JP2008201054A - プリンタ装置及び印画紙トレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】プリンタ本体に装着された印画紙トレイであっても、その印画紙収納部内に印画紙が収納されているか否か、及び収納されている印画紙の量の多少等を知る。
【解決手段】印画紙が取り出し可能に収納される印画紙収納部33を有する印画紙トレイ4と、この印画紙トレイから印画紙を取り出してその印画紙に印刷を行うプリンタ機構部と、このプリンタ機構部を収納すると共に印画紙トレイが着脱可能に装着されるトレイ収納部23を有するプリンタ筐体と、を備えて構成されている。印画紙トレイ4は、トレイ収納部への装着時、前面がプリンタ筐体の前面と略同一平面上に配置される前側突出部31aを有し、この前側突出部の印画紙収納部33の高さ以上の高さ位置に、印画紙収納部33内を外部から透視可能な観察窓35を設けた。
【選択図】図4
【解決手段】印画紙が取り出し可能に収納される印画紙収納部33を有する印画紙トレイ4と、この印画紙トレイから印画紙を取り出してその印画紙に印刷を行うプリンタ機構部と、このプリンタ機構部を収納すると共に印画紙トレイが着脱可能に装着されるトレイ収納部23を有するプリンタ筐体と、を備えて構成されている。印画紙トレイ4は、トレイ収納部への装着時、前面がプリンタ筐体の前面と略同一平面上に配置される前側突出部31aを有し、この前側突出部の印画紙収納部33の高さ以上の高さ位置に、印画紙収納部33内を外部から透視可能な観察窓35を設けた。
【選択図】図4
Description
本発明は、撮像装置で撮影したビデオ映像やカメラ画像その他の画像を、いわゆるカラー写真として作成するプリンタ装置及び当該プリンタ装置に用いて好適な印画紙トレイに関するものである。
従来の、この種のプリンタ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、印画紙の長さを識別して規格外の紙を排除することのできるプリンタに関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたプリンタは、「印画紙をプリンタ内へ搬送するローラと、この印画紙がプリンタ内に搬送されたことの有無を検出するセンサとを有するプリンタにおいて、印画紙を搬送する搬送量と、1つのセンサで印画紙の有無を検出する手段により、印画紙の長さを印画紙の給紙段階で検出し、規格外の印画紙を印画動作に入らないようにプリンタ外へ排紙する」ことを特徴としている。
このような構成を有する特許文献1に記載されたプリンタによれば、「プリンタ内における印画紙のジャミングが解消でき、次の印画動作に支障をきたすといった問題が改善でき、信頼性の高いプリンタとなる」(明細書の段落[0145])という効果が期待される。
特開平6−340136号公報
一般に、昇華型熱転写方式を用いてカラー印刷を行うプリンタ装置では、印刷時に印画紙を4回往復移動させ、3色を重ね合せると共に、その上に透明ラミネートを塗布することによって1枚の、いわゆるカラー写真を得るようにしている。即ち、昇華型熱転写方式のプリンタ装置では、例えば、まず、第1色目として「イエロー」を印画紙の全面の被写体の色に対応した位置に印刷し、次に、第2色目として「シアン」を印画紙の全面の被写体の色に対応した位置に印刷し、次いで、第3色目として「マゼンタ」を印画紙の全面の被写体の色に対応した位置に印刷し、最後に、透明ラミネートを印画紙の全面に印刷するように構成されている。そのため、1枚の印画紙は、1枚のカラー写真の印刷時には、印画ヘッドの前を4回往復移動することになる。
この印画紙は、通常、印画紙トレイに複数枚まとめて収納されて使用される。この印画紙トレイは、印刷する際にプリンタ本体に装着される。そして、印刷に際して、プリンタ機構部によって印画紙が印画紙収納部から1枚ずつ取り出され、1枚毎に印刷に供されている。このように、従来の印画紙トレイは、プリンタ本体とは全くの別物(装置)として観念されていた。そのため、デザインにおいても、プリンタ本体と印画紙トレイとは、別個独立に考えられており、プリンタ本体から印画紙トレイが飛び出した形となっていて、一体感のあるデザインがなされていなかった。
解決しようとする問題点は、従来のプリンタ装置では、プリンタ本体と印画紙トレイとは別個独立にデザイン化されており、一体感のあるデザインが行われていないと共に、印画紙トレイの内部を外部から透視することができなかったため、印画紙収納部に収納されている印画紙の有無やその収納量の多少等を知るためには、プリンタ本体から印画紙トレイを取り外す必要がある、という点である。
本発明のプリンタ装置は、印画紙が取り出し可能に収納される印画紙収納部を有する印画紙トレイと、この印画紙トレイから印画紙を取り出してその印画紙に印刷を行うプリンタ機構部と、このプリンタ機構部を収納すると共に印画紙トレイが着脱可能に装着されるトレイ収納部を有するプリンタ筐体と、を備えて構成されている。印画紙トレイは、トレイ収納部への装着時、前面がプリンタ筐体の前面と略同一平面上に配置される前側突出部を有し、この前側突出部の印画紙収納部の高さ以上の高さ位置に、印画紙収納部内を外部から透視可能な観察窓を設けたことを最も主要な特徴とする。
また、本発明の印画紙トレイは、上面に開口された印画紙収納部及びこの印画紙収納部の前側に連続されると共に上方に突出された前側突出部を有するトレイ本体と、印画紙収納部を開閉可能なようにトレイ本体に軸回動機構を介して回動可能に取り付けられたトレイ蓋体と、を備えて構成されている。軸回動機構は、トレイ本体及びトレイ蓋体の一方に設けた一対の軸部と、トレイ本体及びトレイ蓋体の他方に設けられ且つ一対の軸部と回動可能に係合される一対の軸受穴と、を有し、前側突出部の印画紙収納部の高さ以上の高さ位置に、印画紙収納部内を外部から透視可能な観察窓を設けたことを特徴とする。
本発明のプリンタ装置及び印画紙トレイによれば、印画紙トレイをプリンタ本体に対して着脱可能に組み込む構成とすることにより、印画紙トレイをプリンタ本体の一部としてデザイン化することができ、新しいデザイン形態のプリンタ装置を提供できる。更に、プリンタ本体に装着されたままの印画紙トレイであっても、その印画紙収納部内に印画紙が収納されているか否か、及び収納されている印画紙の量の多少等を知ることができる。
プリンタ筐体にトレイ収納部を設けると共に、印画紙トレイの前側突出部における印画紙収納部の高さ以上の位置に観察窓を設けることにより、プリンタ本体と印画紙トレイのデザインの一体化を図ることができると共に、プリンタ本体に装着されたままの印画紙トレイにおける印画紙収納部の状態を透視することができるプリンタ装置及び印画紙トレイを、簡単な構成によって実現した。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1〜図16は、本発明の実施の形態の例を説明するものである。即ち、図1は本発明のプリンタ装置を示す説明図、図2はプリンタ本体を背面側から見た斜視図、図3はプリンタ本体の背面図、図4は印画紙トレイの第1の実施の例を示す斜視図、図5は印画紙トレイの側面図、図6はトレイ蓋体を開いた印画紙トレイの側面図、図7は印画紙トレイの平面図、図8は印画紙トレイの内部を覗いた説明図、図9は印画紙プロテクタの第1の実施の例を示す斜視図、図10は印画紙プロテクタの正面図、図11は印画紙プロテクタを断面した使用状態の説明図、図12は印画紙プロテクタの第2の実施の例を示す斜視図、図13は蓋体を開いた印画紙プロテクタの説明図、図14及び図15は印画紙プロテクタを断面した使用状態のそれぞれ説明図、図16はプリンタ装置をAVラックに収納した状態を示す説明図である。
図1は、本発明のプリンタ装置の一実施例を示す昇華型熱転写方式のプリンタ装置の第1の実施の例を示すものである。このプリンタ装置1は、印画紙への印刷を実行するプリンタ本体2と、このプリンタ本体2を駆動制御すると共に各種の機能を発揮させる入力操作部3と、プリンタ本体2に着脱可能に装着される印画紙トレイ4と、同じくプリンタ本体2に着脱可能に装着される印画紙プロテクタ5等を備えて構成されている。プリンタ本体2は、接続コード6によってカメラアダプタ7と電気的に接続されており、このカメラアダプタ7とリモートコントロール装置(以下「リモコン装置」という。)8によって入力操作部3が構成されている。
カメラアダプタ7は、撮像装置の一具体例を示すデジタルスチルカメラ9が着脱可能に装着されるカメラ収納部10を備えている。カメラ収納部10の内部には、図示しないが、デジタルスチルカメラ9に設けられた接続端子と着脱可能に接続されるアダプタ側接続端子が設けられている。このアダプタ側接続端子は、図1に示すように、使用可能とされた所定のデジタルスチルカメラ9をカメラ収納部10に装着することにより、自動的にカメラ側接続端子と電気的に接続される。これにより、カメラアダプタ7を介してデジタルスチルカメラ9がプリンタ本体2と電気的に接続される。このカメラアダプタ7は、デジタルスチルカメラ9のバッテリー電源に充電する機能を備えている。電源を切った状態でデジタルスチルカメラ9をカメラアダプタ7に装着することにより、そのバッテリー電源への充電が実行される。
リモコン装置8は、カメラアダプタ7を介してプリンタ本体2の動作を制御する入力部である。このリモコン装置8は、プリンタ本体2の動作を制御するために各種の入力手段を備えている。この入力手段としては、例えば、プリンタ本体2の電源をオン・オフ操作する電源スイッチ11、印画動作を実行させるプリントボタン12、再生時のズーム操作を行う再生ズームボタン13、記録の再生や早送り、逆送り等を選択的に操作するコントロールボタン14等を挙げることができる。このリモコン装置8の発光部をカメラアダプタ7の受光部に向けて入力手段を操作することにより、その指令信号がカメラアダプタ7に入力され、このカメラアダプタ7を介してプリンタ本体2に入力される。
プリンタ本体2は、長方形の細長い容器体からなるプリンタ筐体20を備えている。プリンタ筐体20には、その下半分を囲うように本体カバー21が設けられている。この本体カバー21は、主にデザインの観点から設けられたもので、プリンタ筐体20の下面全体と、その下面に連続して左右側面の略下半分を覆うように形成されている。この本体カバー21の両角部を含むプリンタ筐体20の上下の両角部は、それぞれが適当な大きさの曲面として形成されており、全体として丸みを帯びて見えるようにデザイン化されている。
このプリンタ筐体20の内部に、図示しないプリンタ機構部が内蔵されている。プリンタ機構部は、例えば、印画紙を所定の経路に沿って搬送する印画紙搬送機構と、搬送されてきた印画紙に対して印画作業を実行する印画ヘッドと、この印画ヘッドと隣接するように設置されていて印画ヘッドの働きにより含有するカラーインクを印画紙に転写させるインクリボンと、印画ヘッドや印画紙搬送機構その他機構、装置を駆動制御する制御装置等によって構成されている。
プリンタ筐体20の長手方向の一側に印画紙トレイ4が着脱可能に装着され、その反対の他側に印画紙プロテクタ5が着脱可能に装着されている。このプリンタ筐体20の印画紙トレイ4が着脱される側が装置の前側(前面)であり、この前側には棚状の張出し部22が設けられている。張出し部22の上下の角部は、プリンタ筐体20の上下の両角部と同様に、適当な大きさの曲面として形成されている。この張出し部22にトレイ用開口が開口されており、このトレイ用開口部とその内側の空間部によってトレイ収納部23が構成されている。
このトレイ収納部23に、印画紙トレイ4が着脱可能に装着されている。このトレイ収納部23に装着された印画紙トレイ4の前面部である前側突出部31aが、トレイ用開口部に嵌り合って張出し部22の一部となり、同一平面として連続された面を形成している。このトレイ収納部23と対応する位置であってプリンタ筐体20の張出し部22に連続して一段奥まった端面部20aに、印刷途中の印画紙を通過させると共に印画作業が終了した印刷物を外部に排出する通紙口24が設けられている。更に、張出し部22の前面には、各種の状態を表示する電源ランプ26とアクセスランプ27とエラーランプ28が横並びに配置されている。
これらの表示手段としては、例えば、次のような機能を持たせることができる。電源ランプ26は、電源に関する情報を表示するもので、例えば、赤色及び黄緑色に点灯すると共に、黄緑色では点滅可能に構成する。そして、スタンバイ状態では赤く点灯し、電源が入った状態では黄緑に点灯し、プリント中では黄緑で点滅するようにする。アクセスランプ27は、カメラアダプタ7に装着されるカメラの適否を表示するもので、例えば、任意の色で点灯状態と点滅状態を設定する。そして、カメラアダプタ7に所定のカメラが装着されているときには点灯し、所定以外のカメラが装着されているときには点滅させるようにする。
また、エラーランプ28は、印画紙の状態を表示するもので、例えば、任意の色で点灯状態とゆっくりした点滅状態と速い点滅状態を設定する。これにより、印画紙がない状態では点灯し、印画紙が搬送途中に詰まっているときには速く点滅させる。そして、インクリボンが終わったか、或いはインクリボンが入っていない状態のときに、ゆっくり点滅させるようにする。このように構成することにより、プリンタ筐体20の機能性を高め、使い勝手を向上させることができる。
印画紙トレイ4は、図4〜図7に示すような構成を有している。この印画紙トレイ4は、印画紙収納部33を有するトレイ本体31と、このトレイ本体31に回動可能に支持されて印画紙収納部33を開閉することができるトレイ蓋体32とを備えている。トレイ本体31は、前述した前記前側突出部31aと、上面に開口された偏平で長方形をなす容器体31bとからなり、この容器体31aの長手方向の一端である前側に前側突出部31aが連続して形成されている。
印画紙収納部33は、長方形の凹陥部からなり、複数枚(10〜20枚程度が好適である。)の印画紙30を一度に収納することができる大きさに形成されている。この印画紙収納部33を囲う容器体31bの長手方向に対向された2つの短辺には、印画紙収納部33に収納されている印画紙30の取り出しや印画紙30の透視等を容易にするための切欠き部34がそれぞれ設けられている。
トレイ本体31の容器体31bと前側突出部31aを連続する部分には、容器体31bの他の部分よりも幅広となるよう開口側に突出した一対の幅広部31c,31cが設けられている。前側突出部31aは、幅広部31cの上方に大きく突出し、その下方には小さく(プリンタ筐体20の肉厚程度)突出している。そして、前側突出部31aの上下の角部は、プリンタ筐体20の張出し部22における上下の角部と同じ曲率半径を有する曲面によって形成されている。これにより、張出し部22の表面に前側突出部31aの表面を一致させて同一面を形成し、印画紙トレイ4の装着時、その表面が張出し部22の表面と同一面となるように構成している。
更に、図8に示すように、前側突出部31aには、内部を透視することができるように大きく形成された観察窓35が設けられている。この観察窓35は、前側突出部31aの相当部分を占める横長の開口部として形成されており、外から内部を覗き見るために透明な材料で作られた窓板36が嵌め込まれている。この窓板36は、二色成形によってトレイ本体31と一体に形成してもよく、また、別個に設けた窓板36を接着剤等で接合して固着する構成としてもよい。
トレイ本体31の一対の幅広部31c,31cの上部には、トレイ蓋体32を回動自在に支持するための一対の軸部37,37が設けられている。一対の軸部37,37は、一対の幅広部31c,31cの外面であって、同一軸心線上に配置されて互いに離反する方向である外側へそれぞれ突出するように形成されている。更に、一対の軸部37,37は、前側突出部31aの上部に設けられた蓋体支持部38よりも背面側に配置されている。なお、前側突出部31aの上面から張出し部22の上面に連続させて設けた凹部39は、指先を引っ掛けるための凹部である。この凹部39にユーザーが指先を引っ掛けて引くことにより、印画紙トレイ4をプリンタ本体2のトレイ収納部23から容易に引き出すことができる。
トレイ蓋体32は、トレイ本体31の印画紙収納部33の長手方向(前後方向)の両端部を除いて、残りの大部分を覆うことができる平板状で長方形をなすカバー部である上面部32aと、この上面部32aの長手方向と直交する幅方向の両側に連続する左右一対のアーム部である側面部32b,32bとを有している。一対の側面部32b,32bは、上面部32aの幅方向の両側において、90度折り曲げられて立ち下げるように形成されている。各側面部32bの前側端部32cは、斜め上方に延在されて上面部32aの一面側へ突出するように形成されている。この一対の前側端部32c,32cの各先端部に、それぞれ軸受穴47が設けられている。
このトレイ蓋体32の一対の側面部32b,32bの一対の軸受穴47,47にトレイ本体31の一対の軸部37,37を嵌合して軸支することにより、トレイ蓋体32がトレイ本体31に対して回動自在に取り付けられている。この一対の軸部37,37と一対の軸受穴47,47によって軸回動機構の一具体例が構成されている。なお、一対の軸部をトレイ蓋体32に設け、一対の軸受穴をトレイ本体31に設ける構成としてもよい。更に、トレイ本体31とトレイ蓋体32に、軸部と軸受穴を1つずつ設ける構成とすることもできる。
これにより、トレイ本体31に対してトレイ蓋体32は、図5及び図7に示すように印画紙収納部33を閉じた状態と、図6に示すように印画紙収納部33を開いた状態とを選択的に取ることができる。この場合、図6に示す印画紙収納部33を全開した状態(逆立ちの状態)では、トレイ蓋体32は略120度回動され、前側突出部31aの蓋体支持部38によって前側から支持される。このとき、トレイ蓋体32の重心Gの位置は、一対の軸部37,37の中心Oより距離Eだけトレイ前方の位置にある。これにより、トレイ蓋体32は前倒しの状態となり、トレイ蓋体32の重量が蓋体支持部38に付与される。その結果、自重のみでトレイ蓋体32を開放状態に維持することができる。
前記プリンタ筐体20とトレイ本体31及びトレイ蓋体32の材質としては、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂が好適であるが、PC(ポリカーボネート)その他のエンジニアリングプラスチックを用いることができる。また、前記エンジニアリングプラスチックに代えて、アルミニウム合金やマグネシウム合金その他の金属を用いることもできる。
図3に示すように、プリンタ筐体20の背面部20bには、印画紙プロテクタ5を着脱可能に取り付けるためのプロテクタ取付部40が設けられている。このプロテクタ取付部40は、4つのフック穴41と、1つの位置決め穴42とによって構成されている。このプロテクタ取付部40のための穴としては、少なくとも2つあればよく、その組み合わせとしては、2つのフック穴41,41の組み合わせであってもよく、また、1つのフック穴41と1つの位置決め穴42との組み合わせであってもよい。この実施例では、4つのフック穴41を2組に分けて、上下方向及び左右方向にそれぞれ適当な間隔をあけて配置している。そして、上側に配置された2つのフック穴41,41の略中間部に位置決め穴42が配置されている。
更に、プリンタ筐体20の背面部20bのプロテクタ取付部40の下部には、印刷時に印画紙30の一部が突出される開口穴43が設けられている。開口穴43は、印画紙30の移動方向と直交する方向の断面形状よりも長手方向及び幅方向の双方において共に大きな横長の穴として形成されている。この開口穴43を中心として4つのフック穴41と1つの位置決め穴42が略左右対称に配置されている。図3に示す符号44は、プリンタ筐体20の下面に取り付けられたマウントインシュレータ等からなる脚部材である。
プロテクタ取付部40に取り付けられる印画紙プロテクタ5は、図9〜図11に示すような構成を有している。この印画紙プロテクタ5は、プロテクタ取付部40に取り付けられる直方体形状を有するブロック体として構成されている。この印画紙プロテクタ5は、長方形をなす上面部5aと、この上面部5aの長手方向である左右方向の両端に連続され且つ下方へ立ち下がるように形成された左右の側面部5b,5cと、上面部5aの長手方向と直交する幅方向の一端に連続され且つ下方へ立ち下がるように形成された後面部5dとを有している。この印画紙プロテクタ5の正面部と下面部は、それらの全面がそれぞれ開口されていて、正面部と下面部との境界部には桟部5eが設けられている。正面部に設けた開口部が、プリンタ筐体20の開口穴43に対向される連通穴50を構成している。この連通穴50の横方向の長さは、印画紙30の幅よりも少し大きく設定されている。
印画紙プロテクタ5の左右の側面部5b,5cの正面側の端面には、2つのフック部51a,51bが上下方向へ所定の間隔をあけてそれぞれ設けられている。そして、上面部5aの正面側の端面の略中央部に位置決め凸部52が設けられている。2つのフック部51a,51bは、L字状に形成された鉤状の部分からなっており、それぞれ先端側を下方に向けた状態に設定されている。また、位置決め凸部52は、先端を細くした台形形状の突起状の部分からなっている。そして、2つのフック部51a,51bの上下方向の間隔と、左右方向に配置された2組のフック部51a,51bの左右方向の間隔が、プロテクタ取付部40に見合う寸法関係に設定されている。
かくして、左右2組で合計4つのフック部51a,51bを4つの係合穴41,41にそれぞれ引っ掛けて掛け止めすると共に、位置決め凸部52を位置決め穴42に係合することにより、印画紙プロテクタ5がプロテクタ取付部40に固定される。この取付状態では、印画紙プロテクタ5の下面は、プリンタ本体2の脚部材44の下面と略同一平面となるように高さが調整されている。
また、印画紙プロテクタ5の上面部5aの後面部5d側には、印画紙30が上方へ飛び出す動作を許容する開放穴54が設けられている。開放穴54は、横長とされた長方形の開口部からなり、その長手方向の長さは連通穴50の長さと同等に設定されている。この開放穴54と桟部5eとの間に3つの曲面ガイド部55が掛け渡され、ブロック体と一体に構成されている。3つの曲面ガイド部55は、略同じ幅を有する同一形状のものからなっている。このように、曲面ガイド部55を3つ設けた主な理由は、印画紙プロテクタ5の軽量化を図るためであり、下面部の全面を覆うことができる1つの曲面ガイド部を設ける構成としてもよいことは勿論である。更に、曲面ガイド部は2つであっても良く、また、4つ以上であってもよい。
曲面ガイド部55は、印刷時、プリンタ筐体20の背面側に飛び出してくる印画紙30の先端部をガイドして上方にスムース且つ滑らかに導くもので、そのような機能を発揮できる形状であれば各種の形状を適用することができる。この曲面ガイド部55の曲面形状としては、例えば、上面を凹とした二次曲線、放物線、三次曲線、一次曲線等を挙げることができる。
このような構成を有する印画紙プロテクタ5(後述する印画紙プロテクタ70も同様)の材質としては、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂、PC(ポリカーボネート)その他各種のエンジニアリングプラスチックを用いることができる。更に、前記エンジニアリングプラスチックに代えて、アルミニウム合金やマグネシウム合金その他の金属であってもよく、また、木材によって形成することもできる。なお、印画紙プロテクタ5を透明な材質のエンジニアリングプラスチックで形成することにより、印刷時における印画紙の搬送運動を、外部から透かして見ることが可能となる。
つぎに、本発明のプリンタ装置1の作用について説明する。プリンタ装置1を動作させる前に、印画紙トレイ4には、予め所定の印画紙を適当な数(例えば、10〜20枚程度)収納しておくようにする。この印画紙30のセットは、図1において二点鎖線で示すように、プリンタ本体2から印画紙トレイ4を取り出して行う。プリンタ本体2から取り出した印画紙トレイ4は、図4、図5及び図7に示すように、印画紙収納部33を覆った状態となっている。そこで、図6に示すように、トレイ蓋体32を起こして印画紙収納部33を開放する。これにより、印画紙収納部33に印画紙30を収納することが可能となる。
この際、トレイ本体31とトレイ蓋体32には、それらの連結部に傾斜部を設け、その傾斜部に設けた軸回動機構によって連結する構成としたため、トレイ蓋体32を90度以上に開放することが可能となる。その結果、印画紙収納部33の全面が大きく開放されるため、印画紙30の補充作業を容易に行うことができる。そして、印画紙収納部33に印画紙30を収納してから、再びトレイ蓋体32を押し倒して印画紙収納部33を覆うようにする。その後、この印画紙トレイ4を、プリンタ本体2のトレイ収納部23に差し込むようにして装着する。
このようにして、印画紙収納部33に印画紙30を適宜枚数収納すると、この印画紙トレイ4の前側突出部31aには大きな観察窓35が設けられており、その観察窓35には透明な窓板36が固定されている。そのため、プリンタ本体2に印画紙トレイ4が深く埋め込まれたような状態においても、ユーザーが外から観察窓35を覗くことにより、窓板36を透過させて内部の印画紙収納部33を透視(覗き見る)することができる(図8を参照)。その結果、印画紙トレイ4の外部から、その内部に設けた印画紙収納部33に印画紙30が収納されているか否か、或いは印画紙30がどの程度残量しているか等を、ユーザーが自分の目で見て容易に確認することができる。
しかも、この印画紙トレイ4の機能は、プリンタ本体2に印画紙トレイ4を差し込んだままの状態において奏することができるため、その効果は顕著である。一般に、用紙トレイは、その全体が不透明な材質によって形成されている。そのため、電子機器に用紙トレイが装着された状態では、その用紙収納部に用紙が収納されているか否かは勿論のこと、後何枚くらい残っているかを知ることができなかった。従って、用紙トレイに収納された用紙の状態を知るためには、一旦、プリンタ本体2から用紙トレイを引き出す必要があった。
これに対して、本実施例の印画紙トレイ4では、印画紙トレイ4の前側突出部31aに大きな観察窓35を設けたため、この観察窓35から内部を覗き見ることにより、印画紙30の有無は勿論のこと、その残り枚数を大雑把に把握することが可能となり、印画紙30切れ等の不具合の発生を防ぐことが可能となる。このような印画紙トレイ4が装着されたプリンタ本体2の背面に設けたプロテクタ取付部40に印画紙プロテクタ5を取り付ける。
この印画紙プロテクタ5の取付作業は、次のようにして行うことができる。まず、プロテクタ取付部40に印画紙プロテクタ5の前面である連通穴50側を対向させ、4つのフック部51a,51bを4つの係合穴41,41に差し込むと共に、位置決め凸部52を位置決め穴42に差し込む。次いで、印画紙プロテクタ5を少し押し下げ、図11に示すように、4つのフック部51a,51bの先端の爪部をプリンタ筐体20の背面部20bに噛み合せる。これにより、印画紙プロテクタ5がプリンタ筐体20に取り付けられる。
このとき、印画紙プロテクタ5の連通穴50を介して曲面ガイド部55の下部がプロテクタ取付部40の開口穴43に対向される。そして、開口穴43を介してプリンタ筐体20の内部と印画紙プロテクタ5の内部とが連通される。更に、プリンタ筐体20の開口穴43の内側には、印画紙30を搬送するための一対の搬送ローラ57,58が設けられている。一対の搬送ローラ57,58は、上下方向に対向するように設置されており、時計方向及び反時計方向に選択的に回動可能とされている。
一対の搬送ローラ57,58のうち少なくとも一方は、電動モータ等によって回転駆動される駆動ローラである。即ち、一対の搬送ローラ57,58は、その両者を駆動ローラとしてもよく、その場合には、2つの搬送ローラ57,58は互いに逆方向へ回動するように構成する。また、一対の搬送ローラ57,58のうち、駆動ローラは上下どちらの搬送ローラであってもよく、他方の搬送ローラは回転自在に構成する。
このようなプリンタ本体2を備えたプリンタ装置1は、図1に示すようなシステム構成を有している。即ち、プリンタ本体2が接続コード6を介してカメラアダプタ7に接続されている。このカメラアダプタ7にデジタルスチルカメラ9を装着し、そのデジタルスチルカメラ9に記憶されている被写体の画像をプリンタ本体2で印刷することにより、いわゆるカラー写真のような印刷物を得ることができる。
この場合、プリンタ本体2等の作動は、リモコン装置8の入力操作によって実行される。例えば、リモコン装置8の電源スイッチ11をオンする操作をした後、コントロールボタン14を操作して、デジタルスチルカメラ9の表示部に、予め撮影した所望の被写体の画像を映し出す。次に、プリントボタン12をオンする操作をして、表示部に表示された画像を印刷するように信号を発信する。これにより、印刷動作を実行するための信号が、カメラアダプタ7を介してプリンタ本体2に供給され、プリンタ機構部が印刷動作を開始する。
これにより、プリンタ機構部が所定の印刷動作を実行し、まず、印画紙トレイ4から1枚の印画紙30を取り出すと共に、その印画紙30を印刷部に供給する。印刷部では、被写体の画像に基づいて分解された3色(イエローとシアンとマゼンタ)を、1色ずつ逐次的に印画紙30に印刷する。この場合の印刷は、例えば、まず、第1の色としてイエローを印画紙30の全面に印刷し、次に、第2の色としてシアンをイエローの上から印画紙30の全面に印刷する。次いで、第3の色としてマゼンタをシアンの上から印画紙30の全面に印刷し、最後に、3色が塗り重ねられた上から印画紙表面の全面に透明ラミネートを塗布する。これにより、印画紙表面の全面が透明ラミネートによって保護された、いわゆるカラー写真のような印刷物が作られる。
この際、印画紙30は、各色を印刷する毎に印画紙搬送機構によって印画ヘッドとインクリボンの間を往復移動される。従って、1枚のカラー印刷物を作成するために印画紙30は、印画ヘッドの前を4往復することになる。この往復移動時、1つの色の印刷が終了すると、印画紙30が反対側の通紙口24側に搬送される。これにより、印画紙30の一端が、図11において二点鎖線で示すように、プリンタ筐体20の背面部20bの下部に設けた開口穴43から筐体外に一時的に飛び出し、印画紙プロテクタ5の連通穴50からその内部に入り込む。
印画紙プロテクタ5内に入り込んだ印画紙30の一端は、曲面ガイド部55にガイドされてその曲面に沿って移動する。印画紙30が所定位置まで移動すると、印画紙搬送機構による印画紙プロテクタ5側への印画紙30の搬送動作が停止される。この場合、印画紙30の一端は、曲面ガイド部55によって徐々に上方へと導かれ、開放穴54に近づき、紙の長さによっては開放穴54を貫通して上方に飛び出す。この際、印画紙30が弾性変形して湾曲しながら、曲面ガイド部55に導かれて上方へ移動するため、平面方向から見た印画紙30の移動範囲を小さくすることができ、印画紙30の移動範囲を最小に設定することができる。
図16は、液晶テレビ61とオーディオDVD(Digital Versatile Disc)システム62とを組み合わせたシステム装置60の一部としてプリンタ装置1を用いた例を示すものである。液晶テレビ61は、2枚の棚板63a,63bを有するテレビラック63の上面に載置されている。テレビラック63の1段目の棚板63aには、プリンタ装置1とオーディオDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ62aが載置されている。また、テレビラック63の2段目の棚板63bには、スピーカ装置62bが載置されている。このスピーカ装置62bとオーディオDVDプレーヤ62aによってオーディオDVDシステム62が構成されている。このようなシステム装置60に、本発明に係るプリンタ装置1を使用する場合には、印画紙プロテクタ5の無い従来のプリンタ装置に比べて、奥行きスペースの小さいプリンタ装置1として使用することが可能となる。
しかも、プリンタ筐体20から飛び出した印画紙30の先端部は、印画紙プロテクタ5の曲面ガイド部55による滑らかな曲面によって保持されるため、その先端部が傷付けられたり、曲がったりすることがない。更に、印画紙30の先端部に汚れが付いたり、ゴミやホコリが付着したりすることがなく、印画紙30をしっかりと保護することができる。なお、印画紙プロテクタ5は着脱式であるため、ユーザーの好みに応じて、印画紙プロテクタ5を外して、プリンタ装置1を使用することができることは勿論である。
また、このプリンタ本体2は、その左右方向を垂直方向に向けた状態、いわゆる縦置き状態として使用することも可能である。この場合は、例えば、プリント筐体20の一方の側面にスタンド部材を取り付け、そのスタンド部材で立ち上げるように支持する構成とする。この場合には、プリンタ本体2の設置スペースを更に狭く小さいものとすることができる。
印画作業が終了した印刷物は、プリンタ本体2のプリンタ筐体20の前面に設けた通紙口24から取り出される。この際、通紙口24からは、印刷物が所定長さだけ突出されるが、通紙口24の前側には、プリンタ筐体20の前部を突出させることによって棚のような張出し部22が設けられており、この張出し部22の上面に印刷物が一時的に支持される。そのため、印刷物が飛び出してプリンタ本体2から外へ落下するのを防ぐことができる。このように、本実施例の印画紙プロテクタ5によれば、印刷面がプリンタ本体2の載置面に接触して擦られたり、折り曲げられたりして傷つけられるのを防ぐことができる。
図12〜図15は、本発明の印画紙プロテクタの第2の実施の例を示すものである。この第2の実施の例に係る印画紙プロテクタ70は、前記第1の実施の例で示した印画紙プロテクタ5の開放穴54に蓋体71を開閉可能に設ける構成としたものである。蓋体71は、開放穴54に見合う長方形の板体として形成されており、枢軸72によって回動自在に支持されている。枢軸72は、印画紙プロテクタ70の左右方向の長さと同じ長さを有する丸棒状の軸部材からなり、蓋体71の幅方向の一側において長手方向へ貫通されている。そして、蓋体71の長手方向の両端から突出する枢軸72の両端部が、印画紙プロテクタ70の開放穴54の縁部分に両端支持されている。
蓋体71の内面には、印画紙30の先端をガイドする3つのガイド突条73が設けられている。3つのガイド突条73は、蓋体71の長手方向に適当な間隔をあけて配置されている。これらのガイド突条73に対応して、印画紙プロテクタ70の後面部5dの上縁部には、ガイド突条73と緩く噛み合う逃げ溝74が3箇所に設けられている。なお、開放穴54は、蓋体71の自重によって閉じる構成としてもよく、また、図示しない捩りコイルばねを用いて適当なばね力を付与し、蓋体71を閉じる方向へ緩く(大きな抵抗力とならない程度)付勢する構成としてもよい。その他の構成は前記実施の例と同様であるため、同一部分には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
このような構成を有する印画紙プロテクタ70を使用する場合には、前述した印画紙プロテクタ5と同様にして、プリンタ本体2に取り付けることができる。この印画紙プロテクタ70の使用時、図14に示すように、印刷していない状態、或いは、印刷時であっても印画紙30が蓋体71の位置まで到達しない状態では、開放穴54が蓋体71の自重によって或いは弾性体の付勢力によって閉じられているため、その開放穴54からゴミやホコリ等が入り込むのを防止することができる。
また、図15に示すように、印刷している状態において、印画紙30が蓋体71の位置まで達すると、その印画紙30を搬送する一対の搬送ローラ57,58の搬送力等によって蓋体71が押し上げられる。これにより、印刷距離の長い印画紙であっても、その印画紙を所定の距離だけ搬送させて、印画紙30の全面を印刷することが可能となる。しかも、この場合には、印画紙30が蓋体71の位置まで搬送されるとき以外は、開放穴54が蓋体71によって閉じられるため、印画紙プロテクタ70を介して開口穴43からプリンタ筐体20内にゴミやホコリ等が入り込むのを防止することができる。
また、図15に示すように、印画紙プロテクタ70の蓋体71は、その開放状態において、先端部がプリンタ筐体20の高さ以内となるように設定し、プリンタ筐体20の上面と蓋体71の先端との間に適当な大きさの隙間Tができるように構成する。このように構成することにより、例えば、プリンタ本体2を、その左右方向を垂直に向けた状態、いわゆる縦置き状態で使用する場合においても、開かれた蓋体71が他の装置と干渉することを防止することが可能となる。
以上説明したように、プリンタ本体に対して印画紙トレイを組み込み式として構成したため、印画紙トレイをプリンタ本体に埋め込むようにして使用することができる。これにより、印画紙トレイをプリンタ本体と一体的にデザイン化することができ、新しい形態のプリンタ装置を提供することができる。
更に、プリンタ本体に印画紙プロテクタを装着することにより、プリンタ装置を設置する際に、従来のように背面に適当な大きさの空間を設定する必要がなく、プリンタ本体の背面をラックの壁面等に当たるまで差し込んで置くことができる。そして、印刷時の印画紙を印画紙プロテクタによって上方へ誘導するため、この印画紙プロテクタの無いプリンタ本体に比べて、奥行き方向の長さを短くすることができ、設置面積を小さなものとすることができる。また、印画紙プロテクタが着脱式であることから、例えば、長期間使用しない場合には、印画紙プロテクタを外しておくことにより、プリント本体の奥行き長さを短くして収納性を良くすることができる。しかも、印画紙プロテクタを外したままであっても、プリンタ装置としての機能を損なうことがない。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例においては、撮像装置としてデジタルスチルカメラを適用した例について説明したが、デジタルビデオカメラ、カメラ付きパーソナルコンピュータ、カメラ付き携帯電話その他の撮像装置にも適用できるものである。
1…プリンタ装置、 2…プリンタ本体、 3…入力操作部、 4…印画紙トレイ、 5,70…印画紙プロテクタ、 7…カメラアダプタ、 9…デジタルスチルカメラ(撮像装置)、 20…プリンタ筐体、 21…本体カバー、 22…張出し部、 23…トレイ収納部、 24…通紙口、 30…印画紙、 31…トレイ本体、 31a…前側突出部(前面部)、 31b…容器体、 31c…幅広部、 32…トレイ蓋体、 32a…上面部(カバー部)、 32b…側面部(アーム部)、 33…印画紙収納部、 35…観察窓、 36…窓板、 37…軸部、 38…蓋体支持部、 40…プロテクタ取付部、 41…フック穴、 43…開口穴、 47…軸受穴、 50…連通穴、 51a,51b…フック部、 52…位置決め凸部、 54…開放穴、 55…曲面ガイド部、 57,58…搬送ローラ、 71…蓋体
Claims (7)
- 印画紙が取り出し可能に収納される印画紙収納部を有する印画紙トレイと、
前記印画紙トレイから印画紙を取り出して当該印画紙に印刷を行うプリンタ機構部と、
前記プリンタ機構部を収納すると共に前記印画紙トレイが着脱可能に装着されるトレイ収納部を有するプリンタ筐体と、を備え、
前記印画紙トレイは、前記トレイ収納部への装着時、前面が前記プリンタ筐体の前面と略同一平面上に配置される前側突出部を有し、当該前側突出部の前記印画紙収納部の高さ以上の高さ位置に、当該印画紙収納部内を外部から透視可能な観察窓を設けた
ことを特徴とするプリンタ装置。 - 前記印画紙トレイは、上面に開口された印画紙収納部及び当該印画紙収納部の前側に連続されると共に上方に突出された前記前側突出部を有するトレイ本体と、前記印画紙収納部を開閉可能なように前記トレイ本体に軸回動機構を介して回動可能に取り付けられたトレイ蓋体と、を有する
ことを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。 - 前記印画紙トレイは、上面に開口された印画紙収納部の前側に連続され且つ上方に突出された前記前側突出部を有するトレイ本体を具え、
前記前側突出部は、前記プリンタ筐体の前面部において前方へ突出するように設けた張出し部と略同一平面となるように形成した
ことを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。 - 前記プリンタ筐体の前面部における前記トレイ収納部の上側に、印刷終了後の印画紙を外部に排出する通紙口を設けた
ことを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。 - 上面に開口された印画紙収納部及び当該印画紙収納部の前側に連続されると共に上方に突出された前側突出部を有するトレイ本体と、
前記印画紙収納部を開閉可能なように前記トレイ本体に軸回動機構を介して回動可能に取り付けられたトレイ蓋体と、を備え、
前記軸回動機構は、前記トレイ本体及び前記トレイ蓋体の一方に設けた一対の軸部と、前記トレイ本体及び前記トレイ蓋体の他方に設けられ且つ前記一対の軸部と回動可能に係合される一対の軸受穴と、を有し、
前記前側突出部の前記印画紙収納部の高さ以上の高さ位置に、当該印画紙収納部内を外部から透視可能な観察窓を設けた
ことを特徴とする印画紙トレイ。 - 前記前側突出部に、前記印画紙収納部を全開した状態の前記トレイ蓋体を支えて全開した状態を維持する蓋体支持部を設け、
前記全開した状態における前記トレイ蓋体の重心位置を、前記軸回動機構の回動中心よりも前側に設定した
ことを特徴とする請求項5記載の印画紙トレイ。 - 前記トレイ蓋体は、前記印画紙収納部を覆う平板状のカバー部と、前記カバー部の一側に連続して一面側に突出するように設けたアーム部と、を有し、
前記アーム部と前記前側突出部とに前記軸回動機構を設けた
ことを特徴とする請求項5記載の印画紙トレイ。
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JP2007041504A JP2008201054A (ja) | 2007-02-21 | 2007-02-21 | プリンタ装置及び印画紙トレイ |
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Cited By (2)
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KR101416002B1 (ko) | 2013-09-27 | 2014-07-09 | 디에스글로벌 (주) | 이물질 유입방지 가능한 휴대인화기용 개폐장치 |
JP2016108138A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-20 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 給紙カセット及びそれを備えた画像形成装置 |
-
2007
- 2007-02-21 JP JP2007041504A patent/JP2008201054A/ja active Pending
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