JP2008202627A - 回転伝達装置 - Google Patents

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Satoru Yamagata
哲 山形
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Abstract

【課題】電磁クラッチによって2方向クラッチを制御する回転伝達装置において、保持器の突片とアーマチュアの係合部の強度を高めて変形や破損を防止する。
【解決手段】外輪1と内輪2間に2方向クラッチ10を組込み、その2方向クラッチ10に併設して電磁クラッチ20を設ける。電磁クラッチ20を、保持器14の端面に形成された突片26が係合される係合孔25を有し、その係合孔25と突片26の係合によって保持器14に回り止めされ、かつ軸方向に移動自在とされたアーマチュア21と、アーマチュア21と軸方向で対向するロータ22と、通電によってロータ22にアーマチュア21を吸着させる電磁石23とで形成する。保持器14に形成された突片26を保持器14の肉厚より厚くして強度を高めると共に、その突片26と係合孔25の周方向の係合部での接触面積の増大により面圧を低下させて、係合部での変形や破損を防止する。
【選択図】図2

Description

この発明は、動力の伝達経路上において、動力の伝達と遮断の切換えに用いられる回転伝達装置に関するものである。
FRベースの4輪駆動車において、補助駆動輪としての前輪に駆動力の伝達と遮断とを行う回転伝達装置として、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
上記特許文献1に記載された回転伝達装置においては、入力側部材に形成された大径部とその外側に設けられた外輪間に2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチに併設した電磁クラッチによって2方向クラッチの係合および係合解除を制御し、上記2方向クラッチの係合により入力側部材と外輪を結合して、入力側部材と外輪の相互間で回転トルクの伝達を行うようにしている。
ここで、2方向クラッチは、外輪の内周に円筒面を形成し、入力側部材の大径部の外周には上記円筒面との間で周方向の両端が狭小のくさび形空間を形成するカム面を設け、そのカム面と円筒面との間にローラからなる係合子を組込み、その係合子を保持する保持器と入力側部材の相対回転により係合子を円筒面およびカム面に係合させるようにしている。また、入力側部材と保持器との間にスイッチばねを組込み、そのスイッチばねにより、係合子が円筒面およびカム面に対して係合解除される中立位置に保持器を弾性保持している。
一方、電磁クラッチは、保持器の端面に形成された突片が挿入される係合孔を有し、その係合孔と上記突片の係合によって保持器に回り止めされ、かつ軸方向に移動自在に支持されたアーマチュアと、外輪に接続されてアーマチュアと軸方向で対向するロータと、そのロータと軸方向で対向する電磁石と、上記アーマチュアをロータから離反する方向に付勢する離反ばねとからなり、上記電磁石に対する通電により、ロータにアーマチュアを吸着し、外輪に結合されたアーマチュアと入力側部材の相対回転により係合子を円筒面およびカム面に係合させるようにしている。
特開2005−249003号公報
ところで、上記特許文献1に記載された回転伝達装置においては、保持器の端面に設けられた突片が上記保持器の厚みと同一厚みであって比較的厚みが薄く、上記突片と係合孔の周方向の係合部における接触面積が小さいため、以下のような問題を生じる可能性がある。
すなわち、2方向クラッチの係合解除によって内輪がフリー回転する際、その内輪の回転はスイッチばねを介して保持器に伝達され、また、保持器の回転は係合孔と突片の周方向の係合部からアーマチュアに伝達され、上記係合部に回転トルクが負荷されることになる。
また、アーマチュアの回転状態において、電磁石の電磁コイルに対する通電によりロータにアーマチュアを吸着し、そのアーマチュアを急激に停止させると、係合孔と突片の周方向の係合部に比較的大きな衝撃力が負荷されることになる。
このように、係合孔と突片の周方向の係合部には、トルク伝達による負荷や衝撃力が繰り返し負荷されることになる。このとき、係合部での接触面積が小さいため、面圧が高く、係合孔と突片の周方向の係合部が変形したり、突片が破損する可能性がある。
この発明の課題は、電磁クラッチによって2方向クラッチを制御する上記のような回転伝達装置において、保持器の端面に形成した突片とアーマチュアの係合孔の周方向の係合部の強度を高めて変形や破損を防止することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、外輪とその内側に組込まれた内輪との間に、係合子およびその係合子を保持する保持器を有し、その保持器の回転制御により係合子を外輪と内輪の対向面に噛み込ませて外輪と内輪とを結合する2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチに併設して、その2方向クラッチの係合および係合解除を制御する電磁クラッチを設け、その電磁クラッチが、係合孔を有し、その係合孔と前記保持器の端面に形成された突片の係合により保持器に対して回り止めされ、かつ軸方向に移動自在に支持されたアーマチュアと、前記外輪の開口端部に接続されたロータガイド内に組込まれてアーマチュアと軸方向で対向するロータと、そのロータと軸方向で対向し、通電によってロータにアーマチュアを吸着させる電磁石とからなる回転伝達装置において、前記突片を保持器の厚みより厚肉とし、前記アーマチュアに形成された係合孔をその突片がほぼぴったりと嵌り合う大きさとした構成を採用したのである。
上記のように、保持器の端面に形成した突片の厚みを保持器の肉厚より厚肉とすることにより、突片の強度が向上するだけでなく、上記突片とアーマチュアの係合孔の周方向の係合部での接触面積の増大によって面圧が低下するため、係合部での変形や破損の防止に効果を挙げることができる。
また、係合孔を突片がほぼぴったりと嵌り合う大きさとしたことによって、アーマチュアの径方向のガタツキを防止し、異音の発生を抑制することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1に示すように、外輪1の内側には内輪2が組込まれ、その外輪1と内輪2は軸受3によって相対的に回転自在に支持されている。
内輪2の内側には入力軸4が挿入され、その入力軸4と内輪2はセレーション5により回り止めされて、入力軸4と内輪2が一体に回転するようになっている。
外輪1と内輪2に形成された大径部2aとの間には2方向クラッチ10が組込まれている。図1および図3に示すように、2方向クラッチ10は、外輪1の内周に円筒面11を形成し、内輪2の大径部2aの外周には上記円筒面11との間で周方向の両端が狭小のくさび形空間を形成する平坦なカム面12を周方向に間隔をおいて設け、その各カム面12と円筒面11間にローラからなる係合子13を組込み、その係合子13を保持器14によって保持している。
また、内輪2の端部内に周方向の一部が切り離された円形のスイッチばね15を組込み、そのスイッチばね15の両端から外向きに形成された一対の押圧片15aを内輪2の端面に形成された切欠部16から保持器14の端部に設けられた切欠き17内に挿入して切欠部16および切欠き17の周方向で対向する側面を相反する方向に押圧し、その押圧によって係合子13が円筒面11およびカム面12に対して係合解除される中立位置に保持器14を弾性保持している。
図1に示すように、外輪1と保持器14の相互間には、上記2方向クラッチ10に併設してその2方向クラッチ10の係合および係合解除を制御する電磁クラッチ20が設けられている。
電磁クラッチ20は、保持器14の端面に対向配置されたアーマチュア21と、そのアーマチュア21と軸方向で対向するロータ22と、そのロータ22と軸方向で対向する電磁石23と、上記ロータ22から離反する方向にアーマチュア21を付勢する離反ばね24とからなる。
図4および図5に示すように、アーマチュア21には一対の係合孔25が周方向に180°の間隔を置いて形成され、各係合孔25に保持器14の端面に形成された突片26が係合し、その突片26と係合孔25の係合によってアーマチュア21は保持器14に対して回り止めされ、かつ軸方向に移動自在とされている。
ここで、突片26は、保持器14の肉厚より厚くなっており、一方、アーマチュア21に形成された係合孔25はその突片26がほぼぴったりと嵌る大きさとされている。
ロータ22は、ロータガイド27を介して外輪1に接続される。図2に示すように、ロータガイド27は、その一端部が外輪1の開口端部の外周に嵌合され、その内周には外輪1の開口端に連設された円筒部1aの端面に対する当接によってロータガイド27の嵌合量を規制する環状膨出部28が形成されている。
また、ロータガイド27には、環状膨出部28の上記外輪1と対向する面に複数の回り止め片29が形成され、各回り止め片29と上記円筒部1aの開口端面に設けられた切欠部30の嵌合によってロータガイド27は外輪1に対して回り止めされている。
円筒部1aの内径面には上記切欠部30を横切るようにして円周溝31が形成され、一方、回り止め片29の内径面にはその円周溝31に連続する抜止め溝32が設けられ、その抜止め溝32と円周溝31に跨るようにして取付けた止め輪33によってロータガイド27は外輪1に対して軸方向に非分離とされている。
図1に示すように、ロータ22は、外周および内周に円筒部22a,22bを有し、外周円筒部22aがロータガイド27の他端部内に嵌合され、その外周円筒部22aの開口端に形成された外向きの突片35とロータガイド27の他端部に形成された切欠き36の係合によってロータ22はロータガイド27に対して回り止めされている。
また、ロータ22は、ロータガイド27の他端部内に取付けられた止め輪37によってロータガイド27の他端から抜け出るのが防止されている。
電磁石23は、電磁コイル23aと、その電磁コイル23aを支持するコア23bとからなり、上記電磁コイル23aに通電すると、コア23b、ロータ22およびアーマチュア21に磁束が流れ、アーマチュア21に吸引力が付与されるようになっている。
実施の形態で示す回転伝達装置は上記の構造からなり、図1および図2は、電磁石23の電磁コイル23aに対する通電の遮断状態を示し、アーマチュア21はロータ22から離反して、そのロータ22との間にエアギャップが形成されている。また、2方向クラッチ10は係合解除状態とされている。このため、内輪2が回転してもその回転は外輪1に伝達されず、内輪2はフリー回転する。
内輪2の回転状態において、電磁石23の電磁コイル23aに通電すると、コア23b、ロータ22およびアーマチュア21間に磁束が流れ、アーマチュア21がロータ22に吸着される。
アーマチュア21の吸着により、その吸着面に作用する摩擦抵抗は保持器14の回転抵抗となるため、内輪2と保持器14が相対回転する。その相対回転により、係合子13が円筒面11およびカム面12に係合して、2方向クラッチ10は係合状態となり、内輪2の回転が外輪1に伝達される。また、内輪2と保持器14の相対回転により、スイッチばね15が弾性変形する。
このため、電磁コイル23aに対する通電を遮断すると、離反ばね24の押圧力によって、アーマチュア21がロータ22から離反すると共に、スイッチばね15の復元弾性により、保持器14が回転し、係合子13は円筒面11およびカム面12に対して係合解除される中立位置に戻され、2方向クラッチ10は係合解除状態とされて、内輪2から外輪1への回転伝達が遮断される。
2方向クラッチ10の係合解除によって内輪2がフリー回転する時、その内輪2の回転はスイッチばね15を介して保持器14に伝達され、また、保持器14の回転は係合孔25と突片26の周方向の係合部からアーマチュア21に伝達され、上記係合孔25と突片26の係合部に回転トルクが負荷されることになる。
また、アーマチュア21の回転状態において、電磁石23の電磁コイル23aに対する通電によりロータ22にアーマチュア21を吸着し、そのアーマチュア21を急激に停止させると、係合孔25と突片26の周方向の係合部に比較的大きな衝撃力が負荷されることになる。
このように、係合孔25と突片26の周方向の係合部には、トルク伝達による負荷や衝撃力が繰り返し負荷されることになる。このとき、突片26は保持器14の肉厚より厚肉とされているため、突片26の強度は高く、また、突片26とアーマチュア21の係合孔25の周方向の係合部での接触面積は保持器の肉厚と同一の厚みとされた突片に比較して広く、その接触面積が広くなった分、面圧が低下することになり、係合部で変形や破損を生じるようなことはない。
また、係合孔25は突片26がほぼぴったりと嵌り合う大きさとされているため、アーマチュア21は径方向にガタついて異音を発生させるようなことはない。
この発明に係る回転伝達装置の実施の形態を示す縦断正面図 外輪、ロータガイドおよびロータの接続部を示す拡大断面図 図1のIII−III線に沿った断面図 図1のIV−IV線に沿った断面図 保持器とアーマチュアを示す分解斜視図
符号の説明
1 外輪
2 内輪
10 2方向クラッチ
11 円筒面
12 カム面
13 係合子
14 保持器
20 電磁クラッチ
21 アーマチュア
22 ロータ
23 電磁石
25 係合孔
26 突片
27 ロータガイド

Claims (1)

  1. 外輪とその内側に組込まれた内輪との間に、係合子およびその係合子を保持する保持器を有し、その保持器の回転制御により係合子を外輪と内輪の対向面に噛み込ませて外輪と内輪とを結合する2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチに併設して、その2方向クラッチの係合および係合解除を制御する電磁クラッチを設け、その電磁クラッチが、係合孔を有し、その係合孔と前記保持器の端面に形成された突片の係合により保持器に対して回り止めされ、かつ軸方向に移動自在に支持されたアーマチュアと、前記外輪の開口端部に接続されたロータガイド内に組込まれてアーマチュアと軸方向で対向するロータと、そのロータと軸方向で対向し、通電によってロータにアーマチュアを吸着させる電磁石とからなる回転伝達装置において、
    前記突片を保持器の厚みより厚肉とし、前記アーマチュアに形成された係合孔をその突片がほぼぴったりと嵌り合う大きさとしたことを特徴とする回転伝達装置。
JP2007036559A 2006-12-13 2007-02-16 回転伝達装置 Pending JP2008202627A (ja)

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