JP2008199305A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】復元処理の高速化を図ることができる画像処理装置および画像処理方法を提供する。
【解決手段】撮像素子により撮像された画像を復元処理する処理部4を有する画像処理装置1において、処理部4は、撮像素子の画素の配列方向である縦横方向について、画像のぶれ量を測定し、この測定結果に基づいて、撮像素子の縦横方向に配列される画素のうち、少なくとも一方の配列方向に配列される画素の画像データについて圧縮し、復元処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関する。
従来から、撮像部にCCD(Charge Coupled Devices)などの撮像素子を使用するカメラにより撮影を行った撮影画像は、撮影時の手ぶれ、撮影光学系の各種の収差、あるいは撮影光学系を構成するレンズの歪み等がある場合は、これが要因となり、撮影画像が劣化することが知られている。
このような劣化した撮影画像に対しては、撮影時の手ぶれに関しては、手ぶれによるカメラの移動を角加速度センサ等により検出し、検出した角速度等から撮影時のぼけ状態を表す伝達関数を取得し、撮影画像に対し、取得した伝達関数の逆変換を行い、劣化のない画像に復元処理する方式が知られている(特許文献1参照)。
特開平11−24122号公報(要約書参照)
しかしながら、近年の撮像素子の多画素化に伴い、画像データ量が増大し、処理時間の短縮化が要求される。そこで、本発明は、復元処理の高速化を図ることができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、撮像素子により撮像された画像を復元処理する処理部を有する画像処理装置において、処理部は、撮像素子の画素の配列方向である縦横方向について、画像のぶれ量を測定し、この測定結果に基づいて、撮像素子の縦横方向に配列される画素のうち、少なくとも一方の配列方向に配列される画素の画像データについて圧縮し、復元処理を行うこととする。
画像処理装置をこのように構成した場合には、復元処理の高速化を図ることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加え、画像の縦方向についてのぶれ量と横方向についてのぶれ量とを比較し、ぶれ量が大きな方向に配列される画素の画像データについて圧縮し、ぶれ量が小さな方向に配列される画素の画像データについては圧縮せずに、復元処理を行うこととする。
画像処理装置をこのように構成した場合には、ぶれ方向に応じて、縦横方向に配列されるいずれか一方の配列方向に配列される画素の画像データについては圧縮し、他方向の画素の画像データについては圧縮しないため、復元画像の復元精度の低下を抑えながら、復元処理の高速化を図ることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加え、画像の縦横方向についてのぶれ量が、縦横方向それぞれについて、所定の量以上または所定の量を超えるときは、いずれの配列方向の画素の画像データについても圧縮することとする。
画像処理装置をこのように構成した場合には、復元処理の高速化を図ることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加え、ぶれ量について、縦方向のぶれ量と横方向のぶれ量に応じて縦方向に配列される画素の画像データの圧縮量と横方向に配列される画素の画像データの圧縮量とを決めることとする。
画像処理装置をこのように構成した場合には、縦方向のぶれ量と横方向のぶれ量に応じて、縦方向に配列される画素の画像データの圧縮量と横方向に配列される画素の画像データの圧縮量を決定するので、画像データの圧縮による復元画像の復元精度の低下を抑えながら、復元処理の高速化を図ることができる。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、撮像素子により撮像された画像を復元処理する処理部を有する画像処理装置において、処理部は、撮像素子の画素の配列方向である縦横方向について、画像のぶれ量を測定し、画像の縦方向についてのぶれ量と横方向についてのぶれ量のいずれのぶれ量も所定の量以下または所定の量未満であるときは、いずれの配列方向の画素の画像データについても圧縮することなく復元処理を行うこととする。
画像処理装置をこのように構成した場合には、ぶれ量が小さいにも拘わらず不要な圧縮を行なうことによる復元画像の復元精度の低下を防ぐことができる。
また、他の発明は、上述の発明に加え、画像のぶれ量は、画素の縦横方向の配列方向と画像のぶれ方向との成す角度として測定することとする。
画像処理装置をこのように構成した場合には、角度センサ、角加速度センサ等の出力から、容易にぶれ方向とぶれ量を測定することができる。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理方法は、撮像素子により撮像された画像を復元処理する画像処理方法において、撮像素子の画素の配列方向である縦横方向について、画像のぶれ量を測定し、この測定結果に基づいて、撮像素子の縦横方向に配列される画素のうち、少なくとも一方の配列方向に配列される画素の画像データについて圧縮し、復元処理を行うこととする。
画像処理装置をこのように構成した場合には、復元処理の高速化を図ることができる。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理方法は、撮像素子により撮像された画像を復元処理する画像処理方法において、撮像素子の画素の配列方向である縦横方向について、画像のぶれ量を測定し、画像の縦方向についてのぶれ量と横方向についてのぶれ量のいずれのぶれ量も所定の量以下または所定の量未満であるときは、いずれの配列方向の画素の画像データについても圧縮することなく復元処理を行うこととする。
画像処理装置をこのように構成した場合には、ぶれ量が小さいにも拘わらず不要な圧縮を行なうことによる復元画像の復元精度の低下を防ぐことができる。
本発明によれば、復元処理の高速化を図ることができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置1について図を参照しながら説明する。なお、画像処理装置1の動作と併せて、画像処理方法についても説明することとする。この画像処理装置1は、撮像部にCCD(Charge Coupled Device)を使用した民生用のいわゆるデジタルカメラとしているが、撮像部にCCD等の撮像素子を用いる監視用カメラ、テレビ用カメラ用、内視鏡用カメラ等、他の用途のカメラとしたり、顕微鏡用、双眼鏡用、さらには核磁気共鳴撮影用等の画像診断装置等、カメラ以外の機器にも適用できる。
画像処理装置1は、人物等の映像を撮影する撮像部2と、その撮像部2を駆動する制御系部3と、撮像部2で撮影された画像を処理する処理部4とを有している。また、この実施の形態に係る画像処理装置1は、さらに処理部4で処理された画像を記録する記録部5と、角速度センサ等からなり、撮影される画像の変化(劣化)の要因となる変化要因情報を検知する検出部6と、画像の変化等を生じさせる既知の変化要因情報を保存する変化要因情報保存部7を有する。
撮像部2は、レンズを有する撮影光学系やレンズを通過した光を電気信号に変換するCCDやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備える部分である。制御系部3は、撮像部2、処理部4、記録部5、検出部6、および変化要因情報保存部7等、画像処理装置1内の各部を制御するものである。
処理部4は、画像処理プロセサで構成されており、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)のようなハードウェアで構成されている。この処理部4には、後述する比較用画像の画像データ(以下、比較画像データ)を生成する際の元となる画像が保管されることもある。処理部4は、ASICのようなハードウェアとして構成されるのではなく、ソフトウェアで処理する構成としても良い。記録部5は、半導体メモリで構成されているが、ハードディスクドライブ等の磁気記録手段や、DVD等を使用する光記録手段等を採用しても良い。
検出部6は、図2に示すように、画像処理装置1の光軸であるZ軸に対して垂直方向となるX軸、軸の回りの速度を検出する2つの角速度センサを備えるものである。ところで、カメラで撮影する際の手ぶれは、X方向、Y方向、Z方向の各方向への移動やZ軸回りの回動も生ずるが、各変動により最も大きな影響を受けるのは、軸回りの回転とX軸回りの回転である。これら2つの変動は、ほんのわずかに変動しただけで、その撮影された画像は大きくぼける。このため、この実施の形態では、図2のX軸回りと軸回りの2つの角速度センサのみを配置している。しかし、より完全を期すためZ軸回りの角速度センサをさらに付加したり、X方向や方向への移動を検出するセンサを付加しても良い。また、使用するセンサとしては、角速度センサではなく、角加速度センサとしても良い。
変化要因情報保存部7は、撮影画像を変化させる変化要因の情報であって撮影を開始する前に判っている既知の変化要因データが保存される。既知の変化要因の情報としては、例えば、光学系の収差等である。なお、この実施の形態では、変化要因情報保存部7には、光学系の収差やレンズのひずみの情報が保存されているが、後述する手ぶれのぼけの復元の際にはそれらの情報は、利用していない。
次に、以上のように構成された画像処理装置1の処理部4の処理方法の概要を、図3を参照しながら説明する。
図3中、「I0」は、任意の画像のデータである任意画像データであり、この任意画像データI0は、処理部4の記録部に予め保存されている。「I0′」は、その任意画像データI0の変化画像のデータを示し、比較のための画像データ(以下、比較画像データ)である。「G」は、検出部6で検出された変化要因の情報(=劣化要因の情報(点像関数))となる変化要因データであり、処理部4の記録部に保存されているものである。なお、「Img′」は、撮影された画像データ(以下、撮影画像データと言う。)であり、撮影時の手ぶれ等による変化要因によって変化させられているものである。
「δ」は、撮影画像データImg′と、比較画像データI0′との差分のデータである差分データである。「k」は、変化要因データGに基づく配分比である。「I0+n」は、任意画像データI0に、差分データδを変化要因データに基づいて配分して新たに生成した復元画像データである。「Img」は、撮影画像データImg′の基となった、変化する前の本来の画像の画像データ(以下、基画像データという)である。すなわち、基画像データImgは、手ぶれが無い状態で撮影された劣化の無い画像のデータである。ここで、ImgとImg′の関係は、次の(1)式で現されるものとする。
Img′=Img*G …(1)
「*」は、重畳積分を表わす演算子である。
なお、差分データδは、対応する画素の単純な差分でも良い場合もあるが、一般的には、変化要因データGにより異なり、次の(2)式で表わされる。
δ=f(Img′,I0,G)…(2)
処理部4の処理ルーチンは、まず、任意画像データI0を初期データとして用意することから始まる(ステップS101)。この初期データである任意画像データI0としては、撮影した画像のデータである撮影画像データImg′の画像データを用いても良く、また、黒ベタ、白ベタ、灰色ベタ、市松模様等どのような画像のデータを用いても良い。ステップS102で、(1)式のImgの代わりに任意画像データI0を入れ、この任意画像データI0が変化要因データGにより変化させられた比較画像データI0′を求める。次に、撮影画像データImg′と比較画像データI0′とを比較し、差分データδを算出する(ステップS103)。
次に、ステップS104で、この差分データδが所定値以上であるか否かを判断し、所定値以上であれば、ステップS105で新たな任意画像データ(=復元画像データ)I0+nを生成する処理を行う。すなわち、差分データδを変化要因データGに基づいて、任意画像データI0に配分し、復元画像データI0+nを生成する。その後、復元画像データI0+nをステップS102における任意画像データI0として、ステップS102,S103,S104を繰り返す。
ステップS104において、差分データδが所定値より小さい場合、処理を終了する(ステップS106)。そして、処理を終了した時点での復元画像データI0+nを正しいデータ、すなわち劣化のない基画像データImgのデータと推定し、そのデータを記録部5に記録する。なお、記録部5には、任意画像データI0や変化要因データGを記録しておき、必要により処理部4に渡すようにしても良い。
以上の処理方法の考え方をまとめると以下のようになる。すなわち、この処理方法においては、処理の解を逆問題としては解かず、合理的な解を求める最適化問題として解くのである。逆問題として解く場合、特許文献1の記載にもあるように、理論上は可能であるが、現実問題としては困難である。
最適化問題として解くということは、次の条件を前提としている。
すなわち、
(1)入力に対する出力は、一意に決まる。
(2)出力が同じであれば、入力は同じである。
(3)出力が同じになるように、入力を更新しながら反復処理することにより、解を収束させていく。
このことを換言すれば、図4(A)(B)に示すように、撮影画像データImg′と近似である比較画像データI0′(I0+n′)を生成できれば、その生成の基データとなる任意画像データI0または復元画像データI0+nは、撮影画像データImg′の基となる基画像データImgに近似したものとなる。
なお、この実施の形態では、角速度検出センサは5μsec毎に角速度を検出している。また、差分データδの判定基準となる値は、各データを8ビット(0〜255)で表わした場合に、この実施の形態では「6」としている。すなわち、6より小さい、つまり5以下の時は、処理を終了している。また、角速度検出センサで検出した手ぶれの生データは、センサ自体の校正が不十分なときは、実際の手ぶれとは対応しない。よって実際の手ぶれに対応させるため、センサが校正されていないときは、センサで検出した生データに所定の倍率をかけたりする補正が必要とされる。
次に、図3および図4に示す処理方法の詳細を、図5,図6,図7,図8,図9,図10,図11および図12に基づいて説明する。
(手ぶれの復元アルゴリズム)
手ぶれが無いとき、所定の画素に対応する光エネルギーは、露光時間中、その画素に集中する。また、撮影時の露光時間中に手ぶれにより画像処理装置1がぶれた場合、光エネルギーは、露光時間中にぶれた画素に分散する。さらに、露光時間中のぶれが判れば、露光時間中の光エネルギーの分散の仕方が判るため、ぶれた画像からぶれの無い画像を作ることが可能となる。
以下、簡単のため、横一次元で説明する。画素を左から順に、…,n−1,n,n+1,n+2,n+3,…とし、ある画素nに注目する。ぶれが無いとき、露光時間中の光エネルギーは、その画素に集中するため、光エネルギーの集中度は「1.0」である。この状態を図5に示す。このときの各画素についての情報についての光エネルギー量分布を図6の表に示す。この図6に示すものが、手ぶれによる劣化のない基画像データImgについての情報についての基画像データImgとなる。なお、各データは、8ビット(0〜255)のデータで表わしている。
露光時間中にぶれがあり、露光時間中の50%の時間はn番目の画素に、30%の時間はn+1番目の画素に、20%の時間はn+2番目の画素に、それぞれぶれていたとする。光エネルギーの分散の仕方は、図7に示す表の通りとなる。これが変化要因データGとなる。
ぶれは、全ての画素で一様であるので、上ぶれ(縦ぶれ)が無いとすると、ぶれの状況は、図8に示す表の通りとなる。図8中の「理想画像」として示されるデータは、基画像データImgの基画像データImgで、「ぶれ画像」として示されるデータが、撮影された画像である撮影画像データImg′の撮影画像データImg′となる。具体的には、たとえば「n−3」の画素の「120」は、画像変化の要因であるぶれについての変化要因データGの「0.5」「0.3」「0.2」の配分比に従い、「n−3」の画素に「60」、「n−2」の画素に「36」、「n−1」の画素に「24」というように分散する。同様に、「n−2」の画素のデータである「60」は、「n−2」に「30」、「n−1」に「18」、「n」に「12」として分散する。この撮影画像データImg′と、図7に示す変化要因データGからぶれの無い撮影画像を算出することとなる。
ステップS101に示す任意画像データI0としては、どのようなものでも採用できるが、この説明に当たっては、撮影画像データImg′を用いる。すなわち、I0=Img′として処理を開始する。図9の表中に「入力」とされたものが任意画像データI0に相当する。この任意画像データI0、すなわち撮影画像データImg′に、ステップS102で変化要因データGを作用させる。すなわち、たとえば、任意画像データI0の「n−3」の画素の「60」は、n−3の画素に「30」が、「n−2」の画素に「18」が、「n−1」の画素に「12」がそれぞれ割り振られる。他の画素についても同様に配分され、「出力」として示される比較画像データI0′が生成される。その結果、ステップS103の差分データδは、図9の最下欄に示すようになる。
この後、ステップS104にて差分データδの大きさを判断する。具体的には、差分データδが全て絶対値で5以下となった場合に処理を終了するが、図9に示す差分データδは、この条件に合わないため、ステップS105に進む。すなわち、差分データδを変化要因データGを使用して、任意画像データI0に配分して、図10中の「次回入力」として示される復元画像データI0+nを生成する。この場合、第1回目であるため、図10では、n=1として、I0+1と表している。
差分データδの配分は、たとえば「n−3」の画素のデータ「30」に自分の所(=「n−3」の画素)の配分比である0.5をかけた「15」を「n−3」の画素に配分し、また「n−2」の画素のデータ「15」にその「n−2」の画素に来ているはずの配分比である0.3をかけた「4.5」を配分し、さらに、「n−1」の画素のデータ「9.2」に、その「n−1」の画素に来ているはずの配分比である0.2をかけた「1.84」を配分する。「n−3」の画素に配分された総量は、「21.34」となり、この値を任意画像データI0(ここでは撮影画像のデータである撮影画像データImg′を使用)にプラスして、復元画像データI0+1を生成している。この復元画像データI0+1は、図10の表中の「次回入力」に相当するものである。
図11に示すように、この復元画像データI0+1がステップS102の入力画像のデータ(=任意画像データI0)になり、ステップS102が実行される。図11の表中の「入力」は、復元画像データI0+1に相当する。そして、ステップS103へと移行し、新しい差分データδを得る。この新しい差分データδの大きさをステップS104で判断し、所定値より大きい場合、ステップS105で新しい差分データδを前回の復元画像データI0+1に配分し、新しい復元画像データI0+2を生成する。この復元画像データI0+2は、図12の表中の「次回入力」に相当するものである。その後、ステップS102の遂行により、復元画像データI0+2から新しい比較用画像データI0+2′が生成される。このように、ステップS102,S103が実行された後、ステップS104へ行き、そこでの判断によりステップS105へ行ったり、ステップS106へ移行する。このような処理を繰り返す。
この画像処理装置1では、処理するに当たり、ステップS104において、事前に処理回数と、差分データδの判断基準値のいずれか一方または両者を設定できる。たとえば処理回数として20回、50回等任意の回数を設定できる。また、処理を停止させる差分データδの値を8ビット(0〜255)中の「5」と設定し、5以下になったら処理を終了させたり、「0.5」と設定し「0.5」以下になったら処理を終了させることができる。この設定値を任意に設定できる。処理回数と判断基準値の両者を入力した場合、いずれか一方が満足されたとき処理は停止される。なお、両者の設定を可能としたとき、判断基準値を優先し、所定の回数の処理では判断基準値内に入らなかった場合、さらに所定回数の処理を繰り返すようにしても良い。
ところで、上述の復元処理の高速化を図る手段として、処理対象の撮影画像データImg′について、データを間引いて縮小された撮影画像データSImg′を対象として復元処理を行うことが考えられる。データの間引きは、撮影画像データImg′の画素の画像データを、例えば、画素一つ置きに間引いたり、あるいは、二つ置きに間引く等の画素の画像データの間引きを行う。このように、縮小された撮影画像データSImg′について、上述した復元処理を行うことで、復元処理の高速化を図ることができる。縮小された撮影画像データSImg′について復元された復元画像については、間引かれた画素の画像データを補完する補完処理を行い、撮影画像データImg′と同じサイズの復元画像とする。
しかしながら、例えば、手ぶれの方向が、画素配列の縦横方向のうち、一方向だけに沿っている場合がある。このような場合、上述したような画素の画像データの間引きを、縦横方向に配列される画素について、縦横方向同じに行う(縦横方向同一ピッチで間引く)こととすると、手ぶれのない方向の画素の画像データについても間引きを行うことになる。そのため、撮影画像データImg′について、手ぶれによる劣化が生じていない方向の画像データが、間引きにより劣化させられてしまうことになる。
そこで、本実施の形態に示す画像処理装置1の処理部4では、画素配列の縦横方向についての手ぶれの量、すなわち、撮影された画像の縦横方向についてのぶれ量を測定し、この測定結果に応じて、縦横方向いずれの方向に配列される画素の画像データを間引くかを判断する。撮影された画像の縦横方向についてのぶれ量は、手ぶれの方向と画素配列の縦横方向との成す角度と対応した値である。そこで、本実施の形態では、手ぶれの方向と画素配列の縦横方向との成す角度として測定し、この測定結果に応じて、縦横方向いずれの方向に配列される画素の画像データを間引くかを判断する。手ぶれの方向と画素配列の縦横方向との成す角度は、検出部6により検出される変化要因データに基づいて測定する。
具体的には、次のような間引きを行う。
例えば、図13に示すように、手ぶれの方向Aが画素配列の縦方向と成す角度αと、手ぶれの方向Aが画素配列の横方向と成す角度βとを比べて、角度αの方が小さい場合には、画像の劣化の程度は、縦方向の方が、横方向に比べて大きく生じていると考えられる。すなわち、撮影された画像(撮影画像データImg′)の縦横方向のぶれ量は、縦方向の方が、横方向に比べて大きいと考えられる。この場合には、撮影画像データImg′から縦方向の画素の画像データを間引いた縮小された撮影画像データSImg′を生成し、この縮小された撮影画像データSImg′について、図3に示した復元処理を行う。図13中、点線で示した格子は、画素の配列を表わしている。後述の図15および図17においても同様。
例えば、図14(A)に示すように、画素の画像データを間引く前の撮影画像データImg′の画像データが画素11〜16、21〜26、31〜36、41〜46、51〜56および61〜66の画像データで構成されているとき、縦方向の画素の画像データを一つ置きに間引き、図14(B)に示すように、画素11〜16、31〜36および51〜56の画像データから構成される縮小された撮影画像データSImg′を生成する。そして、この縮小された撮影画像データSImg′に対して復元処理を行う。
このような縮小された撮影画像データSImg′について復元処理することで処理速度の高速化を図ることができる。また、この復元画像は、画像のぶれが少ない横方向については画素の画像データの間引きが行われていない。したがって、撮影画像データImg′は、横方向については、画像データを圧縮(間引き)により劣化させることなくそのまま使用していることにより精度の高い復元処理が行われる。
一方、手ぶれの方向Aが、図15に示すように、画素配列の横方向と成す角度βと、縦方向と成す角度αとを比べて、角度βの方が小さい場合には、画像の劣化の程度は、横方向の方が、縦方向に比べて大きく生じていると考えられる。すなわち、撮影された画像(撮影画像データImg′)の縦横方向のぶれ量は、横方向の方が、縦方向に比べて大きいと考えられる。この場合には、撮影画像データImg′から横方向の画素の画像データを間引いた縮小された撮影画像データSImg′を生成し、この縮小された撮影画像データSImg′について、図3に示した復元処理を行う。
例えば、図16(A)に示すように、画素の画像データを間引く前の撮影画像データImg′の画像データが画素11〜16、21〜26、31〜36、41〜46、51〜56および61〜66の画像データで構成されているとき、縦方向の画素の画像データを一つ置きに間引き、図16(B)に示すように、画素11〜61、13〜63および15〜65の画像データから構成される縮小された撮影画像データSImg′を生成する。そして、この縮小された撮影画像データSImg′に対して復元処理を行う。
このような縮小された撮影画像データSImg′について復元処理することで処理速度の高速化を図ることができる。また、この復元画像は、画像のぶれが少ない縦方向については画像データの間引きが行われていない。したがって、撮影画像データImg′は、縦方向については、画像データを圧縮(間引き)により劣化させることなくそのまま使用していることにより精度の高い復元処理が行われる。
上述した手ぶれ方向Aに応じた画素の画像データの間引き処理については、次のことが言える。画像がぶれている(ぼけている)部分については、画素間のデータの変化(光エネルギー量の差)が小さい。そのため、画素の画像データの間引きを行っても、復元処理された結果として得られる復元画像に対する影響が小さい。したがって、上述したように、縦横方向の画素配列のうち、ぶれ量の大きい方向に配列される画素の画像データについて間引きを行うことで、縮小された撮影画像データSImg′は、復元画像の復元精度の低下が抑えられるような縮小された画像データとなっている。また、撮影画像データImg′が縮小されることで、復元処理の処理速度の高速化が図られる。
なお、縮小された撮影画像データSImg′について復元された復元画像については、間引かれた画素のデータを補完する補完処理を行い、撮影画像データImg′と同じサイズの復元画像とする。
上記の例では、手ぶれの方向Aと画素配列の縦方向および横方向との成す角とを比較し、小さい角度を成す方向の画素配列の画像データを圧縮することとしている。言い換えれば、撮影された画像の縦横方向に対するぶれ量の大きな方向の画素配列の画像データを圧縮することとしている。これに対し、図17に示すように、手ぶれの方向Aが画素配列の縦方向あるいは横方向に対して、例えば、20度以内の角度を成す場合には、この角度を成す側の縦方向あるいは横方向の画素の画像データの間引きを行い、また、手ぶれの方向Aが画素配列の縦方向および横方向に対して、例えば、20度を越える角度を成す場合には、縦方向および横方向に配列される画素の画像データの間引きを行うようにしてもよい。
このように、両方向(縦方向および横方向)にある程度の角度(ここでは、20度を超える角度)を成す状態で手ぶれが生じた場合には、撮影画像データImg′は両方向にある程度のぶれ量を有する画像となっている。したがって、両方向について、画素の間引きを行ったとしても、復元画像に対する影響が小さい。したがって、復元精度の低下を抑えながら撮影画像データImg′を縮小することで、復元処理の処理速度の高速化を図ることができる。なお、ここでの角度の設定(20度)は、一例であり、要求する復元画像の復元精度や、復元処理の速度等を鑑みて決定する。
また、手ぶれの方向が、画素配列の縦方向および横方向と成す角度に応じて、縦方向の画素の画像データの間引き量と横方向の画素の画像データの間引き量とを決めるようにしてもよい。
図18にその一例を示す。この例では、手ぶれの方向Aが画素配列の縦方向に沿うとき(手ぶれの方向Aの画素配列の縦方向に対する角度αが0とき)には、縦方向の画像データ量が半分(2分の1)になるように、データを間引く。逆に、手ぶれの方向が画素配列の横方向に沿うとき(手ぶれの方向Aの画素配列の横方向に対する角度βが0とき)には、横方向の画像データ量が半分(2分の1)になるように、データを間引く。
手ぶれの方向Aが画素配列の縦方向に対して角度αであるときは、縦方向の画素の画像データのデータ量の間引き率を1/2×COSα倍とする。すなわち、縦方向の画素の画像データのデータ量の1/2×COSα倍を間引く。一方、このとき、手ぶれの方向Aは画素配列の横方向に対しは角度β(=90−α)を成すので、横方向の画素の画像データのデータ量の間引き率を1/2×COSβ倍とする。すなわち、横方向の画素の画像データのデータ量の1/2×COSα倍を間引く。なお、データの間引きを画素単位で行う場合には、縦横の画素数に1/2×COSαあるいは1/2×COSβを乗じた値が少数点以下の数値を持つことがある。この場合には、繰り上げ、切り捨てを行い、画素単位で間引きを行うことができるように適宜処理する。
このようにすることで、撮影画像Img′のぶれ方向とぶれ量に応じて、縮小された撮影画像データSImg′を生成でき、画像データの間引きによる復元画像の劣化を抑えながら、復元処理の処理速度の高速化を図ることができる。
なお、手ぶれの方向が、画素配列の縦方向および横方向と成す角度と、縦方向の画素の画像データの間引き量と横方向の画素の画像データの間引き量との関係は、要求する復元画像の復元精度や、復元処理の速度等を鑑みて決定する。
(第2の実施の形態)
上述の第1の実施の形態においては、手ぶれの方向と画素配列の縦横方向との成す角度に基づいて、縦横方向いずれの方向に配列される画素の画像データを間引くかの判断や画像データの間引き量を決定している。これに対し、以下に第2の実施の形態として説明するように、手ぶれ方向の縦横方向の成分に基づいて、言い換えれば、手ぶれの縦方向へのぶれ量と横方向へのぶれ量に基づいて、縦横方向いずれの方向に配列される画素の画像データを間引くかの判断や画素の画像データの間引き量を決定するようにしてよい。これらのぶれ量は、検出部6により検出される変化要因データに基づいて測定する。
このように手ぶれの縦方向へのぶれ量と横方向へのぶれ量に基づいて画素の画像データを間引くかの判断等は次のように行なうことができる。
縦方向へのぶれ量と横方向へのぶれ量を比較し、ぶれ量が多い方向に配列される画素の画像データの間引きを行うことができる。また、縦方向へのぶれ量と横方向へのぶれ量とを比較し、この比率に基づいて縦横方向に配列される画素の画像データの間引きを行うようにしてもよい。例えば、図17の例に倣って、縦方向へのぶれ量と横方向へのぶれ量との比(縦方向のぶれ量/横方向のぶれ量)が2.75(≒tan70、手ぶれの方向が画素配列の縦方向に対して20度)〜0.36(≒tan20、手ぶれの方向が画素配列の横方向に対して20度)の範囲であるときは、縦方向および横方向に配列される画素の画像データの間引きを行う。そして、「縦方向のぶれ量/横方向のぶれ量」が上記の範囲内にないとき、すなわち、「縦方向のぶれ量/横方向のぶれ量」が2.75以上の場合には、縦方向に多くぶれていると判断できるので、縦方向の画素の画像データの間引きを行う。また、「縦方向のぶれ量/横方向のぶれ量」が0.36以下の場合には、横方向に多くぶれていると判断できるので、横方向の画素の画像データの間引きを行う。
また、「縦方向のぶれ量/横方向のぶれ量」に応じて、縦方向の画素の画像データの間引き量と横方向の画素の画像データの間引き量とを決めるようにしてもよい。例えば、手ぶれの方向が縦方向のみである場合、すなわち、横方向のぶれ量が0のため「縦方向のぶれ量/横方向のぶれ量」が∞のときは、縦方向の画像データ量が半分(2分の1)になるように、データを間引く。逆に、手ぶれの方向が横方向のみである場合、すなわち、縦方向のぶれ量が0のため、「縦方向のぶれ量/横方向のぶれ量」が0のときは、横方向の画像データ量が半分(2分の1)になるように、データを間引く。
「縦方向のぶれ量/横方向のぶれ量」が0より大きな有限値であるときは、縦方向の画素の画像データのデータ量の間引き率を次の(1)式のAの倍率とする。
Figure 2008199305
すなわち、縦方向の画素の画像データのデータ量のA倍を間引く。一方、このとき、横方向の画素の画像データについては、横方向の画素の画像データのデータ量の間引き率を次の(2)式のBの倍率とする。
Figure 2008199305
すなわち、横方向の画素の画像データのデータ量のB倍を間引く。なお、データの間引きを画素単位で行う場合には、Aの値、あるいはBの値が少数点以下の数値を持つことがある。この場合には、繰り上げ、切り捨てを行い、画素単位で間引きを行うことができるように適宜処理する。
上述の各実施の形態において、ぶれ量が所定値以下、または所定値未満であるときは、画素の画像データの圧縮(データの間引き)を行なわないようにしてもよい。このようにすることで、不要な圧縮が行なわれることで復元画像の復元精度を低下させてしまうことを防止することができる。例えば、撮影画像のぶれ量が、撮影光学系の許容錯乱円の半径以下(または未満)であるときは、画像データの圧縮を行わないようにする。
撮影画像のぶれ量が許容錯乱円の半径以下(または未満)である場合には、撮影画像を鑑賞する人間の目は撮影画像のぶれは殆ど判別することができない。したがって、このようにぶれ量が小さい場合には、画素の画像データを圧縮することで返って復元画像の復元精度が低下し、撮影画像よりも劣化した復元画像となってしまう虞がある。そのため、ぶれ量が小さい場合には、画像データの圧縮を行なわないことが適切となる。なお、圧縮を行なうか否かのぶれ量の判断は、撮影画像の用途等に応じて要求されるぶれ量の許容範囲や復元処理の精度等に鑑み決定する。
上述の各実施の形態において、撮像部2が白黒撮影用の撮像部である場合には、上述した復元処理の対象となる撮影画像データImg′は、輝度データとなる。また、撮像部2がカラー撮影用の撮像部である場合には、カラー画像データを構成する輝度信号および色差信号(Cr,Cb)のそれぞれを撮影画像データImg′として、上述した復元処理を行うことになる。なお、撮像部2がカラー撮影用の撮像部である場合には、R(赤)G(緑)B(青)の輝度データをそれぞれ撮影画像データImg′としてもよい。
また、上述の各実施の形態では、繰り返し処理を例にしているが、特許文献1に記載されるような逆変換処理等の他の復元処理方法にも本発明を適用することができる。
また、上述した各処理方法は、プログラム化されても良い。また、プログラム化されたものが記憶媒体、たとえばCD、DVD、USBメモリに入れられ、コンピュータによって読みとり可能とされても良い。この場合、画像処理装置1は、その記憶媒体内のプログラムを読み込む読み込み手段を持つこととなる。さらには、そのプログラム化されたものが画像処理装置1の外部のサーバに入れられ、必要によりダウンロードされ、使用されるようにしても良い。この場合、画像処理装置1は、その記憶媒体内のプログラムをダウンロードする通信手段を持つこととなる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図である。 図1に示す画像処理装置の概要を示す外観斜視図で、角速度センサの配置位置を説明するための図である。 図1に示す画像処理装置の処理部で行う復元処理を説明するための処理フロー図である。 図3に示す処理方法の概念を説明するための図である。 図3に示す処理方法を、手ぶれを例にして具体的に説明するための図で、手ぶれのないときのエネルギーの集中を示す表である。 図3に示す処理方法を、手ぶれを例にして具体的に説明するための図で、手ぶれのないときの情報についての光エネルギー量の分布を示す図である。 図3に示す処理方法を、手ぶれを例にして具体的に説明するための図で、手ぶれが生じたときの情報についての光エネルギー量のエネルギーの分散を示す図である。 図3に示す処理方法を、手ぶれを例にして具体的に説明するための図で、任意の画像のでーたから比較画像データを生成する状況を説明するための図である。 図3に示す処理方法を、手ぶれを例にして具体的に説明するための図で、比較画像データと、処理対象となるぶれた撮影画像のデータとを比較して、差分データを生成する状況を説明するための図である。 図3に示す処理方法を、手ぶれを例にして具体的に説明するための図で、差分データを配分し任意の画像のデータに加えることで復元画像データを生成する状況を説明するための図である。 図3に示す処理方法を、手ぶれを例にして具体的に説明するための図で、生成された復元画像データから新たな比較画像データを生成し、そのデータと処理対象となるぶれた撮影画像のデータとを比較して差分データを生成する状況を説明するための図である。 図3に示す処理方法を、手ぶれを例にして具体的に説明するための図で、新たに生成された差分データを配分し、新たな復元画像データを生成する状況を説明するための図である。 図1に示す画像処理装置の処理部で行う角度測定とその後の処理の考え方を説明する図で、手ぶれの方向と画素配列の縦方向および横方向の成す角度を示す図である。 図1に示す画像処理装置の処理部で行う撮影画像データの縦方向の画素の画像データの圧縮を説明する図で、(A)は圧縮する前の撮影画像データを示し、(B)は縦方向に配列される画素の画像データを間引いた状態の縮小された撮影画像データを示す図である。 図1に示す画像処理装置の処理部で行う角度測定とその後の処理の考え方を説明する図で、手ぶれの方向と画素配列の縦方向および横方向の成す角度を示す図である。 図1に示す画像処理装置の処理部で行う撮影画像データの横方向の画素の画像データの圧縮を説明する図で、(A)は圧縮する前の撮影画像データを示し、(B)は横方向に配列される画素の画像データを間引いた状態の縮小された撮影画像データを示す図である。 図1に示す画像処理装置の処理部で行う角度測定とその後の処理の考え方を説明する図で、手ぶれの方向と画素配列の縦方向および横方向の成す角度を示す図である。 図1に示す画像処理装置の処理部で行う処理の一部を説明する図で、手ぶれの方向と、画素配列の縦方向および横方向と成す角度に応じて、縦方向の画素の画像データの間引き量と横方向の画素の画像データの間引き量とを決定することを説明するための図である。
符号の説明
1 … 画像処理装置
4 … 処理部
α,β … 画素の配列方向とぶれ方向との成す角度

Claims (8)

  1. 撮像素子により撮像された画像を復元処理する処理部を有する画像処理装置において、
    上記処理部は、
    上記撮像素子の画素の配列方向である縦横方向について、上記画像のぶれ量を測定し、
    この測定結果に基づいて、
    上記撮像素子の縦横方向に配列される画素のうち、少なくとも一方の配列方向に配列される画素の画像データについて圧縮し、上記復元処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像の縦方向についてのぶれ量と横方向についてのぶれ量とを比較し、前記ぶれ量が大きな方向に配列される画素の画像データについて圧縮し、前記ぶれ量が小さな方向に配列される画素の画像データについては圧縮せずに、前記復元処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像の縦横方向についてのぶれ量が、前記縦横方向それぞれについて、所定の量以上または上記所定の量を超えるときは、いずれの配列方向の画素の画像データについても圧縮することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記ぶれ量について、縦方向のぶれ量と横方向のぶれ量に応じて縦方向に配列される画素の画像データの圧縮量と横方向に配列される画素の画像データの圧縮量とを決めることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 撮像素子により撮像された画像を復元処理する処理部を有する画像処理装置において、
    上記処理部は、
    上記撮像素子の画素の配列方向である縦横方向について、上記画像のぶれ量を測定し、
    上記画像の縦方向についてのぶれ量と横方向についてのぶれ量のいずれのぶれ量も所定の量以下または上記所定の量未満であるときは、いずれの配列方向の画素の画像データについても圧縮することなく上記復元処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記画像のぶれ量は、前記画素の縦横方向の配列方向と前記画像のぶれ方向との成す角度として測定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 撮像素子により撮像された画像を復元処理する画像処理方法において、
    上記撮像素子の画素の配列方向である縦横方向について、上記画像のぶれ量を測定し、
    この測定結果に基づいて、
    上記撮像素子の縦横方向に配列される画素のうち、少なくとも一方の配列方向に配列される画素の画像データについて圧縮し、上記復元処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  8. 撮像素子により撮像された画像を復元処理する画像処理方法において、
    上記撮像素子の画素の配列方向である縦横方向について、上記画像のぶれ量を測定し、
    上記画像の縦方向についてのぶれ量と横方向についてのぶれ量のいずれのぶれ量も所定の量以下または上記所定の量未満であるときは、いずれの配列方向の画素の画像データについても圧縮することなく上記復元処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
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