JP2008202221A - 作業負荷判定方法および作業負荷判定システム - Google Patents
作業負荷判定方法および作業負荷判定システム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】エンジン出力と関連する信号の大きさと出現頻度との関係を表わす頻度分布情報を機体11の一定時間稼働ごとに生成する動態管理用コントローラ24と、複数の頻度分布情報を受信して蓄積する管理部15と、管理部15から入手した複数の頻度分布情報を時系列に並べて標準の頻度分布と比較することで作業負荷の程度を判定する端末機器17,19とによって、作業負荷判定システムを構成する。一定時間稼働ごとに生成する頻度分布情報を時系列に並べて標準の頻度分布と比較することで作業負荷の程度を判定するので、単なる稼働時間の累積値のみでは得られない作業機械ごとの稼働実績を容易に評価できる。
【選択図】図1
Description
アクセルダイヤル21ADが、最高のNo.10に設定されている場合は、エンジン回転数が目標回転数に達するように、ポンプ出力を制御するパワーシフト圧を自動的に変化させ、エンジン22にかかる負荷を変動させる制御を行なっている。そこで、アクセルダイヤル21ADをNo.10に設定し、パワーシフト圧の変化を頻度分析することでエンジン22にかかる作業負荷の変動状況を判断できることから、パワーシフト圧センサ29psによりパワーシフト圧を検出する。
機体11に搭載された稼働データ保存機能および無線通信機能を有する動態管理用コントローラ24は、このパワーシフト圧の大きさと出現頻度との関係を表わすパワーシフト圧頻度分布情報を、図3に示されるように機体11の一定時間稼働ごとに作成し、動態管理用コントローラ24の無線通信機能により管理部15に送信する。
管理部15は、受信した複数のパワーシフト圧頻度分布情報を蓄積するので、販売店サービスマンなどは、社内端末機器19などにより、図4に示されるように複数のパワーシフト圧頻度分布情報を時系列に並べて、標準の頻度分布情報Aと、対比する頻度分布情報Bとを比較する。
販売店サービスマンなどは、複数のパワーシフト圧頻度分布情報間の変動状態を見て、あるいは社内端末機器19などは、複数のパワーシフト圧頻度分布情報間の変動状態を自動的に判定して、パワーシフト圧頻度分布の山のピークが変化した度合により作業負荷の程度を検知する。
エンジン負荷とエンジン回転数に合わせて吸気量が制御され、ターボチャージャ30によりエンジン吸気側に過給されるブースト圧は、エンジン22の出力と関連して自動的に制御されるので、このブースト圧を選択して頻度分析することでエンジン22の出力と関連する作業負荷を判断できることから、このブースト圧をブースト圧センサ30bsにより検出する。
機体11に搭載された稼働データ保存機能および無線通信機能を有する動態管理用コントローラ24は、このエンジン出力と関連するブースト圧の大きさと出現頻度との関係を表わすブースト圧頻度分布情報を、図3に示されるように機体11の一定時間稼働ごとに生成し、動態管理用コントローラ24の無線通信機能により管理部15に送信する。
管理部15は、受信した複数のブースト圧頻度分布情報を蓄積するので、販売店サービスマンなどは、社内端末機器19などにより、図4に示されるように複数のブースト圧頻度分布情報を時系列に並べて、標準の頻度分布情報Aと、対比する頻度分布情報Bとを比較する。
販売店サービスマンなどは、複数のブースト圧頻度分布情報間の変動状態を見て、あるいは社内端末機器19などは、複数のブースト圧頻度分布情報間の変動状態を自動的に判定して、ブースト圧頻度分布の山のピークが変化した度合により作業負荷の程度を検知する。
アクセルダイヤル21ADが、No.10より低速側のNo9またはNo8に設定された場合においては、パワーシフト圧を固定しているため、エンジン出力の変化はエンジン回転数に現れることから、このエンジン回転数を検出する。すなわち、エンジンに対して目標回転数の指令は出しているが、目標回転数に達することができるようにパワーシフト圧などの制御を行なっているわけではないので、最初に負荷がかかった際のエンジン回転数の落ち込みなどがエンジンの実出力に応じて変化することから、エンジン回転数を頻度分析することで作業負荷を判断するために、エンジン回転数センサ22rによりエンジン回転数を検出する。
機体11に搭載された稼働データ保存機能および無線通信機能を有する動態管理用コントローラ24は、このエンジン出力と関連するエンジン回転数の大きさと出現頻度との関係を表わすエンジン回転数頻度分布情報を、図3に示されるように機体11の一定時間稼働ごとに作成し、動態管理用コントローラ24の無線通信機能により管理部15に送信する。
管理部15は、受信した複数のエンジン回転数頻度分布情報を蓄積するので、販売店サービスマンなどは、社内端末機器19などにより、図4に示されるように複数のエンジン回転数頻度分布情報を時系列に並べて、標準の頻度分布情報Aと、対比する頻度分布情報Bとを比較する。
販売店サービスマンなどは、複数のエンジン回転数頻度分布情報間の変動状態を見て、あるいは社内端末機器19などは、複数のブースト圧頻度分布情報間の変動状態を自動的に判定して、エンジン回転数頻度分布の山の斜面が崩れた度合により作業負荷の程度を検知する。
15 管理部
17,19 端末機器としての顧客端末機器、社内端末機器
22 エンジン
24 動態管理用コントローラ
28 ポンプ
29 レギュレータ
30 ターボチャージャ
Claims (5)
- 機体に搭載された稼働データ保存機能および無線通信機能を有する動態管理用コントローラに機体のエンジン出力と関連する信号の大きさと出現頻度との関係を表わす頻度分布情報を機体の一定時間稼働ごとに生成させ、
動態管理用コントローラの無線通信機能により管理部に送信された複数の頻度分布情報を蓄積させ、
複数の頻度分布情報を時系列に並べて標準の頻度分布と比較することで作業負荷の程度を判定する
ことを特徴とする作業負荷判定方法。 - エンジン出力に関する信号は、エンジンにより駆動されるポンプを制御するレギュレータに作用してポンプ出力を制御するパワーシフト圧である
ことを特徴とする請求項1記載の作業負荷判定方法。 - エンジン出力に関する信号は、ターボチャージャによりエンジン吸気側に過給されるブースト圧である
ことを特徴とする請求項1記載の作業負荷判定方法。 - エンジン出力に関する信号は、エンジン回転速度である
ことを特徴とする請求項1記載の作業負荷判定方法。 - 機体に搭載されて機体のエンジン出力と関連する信号の大きさと出現頻度との関係を表わす頻度分布情報を機体の一定時間稼働ごとに生成する稼働データ保存機能および無線通信機能を有する動態管理用コントローラと、
動態管理用コントローラの無線通信機能により送信された複数の頻度分布情報を受信して蓄積する管理部と、
管理部から通信回線を経て入手した複数の頻度分布情報を時系列に並べて標準の頻度分布と比較することで作業負荷の程度を判定する端末機器と
を具備したことを特徴とする作業負荷判定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007036216A JP2008202221A (ja) | 2007-02-16 | 2007-02-16 | 作業負荷判定方法および作業負荷判定システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007036216A JP2008202221A (ja) | 2007-02-16 | 2007-02-16 | 作業負荷判定方法および作業負荷判定システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008202221A true JP2008202221A (ja) | 2008-09-04 |
Family
ID=39780004
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2008202221A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11220802B2 (en) | 2017-04-26 | 2022-01-11 | Sumitomo Construction Machinery Co., Ltd. | Shovel, shovel management apparatus, and shovel management assisting device |
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2007
- 2007-02-16 JP JP2007036216A patent/JP2008202221A/ja active Pending
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