JP2008202575A - 立軸ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】中間軸継手と中間軸受を一体化することで、これらを構成する部品点数の削減が図れる立軸ポンプを提供する。
【解決手段】中間軸継手3によって接続された上部軸1と下部軸2によってポンプの羽根車10とモータ或いは変速装置20の間を連結する。中間軸継手3の外周面形状を円筒形状にするとともに、中間軸継手3の外周部分に中間軸受4を設けることで、中間軸受4の軸スリーブを中間軸継手3に兼用させる。これによって部品点数を削減できる上に、両機能を損なうことなく従来通りのポンプ運転が行える。
【選択図】図2
【解決手段】中間軸継手3によって接続された上部軸1と下部軸2によってポンプの羽根車10とモータ或いは変速装置20の間を連結する。中間軸継手3の外周面形状を円筒形状にするとともに、中間軸継手3の外周部分に中間軸受4を設けることで、中間軸受4の軸スリーブを中間軸継手3に兼用させる。これによって部品点数を削減できる上に、両機能を損なうことなく従来通りのポンプ運転が行える。
【選択図】図2
Description
本発明は、立軸ポンプに関するものである。
ポンプ床上にあるモータ(駆動手段)から、ポンプ床下に没水している羽根車までの間の縦方向の長さが長い立軸ポンプにおいては、複数の軸を軸継手で接続することでモータ動力を羽根車に伝達している。また前記接続した複数の軸の中間位置には、中間軸受を設けることでこれを軸支している(例えば特許文献1の図1参照)。
図3はこの種の従来の立軸ポンプの下部の部分を示す要部概略断面図である。同図に示すように、立軸ポンプは、ケーシング13内の下部に羽根車10を設置し、上部軸1と下部軸2によってその上部に設置した図示しないモータ(駆動手段)に接続し、モータを駆動することで羽根車10を回転するように構成されている。
上部軸1と下部軸2とは、円筒型の中間軸継手3によって接続されている。即ち上部軸1と下部軸2の軸端部においては、動力は中間軸継手3内に取り付けたキー5により伝達され、軸方向の荷重は中間軸継手3の両端に取り付けたディスタンスピース6により伝達される。このディスタンスピース6は軸の回転によっても分離することのないように、円筒型の中間軸継手3にボルトによって固定されている。
また前記中間軸継手3の下側の下部軸2には、耐磨耗性に優れた軸スリーブ7が挿入され固定されており、この軸スリーブ7の周囲に中間軸受(水中軸受)4を取り付けることでこれを軸支している。なお同図において11は下部軸2の下側部分を軸支する下部軸受である。
ところで中間軸継手3は、ポンプを組み立て易いように、中間軸受4の上部に設置されている。このように構成するのは、ポンプの組み立てに際し、下部軸受11と中間軸受4の2軸受に支えられた下部軸2に、上部軸1を接続することとなるので、その接続が容易になるからである。もし中間軸受4の下部に中間軸継手3を位置させると、下部軸受11のみに下部軸2が支えられている状態で上部軸1を接続することとなるため、下部軸受11の上端が定まらず、その接続が容易でないためである。
しかしながら従来は、以上のように中間軸継手3と中間軸受4の位置が別々になっていたので、それぞれ独立してそれらを構成する部品が必要になり、部品点数の削減が図れないという問題点があった。
特開2003−293977号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、中間軸継手と中間軸受を一体化することで、これらを構成する部品点数の削減が図れる立軸ポンプを提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、軸継手によって接続された複数本の軸によってポンプの羽根車と駆動手段の間を連結するとともに、前記接続した複数の軸の中間位置を中間軸受で軸支してなる立軸ポンプにおいて、前記軸継手の外周面形状を円筒形状にするとともに、その軸継手の外周部分に前記中間軸受を設けたことを特徴とする立軸ポンプにある。これによって軸継手に中間軸受のジャーナル作用を行わせる。
請求項1に記載の発明によれば、中間軸継手の外周部分に中間軸受を設けたので、中間軸受の軸スリーブを中間軸継手に兼用させることができ、部品点数を削減できる上、両機能を損なうことなく従来どおりのポンプ運転が行える。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の1実施形態を適用した立軸ポンプ30の全体概略断面図である。また図2は立軸ポンプ30の下部の部分を拡大して示す要部概略断面図である。図1に示すように立軸ポンプ30は、吐出曲胴131と吊下げ管133と案内翼胴135と吸込ベル137とを有してなるケーシング(ポンプ胴体)13の内部に、上部軸1と下部軸2を中間軸継手3によって堅密に且つ同軸芯に固定してなるポンプ軸(主軸)15を通し、ポンプ軸15の下部に羽根車10を固定し、一方ポンプ軸15の上部にモータ或いは変速装置(駆動手段)20を取り付けて構成されている。上部軸1と下部軸2とからなるポンプ軸15はケーシング13内の下部軸受11と、中間軸受4と、ケーシング13外部(吐出曲胴131の上部)の外部軸受25とによって支えられている。そしてモータ或いは変速装置20によりポンプ軸15を介して羽根車10に動力を伝えて回転駆動すると、吸込ベル137から水が吸い込まれて揚水され、その水はケーシング13内を通って上部へ流れ、吐出曲胴131から図示しない吐出配管へと吐出される。
図1は本発明の1実施形態を適用した立軸ポンプ30の全体概略断面図である。また図2は立軸ポンプ30の下部の部分を拡大して示す要部概略断面図である。図1に示すように立軸ポンプ30は、吐出曲胴131と吊下げ管133と案内翼胴135と吸込ベル137とを有してなるケーシング(ポンプ胴体)13の内部に、上部軸1と下部軸2を中間軸継手3によって堅密に且つ同軸芯に固定してなるポンプ軸(主軸)15を通し、ポンプ軸15の下部に羽根車10を固定し、一方ポンプ軸15の上部にモータ或いは変速装置(駆動手段)20を取り付けて構成されている。上部軸1と下部軸2とからなるポンプ軸15はケーシング13内の下部軸受11と、中間軸受4と、ケーシング13外部(吐出曲胴131の上部)の外部軸受25とによって支えられている。そしてモータ或いは変速装置20によりポンプ軸15を介して羽根車10に動力を伝えて回転駆動すると、吸込ベル137から水が吸い込まれて揚水され、その水はケーシング13内を通って上部へ流れ、吐出曲胴131から図示しない吐出配管へと吐出される。
ここで図2に示すように、上部軸1と下部軸2とは、円筒型の中間軸継手3によって接続されている。即ち上部軸1と下部軸2の軸端部においては、動力は中間軸継手3内に取り付けたキー5により伝達され、軸方向の荷重は中間軸継手3の両端に取り付けたディスタンスピース6により伝達される。このディスタンスピース6は軸の回転によっても分離することのないように、円筒型の中間軸継手3にボルトによって固定されている。
そして本実施形態の場合、上部軸1と下部軸2とを接続する中間軸継手3の外周部分に中間軸受(水中軸受)4を取り付けている。即ち前述のように上部軸1と下部軸2とは、円筒型の中間軸継手3によって接続されているが、外周面形状が円筒型の中間軸継手3の外周部分に中間軸受4を設けることで、前記図3に示す軸スリーブ7を省略している。言いかえれば中間軸継手3の外周部に軸スリーブ7の機能を兼用させている。
中間軸継手3の材質と外周面の表面粗さは、前記図3に示す軸スリーブ7のそれと同じにしておくことが好ましい。即ち、中間軸受4の材質としてゴムや樹脂を用いた場合は、中間軸継手3の材質として例えばステンレスを用い、その外周面を滑らかにする。
このように構成した立軸ポンプ30の場合、中間軸受4の位置において、上部軸1と下部軸2とを中間軸継手3により接続することになるが、この部分の構造は簡単であるため、従来より若干の組立時間の延長になる程度で済む。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では複数本の軸として上部軸1と下部軸2の2本の軸を示したが、3本以上の軸を複数の軸継手によって接続した場合でも同様に本発明を適用できる。その場合、中間軸受は複数の軸継手の何れかの軸継手の外周部分のみに設置しても良い。
また上記実施形態に用いた立軸ポンプ30は、モータ或いは変速装置20が設置される床と、ケーシング13等からなるポンプ本体が設置される床とを分けた二床式としたが、本発明はモータ或いは変速装置20をケーシング13の上部に直接載置してなる一床式の立軸ポンプにも同様に適用できる。また上記実施形態では扱う液体を水として説明したが、他の各種液体にも同様に適用することができることはいうまでもない。
30 立軸ポンプ
1 上部軸(軸)
2 下部軸(軸)
3 中間軸継手(軸継手)
4 中間軸受
5 キー
6 ディスタンスピース
10 羽根車
11 下部軸受
13 ケーシング
15 ポンプ軸
20 モータ或いは変速装置(駆動手段)
25 外部軸受
1 上部軸(軸)
2 下部軸(軸)
3 中間軸継手(軸継手)
4 中間軸受
5 キー
6 ディスタンスピース
10 羽根車
11 下部軸受
13 ケーシング
15 ポンプ軸
20 モータ或いは変速装置(駆動手段)
25 外部軸受
Claims (1)
- 軸継手によって接続された複数本の軸によってポンプの羽根車と駆動手段の間を連結するとともに、前記接続した複数の軸の中間位置を中間軸受で軸支してなる立軸ポンプにおいて、
前記軸継手の外周面形状を円筒形状にするとともに、その軸継手の外周部分に前記中間軸受を設けたことを特徴とする立軸ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007042390A JP2008202575A (ja) | 2007-02-22 | 2007-02-22 | 立軸ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007042390A JP2008202575A (ja) | 2007-02-22 | 2007-02-22 | 立軸ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008202575A true JP2008202575A (ja) | 2008-09-04 |
Family
ID=39780320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007042390A Pending JP2008202575A (ja) | 2007-02-22 | 2007-02-22 | 立軸ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008202575A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101048533B1 (ko) * | 2009-05-11 | 2011-07-11 | 현대중공업 주식회사 | 액화가스 화물 운반선의 화물 이송펌프 컬럼 |
JP2017096119A (ja) * | 2015-11-19 | 2017-06-01 | 株式会社川本製作所 | 複合ポンプ |
US11391940B2 (en) | 2017-03-31 | 2022-07-19 | Ebara Corporation | Industrial endoscope, observation method, observation device, underwater machine, pump inspection system, underwater robot control system, and underwater robot control method |
-
2007
- 2007-02-22 JP JP2007042390A patent/JP2008202575A/ja active Pending
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