透過した赤外線を顕微赤外線分光光度分析する第3の工程を有することを特徴とするマイクロ分光分析方法。
  2. 前記第2の工程で用いる前記液滴に、前記溶媒に液滴剥離性改善剤を溶解させた前記液滴を用いることを特徴とする請求項1記載のマイクロ分光分析方法。
  3. 前記第2の工程において、前記試料台を加温することを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロ分光分析方法。
  4. 前記試料台が赤外線反射面を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載のマイクロ分光分析方法。
  5. 前記試料台が赤外線透過プレートであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載のマイクロ分光分析方法。
  6. 前記試料台に対する前記針状突起物の位置を相対的に移動する位置合わせ機構を用いることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載のマイクロ分光分析方法。
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