JP2008200096A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008200096A
JP2008200096A JP2007036452A JP2007036452A JP2008200096A JP 2008200096 A JP2008200096 A JP 2008200096A JP 2007036452 A JP2007036452 A JP 2007036452A JP 2007036452 A JP2007036452 A JP 2007036452A JP 2008200096 A JP2008200096 A JP 2008200096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
diagnostic apparatus
ultrasonic diagnostic
ultrasonic
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007036452A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Takaoki
英二 高沖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
META CORP JAPAN
Original Assignee
META CORP JAPAN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by META CORP JAPAN filed Critical META CORP JAPAN
Priority to JP2007036452A priority Critical patent/JP2008200096A/ja
Publication of JP2008200096A publication Critical patent/JP2008200096A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で、診断の対象となる部位の3次元画像を構成することができる超音波診断装置を提供する
【解決手段】対象の断面の超音波画像を生成する画像生成装置(2)と、前記対象に超音波を照射して得られたデータを前記画像生成装置(2)に送信するプローブ(3)と、前記プローブ(3)を支持する支持部材(4)とを具備する3次元超音波診断装置(1)を構成する。ここにおいて、前記プローブ(3)は、予め定められた撮像タイミングに対応して前記データを取得する。そして、前記支持部材(4)は、第1方向に移動する前記プローブ(3)の運動を支援する。そのうえで、前記画像生成装置(2)は、前記プローブ(3)から送信される前記データに対応して複数の前記超音波画像を生成し、前記複数の前記超音波画像に基づいて前記対象の3次元画像を生成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、超音波診断装置に関する。
医療の現場において、医師の診断を補助するための様々な装置(以下、医療器と呼ぶ)が備えられている。医療器には、例えば、X線を用いて画像(レントゲン写真)を撮像するレントゲン画像撮像装置や、超音波を用いて画像(エコー画像)を撮像する超音波診断装置などを挙げることができる。医療器によって得られる画像は、2次元の平面画像である場合が多い。診断の対象となる部位は、立体的である場合がほとんどである。したがって、医療の現場に携わる者には、医療器から得られた2次元画像に基づいて、診断の対象となる部位の立体構造を把握する技能が要求される場合がある。
個人がこのような技能を身につけるには、多くの経験を積む必要がある。また、このような技能は、熟練度に応じて個人差がある場合が多い。経験の浅いユーザが、2次元画像に基づいて、診断の対象となる部位の立体構造を把握することができない場合がある。2次元画像に基づいて、診断の対象となる部位の立体構造を示す画像を提供する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1(特開2003−334192号公報)には、三次元画像情報の収集において、スライス方向に超音波プローブを手動走査して得られる複数枚の画像に対して、その画像位置を安定かつ正確に推定する技術が開示されている。特許文献1に記載の技術を適用して三次元画像を生成する場合、超音波プローブを手動走査して得られた画像位置を合わせるために、複雑な演算処理を行う必要がある。このような演算を実行する装置は、その構成が複雑になり、製造コストが増加してしまう場合がある。
特開2003−334192号公報
本発明が解決しようとする課題は、簡単な構成で、診断の対象となる部位の3次元画像を構成することができる超音波診断装置を提供することにある。
また、本発明が解決しようとする他の課題は、簡単な操作で診断の対象となる部位の3次元画像を適切に構成することができる超音波診断装置を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記の課題を解決するために、対象の断面の超音波画像を生成する画像生成装置(2)と、前記対象に超音波を照射して得られたデータを前記画像生成装置(2)に送信するプローブ(3)と、前記プローブ(3)を支持する支持部材(4)とを具備する3次元超音波診断装置(1)を構成する。ここにおいて、前記プローブ(3)は、予め定められた撮像タイミングに対応して前記データを取得する。そして、前記支持部材(4)は、第1方向に移動する前記プローブ(3)の運動を支援する。そのうえで、前記画像生成装置(2)は、前記プローブ(3)から送信される前記データに対応して複数の前記超音波画像を生成し、前記複数の前記超音波画像に基づいて前記対象の3次元画像を生成する。
また、その3次元超音波診断装置(1)において、前記支持部材(4)は、前記プローブ(3)の移動を補助するレール(13)(13a)(13b)と、前記レール(13)(13a)(13b)に沿って移動するスライダー(14)(14a)(14b)と、前記プローブ(3)を保持するプローブ保持部材(15)とを含むように構成されていることが好ましい。そして、前記プローブ保持部材(15)は、前記スライダー(14)(14a)(14b)に固定的に構成されていることが好ましい。この構成によって、前記プローブ保持部材(15)は、前記前記第1方向に移動する前記プローブ(3)が、前記第1方向と異なる第2方向に運動することを抑制する。
また、その3次元超音波診断装置(1)において、前記支持部材(4)は、前記第1方向をx軸としたときに、前記x軸と、前記x軸に直角なy軸と、前記x軸と前記y軸とに直角なz軸とで構成される座標軸を基準として、プローブ(3)の運動を制御する。具体的には、支持部材(4)は、前記プローブ(3)が、前記x軸と前記y軸と前記z軸との各々を回転軸として回転することを抑制する。
また、その3次元超音波診断装置(1)において、前記プローブ(3)と前記対象との間に設けられたパッド(16)を含むように構成されていることが好ましい。ここにおいて、前記パッド(16)は、前記プローブ(3)と前記対象との間に空気層が形成されることを抑制する。
より具体的には、前記プローブ(3)は、前記超音波を照射する照射面を備えている。この場合に、前記パッド(16)は、前記照射面に密着する第1パッド面と、前記対象に密着する第2パッド面とを含んで構成されることが好ましい。これによって、プローブ(3)から照射される音波が適切に診断対象部位に到達する。また、診断対象部位からの反射音波(エコー)が適切にプローブ(3)に供給される。
また、その3次元超音波診断装置(1)において、前記支持部材(4)は、さらに、前記プローブ(3)保持部を移動させる駆動機構を含むものであることが好ましい。ここにおいて、前記駆動機構は、前記プローブ(3)を前記ガイド(レール)に沿って自動的に移動させる機能を供えているものとする。
また、その3次元超音波診断装置(1)において、前記駆動機構は、前記プローブ(3)を前記第1方向に等速で移動させる機能を備えていることが好ましい。
また、上記課題を解決するために、対象の断面の超音波画像を生成する画像生成装置と、前記対象に超音波を照射して得られたデータを前記画像生成装置に送信するプローブと、前記プローブを支持する支持部材とを具備する3次元超音波診断装置を構成する。ここにおいて、前記プローブは、予め定められた撮像タイミングに対応して前記データを取得する。そして、前記支持部材は、前記プローブの移動を補助するレールを含み、前記レールは、前記プローブが始点から終点まで移動するときの移動経路に沿って構成されていることが好ましい。なお、前記移動経路は、前記始点と前記終点とを含む経路平面に対応しているものとする。この場合において、前記画像生成装置は、前記プローブから送信される前記データに対応して複数の前記超音波画像を生成し、前記複数の前記超音波画像に基づいて前記対象の3次元画像を生成する。
その3次元超音波診断装置において、前記支持部材は、前記レールに沿って移動するスライダーと、前記プローブを保持するプローブ保持部材とを含むことが好ましい。そして、前記レールは、前記経路平面に平行な面に沿って曲線的に構成され、前記プローブ保持部材は、前記スライダーに固定的に構成され、前記プローブが前記経路平面に交わる直線に沿って運動することを抑制する。また、その3次元超音波診断装置において、前記支持部材は、前記レールを、前記対象の位置から一定の距離を有する位置に備える構成であっても良い。
その3次元超音波診断装置において、前記支持部材は、前記プローブと前記対象との間に構成されるパッドを含んで構成されることが好ましい。この場合において、前記パッドは、前記プローブと前記対象との間に空気層が形成されることを抑制する機能を有することが好ましい。
その3次元超音波診断装置において、前記プローブは、前記超音波を照射する照射面を備えているものとする。そして、前記パッドは、前記照射面に密着する第1パッド面と、前記対象に密着する第2パッド面とを含む構成であることが好ましい。
上記の3次元超音波診断装置において、前記支持部材は、さらに、前記プローブ保持部を移動させる駆動機構を含むものであっても良い。その場合において、前記駆動機構は、
前記プローブを前記レールに沿って自動的に移動させる機能を備えていることがこの案しい。また、前記駆動機構は、前記プローブを前記移動経路に沿って等速で移動させる機能を備えていることが好ましい。
本発明によると、簡単な構成で、診断の対象となる部位の3次元画像を構成することができる超音波診断装置を提供することができる。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明を行う。図1は、本実施形態の超音波3次元画像生成装置1の構成を例示するブロック図である。図1を参照すると、本実施形態の超音波3次元画像生成装置1は、情報処理装置2と、超音波プローブ3と、プローブ支持装置4と、表示装置5と、入力装置6とを含んで構成されている。
情報処理装置2は、コンピュータプログラムに示される手順に従って、高速に情報処理を行う装置である。情報処理装置2は、入力、記憶、演算、制御、出力の5つの機能を備えている。また、情報処理装置2はCPU(図示されず)、HDD(図示されず)、RAM(図示されず)を備え、それらは、バス(図示されず)を介して接続されている。本実施形態において、情報処理装置2は、超音波プローブ3から供給されるデータを処理し、診断用の3次元画像を生成している。
超音波プローブ3は、生体へ超音波を送受信するセンサである。超音波プローブ3は、超音波を発生させてその超音波を診断対象部位に照射する機能と、その診断対象部位が反射した超音波を受信する機能を備えている。超音波プローブ3は、受信した超音波(以下、エコーと呼ぶ。)に応答して、デジタルまたはアナログデータを生成し、情報処理装置2に供給している。プローブ支持装置4は、超音波プローブ3が診断対象の部位を走査するときに、その移動を補助する装置である。なお、プローブ支持装置4の詳細な構成に関しては、後述する。
表示装置5は、情報処理装置2から出力される画像データを表示するマンマシンインターフェースである。表示装置5はCRTや液晶教示装置に代表されるように、視覚的にデータを表示する機能を備えている。入力装置6は、ユーザの操作に応答して情報処理装置2にデータを入力するマンマシンインターフェースである。表示装置5は、キーボードやマウスなどに代表される装置で構成されている。
図1を参照すると、本実施形態の情報処理装置2は、フォーカス回路21と、信号処理部22と、画像処理部23と、スキャンコンバータ24とを含んで構成されている。
フォーカス回路21は、超音波プローブ3が出力する超音波の焦点を調整する超音波フォーカス処理を行っている。信号処理部22および画像処理部23は、超音波受信信号(生体内からの反射信号)より断層像を得るために不要帯域除去のためのFIRフィルタ処理やenvelopeの検出、画像を見やすくするためのlog圧縮などを行っている。スキャンコンバータ24は、超音波の送受信がRθ座標系で行われている場合に、その受信信号をRθ座標系から、表示のための直交座標系へ変換する座標変換処理や、拡大縮小(アフィン変換)処理を行っている。
図2は、プローブ支持装置4の構成を例示する斜視図である。プローブ支持装置4は、第1壁11と第2壁12とを備え、それらは複数のレール13によって支持され、対向するように構成されている。また、第1壁11と第2壁12とは、概ね平行に構成されている。図12を参照すると、プローブ支持装置4は、レール13に沿って可動的に構成されたスライダー14と、そのスライダー14に一体に構成されたプローブ保持部15とを含んで構成されている。そのプローブ保持部15には、上述の超音波プローブ3が固定的に接続される。また、プローブ支持装置4は、筒17を備えている。図2に示されているように、筒17は、第1壁11に固定的に接続されている。さらに、プローブ支持装置4の生体に接する部分には、伝播用部材16が備えられている。伝播用部材16は、超音波プローブ3がプローブ支持装置4に搭載されたとき、その超音波プローブ3と生体との間に空気の層が形成されることを抑制している。
本実施形態において、超音波プローブ3は、プローブ支持装置4のレール13に沿って移動する。ここにおいて、超音波プローブ3は、その移動に対応して複数のエコー画像用データを情報処理装置2に送信する。情報処理装置2は、超音波プローブ3から送信される複数のエコー画像用データに基づいて。3次元超音波画像を生成する。本実施形態のプローブ支持装置4は、超音波プローブ3が直線的に運動できるように、その超音波プローブ3を支持する機能を備えている。
図3は、プローブ支持装置4を正面から見た正面図である。以下の説明において、プローブ支持装置4に備えられた複数のレール13やスライダー14を、それぞれ区別する場合には、枝符号(例えば第1レール13aなど)を付して説明を行う。図3を参照すると、プローブ支持装置4は、第1壁11と第2壁12とが概ね平行に構成されている。また、プローブ支持装置4に備えられた複数のレール13は、互いに平行に構成されている。図3に示されているように、プローブ支持装置4の上側に備えられたレール13(第2レール13b)には、第2スライダー14bが移動可能に構成されている。第2スライダー14bは、第2レール13bに案内され、その第2レール13bに沿って移動する。
なお、図3には示されていないが、プローブ支持装置4の反対方向の側面には、上側に第1レール13aが備えられている。その第1レール13aには、第1スライダー14aが移動可能に構成されている。第1スライダー14aは、第2スライダー14bと同様に、第1レール13aに案内され、その第1レール13aに沿って移動する。本実施形態において、スライダー14は、プローブ支持装置4の上側に備えられたレール13に対応して構成されている。この構成は、本願発明におけるレール13およびスライダー14の構成を限定するものはない。
プローブ支持装置4の下側には、第3レール13cが備えられている。そして、プローブ支持装置4の反対方向の側面には、下側に第4レール13dが備えられている。図3を参照すると、プローブ支持装置4の下側には、伝播用部材16が備えられている。伝播用部材16は、超音波プローブ3と生体とに密着する。これによって、伝播用部材16は、超音波プローブ3と生体との間に空気の層が形成されることを抑制する。伝播用部材16は、第1壁11と第2壁12の下部よりも、z軸方向の長さ(厚さ)が長いように構成されることが好ましい。また、本実施形態において、筒17は、筒状に構成されている。図3に示されているように、筒17の内部には、芯18が構成されている。芯18は、筒17の内部を通ってプローブ保持部15に固定的に接続されている。
図4は、プローブ支持装置4の構成を例示する上面図である。図4を参照すると、プローブ支持装置4の上側には、平行に配置された2本のレール13(第1レール13a、第2レール13b)が備えられている。また、第1レール13a、第2レール13bの各々に対応して二つのスライダー14(第1スライダー14a、第2スライダー14b)が構成されている。図4に示されているように、第1スライダー14aと第2スライダー14bの間には、プローブ保持部15が構成されている。上述のように、そのプローブ保持部15は、芯18に固定的に構成されている。また、芯18は、筒状の筒17の内部を移動可能に構成されている。さらに、プローブ保持部15には、超音波プローブ3が固着される。本実施形態において、プローブ支持装置4は、芯18の動きに対応してプローブ保持部15が運動することによって、その超音波プローブ3を図4の座標軸におけるx軸方向に運動させている。
図5は、プローブ支持装置4の構成を例示する側面図である。図5を参照すると、プローブ支持装置4を構成する複数のレール13は、第1壁11と第2壁12とを支持する機能を備えている。図5を参照すると、複数のレール13が、第1壁11と第2壁12とを支持している。また、円筒形の筒17は、レール13に平行に構成され、芯18は、その筒17に対応して可動的に構成されている。これによって、超音波プローブ3がプローブ保持部15に固定的に接続されるとき、本実施形態のプローブ支持装置4は、超音波プローブ3をx軸方向に直線的に運動させることができる。
図6は、超音波プローブ3を備えるプローブ支持装置4の構成を例示する斜視図である。本実施形態において、プローブ支持装置4は、超音波プローブ3の超音波を送受信する面(以下、音波送受面と呼ぶ。)を、伝播用部材16に接するように備えている。図6を参照すると、その超音波プローブ3は、プローブ保持部15に固着されている。本実施形態において、超音波プローブ3とプローブ保持部15とを固着する手段に制限はない。例えば、帯状の固定用部材や、クランプを使用して、超音波プローブ3とプローブ保持部15とを固着することができる。
図7は、超音波プローブ3を備えるプローブ支持装置4の構成を例示する三面図である。図7の(a)は、超音波プローブ3を備えるプローブ支持装置4を例示する正面図である。図7の(b)は、超音波プローブ3を備えるプローブ支持装置4を例示する上面図である。図7の(c)は、超音波プローブ3を備えるプローブ支持装置4を例示する側面図である。図7を参照すると、超音波プローブ3は、プローブ支持装置4に備えられるとき、超音波プローブ3の音波送受面と伝播用部材16とが接するように、かつ、超音波プローブ3が、伝播用部材16に対し摺動可能に構成される。また、本実施形態において、伝播用部材16は、ある程度の柔軟性を有することが好ましい。伝播用部材16は、超音波プローブ3の音波送受面が、所定の圧力で押し付けられたときに、その音波送受面の形状に対応して変形する。
また、図7を参照すると、本実施形態におけるプローブ支持装置4は、超音波プローブ3の幅に対応して構成されている。これは、本実施形態におけるプローブ支持装置4の構成を限定するものではない。例えば、医療器として構成される超音波プローブ3は、その幅(図7の座標軸におけるy軸方向の長さ)が所定の長さを超えることが無い。したがって、第1レール13aと第2レール13bとの幅を、一般的に普及している超音波プローブ3の幅よりも大きくすることで、どのような幅の超音波プローブ3にも対応可能なプローブ支持装置4を構成することができる。
図8は、エコー画像用データを得る場合における初期状態の超音波プローブ3の位置を例示する斜視図である。上述のように、本実施形態では、超音波プローブ3を移動(以下、走査と呼ぶ)させながらエコー画像用データを情報処理装置2に送信している。本実施形態において、その超音波プローブ3を移動させる機構に制限は無い。例えば、ゼンマイ(渦巻きばね)の力を利用して機械的にプローブ保持部15を運動させることで、そのプローブ保持部15に固着された超音波プローブ3を直線的に移動させることができる。この場合において、プローブ支持装置4は、そのプローブ保持部15を等速に運動させるための調速器を備えていることが好ましい。
調速器の一例として、機械式時計などに利用されるテンプ、アンクル及びガンギ車(この場合は直線運動)を用いて、x軸方向に移動と停止とを繰り返す運動機構が例示される。超音波プローブ3は、一定時間(例えば、1秒間)に複数回のデータを等間隔で取得する機能を備えている。プローブ保持部15をx軸方向に移動と停止とを繰り返しながら運動させ、その運動の周期と超音波プローブ3がデータを取得する間隔とを同期させる。それによって、より適切なエコー画像用データを得ることができる。
プローブ支持装置4は、走査の開始時に、芯18を駆動してプローブ保持部15を第2壁12側に移動させる。プローブ支持装置4は、第1壁11側から第2壁12側に超音波プローブ3を移動させるときに、その仕事に対応して、ゼンマイを巻き上げる構成を備えていることが好ましい。図8を参照すると、第2壁12側に超音波プローブ3を移動させ、プローブ支持装置4の伝播用部材16の下側を生体の診断対象部位に接触させる。その後、3を移動させながら任意のコマ数/毎秒でエコー画像用データを取得する。
図9は、走査途中の超音波プローブ3を備えるプローブ支持装置4を例示する斜視図である。図9を参照すると、超音波プローブ3は、複数のレール13および筒17の方向に沿って、直線的に移動する。図9に示されているように、超音波プローブ3は、図9の座標軸におけるx軸、y軸およびz軸を回転軸とした回転運動を行うことなく運動する。これによって、超音波プローブ3から送信されるエコー画像用データに基づいて生成される超音波画像は、平行な断面画像の集合となる。情報処理装置2は、その断面画像の集合に基づいて3次元超音波画像を生成している。複数の断面画像が概ね平行であるため、情報処理装置2は、複雑な画像処理を行うことなく3次元超音波画像を生成することができる。また、本実施形態のプローブ支持装置4を用いることで、3次元超音波画像専用の装置を構成することなく、低コストで3次元超音波画像を得ることができる。
上述の実施形態において、調速器として機械的にプローブ保持部15を動かす機構を例示したが、これ以外にも、電気的にプローブ保持部15を動かす構成であっても良い。例えば、一定の回転速度で回転する電気モーターと、その回転を直線方向の運動に変換するギアとを有するプローブ支持装置4を構成する。そのような構成によって、芯18などを等速で直線的に移動させることで、等間隔のエコー画像用データを得ることが可能となる。
上述の実施形態において、直線的に超音波プローブ3を運動させる場合に対応して本願発明を説明してきた。本発明は、直線運動に限定されることなく、曲線的に超音波プローブ3を運動させても良い。例えば、診断対象部位に応じて変形するレールをすることで、超音波プローブ3を曲線的に運動させることができる。また、予めレールが曲線的に構成されたプローブ支持装置4を用意しておいても良い。この場合には、曲率や曲線の形状に応じて複数タイプのプローブ支持装置4を用意しておくとさらに好ましい。
図1は、本実施形態の超音波3次元画像生成装置1の構成を例示するブロック図である。 図2は、プローブ支持装置4の構成を例示する斜視図である。 図3は、プローブ支持装置4の構成を例示する正面図である。 図4は、プローブ支持装置4の構成を例示する上面図である。 図5は、プローブ支持装置4の構成を例示する側面図である。 図6は、超音波プローブ3を備えるプローブ支持装置4の構成を例示する斜視図である。 図7は、超音波プローブ3を備えるプローブ支持装置4の構成を例示する三面図である。 図8は、走査の開始位置に超音波プローブ3を備えるプローブ支持装置4を例示する斜視図である。 図9は、走査途中の超音波プローブ3を備えるプローブ支持装置4を例示する斜視図である。
符号の説明
1…超音波3次元画像生成装置
2…情報処理装置
3…超音波プローブ
4…プローブ支持装置
5…表示装置
6…入力装置
7…プローブケーブル
11…第1壁
12…第2壁
13…レール
13a…第1レール
13b…第2レール
13c…第3レール
13d…第4レール
14…スライダー
14a…第1スライダー
14b…第2スライダー
15…プローブ保持部
16…伝播用部材
17…筒
18…芯
21…フォーカス回路
22…信号処理部
23…画像処理部
24…スキャンコンバータ

Claims (8)

  1. 対象の断面の超音波画像を生成する画像生成装置と、
    前記対象に超音波を照射して得られたデータを前記画像生成装置に送信するプローブと、
    前記プローブを支持する支持部材と
    を具備し、
    前記プローブは、
    予め定められた撮像タイミングに対応して前記データを取得し、
    前記支持部材は、
    第1方向に移動する前記プローブの運動を支援し、
    前記画像生成装置は、
    前記プローブから送信される前記データに対応して複数の前記超音波画像を生成し、前記複数の前記超音波画像に基づいて前記対象の3次元画像を生成する
    3次元超音波診断装置。
  2. 請求項1に記載の3次元超音波診断装置において、
    前記支持部材は、
    前記プローブの移動を補助するレールと、
    前記レールに沿って移動するスライダーと、
    前記プローブを保持するプローブ保持部材と
    を含み、
    前記プローブ保持部材は、前記スライダーに固定的に構成され、
    前記前記第1方向に移動する前記プローブが、前記第1方向と異なる第2方向に運動することを抑制する
    3次元超音波診断装置。
  3. 請求項2に記載の3次元超音波診断装置において、
    前記支持部材は、
    前記第1方向をx軸としたときに、
    前記x軸と、前記x軸に直角なy軸と、前記x軸と前記y軸とに直角なz軸とで構成される座標軸を基準として、
    前記プローブが、前記x軸と前記y軸と前記z軸との各々を回転軸として回転することを抑制する
    3次元超音波診断装置。
  4. 請求項3に記載の3次元超音波診断装置において、
    前記プローブと前記対象との間に設けられたパッドを含み、
    前記パッドは、
    前記プローブと前記対象との間に空気層が形成されることを抑制する
    3次元超音波診断装置。
  5. 請求項4に記載の3次元超音波診断装置において、
    前記プローブは、
    前記超音波を照射する照射面を備え、
    前記パッドは、
    前記照射面に密着する第1パッド面と、
    前記対象に密着する第2パッド面と
    を含む
    3次元超音波診断装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の3次元超音波診断装置において、
    前記支持部材は、さらに、
    前記プローブ保持部を移動させる駆動機構を含み、
    前記駆動機構は、
    前記プローブを前記ガイドに沿って自動的に移動させる
    3次元超音波診断装置。
  7. 請求項6に記載の3次元超音波診断装置において、
    前記駆動機構は、
    前記プローブを前記第1方向に等速で移動させる
    3次元超音波診断装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の3次元超音波診断装置で使用され、
    第1方向に移動する前記プローブの運動を支援する
    プローブ支持部材。
JP2007036452A 2007-02-16 2007-02-16 超音波診断装置 Pending JP2008200096A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007036452A JP2008200096A (ja) 2007-02-16 2007-02-16 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007036452A JP2008200096A (ja) 2007-02-16 2007-02-16 超音波診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008200096A true JP2008200096A (ja) 2008-09-04

Family

ID=39778195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007036452A Pending JP2008200096A (ja) 2007-02-16 2007-02-16 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008200096A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101089743B1 (ko) * 2009-02-27 2011-12-07 삼성메디슨 주식회사 초음파 진단 장치
WO2012042794A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 パナソニック株式会社 超音波診断用アダプタ、超音波診断装置、及び、超音波診断方法
CN102429683A (zh) * 2011-10-14 2012-05-02 华中科技大学 一种基于后端扫描的三维超声成像的扫描装置
CN102697526A (zh) * 2012-06-15 2012-10-03 华东医院 超声浅表组织与器官容积扫描断层成像设备
JP2012525233A (ja) * 2009-05-01 2012-10-22 ビジュアルソニックス インコーポレイテッド 光音響撮像のためのシステムおよびその方法
JP2012235827A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Omori Kogyo:Kk 超音波検査方法及び検査補助具
CN104287775A (zh) * 2014-09-28 2015-01-21 安华亿能医疗影像科技(北京)有限公司 手持式扫描装置
WO2015100906A1 (zh) * 2013-12-30 2015-07-09 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种超声成像装置及方法
JP2021058299A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 超音波診断装置
JP2021192786A (ja) * 2015-06-16 2021-12-23 アンスティチュ ナショナル ドゥ ラ サンテ エ ドゥ ラ ルシェルシュ メディカル 検出装置及び関連する撮像方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04183453A (ja) * 1990-11-20 1992-06-30 Terumo Corp 超音波診断装置
JP2004516865A (ja) * 2000-10-13 2004-06-10 ソノシーン インク. 超音波細胞組織スクリーニング装置
JP2004305422A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Aloka Co Ltd 超音波診断装置および超音波探触子駆動システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04183453A (ja) * 1990-11-20 1992-06-30 Terumo Corp 超音波診断装置
JP2004516865A (ja) * 2000-10-13 2004-06-10 ソノシーン インク. 超音波細胞組織スクリーニング装置
JP2004305422A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Aloka Co Ltd 超音波診断装置および超音波探触子駆動システム

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101089743B1 (ko) * 2009-02-27 2011-12-07 삼성메디슨 주식회사 초음파 진단 장치
JP2012525233A (ja) * 2009-05-01 2012-10-22 ビジュアルソニックス インコーポレイテッド 光音響撮像のためのシステムおよびその方法
JP5888229B2 (ja) * 2010-09-27 2016-03-16 コニカミノルタ株式会社 超音波診断用アダプタ、超音波診断装置、及び、超音波測定方法
WO2012042794A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 パナソニック株式会社 超音波診断用アダプタ、超音波診断装置、及び、超音波診断方法
CN102665568A (zh) * 2010-09-27 2012-09-12 松下电器产业株式会社 超声波诊断用适配器、超声波诊断装置以及超声波诊断方法
US9445783B2 (en) 2010-09-27 2016-09-20 Konica Minolta, Inc. Ultrasound diagnostic adapter, ultrasound diagnostic apparatus, and ultrasound diagnostic method
JP2012235827A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Omori Kogyo:Kk 超音波検査方法及び検査補助具
CN102429683A (zh) * 2011-10-14 2012-05-02 华中科技大学 一种基于后端扫描的三维超声成像的扫描装置
CN102697526A (zh) * 2012-06-15 2012-10-03 华东医院 超声浅表组织与器官容积扫描断层成像设备
WO2015100906A1 (zh) * 2013-12-30 2015-07-09 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种超声成像装置及方法
US11231431B2 (en) 2013-12-30 2022-01-25 Shenzhen Mindray Bio-Medical Electronics Co., Ltd. Ultrasound imaging device and imaging method thereof
US11754577B2 (en) 2013-12-30 2023-09-12 Shenzhen Mindray Bio-Medical Electronics Co., Ltd. Ultrasound imaging device and imaging method thereof
CN104287775A (zh) * 2014-09-28 2015-01-21 安华亿能医疗影像科技(北京)有限公司 手持式扫描装置
JP2021192786A (ja) * 2015-06-16 2021-12-23 アンスティチュ ナショナル ドゥ ラ サンテ エ ドゥ ラ ルシェルシュ メディカル 検出装置及び関連する撮像方法
JP7138215B2 (ja) 2015-06-16 2022-09-15 アンスティチュ ナショナル ドゥ ラ サンテ エ ドゥ ラ ルシェルシュ メディカル 検出装置及び関連する撮像方法
JP2021058299A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 超音波診断装置
JP7337638B2 (ja) 2019-10-04 2023-09-04 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 超音波診断装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008200096A (ja) 超音波診断装置
JP4470187B2 (ja) 超音波装置、超音波撮像プログラム及び超音波撮像方法
US11931202B2 (en) Ultrasound automatic scanning system, ultrasound diagnostic apparatus, ultrasound scanning support apparatus
JP6968576B2 (ja) 超音波診断装置及び超音波診断支援装置
JP2006271588A (ja) 超音波装置
JP4654352B2 (ja) 超音波検査方法、及び超音波検査装置
JP2011200655A (ja) 放射線撮影法取得手段と超音波プローブのための誘導手段とを備えた医用撮像装置
WO2013171671A1 (en) Mechanically scanned three-dimensional ultrasound imaging adapted to the contours of a body
US20160089117A1 (en) Ultrasound imaging apparatus and method using synthetic aperture focusing
JP5843570B2 (ja) 被検体情報取得装置、該装置の制御方法、及びプログラム
JP2014121434A (ja) 超音波診断装置およびその収集状態表示方法
KR102218308B1 (ko) 초음파 영상 처리 장치 및 방법
JP6334992B2 (ja) 可搬型超音波診断装置
JP5868479B2 (ja) 超音波診断装置、超音波画像処理装置、医用画像診断装置及び医用画像処理装置
JP2011224266A (ja) 超音波診断システム及び超音波診断・治療システム
US9683970B2 (en) Object information acquiring apparatus and control method for the object information acquiring apparatus
EP3020336A1 (en) Ultrasound probe and method of controlling the same
JP7387502B2 (ja) 超音波自動スキャンシステム、超音波診断装置、超音波スキャン支援装置
JP2011050625A (ja) 処置支援システム
JP5202916B2 (ja) 超音波画像診断装置およびその制御プログラム
JP5109070B2 (ja) 超音波画像表示装置、超音波画像表示方法、内視鏡手術支援システム、超音波画像表示プログラム
JP2015213533A (ja) 被検体情報取得装置
JP5317395B2 (ja) 超音波診断装置および超音波診断画像表示方法
JP5331431B2 (ja) 超音波診断装置
WO2017138541A1 (en) Information acquiring apparatus and display method

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20100115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100526