JP2008202663A - 回転伝達装置 - Google Patents

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哲 山形
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Abstract

【課題】電磁クラッチによって2方向クラッチを制御する回転伝達装置において、軸方向荷重に対する剛性の向上を図ることである。
【解決手段】外輪1と内輪2間に2方向クラッチ10を組込み、その2方向クラッチ10に併設して、その2方向クラッチ10の係合および係合解除を制御する電磁クラッチ20を設ける。外輪1の閉塞端と内輪の対向面間にスラスト軸受6を組込み、内輪2に負荷される軸方向をそのスラスト軸受6で支持して、回転伝達装置の軸方向荷重に対する剛性の向上を図る。
【選択図】図2

Description

この発明は、動力の伝達経路上において、動力の伝達と遮断の切換えに用いられる回転伝達装置に関するものである。
FRベースの4輪駆動車において、補助駆動輪としての前輪に駆動力の伝達と遮断とを行う回転伝達装置として、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
上記特許文献1に記載された回転伝達装置においては、入力側部材に形成された大径部とその外側に設けられた外輪間に2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチに併設した電磁クラッチによって2方向クラッチの係合および係合解除を制御し、上記2方向クラッチの係合により入力側部材と外輪を結合して、入力側部材と外輪の相互間で回転トルクの伝達を行うようにしている。
ここで、2方向クラッチは、外輪の内周に円筒面を形成し、入力側部材の大径部の外周には上記円筒面との間で周方向の両端が狭小のくさび形空間を形成するカム面を設け、そのカム面と円筒面との間にローラからなる係合子を組込み、その係合子を保持する保持器と入力側部材の相対回転により係合子を円筒面およびカム面に係合させるようにしている。また、入力側部材と保持器との間にスイッチばねを組込み、そのスイッチばねにより、係合子が円筒面およびカム面に対して係合解除される中立位置に保持器を弾性保持している。
一方、電磁クラッチは、保持器の端面に形成された突片が挿入される係合孔を有し、その係合孔と上記突片の係合によって保持器に回り止めされ、かつ軸方向に移動自在に支持されたアーマチュアと、外輪に接続されてアーマチュアと軸方向で対向するロータと、そのロータと軸方向で対向する電磁石と、上記アーマチュアをロータから離反する方向に付勢する離反ばねとからなり、上記電磁石に対する通電により、ロータにアーマチュアを吸着し、外輪に結合されたアーマチュアと入力側部材の相対回転により係合子を円筒面およびカム面に係合させるようにしている。
特開2005−249003号公報
ところで、上記特許文献1に記載された回転伝達装置においては、外輪と入力側部材を相対的に回転自在に支持するラジアル軸受によって入力側部材に負荷される軸方向荷重(スラスト荷重)を支持する構成であるため、軸方向荷重に対する剛性が低く、はすば歯車のように回転によって軸力が発生する歯車が組込まれた動力伝達装置への組込みには耐久性の点で問題となり、その剛性を高める上において改善すべき点が残されていた。
この発明の課題は、電磁クラッチによって2方向クラッチを制御する上記のような回転伝達装置において、軸方向荷重に対する剛性の向上を図ることである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、閉塞端を有する外輪とその内側に組込まれた内輪とを相対的に回転自在に支持し、その外輪と内輪との間に、係合子およびその係合子を保持する保持器を有し、その保持器の回転制御により係合子を外輪と内輪の対向面に噛み込ませて外輪と内輪とを結合する2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチに併設して電磁クラッチを設け、その電磁クラッチにより保持器の回転を制御して2方向クラッチを係合および係合解除し、その2方向クラッチの係合によって内輪と外輪の相互間で回転トルクを伝達するようにした回転伝達装置において、前記外輪の閉塞端と内輪の対向面間に、内輪に負荷されるスラスト荷重を受けるスラスト軸受を組込んだ構成を採用したのである。
上記のように、外輪の閉塞端と内輪の対向面間にスラスト軸受を組込んだことにより、例えば、歯車から内輪に軸方向荷重が負荷された場合に、その軸方向荷重をスラスト軸受によって受けることができ、軸方向荷重に対する剛性の高い回転軸受装置を得ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1に示すように、外輪1の内側には内輪2が組込まれ、その内輪2内に挿通された入力軸3はセレーション4によって内輪2に回り止めされている。
外輪1は閉塞端を有し、その閉塞端部内に組込まれたラジアル軸受5は外輪1と内輪2を相対的に回転自在に支持している。また、外輪1の閉塞端と内輪2の対向面間には軸方向荷重を支持するスラスト軸受6が組込まれている。
外輪1と内輪2に形成された大径部2aとの間には2方向クラッチ10が組込まれている。図2および図3に示すように、2方向クラッチ10は、外輪1の内周に円筒面11を形成し、内輪2の大径部2aの外周には上記円筒面11との間で周方向の両端が狭小のくさび形空間を形成する平坦なカム面12を周方向に間隔をおいて設け、その各カム面12と円筒面11間にローラからなる係合子13を組込み、その係合子13を保持器14によって保持している。
また、内輪2の端部内に周方向の一部が切り離された円形のスイッチばね15を組込み、そのスイッチばね15の両端から外向きに形成された一対の押圧片15aを内輪2の端面に形成された切欠部16から保持器14の端部に設けられた切欠き17内に挿入して切欠部16および切欠き17の周方向で対向する側面を相反する方向に押圧し、その押圧によって係合子13が円筒面11およびカム面12に対して係合解除される中立位置に保持器14を弾性保持している。
図1に示すように、外輪1と保持器14の相互間には、上記2方向クラッチ10に併設してその2方向クラッチ10の係合および係合解除を制御する電磁クラッチ20が設けられている。
電磁クラッチ20は、保持器14の端面に対向配置されたアーマチュア21と、そのアーマチュア21と軸方向で対向するロータ22と、そのロータ22と軸方向で対向する電磁石23と、上記ロータ22から離反する方向にアーマチュア21を付勢する離反ばね24とからなる。
図1に示すように、アーマチュア21は係合孔25を有し、その係合孔25に保持器14の端面に形成された突片26が係合し、その突片26と係合孔25の係合によってアーマチュア21は保持器14に対して回り止めされ、かつ軸方向に移動自在とされている。
ロータ22は、ロータガイド27を介して外輪1に接続される。図2に示すように、ロータガイド27は、その一端部が外輪1の開口端部の外周に嵌合され、その内周には外輪1の開口端に連設された円筒部1aの端面に対する当接によってロータガイド27の嵌合量を規制する環状膨出部28が形成されている。
また、ロータガイド27には、環状膨出部28の上記外輪1と対向する面に複数の回り止め片29が形成され、各回り止め片29と上記円筒部1aの開口端面に設けられた切欠部30の嵌合によってロータガイド27は外輪1に対して回り止めされている。
円筒部1aの内径面には上記切欠部30を横切るようにして円周溝31が形成され、一方、回り止め片29の内径面にはその円周溝31に連続する抜止め溝32が設けられ、その抜止め溝32と円周溝31に跨るようにして取付けた止め輪33によってロータガイド27は外輪1に対して軸方向に非分離とされている。
図1に示すように、ロータ22は、外周および内周に円筒部22a,22bを有し、外周円筒部22aがロータガイド27の他端部内に嵌合され、その外周円筒部22aの開口端に形成された外向きの突片34とロータガイド27の他端部に形成された切欠き35の係合によってロータ22はロータガイド27に対して回り止めされている。
また、ロータ22は、ロータガイド27の他端部内に取付けられた止め輪36によってロータガイド27の他端から抜け出るのが防止されている。
電磁石23は、電磁コイル23aと、その電磁コイル23aを支持するコア23bとからなり、上記電磁コイル23aに通電すると、コア23b、ロータ22およびアーマチュア21に磁束が流れ、アーマチュア21に吸引力が付与されるようになっている。
実施の形態で示す回転伝達装置は上記の構造からなり、図1および図2は、電磁石23の電磁コイル23aに対する通電の遮断状態を示し、アーマチュア21はロータ22から離反して、そのロータ22との間にエアギャップが形成されている。また、2方向クラッチ10は係合解除状態とされている。このため、入力軸3と共に内輪2が回転してもその回転は外輪1に伝達されず、内輪2はフリー回転する。
内輪2の回転状態において、電磁石23の電磁コイル23aに通電すると、コア23b、ロータ22およびアーマチュア21間に磁束が流れ、アーマチュア21がロータ22に吸着される。
アーマチュア21の吸着により、その吸着面に作用する摩擦抵抗は保持器14の回転抵抗となるため、内輪2と保持器14が相対回転する。その相対回転により、係合子13が円筒面11およびカム面12に係合して、2方向クラッチ10は係合状態となり、内輪2の回転が外輪1に伝達される。また、内輪2と保持器14の相対回転により、スイッチばね15が弾性変形する。
このため、電磁コイル23aに対する通電を遮断すると、離反ばね24の押圧力によって、アーマチュア21がロータ22から離反すると共に、スイッチばね15の復元弾性により、保持器14が回転し、係合子13は円筒面11およびカム面12に対して係合解除される中立位置に戻され、2方向クラッチ10は係合解除状態とされて、内輪2から外輪1への回転伝達が遮断され、入力軸3および内輪2がフリー回転する。
2方向クラッチ10の係合解除によって内輪2がフリー回転する時、あるいは、2方向クラッチ10の係合によって内輪2から外輪1への回転トルクの伝達時に、入力軸3から内輪2に軸方向力が負荷されると、その軸方向力は外輪1の閉塞端と内輪2の対向面間に組込まれたスラスト軸受6で受けられる。
このように、内輪2に負荷される軸方向荷重をそのスラスト軸受6で支持することができるため、軸方向荷重に対する剛性の高い回転伝達装置を得ることができると共に、内輪2のフリー回転時の回転抵抗が小さく、トルク損失の少ない回転伝達装置を得ることができる。
この発明に係る回転伝達装置の実施の形態を示す縦断正面図 図1の上側部分を拡大して示す断面図 図1のIII−III線に沿った断面図
符号の説明
1 外輪
2 内輪
6 スラスト軸受
10 2方向クラッチ
11 円筒面
12 カム面
13 係合子
14 保持器
20 電磁クラッチ

Claims (1)

  1. 閉塞端を有する外輪とその内側に組込まれた内輪とを相対的に回転自在に支持し、その外輪と内輪との間に、係合子およびその係合子を保持する保持器を有し、その保持器の回転制御により係合子を外輪と内輪の対向面に噛み込ませて外輪と内輪とを結合する2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチに併設して電磁クラッチを設け、その電磁クラッチにより保持器の回転を制御して2方向クラッチを係合および係合解除し、その2方向クラッチの係合によって内輪と外輪の相互間で回転トルクを伝達するようにした回転伝達装置において、
    前記外輪の閉塞端と内輪の対向面間に、内輪に負荷されるスラスト荷重を受けるスラスト軸受を組込んだことを特徴とする回転伝達装置。
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