JP2008201518A - 椅子式階段昇降機のレール収納装置 - Google Patents

椅子式階段昇降機のレール収納装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008201518A
JP2008201518A JP2007038126A JP2007038126A JP2008201518A JP 2008201518 A JP2008201518 A JP 2008201518A JP 2007038126 A JP2007038126 A JP 2007038126A JP 2007038126 A JP2007038126 A JP 2007038126A JP 2008201518 A JP2008201518 A JP 2008201518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
fixed
movable
arm
mounting plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007038126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5111885B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Azechi
芳幸 畔地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumalift Engineering Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Kumalift Engineering Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumalift Engineering Laboratory Co Ltd filed Critical Kumalift Engineering Laboratory Co Ltd
Priority to JP2007038126A priority Critical patent/JP5111885B2/ja
Publication of JP2008201518A publication Critical patent/JP2008201518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5111885B2 publication Critical patent/JP5111885B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Abstract

【課題】可動レールの移動アクションを小さくでき、かつ、可動レールの収納状態が見た目に納まりの良い状態となり、階段壁面からのレール出幅を少なくすることで、階段幅が狭い下階廻り階段への設置が可能となる椅子式階段昇降機のレール収納装置を提供する。
【解決手段】椅子の昇降動を誘導するよう階段の壁面に沿って配置された上下二本のレール2の下階側に位置する端部寄りの途中を分断し、このレール2の前記分断部分から上階側を階段に対する固定レール2a、下階端部側を可動レール2bとし、前記固定レール2aと可動レール2bの分断側端部に固定した取付け板6と7を回転アーム10で連結し、回転アーム10を回転駆動機構11で揺動させ、前記回転アーム10の内側に、回転アーム10の揺動で回動する可動レール2bを一定の姿勢に保持する姿勢保持機構12を隠蔽状に収納している。
【選択図】図1

Description

この発明は、階段の昇降を椅子に座った状態で行える椅子式階段昇降装置において、椅子の昇降を誘導するレールの下階側の端部を折り畳むことによって短くできるようにしたレール収納装置に関する。
階段の昇降が困難な人の福祉機器として、椅子に座るだけで階段を昇降できるようにした椅子式階段昇降装置は、階段の壁面に沿って階段と同様に傾斜するレールを設置し、このレールに椅子を移動可能に取付け、前記レールにチエンラックやラックを長さ方向に沿って設け、前記椅子に設けた昇降機構のピニオンをチエンラックやラックに噛合させた構造を有し、椅子に腰をかけた状態でスイッチを操作し、昇降機構を起動させることにより椅子がレールに沿って移動し、椅子に座った状態で階段の昇降が行えるようになっている。
上記のような椅子式階段昇降装置は、階段の下階側において、椅子に対する乗り降りが円滑に支障なく行えるよう、レールの下端は下階床面に接近するよう設置され、このため、下階側において、ガイドレールの下端が階段の壁面からはみ出すことになる。
椅子式階段昇降装置の設置は大半が一般家庭であり、階段の下階は人が通る廊下等になっている場合が多く、上記のようにレールの下端が階段の壁面から床面上へ突出していると、レールに人がつまずく等の危険性があり、また、レールの下端が突出することにより、階段の下階側の床面スペースを占領し、ドア等がある場合に開閉が自由にできないといった障害が生じたり、また、椅子式階段昇降装置を設置できないケースもでる可能性がある。
従来、上記のような不都合を解消するため、レールの下端を所定長さの位置で分断し、このレールの前記分断部分から上階側を階段に対する固定レール、下階端部側を可動レールとし、前記固定レールの端部に可動レールを回動自在に取付け、可動レールを固定レールの延長状態と固定レールの上部へのはね上げ状態の何れかに変化させることができるようにし、可動レールを跳ね上げることにより、階段の下階床面へのレールのはみ出しをなくすようにした椅子式階段昇降装置のレール収納装置が提案されている(例えば、特許文献1と2参照)。
上記した特許文献1のレール収納装置は、固定レールの端部に起伏回動するように取付けたアームの先端に可動レールを固定し、前記アームをシリンダで起伏動させることにより、可動レールを、固定レールの延長状態と固定レールの上部へのはね上げ状態の何れかに変化させるようになっている。
また、特許文献2のレール収納装置は、固定レールの端部内にスライド部材と、このスライド部材を固定レールの長さ方向に移動させる巻上げ機構を組み込み、前記スライド部材の両端に設けた揺動アームに可動レールを取付け、固定レールの端部からスライド部材を突出させて揺動アームを固定レールの延長方向に倒せば、可動レールが固定レールの延長状態となり、前記揺動アームを固定レール内に引き込むと共に、揺動アームを引いて起立させることにより、可動レールを固定レール上に位置させるようになっている。
特表2002−527324号公報 特開2001−226057号公報
ところで、特許文献1のレール収納装置は、可動レールを収納位置にしたとき、可動レールが鉛直又は斜め前方向きの状態で収納されるため、見た目の意匠性が悪く、可動レールの可動範囲も大きいという問題がある。
また、特許文献2のレール収納装置は、可動レールの収納状態で固定レールの端部が先鋭状となって突出し、階段歩行者の安全性を損なうだけでなく、このレール収納装置をレール部分に付加することで、階段壁面からのレール出幅が増し、有効階段幅を50mm程度狭めるため、日本家屋に多い階段幅が狭い下階廻り階段への設置が困難であると共に、スライド部材や巻上げ機構、揺動アーム等が必要になり、構造が複雑になる。
そこで、この発明の課題は、可動レールの移動アクションを小さくでき、かつ、可動レールの収納状態が見た目に納まりの良い状態となり、階段壁面からのレール出幅を少なくすることで、階段幅が狭い下階廻り階段への設置が可能となる椅子式階段昇降機のレール収納装置を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、椅子の昇降動を誘導するよう階段の壁面に沿って配置されたレールの下階側に位置する端部寄りの途中を分断し、このレールの前記分断部分から上階側を階段に対する固定レール、下階端部側を可動レールとし、前記固定レールと可動レールの分断側端部に、固定レールに対して可動レールが延長状の位置で側縁が互いに突き合わせ状態となる取付け板をそれぞれ固定し、前記固定側取付け板と可動側取付け板を、一端を固定側取付け板に固定した支持軸に枢止し、他端を可動側取付け板に固定した支持軸に枢止した回転アームで連結し、前記固定側取付け板に、前記回転アームを固定側取付け板の支持軸に枢止した一端側でこの支持軸を中心に起伏揺動させ、この回転アームの他端側に枢止した可動レールを固定レールに対して延長状の位置と固定レールの上部収納位置との間で回動させる回転駆動機構を取付け、前記回転アームの内側に、回転アームの揺動による両端支持軸間の位相差によって、回転アームの揺動で回動する可動レールを一定の姿勢に保持する姿勢保持機構を隠蔽状に収納した構成を採用したものである。
上記姿勢保持機構を、回転アームの内部に隠蔽状に収納した構造とすると共に、上記回転アームは、二枚の組み合わせによって形成され、前記姿勢保持機構がその間に収納され、この姿勢保持機構が、回転アームの両端支持軸に固定したスプロケット間にチエンをエンドレス状態に巻回して形成されているようにすることができる。
ここで、レールは、長さ方向に沿ってチエンラック又はラックを設けた断面形状を有し、階段の壁面に沿うよう階段上に支柱を用いて固定配置され、この上下レールに溝形の車輪で取付けた椅子は、昇降機構のピニオンをチエンラックやラックに噛合させ、昇降機構を起動させることでレールに沿って昇降動することになる。
上記各取付け板は、固定レールと可動レールに対して階段の壁面側に固定し、固定レールに対して可動レールが延長状の位置で側縁が互いに突き合わせ状態となり、可動レールに加わる荷重を支持すると共に、固定レールの取付け板は支柱で階段に固定支持され、可動レールの取付け板には、可動レールが固定レールの延長状態で階段の下階床面に接地するブラケットが設けてある。
上記回転アームは、二枚の鋼板を用いて強度を持たせ、スペーサを挟むことで対向面間に間隔を有し、その間に姿勢保持機構を隠蔽状に収納することで全体の幅を狭くしている。
上記回転駆動機構は、固定レールの取付け板にギヤードモータを固定し、このモータの小径駆動スプロケットと、固定レールの取付け板に固定した支持軸に回転可能に取付けた大径スプロケットをチエンで連動し、前記大径スプロケットと回転アームの固定レール側端部を一体に固定化し、モータの起動により大径スプロケットを回転させることで回転アームを固定レール側の支持軸を支点に揺動させるようになっている。
このように、回転アーム及び姿勢保持機構の駆動において、回転駆動機構のモータを切離してチエンで間接駆動するようにすると、回転アームと回転駆動機構の幅を小さくすることができる。
上記固定レール側の取付け板には、可動レールが固定レールの延長状態で回転アームの固定レール側の端部を押し上げ支持し、可動レールの収納位置への回動を補助すると共に、伏倒を緩速にするシリンダが設けてある。
上記姿勢保持機構は、二枚の回転アームの間で両支持軸に回転不能に取付けたスプロケット間に、エンドレスチエンを、複数の中間スプロケットを介して巻架して形成され、回転アームの揺動時に、固定側支持軸に対して回転不能となるスプロケットに対してエンドレスチエンの噛合位置が変異することで、エンドレスチエンに回動が生じ、これによって可動側支持軸とこれに固定となる取付け板を回動させることにより、可動レールを固定レールに略平行する姿勢で回動させるようになっている。
この発明によると、固定レールと可動レールの分断側端部に、固定レールに対して可動レールが延長状の位置で側縁が互いに突き合わせ状態となる取付け板をそれぞれ固定し、前記可動側取付け板と固定側取付け板を、固定側取付け板の支持軸を中心に起伏揺動する回転アームで連結し、この回転アームの内側に、回転アームの揺動による両端支持軸間の位相差によって、回転アームの揺動で回動する可動レールを一定の姿勢に保持する姿勢保持機構を収納したので、固定レールに対して可動レールを、固定レールの延長状の位置と固定レールの上部収納位置とに変化させることができ、可動レールを収納位置にすることで、椅子式階段昇降装置を使用しないとき、階段の下階壁面から床面上へのレールの突出発生をなくすことができ、これによって、階段の下階床面を歩行する人の安全性を確保できると共に、可動レールは固定レールの上部にこの固定レールと略平行する姿勢で収納できるので、可動レールの移動アクションを小さくでき、かつ、可動レールの収納状態が見た目に納まりの良い状態となる。
また、可動側取付け板と固定側取付け板を回転アームで連結し、この回転アームの内側に、回転アームの揺動による両端支持軸間の位相差によって、回転アームの揺動で回動する可動レールを一定の姿勢に保持する姿勢保持機構を隠蔽状に収納したので、全体を薄く構成することができ、これにより、上下二本レールの採用とによって階段壁面からのレール出幅を少なくして省スペース化を図ることで、階段幅が狭い下階廻り階段への椅子式階段昇降装置の設置が可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図6と図7のように、椅子式階段昇降装置1は、階段Aの壁面Bに沿って上下で平行する一対のレール2を、階段Aに固定した支柱3での取付けによって傾斜状に設置し、この上下のレール2に椅子4が取付けられている。
上下のレール2は、図4のように、下部が開放した略円筒形で内部に設けた中間板の下面にチエンラック5又はラックを設けた断面形状を有し、この上下のレール2に溝形の車輪で取付けた椅子4は、この椅子4に設けた昇降機構のピニオンをチエンラック5やラックに噛合させ、昇降機構を起動させることでレール2に沿って昇降動することになる。
図1乃至図3のように、上記した上下のレール2は、下階側に位置する端部の途中が、端部から所定長さの上下等しい位置で分断され、分断部分から上階側を階段Aに対して固定した固定レール2a、下階端部側を可動レール2bとし、前記固定レール2aと可動レール2bの分断側端部で階段Aの壁面B側の位置に、鋼板を用いた取付け板6と7がそれぞれ固定されている。
上下の固定レール2aに固定した取付け板6は、両端部が階段A上に固定した支柱8により支持され、固定レール2aの分断側端部に加わる荷重を支柱8で支持するようになっていると共に、この固定側取付け板6と、上下可動レール2bに固定した可動側取付け板7とは、固定レール2aに対して可動レール2bが延長状の位置で側縁が互いに突き合わせ状態となり、この両取付け板6と7の衝合側縁と、可動レール2bが固定レール2aの延長状態で階段Aの下階床面に接地するよう可動側取付け板7に固定したブラケット9で、可動レール2bに加わる荷重を支持するようになっている。
上記固定側取付け板6と可動側取付け板7を回転アーム10で連結し、固定側取付け板6にこの回転アーム10の回転駆動機構11を取付け、この回転駆動機構11で回転アーム10を起伏揺動させることにより、可動レール2bを固定レール2aに対して延長状の位置と固定レール2aの上部に位置させた収納位置との間で回動させることができるようになっていると共に、回転アーム10には、この回転アーム10の揺動で回動する可動レール2bを一定の姿勢に保持するための姿勢保持機構12が隠蔽状に収納されている。
上記回転アーム10は、両端が下向きに屈曲する二枚の鋼板を用い、その間にスペーサや補強材を挟むことで対向面間に間隔を有し、図5(a)のように、一方の端部は、固定側取付け板6の略中央部で、上下固定レール2a間の位置に溶接で回転しないように固定した支持軸13に軸受14を介して枢止し、他方の端部は、図5(b)のように、可動側取付け板7の略中央部で上下可動レール2b間の位置に溶接で固定した支持軸15に軸受16を介して枢止し、固定側取付け板6の支持軸13を支点に揺動することで、固定レール2aに対して可動レール2bを、固定レール2aの延長状の位置と固定レール2aの上部収納位置とに回動させるようになっている。
回転アーム10は、二枚の鋼板を用いることで強度を持たせ、スペーサを挟むことで対向面間に間隔を有し、その間に姿勢保持機構12を隠蔽状に収納することで全体の幅を狭くすることができる。
この回転アーム10を揺動させる回転駆動機構11は、固定側取付け板6にギヤードモータ17を固定し、このモータ17の小径駆動スプロケット18と、固定側取付け板6に固定した支持軸13に回転可能に取付けた大径スプロケット19をチエン20で連動し、図5(a)のように、前記大径スプロケット19と回転アーム10の固定レール2a側端部を溶接によって一体に固定化し、モータ17の起動により大径スプロケット19を減速回転させることで回転アーム10を固定レール2a側の支持軸13を支点に揺動させるようになっている。
上記のように、回転アーム10及び姿勢保持機構12の駆動において、回転駆動機構11のモータ17を切離してチエン20で間接駆動するようにすると、回転アーム10と回転駆動機構11の幅を小さくすることができることになる。
上記姿勢保持機構12は、図5(a)と(b)のように、二枚の回転アーム10の間で両支持軸13と15にスプロケット21と22をそれぞれの支持軸13と15に対して回転不能に取付け、図2のように、両端のスプロケット21と22間に、エンドレスチエン23を、二枚の回転アーム10の間に設けた複数の中間スプロケット24を介して巻架することにより形成され、回転アーム10の揺動時にエンドレスチエン23も一体に揺動し、固定側支持軸13に対して回転不能となるスプロケット21に対してエンドレスチエン23の噛合位置が変移することで、エンドレスチエン23に回動が生じ、これによって可動側支持軸15とこれに固定となる可動側取付け板7を回動させることにより、可動レール2bを固定レール2aに略平行する姿勢で回動させるようになっている。
上記固定側支持板6には、可動レール2bが固定レール2aの延長状態で回転アーム10の固定レール2a側の端部を押し上げ支持し、可動レール2bの収納位置への回動を補助すると共に、伏倒を緩速にするシリンダ25と、可動レール2bの収納位置で回転アーム10の起立を検出してモータ17を停止させるリミットスイッチ26と、固定レール2aに対する可動レール2bの延長状態で可動側取付け板7の側縁を検出し、モータ17を停止させるリミットスイッチ27が設けてある。
なお、レール収納装置は、図6と7のように、固定側取付け板6と可動側取付け板7をそれぞれカバー28と29で覆って隠蔽している。
この発明のレール収納装置は上記のような構成であり、椅子式階段昇降装置を使用するときは、図1の実線のように、固定レール2aの先端に可動レール2bを延長状の配置としておく。なお、各図面では、可動レール2bは直線状としたが、階段の条件によっては下向きに湾曲している場合もある。
この状態では、固定レール2aの先端に可動レール2bの後端が当たり、両取り付け板6と7の側縁が当接し、かつ、可動側取付け板7の先端下部に設けたブラケット9が階段の下階床面に接地し、レール2のラックチエン5が延長状になっているので、椅子4は固定レール2aから可動レール2bに進入可能となり、階段Aの下階床面上の部分まで下降させることができる。
次に、椅子式階段昇降装置1を使用しないときは、椅子4をレール2に沿って上昇させ、図1に一点鎖線で示したように、階段Aの上階側に設定した待機位置にまで移動させ、椅子4が待機位置にあることを電気的に検出した状態で、階段Aの下階適所に配置した操作ボックスの収納スイッチを押すと、モータ17が起動して小径駆動スプロケット18の回転が大径スプロケット19に伝わると、この大径スプロケット19に一方の端部を固定した回転アーム10は、固定側取付け板6の支持軸13を支点に上方へ回動し、この回転アーム10の他端側で回転可能に支持した支持軸15は、固定側取付け板6の支持軸13を中心とする円運動を行い、可動側取付け板7の支持軸15に回転不能に固定された可動レール2bは、階段Aの下階床面上から持ち上げられ、固定レール2aの上方に向けて回動していく。
このとき、シリンダ25が蓄積した弾性で伸長して回転アーム10を押し上げ、モータ17にかかる負荷を軽減する。
上記回転アーム10の上方への回動時に、姿勢保持機構12は、エンドレスチエン23も一体に回動することになり、エンドレスチエン23は、固定側支持軸13に対して回転不能となるスプロケット21に対して噛合位置が変異することで、このエンドレスチエン23に回動が生じ、これによって可動側支持軸15とこれに固定となる可動側取付け板7が支持軸15の軸心を中心に回動することで、可動レール2bは固定レール2aに略平行する姿勢で収納位置へ上昇回動することになる。
可動レール2bが収納位置に回動すると、回転アーム10がリミットスイッチ26を押すことでモータ17が停止し、図3のように、可動レール2bは固定レール2aの上部位置に略平行する姿勢で収納され、階段Aの下階壁面Bから床面上へのレール2の突出部分がなくなり、階段Aの下階床面の歩行等に対する安全性を確保することができる。
また、可動レール2bを固定レール2aの上部に略平行する姿勢で収納した状態で、椅子式階段昇降装置1を使用するときは、階段Aの下階適所に配置した操作ボックスの使用スイッチを押すと、モータ17が逆回転して小径駆動スプロケット18の回転が大径スプロケット19に伝わり、この大径スプロケット19に一方の端部を固定した回転アーム10は、固定側取付け板6の支持軸13を支点に下方に回動し、この回転アーム10の他端側で回転可能に支持した支持軸15は、固定側取付け板6の支持軸13を中心とする円運動をし、可動側取付け板7の支持軸15に回転不能に固定された可動レール2bは、階段Aの下階床面上に向けて下降回動していく。
上記回転アーム10の下方への回動時に、姿勢保持機構12は、エンドレスチエン23も一体に回動することになり、エンドレスチエン23は、固定側支持軸13に対して回転不能となるスプロケット21に対して噛合位置が変異することで、このエンドレスチエン23に回動が生じ、これによって可動側支持軸15とこれに固定となる可動側取付け板7が支持軸15の軸心を中心に回動することで、可動レール2bは固定レール2aに略平行する姿勢で下降位置へ回動することになる。
この下降動の途中で、回転アーム10はシリンダ25に当接し、シリンダ25の収縮で下降時の衝撃を吸収し、緩速で可動レール2bを下降させることができる。
可動レール2bが下降位置に降下すると、両取付け板6と7の側縁が当接すると共にブラケット9が床面に当接し、リミットスイッチ27が可動側取付け板7を検出することでモータ17が停止し、固定レール2aの先端に可動レール2bが延長状の配置となり、椅子4は固定レール2aから可動レール2bに進入可能となり、階段Aの下階床面上の部分まで下降させることができる。
可動レールを延長位置にしたこの発明のレール収納装置と椅子式階段昇降機の階段壁面側から見た正面図 レール収納装置の可動レールを延長位置にした状態の階段壁面側から見た拡大正面図 レール収納装置の可動レールを収納した折り畳み状態の階段壁面側から見た縦断正面図 レール収納装置の拡大した可動レールを延長位置にした状態の側面図 (a)は図2の矢印a−a線での拡大した縦断側面図、(b)は図2の矢印b−b線での拡大した縦断側面図 レール収納装置の可動レールを延長位置にした状態の斜視図 レール収納装置の可動レールを収納した折り畳み状態の斜視図
符号の説明
1 椅子式階段昇降装置
2 レール
2a 固定レール
2b 可動レール
3 支柱
4 椅子
5 チエンラック
6 取付け板
7 取付け板
8 支柱
9 ブラケット
10 回転アーム
11 回転駆動機構
12 姿勢保持機構
13 支持軸
14 軸受
15 支持軸
16 軸受
17 ギヤードモータ
18 小径駆動スプロケット
19 大径スプロケット
20 チエン
21 スプロケット
22 スプロケット
23 エンドレスチエン
24 中間スプロケット
25 シリンダ
26 リミットスイッチ
27 リミットスイッチ
28 カバー
29 カバー

Claims (3)

  1. 椅子の昇降動を誘導するよう階段の壁面に沿って配置されたレールの下階側に位置する端部寄りの途中を分断し、このレールの前記分断部分から上階側を階段に対する固定レール、下階端部側を可動レールとし、前記固定レールと可動レールの分断側端部に、固定レールに対して可動レールが延長状の位置で側縁が互いに突き合わせ状態となる取付け板をそれぞれ固定し、前記固定側取付け板と可動側取付け板を、一端を固定側取付け板に固定した支持軸に枢止し、他端を可動側取付け板に固定した支持軸に枢止した回転アームで連結し、前記固定側取付け板に、前記回転アームを固定側取付け板の支持軸に枢止した一端側でこの支持軸を中心に起伏揺動させ、この回転アームの他端側に枢止した可動レールを固定レールに対して延長状の位置と固定レールの上部収納位置との間で回動させる回転駆動機構を取付け、前記回転アームに、この回転アームの揺動による両端支持軸間の位相差によって、回転アームの揺動で回動する可動レールを一定の姿勢に保持する姿勢保持機構を設けた椅子式階段昇降機のレール収納装置。
  2. 上記姿勢保持機構を、回転アームの内部に隠蔽状に収納した請求項1に記載の椅子式階段昇降機のレール収納装置。
  3. 上記回転アームは、二枚の組み合わせによって形成され、前記姿勢保持機構がその間に収納され、この姿勢保持機構が、回転アームの両端支持軸に固定したスプロケット間にチエンをエンドレス状態に巻回して形成されている請求項1又は2に記載の椅子式階段昇降機のレール収納装置。
JP2007038126A 2007-02-19 2007-02-19 椅子式階段昇降機のレール収納装置 Expired - Fee Related JP5111885B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007038126A JP5111885B2 (ja) 2007-02-19 2007-02-19 椅子式階段昇降機のレール収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007038126A JP5111885B2 (ja) 2007-02-19 2007-02-19 椅子式階段昇降機のレール収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008201518A true JP2008201518A (ja) 2008-09-04
JP5111885B2 JP5111885B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=39779418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007038126A Expired - Fee Related JP5111885B2 (ja) 2007-02-19 2007-02-19 椅子式階段昇降機のレール収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5111885B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113772515A (zh) * 2021-09-30 2021-12-10 佛山市速康座椅电梯科技有限公司 直线型折叠轨道

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05116866A (ja) * 1991-10-25 1993-05-14 Kubota Corp 載置昇降装置
JP2001226057A (ja) * 2000-02-09 2001-08-21 Kuma Lift Kk いす式階段昇降装置のスライドレール

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05116866A (ja) * 1991-10-25 1993-05-14 Kubota Corp 載置昇降装置
JP2001226057A (ja) * 2000-02-09 2001-08-21 Kuma Lift Kk いす式階段昇降装置のスライドレール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113772515A (zh) * 2021-09-30 2021-12-10 佛山市速康座椅电梯科技有限公司 直线型折叠轨道

Also Published As

Publication number Publication date
JP5111885B2 (ja) 2013-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120261216A1 (en) Stairlift with folding track
JPWO2011058940A1 (ja) 可動ホーム柵
WO1999008641A1 (en) Foldable platform wheelchair lift
GB2428701A (en) Vertically-moving cover assembly for a structure
JP4937783B2 (ja) 椅子式階段昇降機
KR100968741B1 (ko) 슬라이딩 리프트를 구비한 장애인용 차량
JP5111885B2 (ja) 椅子式階段昇降機のレール収納装置
JP6407585B2 (ja) エレベータ
KR20050036941A (ko) 차량용 휠체어 리프트
JP4995592B2 (ja) 椅子式階段昇降機のレール収納装置
JP4862328B2 (ja) エレベータの戸閉安全装置
JP4995593B2 (ja) 椅子式階段昇降機の動作システム
KR20080107139A (ko) 싱크대의 상부장 승강 장치
JP2000190771A (ja) 車両用昇降装置
WO2011148419A1 (ja) ボーディングブリッジ
JP2008081231A (ja) 車椅子用昇降機
JP2008049069A (ja) 昇降機構及び昇降椅子
JP2019156558A (ja) 搬器ユニット、及び、エレベータ
JP3942339B2 (ja) プラットホームの乗降補助装置および、その設置方法
JP6301088B2 (ja) 電動昇降装置
JP5734775B2 (ja) 階段昇降機
JP4355840B2 (ja) 開閉装置及びその開閉装置を備えたショーケース
JP2006327431A (ja) 車両用フロアリフト装置
JPH08280580A (ja) 便座昇降装置
JPS62167188A (ja) 車椅子用リフト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121010

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5111885

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees